JPH06330203A - Ａｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の材料装入方法 - Google Patents
Ａｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の材料装入方法Info
- Publication number
- JPH06330203A JPH06330203A JP13955893A JP13955893A JPH06330203A JP H06330203 A JPH06330203 A JP H06330203A JP 13955893 A JP13955893 A JP 13955893A JP 13955893 A JP13955893 A JP 13955893A JP H06330203 A JPH06330203 A JP H06330203A
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- melting
- furnace
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- melting furnace
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 真空誘導溶解炉でＡｌ−Ｌｉ合金を溶解する
に際し、真空雰囲気に保持された該溶解炉内に予め追加
装入すべき材料を置き、材料投入棒の操作により材料を
炉内に落下させる。 【効果】 材料装入作業が簡略化され、操業時間が短縮
される。
に際し、真空雰囲気に保持された該溶解炉内に予め追加
装入すべき材料を置き、材料投入棒の操作により材料を
炉内に落下させる。 【効果】 材料装入作業が簡略化され、操業時間が短縮
される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、Ａｌ−Ｌｉ合金真空誘
導溶解炉の材料装入方法、特にＡｌ−Ｌｉ合金溶解にお
ける材料装入を簡略化し溶解コストの低減を図ることが
できるＡｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の材料装入方法に
関する。
導溶解炉の材料装入方法、特にＡｌ−Ｌｉ合金溶解にお
ける材料装入を簡略化し溶解コストの低減を図ることが
できるＡｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の材料装入方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】合金元素としてリチウムを含有するＡｌ
−Ｌｉ合金の溶解は、合金の酸化や水素ガス吸収による
耐火物との反応を防ぐため、真空雰囲気あるいはアルゴ
ンガス、窒素ガス等の不活性雰囲気で行われる。従っ
て、Ａｌ−Ｌｉ合金の溶解作業において溶解途中で材料
を追加装入するために、通常溶解炉に連続して材料装入
室を設け、まずこの材料装入室に追加装入すべき材料を
入れて室内を真空に引き、あるいは真空に引いて不活性
ガスを導入したのち、バルブを開いて材料を溶解炉に装
入するという方式が採用されていた。しかしながら、材
料装入室は寸法上制約をうけるため、材料装入は数回に
わけて行う必要があり、その度に上記の材料装入、真空
引きという操作を繰り返さなければならないため、操業
時間が長くなり溶解コストの増大を招いていた。
−Ｌｉ合金の溶解は、合金の酸化や水素ガス吸収による
耐火物との反応を防ぐため、真空雰囲気あるいはアルゴ
ンガス、窒素ガス等の不活性雰囲気で行われる。従っ
て、Ａｌ−Ｌｉ合金の溶解作業において溶解途中で材料
を追加装入するために、通常溶解炉に連続して材料装入
室を設け、まずこの材料装入室に追加装入すべき材料を
入れて室内を真空に引き、あるいは真空に引いて不活性
ガスを導入したのち、バルブを開いて材料を溶解炉に装
入するという方式が採用されていた。しかしながら、材
料装入室は寸法上制約をうけるため、材料装入は数回に
わけて行う必要があり、その度に上記の材料装入、真空
引きという操作を繰り返さなければならないため、操業
時間が長くなり溶解コストの増大を招いていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、Ａｌ−Ｌｉ
合金溶解炉の材料追加装入における上記問題点を解消す
るためになされたものであり、その目的は、Ａｌ−Ｌｉ
合金溶解炉の材料装入方式を簡略化し操業時間を短縮す
ることができるＡｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の材料装
入方法を提供することにある
合金溶解炉の材料追加装入における上記問題点を解消す
るためになされたものであり、その目的は、Ａｌ−Ｌｉ
合金溶解炉の材料装入方式を簡略化し操業時間を短縮す
ることができるＡｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の材料装
入方法を提供することにある
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明によるＡｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解の材料装
