JP7108433B2 - アルミニウム材のフラックスレスろう付方法 - Google Patents

アルミニウム材のフラックスレスろう付方法 Download PDF

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Description

本発明は、フラックスを使用しないアルミニウム材のろう付方法に関する。
なお、この明細書及び特許請求の範囲において、「アルミニウム」の語は、アルミニウム及びその合金を含む意味で用いる。
アルミニウム材のろう付方法としては、フッ化物系フラックスを用いたろう付方法が知られている。しかし、フラックスを用いたろう付方法では、フラックスを塗布する工程が必要になり生産性に劣る上に、フラックス残渣によりろう付品の表面品質が損なわれやすいという問題があった。また、高強度化を目的にろう材中にMgを添加した場合にはMgとフラックスが反応してろう付性が低下するという問題もあった。
また、フラックスを用いずに真空中でAl-Si-Mg系ろう材でろう付を行う真空ろう付法も公知である。この真空ろう付法では、高真空(10-4~10-3Pa)にする必要があり、このために高価な高真空加熱設備が必要であり、設備コストが高いという難点があった。また、材料中のMgが多く蒸発して、高真空加熱設備の炉の内壁にMgが多量に付着するので、この付着Mgを除去するための定期的なメンテナンスが必要であった。また、高強度化を目的に材料中に添加したMgが多く蒸発揮散して所望の高強度化を実現し難いという問題もあった。
そこで、フラックスを使用することなく、また高真空を必要としないろう付方法として、次のような方法が提案されている。即ち、特許文献1には、真空ポンプで排気しながら不活性ガスを導入し、炉内圧力を低真空の真空度(102~3×103)に平衡維持させた状態でろう付を行う方法が提案されている。
また、特許文献2には、被ろう付部材とMg含有ろう材の組み立て体を炭素質カバーで覆って加熱炉内の圧力を周囲大気圧に対し103~150%の正圧にして非酸化性雰囲気でフラックスを用いることなくろう付する方法が提案されている。
特許第5953019号公報(段落0017) 特開2007-44713号公報(請求項1、5)
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、真空ポンプで排気しながら不活性ガスを導入し、炉内圧力を低真空に平衡させているため、ろう材中に添加したMgが蒸発しても排気されてしまい、ろう付部の表面近傍に蒸発Mgが殆ど滞留しないので、ゲッター作用によるろう付部表面の再酸化防止の効果が十分に得られず、良好なろう付部を形成し難いという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術は、炭素質カバーにより酸素の除去(反応や吸着)を行ったり、炉内圧力を正圧(大気圧より大きい)にすることにより、炉外からの酸素の侵入を防止しているものであるが、設備として新たに炭素質カバーが必要となる上に、加熱ろう付中は、正圧に維持されているため、被ろう付部材及び治具に吸着した水分等が脱離しても除去されず、これらの脱離したガスによりろう付部の表面の酸化が進行し、良好なろう付部が得られなかった。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、ろう材中のMgによるゲッター作用が十分に得られて良好なろう付部を形成できる、アルミニウム材のフラックスレスろう付方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]アルミニウム材製の第1被ろう付部材と、第2被ろう付部材と、Mg:0.1質量%~3.0質量%を含有するAl-Mg-Si系合金ろう材と、を含むろう付用組み付け体が中に配置された炉の内部を真空排気することにより真空状態を維持している前記炉内において前記ろう付用組み付け体の温度が380℃~520℃の範囲になるように加熱を行う真空加熱工程と、
前記真空加熱工程の後に、前記真空排気を停止する真空排気停止工程と、
前記真空排気停止状態を維持した状態で、かつ前記ろう材の温度が、該ろう材の溶融開始温度より低い状態下において、炉内に不活性ガスを導入して炉内圧力を3×103Pa以上に設定する炉内圧力調整工程と、
