JPH06330168A - パテンティングされた鋼ワイヤの製造方法 - Google Patents

パテンティングされた鋼ワイヤの製造方法

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JPH06330168A
JPH06330168A JP6073296A JP7329694A JPH06330168A JP H06330168 A JPH06330168 A JP H06330168A JP 6073296 A JP6073296 A JP 6073296A JP 7329694 A JP7329694 A JP 7329694A JP H06330168 A JPH06330168 A JP H06330168A
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wire
steel
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Charles N A Tonteling
シャルル・エヌ・ア・トンテリン
Kenneth Joseph Palmer
ケネス・ジョセフ・パーマー
Farrel B Helfer
ファーレル・ブルース・ヘルファー
Rodger Todd
ロジャー・トッド
Josy Jean Blum
ジョシ・ジャン・ブリュン
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Goodyear Tire and Rubber Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パテンティングされた鋼ワイヤの製造方法を
提供する。 【構成】 次の工程:(1)鉄約97.03〜約98.925%、炭素
約0.72〜約0.92%、マンガン約0.3〜約0.8%、ケイ素約
0.05〜約0.4%、並びにクロム、バナジウム、ニッケ
ル、及びホウ素より成る群から選択される一員約0.005
〜約0.85%から本質的に成るマイクロアロイされた高炭
素鋼を含んで成る鋼ワイヤを、ほぼ850℃〜約1050℃の
範囲内にある温度に、少なくとも2秒の間加熱するこ
と;(2)オーステナイトからパーライトへの転移が始ま
るまで100℃/秒未満の冷却速度で前記鋼ワイヤを連
続的に冷却すること;(3)オーステナイトからパーライ
トへの転移を再輝から生じる鋼ワイヤ温度における増加
によって進行させること;並びに(4)パテンティングさ
れた鋼ワイヤを周囲温度まで冷却することを含んで成る
パテンティングされた鋼ワイヤの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、良好な延性を有しかつ
引抜きされて高い引張強さを発現することができるパテ
ンティングされた鋼ワイヤ(鋼線)を製造するための技
術を開示する。そのようなパテンティングされた鋼ワイ
ヤは特にタイヤのようなゴム製品用強化ワイヤの製造に
おける利用に適している。
【0002】
【従来の技術】例えばタイヤ、コンベヤーベルト、動力
伝達ベルト、調時ベルト、ホース等のゴム製品をその中
に鋼強化要素を組み込むことによって強化することはし
ばしば望ましい。空気入り乗物用タイヤはしばしば黄銅
被覆された鋼フィラメントから製造されたコードで強化
される。そのようなタイヤコードはしばしば、高炭素鋼
または黄銅の薄層で被覆された高炭素鋼から成る。その
ようなコードはモノフィラメント(monofilament)であ
ることができるが、通常は互いにより合わされているか
または束ねられている数種のフィラメントから製造され
る。いくつかの例において、強化されるタイヤのタイプ
によって、フィラメントのストランドがさらにより合わ
されてタイヤコードを形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】強化要素用フィラメン
トにおいて利用される、鋼アロイが高い強度及び延性と
共に高い疲れ抵抗を示すことが重要である。不幸にも、
この必須の特性の要求の組合せを所有する多くのアロイ