入方法は、真空誘導溶解炉でＡｌ−Ｌｉ合金を溶解する
に際し、真空雰囲気に保持された該溶解炉内に予め追加
装入すべき材料を置き、材料投入棒の操作により材料を
動かし炉内に落下させることを構成上の特徴とし、さら
に、追加装入すべき材料を、誘導溶解炉の近傍に配設さ
れ且つ非酸化性雰囲気とした加熱炉中で予熱したのち、
該加熱炉と誘導加熱炉を連結する通路を通じて材料を非
酸化性雰囲気を保持したまま誘導加熱炉中に移動させ、
材料投入棒により炉内に落下させることを発明実施上の
具体的一態様とする。
めの本発明によるＡｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解の材料装
入方法は、真空誘導溶解炉でＡｌ−Ｌｉ合金を溶解する
に際し、真空雰囲気に保持された該溶解炉内に予め追加
装入すべき材料を置き、材料投入棒の操作により材料を
動かし炉内に落下させることを構成上の特徴とし、さら
に、追加装入すべき材料を、誘導溶解炉の近傍に配設さ
れ且つ非酸化性雰囲気とした加熱炉中で予熱したのち、
該加熱炉と誘導加熱炉を連結する通路を通じて材料を非
酸化性雰囲気を保持したまま誘導加熱炉中に移動させ、
材料投入棒により炉内に落下させることを発明実施上の
具体的一態様とする。
【０００５】
【作用】本発明は、真空誘導溶解炉へ追加装入すべき材
料を予め溶解炉内に置き、真空雰囲気中で予熱したの
ち、材料投入棒を炉外から操作して材料を炉中に落下さ
せるのみでよいから、操作は簡単で操業時間が短縮さ
れ、材料装入に際して溶解雰囲気が汚染されることがな
い。
料を予め溶解炉内に置き、真空雰囲気中で予熱したの
ち、材料投入棒を炉外から操作して材料を炉中に落下さ
せるのみでよいから、操作は簡単で操業時間が短縮さ
れ、材料装入に際して溶解雰囲気が汚染されることがな
い。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例 図１に示すように、誘導溶解炉Ｆの溶解ルツボ１に材料
を装入し真空雰囲気にして溶解作業を開始する際に、追
加装入すべきＡｌ−Ｌｉ母合金等の材料Ｍを予め溶解ル
ツボ１直上の材料載置台４にセットしておく。溶解が開
始され溶湯２が形成されたのち、追加材料装入時期がき
た段階で材料投入棒３を操作し、材料Ｍを押し込み溶湯
２内に落下させる。図２は、誘導溶解炉Ｆの近傍に配設
された加熱炉６で追加装入材料Ｍを予熱したのち炉内に
装入する方法を示すもので、非酸化性雰囲気とした加熱
炉６中で予熱された材料Ｍは、プッシャー３により加熱
炉６と誘導溶解炉Ｆを連結する通路７を通じてゲート弁
８の外へ押し出され、シューター５の上方まで移動す
る。材料装入時において、再びプッシャー３を操作しま
たは別の材料投入棒（図示せず）を操作して材料Ｍをシ
ューター５に沿って溶湯２内に落下させる。いずれも追
加装入材料が溶解炉内にセットされるので、溶湯面との
落差が小さくなり、溶湯のはね上がりで炉内が汚れるこ
とがない。予め真空溶解炉内に置かれた材料を炉外から
の材料投入棒の操作で溶湯内に落下させるだけであるか
ら、装入操作は簡略化され作業時間が短縮される。
を装入し真空雰囲気にして溶解作業を開始する際に、追
加装入すべきＡｌ−Ｌｉ母合金等の材料Ｍを予め溶解ル
ツボ１直上の材料載置台４にセットしておく。溶解が開
始され溶湯２が形成されたのち、追加材料装入時期がき
た段階で材料投入棒３を操作し、材料Ｍを押し込み溶湯
２内に落下させる。図２は、誘導溶解炉Ｆの近傍に配設
された加熱炉６で追加装入材料Ｍを予熱したのち炉内に
装入する方法を示すもので、非酸化性雰囲気とした加熱
炉６中で予熱された材料Ｍは、プッシャー３により加熱
炉６と誘導溶解炉Ｆを連結する通路７を通じてゲート弁
８の外へ押し出され、シューター５の上方まで移動す
る。材料装入時において、再びプッシャー３を操作しま
たは別の材料投入棒（図示せず）を操作して材料Ｍをシ
ューター５に沿って溶湯２内に落下させる。いずれも追
加装入材料が溶解炉内にセットされるので、溶湯面との
落差が小さくなり、溶湯のはね上がりで炉内が汚れるこ
とがない。予め真空溶解炉内に置かれた材料を炉外から
の材料投入棒の操作で溶湯内に落下させるだけであるか
ら、装入操作は簡略化され作業時間が短縮される。
【０００７】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、Ａｌ−
Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の追加材料の装入を、溶解炉の
雰囲気を汚染することなく簡単且つ短時間に行うことが
でき、溶解コストの低減が図られる。
Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の追加材料の装入を、溶解炉の
雰囲気を汚染することなく簡単且つ短時間に行うことが
でき、溶解コストの低減が図られる。
【図１】本発明を実施する装置の実施例を示す一部切り
欠き断面正面図である。
欠き断面正面図である。
【図２】本発明を実施する装置の他の実施例を示す一部
切り欠き断面正面図である。
切り欠き断面正面図である。
