JPH06332899A - 文書読上装置 - Google Patents
文書読上装置Info
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- JPH06332899A JPH06332899A JP5221640A JP22164093A JPH06332899A JP H06332899 A JPH06332899 A JP H06332899A JP 5221640 A JP5221640 A JP 5221640A JP 22164093 A JP22164093 A JP 22164093A JP H06332899 A JPH06332899 A JP H06332899A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 文書読み上げ動作中に、読み上げ動作を中断
することなく、複数の読みをもつ単語の読みの中から任
意の読みをオペレータにより選択して変更させるように
したことを目的としている。 【構成】 本発明において、制御部3は読み上げ対象文
書の中で、複数読み単語検出部18が検出した単語の単
語情報を表示装置14に表示する。オペレータは前記単
語情報の中の読み候補を別野候補に変更すべく、これを
入力装置2から制御部3に指定する。これにより、制御
部3は読み暫定学習データファイル12内の前記変更さ
れた読み候補の優先順位を1位とする。日本語解析部4
は読み暫定学習データファイル12内の優先順位1位の
読み候補の読みに基づいて読み上げ単語を解析するた
め、以降、前記変更された読みで前記単語が読み上げら
れる。しかも、制御部3は文書の読み上げと、単語の読
みの変更制御を時分割で行うため、読み上げを中断する
ことなく前記読みの変更を行うことができる。
することなく、複数の読みをもつ単語の読みの中から任
意の読みをオペレータにより選択して変更させるように
したことを目的としている。 【構成】 本発明において、制御部3は読み上げ対象文
書の中で、複数読み単語検出部18が検出した単語の単
語情報を表示装置14に表示する。オペレータは前記単
語情報の中の読み候補を別野候補に変更すべく、これを
入力装置2から制御部3に指定する。これにより、制御
部3は読み暫定学習データファイル12内の前記変更さ
れた読み候補の優先順位を1位とする。日本語解析部4
は読み暫定学習データファイル12内の優先順位1位の
読み候補の読みに基づいて読み上げ単語を解析するた
め、以降、前記変更された読みで前記単語が読み上げら
れる。しかも、制御部3は文書の読み上げと、単語の読
みの変更制御を時分割で行うため、読み上げを中断する
ことなく前記読みの変更を行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子化された日本語の文
書データを解析した後音声合成処理を施すことにより、
前記文書を読み上げる文書読上装置に関する。
書データを解析した後音声合成処理を施すことにより、
前記文書を読み上げる文書読上装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の音声読上装置は、ワード
プロセッサ等で電子化された日本語の文書データを単語
辞書等を参照して日本語解析し、その解析結果を音声デ
ータ生成部により音声データに変換し、この音声データ
を音声合成装置によって音声信号に変換し、この音声信
号をスピーカ等から出力して、前記文書を読み上げる動
作を行う。このような文書読上装置では文書を読み上げ
る時に読みが複数通りある単語に関しては予め決められ
た一定の読みを出力していた。このため、場合によって
は文脈上適切さを欠く読みで単語を読み上げてしまって
も、その変更が利かないという欠点があった。そこで、
複数通りの読みを持つ単語の読みを選択できるようにし
た文書読上装置があるが、この場合、オペレータは装置
の読み上げ動作を一旦中止してからでなくては前記単語
の読みを選択して変更する操作を行うことができなかっ
た。従って、文書読上装置が文書を読み上げている最中
にその文脈に相応しくない読み方で単語を読み上げた場
合、前記単語の読みを相応しい読み方に変更する操作を
行った時、文書の読み上げが中断されてしまうため、聴
取者に違和感を与え、文書の連続した聞き取りに支障を
来すという欠点があった。
プロセッサ等で電子化された日本語の文書データを単語
辞書等を参照して日本語解析し、その解析結果を音声デ
ータ生成部により音声データに変換し、この音声データ
を音声合成装置によって音声信号に変換し、この音声信
号をスピーカ等から出力して、前記文書を読み上げる動
作を行う。このような文書読上装置では文書を読み上げ
る時に読みが複数通りある単語に関しては予め決められ
た一定の読みを出力していた。このため、場合によって
は文脈上適切さを欠く読みで単語を読み上げてしまって
も、その変更が利かないという欠点があった。そこで、
複数通りの読みを持つ単語の読みを選択できるようにし
た文書読上装置があるが、この場合、オペレータは装置
の読み上げ動作を一旦中止してからでなくては前記単語
の読みを選択して変更する操作を行うことができなかっ
た。従って、文書読上装置が文書を読み上げている最中
にその文脈に相応しくない読み方で単語を読み上げた場
合、前記単語の読みを相応しい読み方に変更する操作を
行った時、文書の読み上げが中断されてしまうため、聴
取者に違和感を与え、文書の連続した聞き取りに支障を
来すという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の文
書読上装置においては、読みが複数ある単語に関して
は、その中で代表的な読みで前記単語を読み上げてしま
い、通常は前記単語の読みを変更することができなかっ
た。このため、場合によっては文脈上適切さを欠く読み
で単語を読み上げてしまっても、その変更が利かないと
いう欠点があった。そこで、読みの変更が行える文書読
上装置が開発されているが、読み上げ動作を一旦中止し
てからでなくては前記単語の読みの変更を行うことがで
きず、聴取者に違和感を与え、文書の連続した聞き取り
に支障を来すという欠点があった。
書読上装置においては、読みが複数ある単語に関して
は、その中で代表的な読みで前記単語を読み上げてしま
い、通常は前記単語の読みを変更することができなかっ
た。このため、場合によっては文脈上適切さを欠く読み
で単語を読み上げてしまっても、その変更が利かないと
いう欠点があった。そこで、読みの変更が行える文書読
上装置が開発されているが、読み上げ動作を一旦中止し
