JPH063326Y2 - 蓄熱放熱空調配管システム装置 - Google Patents

蓄熱放熱空調配管システム装置

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JPH063326Y2
JPH063326Y2 JP1987050201U JP5020187U JPH063326Y2 JP H063326 Y2 JPH063326 Y2 JP H063326Y2 JP 1987050201 U JP1987050201 U JP 1987050201U JP 5020187 U JP5020187 U JP 5020187U JP H063326 Y2 JPH063326 Y2 JP H063326Y2
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昇 落合
一成 小林
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株式会社梓設計
株式会社相互ポンプ製作所
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は蓄熱槽を使用した蓄熱放熱空調配管システム装
置に関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする問題点) 一般に、この種のシステムとしては、第6図又は第7図
の構成が採用されている。
第6図に示すシステムはオープン回路型であり、蓄熱槽
T内の熱伝達媒体(冷水又は温水)は、熱発生機Rによ
り冷却(又は加熱)され、ポンプP2により空調機Kへ
送られる。この第6図の構成では、熱発生機R及びポン
プP1を有する回路1と、空調機K及びポンプP2を有
する回路2とが互いに独立しており、それらの入口及び
出口が、それぞれ蓄熱槽Tに接続している。
第7図に示すシステムはオープン・クローズド切換回路
型であり、第6図のシステムと比べると、熱発生機回路
1の入口側の分岐通路10が空調機回路2の下流部に接
続し、出口側の分岐通路11が回路2の上流部に接続し
ている点が異なっている。このシステムでは、熱発生機
回路1の入口通路12と入口側分岐通路10ならびに出
口通路13と分岐通路11とが、それぞれ、択一的に開
閉される。
そして第6図及び第7図のいずれのシステムでも、以下
の制御条件に基づいて運転される。
蓄熱槽容量は空調負荷のピーク時に対して決められて
いる。
熱源によって作られる冷水(又は温水)は、一旦、全
量を蓄熱槽に蓄熱した後、負荷側へ放熱される。
蓄熱水の放熱量の制御は、負荷側で要求される熱量に
応じた送水量を制御する方式が一般に採用される。
ところが上記条件、、に基づいて運転を行うと、
冷房を例にとると、小負荷の時、負荷側からの還水の温
度が低くなる場合が多い。
これは負荷側で充分熱交換されずに戻るためで、有効に
使用されないエネルギーを多量に搬送していることにな
る。
更に、このような低温の還水は、蓄熱槽からの放熱を早
めることになり、熱源にとって搬送上と消費上の二重の
無駄を強いることになる。
第6図や第7図の蓄熱槽方式では、流量を制御するた
めに、一般に、2方弁絞り弁15が使用されるが、その
ように絞りによる流量制御を行うと、負荷変動に応じて
ポンプの送水圧力が上昇した場合等は機器の耐圧性能に
問題が生じるおそれがある。
ポンプは、2方弁15での絞り作用により送水量が変
化するが、第8図の如く、1つの揚程曲線に対応する軸
動力曲線は1本しかなく、送水量が変化しても、ポンプ
の運転条件は1本の軸動力曲線上で変化するだけである
ので、何らエネルギーの節約にはならない。
ポンプの揚程は、オープン回路が、第9図の揚程曲線
Aの如く、(実揚程H+管路及び機器の損失)を要す
るのに対し、クローズド回路では、揚程曲線Bの如く、
管路及び機器の損失のみでよいことから、両回路の圧力
差は実揚程Hに相当することになる。
従ってオープン・クローズド切換型のシステムでは、オ
ープン回路からクローズド回路に切り換えると、両回路
の圧力差(H)に相当する圧力が余るので、これを弁
絞りによって絞らなければポンプは過大流量となって安
全に運転できない。
ところが、弁絞りによって圧力を消費させることは、ク
