JPH0633030B2 - 複合筆記具 - Google Patents
複合筆記具Info
- Publication number
- JPH0633030B2 JPH0633030B2 JP63312074A JP31207488A JPH0633030B2 JP H0633030 B2 JPH0633030 B2 JP H0633030B2 JP 63312074 A JP63312074 A JP 63312074A JP 31207488 A JP31207488 A JP 31207488A JP H0633030 B2 JPH0633030 B2 JP H0633030B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- sliding case
- protrusion
- longitudinal direction
- sliding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ノック式シャープペンシル体を含む2つの
筆記体を組み合わせた複合筆記具に係り、特にキャップ
の作動が確実に行える複合筆記具に関するものである。
筆記体を組み合わせた複合筆記具に係り、特にキャップ
の作動が確実に行える複合筆記具に関するものである。
従来、この種の複合筆記具は、キャップに設けたカムの
先端係止部を摺動体に係合して、摺動体に連結されたノ
ック式シャープペンシル体を突出させ、芯を繰り出す為
にはキャップの圧力をカムの先端係止部および摺動体を
介してノック式シャープペンシル体に伝達して行ってい
た。
先端係止部を摺動体に係合して、摺動体に連結されたノ
ック式シャープペンシル体を突出させ、芯を繰り出す為
にはキャップの圧力をカムの先端係止部および摺動体を
介してノック式シャープペンシル体に伝達して行ってい
た。
従って、芯を繰り出す為に1kg以上の強い力でキャップ
を繰り返し押圧すると、カムの先端係止部と摺動体が摩
耗して係合が外れてしまう恐れがあった。
を繰り返し押圧すると、カムの先端係止部と摺動体が摩
耗して係合が外れてしまう恐れがあった。
そこでこの点を解消する手段として、特開昭63−49
496号公報に記載されているように、ノック式シャー
プペンシル体が突出した時、摺動ケースに設けた細幅の
係合突起とキャップに設けた長手方向に伸びた凹溝が、
長手方向に直線上に一致し、芯を繰り出す時には摺動ケ
ースの係合突起がキャップの凹溝内を摺動してキャップ
が前進する複合筆記具が知られている。
496号公報に記載されているように、ノック式シャー
プペンシル体が突出した時、摺動ケースに設けた細幅の
係合突起とキャップに設けた長手方向に伸びた凹溝が、
長手方向に直線上に一致し、芯を繰り出す時には摺動ケ
ースの係合突起がキャップの凹溝内を摺動してキャップ
が前進する複合筆記具が知られている。
しかし、特開昭63−49496号に記載された複合筆
記具は、摺動ケースに設けた前記係合突起が周方向摺動
溝の縁に当接することによってキャップの回動を停止し
ていた。従って、筆記体を出没させるためにキャップを
強い力で繰り返し回動させると細幅の係合突起が摩耗し
たり折損してしまう恐れがあった。
記具は、摺動ケースに設けた前記係合突起が周方向摺動
溝の縁に当接することによってキャップの回動を停止し
ていた。従って、筆記体を出没させるためにキャップを
強い力で繰り返し回動させると細幅の係合突起が摩耗し
たり折損してしまう恐れがあった。
本発明は上記課題を解消する複合筆記具を提供すること
を目的とするものである。
を目的とするものである。
この発明に係る複合筆記具は、摺動ケースの後部に、隆
起した突部と、該突部より円周方向に適宜離れて長手方
向に伸びた凹溝を形成する。更に摺動ケースの後端に係
止爪を形成する。キャップの内面には、前記摺動ケース
の突部と当接可能な太幅の回り止め突起と、回り止め突
起より更に内方に突出して摺動ケースの凹溝と係合可能
な細幅の係合突起を形成する。前記摺動ケースの係止爪
をキャップの内鍔に係止させ、摺動ケースの後部段と係
止爪との間にキャップの内鍔と係合突起を配置する。尚
かつキャップの係合突起を摺動ケースの後部段より長手
方向後方にわずかに離間して構成する。しかも、ノック
式シャープペンシル体が突出した時には、前記摺動ケー
スの凹溝とキャップの係合突起が長手方向に直線上に一