前記炉内圧力調整工程の後に、真空排気停止状態を維持した状態で、かつ3×103Pa以上の炉内圧力下の不活性ガス雰囲気中で、加熱を行うことによって前記ろう材を溶融させてろう付を行うろう付工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
[2]前記Al-Mg-Si系合金ろう材は、さらに、Bi:0.01質量%~0.50質量%を含有する前項1に記載のアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
[3]前記Al-Mg-Si系合金ろう材は、さらに、Zn:0.5質量%~5.0質量%を含有する前項1または2に記載のアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
[4]前記真空加熱工程において、真空加熱の際の炉内の真空度が0.01Pa~100Paの範囲である前項1~3のいずれか1項に記載のアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
[5]前記第2被ろう付部材は、アルミニウム材製またはセラミックス製である前項1~4のいずれか1項に記載のアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
[6]前記不活性ガスとして窒素ガスを用いる前項1~5のいずれか1項に記載のアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
[1]の発明では、真空排気を行うことにより真空状態を維持している炉内でろう付用組み付け体の温度が380℃~520℃になるまで加熱を行うので、被ろう付部材及び治具等から脱離した水分、油脂等を除去することができて、これらの脱離ガスによるろう付部の酸化を抑制できる。このような真空加熱工程の後に真空排気を停止した(真空排気弁を閉じた)後に、この真空排気停止状態を維持した状態で、かつ3×103Pa以上の炉内圧力下の不活性ガス雰囲気中で、加熱を行うので、ろう材から蒸発したMgが、ろう付部の表面近傍に滞留して、ゲッター作用によりろう付部表面の再酸化を十分に防止できる。また、炉内圧力が3×103Pa以上で加熱を行うので、従来の真空ろう付け法と比較して多量のMgが蒸発することはなく、炉内のメンテナンスの負担が大きく軽減される。また、Mgを0.1質量%~3.0質量%含有するので、ろう材の濡れ性が向上して良好なろう付の実現に貢献できる。更に、加熱ろう付の際に、蒸発したMgが雰囲気中に混在する酸化性ガス(O2、H2O)を還元することにより、ろう付部の酸化の進行をより一層抑制できて(ゲッター作用)、より良好なろう付を行うことができる。加えて、本発明のろう付方法では、フラックス塗布工程が不要であるし、ろう付後のフラックス残渣も無く表面品質に優れている(例えばめっき処理性に優れている)。
[2]の発明では、ろう材が、Biを0.01質量%以上含有することでろう材の流動性及び充填性をより向上させることができる。
[3]の発明では、ろう材は、Znを0.5質量%以上含有することでろう付製品の防食性をより向上させることができると共に、Znの含有率を5.0質量%以下とすることでろう付部の耐食性をさらに向上させることができる。また、本発明のろう付方法によるので、従来の真空ろう付け法と比較して多量のZnが蒸発することがない。
[4]の発明では、真空加熱の際の炉内の真空度を0.01Pa以上とすることで高真空とするための高価な真空設備が不要となってコストを低減できると共に、真空加熱の際の炉内の真空度を100Pa以下とすることで被ろう付部材等から脱離した水分等を十分に除去することができてより良好なろう付を実施できる。
[5]の発明では、アルミニウム材とアルミニウム材とのろう付品、或いはアルミニウム材とセラミックスとのろう付品が得られるので、電子素子搭載用基板とヒートシンクとを備えた放熱装置の製造が可能となる。前記セラミックスとしては、特に限定されるものではないが、例えば、窒化ケイ素、アルミナ、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、ジルコニア等が挙げられる。
[6]の発明では、不活性ガスとして窒素ガスを用いるので、より低コストでろう付品を得ることができる。