ローズド回路に対して望ましい特性(揚程曲線C)のポ
ンプを使う時と比較すると、無駄に高い圧力(即ち動
力)を消費していることになる。
又、弁絞りを過大に行うとキャビテーションを生じ、弁
の寿命が損われる。更に両回路の切り換えや、それに伴
う種々の切換操作及び調整作業に手数を要する。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、蓄熱槽Tと、蓄熱槽T内の入口2Aから蓄熱
槽Tより低く開放羽根隙間を制御することにより吐出圧
一定となる二次側ポンプP2と二次側ポンプP2へ吐出
圧信号を供給する圧力センサー20と空調機Kと第1温
度センサー32と第1温度センサー32で開度が制御さ
れる第1温度制御弁33と第1落水防止弁27とを経て
蓄熱槽T内の出口2Bに至る空調機回路2と、第1落水
防止弁27と出口2Bの間の空調機回路2上の入口1A
から分岐し第2温度制御弁22と蓄熱槽Tより低く開放
羽根隙間を制御することにより吐出圧一定となる一次側
ポンプP1と蓄熱槽T内の第2温度センサー34に接続
した熱発生機Rと第2温度制御弁22を制御する第3温
度センサー24と第2落水防止弁26を経て空調機回路
2の入口2Aと二次側ポンプP2の間の空調機回路2上
の出口1Bに至る熱発生機回路1と、第2温度制御弁2
2と一次側ポンプP1の間の熱発生機回路1から分岐し
て第3温度センサー24で制御される第3温度制御弁2
9を有し熱発生機Rと第2落水防止弁26の間の熱発生
機回路1に至る第1バイパス通路28と、第1温度セン
サー32と第1温度制御弁33の間の空調機回路2から
分岐し第1温度センサー32で制御される第4温度制御
弁31を有し熱発生機回路出口1Bと二次側ポンプP2
の間の空調機回路2に至る第2バイパス通路30とを備
え、第1温度制御弁33と第2温度制御弁22が全開の
時オープン回路状態となり、半開の時オープン・クロー
ズド併用型回路状態となり、全閉の時第4温度制御弁3
1が全開してクローズド回路状態となるようにした蓄熱
放熱空調配管システム装置である。
(実施例) 第1図において、空調機Kを有する空調機回路2は入口
2Aと出口2Bが蓄熱槽Tに接続している。空調機Kよ
りも上流側において、回路2には2次ポンプP2が設け
てある。ポンプP2と空調機Kとの間において、回路2
には圧力センサー20が設けてある。ポンプP2は性能
変更型で、圧力センサー20による検知した圧力に基づ
いて吐出圧が一定となるように制御される。空調機Kよ
りも下流側において回路2には2方弁21が設けてあ
る。
熱発生機Rを有する回路1は、蓄熱槽Tに直接接続する
入口及び出口を備えておらず、その単一の入口1Aが、
2方弁21と出口2Bとの間において、回路2に接続
し、単一の出口1Bが、ポンプP2と入口2Aとの間に
おいて、回路2に接続している。
回路1には、熱発生機Rよりも上流側にポンプP1が設
けられ、更に上流側に温度制御弁22が設けられてい
る。又、熱発生機Rの下流側には温度センサー24が設
けてある。温度センサー24は温度制御弁22に電気的
に接続しており、温度センサー24により検知した水温
に基づいて温度制御弁22の開閉動作が制御される。
ポンプP1及びポンプP2は蓄熱槽Tの水面よりも低い
位置に設置してあり、それらの吸込圧力を正圧とすると
ともに、フート弁を設けない半密閉回路配管方式となっ
ている。又、そのために、回路1の下流部及び回路2の
下流部(入口1Aよりも上流側の部分)には落水防止弁
26、27が設けてある。
更に、図示の回路1には、ポンプP1と温度制御弁22
の間の部分と、熱発生機Rと落水防止弁26の間の部分
とをつなぐバイパス通路28が並設されている。通路2
8には前記温度センサー24に電気的に接続する温度制
御弁29が設けてある。
又、回路2には、ポンプP2と回路出口1B(回路1と
の接続点)との間の部分と、2方弁1と落水防止弁27
の間の部分とをつなぐバイパス通路30が設けてある。
通路30には温度制御弁31が設けてあり、温度制御弁
31に温度センサー32が電気的に接続している。温度
センサー32は2方弁21と通路30の間において回路
2に設けてあり、上記温度制御弁31の外に、温度制御
弁33にも接続している。温度制御弁33は通路30と