は実際の商業的な操作において加工できない。商業的に
重要であるとわかっているアロイは典型的に、オーステ
ナイトからパーライトへ等温転移させるパテンティング
手順を要求する。米国特許第5,167,727号は、
約540℃〜約620℃の範囲内の温度で等温条件下に
おいてオーステナイトからパーライトへの転移が実行さ
れるところのパテンティング工程を利用して鋼フィラメ
ントが製造されるそのような方法を記述する。そのよう
な等温転移は転移の間に一定の温度を維持するために通
常流動床または溶融鉛媒体中で実施される。しかし、そ
のような等温転移工程の利用は特別な装置を要求し、そ
してパテンティング手順の経費が合わさる。
【0004】ワイヤの引抜きのために要求される良好な
延性を維持すると同時に、引張り強さを発現するため
に、パテンティングされた鋼ワイヤ中の炭化物及びフェ
ライトのプレイトリット(platelet)との間の微細な層
状間隔が要求される。この目的を達成するために、等温
パテンティング技術を使用することによって達成できる
機械的特性を改善するために少量の種々のアロイ金属が
ときどき鋼に加えられる。
【0005】等温パテンティングの代替は連続冷却また
は「空気」パテンティングである。この方法において、
高炭素鋼ワイヤが、冷却速度を制御するために静止また
は押込みのいずれかであることができる空気または分解
アンモニアのような他のガス中で冷却される。この方法
は典型的に、等温パテンティングで達成されるより幾分
粗い層状構造を有する顕微鏡構造を造りだす。結果とし
て、ワイヤの引張り強さは等温パテンティングによって
達成されたものより有意に低く、そしてそのワイヤから
引抜きされたフィラメントはより低い引張強さを有す
る。パテンティング手順における連続冷却の使用に対す
る追加の欠点は、ワイヤの直径が増加するにつれてワイ
ヤを冷却する速度が減じられ、そして顕微鏡構造がより
粗くさえなることである。結果として、受容できる特性
を備えたより大きい直径のワイヤを製造することがさら
に困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、良好な延性を
有しかつ引抜きされて高い引張強さを発現することがで
きるパテンティングされた鋼ワイヤを製造するための技
術を開示する。そのようなパテンティングされた鋼ワイ
ヤは特にタイヤのようなゴム製品用強化ワイヤの製造に
おける利用に適している。本方法を利用することによっ
て、通常は等温転移の条件下にのみ達成できる特性でさ
らに代表される特性を備えたまま、パテンティング手順
において連続冷却が採用できる。
【0007】良好な延性を有しかつ引抜きされて高い引
張強さを発現することができるマイクロアロイされた一
定の高炭素鋼がオーステナイトからパーライトへの転移
のための連続冷却工程を利用したパテンティング手順に
よって製造できる。これらの普通炭素鋼は鉄約97.0
3重量%〜約98.925重量%、炭素約0.72重量%
〜約0.92重量%、マンガン約0.3重量%〜約0.8
重量%、ケイ素約0.05重量%〜約0.4重量%、並び
にクロム、バナジウム、ニッケル、及びホウ素より成る
群から選択される一員約0.005重量%〜約0.85重
量%を含んで成る。そのようなマイクロアロイされた高
炭素鋼中においてケイ素、マンガン、クロム、バナジウ
ム、ニッケル、及びホウ素の全量は約0.7重量%〜0.
9重量%の範囲内にある。そのようなアロイを利用する
ことによって、等温転移用のために必要な経費のかかる
装置は除去される。これは次にパテンティング手順の経
費を単純化し、そして減ずる。
【0008】本発明は、さらに特定的に、炭化物及びフ
ェライトのプレイトリットの間に非常に微細な層状の間
隔を備えた本質的にパーライトである顕微鏡構造を有す
るパテンティングされた鋼ワイヤの製造方法であって、
前記鋼ワイヤが良好な延性を有しかつ引抜きされて高い
引張強さを発現することができ、次の工程: (1)鉄約97.03重量%〜約98.925重量%、炭
素約0.72重量%〜約0.92重量%、マンガン約0.