本発明に係るフラックスレスろう付方法を実施するためのろう付装置を示す模式的説明図である。 ろう付前の部材の組み付け状態を示す斜視図である。 本発明に係るフラックスレスろう付方法で得られたろう付品の一例を示す斜視図である。 本発明に係るフラックスレスろう付方法に関し、時間経過(横軸)に対する、各弁の開閉状態(開閉のタイミング)、炉内圧力、ワーク温度の変化の一例を示すグラフである。 本発明に係るフラックスレスろう付方法に関し、時間経過(横軸)に対する、各弁の開閉状態(開閉のタイミング)、炉内圧力、ワーク温度の変化の他の例を示すグラフである。 垂直材の全周にわたって均一なフィレットが形成された状態のろう付品を示す図であって、(A)は平面図、(B)は、(A)におけるP-P線の断面図である。 大きさが不均一なフィレットが形成された状態のろう付品を示す図であって、(A)は平面図、(B)は、(A)におけるQ-Q線の断面図である。 大きさが不均一である上に一部の箇所でフィレットが形成されていない状態のろう付品を示す図であって、(A)は平面図、(B)は、(A)におけるR-R線の断面図である。
本発明に係るアルミニウム材のフラックスレスろう付方法は、真空加熱工程と、真空排気停止工程と、炉内圧力調整工程と、ろう付工程と、を含む。以下、順に各工程について詳述する。
(真空加熱工程)
この真空加熱工程では、アルミニウム材製の第1被ろう付部材11と、第2被ろう付部材12と、Mg:0.1質量%~3.0質量%を含有するAl-Mg-Si系合金ろう材13と、を含むろう付用組み付け体(ワーク)10が中に配置された炉の内部を真空排気することにより真空状態に維持している前記炉内において前記ろう付用組み付け体(ワーク)10の温度が380℃~520℃の範囲になるように加熱を行う。被ろう付部材11、12及び治具等に吸着していた水分、油脂等が真空加熱中に脱離するが、前記真空排気により前記水分、油脂等を除去する(外に排気する)ことができて、これらの脱離ガスによるろう付予定部の酸化を抑制できる。前記真空排気は、例えば、ロータリーポンプ等で行うことができる。
前記加熱温度(最大到達温度)が380℃未満では、被ろう付部材11、12及び治具等に吸着していた水分、油脂の脱離・除去が不十分となり、ろう付部の酸化の進行を十分に抑制できない。一方、前記加熱温度(最大到達温度)が520℃を超えると、ろう材からのMgの蒸発が活発になるが、蒸発したMgが真空排気(真空ポンプ)により排気されてしまって、ゲッター作用によるろう付部表面の再酸化防止効果が十分に得られなくなり、良好状態にろう付を行うことができない。中でも、真空排気することにより真空状態に維持している前記炉内において前記ろう付用組み付け体(ワーク)10の温度が400℃~500℃の範囲になるように加熱を行うのが好ましい。
前記組み付け体(ワーク)10を構成する第1被ろう付部材11、第2被ろう付部材12およびAl-Mg-Si系合金ろう材13について説明する。前記第1被ろう付部材11は、アルミニウム材製である。前記第2被ろう付部材12の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、アルミニウム材、セラミックス等が挙げられる。前記第1被ろう付部材11および第2被ろう付部材12の形状は、特に限定されない。
前記ろう材13としては、Mgを0.1質量%~3.0質量%含有するAl-Mg-Si系合金ろう材を用いる。ろう材にMgを含有せしめることで、ろう材表面の自然酸化皮膜(Al23)を還元、分断する作用により、ろう材の濡れ性が向上して良好なろう付の実現に貢献できる。
3Mg + 4Al23 → 3MgAl24 + 2Al
更に、加熱ろう付の際に、蒸発したMgが雰囲気中に混在する酸化性ガス(O2、H2O)を還元することによりろう付部20の酸化の進行を抑制できて(ゲッター作用)、より良好状態にろう付を行うことができる。
Mg + 1/2O2 → MgO
Mg + H2O → MgO + H2
前記ろう材におけるMg含有率が0.1質量%未満では、上記効果(濡れ性向上、ゲッター作用等)が十分に得られない。一方、Mg含有率が3.0質量%を超えると、ろう付を阻害するMg酸化物が生成しやすくなる。中でも、前記ろう材におけるMg含有率は、0.2質量%~1.5質量%に設定するのが好ましい。
前記Al-Mg-Si系合金ろう材におけるSi含有率は、8質量%~12質量%に設定するのが好ましく、この場合にはろうの溶融量(液相量)が増加し、ろう付性を向上できる。