てからでなくては前記単語の読みの変更を行うことがで
きず、聴取者に違和感を与え、文書の連続した聞き取り
に支障を来すという欠点があった。
【0004】そこで本発明は上記の欠点を除去し、文書
読み上げ動作中に、読み上げ動作を中断することなく、
複数の読みをもつ単語の読みの中から任意の読みをオペ
レータにより選択させて変更すことができる文書読上装
置を提供することを目的としている。
読み上げ動作中に、読み上げ動作を中断することなく、
複数の読みをもつ単語の読みの中から任意の読みをオペ
レータにより選択させて変更すことができる文書読上装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は読み上げ対象の
文書データを日本語解析して音声データを得、この音声
データを音声合成装置により電気的な音声信号に変換
し、得られた音声信号を音声出力装置により音声にして
出力する文書読上装置において、前記読み上げ対象の文
書データの中から複数の読みを持つ単語を検索する検索
手段と、この検索手段によって検索された単語の読み情
報を表示する表示手段と、この表示手段によって表示さ
れた読み情報の中から任意の読みをオペレータに選択さ
せる選択手段と、前記単語を読み上げる際に前記選択手
段によって選択された読みに従って前記単語を読み上げ
る制御を行う読上手段とを具備した構成を有する。
文書データを日本語解析して音声データを得、この音声
データを音声合成装置により電気的な音声信号に変換
し、得られた音声信号を音声出力装置により音声にして
出力する文書読上装置において、前記読み上げ対象の文
書データの中から複数の読みを持つ単語を検索する検索
手段と、この検索手段によって検索された単語の読み情
報を表示する表示手段と、この表示手段によって表示さ
れた読み情報の中から任意の読みをオペレータに選択さ
せる選択手段と、前記単語を読み上げる際に前記選択手
段によって選択された読みに従って前記単語を読み上げ
る制御を行う読上手段とを具備した構成を有する。
【0006】
【作用】本発明の文書読上装置において、検索手段は読
み上げ対象の文書データの中から複数の読みを持つ単語
を検索する。表示手段は前記検索手段によって検索され
た単語の読み情報を表示する。選択手段は前記表示手段
によって表示された読み情報の中から任意の読みをオペ
レータに選択させる。読上手段は、前記単語を読み上げ
る際に前記選択手段によって選択された読みに従って前
記単語を読み上げる制御を行う。
み上げ対象の文書データの中から複数の読みを持つ単語
を検索する。表示手段は前記検索手段によって検索され
た単語の読み情報を表示する。選択手段は前記表示手段
によって表示された読み情報の中から任意の読みをオペ
レータに選択させる。読上手段は、前記単語を読み上げ
る際に前記選択手段によって選択された読みに従って前
記単語を読み上げる制御を行う。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の文書読上装置の一実施例を示し
たブロック図である。1は計算機上で扱える形の文書デ
ータを格納している文書データファイル、2は読み上げ
時の各種設定データ等を入力する入力装置、3は文書デ
ータを読み上げる際の総合的な制御を行う制御部、4は
読み上げる文書データを単語辞書6を参照して形態的、
構文的及び意味的に解析する日本語解析部、5は読み上
げ時の各種設定データが保存される設定バッファ、6は
文書データを解析するための見出し、品詞、読み、アク
セント、意味、その他の情報が一覧となって収集されて
いる単語辞書、7は日本語解析部4による解析結果を保
存する解析結果バッファ、8は日本語解析部4の解析結
果に対応する音声データを生成する音声データ生成部、
9は前記音声データ生成部8で音声データを生成する際
に参照される音声データ生成規則を格納している音声デ
ータ生成規則ファイル、10は音声データ生成部8によ
り生成された音声データを保存する音声データファイ
ル、11は音声データファイル10から読み出された音
声データに基づいて音声信号を合成する音声合成装置、
12は複数の読みを持つ単語の読み情報を学習して得た
データを格納する読み暫定学習データファイル、13は
音声信号を出力するスピーカ等の音声出力部、14は表
示データを画面上に表示する表示装置、15は表示装置
14に表示する表示データを音声データから作成する表
示データ作成部、16は表示データを保存する表示デー
タファイル、17は単語情報の表示位置を検出する表示
位置検出部、18は複数の読みを持つ単語を読み上げ対
象の文書中から検出する複数読み単語検出部である。
明する。図1は本発明の文書読上装置の一実施例を示し
たブロック図である。1は計算機上で扱える形の文書デ
ータを格納している文書データファイル、2は読み上げ
時の各種設定データ等を入力する入力装置、3は文書デ
ータを読み上げる際の総合的な制御を行う制御部、4は
読み上げる文書データを単語辞書6を参照して形態的、
構文的及び意味的に解析する日本語解析部、5は読み上
げ時の各種設定データが保存される設定バッファ、6は
文書データを解析するための見出し、品詞、読み、アク
セント、意味、その他の情報が一覧となって収集されて
いる単語辞書、7は日本語解析部4による解析結果を保
存する解析結果バッファ、8は日本語解析部4の解析結
果に対応する音声データを生成する音声データ生成部、
9は前記音声データ生成部8で音声データを生成する際
に参照される音声データ生成規則を格納している音声デ
ータ生成規則ファイル、10は音声データ生成部8によ
り生成された音声データを保存する音声データファイ
ル、11は音声データファイル10から読み出された音
声データに基づいて音声信号を合成する音声合成装置、
12は複数の読みを持つ単語の読み情報を学習して得た
データを格納する読み暫定学習データファイル、13は
音声信号を出力するスピーカ等の音声出力部、14は表
示データを画面上に表示する表示装置、15は表示装置
14に表示する表示データを音声データから作成する表
示データ作成部、16は表示データを保存する表示デー
タファイル、17は単語情報の表示位置を検出する表示
位置検出部、18は複数の読みを持つ単語を読み上げ対
象の文書中から検出する複数読み単語検出部である。
【0008】次に本実施例の動作について説明する。文
書データファイル1内には、計算機により処理可能な電
子化された複数の文書データが格納されており、これら
文書データは日本語ワードプロセッサ等の文書作成装置
により作成されたり、OCRなどにより計算機の中に読
み込まれたものである。制御部3はキーボード等の入力