3重量%〜約0.8重量%、ケイ素約0.05重量%〜約
0.4重量%、並びにクロム、バナジウム、ニッケル、
及びホウ素より成る群から選択される一員約0.005
重量%〜約0.85重量%から本質的に成るマイクロア
ロイされた高炭素鋼を含んで成る鋼ワイヤを、ほぼ85
0℃〜約1050℃の範囲内にある温度に、少なくとも
2秒の間加熱すること、ただし、マイクロアロイされた
高炭素鋼中においてケイ素、マンガン、クロム、バナジ
ウム、ニッケル、及びホウ素の全量が約0.7〜0.9重
量%の範囲内にあることを条件とする; (2)オーステナイトからパーライトへの転移が始まる
まで100℃/秒未満の冷却速度で前記鋼ワイヤを連続
的に冷却すること; (3)オーステナイトからパーライトへの転移を再輝か
ら生じる鋼ワイヤ温度のにおける増加によって進行させ
ること;並びに (4)パテンティングされた鋼ワイヤを周囲温度まで冷
却することを含んで成る前記の方法を記述する。
【0009】一定の普通炭素鋼マイクロアロイが本発明
の方法において利用される。これらのマイクロアロイさ
れた高炭素鋼は鉄約97.03重量%〜約98.925重
量%、炭素約0.72重量%〜約0.92重量%、マンガ
ン約0.3重量%〜約0.8重量%、ケイ素約0.05重
量%〜約0.4重量%、並びにクロム、バナジウム、ニ
ッケル、及びホウ素より成る群から選択される一員約
0.005重量%〜約0.85重量%から本質的に成る
が、マイクロアロイされた高炭素鋼中においてケイ素、
マンガン、クロム、バナジウム、ニッケル、及びホウ素
の全量が約0.7重量%〜約0.9重量%の範囲内にある
ことを条件とする。換言すれば、マイクロアロイ中のク
ロム、バナジウム、ニッケル、及びホウ素の全量が全マ
イクロアロイの計約0.005重量%〜約0.85重量%
であり、マイクロアロイ中のケイ素、マンガン、クロ
ム、バナジウム、ニッケル、及びホウ素の全量が計約
0.7重量%〜0.9重量%にある。ほとんどの場合に
は、クロム、バナジウム、ニッケル、及びホウ素より成
る群から選択される一員のみがマイクロアロイ中に存在
する。
【0010】マイクロアロイが、鉄約97.82重量%
〜約98.64重量%、炭素約0.76重量%〜約0.8
8重量%、マンガン約0.40重量%〜約0.60重量
%、ケイ素約0.15重量%〜約0.30重量%、並びに
クロム、バナジウム、及びニッケルより成る群から選択
される少なくとも一員約0.05重量%〜約0.4重量%
から本質的に成るのが好ましい。マイクロアロイ中にホ
ウ素が使用される場合には、マイクロアロイが、鉄約9
8.12重量%〜約98.68重量%、炭素約0.76重
量%〜約0.88重量%、マンガン約0.40重量%〜約
0.60重量%、ケイ素約0.15重量%〜約0.30重
量%、及びホウ素約0.01重量%〜約0.1重量%から
本質的に成るのが一般に好ましい。
【0011】高炭素鋼マイクロアロイが、鉄約98.0
5重量%〜約98.45重量%、炭素約0.8重量%〜約
0.85重量%、マンガン約0.45重量%〜約0.55
重量%、ケイ素約0.2重量%〜約0.25重量%、並び
にクロム、バナジウム、及びニッケルより成る群から選
択される少なくとも一員約0.1重量%〜約0.3重量%
から本質的に成るのが一般にさらに好ましい。マイクロ
アロイ中にホウ素が含まれる場合には、高炭素鋼マイク
ロアロイが、鉄約98.30重量%〜約98.54重量
%、炭素約0.8重量%〜約0.85重量%、マンガン約
0.45重量%〜約0.55重量%、ケイ素約0.2重量
%〜約0.25重量%、及びホウ素約0.01重量%〜約
0.05重量%から本質的に成るのが通常さらに好まし
い。そのようなマイクロアロイがケイ素、マンガン、ク
ロム、バナジウム、ニッケル、及びホウ素の全量約0.
75重量%〜約0.85重量%を含むのが一般に最も好
ましい。
【0012】本発明の鋼アロイを含んで成る直径約5m
m〜約6mmを有する棒材は、ゴム製品用の強化要素に
おいて使用することができる鋼フィラメントへと製造で
きる。そのような鋼棒材は典型的に約1.2mm〜約2.
