JPH06330167A - プレス成形性に優れたシャドウマスク用冷延鋼板の製造方法 - Google Patents

プレス成形性に優れたシャドウマスク用冷延鋼板の製造方法

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JPH06330167A
JPH06330167A JP13989693A JP13989693A JPH06330167A JP H06330167 A JPH06330167 A JP H06330167A JP 13989693 A JP13989693 A JP 13989693A JP 13989693 A JP13989693 A JP 13989693A JP H06330167 A JPH06330167 A JP H06330167A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャドウマスクの製造工程のうち,穿孔され
たフラットマスクを焼鈍したあとに行うレベラー処理等
のプレス成形時の不均一変形防止措置を省略しても良好
なプレス成形性を具備するシャドウマスク用冷延鋼板素
材を得る。 【構成】 質量%で,C:0.0004%以下,Si:0.04%
以下,Mn:0.05%〜0.5%,Cr:0.1%以下, P:0.01
5%以下,S:0.025%以下,Sol.Al:0.01〜0.10%,
N:0.007%以下,O:0.005%以下を含有し, 場合によ
ってはさらに0.03%以下のMoまたはWの1種もしくは
2種を含有し,残部がFeおよび不可避的不純物からな
る冷延鋼板の製造方法であって,通常の方法で熱間圧延
し,得られた熱延鋼板を1次冷延したあと,均熱温度が
600℃〜720℃の範囲で少なくとも5hr以上保持
する第1ステップの脱炭焼鈍と,引続き均熱温度が72
0℃超え〜820℃の範囲で少なくとも0.5hr以上保
持する第2ステップの脱炭焼鈍を行い,次いで製品板厚
にまで2次冷延することを特徴とするシャドウマスク用
冷延鋼板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラウン管のシャドウマ
スクの製造工程において,マスク成形に先立って実施す
るレベリング工程を省略できるシャドウマスク用冷延鋼
板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シャドウマスクを製造するには,素材メ
ーカーで製品厚みまで圧延された冷延鋼板を素材とし,
これをフォトエッチングメーカーで穿孔し,CRTメー
カーで焼鈍後に所望の形状にプレス成型されるのが通常
である。
【0003】シャドウマスクの機能には,印荷された電
圧により発する電子線の陽極としての役割と,偏向する
電子線を前面のパネル上に塗布された蛍光ドットに当て
る絞りとしての役割がある。後者については,シャドウ
マスクの孔と蛍光ドットの位置がずれていたり,孔の形
状が歪んでいる場合には,電子線は正確に蛍光ドットに
当たらないのでCRTの画像に色のにじみや,発光面積
の縮小による輝度の低下等の不良が生じる。このためシ
ャドウマスクの孔には極めて高い寸法精度が要求され
る。
【0004】素材のエッチング加工は,脱脂等の前処理
をした後,両面に感光液を塗布し乾燥後,露光・現象に
よりマスクパターンを焼き付けしてエッチング処理され
る。これらの諸工程において孔の形状を正確にエッチン
グし,かつ高い作業性を得るためには,素材鋼板の硬度
は高いほど望ましい。このため,素材としては加工硬化
(冷間圧延)によって適度な硬さを付与したものが使用
される。
【0005】CRTメーカーの組み立て工程では,一枚
ごとに切断されたフラットマスクを焼鈍後にプレス加工
と表面処理を行って組み立てられる。この焼鈍は,フラ
ットマスクに良好な形成性を付与するために行われる。
これらの諸工程では,マスクの形状と孔の位置が設計通
りに成型されなければならない。
【0006】これらの特性を得るためのシャドウマスク
用冷延鋼板の製造技術として,例えば特開昭56−17
8755号,特開昭54−107024号,特開昭58
−222821号,特開昭59−270984号,特開
昭57−18467号,特開平2−254139号等に
おいて各種の提案がなされている。しかし,これらの方
法ではプレス成形時のストレッチャーストレイン発生の
防止のためにレベラー処理を前提にしている。また,レ
ベラーを用いない場合も提案されてはいるが,この場合
に,プレス成形時に不均一変形を起こさないための明確
な防止処法については教示がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のように,シャド
ウマスクの製造においては,穿孔されたフラットマスク
を焼鈍し,レベラー処理のような不均一変形防止措置を
施したあと,プレス成形されているのが通常であった
