JPH06330191A - 焼結負圧操業方法 - Google Patents
焼結負圧操業方法Info
- Publication number
- JPH06330191A JPH06330191A JP12444893A JP12444893A JPH06330191A JP H06330191 A JPH06330191 A JP H06330191A JP 12444893 A JP12444893 A JP 12444893A JP 12444893 A JP12444893 A JP 12444893A JP H06330191 A JPH06330191 A JP H06330191A
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- JP
- Japan
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- hood
- circulating
- exhaust gas
- gas
- negative pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 循環ガスフードからのガスの噴出なしに必要
循環量に合った排ガス循環を可能にして、循環率に対応
した安定した操業と焼結鉱の品質を維持できるＤＬ式焼
結機の操業方法の提供。 【構成】 排ガス循環方式によるＤＬ式焼結機の操業法
であって、循環ガスフード単位面積当りの風量と排ガス
系風量との関係を調整することによって、フード内圧力
を−０．５〜−３ｍｍＡｑの範囲の負圧状態に維持す
る。フード内の圧力は負圧に維持されるために、フード
内の循環排ガスの噴出は生じることはなく、しかも、循
環排ガス量の調整はフードの焼結層面へ単位面積当たり
によって調整されるので、循環必要量の増大に充分に対
応でき、操業の安定性を図ることができる。
循環量に合った排ガス循環を可能にして、循環率に対応
した安定した操業と焼結鉱の品質を維持できるＤＬ式焼
結機の操業方法の提供。 【構成】 排ガス循環方式によるＤＬ式焼結機の操業法
であって、循環ガスフード単位面積当りの風量と排ガス
系風量との関係を調整することによって、フード内圧力
を−０．５〜−３ｍｍＡｑの範囲の負圧状態に維持す
る。フード内の圧力は負圧に維持されるために、フード
内の循環排ガスの噴出は生じることはなく、しかも、循
環排ガス量の調整はフードの焼結層面へ単位面積当たり
によって調整されるので、循環必要量の増大に充分に対
応でき、操業の安定性を図ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガスを循環使用する
ＤＬ型焼結機の操業方法に関する。
ＤＬ型焼結機の操業方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＤＬ型焼結機の操業法として、燃焼帯の
下方に吸引するためのガス吸引排気系を機長方向に複数
分割し、排ガスの一部を再循環させて、排ガスの顕熱回
収や排ガス量を少なくする操業法がある。
下方に吸引するためのガス吸引排気系を機長方向に複数
分割し、排ガスの一部を再循環させて、排ガスの顕熱回
収や排ガス量を少なくする操業法がある。
【０００３】ところが、この排ガス循環方式による焼結
機の操業においては、前方域のガス吸引排気系の排ガス
温度が酸露化点以下に低下して付属設備を腐食してしま
うという問題があり、そのため、パレットの移送速度等
の操業条件を変えて、焼成完了点であるＢＴＰを変更し
て前方域の排ガス温度を高くする方法が採られていた。
機の操業においては、前方域のガス吸引排気系の排ガス
温度が酸露化点以下に低下して付属設備を腐食してしま
うという問題があり、そのため、パレットの移送速度等
の操業条件を変えて、焼成完了点であるＢＴＰを変更し
て前方域の排ガス温度を高くする方法が採られていた。
【０００４】しかしながら、このＢＴＰの変更は焼結鉱
の強度、被還元性等の品質に悪影響を与える。
の強度、被還元性等の品質に悪影響を与える。
【０００５】この排ガス循環方式による焼結機の操業に
おけるＢＴＰの変更による問題を解消するため、特開平
１−３１６４２９号公報には、排ガス温度の変動に応じ
て循環排気系の吸引風量を調整して焼結終了点の位置変
動を抑える操業法が開示されている。
おけるＢＴＰの変更による問題を解消するため、特開平
１−３１６４２９号公報には、排ガス温度の変動に応じ
て循環排気系の吸引風量を調整して焼結終了点の位置変
動を抑える操業法が開示されている。
【０００６】ところが、この循環排気系の吸引風量の調
整によって焼結終了点の位置変動を抑えるためには排ガ
スの循環率を高める必要がある場合があり、この際には
循環排ガス量が循環用フードの容量を超え、ＣＯガスを
含む排ガスが吹き出して安全上支障を来すことになる。
整によって焼結終了点の位置変動を抑えるためには排ガ
スの循環率を高める必要がある場合があり、この際には
循環排ガス量が循環用フードの容量を超え、ＣＯガスを
含む排ガスが吹き出して安全上支障を来すことになる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、排ガ
スの噴出なしに必要循環量に合った排ガス循環を可能に
