JPH06333462A - 摺動制御部材の回動操作装置 - Google Patents
摺動制御部材の回動操作装置Info
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- JPH06333462A JPH06333462A JP13932293A JP13932293A JPH06333462A JP H06333462 A JPH06333462 A JP H06333462A JP 13932293 A JP13932293 A JP 13932293A JP 13932293 A JP13932293 A JP 13932293A JP H06333462 A JPH06333462 A JP H06333462A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H19/00—Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand
- H01H19/54—Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand the operating part having at least five or an unspecified number of operative positions
- H01H19/60—Angularly-movable actuating part carrying no contacts
- H01H19/635—Contacts actuated by rectilinearly-movable member linked to operating part, e.g. by pin and slot
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01C—RESISTORS
- H01C10/00—Adjustable resistors
- H01C10/30—Adjustable resistors the contact sliding along resistive element
- H01C10/38—Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving along a straight path
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H15/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for actuation in opposite directions, e.g. slide switch
- H01H15/02—Details
- H01H15/04—Stationary parts; Contacts mounted thereon
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Adjustable Resistors (AREA)
- Slide Switches (AREA)
- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スライドスイッチ等の摺動制御部材の固定導
電部の二つを対向並設することで、扁平のまま多極多接
点化することと、スライダをその両面の可動接片と共に
近い支点で回動する回動杆を用いてもその振り幅よりも
大きく増幅して動かすことで、いわゆるオートマ車にお
けるセレクトレバー回りなどの摺動制御部材に関連した
部分を小形軽量かつ安価にまとめること。 【構成】 絶縁基板1 に固定した複数の導電部 1aに沿
わせてスライダ2 を可動接片 2aと共に摺動させる操作
装置において、2枚の絶縁基板1,1 をその導電部形成面
同志で対向させて平行対設するとともに、その対向間隙
内で前記各導電部1a,1aに摺接する可動接片 2aを両
面に有するスライダ2 を前記2枚の絶縁基板1,1 間に案
内部 1bにより可動配設してその操作片3 に形成した長
孔4 に係合点Pで係合させて備えた回動杆5 の支点Oを
前記長孔4 の透過方向に配置した枢支部6 に設定すると
ともに、前記長孔4 の向きを前記支点Oと前記係合点P
とを結ぶ線Lの傾むき方向に傾斜させた。
電部の二つを対向並設することで、扁平のまま多極多接
点化することと、スライダをその両面の可動接片と共に
近い支点で回動する回動杆を用いてもその振り幅よりも
大きく増幅して動かすことで、いわゆるオートマ車にお
けるセレクトレバー回りなどの摺動制御部材に関連した
部分を小形軽量かつ安価にまとめること。 【構成】 絶縁基板1 に固定した複数の導電部 1aに沿
わせてスライダ2 を可動接片 2aと共に摺動させる操作