4mmの範囲内、好ましくは約1.6mm〜約2.0mm
の範囲内にある直径に冷間引抜きされる。例えば、約
5.5mmの直径を有する棒材は約1.8mmの直径を有
するワイヤに冷間引抜きできる。この冷間引抜き手順は
金属の強度及び硬度を増加する。
【0013】冷間引抜きされたワイヤは次に、850℃
〜約1100℃の範囲内にある温度にワイヤを加熱し、
そしてワイヤを連続的に周囲温度へ冷却させることによ
ってパテンティングされる。ワイヤに電流を通すことに
よって電気抵抗によってワイヤが加熱される場合は、加
熱時間は典型的に2秒〜10秒である。電気抵抗加熱が
使用される場合は、加熱時間はさらに典型的に約4〜約
7秒の範囲内であり、加熱温度は典型的に950℃〜約
1050℃の範囲内である。もちろん、ワイヤを流動床
炉内で加熱することも可能である。そのような場合に
は、ワイヤは細粒度を有する砂の流動床において加熱さ
れる。流動床加熱技術においては加熱時間は一般に約5
秒〜約30秒の範囲内である。流動床炉内の加熱時間が
約10秒〜約20秒の範囲内であるのがさらに典型的で
ある。ワイヤを熱対流炉(oven, furnace)内で加熱す
ることも可能である。この場合には、加熱時間は約25
秒〜約50秒の範囲内である。
【0014】加熱時間の正確な時間は重要ではない。し
かし、温度がアロイがオーステナイトになるのに十分な
期間維持されることが重要である。アロイは、顕微鏡組
織が均質な面心立方結晶構造に完全に転移した後にオー
ステナイトになると考えられる。
【0015】パテンティング手順の次の工程において、
オーステナイトのワイヤは連続的に100℃/秒未満の
冷却速度で冷却される。ほとんどの場合、採用される冷
却速度は20℃/秒〜70℃/秒である。約40℃/秒
〜60℃/秒の範囲内である冷却速度を利用することが
通常好ましい。この連続冷却工程はワイヤを空気または
分解アンモニアのような他の適切なガス中で単に冷却さ
せるだけでもたらされる。ガスは静止または冷却速度を
制御するために循環されることができる。
【0016】オーステナイトからパーライトへの転移が
始まるまで連続冷却が実行される。この転移は典型的に
約500℃〜約650℃の範囲内にある温度で始まる。
オーステナイトからパーライトへの転移はさらに典型的
には約540℃〜約600℃の範囲内にある温度で始ま
る。転移はさらに典型的には約550℃〜約580℃の
範囲内の温度で始まる。
【0017】オーステナイトからパーライトへの転移が
始まった後、ワイヤの温度が再輝から増加する。方法の
この点において、転移によって放出された熱単独によっ
て増加するワイヤの温度で転移を進行させることが簡単
にできる。通常、経験によって約20℃〜約70℃の範
囲内の温度増加が知られている。経験によって約30℃
〜約60℃の温度増加がさらに典型的に知られている。
転移の間に約40℃〜約50℃でワイヤの温度が増加す
ることがさらに典型的である。
【0018】オーステナイトからパーライトへの転移は
完結に典型的に約0.5秒〜約4秒を要する。オーステ
ナイトからパーライトへの転移はさらに典型的には約1
秒〜約3秒の範囲内の時間にわたり起こる。転移は再輝
により温度増加が観察される点で始まると考えられる。
反応が進行するにつれて、顕微鏡構造はオーステナイト
の面心立方構造からパーライトへ転移する。パテンティ
ング手順は、体心立方結晶構造を有する金属層及び炭化
物層から成る層状構造であるパーライトへの転移が達成
された後に完了されると考えられる。パテンティング手
順が完了した後に、鋼ワイヤは簡単に周囲温度に冷却で
きる。
【0019】いくつかの例において、ワイヤを鋼棒材か
ら最終パテンティングに適切な直径に直接引抜きするこ
とが不可能かもしれない。これらの場合には、ワイヤ
は、その直径を約40%〜約80%減じて約3.8mm
〜約2.5mmの範囲にするために初期冷間引抜きされ
