JPH06331420A - 電極式液面レベルセンサ - Google Patents

電極式液面レベルセンサ

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Publication number
JPH06331420A
JPH06331420A JP11958393A JP11958393A JPH06331420A JP H06331420 A JPH06331420 A JP H06331420A JP 11958393 A JP11958393 A JP 11958393A JP 11958393 A JP11958393 A JP 11958393A JP H06331420 A JPH06331420 A JP H06331420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
electrode
water
conduction
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP11958393A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Tanioka
芳正 谷岡
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication of JPH06331420A publication Critical patent/JPH06331420A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水面の傾動、波の発生による液面異常の誤検
出を防止する。 【構成】 タンク1内の水面に対し鉛直に配設され少な
くとも一対を該タンクの両側部の略同一高さの異常水位
検出レベルに位置させた複数本の電極棒3a〜3eと、
前記一対の電極棒3d,3eのそれぞれに接続された第
1の導通回路および第2の導通回路と、この第1および
第2の導通回路の出力接点と直列に接続した警報回路と
を備えたことにより、警報回路は前記一対の電極棒3
d,3eが同時に水面を検出したときのみ作動し、誤検
出を確実に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば高層建物の給水
設備である受水槽や高架水槽などの水槽タンク内の水位
を検出する電極式液面レベルセンサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電極式水位センサを示す縦
断面図であり、図5において、51は水槽タンク(以
下、タンクと略称する)、52はタンク51の上面51
aに取付けた電極棒保持器、53a〜53dは電極棒保
持器52に吊下げ支持された長さを異にする複数本の電
極棒であり、電極棒53aは先端がタンク下部に位置し
て下限水位レベル101を検出し、電極棒53bは先端
がタンク上部に位置して上限水位レベル102を検出
し、電極棒53cは先端が電極棒53aより更にタンク
下部に位置し、貯水を介して上記電極棒53aまたは5
3bと電路を形成する主電極棒、電極棒53dは先端が
電極棒53bより更にタンク上部に位置して水量過剰な
どの異常水位を検出する。54は信号処理回路であっ
て、リード55a〜55dを介して電極棒53a〜53
dが接続されており、各電極棒53a〜55dからの検
出信号を入力して、タンク1内の水量を判断する。そし
て、この信号処理回路54からの判断信号に基づいて給
水機構(図示せず)を制御し、タンク1内の貯水量を所
定量に維持する。
【0003】ところが、上記構成の電極式水位センサで
は、例えば地震などでタンク1が大きく揺れ、あるいは
給水機構からタンク1内への給水時の振動などで、タン
ク1内の水面が1点鎖線100で示すように大きく傾動
すると、通常は接することのない電極棒53dに水面1
00が接して該電極棒53dと電極棒53cとの間で電
路が形成され、タンク1内の水量が過剰であると誤検出
されることになる。
【0004】また、給水機構からタンク1内への給水時
の衝撃によって、水面100に大きな波が生じ、この波
が電極棒53dに接する場合も、上記と同様の誤検出が
生ずる。
【0005】そこで、このような水面100の傾動、或
いは波の発生による誤検出を防止するために、実開平1
−97225号公報に記載された電極式水位センサが提
案された。
【0006】この電極式水位センサは、検出素子として
の電極を誘電体のパイプに内蔵し、このパイプをタンク
内に鉛直状態で配設するもので、パイプ内の水面はタン
ク内の水面と同じになるが該タンク内に発生した波はパ
イプ内の水面に影響することがなく、タンク内の水面に
発生する波による誤検出を防止することができる。しか
し、タンクの傾きにより生ずる水面傾動では、パイプ内
の水面も傾動に誤検出を生ずることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電極式水位セン
サは以上のように構成されているので、タンクの傾きに
よる水面の傾動で誤検出するという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ことを課題になされたもので、水面の傾動、波の発生の