装置2からのオペレータの指示を受けとることにより、
文書読み上げ処理を開始する。この時、オペレータは入
力装置2を操作して読み上げ対象となる文書の選択指示
及び文書の読み上げ条件を制御部3に入力する。そこ
で、制御部3は読み上げ対象となる文書データの選択を
図2のステップ201にて行い、その文書データを読み
上げる条件をステップ202にて設定バッファ5に設定
する。オペレータはこの入力操作を制御部3によりCR
TやLCD等の表示装置14に表示されているガイドに
従いながら行うことが可能である。これにより、制御部
3は選択された文書データを文書データファイルから読
み出して日本語解析部4に渡す。
書データファイル1内には、計算機により処理可能な電
子化された複数の文書データが格納されており、これら
文書データは日本語ワードプロセッサ等の文書作成装置
により作成されたり、OCRなどにより計算機の中に読
み込まれたものである。制御部3はキーボード等の入力
装置2からのオペレータの指示を受けとることにより、
文書読み上げ処理を開始する。この時、オペレータは入
力装置2を操作して読み上げ対象となる文書の選択指示
及び文書の読み上げ条件を制御部3に入力する。そこ
で、制御部3は読み上げ対象となる文書データの選択を
図2のステップ201にて行い、その文書データを読み
上げる条件をステップ202にて設定バッファ5に設定
する。オペレータはこの入力操作を制御部3によりCR
TやLCD等の表示装置14に表示されているガイドに
従いながら行うことが可能である。これにより、制御部
3は選択された文書データを文書データファイルから読
み出して日本語解析部4に渡す。
【0009】制御部3より指示を受けた日本語解析部4
は、ステップ203にて文書に対して単語の形態情報、
読み情報、アクセント情報などを収めた単語辞書6を参
照しながら形態的、構文的、意味的な解析を行い、文書
を単語単位に切り分け、各単語の情報をまとめた解析結
果を解析結果バッファ7に書き込んだ後、制御部3に対
して文書の解析が終了したことを示す信号を送る。ここ
で、日本語解析部4では、文書を解析して読みを導く際
に、1つの単語に対して複数の読みが存在する場合に
は、ステップ204にて読み暫定学習データ12を参照
して第1優先順位の読みを採用する。文書の解析が終了
したことを示す信号を受けた制御部3はステップ205
にて音声データ生成部8に対して起動を駆ける。これに
より、音声データ生成部8は音声データ生成規則ファイ
ル9を参照して解析結果バッファ7内の解析データから
音声データを生成する。この際、音声データ生成部8は
設定バッファ5を参照して設定された音質や速度で読み
上げる音声データを生成する。音声データ生成部8は音
声データの作成が終了すると、音声データの作成が終了
したことを示す信号を制御部3に通知する。音声データ
作成が終了したことを示す信号を受けた制御部3は音声
データを音声合成装置11に対して渡す。音声合成装置
11はステップ206にて設定された速度、音質、高
さ、強さにより前記音声データを電気信号に変換するこ
とにより、スピーカ等の音声出力部13から音声を出力
する。この際、制御部3はステップ207にて前記選択
された文書データを最後まで読み上げたかを判定し、途
中であれば、ステップ202に戻り、最後まで読み上げ
た場合は、文書の読み上げを終了する。
は、ステップ203にて文書に対して単語の形態情報、
読み情報、アクセント情報などを収めた単語辞書6を参
照しながら形態的、構文的、意味的な解析を行い、文書
を単語単位に切り分け、各単語の情報をまとめた解析結
果を解析結果バッファ7に書き込んだ後、制御部3に対
して文書の解析が終了したことを示す信号を送る。ここ
で、日本語解析部4では、文書を解析して読みを導く際
に、1つの単語に対して複数の読みが存在する場合に
は、ステップ204にて読み暫定学習データ12を参照
して第1優先順位の読みを採用する。文書の解析が終了
したことを示す信号を受けた制御部3はステップ205
にて音声データ生成部8に対して起動を駆ける。これに
より、音声データ生成部8は音声データ生成規則ファイ
ル9を参照して解析結果バッファ7内の解析データから
音声データを生成する。この際、音声データ生成部8は
設定バッファ5を参照して設定された音質や速度で読み
上げる音声データを生成する。音声データ生成部8は音
声データの作成が終了すると、音声データの作成が終了
したことを示す信号を制御部3に通知する。音声データ
作成が終了したことを示す信号を受けた制御部3は音声
データを音声合成装置11に対して渡す。音声合成装置
11はステップ206にて設定された速度、音質、高
さ、強さにより前記音声データを電気信号に変換するこ
とにより、スピーカ等の音声出力部13から音声を出力
する。この際、制御部3はステップ207にて前記選択
された文書データを最後まで読み上げたかを判定し、途
中であれば、ステップ202に戻り、最後まで読み上げ
た場合は、文書の読み上げを終了する。
【0010】次に具体例を示しながら一連の流れについ
て説明する。オペレータによる入力装置2からの入力に
より選択された文書データの一部は例えば図3に示すよ
うなものである。ここで、オペレータは制御部3が表示
装置14に対して表示している指示に従いながら入力装
置2から読み上げ時の条件を設定することが可能であ
る。この時、設定できる条件としては、基本の読み上げ
速度、音質、高さ、強さ、読み上げ終了の設定時間、強
調文字の特殊読み上げ時の変更点、読み上げの有無、休
みの長さ、次候補表示の自動、手動の切り替え、単語情
報の表示の中止の自動、手動の切り替え等があり、設定
バッファ5に対して図4に示すように上記データが設定
される。オペレータにより選択された文書データは制御
部3により日本語解析部4に前述した如く渡され、日本
語解析部4は前記文書データに対して日本語解析を行う
が、この時、用いる単語辞書6は図5に示すようなデー
タ構造をとっている。日本語解析部4は単語辞書6を用
いて文書データを形態的、構文的、意味的に解析し、単
語毎に分割、解析された結果を制御部3を通して解析結
果バッファ7に書込む。この解析結果バッファ7のデー
タ構造は図6に示す如くである。この時、日本語解析部
4は解析の結果、読みが複数ある単語に関しては読み暫
定学習データファイル12を参照して、優先順位の一番
高いものを解析結果として出力する。尚、前記読み暫定
学習データファイルに記述のない単語は辞書に記述され
ている読みの優先順位に従う。図7は前記読み暫定学習
データファイルの一例を示した図である。