る。この初期引抜きの後にワイヤは次に中間パテンティ
ングと呼ばれる工程において、加熱期間が一般により長
いことを除いて一次パテンティングにおいて使用される
ものと類似の方法を使用してパテンティングされる。中
間パテンティングの後、ワイヤは上記の最終パテンティ
ング工程のために適切な最終直径に冷間引抜きされる。
【0020】最終パテンティングの後、鋼ワイヤは次に
典型的に黄銅メッキされる。例えば、アロイメッキは鋼
ワイヤを黄銅被覆でメッキするために使用できる。その
ようなアロイメッキ手順はワイヤ上への銅及び亜鉛の電
着を含み、同時に化学的に錯化種(complexing specie
s)を含むメッキ溶液からその場所において均一な黄銅
アロイを形成する。この共同メッキ(codeposition)
は、錯体をつくる電解液が、その中において個々の銅及
び亜鉛の析出電位が事実上同一であるところの陰極フィ
ルムを与えるので起こるのである。アロイメッキは、銅
約70%及び亜鉛約30%を含むアルファ黄銅被覆を付
けるするために典型的に使用される。そのような被覆は
優秀な引抜き特性及び良好な初期密着性(adhesion)を
与える。
【0021】逐次メッキも鋼ワイヤに黄銅アロイを適用
するための実用的な技術である。そのような手順におい
て、銅層及び亜鉛層が逐次的に、電着及びそれに続く熱
拡散工程によって鋼ワイヤ上にメッキされる。そのよう
な逐次なメッキ方法は本明細書において参照によって組
み入れられる米国特許第5,100,517号に記述され
ている。
【0022】鋼ワイヤ上に黄銅をメッキするための標準
的な手順において、鋼ワイヤはまず所望により約60℃
よりも高い温度の熱水中で洗浄される。鋼ワイヤは次に
表面から酸化物を除去するために硫酸または塩酸中で酸
洗いされる。水洗後、ワイヤはピロリン酸銅メッキ溶液
中で銅で被覆される。ワイヤは、メッキ電池中で陰極と
して働くように負の電荷が与えられる。銅板は陽極とし
て利用される。可溶の銅陽極の酸化は電解液に銅イオン
を補給する。銅イオンはもちろん、鋼ワイヤ陰極の表面
で金属状態に還元される。
【0023】銅メッキされた鋼ワイヤは次に水洗されそ
して亜鉛メッキ電池中でメッキされる。銅メッキされた
ワイヤは亜鉛メッキ電池内で陰極として働くように負の
電荷が与えられる。可溶の亜鉛陽極を備えたメッキ電池
内に酸性硫酸亜鉛の溶液がある。亜鉛メッキ操作の間、
可溶の亜鉛陽極が酸化されて電解液に亜鉛イオンを補給
する。亜鉛層がその上に析出する陰極として働く銅で被
覆された鋼ワイヤの表面において、亜鉛イオンは還元さ
れる。適切な亜鉛イオン補給システムを伴うときは酸性
硫酸亜鉛浴が不溶性陽極を利用できる。
【0024】銅/亜鉛メッキされたワイヤは次に水洗さ
れ、そして銅及び亜鉛の層がそれによって拡散して黄銅
被覆を形成することを許すために約450℃よりも高い
温度、好ましくは約500℃〜約550℃の範囲内の温
度に加熱される。これは一般に誘導加熱または抵抗加熱
によって達成される。フィラメントは次に冷却され、そ
して酸化物を除去するために希リン酸溶液中で室温で洗
浄される。黄銅被覆されたワイヤは次に水洗され、そし
て約75℃〜約150℃の温度で空気乾燥される。いく
つかの場合には鋼アロイを鉄−黄銅被覆で被覆すること
が望ましいかもしれない。鋼強化要素を3成分の鉄−黄
銅アロイで被覆するためのそのような手順は、本明細書
中に参照によって組み入れられる米国特許第4,446,
198号に記述されている。
【0025】黄銅メッキの後、ワイヤを液体滑剤の浴内
に浸すと共に再度冷間引抜きする。この工程において、
ワイヤの横断面は約80%〜約99%減じられてエラス
トマー強化材用に使用される高強度フィラメントを生成
する。ワイヤが約96%〜約98%減じられるのがさら
に典型的である。この方法によって生成された高強度フ
ィラメントの直径は典型的には約0.15mm〜0.40