装置において、2枚の絶縁基板1,1 をその導電部形成面
同志で対向させて平行対設するとともに、その対向間隙
内で前記各導電部1a,1aに摺接する可動接片 2aを両
面に有するスライダ2 を前記2枚の絶縁基板1,1 間に案
内部 1bにより可動配設してその操作片3 に形成した長
孔4 に係合点Pで係合させて備えた回動杆5 の支点Oを
前記長孔4 の透過方向に配置した枢支部6 に設定すると
ともに、前記長孔4 の向きを前記支点Oと前記係合点P
とを結ぶ線Lの傾むき方向に傾斜させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスライドスイッチやス
ライドボリウムなどの摺動制御部材の操作性を向上させ
るためにそのスライダを回動操作するための装置に関す
る。
ライドボリウムなどの摺動制御部材の操作性を向上させ
るためにそのスライダを回動操作するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スライドスイッチの回動操作装置として
は従来例えば図8に示すようなものが有った。
は従来例えば図8に示すようなものが有った。
【0003】この従来の技術は図8に示すようにスライ
ドスイッチの1枚の絶縁基板1 に固設した複数の導電部
1aに沿わせて1つのスライダ2 を可動接片 2aと共に
摺動させるスライドスイッチであって、前記スライダ2
の操作片3 に形成した直立の長孔4 に係合点Pで部分係
合させて備えた回動杆5 の支点Oをボデイ下部から寸法
dだけ大きく離して設け、前記長孔4 をスライダ2 の移
動方向に直交させて形成した摺動性制御部材の回動操作
装置である。
ドスイッチの1枚の絶縁基板1 に固設した複数の導電部
1aに沿わせて1つのスライダ2 を可動接片 2aと共に
摺動させるスライドスイッチであって、前記スライダ2
の操作片3 に形成した直立の長孔4 に係合点Pで部分係
合させて備えた回動杆5 の支点Oをボデイ下部から寸法
dだけ大きく離して設け、前記長孔4 をスライダ2 の移
動方向に直交させて形成した摺動性制御部材の回動操作
装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、スライダ2 を支点が定まった回動杆5 の回動力で摺
動させ得るので、手元が確かな状態となり、スライダ2
をワンハンドでも微細に動かしたり、大幅に動かしたり
できる利点がある反面、スライダ操作片3 の長孔4はス
ライダ2 の摺動軌跡に対し直交して設けてあるので、ス
ライダの摺動距離(振り幅)は回動杆5 のスライダ係合
部の移動幅に等しい結果となる。
は、スライダ2 を支点が定まった回動杆5 の回動力で摺
動させ得るので、手元が確かな状態となり、スライダ2
をワンハンドでも微細に動かしたり、大幅に動かしたり
できる利点がある反面、スライダ操作片3 の長孔4はス
ライダ2 の摺動軌跡に対し直交して設けてあるので、ス
ライダの摺動距離(振り幅)は回動杆5 のスライダ係合
部の移動幅に等しい結果となる。
【0005】したがってこのものを最近のオートマチッ
ク自動車のセレクトレバーに関連させて使用した場合、
多極多接点で大電流タイプのスライドスイッチを動作確
実かつ安定にするためには、その接点間隔を確保するた
めセレクトレバーの支点をスライドスイッチ自体から寸
法dだけ遠ざけてスライダ移動幅を稼ぐ必要が有り、セ
レクトレバー関連部分が大形大重量になると共に構造複
雑かつ高価になるという問題点が有った。
ク自動車のセレクトレバーに関連させて使用した場合、
多極多接点で大電流タイプのスライドスイッチを動作確
実かつ安定にするためには、その接点間隔を確保するた
めセレクトレバーの支点をスライドスイッチ自体から寸
法dだけ遠ざけてスライダ移動幅を稼ぐ必要が有り、セ
レクトレバー関連部分が大形大重量になると共に構造複
雑かつ高価になるという問題点が有った。
【0006】さらに1枚の基板に1つのスライダが必要
であり、より多極化するには、同じもの二つを並設使用
するため、厚みが2倍になるという問題点が有った。
であり、より多極化するには、同じもの二つを並設使用
するため、厚みが2倍になるという問題点が有った。
【0007】この発明は前記した各問題点を除去するた
めに、スライドスイッチ等2枚の摺動制御部材の固定導
電部の多数を対向並設することで、扁平を保ち多極多接
点化することと、そのスライダを可動接片と共に近い支
点で回動する回動杆を用いてもその振り幅よりも大きく
増幅して動かすことで、いわゆるオートマ車におけるセ
レクトレバー回りなどの摺動制御部材に関連した部分を
小形軽量かつ安価にすることを目的とする。
めに、スライドスイッチ等2枚の摺動制御部材の固定導
電部の多数を対向並設することで、扁平を保ち多極多接
点化することと、そのスライダを可動接片と共に近い支
