JPH06330559A - 石組構造体 - Google Patents
石組構造体Info
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- JPH06330559A JPH06330559A JP12230092A JP12230092A JPH06330559A JP H06330559 A JPH06330559 A JP H06330559A JP 12230092 A JP12230092 A JP 12230092A JP 12230092 A JP12230092 A JP 12230092A JP H06330559 A JPH06330559 A JP H06330559A
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Abstract
間の間隙にスペサーを介在させるとともに、前記石プレ
ート間の間隙を樹脂で充填することにより、降雨に強
く、かつ地震や振動にも強く、防水に適した石組構造体
とする。 【構成】平板状の石プレート1と別の石プレート2を接
続する石組構造体において、少なくとも一段の段差を設
け、前記石プレート間の間隙4にスペサーを介在させる
とともに、前記石プレート間の間隙を樹脂で充填する。
別の構造として所定の傾斜角を有する屋根組構造石板の
間隙6にスペサーを介在させるとともに、前記石プレー
ト間の間隙を樹脂で充填し、かつ前記間隙の上部に覆板
5を設ける。
Description
合わせる石組構造体に関する。さらに詳しくは、降雨に
強く、防水に適した石組構造体に関する。
が、高級建物やモニュメントに多く使用されてきてい
る。たとえばビルディングの外壁、内壁、フローリン
グ、天井、モニュメントの石組、庭の外の仕切り塀の外
壁などその使用範囲は広い。天然石、あるいは人工石は
高級感があり、セメントコンクリートとは美観、見栄
え、感触がまったく相違するのである。
般的であるが、ヨーロッパの伝統的石組建築物は、石ユ
ニットが大きく、またその厚さも数十センチ以上あるよ
うな豪華な石を用いた構造を採用している。
ーロッパデザインをそのまま採用することは困難であ
る。それはわが国には石組建築物に適した良質な石が少
なく、多くは海外から輸入しなくてはならない。このた
め、できるだけ使用する石の量を少なくする必要があ
る。より具体的には、石の厚さを薄くし、かつ外観を良
好に保つ工夫が必要となる。
と直方体のブロックをつなぎ合わせ、間にセメント等を
充填する方式が採用されていた。
方式では、降雨に弱いという問題があった。すなわち、
石に雨が降りかかると、石そのものは浸水しなくても、
接続部から雨が侵入し、内部まで浸水するという問題が
あった。それは石の厚さを雨水が浸水しない程度に厚く
することが経済的に困難であったからである。また接続
部の間にセメント等を充填した構造は、地震や振動に弱
くひびが入りやすいという問題もあった。
石の厚さがそれ程厚くなくても降雨に強く、かつ地震や
振動にも強く、防水に適した石組構造体を提供すること
を目的とする。
め、本発明の第1番目の石組構造体(第1発明)は、平
板状の石プレートと別の石プレートを接続する石組構造
体において、少なくとも一段の段差を設け、前記石プレ
ート間の間隙にスペサーを介在させるとともに、前記石
プレート間の間隙を樹脂で充填したことを特徴とする。
発明)は、平板状の石プレートと別の石プレートを接続
する石組構造体において、所定の傾斜角を有する屋根組
構造石板の間隙にスペサーを介在させるとともに、前記
石プレート間の間隙を樹脂で充填し、かつ前記間隙の上
部に覆板を設けたことを特徴とする。
とも一段の段差を設け、前記石プレート間の間隙にスペ
サーを介在させるとともに、前記石プレート間の間隙を
樹脂で充填することにより、降雨に強く、かつ地震や振
動にも強く、防水に適した石組構造体とすることができ
る。
ートを接続する石組構造体において、所定の傾斜角を有
する屋根組構造石板の間隙にスペサーを介在させるとと
もに、前記石プレート間の間隙を樹脂で充填し、かつ前
記間隙の上部に覆板を設けるという本発明の第2発明の
構成によれば、屋根部分の降雨に強い石組構造体とする
ことができる。
説明する。図1は本発明の一実施例の石組構造の墓の正
面図である。材料は御影石、大理石などが好ましい。大
きさは高さが約2400mm、横約2020mm、奥行
き約2600mmである。また、屋根部分の石プレート
の厚さは約150mmとした。
(A−A断面図)である。図2において、1,2,3は
いずれも屋根部分の平板状の石プレートである。4は石
プレート間の段差を有する接続部である。5は屋根部分
のトップの覆板、6は屋根部分の接続部である。前記に
おいて段差は、1段以上であれば任意の数を採用でき
る。段差は、好ましくは1段である。
発明の一実施例である。図3において、7は間隙を一定
に保持するためのスペーサー、8は充填樹脂である。ま
た図4は図2のY部分の拡大図であり、第2発明の一実
施例である。図1〜4において、接続部4,6の間隙は
約10mmとした。スペーサーとしては、御影石等の粒
状体を用いた。また接続部に用いる樹脂は、シリコーン
ゴム、ポリウレタン樹脂などを使用することができる
が、好ましくは室温硬化型シリコーンゴム(RTVシリ
コーンゴム)である。とくに一液タイプのものが使用に
便利である。石プレート間の接着性と防水性に優れ、か
つ耐熱性、耐寒性、耐久性にも優れるからである。さら
に樹脂は任意の着色をすることができるので、顧客の要
望に応じた着色もできる。もちろんシリコーンゴムは振
動にも強く、ひび割れなどしにくい。その結果、接続部
のみならず、石プレート自体のひび割れも防止できる。
外部からの振動を接続部が吸収するからである。
明は一般の建築物にも使用できる。たとえばビルディン
グの外壁、内壁、フローリング、天井、テーブル、イン