前記Al-Mg-Si系合金ろう材が、さらにBiを0.01質量%~0.50質量%を含有する場合には、ろう材の流動性及び充填性をより向上させることができる。なお、Biを0.50質量%を超えて含有せしめても上述した効果の更なる向上は得られない(効果の向上は飽和する)ので、これ以上含有せしめるとコストの増大をもたらす。
また、前記Al-Mg-Si系合金ろう材が、さらにZnを0.5質量%~5.0質量%を含有する場合には、Znを0.5質量%以上含有することでろう付製品の防食性をより向上させることができると共に、Znの含有率を5.0質量%以下とすることでろう付部の耐食性をさらに向上させることができる。
前記真空加熱工程において、真空加熱の際の炉内の真空度は0.01Pa~100Paの範囲に設定するのが好ましい。即ち、0.01Pa~100Paの範囲の真空度で加熱を行うのが好ましい。真空加熱の際の炉内の真空度を0.01Pa以上とすることで高真空とするための高価な真空設備が不要となってコストを低減できると共に、真空加熱の際の炉内の真空度を100Pa以下とすることで被ろう付部材等から脱離した水分等を十分に除去することができてより良好なろう付を実施できる。
(真空排気停止工程)
前記真空加熱工程の後に真空排気を停止する(真空排気弁を閉じる)。さらに温度が上昇してろう材の溶融開始温度に到達する(Mgの蒸発が活発になる)までに真空排気を停止することで、蒸発したMgが、排気されることなく、ろう付部の表面近傍に滞留するので、ゲッター作用によりろう付部表面の再酸化を十分に防止できる。
(炉内圧力調整工程)
次に、前記真空排気停止状態を維持した状態で、かつ前記ろう材の温度が、該ろう材の溶融開始温度より低い状態下で、前記炉内に不活性ガスを導入して炉内圧力を3×103Pa以上に設定する。前記不活性ガスとしては、特に限定されるものではないが、例えば、窒素、ヘリウム等が挙げられる。前記炉内に不活性ガスを導入して炉内圧力を3×103Pa以上に設定するが、この炉内圧力は、大気圧(1×105)に設定してもよいし、大気圧より大きい圧力に設定してもよい。
(ろう付工程)
炉内圧力を調整した後、ろう付工程では、前記炉内への不活性ガスの導入を停止してもよいし(図4参照)、ろう付工程においてもそのまま炉内に不活性ガスを導入し続けてもよい(図5参照)。前者の場合には、炉内圧力調整後、図1のろう付装置において不活性ガス導入弁41を閉じると共に不活性ガス排出弁42も閉じる。後者の場合には、例えば、図1に示すように、炉31内への不活性ガス導入弁41を開くと共に不活性ガス排出弁42も開いて炉31内を大気圧に維持するか、或いは、炉31内への不活性ガス導入弁41を開き、不活性ガス排出弁42を閉じて、炉31内を大気圧より高い圧力に設定する等の方法が挙げられる。
しかして、本ろう付工程では、前記真空排気停止状態を維持した状態で、かつ3×103Pa以上の炉内圧力下の不活性ガス雰囲気中で、加熱を行うことによって前記ろう材を溶融させてろう付を行ってろう付品1を得る(図3参照)。真空排気停止状態であるので、蒸発Mgが排気されず、且つ炉内圧力が3×103Pa以上の不活性ガス雰囲気であるので、Mgの拡散が抑制されてMgがろう付部の表面近傍に滞留するので、ゲッター作用によってろう付部表面の再酸化を十分に防止できる。炉内圧力が3×103Pa未満では、蒸発したMgの拡散速度が高いため、蒸発Mgがろう付部の表面近傍に滞留せず、再酸化防止効果が十分に得られない。中でも、前記炉内圧力を5×103Pa~1.1×105Paに設定するのが好ましい。1.1×105Paを超えても、ろう付け性は変わらず、ガス導入に時間がかかるので好ましくない。
前記ろう付工程では、前記組み付け体10の温度が、例えば590℃~610℃になるまで加熱を行ってろう材を溶融させてろう付を行う。中でも、前記真空排気停止状態を維持した状態で、かつ1.0×104Pa~1.0×105Paの炉内圧力下の不活性ガス雰囲気中で、加熱を行うことによってろう材を溶融させてろう付を行うのが好ましい。