して、循環率に対応した安定した操業と焼結鉱の品質を
維持できるＤＬ式焼結機の操業方法を提供することにあ
る。
スの噴出なしに必要循環量に合った排ガス循環を可能に
して、循環率に対応した安定した操業と焼結鉱の品質を
維持できるＤＬ式焼結機の操業方法を提供することにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、排ガス循環方
式によるＤＬ式焼結機の操業法であって、循環ガスフー
ド単位面積当りの風量と排ガス系風量との関係を調整す
ることによってフード内圧力を負圧状態に維持すること
を特徴とする。
式によるＤＬ式焼結機の操業法であって、循環ガスフー
ド単位面積当りの風量と排ガス系風量との関係を調整す
ることによってフード内圧力を負圧状態に維持すること
を特徴とする。
【０００９】循環ガスフード単位面積当りの風量とは、
焼結のための原料充填層に相対し、循環排ガスを原料充
填層に供給するために実質的に作用するフードの有効内
面を通る風量を意味する。
焼結のための原料充填層に相対し、循環排ガスを原料充
填層に供給するために実質的に作用するフードの有効内
面を通る風量を意味する。
【００１０】フード内圧力に維持される負圧状態は、風
量変動の点から−０．５〜−３ｍｍＡｑの範囲に維持さ
れるのが好ましく、ファンとダンパーとの調整によって
行う。
量変動の点から−０．５〜−３ｍｍＡｑの範囲に維持さ
れるのが好ましく、ファンとダンパーとの調整によって
行う。
【００１１】
【作用】フード内の圧力は負圧に維持されるために、フ
ード内の循環排ガスの噴出は生じることはなく、しか
も、循環排ガス量はフードの焼結層面へ単位面積当たり
によって調整されるので、循環必要量の増大に充分に対
応でき、操業の安定性を図ることができる。
ード内の循環排ガスの噴出は生じることはなく、しか
も、循環排ガス量はフードの焼結層面へ単位面積当たり
によって調整されるので、循環必要量の増大に充分に対
応でき、操業の安定性を図ることができる。
【００１２】
【実施例】図１は本発明を適用する焼結機の排ガス系を
示す。
示す。
【００１３】同図において、１は焼結機Ａの上面に配置
された循環ガスフードを示し、前方側循環ガスフード１
１と後方側循環ガスフード１２とに分けられており、予
め焼結機の循環排ガス量の最大量に合わせた容量として
いる。
された循環ガスフードを示し、前方側循環ガスフード１
１と後方側循環ガスフード１２とに分けられており、予
め焼結機の循環排ガス量の最大量に合わせた容量として
いる。
【００１４】燃焼排ガスを燃焼帯の下方に吸引するため
のガス吸引排気系２は、機長方向の先方の焼結鉱排出部
からの排気系２３，２４と、焼結部からの排気系２２
と、それに装入部からの排気系２１に分けられており、
その中の排気系２１と２３からの排ガスは、後方側循環
ガスフード１２と前方側循環ガスフード１１から、それ
ぞれ焼結機の鉱石層への循環系２５と２６を形成して循
環供給される。
のガス吸引排気系２は、機長方向の先方の焼結鉱排出部
からの排気系２３，２４と、焼結部からの排気系２２
と、それに装入部からの排気系２１に分けられており、
その中の排気系２１と２３からの排ガスは、後方側循環
ガスフード１２と前方側循環ガスフード１１から、それ
ぞれ焼結機の鉱石層への循環系２５と２６を形成して循
環供給される。
【００１５】それぞれの循環系には、サクションダンパ
ー４と出側ダンパー５が設けられており、それぞれの循
環ガスフード１１と１２の内部圧力が、−０．５〜−
３．０ｍｍＡｑ程度の負圧になるように調整する。
ー４と出側ダンパー５が設けられており、それぞれの循
環ガスフード１１と１２の内部圧力が、−０．５〜−
３．０ｍｍＡｑ程度の負圧になるように調整する。
【００１６】図２は、図１に示すフード１内の圧力（ｍ
ｍＡｑ）と、循環ガスフード単位面積当りの風量（Ｎｍ
3 ／ｍｉｎ／ｍ2 ）との関係を示す。
ｍＡｑ）と、循環ガスフード単位面積当りの風量（Ｎｍ
3 ／ｍｉｎ／ｍ2 ）との関係を示す。
【００１７】同図に示すように、その操業条件によって
排ガス循環率を上げる必要が生じた場合には、上記図１
に示すサクションダンパー４と出側ダンパー５の開度を
調整して、フード内の圧力を所定の負圧の範囲内に収め
る。そして、循環ガスフード単位面積当りの風量は、２
２の風量と循環系の風量２１，２３の関連から、フード
の内部圧力が−０．５ｍｍＡｑにおいて８〜９Ｎｍ3 ／
ｍｉｎ／ｍ2 の風量、−３．０ｍｍＡｑにおいては、５
〜６Ｎｍ3 ／ｍｉｎ／ｍ2 の風量内に収める必要があ
る。
排ガス循環率を上げる必要が生じた場合には、上記図１
に示すサクションダンパー４と出側ダンパー５の開度を
調整して、フード内の圧力を所定の負圧の範囲内に収め
る。そして、循環ガスフード単位面積当りの風量は、２
２の風量と循環系の風量２１，２３の関連から、フード
の内部圧力が−０．５ｍｍＡｑにおいて８〜９Ｎｍ3 ／
ｍｉｎ／ｍ2 の風量、−３．０ｍｍＡｑにおいては、５
〜６Ｎｍ3 ／ｍｉｎ／ｍ2 の風量内に収める必要があ
る。
【００１８】図３は、本発明による操業態様を示す。同
図において、ａ曲線は風量を制御しつつフード内圧力調
整を行う方法にあっては、フード１内の圧力は負圧に維
持されるために、循環系２５，２６によるフードからの