点で回動する回動杆を用いてもその振り幅よりも大きく
増幅して動かすことで、いわゆるオートマ車におけるセ
レクトレバー回りなどの摺動制御部材に関連した部分を
小形軽量かつ安価にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、絶縁基板に固定した複数の導電部に沿わせてスライ
ダを可動接片と共に摺動させる操作装置を構成するに当
り、2枚の絶縁基板をその導電部形成面同志で対向させ
て平行対設するとともに、その対向間隙内で前記各導電
部に摺接する可動接片を両面に有するスライダを前記2
枚の絶縁基板間に案内部により可動配設してその操作片
に形成した長孔または長溝に係合点で係合させて備えた
回動杆の支点を前記長孔または長溝の透過方向に配置し
た枢支部に設定するとともに、前記長孔または長溝の向
きを前記支点と前記係合点とを結ぶ線の傾むき方向に傾
斜させることで達成できる。
は、絶縁基板に固定した複数の導電部に沿わせてスライ
ダを可動接片と共に摺動させる操作装置を構成するに当
り、2枚の絶縁基板をその導電部形成面同志で対向させ
て平行対設するとともに、その対向間隙内で前記各導電
部に摺接する可動接片を両面に有するスライダを前記2
枚の絶縁基板間に案内部により可動配設してその操作片
に形成した長孔または長溝に係合点で係合させて備えた
回動杆の支点を前記長孔または長溝の透過方向に配置し
た枢支部に設定するとともに、前記長孔または長溝の向
きを前記支点と前記係合点とを結ぶ線の傾むき方向に傾
斜させることで達成できる。
【0009】
【作用】2枚の絶縁基板1,1 をその導電部形成面同志で
対向させて平行対設するとともに、その対向間隙内で前
記各導電部 1a,1aに摺接する可動接片 2aを両面に有
するスライダ2 を前記2枚の絶縁基板1,1 間に案内部 1
bにより可動配設することで、スライダ2 の両面に有る
多数の可動接片を固定導電部 1a,1aに摺接させること
ができる。
対向させて平行対設するとともに、その対向間隙内で前
記各導電部 1a,1aに摺接する可動接片 2aを両面に有
するスライダ2 を前記2枚の絶縁基板1,1 間に案内部 1
bにより可動配設することで、スライダ2 の両面に有る
多数の可動接片を固定導電部 1a,1aに摺接させること
ができる。
【0010】そしてスライダ2 の操作片3 に形成した長
孔4 に係合点Pで係合させて備えた回動杆5 の支点Oを
前記長孔4 の回動杆の支点を前記長孔の透過方向または
長溝の深さ方向に配置した枢支部に設定するとともに、
前記長孔または長溝の向きを前記支点と前記係合点とを
結ぶ線の傾むき方向に傾斜させたので、スライダはその
操作片の長孔または長溝にピンなどの係合点で係合した
前記回動杆の回動力で絶縁基板の固定接点の配列方向に
摺動する。
孔4 に係合点Pで係合させて備えた回動杆5 の支点Oを
前記長孔4 の回動杆の支点を前記長孔の透過方向または
長溝の深さ方向に配置した枢支部に設定するとともに、
前記長孔または長溝の向きを前記支点と前記係合点とを
結ぶ線の傾むき方向に傾斜させたので、スライダはその
操作片の長孔または長溝にピンなどの係合点で係合した
前記回動杆の回動力で絶縁基板の固定接点の配列方向に
摺動する。
【0011】この摺動により2枚の絶縁基板に備えた複
数の導電部間の導通を1つのスライダの両面に備えた可
動接片で一挙に制御することができる。
数の導電部間の導通を1つのスライダの両面に備えた可
動接片で一挙に制御することができる。
【0012】そして長孔4 または長溝 4aの方向線と、
スライダ2 の移動方向線とのなす角をθとし、回動杆5
の水平移動幅をWとすれば、 スライダ摺動幅WSはWS=W/Sinθ…(1) したがって、θ=45°の場合にはWS=1.4142
1356×Wとなり、約1.4倍の増幅作用を呈する。
スライダ2 の移動方向線とのなす角をθとし、回動杆5
の水平移動幅をWとすれば、 スライダ摺動幅WSはWS=W/Sinθ…(1) したがって、θ=45°の場合にはWS=1.4142
1356×Wとなり、約1.4倍の増幅作用を呈する。
【0013】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ずこの発明の基本構成は、図1、図2に示すように、ス
ライドスイッチの絶縁基板1 にカシメや接着などの周知
手段で固定した導電部 1aに沿わせてフッ素樹脂などで
作ったスライダ2 を燐青銅などの可動接片 2aと共に案
内部 1bに沿わせて摺動可能に構成するが、予じめ2枚
の絶縁基板1,1 をその導電部形成面同志で対向させて平
行対設するとともに、その対向間隙内で前記各導電部 1
a,1aに摺接する可動接片 2aを図2のように両面に有
するスライダ2 を前記2枚の絶縁基板1,1 間に案内部 1
bにより可動配設する。