て説明する。オペレータによる入力装置2からの入力に
より選択された文書データの一部は例えば図3に示すよ
うなものである。ここで、オペレータは制御部3が表示
装置14に対して表示している指示に従いながら入力装
置2から読み上げ時の条件を設定することが可能であ
る。この時、設定できる条件としては、基本の読み上げ
速度、音質、高さ、強さ、読み上げ終了の設定時間、強
調文字の特殊読み上げ時の変更点、読み上げの有無、休
みの長さ、次候補表示の自動、手動の切り替え、単語情
報の表示の中止の自動、手動の切り替え等があり、設定
バッファ5に対して図4に示すように上記データが設定
される。オペレータにより選択された文書データは制御
部3により日本語解析部4に前述した如く渡され、日本
語解析部4は前記文書データに対して日本語解析を行う
が、この時、用いる単語辞書6は図5に示すようなデー
タ構造をとっている。日本語解析部4は単語辞書6を用
いて文書データを形態的、構文的、意味的に解析し、単
語毎に分割、解析された結果を制御部3を通して解析結
果バッファ7に書込む。この解析結果バッファ7のデー
タ構造は図6に示す如くである。この時、日本語解析部
4は解析の結果、読みが複数ある単語に関しては読み暫
定学習データファイル12を参照して、優先順位の一番
高いものを解析結果として出力する。尚、前記読み暫定
学習データファイルに記述のない単語は辞書に記述され
ている読みの優先順位に従う。図7は前記読み暫定学習
データファイルの一例を示した図である。
【0011】日本語解析部4は文書の解析が終了する
と、文書の解析が終了したことを示す信号を制御部3に
対して送り、それを受けた制御部3は音声データ生成部
8に対して起動をかける。音声データ生成部8は解析結
果バッファ7の内容を基に音声データ生成規則ファイル
9の音声データ生成規則を参照しながら音声データの作
成を行う。ここで、図10は音声データ生成規則の一部
を示した図で、出力される音声データは図11に示すよ
うなフォーマットを有している。図10の例では五段動
詞でアクセントの形がO型でない場合で、その活用形が
未然形の場合はそのアクセントの形をO型にするという
規則が示されている。又、図11は前記音声データのフ
ォーマット例を示し、図中の読み上げ文字列データにお
いてカタカナ文字は音声データを表し、「^」はアクセ
ントの位置を表し、「.」は設定バッファ5に設定され
ている長さの休みを表す。制御部3は音声データが生成
できたことを示す信号を受けると、設定バッファ5を参
照して前記音声データを音声合成装置11に送る。
と、文書の解析が終了したことを示す信号を制御部3に
対して送り、それを受けた制御部3は音声データ生成部
8に対して起動をかける。音声データ生成部8は解析結
果バッファ7の内容を基に音声データ生成規則ファイル
9の音声データ生成規則を参照しながら音声データの作
成を行う。ここで、図10は音声データ生成規則の一部
を示した図で、出力される音声データは図11に示すよ
うなフォーマットを有している。図10の例では五段動
詞でアクセントの形がO型でない場合で、その活用形が
未然形の場合はそのアクセントの形をO型にするという
規則が示されている。又、図11は前記音声データのフ
ォーマット例を示し、図中の読み上げ文字列データにお
いてカタカナ文字は音声データを表し、「^」はアクセ
ントの位置を表し、「.」は設定バッファ5に設定され
ている長さの休みを表す。制御部3は音声データが生成
できたことを示す信号を受けると、設定バッファ5を参
照して前記音声データを音声合成装置11に送る。
【0012】音声合成装置11は制御部3から渡された
音韻例と、各種制御コードから成る音声データを電気的
な音声信号に変換する装置である。音声合成装置11は
図10で示されるフォーマットの文字列を有する音声デ
ータを受けると、この音声データに基づいて音声の規則
合成を行える装置であり、制御部3により指定された速
度、音質、高さ、強さを持つように、前記文字列に対し
て規則合成を行う。このような動作により、音声合成装
置11は前記音声データを電気的な音声信号に変換し、
得られた音声信号をスピーカ等の音声出力部13に送出
して、電気的な音声信号を音声として外界に出力する。
一方、制御部3は音声データを音声合成装置11に送る
のと同時に、表示データ作成部15にも送る。このた
め、表示データ作成部15は前記送られてきた音声デー
タからアクセントや読みを分かり易くした表示データを
作成して、これを表示データファイルに格納する。ま
た、同時に前記作成された表示データは表示装置14に
対して文書データと一緒に制御部3により表示される。
この状態を図12に示す。図12に示した文章では、読
みに対して付加されている「^」のマークは発声を行う
際にその拍に対してアクセントがあることを示してい
る。
音韻例と、各種制御コードから成る音声データを電気的
な音声信号に変換する装置である。音声合成装置11は
図10で示されるフォーマットの文字列を有する音声デ
ータを受けると、この音声データに基づいて音声の規則
合成を行える装置であり、制御部3により指定された速
度、音質、高さ、強さを持つように、前記文字列に対し
て規則合成を行う。このような動作により、音声合成装
置11は前記音声データを電気的な音声信号に変換し、
得られた音声信号をスピーカ等の音声出力部13に送出
して、電気的な音声信号を音声として外界に出力する。
一方、制御部3は音声データを音声合成装置11に送る
のと同時に、表示データ作成部15にも送る。このた
め、表示データ作成部15は前記送られてきた音声デー
タからアクセントや読みを分かり易くした表示データを
作成して、これを表示データファイルに格納する。ま
た、同時に前記作成された表示データは表示装置14に
対して文書データと一緒に制御部3により表示される。
この状態を図12に示す。図12に示した文章では、読
みに対して付加されている「^」のマークは発声を行う
際にその拍に対してアクセントがあることを示してい
る。
【0013】制御部3は音声合成装値11に音声データ
を送るのと同時に表示装置14に表示している文書デー
タとそれに対応した音声データ表示に対して音声と同じ
タイミングで文字を着色、反転、下線の付加等の強調文
字により表現していき、現在どこを読み上げているかを
表示装置14上で示すことができる。この状態での表示
装置14の画面は図13に示すとうりである。この図1
3に示した画面では、「今日」という単語の「キョ」と
いう拍を現在読み上げている状態を示し、画面の上方に
表示されている文書データに対しては読み上げている単
語に対して反転の強調表示を施し、音声データを基に作