いずれによっても誤検出しない電極式水位センサを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る電極式液面レベルセンサは、(i) 貯槽タンク内部の該
貯槽タンク壁面近傍に吊設され、各先端部が許容上限液
面レベルからほぼ同一高さに位置する複数の電極棒と、
(ii)これらの各電極棒ごとに設けられ、各電極棒の先端
部への液面接触に応じて導通状態となる個々の導通回路
と、(iii) これらの導通回路のうちの少なくとも2つが
導通状態となったときに警報を発する警報回路と、を具
備することを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明に係る電極式液面レベ
ルセンサは、請求項1において、前記導通回路のうちの
少なくとも1つが、液面接触時から所定時間遅れて導通
状態になることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、複数の電極棒のうち
の少なくとも2本に対して液面が接触したときにのみ、
対応する導通回路の導通により警報回路が動作する。
【0012】請求項2記載の発明では、複数の導通回路
のうちの一部の回路の導通タイミングを液面接触と同時
でなく所定時間遅らせるようにしたことにより、複数の
電極棒に同時に液面接触があった場合でも、その液面接
触の時間が前記所定時間以下の場合には警報回路が動作
しないこととなる。
【0013】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例を図面について説明
する。図1において、1はタンク、2はタンク1の上面
1aの片側に片寄って取付けた電極棒保持器、3a〜3
eは電極棒保持器2に吊下げ支持した長さを異にする複
数本の電極棒である。電極棒3aは先端がタンク下部に
位置して下限水位レベルを検出し、電極棒3bは先端が
タンク上部に位置して上限水位レベルを検出する。電極
棒3cは先端が電極棒3aより更にタンク下部に位置
し、貯水を介して他の電極棒との間で電路を形成する主
電極棒である。電極棒3d,3eは先端が電極棒3bよ
り更にタンク上部に位置し、しかも、先端をタンク1の
両側部に折曲げて配置され水量過剰などの異常を検出す
る。4は信号処理回路であって、リード線5a〜5eを
介して電極棒3a〜3eに接続され、各電極棒3a〜3
eからの検出信号を入力して、タンク1内の水面つまり
水量を判断する。
【0014】図2は上記信号処理回路4の具体的構成を
示す回路図であり、図2において、11は電源、12,
13は電源スイッチ14を介して電源11に並列に接続
した第1の導電回路および第2の導通回路であり、この
導通回路12,13にリード線5d,5eを介して電極
棒3d,3eが接続されている。15,16は第1およ
び第2の導通回路12,13と直列に接続したリレー、
17はリレー15,16の出力接点15a,16aと直
列接続し電源スイッチ14を介して電源11に接続され
た警報ブザーなどの警報回路である。
【0015】なお、他の電極棒3a,3bにも導通回路
が接続され、この導通回路の出力で給水機構を制御する
ものであるが、その構成は従来例と近似しているので図
示を省略する。
【0016】以下、上記実施例構成の動作を図3、図4
の水面状態図を参照しながら説明する。いま、信号処理
回路4の電源スイッチ14を閉成して検出状態とする。
【0017】この検出状態において、地震などによって
タンク1内の水面が図3の一点鎖線104で示すように
傾動すると、水面は電極棒3dとは接触するが、電極棒
3eとは接触しない。次の傾動で、上記と反対に、水面
が実線105で示すようになったときは、電極棒3eと
は接触するが電極棒3dとは接触しない。
【0018】このため、リレー15,16は同時には動
作せず、警報回路17にはリレー15および16の出力
接点15a,16aが直列に接続されているから、警報
回路17も動作せず警報されない。
【0019】また、図4に示すように、給水時の振動な
どで水面100に波106,107が発生した場合は、
同時に電極棒3d,3eに水面が達する場合があるが、
第1の導通回路12は、遅延動作回路18の作用でリレ
ー16よりもリレー15に対する通電を遅らせるように
構成されているため、このような一時的な液面接触によ
っては、第1の導通回路12と第2の導通回路13とが
同時に導通動作することがない。このため、警報回路1
7の誤動作が回避される。
【0020】しかしタンク内の水量が過剰になって、図
3に示すように、水面100が異常水位検出レベル10
8に上昇し、電極棒3d,3eに同時に接触する時間が
継続すると、つまり、上限水位を超えて満水になると、
電極棒3d,3eは同時に導通状態となる。
【0021】従って、第1の導通回路12および第2の
導通回路13が同時付勢され、リレー16が動作、次に
少し遅れてリレー15も動作することにより、両リレー
15,16の出力接点15a,16aが共に閉じて警報
回路17を付勢する。これにより、タンク1内が過剰水
位である場合は警報されるものである。
【0022】実施例2.上記実施例1はタンク1の左右
両側部に一対の電極棒3d,3eを設けているが、タン
ク1が図示と直交する前後方向に傾動したときには、必
ずしも誤検出を防止できると言えない。