１ 溶解ルツボ ２ 溶湯 ３ 材料投入棒 ４ 材料載置台 ５ シューター ６ 加熱炉 ７ 通路 ８ ゲート弁 Ｆ 真空誘導溶解炉 Ｍ 装入材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大園 智哉 三重県四日市市小古曽東２丁目２番２号 株式会社アリシウム内
Claims (3)
- 【請求項１】 真空誘導溶解炉でＡｌ−Ｌｉ合金を溶解
するに際し、真空雰囲気に保持された該溶解炉内に予め
追加装入すべき材料を置き、材料投入棒の操作により材
料を炉内に落下させることを特徴とするＡｌ−Ｌｉ合金
真空誘導溶解炉の材料装入方法。 - 【請求項２】 追加装入すべき材料を、誘導溶解炉の近
傍に配設され且つ非酸化性雰囲気とした加熱炉中で予熱
したのち、該加熱炉と誘導溶解炉を連結する通路を通じ
て材料を非酸化性雰囲気を保持したまま誘導溶解炉中に
移動させ、材料投入棒の操作により炉内に落下させるこ
とを特徴とするＡｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の材料装
入方法。 - 【請求項３】 追加装入すべき材料が溶解炉内の溶解ル
ツボの直上に置かれる請求項１記載のＡｌ−Ｌｉ合金真
空誘導溶解炉の材料装入方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13955893A JPH06330203A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | Ａｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の材料装入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13955893A JPH06330203A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | Ａｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の材料装入方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330203A true JPH06330203A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15248064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13955893A Pending JPH06330203A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | Ａｌ−Ｌｉ合金真空誘導溶解炉の材料装入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06330203A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009007626A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Ulvac Material Kk | アルミニウム−リチウム合金ターゲットの製造方法およびアルミニウム−リチウム合金ターゲット |
| KR20170010934A (ko) | 2015-07-20 | 2017-02-02 | 한국기계연구원 | 리튬 합금의 제조방법 및 이를 통해 제조된 리튬 합금 |
| CN113280624A (zh) * | 2021-05-25 | 2021-08-20 | 哈尔滨工业大学 | 一种非晶合金感应加热熔炼加料机构及加料方法 |
| JP7357417B1 (ja) * | 2023-04-07 | 2023-10-06 | ネクサスジャパン株式会社 | アルミニウム溶解炉 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP13955893A patent/JPH06330203A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009007626A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Ulvac Material Kk | アルミニウム−リチウム合金ターゲットの製造方法およびアルミニウム−リチウム合金ターゲット |
| TWI448571B (zh) * | 2007-06-28 | 2014-08-11 | Ulvac Inc | 鋁－鋰合金靶材之製造方法及鋁－鋰合金靶材 |
| KR20170010934A (ko) | 2015-07-20 | 2017-02-02 | 한국기계연구원 | 리튬 합금의 제조방법 및 이를 통해 제조된 리튬 합금 |
| CN113280624A (zh) * | 2021-05-25 | 2021-08-20 | 哈尔滨工业大学 | 一种非晶合金感应加热熔炼加料机构及加料方法 |
| JP7357417B1 (ja) * | 2023-04-07 | 2023-10-06 | ネクサスジャパン株式会社 | アルミニウム溶解炉 |
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