次に、本発明に係るフラックスレスろう付方法を実施するためのろう付装置の一例について説明する。前記ろう付装置の一例を図1に示す。置換室33は、冷却室34を兼用している処理室であり、この置換室33(冷却室34)の左側壁として開閉可能な気密シャッター36が配置されると共に右側壁として開閉可能な気密シャッター37が配置されている(図1参照)。前記置換室33(冷却室34)に第1真空排気ポンプ35が真空排気弁を介して接続されている。前記置換室33(冷却室34)の右側に前記気密シャッター37を介して加熱炉31が配置されている。前記加熱炉31の内部に加熱手段(ヒーター等)32が配置されており、この加熱手段32により加熱炉31内の温度を上昇させてろう付用組み付け体(ワーク)10の温度を上昇させることができる。前記加熱炉31には不活性ガス(窒素等)導入弁41が接続されると共に不活性ガス(窒素等)排出弁42が接続されている。また、前記加熱炉31には、真空排気弁43を介して第2真空排気ポンプ39が接続されている。図1において、38は、ろう付用組み付け体(ワーク)10を移動させるための移動台である。
上記ろう付装置を用いたフラックスレスろう付方法の一例を説明する。まず、アルミニウム材製の第1被ろう付部材11と、第2被ろう付部材12と、Mg:0.1質量%~3.0質量%を含有するAl-Mg-Si系合金ろう材13と、を含むろう付用組み付け体(ワーク)10を準備する(図1、2参照)。次いで、気密シャッター36を開けて、前記ろう付用組み付け体(ワーク)10を移動台38に載せた状態で置換室33内に移動せしめた後、気密シャッター36を閉めて、第1真空排気ポンプ35を駆動させて置換室33内の真空排気を行う(図1参照)。
次に、気密シャッター37を開いて前記置換室33内のろう付用組み付け体10を、第2真空排気ポンプ39を用いて既に真空状態となされている加熱炉31内に移動させた後、気密シャッター37を閉じて、加熱手段32の加熱により加熱炉31内の温度を上昇させることで、図4に示すように真空状態(0.01Pa~100Paが好適)を維持しつつろう付用組み付け体の温度を380℃~520℃(ワークの最大到達温度:380℃~520℃)まで上昇させる(真空加熱工程)。なお、前記真空加熱工程では、不活性ガス導入弁41および不活性ガス排出弁42は閉じている(図1参照)。次に、真空排気弁43を閉じた後、第2真空排気ポンプ39を停止して真空排気を停止する(真空排気停止工程)。
次いで、前記真空排気停止状態(真空排気弁43を閉じた状態)を維持した状態で、かつ前記ろう材の温度が、該ろう材の溶融開始温度より低い状態下において、不活性ガス排出弁42を閉じたまま、不活性ガス導入弁41を開いて加熱炉31内に不活性ガスを導入して加熱炉内圧力を3.0×103Pa以上に設定した後、不活性ガス導入弁41を閉じる(炉内圧力調整工程)。
次に、前記真空排気停止状態(真空排気弁43を閉じた状態)を維持した状態で、かつ3×103Paの加熱炉内圧力下の不活性ガス雰囲気中で、加熱手段32による加熱を行ってろう付用組み付け体(ワーク)10の温度をろう材の溶融開始温度より高い温度まで上昇させた後、加熱手段32による加熱を停止し、こうしてワーク10の温度をろう材の溶融開始温度より高い温度にした状態で所定時間維持することによって、ろう材を溶融させてろう付を行ってフィレット20を形成させて(図3参照)ろう付品を得る(ろう付工程)。
前記ろう付の後に、前記真空排気停止状態(真空排気弁43を閉じた状態)を維持した状態で、不活性ガス導入弁41を開いて加熱炉31内の圧力を大気圧(1×105Pa)に調整する(図4参照)。しかる後、気密シャッター37を開いて、不活性ガス導入により既に大気圧状態になっている冷却室34内にろう付品を移動させてここで冷却を行う。冷却室34での冷却が終わった後、気密シャッター36を開いて冷却室34内のろう付品を取り出して、図3に示すようなろう付品1を得る。
上記ろう付装置は、本発明に係るフラックスレスろう付方法を実施するためのろう付装置の一例を示したものに過ぎず、特にこのようなろう付装置を用いたろう付方法に限定されるものではない。
次に、本発明の具体的実施例について説明するが、本発明はこれら実施例のものに特に限定されるものではない。
<実施例1>
図2に示すように、厚さ0.95mmのアルミニウム板(第1被ろう付部材)11の一方の面(図2で上面)に、厚さ0.05mmのAl-Mg-Si系合金ろう材(Si含有率:10.00質量%、Mg含有率:0.50質量%、残部がAl及び不可避不純物からなるろう材)13が積層されたブレージングシートからなる水平材15の上面における幅方向の中間位置に、厚さ1mmのアルミニウム板(第2被ろう付部材)12からなる垂直材を立設し、この立設状態を維持できるようにSUS線材14を巻き付けて固定し、ろう付用組み付け体(ワーク)10を得た。図2において、W:30mm、L:60mm、M:50mm、H:25mmであった。