致するように構成する。
起した突部と、該突部より円周方向に適宜離れて長手方
向に伸びた凹溝を形成する。更に摺動ケースの後端に係
止爪を形成する。キャップの内面には、前記摺動ケース
の突部と当接可能な太幅の回り止め突起と、回り止め突
起より更に内方に突出して摺動ケースの凹溝と係合可能
な細幅の係合突起を形成する。前記摺動ケースの係止爪
をキャップの内鍔に係止させ、摺動ケースの後部段と係
止爪との間にキャップの内鍔と係合突起を配置する。尚
かつキャップの係合突起を摺動ケースの後部段より長手
方向後方にわずかに離間して構成する。しかも、ノック
式シャープペンシル体が突出した時には、前記摺動ケー
スの凹溝とキャップの係合突起が長手方向に直線上に一
致するように構成する。
この発明の複合筆記具は、キャップを一方向に回転して
カムの先端係止部に摺動体を係止し、ノック式シャープ
ペンシル体を突出する。するとキャップに形成された太
幅の回り止め突起が摺動ケースの突部に当接してキャッ
プの回転が停止され、同時に摺動ケースの凹溝とキャッ
プの細幅の係合突起が長手方向の直線上に一致される。
この筆記状態にて芯を繰り出すと、キャップの前進に従
ってキャップの係合突起が摺動ケースの凹溝にガイドさ
れるので、キャップに横方向の応力が加えられてもキャ
ップは回転することなく確実に前進する。
カムの先端係止部に摺動体を係止し、ノック式シャープ
ペンシル体を突出する。するとキャップに形成された太
幅の回り止め突起が摺動ケースの突部に当接してキャッ
プの回転が停止され、同時に摺動ケースの凹溝とキャッ
プの細幅の係合突起が長手方向の直線上に一致される。
この筆記状態にて芯を繰り出すと、キャップの前進に従
ってキャップの係合突起が摺動ケースの凹溝にガイドさ
れるので、キャップに横方向の応力が加えられてもキャ
ップは回転することなく確実に前進する。
以下、本発明の一実施例を説明する。
第1図において、1は複合筆記具の胴であり、この胴1
に摺動ケース2が螺合されている。
に摺動ケース2が螺合されている。
摺動ケース2には軸心対象位置に長手方向に伸びたガイ
ド溝2Aが形成され、このガイド溝2Aは摺動ケース2
の前端に開口された摺動穴2Bに連通している。
ド溝2Aが形成され、このガイド溝2Aは摺動ケース2
の前端に開口された摺動穴2Bに連通している。
ガイド溝2Aにはそれぞれ摺動体3、4が摺動可能に取
り付けられ、摺動体3には後述するノック式シャープペ
ンシル体と連結する芯収納パイプ5が固着され、摺動体
4にはボールペン体と連結するレフィール固定管6が固
着されている。この芯収納パイプ5およびレフィール固
定管6はそれぞれ摺動ケース2の摺動穴2Bより先端方
向に突出している。
り付けられ、摺動体3には後述するノック式シャープペ
ンシル体と連結する芯収納パイプ5が固着され、摺動体
4にはボールペン体と連結するレフィール固定管6が固
着されている。この芯収納パイプ5およびレフィール固
定管6はそれぞれ摺動ケース2の摺動穴2Bより先端方
向に突出している。
しかも通常摺動体3、4は、摺動穴2Bの後端壁と摺動
体3、4との間に張架されたスプリング7によりガイド
溝2Aの後退方向に付勢されている。
体3、4との間に張架されたスプリング7によりガイド
溝2Aの後退方向に付勢されている。
前記芯収納パイプ5には従来一般の複合筆記具に使用さ
れている、口金8、チャック、締リング、連結具9、お
よびチャックスプリング等からなるノック式シャープペ
ンシル体の連結具9が嵌合されている。一方レフィール
固定管6にはやはり従来一般の複合筆記具に使用されて
いるボールペン体のレフィール10が嵌合されている。
れている、口金8、チャック、締リング、連結具9、お
よびチャックスプリング等からなるノック式シャープペ
ンシル体の連結具9が嵌合されている。一方レフィール
固定管6にはやはり従来一般の複合筆記具に使用されて
いるボールペン体のレフィール10が嵌合されている。
摺動ケース2の後部には、第2図に示したように、径方
向の一部分に隆起した突部2Cと、この突部2Cより円
周方向に適宜離れしかも後部段2Dより適宜長手方向前
方に伸びた凹溝2Eが、それぞれ形成されている。
向の一部分に隆起した突部2Cと、この突部2Cより円
周方向に適宜離れしかも後部段2Dより適宜長手方向前
方に伸びた凹溝2Eが、それぞれ形成されている。
さらに摺動ケース2の後端には、後述するキャップ11