落水防止弁27との間において回路2に設けてある。
又、蓄熱槽T内には温度センサー34が設置してある。
上記システムでは、熱発生機Rの発停は温度センサー3
4の検知温度で制御され、又、熱発生機R以外の各部
も、所要運転条件や温度センサー32で検知される水温
等の実際の運転状態に応じて、種々の回路状態で運転さ
れ、具体的には、オープン回路状態、クローズド回路状
態、オープン・クローズド併用型回路状態のいずれかを
自動的に適当に選択して運転が行われる。
上記オープン(汲み上げ)回路状態では、回路2によ
り、入口2A、ポンプP2、空調機K、出口2Bをつな
ぐ回路が形成される。
上記クローズド(循環)回路状態では、回路1の出口1
B、ポンプP2、空調機K、回路1の入口1A、ポンプ
P1、熱発生機R、出口1Bをつなぐ回路が形成され
る。
上記オープン・クローズド併用型回路状態では、上記ク
ローズド回路状態同様に、回路1の出口1B、ポンプP
2、空調機K、回路1の入口1A、ポンプP1、熱発生
機R、出口1Bをつなぐ循環回路が形成される。更にそ
の循環回路に追加する形で、入口2Aから出口1B(接
続点)までの揚水回路と入口1A(接続点)から出口2
Bまでの還水回路とが形成されるが、あるいは、出口2
B(この場合は入口として作用する)から入口1A(接
続点)までの給水回路と出口1Bから入口2A(この場
合は出口として作用する)までの還水回路とが形成され
る。
上記オープン(汲み上げ)回路状態では、蓄熱槽Tと負
荷部(空調機K)との連結により、負荷部で放熱され、
蓄熱槽Tと熱源部との連結により、蓄熱補充が行われ
る。
上記クローズド(循環)回路状態では、熱源部と負荷部
が直列となり、負荷部で放熱が行われる。
上記オープン・クローズド併用型回路状態では、循環と
汲み上げとが行われ、蓄熱槽T補充と負荷側放熱あるい
は、蓄熱槽T汲み上げと負荷側放熱とが行われる。
このオープン・クローズド併用型回路状態での具体的な
運転パターンは次の通りである。
第1A図は、負荷側熱量Q2=0の場合を示しており、
この運転パターンでは、弁22は、温度センサー24が
熱発生機Rの冷水(又は温水)の出口温度が一定になっ
たことを検知するまで、半開となる。この時、弁29は
その開度状態が弁22の開度状態に対して逆比例の関係
で変化し(オープン・クローズド併用型回路状態)、設
定温度低下の場合に、弁22は全開となり、弁29は全
閉となる(オープン回路状態)。
第1B図は、小負荷状態で、熱源側熱量Q1=0の場合
を示しており、この運転パターンでは、負荷側からの還
水の温度が設定温度よりも低い場合に、弁33は全閉と
なり、弁31は全開となる(クローズド回路状態)。上
記還水温度が設定温度以上の場合、弁33は全開とな
り、弁31は全閉となる(オープン回路状態)。
第1C図は、熱源側熱量Q1と負荷側熱量Q2とが等し
い(Q1=Q2)の場合を示しており、この運転パター
ンでは、循環水量は等しくなり、弁22は全開、弁33
は全開となる(オープン回路)。但し、このパターンを
可能にするためには、熱源側は負荷側に見合う比例した
運転制御が必要である。
第1D図は、熱源側熱量Q1が負荷側熱量Q2よりも小
さい(Q1<Q2)場合を示し、第1E図は、熱源側熱
量Q1が負荷側熱量Q2よりも大きい(Q1>Q2)の
場合を示している。
オープン(汲み上げ)回路状態では、蓄熱槽Tと負荷部
(空調機K)との連結により、負荷部で放熱され、蓄熱
槽Tと熱源部との連結により蓄熱補充が行われる。
第1A図及び第1B図に関連して説明した如く、弁22
と弁33が全開の時にオープン回路状態となり、半開の
時にオープン・クローズド併用型回路状態となり、全閉
の時にクローズド回路状態となる。
そして、オープン・クローズド併用型回路状態では、循
環と汲み上げとが行われ、熱源側熱量Q1が負荷側熱量
Q2よりも小さい(Q1<Q2)時に、第1D図のパタ
ーンとなって蓄熱汲み上げと負荷側放熱とが行われ、熱
源側熱量Q1が負荷側熱量Q2よりも大きい(Q1>Q
2)時に、第1E図のパターンとなって蓄熱槽補充と負
荷放熱とが行われる。
上記構成によると、負荷側へ熱供給しながら、蓄熱槽へ
も補充運転することができるので、ピーク負荷に合せた
蓄熱槽容量とする必要がない。
又、熱源から得た冷水(又は温水)は一旦、全量を蓄熱