mmの範囲内である。さらに典型的には製造された高強
度フィラメントは約0.25mm〜0.35mmの範囲内
にある直径を有する。
【0026】多くの場合、ゴム製品用の強化材としての
利用のために2以上のフィラメントをケーブルへとねじ
ることが望ましい。例えば、乗用タイヤにおいて利用す
るために2つのそのようなフィラメントをケーブルにね
じることが典型的である。もちろん、もっと多くのその
ようなフィラメントを他の用途における利用のためにケ
ーブルにねじることも可能である。約50のフィラメン
トを地ならし機のタイヤにおいて最後に採用されるケー
ブルにねじることが典型的である。
【0027】本発明は次の実施例によってさらに詳細に
記述される。これらの実施例は単に例示の目的のみであ
って、本発明の範囲及び実施し得る方法を限定するもの
であると認識してはならない。他に特に示さない限り、
全ての部及び百分率は重量で与えられる。
【0028】
【実施例1】本試験において、クロムを含む高炭素鋼マ
イクロアロイワイヤが連続冷却工程を含む技術を利用し
てパテンティングされる。本試験において利用されるマ
イクロアロイは、ほぼ、鉄98.43%、炭素0.85
%、マンガン0.31%、ケイ素0.20%、及びクロム
0.21%を含む。使用した方法においてクロムを含む
マイクロアロイワイヤは電気抵抗によって5秒間にわた
り約950℃のピーク温度へ非常に迅速に加熱された。
この加熱サイクルは、ワイヤをオーステナイト化するの
に十分であった。ワイヤを次に約40℃/秒の冷却速度
で連続的に冷却した。ワイヤを約580℃の温度に冷却
した後、オーステナイトからパーライトへの転移が始ま
った。この転移はワイヤの温度を約1秒間にわたり約6
25℃に増加させ、その後ワイヤは再び連続的に冷め始
めた。製造したパテンティングされたワイヤは約1.7
5mmの直径を有し、そして1260MPa(メガパス
カル)の引張強さを有すると測定された。パテンティン
グされたワイヤはまた10.5%の破断点伸び及び47
%の破断点面積減少(reduction of area at break)を
有すると測定された。
【0029】パテンティングされたワイヤは、続いて直
径約0.301mmのフィラメントへ冷間引抜きされ
た。つくられたフィラメントは3349MPaの引張強
さ及び2.61%の破断点伸びを有すると測定された。
本試験においてクロムを含む高炭素鋼マイクロアロイを
利用してつくられたフィラメントの引張強さを、標準の
1080炭素鋼を採用した等温パテンティング技術を利
用して実現できたそれらと非常に有利に比較した。さら
に重要なことに、本試験は、非常に顕著なフィラメント
の引張強さが連続冷却工程が採用されるパテンティング
手順を利用して実現できることを証明する。
【0030】
【比較実施例2】実施例1で利用したクロムを含むマイ
クロアロイを、鉄約98.47%、炭素約0.83%、マ
ンガン約0.48%、ケイ素0.20%を含む1080炭
素鋼で置換したことを除き、実施例1に記述したものと
同じ手順を利用して本試験を行った。つくられたパテン
ティングされた1080炭素鋼ワイヤは1210MPa
の引張強さを有し、製造した引き抜きフィラメントは3
171MPaの引張強さをもつに過ぎなかった。また、
つくられたフィラメントは2.52%の破断点伸びを有
すると測定された。本実施例は、実施例1に記述された
クロムを含むマイクロアロイが178MPaのフィラメ
ント引張強さを生ずることを示す。
【0031】
【実施例3】本実施例も、バナジウムを含む普通炭素鋼
マイクロアロイを利用したことを除き実施例1において
記述された一般的手順を利用して実施した。本試験にお
いて製造されたパテンティングされたワイヤは1311
MPaの引張強さ、10%の破断点伸び、及び48%の
破断点面積減少を有すると測定された。本試験において
つくられたフィラメントは3373MPaの引張強さ、