成された下方に表示している表示データには、今まで読
み上げた部分に反転の強調表示を施して、音声による読
み上げのタイミングが表されている。
を送るのと同時に表示装置14に表示している文書デー
タとそれに対応した音声データ表示に対して音声と同じ
タイミングで文字を着色、反転、下線の付加等の強調文
字により表現していき、現在どこを読み上げているかを
表示装置14上で示すことができる。この状態での表示
装置14の画面は図13に示すとうりである。この図1
3に示した画面では、「今日」という単語の「キョ」と
いう拍を現在読み上げている状態を示し、画面の上方に
表示されている文書データに対しては読み上げている単
語に対して反転の強調表示を施し、音声データを基に作
成された下方に表示している表示データには、今まで読
み上げた部分に反転の強調表示を施して、音声による読
み上げのタイミングが表されている。
【0014】以上、図1に示した文書読上装置の読み上
げ処理の一連の流れについて説明した。ここで、図1に
示した設定バッファ5に読みの次候補表示が手動に設定
されている場合について説明する。読み上げ作業を行っ
ている最中にオペレータにより入力装置2から制御部3
に単語情報の表示を指示する信号が送られると、制御部
3は表示装置14に表示されている現在読み上げている
文書中にあるカーソルの位置を検出し、そのカーソルに
対応した単語の単語情報を解析結果バッファ7から読み
出して表示装置14の画面内に図9に示すように表示す
ると同時に、表示されている文書中の指定された単語に
対して反転や着色等の強調表示を施す。
げ処理の一連の流れについて説明した。ここで、図1に
示した設定バッファ5に読みの次候補表示が手動に設定
されている場合について説明する。読み上げ作業を行っ
ている最中にオペレータにより入力装置2から制御部3
に単語情報の表示を指示する信号が送られると、制御部
3は表示装置14に表示されている現在読み上げている
文書中にあるカーソルの位置を検出し、そのカーソルに
対応した単語の単語情報を解析結果バッファ7から読み
出して表示装置14の画面内に図9に示すように表示す
ると同時に、表示されている文書中の指定された単語に
対して反転や着色等の強調表示を施す。
【0015】次に、上記設定バッファ5に読みの次候補
表示を自動的に行うことが設定されてる場合について説
明する。読み上げ作業を行っている最中に、複数読み単
語検出部18が文書データ中に読みを複数持つ単語を検
出すると、制御部3に単語情報の表示を指示する信号を
送くる。制御部3は表示装置14に表示している現在読
み上げている文書データ中の前記検出された単語に対応
した単語情報を解析結果バッファ7から読み出して、表
示装置14の画面内に図9に示すように表示する。これ
と同時に、制御部3は表示されている文書中にある複数
読み単語検出部18によって検出された単語に対して反
転や着色等の強調表示を施す。この時、図9に示すよう
な単語情報の表示を行う際に、現在読み上げを行ってい
る部分を示す強調表示の後に続く文書表示部分に被さら
ない位置を表示位置検出部17により検出して、その場
所に上記単語情報を表示し、どうしても被さってしまう
場合には、読み上げている文書の表示位置をずらすよう
にして、上記単語情報を表示する。
表示を自動的に行うことが設定されてる場合について説
明する。読み上げ作業を行っている最中に、複数読み単
語検出部18が文書データ中に読みを複数持つ単語を検
出すると、制御部3に単語情報の表示を指示する信号を
送くる。制御部3は表示装置14に表示している現在読
み上げている文書データ中の前記検出された単語に対応
した単語情報を解析結果バッファ7から読み出して、表
示装置14の画面内に図9に示すように表示する。これ
と同時に、制御部3は表示されている文書中にある複数
読み単語検出部18によって検出された単語に対して反
転や着色等の強調表示を施す。この時、図9に示すよう
な単語情報の表示を行う際に、現在読み上げを行ってい
る部分を示す強調表示の後に続く文書表示部分に被さら
ない位置を表示位置検出部17により検出して、その場
所に上記単語情報を表示し、どうしても被さってしまう
場合には、読み上げている文書の表示位置をずらすよう
にして、上記単語情報を表示する。
【0016】図15〜図18は上記した単語情報を表示
装置14に表示する際の画面例を示した図である。図1
5は現在読み上げている文章(…私は今日市場へ行きま
した。…)の下に単語情報を表示するエリアが空いてい
る場合で、表示位置検出部17は前記エリアを検出し
て、これを制御部3に知らせる。このため、制御部3は
表示装置14の画面の上記エリアに単語情報を表示す
る。図16は現在読み上げている文章(…私は今日市場
へ行きました。…)の上に単語情報を表示するエリアが
空いている場合で、表示位置検出部17は前記エリアを
検出して、これを制御部3に知らせる。このため、制御
部3は表示装置14の画面の上記エリアに単語情報を表
示する。図17は現在読み上げている文章(…私は今日
市場へ行きました。…)の上にも下にも単語情報を表示
するエリアが空いていない場合で、表示位置検出部17
は単語情報を表示するエリアが空いていないことを検出
して、これを制御部3に知らせる。この知らせを受けた
制御部3は表示装置14の画面上に表示されている現在
読み上げている文章(…私は今日市場へ行きました。
…)を図18に示すように下側にずらして、この文章の
上側に単語情報表示エリアを作り、このエリアに単語情
報を表示する。
装置14に表示する際の画面例を示した図である。図1
5は現在読み上げている文章(…私は今日市場へ行きま
した。…)の下に単語情報を表示するエリアが空いてい
る場合で、表示位置検出部17は前記エリアを検出し
て、これを制御部3に知らせる。このため、制御部3は
表示装置14の画面の上記エリアに単語情報を表示す
る。図16は現在読み上げている文章(…私は今日市場
へ行きました。…)の上に単語情報を表示するエリアが
空いている場合で、表示位置検出部17は前記エリアを
検出して、これを制御部3に知らせる。このため、制御
部3は表示装置14の画面の上記エリアに単語情報を表
示する。図17は現在読み上げている文章(…私は今日
市場へ行きました。…)の上にも下にも単語情報を表示
するエリアが空いていない場合で、表示位置検出部17
は単語情報を表示するエリアが空いていないことを検出
して、これを制御部3に知らせる。この知らせを受けた
制御部3は表示装置14の画面上に表示されている現在
読み上げている文章(…私は今日市場へ行きました。
