JPH0633204U - Nc装置 - Google Patents

Nc装置

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JPH0633204U
JPH0633204U JP6737492U JP6737492U JPH0633204U JP H0633204 U JPH0633204 U JP H0633204U JP 6737492 U JP6737492 U JP 6737492U JP 6737492 U JP6737492 U JP 6737492U JP H0633204 U JPH0633204 U JP H0633204U
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JP
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input
control unit
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JP6737492U
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Inventor
健二 加藤
豊 鎌田
利文 佐竹
邦彦 野田
崇宏 船木
Original Assignee
東芝機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外部運転時に、外部機器から入力されるパート
プログラムが機械制御部に受け渡されるまでの速度を向
上させ、運転効率および操作効率を向上させる。 【構成】外部機器10から入力されたパートプログラム
を記憶するキャッシュメモリ26と、前記入力されたパ
ートプログラムのプログラム名を記憶する入力プログラ
ム名テーブル24と、キャッシュメモリ26および入力
プログラム名テーブル24を管理するキャッシュ管理部
22とを備え、キャッシュ管理部22は、所望のパート
プログラムが前記キャッシュメモリ26に登録済である
場合には、該キャッシュメモリ26から当該パートプロ
グラムを読み出し、機械制御部28に転送し、キャッシ
ュメモリ26に登録されていない場合には、外部機器1
0より当該パートプログラムを読み込み、キャッシュメ
モリ26に記憶し、そのプログラム名を入力プログラム
名テーブル24に記憶するとともに、機械制御部28に
転送する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はNC装置に関し、特に外部機器からパートプログラムをNC装置に入 力することにより、機械制御部を介して工作機械の運転を行う際に、当該パート プログラムの入力速度および効率を向上することのできるNC装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、機械加工において外部運転を行うNC装置が使用されている。この NC装置による外部運転は、テープリーダ等の外部機器からパートプログラムを NC装置に入力することにより、機械制御部を介して工作機械の運転を行うもの であり、従来のNC装置において、このパートプログラムの入力は、加工の都度 毎回行われるものが一般的であった。
【0003】 そこで、パートプログラムの入力速度を向上するために、メモリバッファ等を 使用して、外部機器からのパートプログラム入力のオーバーヘッドを軽減する構 成のNC装置や、NC装置にパートプログラム入力のための内部メモリ領域を用 意し、当該内部メモリのパートプログラム記憶領域に、外部機器からパートプロ グラムを入力し、運転する際に、内部メモリからパートプログラムを読み出して 使用する構成のNC装置が提供されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のNC装置における外部運転機能では、外部機器のパートプログラム 送信能力、NC装置本体との間の回線上のデータ容量、回線速度、NC装置本体 側の受信能力等、機械制御部にパートプログラムが受け渡されるまで、様々なボ トルネックが存在している。
【0005】 このため、外部機器を含むNC装置全体の機能が向上しない限り、機械制御部 、工作機械部の能力が向上しても、NC装置としての加工能力を向上させること はできない。
【0006】 例えば、工作機械を短線分のパートプログラムで高速送りしたい場合、工作機 械や機械制御部が高速で切削できる性能を持っていたとしても、上記のような様 々なボトルネックのためパートプログラムが外部機器から入力され、機械制御部 に受け渡されるまでにかなりの時間的ロスが発生し、工作機械や機械制御部の最 大限の性能を発揮することができないという不都合が生じる。
【0007】 さらに、同じパートプログラムで繰り返しNC装置を運転し、機械加工を行い たい場合であっても、毎回外部機器から当該パートプログラムを入力しなければ ならず、無駄が発生する。パートプログラムをNC装置の内部メモリに記憶させ て、NC装置を運転する構成である程度の解決を図ることができるものの、その 場合、内部メモリのパートプログラム記憶領域の大きさで、使用できるパートプ ログラムの数や大きさが制限されてしまい、運転、加工の自由度が制約されると いう不都合が生じる。