の内鍔11Aに係止される係止爪2Fが形成され、該係
止爪2F部分は2つ割円筒状に形成されて弾性変形可能
となっている。
の内鍔11Aに係止される係止爪2Fが形成され、該係
止爪2F部分は2つ割円筒状に形成されて弾性変形可能
となっている。
摺動ケース2の後部には後方よりキャップ11が被せら
れ、係止爪2Fがキャップ11の内鍔11Aを挿通して
係止される。このキャップ11の内面には第3図のカム
展開図に示したように、傾斜カム面11B、11Cと、
これらの傾斜カム面11B、11Cの頂部には先端係止
部11Dが形成されている。
れ、係止爪2Fがキャップ11の内鍔11Aを挿通して
係止される。このキャップ11の内面には第3図のカム
展開図に示したように、傾斜カム面11B、11Cと、
これらの傾斜カム面11B、11Cの頂部には先端係止
部11Dが形成されている。
そして、一方の傾斜カム面11Bにノック式シャープペ
ンシル体が連結された摺動体3が、他方の傾斜カム面1
1Cにボールペン体を連結する摺動体4が、それぞれ前
記スプリング7の付勢力で圧接係合されている。
ンシル体が連結された摺動体3が、他方の傾斜カム面1
1Cにボールペン体を連結する摺動体4が、それぞれ前
記スプリング7の付勢力で圧接係合されている。
キャップ11の内鍔11A部より適宜長手方向前方に
は、第2図に示したように、前記摺動ケース2の突部2
Cと当接可能な太幅の回り止め突起11Eが、内面11
Fより内方に向かって突出して形成され、摺動ケース2
に対してキャップ11は約180゜回動可能となってい
る。
は、第2図に示したように、前記摺動ケース2の突部2
Cと当接可能な太幅の回り止め突起11Eが、内面11
Fより内方に向かって突出して形成され、摺動ケース2
に対してキャップ11は約180゜回動可能となってい
る。
さらに、このキャップ11の回り止め突起11Eの内面
には細幅の係合突起11Gが形成され、該係合突起11
Gは摺動ケース2の後部段2Dよりわずかに長手方向後
方に離間して構成され、このことによりキャップ11は
長手方向に揺動することはない。
には細幅の係合突起11Gが形成され、該係合突起11
Gは摺動ケース2の後部段2Dよりわずかに長手方向後
方に離間して構成され、このことによりキャップ11は
長手方向に揺動することはない。
しかもキャップ11を回転させてノック式シャープペン
シル体を突出させ、摺動体3がキャップ11の先端係止
部11Dに係止した時、係止突起11Gは摺動ケース2
の凹溝2Eと長手方向に直線上に位置する。
シル体を突出させ、摺動体3がキャップ11の先端係止
部11Dに係止した時、係止突起11Gは摺動ケース2
の凹溝2Eと長手方向に直線上に位置する。
キャップ11の後部にはクリップ12の固定部12Aを
挾持して頭冠13が螺合され、頭冠13の中心部に形成
された突入軸部13Aが前記摺動ケース2の係止爪2F
の内穴2G内に挿入されて、キャップ11の内鍔11A
と摺動ケース2の係止爪2Fの係止が確実となる。
挾持して頭冠13が螺合され、頭冠13の中心部に形成
された突入軸部13Aが前記摺動ケース2の係止爪2F
の内穴2G内に挿入されて、キャップ11の内鍔11A
と摺動ケース2の係止爪2Fの係止が確実となる。
次にこの実施例の使用方法を説明すると、第1図・第2
図および第3図の携帯状態より、キャップ11を回転す
ると、ノック式シャープペンシル体を連結した摺動体3
がキャップ11の傾斜カム面11Bに沿って摺動ケース
2のガイド溝2A内を前進し、ノック式シャープペンシ
ル体の先端が胴1より突出する。そして摺動体3がカム
面の先端係止部11Dに係止されると、キャップ11の
太幅の回り止め突起11Eが摺動ケース2の突部2Cに
当接されてキャップ11の回転が停止され、第4図・第
5図および第6図に示したノック式シャープペンシル体
の筆記状態となる。この時、摺動ケース2の凹溝2Eと
キャップ11の細幅の係合突起11Gが長手方向に直線
上に位置される。従って、この状態にて芯を繰り出すた
めにキャップ11を押圧すると、第7図の展開図に示し
たように摺動ケース2の凹溝2E内を係合突起11Gが
前進して芯が繰り出されるので、キャップ11に回転方
向に力が加えられてもキャップ11が回転せず、ノック
式シャープペンシル体が没入する恐れはない。
図および第3図の携帯状態より、キャップ11を回転す
ると、ノック式シャープペンシル体を連結した摺動体3