次に、図1に示すろう付装置を用いてろう付用組み付け体(ワーク)10のろう付を実施した。まず、気密シャッター36を開けた後、前記ろう付用組み付け体(ワーク)10を移動台38に載せた状態で置換室33内に移動せしめた後、気密シャッター36を閉めて、該置換室33内において第1ロータリーポンプ35を駆動させて真空排気を行った(図1参照)。
次いで、気密シャッター37を開いて前記置換室33内のろう付用組み付け体10を、第2ロータリーポンプ39を用いて既に真空状態となされている加熱炉31内に移動させた後、気密シャッター37を閉じて、ヒーター32の加熱により加熱炉31内の温度を上昇させることで、図4に示すように真空状態(1Pa~3Pa)を維持しつつろう付用組み付け体の温度を400℃(ワークの最大到達温度:400℃)まで上昇させた(真空加熱工程)。なお、前記真空加熱工程では、窒素ガスの導入弁41および排出弁42は閉じている(図1参照)。次に、真空排気弁43を閉じた後、第2ロータリーポンプ39を停止して真空排気を停止した(真空排気停止工程)。
次いで、前記真空排気停止状態(真空排気弁43を閉じた状態)を維持した状態で、かつ前記ろう材の温度が、該ろう材の溶融開始温度(約570℃)より低い状態下において、導入弁41を開いて加熱炉31内に窒素ガス(不活性ガス)を導入して加熱炉内圧力を5.0×103Paに設定した後、窒素ガスの導入弁41を閉じた(炉内圧力調整工程)。この炉内圧力調整工程では、窒素ガスの排出弁42は閉じている。
次に、前記真空排気停止状態(真空排気弁43を閉じた状態)を維持した状態で、かつ5×103Paの加熱炉内圧力下の窒素ガス雰囲気中(酸素濃度:10ppm以下;露点:-50℃以下)で、ヒーター32による加熱を行ってろう付用組み付け体(ワーク)10の温度を600℃まで上昇させた後、ヒーター32による加熱を停止し、こうしてワーク10の温度を595℃~600℃で1分間維持することによってろう材を溶融させてろう付を行いフィレット20を形成させて(図3参照)ろう付品を得た(ろう付工程)。
前記ろう付の後に、前記真空排気停止状態(真空排気弁43を閉じた状態)を維持した状態で、窒素ガスの導入弁41を開いて加熱炉31内の圧力を大気圧(1×105Pa)に調整した(図4参照)。しかる後、気密シャッター37を開いて、窒素ガス導入により既に大気圧状態になっている冷却室34内に前記ろう付品を移動させてここで冷却を行った。冷却室34での冷却が終わった後、気密シャッター36を開いて前記冷却室34内のろう付品を取り出して、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例2>
ろう付工程での加熱炉内圧力を1.0×104Paに変更した以外は、実施例1と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例3>
ろう付工程での加熱炉内圧力を1.0×105Paに変更した以外は、実施例1と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例4>
ろう付工程での加熱炉内圧力を1.1×105Paに変更した以外は、実施例1と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例5>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を450℃に設定した以外は、実施例1と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例6>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を450℃に設定した以外は、実施例2と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例7>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を450℃に設定した以外は、実施例3と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例8>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を450℃に設定した以外は、実施例4と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