循環排ガスの噴出はなく、操業の安定性を図ることが可
能になる。
図において、ａ曲線は風量を制御しつつフード内圧力調
整を行う方法にあっては、フード１内の圧力は負圧に維
持されるために、循環系２５，２６によるフードからの
循環排ガスの噴出はなく、操業の安定性を図ることが可
能になる。
【００１９】これに対して、風量調整を行わないｂ曲線
に示す場合の圧力調整においては、フード内の圧力は規
定の負圧条件から逸脱して、フード内の排ガスは大気圧
を超えガス噴出をもたらす。
に示す場合の圧力調整においては、フード内の圧力は規
定の負圧条件から逸脱して、フード内の排ガスは大気圧
を超えガス噴出をもたらす。
【００２０】
【発明の効果】本発明によって、以下の効果を奏する。
【００２１】（１） フード内圧力を負圧でコントロー
ルするため、ＣＯガスを含有する循環ガスが吹き出すこ
となく、操業の安定性が確保される。
ルするため、ＣＯガスを含有する循環ガスが吹き出すこ
となく、操業の安定性が確保される。
【００２２】（２） 必要循環率に応じて風量制御を行
うので、操業変動の防止、品質の安定化が実現できる。
うので、操業変動の防止、品質の安定化が実現できる。
【００２３】（３） 所要循環率によるフード面積の設
定が容易であり、操業ニーズおよび設備設計において活
用できる。
定が容易であり、操業ニーズおよび設備設計において活
用できる。
【図１】 本発明を適用する焼結機の排ガス系を示す。
【図２】 図１に示すフード１内の圧力（ｍｍＡｑ）
と、循環ガスフード単位面積当りの風量（Ｎｍ3 ／ｍｉ
ｎ／ｍ2 ）との関係を示す。
と、循環ガスフード単位面積当りの風量（Ｎｍ3 ／ｍｉ
ｎ／ｍ2 ）との関係を示す。
【図３】 本発明による操業態様を示す。
１ 循環ガスフード １１ 前方側循環ガスフード １２ 後方側循環ガスフード ２ ガス吸引排気系 ２１ 焼結鉱給鉱部からの排気系 ２２ 焼結部からの排気系 ２３ 焼結部からの排気系 ２４ 焼結部からの排気系 ２５，２６ 焼結機の鉱石層への循環系 ４ サクションダンパー ５ 出側ダンパー
Claims (1)
- 【請求項１】 排ガス循環方式によるＤＬ式焼結機の操
業法であって、循環ガスフード単位面積当りの風量と排
ガス系風量との関係を調整することによってフード内圧
力を負圧状態に維持する焼結負圧操業方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12444893A JPH06330191A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 焼結負圧操業方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12444893A JPH06330191A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 焼結負圧操業方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330191A true JPH06330191A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14885772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12444893A Pending JPH06330191A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 焼結負圧操業方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06330191A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989010232A1 (fr) * | 1988-04-22 | 1989-11-02 | Fanuc Ltd | Appareil laser a commande numerique |
| CN106155137A (zh) * | 2016-08-29 | 2016-11-23 | 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 | 一种烧结终点温度自动控制方法 |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP12444893A patent/JPH06330191A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989010232A1 (fr) * | 1988-04-22 | 1989-11-02 | Fanuc Ltd | Appareil laser a commande numerique |
| CN106155137A (zh) * | 2016-08-29 | 2016-11-23 | 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 | 一种烧结终点温度自动控制方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030509 |