【0008】 そこで、本考案は、前記の不都合を解消すべくなされたものであり、外部運転 時に、外部機器から入力されるパートプログラムが機械制御部に受け渡されるま での速度を向上させ、運転効率および操作効率を向上させることのできるNC装 置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本考案は、外部機器からパートプログラムをN C装置に入力することにより、機械制御部を介して工作機械の運転を行う機能を 有するNC装置であって、外部機器から入力されたパートプログラムを記憶する キャッシュメモリと、前記入力されたパートプログラムのプログラム名を記憶す る入力プログラム名テーブルと、キャッシュメモリおよび入力プログラム名テー ブルを管理するキャッシュ管理部とを備え、キャッシュ管理部は、所望のパート プログラムが前記キャッシュメモリに登録済である場合には、該キャッシュメモ リから当該パートプログラムを読み出し、前記機械制御部に転送し、キャッシュ メモリに登録されていない場合には、外部機器より当該パートプログラムを読み 込み、キャッシュメモリに記憶し、そのプログラム名を入力プログラム名テーブ ルに記憶するとともに、機械制御部に転送することを特徴とする。
【0010】 また、本考案は、前記のNC装置において、前記キャッシュメモリは論理的に リング状に構成され、パートプログラムの記憶に際し、キャッシュメモリに空き 領域がない場合には、最も古く当該キャッシュメモリに記憶されたパートプログ ラムの記憶位置に、パートプログラムを上書きすることを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案に係るNC装置では、外部運転に際して、パートプログラムはキャッシ ュメモリに記憶されるともに、当該キャッシュメモリに入力されたパートプログ ラムのプログラム名は、入力プログラム名テーブルに記憶される。キャッシュ管 理部は、入力プログラム名テーブルを参照し、当該パートプログラムが登録済か 否かで処理を異ならせ、最終的に前記機械制御部に転送する。
【0012】 従って、外部機器のパートプログラム送信能力、NC装置本体との間の回線上 のデータ容量、回線速度、NC装置本体側の受信能力等、機械制御部にパートプ ログラムが受け渡されるまで、様々なボトルネックに係わらず、一旦パートプロ グラムがキャッシュメモリに記憶されれば、機械制御部へのパートプログラムの 受渡しを高速に行うことができる。
【0013】 また、一旦キャッシュメモリに記憶されたパートプログラムを繰り返し使用し て運転を行うことができ、パートプログラムを記憶する際、キャッシュメモリが 実質的にリング状に構成され、空き領域が無い場合には最も古いパートプログラ ムの上に上書きして記憶されるため、キャッシュメモリをある程度の容量で構成 すれば、使用できるパートプログラムの数や大きさの制約が軽減され、運転、加 工の自由度が拡大し、NC装置の速度を向上し、運転、操作効率を改善すること ができる。
【0014】
【実施例】
本考案に係るNC装置について、実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以 下詳細に説明する。
【0015】 図1は、本考案に係るNC装置20の構成を示す図であり、NC装置20は、 パートプログラムを入力するためのテープリーダ等の外部機器10を備えており 、外部機器10から入力されたパートプログラムを記憶するキャッシュメモリ2 6と、キャッシュメモリ26に記憶されたパートプログラムのプログラム名を記 憶する入力プログラム名テーブル24と、キャッシュメモリ26および入力プロ グラム名テーブル24を管理するキャッシュ管理部22と、機械制御部28、機 械加工部30とから構成されている。
【0016】 図2は、入力プログラム名テーブル24の構成を示す図であり、キャッシュメ モリ26内のパートプログラム名24aと、当該パートプログラムのキャッシュ メモリ26内の開始番地24bと、当該パートプログラムのキャッシュメモリ2 6内の終了番地24cとがそれぞれ一対として記憶される。
【0017】 図3は、キャッシュメモリ26の構成を示す概念図である。キャッシュメモリ 26は、キャッシュ管理部22の書き込みポインタ32の指示する番地にパート プログラムの書き込みが行なわれ、読み出しポインタ34の指示する番地からパ ートプログラムの読み出しが行われる。
【0018】 書き込みポインタ32と読み出しポインタ34は、最初の番地から最終の番地 まで動くと最初の番地にもどるように動作し、論理的にキャッシュメモリ26は 、リング状に構成されているとともに実質的に同一であり、このリング状のキャ ッシュメモリ上で、書き込みポインタ32を読み出しポインタ34が追いかけて まわる形で処理が行われる構成となっている。
【0019】 キャッシュ管理部22は、機械制御部28からのパートプログラム入力要求に 従って、入力プログラム名テーブル24を参照し、当該パートプログラムがキャ ッシュメモリ26に登録済である場合には、キャッシュメモリ26から当該パー トプログラムを読み出し、機械制御部28に転送する。