例9>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を500℃に設定した以外は、実施例1と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例10>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を500℃に設定した以外は、実施例2と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例11>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を500℃に設定した以外は、実施例3と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例12>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を500℃に設定した以外は、実施例4と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例13>
ろう材として、Al-Mg-Si系合金ろう材(Si含有率:10.00質量%、Mg含有率:1.50質量%、残部がAl及び不可避不純物からなるろう材)を用いた以外は、実施例6と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例14>
ろう材として、Al-Mg-Si系合金ろう材(Si含有率:10.00質量%、Mg含有率:2.00質量%、残部がAl及び不可避不純物からなるろう材)を用いた以外は、実施例6と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例15>
ろう材として、Al-Mg-Si系合金ろう材(Si含有率:12.00質量%、Mg含有率:1.00質量%、Bi含有率:0.05質量%、Zn含有率:1.00質量%、残部がAl及び不可避不純物からなるろう材)を用いた以外は、実施例6と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<実施例16>
ろう材として、Al-Mg-Si系合金ろう材(Si含有率:8.00質量%、Mg含有率:1.00質量%、Bi含有率:0.40質量%、Zn含有率:4.00質量%、残部がAl及び不可避不純物からなるろう材)を用いた以外は、実施例6と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
<比較例1>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を350℃に設定すると共に、ろう付工程での炉内圧力を1.0×103Paに変更した以外は、実施例1と同様にして、ろう付品を得た。
<比較例2>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を350℃に設定した以外は、実施例1と同様にして、ろう付品を得た。
<比較例3>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を350℃に設定すると共に、ろう付工程での炉内圧力を1.0×104Paに変更した以外は、実施例1と同様にして、ろう付品を得た。
<比較例4>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を550℃に設定すると共に、ろう付工程での炉内圧力を1.0×103Paに変更した以外は、実施例1と同様にして、ろう付品を得た。
<比較例5>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を550℃に設定した以外は、実施例1と同様にして、ろう付品を得た。
<比較例6>
真空加熱工程でのワークの最大到達温度を550℃に設定すると共に、ろう付工程での炉内圧力を1.0×104Paに変更した以外は、実施例1と同様にして、ろう付品を得た。
<比較例7>
ろう付工程での加熱炉内圧力を5.0×102Paに変更した以外は、実施例5と同様にして、ろう付品を得た。
<比較例8>
ろう付工程での加熱炉内圧力を1.0×103Paに変更した以外は、実施例5と同様にして、ろう付品を得た。
<比較例9>