がキャップ11の傾斜カム面11Bに沿って摺動ケース
2のガイド溝2A内を前進し、ノック式シャープペンシ
ル体の先端が胴1より突出する。そして摺動体3がカム
面の先端係止部11Dに係止されると、キャップ11の
太幅の回り止め突起11Eが摺動ケース2の突部2Cに
当接されてキャップ11の回転が停止され、第4図・第
5図および第6図に示したノック式シャープペンシル体
の筆記状態となる。この時、摺動ケース2の凹溝2Eと
キャップ11の細幅の係合突起11Gが長手方向に直線
上に位置される。従って、この状態にて芯を繰り出すた
めにキャップ11を押圧すると、第7図の展開図に示し
たように摺動ケース2の凹溝2E内を係合突起11Gが
前進して芯が繰り出されるので、キャップ11に回転方
向に力が加えられてもキャップ11が回転せず、ノック
式シャープペンシル体が没入する恐れはない。
ノック式シャープペンシル体を没入させるには、キャッ
プ11を逆に回転させれば、ノック式シャープペンシル
体を連結した摺動体3がキャップ11の先端係止部11
Dより外れ第1図の携帯状態となる。さらにキャップ1
1をそのまま逆方向に回転させると、ボールペン体を連
結した摺動体4がキャップ11の傾斜カム面11Cに沿
って前進し、ボールペン体の先端が胴1より突出する。
そして摺動体4がキャップ11の先端係止部11Dに係
止され、第8図・第9図および第10図に示したボール
ペン体の筆記状態となる。この状態ではキャップ11を
押圧しても係合突起11Gが摺動ケース2の後部段2D
に当接されるのでキャップ11は前進しない。
プ11を逆に回転させれば、ノック式シャープペンシル
体を連結した摺動体3がキャップ11の先端係止部11
Dより外れ第1図の携帯状態となる。さらにキャップ1
1をそのまま逆方向に回転させると、ボールペン体を連
結した摺動体4がキャップ11の傾斜カム面11Cに沿
って前進し、ボールペン体の先端が胴1より突出する。
そして摺動体4がキャップ11の先端係止部11Dに係
止され、第8図・第9図および第10図に示したボール
ペン体の筆記状態となる。この状態ではキャップ11を
押圧しても係合突起11Gが摺動ケース2の後部段2D
に当接されるのでキャップ11は前進しない。
尚、上記した実施例はノック式シャープペンシル体とボ
ールペン体の組み合わせで構成したものであり、ポール
ペン体の筆記時にはキャップが移動しない利点が得られ
るものであるが、本発明はノック式シャープペンシル体
とボールペン体の組み合わせに限定されるものではな
く、2本のノック式シャープペンシル体を組み合わせて
構成しても十分本発明の効果が期待できるものである。
ールペン体の組み合わせで構成したものであり、ポール
ペン体の筆記時にはキャップが移動しない利点が得られ
るものであるが、本発明はノック式シャープペンシル体
とボールペン体の組み合わせに限定されるものではな
く、2本のノック式シャープペンシル体を組み合わせて
構成しても十分本発明の効果が期待できるものである。
この場合には、第11図および第12図に示したよう
に、いずれのノック式シャープペンシル体を連結する摺
動体3がキャップ11の先端係止部に係止された時に
も、キャップ11の係合突起11Gと長手方向に直線上
に位置するように、摺動ケース102に後部段102D
より長手方向前方に伸びた2つの凹溝102Eを形成す
ればよい。
に、いずれのノック式シャープペンシル体を連結する摺
動体3がキャップ11の先端係止部に係止された時に
も、キャップ11の係合突起11Gと長手方向に直線上
に位置するように、摺動ケース102に後部段102D
より長手方向前方に伸びた2つの凹溝102Eを形成す
ればよい。
本発明は、摺動ケースの係止爪をキャップの内鍔に係止
させるとともにキャップの係合突起を摺動ケースの後部
段より長手方向後方にわずかに離間して構成し、ノック
式シャープペンシル体が突出した時には、摺動ケースの
凹溝とキャップの係合突起が長手方向に直線上に一致さ
せることによって、ノック式シャープペンシル体の芯を
繰り出すためにキャップを押圧すると、キャップの係合
突起が摺動ケースの凹溝を摺動してキャップが前進する
ので、キャップの先端係止部が摩耗して係止が外れやす
くなった場合でもキャップが回転することなく前進で
き、突出したノック式シャープペンシル体が没入してし
まう恐れがない。又、ノック式シャープペンシル体が突