【0023】そこで、本実施例2は一対の電極棒3d,
3eに相当する一対の電極棒(図示せず)をタンク1の
前後両側部にも配設し、この電極棒にそれぞれ第3の導
通回路および第4の導通回路を接続し、この第3の導通
回路および第4の導通回路の出力接点を前記出力接点1
5a,16aとともに警報回路17に直列に接続する。
【0024】この構成により、第1乃至第4の導通回路
の全てが同時に導通し、全ての出力接点が共に閉成しな
いと警報回路17は作動しない。従って、タンク1が左
右、前後のいずれの方向に傾動しても、この傾動による
誤検出を確実に防止できる。つまり、タンク1が傾動す
ることなく、水位が過剰に上り、左右、前後の両側部に
設けた全ての電極棒が共に水面を検出したときのみ、警
報回路17が作動し、過剰水量による異常であることを
確実に報知することができる。
【0025】なお、上記2つの本実施例は、貯水槽を対
象に説明したが、水のみならず導電性を有し安全性上問
題のない他の液体についても適用できるのはもちろんで
ある。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、複数の電極棒
を、貯槽タンク内部の該貯槽タンク壁面近傍に各先端部
が許容上限液面レベルからほぼ同一高さに位置するよう
に吊設するとともに、これらの電極棒のうちタンク内の
両端位置に配された少なくとも2本の電極棒に対してほ
ぼ同時に液面が接触したときにのみ警報回路を動作させ
ることとしたので、単に液面が大きく傾斜しただけで
は、液面異常警報用の警報回路が動作することはない。
このため、地震等による警報回路の誤動作を防止するこ
とができるという効果がある。
【0027】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
センサにおいて、複数の導通回路のうちの一部の回路の
導通タイミングを液面接触と同時でなく所定時間遅らせ
るようにしたので、少なくとも2本の電極棒に同時に液
面接触があった場合でも、その液面接触の時間が前記所
定時間以下の場合には警報回路が動作しない。このた
め、請求項1記載の発明による効果に加えて、給液時等
にタンク液面に生ずる波による警報回路の誤動作をも防
止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による電極式水位センサを適
用した状態を示すタンクの断面図である。
【図2】この発明の電極式水位センサにおける信号回路
の具体的構成を示す回路図である。
【図3】図1のタンク内の水面変動を示す状態図であ
る。
【図4】タンク内の水面に波が生じた状態図である。
【図5】従来の電極式水位センサを適用したタンクの断
面図である。
【符号の説明】
1 タンク 3a〜3e 電極棒 12 第1の導通回路 13 第2の導通回路 15a,16a 出力接点 17 警報回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯槽タンク内部の該貯槽タンク壁面近傍
    に吊設され、各先端部が許容上限液面レベルからほぼ同
    一高さに位置する複数の電極棒と、 これらの各電極棒ごとに設けられ、各電極棒の先端部へ
    の液面接触に応じて導通状態となる個々の導通回路と、 これらの導通回路のうちの少なくとも2つが導通状態と
    なったときに警報を発する警報回路と、を具備すること
    を特徴とする電極式液面レベルセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記導通回路のうち
    の少なくとも1つは、液面接触時から所定時間遅れて導
    通状態となるものであることを特徴とする電極式液面レ
    ベルセンサ。
JP11958393A 1993-05-21 1993-05-21 電極式液面レベルセンサ Pending JPH06331420A (ja)

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JP11958393A JPH06331420A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 電極式液面レベルセンサ

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JP (1) JPH06331420A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032262A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Sharp Corp 蒸気発生装置および加熱調理器
JP2010008379A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd 電極式水位検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008032262A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Sharp Corp 蒸気発生装置および加熱調理器
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