真空加熱工程を行わないものとした以外は、実施例3と同様にして、ろう付品を得た。
<比較例10>
ろう材として、Al-Si系合金ろう材(Si含有率:10.00質量%、残部がAl及び不可避不純物からなるろう材)を用いた以外は、実施例6と同様にして、ろう付品を得た。
<比較例11>
ろう材として、Al-Mg-Si系合金ろう材(Si含有率:10.00質量%、Mg含有率:4.00質量%、残部がAl及び不可避不純物からなるろう材)を用いた以外は、実施例6と同様にして、図3に示すろう付品1を得た。
Figure 0007108433000001
上記のようにして得られた各ろう付品について下記評価法に基づいてろう付け性を評価した。
<ろう付け性評価法>
得られたろう付品のろう付接合部のフィレット20の形成状態等を目視により観察して下記判定基準に基づいて評価した。
(判定基準)
「○」…垂直材の基端部側(水平材側)においてその全周にわたって均一なフィレット20が形成されている(図6参照)
「△」…垂直材の基端部側(水平材側)において大きさが不均一なフィレット20が形成されている(図7参照)
「×」…垂直材の基端部側(水平材側)において大きさが不均一である上に一部の箇所でフィレット20が形成されていない(図8参照)。
表1から明らかなように、本発明に係るフラックスレスろう付方法で得られた実施例1~16のろう付品は、良好なろう付部(フィレット)20が形成されていた。
これに対し、本発明のろう付方法で規定される範囲を逸脱した比較例1~11では、良好なろう付部(フィレット)を形成することができなかった。
本発明に係る、アルミニウム材のフラックスレスろう付方法を適用することにより、例えば、電子素子搭載用基板とヒートシンクとが接合されてなる放熱装置を製造できる。
1…ろう付品
10…ろう付用組み付け体(ワーク)
11…第1被ろう付部材
12…第2被ろう付部材
13…ろう材
20…フィレット(ろう付部)
31…加熱炉

Claims (6)

  1. アルミニウム材製の第1被ろう付部材と、第2被ろう付部材と、Mg:0.1質量%~3.0質量%を含有するAl-Mg-Si系合金ろう材と、を含むろう付用組み付け体が中に配置された炉の内部を真空排気することにより真空状態を維持している前記炉内において前記ろう付用組み付け体の温度が380℃~520℃の範囲になるように加熱を行う真空加熱工程と、
    前記真空加熱工程の後に、前記真空排気を停止する真空排気停止工程と、
    前記真空排気停止状態を維持した状態で、かつ前記ろう材の温度が、該ろう材の溶融開始温度より低い状態下において、炉内に不活性ガスを導入して炉内圧力を3×10Pa以上で大気圧よりも低く設定する炉内圧力調整工程と、
    前記炉内圧力調整工程の後に、真空排気停止状態を維持した状態で、かつ3×10Pa以上で大気圧よりも低い炉内圧力下の不活性ガス雰囲気中で、加熱を行うことによって前記ろう材を溶融させてろう付を行うろう付工程と、を含むことを特徴とするアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
  2. 前記Al-Mg-Si系合金ろう材は、さらに、Bi:0.01質量%~0.50質量%を含有する請求項1に記載のアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
  3. 前記Al-Mg-Si系合金ろう材は、さらに、Zn:0.5質量%~5.0質量%を含有する請求項1または2に記載のアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
  4. 前記真空加熱工程において、真空加熱の際の炉内の真空度が0.01Pa~100Paの範囲である請求項1~3のいずれか1項に記載のアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
  5. 前記第2被ろう付部材は、アルミニウム材製またはセラミックス製である請求項1~4のいずれか1項に記載のアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
  6. 前記不活性ガスとして窒素ガスを用いる請求項1~5のいずれか1項に記載のアルミニウム材のフラックスレスろう付方法。
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