2.57%の破断点伸びを有すると測定された。本実施
例は、バナジウムを含むマイクロアロイを利用すること
によってフィラメントの引張強さはさらに改善されるこ
とを証明する。
【0032】本発明を例示する目的のためにある代表的
な態様と詳細を示したが、本発明の範囲から逸脱するこ
となく種々の変更及び改良がなされることができること
は本技術分野の当業者にとって明白であろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス・ジョセフ・パーマー アメリカ合衆国オハイオ州44281,ワッズ ワース,フォレスト・レーン 445 (72)発明者 ファーレル・ブルース・ヘルファー アメリカ合衆国オハイオ州44303,アクロ ン,パリサデス・ドライブ 453 (72)発明者 ロジャー・トッド ルクセンブルク大公国エル−7651 ヘッフ ィンゲン,デルガース 32 (72)発明者 ジョシ・ジャン・ブリュン ルクセンブルク大公国エル−8530 エル, ルート・ダルロン 3

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化物及びフェライトのプレイトリット
    の間に非常に微細な層状の間隔を備えた本質的にパーラ
    イトである顕微鏡構造を有するパテンティングされた鋼
    ワイヤの製造方法であって、前記鋼ワイヤが良好な延性
    を有しかつ引抜きされて高い引張強さを発現することが
    でき、次の工程: (1)鉄約97.03重量%〜約98.925重量%、炭
    素約0.72重量%〜約0.92重量%、マンガン約0.
    3重量%〜約0.8重量%、ケイ素約0.05重量%〜約
    0.4重量%、並びにクロム、バナジウム、ニッケル、
    及びホウ素より成る群から選択される一員約0.005
    重量%〜約0.85重量%から本質的に成るマイクロア
    ロイされた高炭素鋼を含んで成る鋼ワイヤを、ほぼ85
    0℃〜約1050℃の範囲内にある温度に、少なくとも
    2秒の間加熱すること、ただし、マイクロアロイされた
    高炭素鋼中においてケイ素、マンガン、クロム、バナジ
    ウム、ニッケル、及びホウ素の全量が約0.7〜0.9重
    量%の範囲内にあることを条件とする; (2)オーステナイトからパーライトへの転移が始まる
    まで100℃/秒未満の冷却速度で前記鋼ワイヤを連続
    的に冷却すること; (3)オーステナイトからパーライトへの転移を再輝か
    ら生じる鋼ワイヤ温度における増加によって進行させる
    こと;並びに (4)パテンティングされた鋼ワイヤを周囲温度まで冷
    却することを含んで成る前記の方法。
  2. 【請求項2】 冷却速度が約20℃/秒〜約70℃/秒
    の範囲内であり、工程(1)において鋼ワイヤが約90
    0℃〜約1075℃の範囲内にある温度に加熱され、オ
    ーステナイトからパーライトへの転移が約500℃〜約
    600℃の範囲内にある温度において始まり、再輝から
    生ずるワイヤ温度における上昇が約20℃〜約70℃の
    範囲内にある温度における上昇であり、オーステナイト
    からパーライトへの転移が約0.5秒〜約4秒の間にわ
    たり起こる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 普通炭素鋼マイクロアロイが、本質的に
    鉄約98.05重量%〜約98.45重量%、炭素約0.
    8重量%〜約0.85重量%、マンガン約0.45重量%
    〜約0.55重量%、ケイ素約0.2重量%〜約0.25
    重量%、並びにクロム約0.1重量%〜約0.3重量%か
    ら成る、請求項2記載の方法。
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