ずこの発明の基本構成は、図1、図2に示すように、ス
ライドスイッチの絶縁基板1 にカシメや接着などの周知
手段で固定した導電部 1aに沿わせてフッ素樹脂などで
作ったスライダ2 を燐青銅などの可動接片 2aと共に案
内部 1bに沿わせて摺動可能に構成するが、予じめ2枚
の絶縁基板1,1 をその導電部形成面同志で対向させて平
行対設するとともに、その対向間隙内で前記各導電部 1
a,1aに摺接する可動接片 2aを図2のように両面に有
するスライダ2 を前記2枚の絶縁基板1,1 間に案内部 1
bにより可動配設する。
【0014】そしてその操作片3 に形成した斜めの長孔
4 にピンなどの係合点Pで部分係合させて回動杆5 を備
える。
4 にピンなどの係合点Pで部分係合させて回動杆5 を備
える。
【0015】またその支点Oを前記長孔4 の透過方向に
向け絶縁基板1 の下部または基板1を取着したシャーシ
に突設配置した枢軸などの枢支部6 に設定するととも
に、前記長孔4 の向きを前記支点Oと前記係合点Pとを
結ぶ線の傾むき方向に例えば右下り傾斜させたものであ
る。
向け絶縁基板1 の下部または基板1を取着したシャーシ
に突設配置した枢軸などの枢支部6 に設定するととも
に、前記長孔4 の向きを前記支点Oと前記係合点Pとを
結ぶ線の傾むき方向に例えば右下り傾斜させたものであ
る。
【0016】なお、上記実施例における長孔4 の代りに
長溝 4aを操作片3 に削設して回動杆5 のピンを係合さ
せても同効であり、また図2において符号Sで示すもの
は可動接片 2aを導電部 1aに弾接させるためのスプリ
ングである。
長溝 4aを操作片3 に削設して回動杆5 のピンを係合さ
せても同効であり、また図2において符号Sで示すもの
は可動接片 2aを導電部 1aに弾接させるためのスプリ
ングである。
【0017】また、この発明は図4、図5に示すように
スライダ2 を絶縁基板1 の下側から突出させ、この突出
部 2bに嵌着した操作片3 を基板面に沿うようにUター
ンして配設し、案内部 1bに沿って摺動するように構成
し、基板1 の下部または基板1 を取付けたシャーシに支
点Oを有する回動杆5 を上記操作片3 の斜めの長孔4
(または長溝 4a)に係合点Pで係合させて実施しても
よい。
スライダ2 を絶縁基板1 の下側から突出させ、この突出
部 2bに嵌着した操作片3 を基板面に沿うようにUター
ンして配設し、案内部 1bに沿って摺動するように構成
し、基板1 の下部または基板1 を取付けたシャーシに支
点Oを有する回動杆5 を上記操作片3 の斜めの長孔4
(または長溝 4a)に係合点Pで係合させて実施しても
よい。
【0018】このようにすることで基板1 の周辺に操作
片3 が大きく突き出ないので邪魔物がなくなりスッキリ
まとまる。
片3 が大きく突き出ないので邪魔物がなくなりスッキリ
まとまる。
【0019】この発明の構成は以上のようなもので、次
にその使用例について詳述する。この発明では、2枚の
絶縁基板1,1 をその導電部形成面同志で対向させて平行
対設するとともに、その対向間隙内で前記各導電部 1
a,1aに摺接する可動接片2aを両面に有するスライダ2
を前記2枚の絶縁基板1,1 間に案内部 1bにより可動
配設することで、スライダ2 の両面に有る多数の可動接
片を固定導電部 1a,1aに摺接させることができる。
にその使用例について詳述する。この発明では、2枚の
絶縁基板1,1 をその導電部形成面同志で対向させて平行
対設するとともに、その対向間隙内で前記各導電部 1
a,1aに摺接する可動接片2aを両面に有するスライダ2
を前記2枚の絶縁基板1,1 間に案内部 1bにより可動
配設することで、スライダ2 の両面に有る多数の可動接
片を固定導電部 1a,1aに摺接させることができる。
【0020】そしてスライダ2 の操作片3 に形成した長
孔4 に係合点Pで係合させて備えた回動杆5 の支点Oを
前記長孔4 の透過方向に配置した枢支部6 に設定すると
ともに、前記長孔4 または長溝 4aの向きを図1、図4
のように前記支点Oと前記係合点Pとを結ぶ線の傾むき
方向に傾斜させたので、スライダ2 は図1、図4におけ
る鎖線で示すようにその操作片3 の長孔4 または長溝 4
aにピンなどの係合点Pで係合した前記回動杆5 の回動
力で絶縁基板1 の固定接点の配列方向に図1、図4の鎖
線位置まで摺動する。
孔4 に係合点Pで係合させて備えた回動杆5 の支点Oを
前記長孔4 の透過方向に配置した枢支部6 に設定すると
ともに、前記長孔4 または長溝 4aの向きを図1、図4
のように前記支点Oと前記係合点Pとを結ぶ線の傾むき
方向に傾斜させたので、スライダ2 は図1、図4におけ
る鎖線で示すようにその操作片3 の長孔4 または長溝 4
aにピンなどの係合点Pで係合した前記回動杆5 の回動
力で絶縁基板1 の固定接点の配列方向に図1、図4の鎖