…)を図18に示すように下側にずらして、この文章の
上側に単語情報表示エリアを作り、このエリアに単語情
報を表示する。
【0017】ところで、制御部3が単語の単語情報を表
示装置14の画面に表示する時、前記単語が複数の読み
を持っている場合には、読み暫定学習データファイル1
2内の読み暫定学習データを参照して読みの優先度の高
い順に表示する。この処理は、割り込み処理により行わ
れ、制御部3は文書を解析して音声出力する処理の流れ
を中断しないで時分割で上記表示処理を行う。更に、表
示装置14に表示されている単語情報に記載されている
複数の読みの中から、入力装置2によるカーソルの移動
やマウスのクリック等により任意の1つの読みを選択す
る信号が制御部3に送られた場合、制御部3はその情報
を下にして読み暫定学習データファイル12内のデータ
の更新を行う。この時、オペレータによるマウスのクリ
ックやキーボード等の入力装置2からの読みの選択が行
われると、制御部は表示されている単語情報中の読み情
報に対して読みを反転表示すると共に、読みが選択され
たと判断し、暫定学習データファイル12内のデータの
更新を行う。図14は更新後の暫定学習データファイル
12内のデータ例を示している。
示装置14の画面に表示する時、前記単語が複数の読み
を持っている場合には、読み暫定学習データファイル1
2内の読み暫定学習データを参照して読みの優先度の高
い順に表示する。この処理は、割り込み処理により行わ
れ、制御部3は文書を解析して音声出力する処理の流れ
を中断しないで時分割で上記表示処理を行う。更に、表
示装置14に表示されている単語情報に記載されている
複数の読みの中から、入力装置2によるカーソルの移動
やマウスのクリック等により任意の1つの読みを選択す
る信号が制御部3に送られた場合、制御部3はその情報
を下にして読み暫定学習データファイル12内のデータ
の更新を行う。この時、オペレータによるマウスのクリ
ックやキーボード等の入力装置2からの読みの選択が行
われると、制御部は表示されている単語情報中の読み情
報に対して読みを反転表示すると共に、読みが選択され
たと判断し、暫定学習データファイル12内のデータの
更新を行う。図14は更新後の暫定学習データファイル
12内のデータ例を示している。
【0018】設定バッファ5に読み上げ単語の読みの次
候補表示を手動で行うことが設定されている場合、単語
情報の表示を中止する指示が入力装置2から入力された
り、読み暫定学習データファイル12の更新処理が行わ
れると、制御部3は表示装置14の画面に表示していた
単語情報の表示を中止する。又、設定バッファ5に対し
て読みの次候補表示が自動に設定されている場合、単語
情報の表示を中止する指示が入力装置2から入力された
り、読み暫定学習データファイル12の更新処理が行わ
れると、制御部13は単語情報の表示を中止する他に、
新たに複数の読みを持つ単語が複数読み単語検出部18
によって検出された場合、単語情報の表示の設定が自動
であり、且つ単語情報の表示の中止が手動の場合は、次
候補表示が手動に設定されている時と同じ手段によって
次候補の表示が中止されない限り、制御部3は新たに追
加された形で単語情報を表示装置14の画面に表示す
る。
候補表示を手動で行うことが設定されている場合、単語
情報の表示を中止する指示が入力装置2から入力された
り、読み暫定学習データファイル12の更新処理が行わ
れると、制御部3は表示装置14の画面に表示していた
単語情報の表示を中止する。又、設定バッファ5に対し
て読みの次候補表示が自動に設定されている場合、単語
情報の表示を中止する指示が入力装置2から入力された
り、読み暫定学習データファイル12の更新処理が行わ
れると、制御部13は単語情報の表示を中止する他に、
新たに複数の読みを持つ単語が複数読み単語検出部18
によって検出された場合、単語情報の表示の設定が自動
であり、且つ単語情報の表示の中止が手動の場合は、次
候補表示が手動に設定されている時と同じ手段によって
次候補の表示が中止されない限り、制御部3は新たに追
加された形で単語情報を表示装置14の画面に表示す
る。
【0019】読み上げる単語の読みの次候補の表示を自
動的に行うことが設定バッファ5に設定されていて、表
示されている単語情報の表示を中止する場合について説
明する。この際、オペレータは以降の単語情報の自動表
示の中止を指示する信号を、マウスのメニュー選択等に
より入力装置2から制御部3に対して入力すると、制御
部3は読み暫定学習データファイル12内の該当の単語
に暫定学習データの自動表示の中止を示す情報を書き込
む。従って、制御部3は設定バッファ5に次候補表示を
自動的に行うことが設定されていて、文書の読み上げを
行っている最中に複数の読みを持つ単語が出現しても、
読み暫定学習データファイル12内の前記自動表示の中
止を示す情報が書き込まれている単語に対しては、表示
装置14に前記単語の単語情報の表示を行わない。この
ような制御は、単語情報の表示の中止が自動的に行うこ
とが設定されている場合でも、手動で行うことが設定さ
れている場合でも同じように行われる。
動的に行うことが設定バッファ5に設定されていて、表
示されている単語情報の表示を中止する場合について説
明する。この際、オペレータは以降の単語情報の自動表
示の中止を指示する信号を、マウスのメニュー選択等に
より入力装置2から制御部3に対して入力すると、制御
部3は読み暫定学習データファイル12内の該当の単語
に暫定学習データの自動表示の中止を示す情報を書き込
む。従って、制御部3は設定バッファ5に次候補表示を
自動的に行うことが設定されていて、文書の読み上げを
行っている最中に複数の読みを持つ単語が出現しても、
読み暫定学習データファイル12内の前記自動表示の中
止を示す情報が書き込まれている単語に対しては、表示
装置14に前記単語の単語情報の表示を行わない。この
ような制御は、単語情報の表示の中止が自動的に行うこ
とが設定されている場合でも、手動で行うことが設定さ
れている場合でも同じように行われる。
【0020】図19は上記した制御部3の単語の読みを
変更する際の処理を示したフローチャートである。制御
部3はステップ161で読み上げる単語の読みの次候補
の表示が手動で行われるか否かを判定し、手動で行われ
る場合はステップ162に進み、そうでなく自動で行わ
れる場合はステップ170に進む。ステップ162に
て、制御部3は単語情報の表示要求があるか否かを判定
し、要求がない場合は復帰し、ある場合はステップ16
3に進んで、画面に表示されているカーソルの位置によ
り対象単語を決定する。その後、制御部3はステップ1