槽Tへ蓄熱した後に負荷側へ放熱されるのではなく、蓄
熱エネルギーを取り出しながら消費負荷の不足分を直
接、負荷側へ供給することができるので、熱の損失が少
ない。
還水温度を温度センサー32により検出して、温度制御
弁33により切り換えを行い、蓄熱槽Tとの連絡を行う
ので、従来であれば、小負荷時に放熱しきらぬ低温の還
水が蓄熱槽へ戻されていたが、本考案によれば、放熱を
充分に行い、所定の還水温度に達してはじめて温度制御
弁33の切り換えが行われて蓄熱槽Tへ連絡され、還水
が蓄熱槽Tへ戻されることになるから、熱の有効利用度
が高い。
充分に放熱を終えて所定の温度に達した還水が蓄熱槽T
へ戻るから、従来のように蓄熱槽Tからの放熱が早めら
れ、熱源に取って大きな無駄を生じるということがなく
なる。
更に上記実施例を詳細に説明すると、ポンプP1、P2
は、前記種々の運転状態に対応して次のように制御され
る。
まず、圧力については、第1図の圧力センサー20での
検知圧力を一定に保つ末端圧一定制御の他に、台数制御
が行われる。
ポンプP1、ポンプP2は、オープン及びクローズド回
路の両方で作用させるために、性能変更制御型とし、前
記第9図の揚程A及びCのように、それぞれの回路状態
で必要とする性能に調節される。オープン回路及びクロ
ーズド回路の双方について、末端圧一定制御を受けるの
で、設定圧力が両回路について一定の場合について、ポ
ンプの作動状態を図示すると第2図のようになる。
第2図において、(イ)がオープン回路時の最大水量で
の運転点、(ロ)はクローズド回路時の最大水量での運
転点であり、(イ−ロ)間の揚程差が実揚程Hに相当
する。(ハ)はクローズド回路時の最小(ゼロ)水量で
の運転点である。(ニ)はオープン回路時の最小水量で
の運転点であり、(イ)での水量及び揚程は要求される
最大値であるから、ポンプは(イ)から(ハ)まで無段
階の性能変化をすることにより、第1図の圧力センサー
20での検知圧力を一定に保つ運転をする。すなわち、
(イ−ロ−ハ−ニ)の四辺形で囲まれた運転条件範囲で
送水運転制御を行う。
ポンプは上述のようにオープン、クローズド両回路に対
応した性能にコントロールされるので、揚程が小さくて
よいクローズド回路の場合(第3図の特性D)は、揚程
の低下に応じて軸動力特性は特性L1から特性L2へ低
下し、軸動力を節約できる。
又、末端圧力を一定に保つから、機器に対して過度な圧
力上昇などの弊害を与えることがない。
第1図の一次側ポンプP1も性能変更制御型とし、吐出
圧力一定制御を行うと、このポンプP1の吸込側圧力は
オープン回路とクローズド回路の間での回路変化に応じ
実揚程HAに対応する値からゼロへと変化するが、性能
制御によってこの圧力差を吸収し、吐出圧一定にコント
ロールする。これにより二次側ポンプP2の吸込圧力は
略一定になるので、ポンプP2の所要圧力制御幅は第2
図の場合よりも吸込圧力の変動幅だけ小さくてすむこと
により、制御応答性が向上する。又、一次側ポンプP1
も、圧力変化に応じた省エネルギー型に構成できる。
第4図に一次側ポンプP1の制御の状態図を示す。第4
図において、H0は吸込圧力がゼロの時の性能、H0+
HAは吸込圧力がHAの時の性能、Hは吐出圧一定制御圧
力、HSは最小揚程、HAは実揚程である。
以上の記載において、性能変更型ポンプとは、自力水力
制御によって、ポンプ性能を無段階に変更できるものを
指し、具体的には、開放羽根隙間を制御することによっ
てポンプ性能を変更するもので、その制御フローチャー
トは第5図の通りである。
上述の構成によると、回路構成が簡単であるという利点
もある。すなわち、オープン、クローズド両回路の切換
は還水の温度検出によって自動弁(温度制御弁33)を
切り換えるだけであるので、基本的には、従来構造に対
して、自動弁と制御回路の追加だけですみ、簡単であ
る。
第1図の構造は、管径の大きい場合のもので、そのため
に、各切換配管毎に弁を備えているが、小径管では3方
弁に置き換えても同じ作用効果を得ることができ、又、
その方がコストが安くつく。
更に上記構成では、自動切換が行われるので、従来のよ
うに切換作業に手数を要することがなくなる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、以下の効果を奏する。