線位置まで摺動する。
【0021】此所でスライダ摺動幅WSを吟味すると、
図3における長孔4 または長溝 4aの方向線とスライダ
2 の移動方向線とのなす角をθとし、回動杆5 の水平移
動幅をWとすれば、スライダ摺動幅WSは図3のよう
に、 WS=W/Sinθ…(1)となる。
図3における長孔4 または長溝 4aの方向線とスライダ
2 の移動方向線とのなす角をθとし、回動杆5 の水平移
動幅をWとすれば、スライダ摺動幅WSは図3のよう
に、 WS=W/Sinθ…(1)となる。
【0022】したがって、θ=45°の場合にはWS=
1.41421356×Wとなり、約1.4倍の増幅作
用を呈する。
1.41421356×Wとなり、約1.4倍の増幅作
用を呈する。
【0023】なおθ=30°のときには2倍、θ=60
°のときは2/1.7320508=1.154倍の増
幅作用が有る。
°のときは2/1.7320508=1.154倍の増
幅作用が有る。
【0024】そして前記スライダ2 の移動で複数の導電
部 1a,1aに可動接片 2aが摺接しながら跨いで移動す
ることで、各導電部 1a,1a間の導通を制御でき、スラ
イドスイッチとして使用することができる。
部 1a,1aに可動接片 2aが摺接しながら跨いで移動す
ることで、各導電部 1a,1a間の導通を制御でき、スラ
イドスイッチとして使用することができる。
【0025】なおこの発明は図6のように連動式スライ
ド式可変抵抗器いわゆる多連スライドボリュームとして
も応用でき、ステレオ左右の音量やトライアツクとかS
CRの流通角制御による大電力制御等をスライダ2 の回
動杆5 による回動操作で実行できる。
ド式可変抵抗器いわゆる多連スライドボリュームとして
も応用でき、ステレオ左右の音量やトライアツクとかS
CRの流通角制御による大電力制御等をスライダ2 の回
動杆5 による回動操作で実行できる。
【0026】すなわち図6、図7に示す長寸2本の導電
部 1aと周知の長寸の電気抵抗体被膜rとの間を摺接し
て跨いだ可動接片 2aを回動杆5 の回動力で長孔4 を介
し前記実施例と同様に摺動させることで実行できる。
部 1aと周知の長寸の電気抵抗体被膜rとの間を摺接し
て跨いだ可動接片 2aを回動杆5 の回動力で長孔4 を介
し前記実施例と同様に摺動させることで実行できる。
【0027】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成した
ので、以下に記載の効果を奏する。請求項1および2の
ものでは絶縁基板1 に固定した複数の導電部 1aに弾接
した可動接片 2aをスライダで摺動させる操作装置を構
成するに当り、前記2枚の絶縁基板1,1 をその導電部形
成面同志で対向させて平行対設するとともに、その対向
間隙内で前記各導電部 1a,1aに摺接する可動接片 2a
を両面に有するスライダ2 を前記2枚の絶縁基板1,1 間
に案内部 1bにより可動配設したので、対向した2枚の
絶縁基板1,1 に形成した多数の固定導電部 1a,1aに1
つのスライダ2 の両面に備えた可動接片 2a,2aを摺接
できるから絶縁基板1枚につき1スライダのものを二つ
並べたものよりもかなり扁平化できる効果が有る。
ので、以下に記載の効果を奏する。請求項1および2の
ものでは絶縁基板1 に固定した複数の導電部 1aに弾接
した可動接片 2aをスライダで摺動させる操作装置を構
成するに当り、前記2枚の絶縁基板1,1 をその導電部形
成面同志で対向させて平行対設するとともに、その対向
間隙内で前記各導電部 1a,1aに摺接する可動接片 2a
を両面に有するスライダ2 を前記2枚の絶縁基板1,1 間
に案内部 1bにより可動配設したので、対向した2枚の
絶縁基板1,1 に形成した多数の固定導電部 1a,1aに1
つのスライダ2 の両面に備えた可動接片 2a,2aを摺接
できるから絶縁基板1枚につき1スライダのものを二つ
並べたものよりもかなり扁平化できる効果が有る。
【0028】またスライダ操作片3 に形成した長孔4 に
係合点Pで係合させて備えた回動杆5 の支点Oを前記長
孔4 の透過方向に配置した枢支部6 に設定するととも
に、前記長孔4 の向きを前記支点Oと前記係合点Pとを
結ぶ線の傾むき方向に傾斜させたので、スライドスイッ
チ等の摺動制御部材のスライダ2 を近い支点Oで回動す
る回動杆5 を用いてもその振り幅よりも大きく増幅して
動かすことで、いわゆるオートマ車のセレクトレバー回
りなどの摺動制御部材に関連した部分を小形軽量かつ安
価にすることができるという第2の効果も有る。
係合点Pで係合させて備えた回動杆5 の支点Oを前記長
孔4 の透過方向に配置した枢支部6 に設定するととも
に、前記長孔4 の向きを前記支点Oと前記係合点Pとを
結ぶ線の傾むき方向に傾斜させたので、スライドスイッ