テリア部材、モニュメントの石組、庭の外の仕切り塀の
外壁などその使用範囲は広い。また天然石を用いた場合
は本発明の構造を採用することにより、美観、見栄え、
感触など高級感を出すことができる。
くとも一段の段差を設け、前記石プレート間の間隙にス
ペサーを介在させるとともに、前記石プレート間の間隙
を樹脂で充填することにより、降雨に強く、かつ地震や
振動にも強く、防水に適した石組構造体とすることがで
きる。また、接続部に樹脂が充填されているので、接続
部のひび割れ防止のみならず、石プレート自体のひび割
れも防止できる。外部からの振動を接続部が吸収するか
らである。
根部分の降雨に強い石組構造体とすることができる。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 平板状の石プレートと別の石プレートを
接続する石組構造体において、少なくとも一段の段差を
設け、前記石プレート間の間隙にスペサーを介在させる
とともに、前記石プレート間の間隙を樹脂で充填したこ
とを特徴とする石組構造体。 - 【請求項2】 平板状の石プレートと別の石プレートを
接続する石組構造体において、所定の傾斜角を有する屋
根組構造石板の間隙にスペサーを介在させるとともに、
前記石プレート間の間隙を樹脂で充填し、かつ前記間隙
の上部に覆板を設けたことを特徴とする石組構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4122300A JP2783939B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 石組構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4122300A JP2783939B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 石組構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06330559A true JPH06330559A (ja) | 1994-11-29 |
JP2783939B2 JP2783939B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=14832546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4122300A Expired - Lifetime JP2783939B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 石組構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2783939B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1990001049A1 (en) * | 1988-07-25 | 1990-02-08 | Eastman Kodak Company | Blends of copoly(arylene sulfide) and poly(arylene sulfide) |
KR100440749B1 (ko) * | 2002-06-10 | 2004-07-19 | 박영준 | 납골묘 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5879604U (ja) * | 1981-11-25 | 1983-05-30 | ナショナル住宅産業株式会社 | コンクリ−ト系パネルの接合構造 |
JPS5883505U (ja) * | 1981-12-01 | 1983-06-06 | アイカ工業株式会社 | パネル目地の構造 |
JPS616220A (ja) * | 1984-06-21 | 1986-01-11 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 装飾品用銀材料 |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP4122300A patent/JP2783939B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5879604U (ja) * | 1981-11-25 | 1983-05-30 | ナショナル住宅産業株式会社 | コンクリ−ト系パネルの接合構造 |
JPS5883505U (ja) * | 1981-12-01 | 1983-06-06 | アイカ工業株式会社 | パネル目地の構造 |
JPS616220A (ja) * | 1984-06-21 | 1986-01-11 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 装飾品用銀材料 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1990001049A1 (en) * | 1988-07-25 | 1990-02-08 | Eastman Kodak Company | Blends of copoly(arylene sulfide) and poly(arylene sulfide) |
KR100440749B1 (ko) * | 2002-06-10 | 2004-07-19 | 박영준 | 납골묘 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2783939B2 (ja) | 1998-08-06 |
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