【0020】 当該パートプログラムがキャッシュメモリ26に登録されていない場合には、 外部機器10より当該パートプログラムを読み込み、キャッシュメモリ26に記 憶し、当該パートプログラムのプログラム名を入力プログラム名テーブル24に 記憶するとともに、機械制御部28に転送する。機械制御部28は当該パートプ ログラムに従って、機械加工部30を制御し、所定の加工を行う。
【0021】 本考案に係るNC装置は、基本的には以上のように構成されるものであり、次 にその作用、効果について詳細に説明する。
【0022】 パートプログラムはブロックと呼ばれるデータが基本的な構成単位となってお り、機械加工部30に与える動作を複数のブロックに分けて指令する。1つのブ ロックの中のデータはX、Y、Z、F、S、T、M、H、…等のアルファベット の記号と、それに続く数値データの組み合わせからなるデータから構成されてい る。各々のアルファベットはアドレスコードと呼び、それぞれのNC装置の規格 に定められた特定の意味を持っている。このようにアドレスコードの後に数値デ ータを指定して指令データを入力する方式は、ワードアドレス方式と呼ばれてい る。
【0023】 代表的なアドレスコードの内容は、A、B、Cは回転軸の指令、Fは送り速度 、GはNC装置の動作モード指令、Nは加工プログラムのシーケンス番号、Mは 機械シーケンス動作指令、Sは主軸回転数、Tは工具選択指令、X、Y、ZはX 、Y、Z軸の指令等である。
【0024】 GコードはNC装置20に対して特定の制御動作を指令するために使用される 。例えば、G00は早送り指令で、各軸を独立に最高速度で移動する指令、G0 1は直線補間指令で、各軸を同期をとって指定された切削送り速度で移動する指 令、G02、G03は円弧補間指令で、時計方向または反時計方向に指定された 速度で2軸の円弧補間を行う指令(円弧の始点からみた中心の座標値を、インク リメンタル量でI、J、Kの値を用いて指定、半径値Rも指定可で、円周弧を除 き、円弧の終点座標指定要)を示し、NC装置20内部での演算タイプを指定す る。GコードはNC装置20の機能に密接に関連しており極めて多数のものがあ るが、ここでは省略する。
【0025】 Mコードは工具交換、主軸回転等、機械加工部に対して特定の動作を指令する ために使用される。一般的なMコードは規格化されておりNC装置20によらず 使用でき、特殊なMコードはNC装置20に応じて規定される。一般的なMコー ドとしては、M00はプログラムストップ、M01はオプショナルストップで、 外部スイッチによって停止が選択されている時のみ機械を一時停止する指令、M 02はエンドオブプログラム(加工プログラムの終了)、M03は主軸の時計方 向回転、M04は主軸の反時計方向回転指令等である。
【0026】 図4はこのパートプログラムの一例を示す図であり、ブロックN001は、X 軸630、Y軸500、Z軸500の位置へ早送り(G00)で移動し、同時に 工具番号01(T01)の工具を選択し、主軸を一定位置に割り出す(M19) 指令を示し、ブロックN002は、選択した工具を主軸に装着する(工具交換M 06)指令を示している。
【0027】 以下同様に、ブロックN003は、主軸を250rev/minの回転数(S 250)で時計方向に回転し(M03)、X121、Y265で示される加工開 始位置までX軸、Y軸を早送りで移動し、同時に次の加工で使用する工具を予め 選択しておく指令、N004は、Z191の加工開始位置までZ軸を移動し、工 具の長さ分をH01で指定したデータにより補正する指令、N005は、X44 9の位置までX軸を400mm/minの速度で移動(F400)し、ワーク面 を加工する指令、N006は、同様にY175の位置までワークを加工する指令 である。
【0028】 このようなパートプログラムは、外部機器10から入力され、キャッシュ管理 部22の管理下で、キャッシュメモリ26に記憶され、そのプログラム名は、入 力プログラム名テーブル24に記憶される。これらのパートプログラムは、図5 に示す処理フローチャートに従って次のように読み出し、または書き込みが行わ れ、機械制御部28に受け渡される。
【0029】 すなわち、機械制御部28より、キャッシュ管理部22に所要のパートプログ ラム名と、入力開始命令が与えられると、キャッシュ管理部22は、ステップS 1において、入力プログラム名テーブル24を参照し、要求されたパートプログ ラムがキャッシュメモリ26に登録(記憶)されているか否かを判定し、登録済 のプログラムである場合は、ステップS2においてキャッシュメモリ26内のパ ートプログラムを読み出し、機械制御部28に転送して再利用する。
【0030】 この場合、ステップS3、S4のループにおいて、キャッシュ管理部22は、 入力プログラム名テーブル24内の要求されたパートプログラムの開始番地24 bを読み出しポインタ34にセットし、読み出しポインタ34を順次更新しなが ら、読み出しポインタ34で指定されるキャッシュメモリ26内の番地に記憶さ れたパートプログラムを読み出し、機械制御部28に転送する。機械制御部28 は、転送されたパートプログラムにより機械加工部30の運転を行う。