チ等の摺動制御部材のスライダ2 を近い支点Oで回動す
る回動杆5 を用いてもその振り幅よりも大きく増幅して
動かすことで、いわゆるオートマ車のセレクトレバー回
りなどの摺動制御部材に関連した部分を小形軽量かつ安
価にすることができるという第2の効果も有る。
【0029】請求項3のものでは基板1 の周辺に操作片
3 が大きく突出しないので、基板回りをスッキリとまと
めることができるという効果を付加できる。
3 が大きく突出しないので、基板回りをスッキリとまと
めることができるという効果を付加できる。
【0030】請求項4ではスライド式の可変抵抗器いわ
ゆるスライドボリュームの調節操作性を向上させること
ができる。
ゆるスライドボリュームの調節操作性を向上させること
ができる。
【図1】この発明実施例の構成図
【図2】図1の断線における拡大断面図
【図3】図1に示すものの原理的説明図
【図4】この発明の他の実施例を示す斜視図
【図5】図4の断線における拡大断面図
【図6】この発明をスライド式可変抵抗器に応用した例
の構成図
の構成図
【図7】図6の断線における断面図
【図8】従来例を示す構成図
1 絶縁基板 1a 導電部 1b 案内部 2 スライダ 2a 可動接片 2b スライダ突出部 3 操作片 4 長孔 4a 長溝 5 回動杆 6 枢支部 O 支点 P 係合点
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁基板1 に固定した複数の導電部 1a
に弾接した可動接片2aをスライダ2 で摺動させる操作
装置において、2枚の絶縁基板1,1 をその導電部形成面
同志で対向させて平行対設するとともに、その対向間隙
内で前記各導電部 1a,1aに摺接する可動接片 2aを両
面に有するスライダ2 を前記2枚の絶縁基板1,1 間に案
内部 1bにより可動配設してその操作片3 に形成した長
孔4 に係合点Pで係合させて備えた回動杆5 の支点Oを
前記長孔4 の透過方向に配置した枢支部6 に設定すると
ともに、前記長孔4 の向きを前記支点Oと前記係合点P
とを結ぶ線の傾むき方向に傾斜させた摺動制御部材の回
動操作装置。 - 【請求項2】 絶縁基板1 に固定した複数の導電部 1a
に弾接した可動接片2aをスライダ2 で摺動させる操作
装置において、2枚の絶縁基板1,1 をその導電部形成面
同志で対向させて平行対設するとともに、その対向間隙
内で前記各導電部 1a,1aに摺接する可動接片 2aを有
するスライダ2 を前記2枚の絶縁基板1,1 間に案内部 1
bにより可動配設してその操作片3 に形成した長溝 4a
に係合点Pで係合させて備えた回動杆5 の支点Oを前記
長溝 4aの深さ方向に配置した枢支部6 に設定するとと
もに、前記長溝 4aの向きを前記支点Oと前記係合点P
とを結ぶ線の傾むき方向に傾斜させた摺動制御部材の回
動操作装置。 - 【請求項3】 スライダ2 の下部を絶縁基板1 の下側に
突出させ、この突出部 2bに嵌着した操作片3 を基板面
に沿うように上向きにUターンして配設して案内部 1b
に沿って摺動可能に構成し、基板1 の下部または基板1
を取付けたシャーシに支点Oを有する回動杆5 を上記操
作片3 の斜めの長孔4 (または長溝 4a)に係合点Pで
係合させてなる請求項1または2記載の摺動制御部材の
回動操作装置。 - 【請求項4】 導電部 1aの一部を電気抵抗体被膜rと
なした請求項1、2または3記載の摺動制御部材の回動
操作装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13932293A JPH06333462A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 摺動制御部材の回動操作装置 |
CA 2123832 CA2123832A1 (en) | 1993-05-19 | 1994-05-18 | Swinging operating device of a sliding control member |
GB9409990A GB2278240A (en) | 1993-05-19 | 1994-05-18 | Slide control device |
DE19944417577 DE4417577A1 (de) | 1993-05-19 | 1994-05-19 | Schwenkbetätigungsvorrichtung für ein Schiebesteuerelement |