出していない時には、キャップの係合突起と摺動ケース
の後部段との離間寸法がわずかなためにキャップが長手
方向に揺動することはない。
させるとともにキャップの係合突起を摺動ケースの後部
段より長手方向後方にわずかに離間して構成し、ノック
式シャープペンシル体が突出した時には、摺動ケースの
凹溝とキャップの係合突起が長手方向に直線上に一致さ
せることによって、ノック式シャープペンシル体の芯を
繰り出すためにキャップを押圧すると、キャップの係合
突起が摺動ケースの凹溝を摺動してキャップが前進する
ので、キャップの先端係止部が摩耗して係止が外れやす
くなった場合でもキャップが回転することなく前進で
き、突出したノック式シャープペンシル体が没入してし
まう恐れがない。又、ノック式シャープペンシル体が突
出していない時には、キャップの係合突起と摺動ケース
の後部段との離間寸法がわずかなためにキャップが長手
方向に揺動することはない。
更に、摺動ケースの凹溝にガイドされる細幅の係合突起
でキャップの回転を停止せずに、キャップに形成した十
分太幅の回り止め突起を摺動ケースの突部に当接してキ
ャップの回転を停止するので、キャップを強い力で回し
てもキャップの回り止め突起が破損する恐れがない。
でキャップの回転を停止せずに、キャップに形成した十
分太幅の回り止め突起を摺動ケースの突部に当接してキ
ャップの回転を停止するので、キャップを強い力で回し
てもキャップの回り止め突起が破損する恐れがない。
その上、係合突起が細幅に形成されているので、摺動ケ
ースの凹溝が係合突起の形状に合わせて幅と深さに十分
の余裕を持って形成でき、係合突起が凹溝内をスムーズ
に摺動できるものである。
ースの凹溝が係合突起の形状に合わせて幅と深さに十分
の余裕を持って形成でき、係合突起が凹溝内をスムーズ
に摺動できるものである。
第1図は本発明の複合筆記具を示す縦断面図、第2図は
第1図のA−A線を示す断面矢視図、第3図は第1図の
状態を示すカム展開図、第4図は第1図の実施例に係る
ノック式シャープペンシル体の筆記状態を示す縦断面
図、第5図は第4図のB−B線を示す断面矢視図、第6
図は第4図の状態を示すカム展開図、第7図はノック式
シャープペンシル体の芯を繰り出した状態を示すカム展
開図、第8図は第1図の実施例に係るボールペン体の筆
記状態を示す縦断面図、第9図は第8図のC−C線を示
す断面矢視図、第10図は第8図の状態を示すカム展開
図、第11図は本発明の他の実施例を示す縦断面図、第
12図は第11図のD−D線を示す断面矢視図である。 1……胴 2・102……摺動ケース 2C……摺動ケース2の突部 2E……摺動ケース2の凹溝 102E……摺動ケース102の凹溝 11……キャップ 11B・11C……キャップ11の傾斜カム面 11E……キャップ11の回り止め突起 11F……キャップ11の内面 11G……キャップ11の係合突起
第1図のA−A線を示す断面矢視図、第3図は第1図の
状態を示すカム展開図、第4図は第1図の実施例に係る
ノック式シャープペンシル体の筆記状態を示す縦断面
図、第5図は第4図のB−B線を示す断面矢視図、第6
図は第4図の状態を示すカム展開図、第7図はノック式
シャープペンシル体の芯を繰り出した状態を示すカム展
開図、第8図は第1図の実施例に係るボールペン体の筆
記状態を示す縦断面図、第9図は第8図のC−C線を示
す断面矢視図、第10図は第8図の状態を示すカム展開
図、第11図は本発明の他の実施例を示す縦断面図、第
12図は第11図のD−D線を示す断面矢視図である。 1……胴 2・102……摺動ケース 2C……摺動ケース2の突部 2E……摺動ケース2の凹溝 102E……摺動ケース102の凹溝 11……キャップ 11B・11C……キャップ11の傾斜カム面 11E……キャップ11の回り止め突起 11F……キャップ11の内面 11G……キャップ11の係合突起
Claims (1)
- 【請求項1】胴と、胴に着脱可能に連結された摺動ケー
スと、摺動ケースに回動自在でかつ長手方向に適宜摺動
可能に連結されたキャップと、摺動ケースに長手方向に
摺動可能に挿入された少なくとも1つのノック式シャー
プペンシル体を含む2つの筆記体とからなり、キャップ
の回動と連動するカムにより2つの筆記体を任意に突出
・退没させ、ノック式シャープペンシル体が突出した時
にはキャップを押圧することにより順次芯が繰り出され