負荷側へ熱供給しながら蓄熱槽へも補充運転すること
ができるので、ピーク負荷に合せた蓄熱槽容量とする必
要がない。
熱源から得た伝熱媒体は一旦、全量を蓄熱槽へ蓄熱し
た後に負荷側へ放熱されるのではなく、蓄熱エネルギー
を取り出しながら消費負荷の不足分を直接負荷側へ供給
することができるので、熱の損失が少ない。
所定の還水温度に達するまでは還水が蓄熱槽に戻され
ないので、小負荷時であっても放熱が充分に行なわれ、
熱の有効利用度が高い。
温度検知センサーによる検知温度に基づいた自動制御
弁の作動によって回路構成が変化するようになっている
ので、伝熱媒体の放熱状態を確実に検知でき、また回路
構成を簡単化できる。
例えば熱発生機による蓄熱は熱負荷部を介さずに行な
われるので、効率が良い。
【図面の簡単な説明】 第1図は実施例のレイアウト図、第1A図〜第1E図は
種々の運転パターンを示す略図、第2図は揚程特性を示
すグラフ、第3図は揚程特性と軸動力特性の関係を示す
グラフ、第4図は揚程特性を示すグラフ、第5図はポン
プ制御動作のフローチャート、第6図は従来例のレイア
ウト図、第7図は別の従来例のレイアウト図、第8図は
揚程特性と軸動力特性の関係を示すグラフ、第9図は揚
程特性を示すグラフである。1、2…回路、22…制御
弁、24…温度検知センサー、K…空調機(熱負荷
部)、P1、P2…ポンプ、R…熱発生機、T…蓄熱槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−84345(JP,A) 特開 昭55−85840(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄熱槽Tと、蓄熱槽T内の入口2Aから蓄
    熱槽Tより低く開放羽根隙間を制御することにより吐出
    圧一定となる二次側ポンプP2と二次側ポンプP2へ吐
    出圧信号を供給する圧力センサー20と空調機Kと第1
    温度センサー32と第1温度センサー32で開度が制御
    される第1温度制御弁33と第1落水防止弁27とを経
    て蓄熱槽T内の出口2Bに至る空調機回路2と、第1落
    水防止弁27と出口2Bの間の空調機回路2上の入口1
    Aから分岐し第2温度制御弁22と蓄熱槽Tより低く開
    放羽根隙間を制御することにより吐出圧一定となる一次
    側ポンプP1と蓄熱槽T内の第2温度センサー34に接
    続した熱発生機Rと第2温度制御弁22を制御する第3
    温度センサー24と第2落水防止弁26を経て空調機回
    路2の入口2Aと二次側ポンプP2の間の空調機回路2
    上の出口1Bに至る熱発生機回路1と、第2温度制御弁
    22と一次側ポンプP1の間の熱発生機回路1から分岐
    して第3温度センサー24で制御される第3温度制御弁
    29を有し熱発生機Rと第2落水防止弁26の間の熱発
    生機回路1に至る第1バイパス通路28と、第1温度セ
    ンサー32と第1温度制御弁33の間の空調機回路2か
    ら分岐し第1温度センサー32で制御される第4温度制
    御弁31を有し熱発生機回路出口1Bと二次側ポンプP
    2の間の空調機回路2に至る第2バイパス通路30とを
    備え、第1温度制御弁33と第2温度制御弁22が全開
    の時オープン回路状態となり、半開の時オープン・クロ
    ーズド併用型回路状態となり、全開の時第4温度制御弁
    31が全開してクローズド回路状態となるようにした蓄
    熱放熱空調配管システム装置。
JP1987050201U 1987-04-02 1987-04-02 蓄熱放熱空調配管システム装置 Expired - Lifetime JPH063326Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5384345A (en) * 1976-12-30 1978-07-25 Takasago Thermal Eng Co Lts Heat source apparatus for circulationg water

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