CN 94106959 CN1099901A (zh) | 1993-05-19 | 1994-05-19 | 滑动控制部件的摆动操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13932293A JPH06333462A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 摺動制御部材の回動操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333462A true JPH06333462A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=15242615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13932293A Pending JPH06333462A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 摺動制御部材の回動操作装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
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JP (1) | JPH06333462A (ja) |
CN (1) | CN1099901A (ja) |
CA (1) | CA2123832A1 (ja) |
DE (1) | DE4417577A1 (ja) |
GB (1) | GB2278240A (ja) |
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DE19832086B4 (de) * | 1998-07-16 | 2008-05-29 | Fico Triad S.A., Rubi | Schalthebeleinheit |
US6706988B1 (en) * | 2002-11-08 | 2004-03-16 | S. C. Johnson & Son, Inc. | Switch actuating mechanism and electrically controlled device using same |
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JPS62113319A (ja) * | 1985-11-12 | 1987-05-25 | オムロン株式会社 | 電動工具用モ−タの正逆切換え構造 |
Family Cites Families (5)
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US3401241A (en) * | 1966-03-07 | 1968-09-10 | Skil Corp | Switching device having a pair of switches and time delay actuating means therefor |
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DE3512665C2 (de) * | 1985-04-06 | 1994-06-01 | Marquardt Gmbh | Elektrischer Schalter |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP13932293A patent/JPH06333462A/ja active Pending
-
1994
- 1994-05-18 GB GB9409990A patent/GB2278240A/en not_active Withdrawn
- 1994-05-18 CA CA 2123832 patent/CA2123832A1/en not_active Abandoned
- 1994-05-19 DE DE19944417577 patent/DE4417577A1/de not_active Withdrawn
- 1994-05-19 CN CN 94106959 patent/CN1099901A/zh active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62113319A (ja) * | 1985-11-12 | 1987-05-25 | オムロン株式会社 | 電動工具用モ−タの正逆切換え構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2278240A (en) | 1994-11-23 |
GB9409990D0 (en) | 1994-07-06 |
CN1099901A (zh) | 1995-03-08 |
DE4417577A1 (de) | 1994-11-24 |
CA2123832A1 (en) | 1994-11-20 |
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