る複合筆記具において、摺動ケースの後部に、隆起した
突部と、該突部より円周方向に適宜離れて長手方向に伸
びた凹溝を形成するとともに、摺動ケースの後端に係止
爪を形成し、キャップの内面に、前記摺動ケースの突部
と当接可能な太幅の回り止め突起と、回り止め突起より
更に内方に突出して摺動ケースの凹溝と係合可能な細幅
の係合突起を形成し、前記摺動ケースの係止爪をキャッ
プの内鍔に係止させるとともキャップの係合突起を摺動
ケースの後部段より長手方向後方にわずかに離間して構
成することによって摺動ケースの後部段と係止爪との間
にキャップの内鍔と係合突起を配置し、しかもノック式
シャープペンシル体が突出した時には、前記摺動ケース
の凹溝とキャップの係合突起が長手方向に直線上に一致
するように構成したことを特徴とする複合筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63312074A JPH0633030B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 複合筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63312074A JPH0633030B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 複合筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02158398A JPH02158398A (ja) | 1990-06-18 |
JPH0633030B2 true JPH0633030B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=18024919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63312074A Expired - Lifetime JPH0633030B2 (ja) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | 複合筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633030B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009208452A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-09-17 | Pilot Corporation | 回転繰出式筆記具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6349496A (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-02 | 株式会社寿 | 複合筆記具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58107884U (ja) * | 1982-01-18 | 1983-07-22 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
-
1988
- 1988-12-12 JP JP63312074A patent/JPH0633030B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6349496A (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-02 | 株式会社寿 | 複合筆記具 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009208452A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-09-17 | Pilot Corporation | 回転繰出式筆記具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02158398A (ja) | 1990-06-18 |
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