64にて表示位置検出部17が現在読み上げている文章
に重ならない位置に単語情報を表示するエリアを検出し
たかどうかを判定し、検出した場合はステップ166へ
跳び、検出されない場合はステップ165ヘ進む。ステ
ップ165にて制御部3は現在読み上げている文章の表
示位置をずらして単語情報を表示するエリアを確保した
後、ステップ166へ進む。制御部3はステップ166
にて前記対象単語の単語情報を読み上げている文章に重
ならないように前記表示装置14の画面中の前記エリア
に表示する。
変更する際の処理を示したフローチャートである。制御
部3はステップ161で読み上げる単語の読みの次候補
の表示が手動で行われるか否かを判定し、手動で行われ
る場合はステップ162に進み、そうでなく自動で行わ
れる場合はステップ170に進む。ステップ162に
て、制御部3は単語情報の表示要求があるか否かを判定
し、要求がない場合は復帰し、ある場合はステップ16
3に進んで、画面に表示されているカーソルの位置によ
り対象単語を決定する。その後、制御部3はステップ1
64にて表示位置検出部17が現在読み上げている文章
に重ならない位置に単語情報を表示するエリアを検出し
たかどうかを判定し、検出した場合はステップ166へ
跳び、検出されない場合はステップ165ヘ進む。ステ
ップ165にて制御部3は現在読み上げている文章の表
示位置をずらして単語情報を表示するエリアを確保した
後、ステップ166へ進む。制御部3はステップ166
にて前記対象単語の単語情報を読み上げている文章に重
ならないように前記表示装置14の画面中の前記エリア
に表示する。
【0021】次に制御部3はステップ167にて前記対
象単語の読みを変更する指示があるか否かを判定し、な
い場合はステップ172に進み、ある場合はステップ1
68に進む。ステップ168にて表示制御部3は画面に
表示中の単語情報上のカーソルの位置より変更された読
みを決定した後、ステップ169に進み、前記変更した
読みの決定に伴う読み暫定学習データの更新を行って復
帰する。一方、ステップ161からステップ170に進
んだ場合、現在読み上げている文書中に複数の読みを持
った単語があるか否かを複数読み単語検出部18を介し
て判定し、ない場合は復帰し、ある場合はステップ17
1に進んで、前記複数の読みを持つ単語を検出した後、
ステップ164に進む。ステップ167からステップ1
72に進んだ場合、制御部3は単語情報の表示が終了さ
れたか否かを判定し、終了された場合は復帰し、終了し
ていない場合はステップ167に戻る。図8は上記のよ
うに複数の読みを持つ単語の読みが変更された場合の対
応する音声データの変更例を示してある。
象単語の読みを変更する指示があるか否かを判定し、な
い場合はステップ172に進み、ある場合はステップ1
68に進む。ステップ168にて表示制御部3は画面に
表示中の単語情報上のカーソルの位置より変更された読
みを決定した後、ステップ169に進み、前記変更した
読みの決定に伴う読み暫定学習データの更新を行って復
帰する。一方、ステップ161からステップ170に進
んだ場合、現在読み上げている文書中に複数の読みを持
った単語があるか否かを複数読み単語検出部18を介し
て判定し、ない場合は復帰し、ある場合はステップ17
1に進んで、前記複数の読みを持つ単語を検出した後、
ステップ164に進む。ステップ167からステップ1
72に進んだ場合、制御部3は単語情報の表示が終了さ
れたか否かを判定し、終了された場合は復帰し、終了し
ていない場合はステップ167に戻る。図8は上記のよ
うに複数の読みを持つ単語の読みが変更された場合の対
応する音声データの変更例を示してある。
【0022】本実施例によれば、読み上げ対象の文書デ
ータ中の任意の単語の読み候補を単語情報として表示さ
せ、この中から任意の読み候補をオペレータが選択する
と、以降は前記選択された読み候補で単語を読み上げる
ことができる。しかも、文書の読み上げと単語の読みに
関わる選択変更処理とは時分割で行われるため、文書読
み上げを中断することなく、読み上げ対象の単語の読み
を任意にオペレータに選択させて変更することができ
る。このため、文書の読み上げ中にその文脈では不適切
な読みで単語が読み上げられた場合、前記読みを前記読
み上げを中断することなく適切な読みに変更して、以
降、前記単語をこの変更した読みで読み上げさせること
ができ、装置の使い勝手を著しく向上させることができ
る。尚、単語情報の手動表示は、単語情報の自動表示の
時にも行なわせることができる。
ータ中の任意の単語の読み候補を単語情報として表示さ
せ、この中から任意の読み候補をオペレータが選択する
と、以降は前記選択された読み候補で単語を読み上げる
ことができる。しかも、文書の読み上げと単語の読みに
関わる選択変更処理とは時分割で行われるため、文書読
み上げを中断することなく、読み上げ対象の単語の読み
を任意にオペレータに選択させて変更することができ
る。このため、文書の読み上げ中にその文脈では不適切
な読みで単語が読み上げられた場合、前記読みを前記読
み上げを中断することなく適切な読みに変更して、以
降、前記単語をこの変更した読みで読み上げさせること
ができ、装置の使い勝手を著しく向上させることができ
る。尚、単語情報の手動表示は、単語情報の自動表示の
時にも行なわせることができる。
【0023】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の文書読上装置
によれば、文書読み上げ動作中に、読み上げ動作を中断
することなく、複数の読みをもつ単語の読みの中から任
意の読みをオペレータにより選択させて前記読みを変更
することができる。
によれば、文書読み上げ動作中に、読み上げ動作を中断
することなく、複数の読みをもつ単語の読みの中から任
意の読みをオペレータにより選択させて前記読みを変更
することができる。
【図1】本発明の文書読上装置の一実施例を示したブロ
ック図。
ック図。
【図2】図1に示した装置の文書読み上げ動作の概略手
順を示したフローチャート。
順を示したフローチャート。
【図3】オペレータにより選択された文書データ例の一
部を示した図。
部を示した図。
【図4】図1に示した設定バッファ内に設定される読み
上げ条件例を示した図。
上げ条件例を示した図。
【図5】図1に示した単語辞書の構成例を示した図。
【図6】図1に示した解析結果バッファ内に格納される
解析結果例を示した図。
解析結果例を示した図。
【図7】図1に示した読み暫定学習データファイル内の
読み暫定学習データ例を示した図。
読み暫定学習データ例を示した図。