【0031】 要求されたパートプログラムの終了番地24cまでの読み出し、転送処理が終 了し、または、機械制御部28から終了あるいは中断が指示される(ステップS 3)とキャッシュ管理部22はパートプログラムの転送処理を終了する。
【0032】 一方、ステップS1において、要求されたパートプログラムがキャッシュメモ リ26に登録されていない場合、キャッシュ管理部22は、入力プログラム名テ ーブル24の新たな領域にパートプログラム名24aを登録(記憶)し、同時に その時点での書き込みポインタ32の値を当該パートプログラムの開始番地24 bとして、入力プログラム名テーブル24に登録(記憶)する(ステップS5) 。
【0033】 次いで、ステップS6からステップS10のループにおいて、外部機器10か ら入力されるパートプログラムをキャッシュメモリ26に記憶する。この場合、 書き込みポインタ32を順次更新しながら、書き込みポインタ32に指定される キャッシュメモリ26の該当番地にパートプログラムを順次記憶し、次いで、当 該パートプログラムを機械制御部28に転送していく(ステップS10)。
【0034】 パートプログラムが全て正常にキャッシュメモリ26に記憶されると(ステッ プS6、ステップS11)、その時点の書き込みポインタ32の値を、当該パー トプログラムの終了番地24cとして、入力プログラム名テーブル24に登録( 記憶)する(ステップS13)。
【0035】 パートプログラムの記憶の過程で、ステップS8において、書き込みポインタ 32が、過去にキャッシュメモリ26に記憶された他のパートプログラム領域に 達した時には、過去のパートプログラムの上に入力すべきパートプログラムを上 書きして記憶する。このため、過去に記憶されたパートプログラムは破壊される ことになり、再利用ができなくなるため、当該破壊されたパートプログラムのプ ログラム名24aを、入力プログラム名テーブル24から削除する(ステップS 9)。この時、開始番地24b、終了番地24cもリセットしてよい。
【0036】 入力するパートプログラムがキャッシュメモリ26の容量より大きく、書き込 みポインタ32の値が開始番地24bに戻ってしまい、既に記憶された入力パー トプログラム自身を破壊してしまった場合や、入力パートプログラムが完全に入 力されずに中断してしまった場合(ステップS6、ステップS11)のごとく異 常終了した時には、入力されたパートプログラム自体は再利用できないため、入 力プログラム名テーブル24から当該パートプログラム名24aを削除する(ス テップS12)。
【0037】 図6は、以上の処理がかなり進んだ段階のキャッシュメモリ26の内容を示す 図で、図7はこの時の入力プログラム名テーブル24を示す図である。100は パートプログラム名1234の開始番地、111は終了番地、112はパートプ ログラム名5678の開始番地、133は終了番地である。
【0038】 140は過去に記憶されていたが、パートプログラム名5678の外部運転( キャッシュメモリ26への記憶)によって破壊されたために削除されたパートプ ログラムと入力プログラム名テーブル24の状態であり、150は異常終了した ために登録されなかったパートプログラムと入力プログラム名テーブル24の状 態を例示している。
【0039】 なお、図5の処理フローチャートにおいて、パートプログラムのキャッシュメ モリ26への書き込み、読み出しをシーケンシャルに行った例を説明したが、こ れを非同期で行うこともできる。
【0040】 キャッシュメモリ26は、一般にパーソナルコンピュータで使用されるメモリ とCPU間、磁気ディスク装置等の外部メモリとCPU間で行われているものと 同等(キャッシュされるデータ内容が異なる)のものであるが、これらのキャッ シュメモリにおいては、キャッシュメモリに記憶されたデータの再利用は考えら れておらず、また、CPU本体の電源が切断されるとキャッシュメモリの内容も クリアされてしまう。
【0041】 そこで、本考案のNC装置20においては、NC装置本体の電源が切断されて も、次回に電源が投入されれば、キャッシュメモリ26に記憶されたパートプロ グラムを直ちに再利用可能なように、キャッシュメモリ26をバックアップ電源 供給領域に設定することができる。
【0042】 また、上記したように、キャッシュメモリ26の最大容量以上のパートプログ ラムが入力された時には、キャッシュメモリ26に記憶されたパートプログラム 自体は再利用できなくなるが、キャッシュメモリ26の機能は継続して使用可能 であるため、ユーザーは、キャッシュメモリ26の容量と入力するパートプログ ラムの大きさを全く意識することなくNC装置20を使用することができる。
【0043】 キャッシュメモリ26の容量に比較して大きさの小さいパートプログラムが複 数入力され、何番目かのパートプログラムが、キャッシュメモリ26の最大容量 を越えた時には、キャッシュメモリ26が実質的にリング状に構成され、最も古 く入力されたパートプログラムの上に上書きして記憶される。これは、新たに入 力されたパートプログラムほど再利用され易いというユーザーの現状によく対応 できる機能である。
【0044】
【考案の効果】
本考案に係るNC装置によれば、以下の効果が得られる。すなわち、外部機器 のパートプログラムの送信能力、NC装置本体との間の回線上のデータ容量、回 線速度、NC装置本体側の受信能力等、機械制御部にパートプログラムが受け渡 されるまで、様々なボトルネックに係わらず、一旦パートプログラムがキャッシ ュメモリに記憶されれば、機械制御部へのパートプログラムの受渡しを高速に行 うことができる。
【0045】 また、一旦キャッシュメモリに記憶されたパートプログラムを繰り返し使用し て運転を行うことができ、パートプログラムを記憶する際、キャッシュメモリが 実質的にリング状に構成され、空き領域が無い場合には最も古いパートプログラ ムの上に上書きして記憶されるため、キャッシュメモリをある程度の容量で構成 すれば、使用できるパートプログラムの数や大きさの制約が軽減され、運転、加 工の自由度が拡大し、NC装置の速度を向上し、運転、操作効率を改善すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るNC装置の構成を示す図である。
【図2】入力プログラム名テーブルの構成を示す図であ
る。
【図3】キャッシュメモリの構成を示す概念図である。
【図4】パートプログラムの一例を示す図である。
【図5】キャッシュ管理部の処理フローチャートを示す
図である。
【図6】処理の進んだ段階でのキャッシュメモリの内容
を示す図である。
【図7】図6における入力プログラム名テーブルの内容
を示す図である。
【符号の説明】
10…外部機器 20…NC装置 22…キャッシュ管理部 24…入力プログラム名テーブル 26…キャッシュメモリ 28…機械制御部 30…機械加工部 32…書き込みポインタ 34…読み出しポインタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野田 邦彦 静岡県沼津市大岡2068−3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)考案者 船木 崇宏 静岡県沼津市大岡2068−3 東芝機械株式 会社沼津事業所内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部機器からパートプログラムをNC装置
    に入力することにより、機械制御部を介して工作機械の
    運転を行う機能を有するNC装置であって、 前記外部機器から入力されたパートプログラムを記憶す
    るキャッシュメモリと、 前記入力されたパートプログラムのプログラム名を記憶
    する入力プログラム名テーブルと、 前記キャッシュメモリおよび入力プログラム名テーブル
    を管理するキャッシュ管理部とを備え、 前記キャッシュ管理部は、前記機械制御部からのパート
    プログラム入力要求に従って、入力プログラム名テーブ
    ルを参照し、当該パートプログラムが前記キャッシュメ
    モリに登録済である場合には、該キャッシュメモリから
    当該パートプログラムを読み出し、前記機械制御部に転
    送し、 当該パートプログラムが前記キャッシュメモリに登録さ
    れていない場合には、前記外部機器より当該パートプロ
    グラムを読み込み、前記キャッシュメモリに記憶し、当
    該パートプログラムのプログラム名を前記入力プログラ
    ム名テーブルに記憶するとともに、前記機械制御部に転
    送することを特徴とするNC装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のNC装置において、前記キ
    ャッシュメモリは書き込みポインタの指示する番地にパ
    ートプログラムを書き込み、読み出しポインタの指示す
    る番地からパートプログラムの読み出しを行なうように
    構成され、前記書き込みポインタと読み出しポインタ
    は、前記キャッシュメモリの最初の番地から最終の番地
    まで動くと最初の番地にもどるように動作し、論理的に
    キャッシュメモリがリング状に構成されたことを特徴と
    するNC装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のNC装置におい
    て、前記キャッシュメモリは論理的にリング状に構成さ
    れ、前記パートプログラムの記憶に際し、前記キャッシ
    ュメモリに空き領域がない場合には、最も古く当該キャ
    ッシュメモリに記憶されたパートプログラムの記憶位置
    に、前記パートプログラムを上書きすることを特徴とす
    るNC装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のNC装
    置において、前記キャッシュメモリはバックアップ電源
    領域に設けられたことを特徴とするNC装置。
JP6737492U 1992-09-28 1992-09-28 Nc装置 Pending JPH0633204U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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