【図8】図1の音声データファイルから読み出されて出
力される読み変更後の文書データを示した図。
力される読み変更後の文書データを示した図。
【図9】図1の表示装置に表示された読み上げられる文
書のデータ例を示した図。
書のデータ例を示した図。
【図10】図7に示した「市場」に対する日本語解析結
果例を示した図。
果例を示した図。
【図11】図1の装置で読み上げられる文書データの他
の例の一部を示した図。
の例の一部を示した図。
【図12】図1に示した音声データ生成規則ファイル内
の音声データ生成規則例を示した図。
の音声データ生成規則例を示した図。
【図13】図1に示した音声データファイルに格納され
る音声データ例を示した図。
る音声データ例を示した図。
【図14】図9に示した文書に対する日本語解析結果例
を示した図。
を示した図。
【図15】図1に示した表示装置に文書データと一緒に
表示される表示データ例を示した図。
表示される表示データ例を示した図。
【図16】図1に示した表示装置に読み上げ時に表示さ
れる文書データと表示データ例を示した図。
れる文書データと表示データ例を示した図。
【図17】図1に示した読み暫定学習データファイル内
に格納される更新後の読み暫定学習データ例を示した
図。
に格納される更新後の読み暫定学習データ例を示した
図。
【図18】図1に示した制御部が単語情報を表示装置に
表示する際の画面表示例を示した図。
表示する際の画面表示例を示した図。
【図19】図1に示した制御部による読み上げ対象単語
の読みを変更する処理を示したフローチャート。
の読みを変更する処理を示したフローチャート。
1…文書データファイル 2…入力装置 3…制御部 4…日本語解析部 5…設定バッファ 6…単語辞書 7…解析結果バッファ 8…音声データ生
成部 9…音声データ生成規則ファイル 10…音声データ
ファイル 11…音声合成号装置 12…読み暫定学
習データファイル 13…音声出力装置 14…表示装置 15…表示データ作成部 16…表示データ
ファイル 17…表示位置検出部 18…複数読み単
語検出部
成部 9…音声データ生成規則ファイル 10…音声データ
ファイル 11…音声合成号装置 12…読み暫定学
習データファイル 13…音声出力装置 14…表示装置 15…表示データ作成部 16…表示データ
ファイル 17…表示位置検出部 18…複数読み単
語検出部
Claims (3)
- 【請求項1】 読み上げ対象の文書データを日本語解析
して音声データを得、この音声データを音声合成装置に
より電気的な音声信号に変換し、得られた音声信号を音
声出力装置により音声にして出力する文書読上装置にお
いて、前記読み上げ対象の文書データの中から複数の読
みを持つ単語を検索する検索手段と、この検索手段によ
って検索された単語の読み情報を表示する表示手段と、
この表示手段によって表示された読み情報の中から任意
の読みをオペレータに選択させる選択手段と、前記単語
を読み上げる際に前記選択手段によって選択された読み
に従って前記単語を読み上げる制御を行う読上手段とを
具備したことを特徴とする文書読上装置。 - 【請求項2】 前記検索手段は、読み上げ対象文書デー
タ中のオペレータに指示された単語を複数の読みを持つ
単語として検索することを特徴とする請求項1記載の文
書読上装置。 - 【請求項3】 前記表示手段は現在読み上げ中の文章を
表示すると共に、前記検索手段によって検索された単語
の読み情報を前記読み上げ中の文章に重ならないように
表示することを特徴とする請求項1又は2記載の文書読
上装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5221640A JPH06332899A (ja) | 1993-03-22 | 1993-09-07 | 文書読上装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-61541 | 1993-03-22 | ||
JP6154193 | 1993-03-22 | ||
JP5221640A JPH06332899A (ja) | 1993-03-22 | 1993-09-07 | 文書読上装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06332899A true JPH06332899A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=26402584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5221640A Withdrawn JPH06332899A (ja) | 1993-03-22 | 1993-09-07 | 文書読上装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06332899A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005044314A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Toyota Motor Corp | 電子メールの配信方法、電子メールを配信するセンターおよび車両 |
JP2007047859A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-22 | Nissan Motor Co Ltd | 文章解析方法、文章解析プログラム、文章解析装置、および文章解析システム |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP5221640A patent/JPH06332899A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005044314A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Toyota Motor Corp | 電子メールの配信方法、電子メールを配信するセンターおよび車両 |
JP2007047859A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-22 | Nissan Motor Co Ltd | 文章解析方法、文章解析プログラム、文章解析装置、および文章解析システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001107 |