が,ローラーレベラー等の不均一変形防止の工程は板厚
の非常に薄いフラットマスクを一枚ずつしかも均一にロ
ーラーレベラー処理するものであるから大変に繁雑な工
程であり,このために生産性を著しく阻害していた。
【0008】したがって,本発明の課題は焼鈍後にレベ
ラー等の不均一変形防止措置を施さずとも直ちに精密な
プレス加工が可能な変形性能と高い形状凍結性を有する
シャドウマスク用冷延鋼板を提供することにある。
【0009】より具体的には,シャドウマスク製造用冷
延鋼板のプレス成型にともなう諸問題のうち,特に焼鈍
後のマスク原板を直ちにプレス加工しても精密に成形で
きるような性質をもつ素材鋼板の開発を目的としたもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題はシャドウマ
スク製造に適した冷延鋼板であって, 焼鈍後の引張試験
値として0.3%以下の降伏伸びおよび120N/mm2 以下の降
伏応力を具備することによって達成できる。本発明者ら
は鋼成分およびシャドウマスク用素材鋼板の製造法につ
いて広範な研究を行った結果, アルミキルド鋼をベース
としてC含有量を極微量に制限したうえ, 微量のCr さ
らにはMoやWを添加することと,1次冷延後に行う脱
炭焼鈍を適切に制御すれば,該試験値がクリヤでき, シ
ャドウマスク製造上のネックであるフラットマスク焼鈍
後のレベラーを省略しても均一な成型性能と高い形状凍
結性を付与できることを見出した。
【0011】すなわち本発明によれば,質量%で, C:0.0004%以下 Si:0.04%以下 Mn:0.05%〜0.5% Cr:0.1%以下, P:0.015%以下 S:0.025%以下 Sol.Al:0.01〜0.10% N:0.007%以下 O:0.005%以下 を含有し, 場合によってはさらに, 0.03%以下のMoま
たはWの1種もしくは2種を含有し,残部がFeおよび
不可避的不純物からなる冷延鋼板の製造方法であって,
通常の方法で熱間圧延し,得られた熱延鋼板を1次冷延
したあと,均熱温度が600℃〜720℃の範囲で少な
くとも5hr以上保持する第1ステップの脱炭焼鈍と,
引続き均熱温度が720℃超え〜820℃の範囲で少な
くとも0.5hr以上保持する第2ステップの脱炭焼鈍を
行い,次いで製品板厚にまで2次冷延することを特徴と
するシャドウマスク用冷延鋼板の製造方法を提供する。
【0012】
【作用】以下に本発明の内容を具体的に説明するが,ま
ず本発明のシャドウマスク用冷延鋼板における各成分の
作用とこれら成分の含有量範囲を限定した理由を個別に
概説する。
【0013】鋼中のCは本発明において最も重要な元素
である。図1および図2は,C以外の成分は後記実施例
のほぼNo.4に相当する鋼についてC量だけを変化させ
た場合の最終焼鈍後の降伏伸びおよび降伏応力をC量と
の関係で整理したものである。これらの結果に見られる
ように,焼鈍後の加工において生じる不均一変形はC含
有量により支配されることがわかる。
【0014】すなわち,C含有量が0.0004%以下であれ
ば, 精密なプレス加工が可能な0.3%以下の小さい降伏
伸びと120N/mm2以下の低い降伏応力を示すようになる。
したがって,焼鈍後のフラットマスクにレベラー処理等
の不均一変形(ストレッチャーストレイン)の防止措置
を施さずとも,プレス加工において均一な変形性能と高
い形状凍結性を得ることができる。
【0015】しかし,C含有量が0.0004%を超えると急
に降伏伸びおよび降伏応力が上昇し例えばC量が0.0005
%では降伏伸びは 1.5%程度まで, また降伏応力は200N
/mm2程度にまで上昇してしまうことがあり,焼鈍ままの
状態ではストレッチャーストレインが発生し, シャドウ
マスクのような精密プレス加工を行なうことはできな
い。したがって,本発明においてはC量の範囲は0.0004
%以下に限定することが重要である。
【0016】Siは多量に含有すると形状凍結性を劣化
させる作用がある。このためには限りなく少ない方が望
ましい。しかし, 0.04%以下であればプレス成形性に悪
い影響を及ぼさず, 不純物元素として許容できる。その
ためSi量は0.04%以下とした。
【0017】Mnは製鋼時の脱酸材として, またSによ
る熱間脆性を防止するのに有効であり,このためには少
なくとも0.05%は必要であるが 0.5%を超えて含有する
と固溶強化作用により形状凍結性が劣化するようにな
る。このため, Mn量の範囲は0.05%〜0.5%とする。
【0018】Pは多量に含有すると形状凍結性を劣化さ
せるので, 少ない方が望ましい。しかし, 本発明の場
合,0.015 %以下であればプレス成形性に悪い影響を及
ぼさず不純物元素として許容できる。そのためP量は0.
015%以下とする。
【0019】Sは鋼中で硫化物系の介在物として存在
し, エッチングの特性を阻害するので可能な限り少ない
方が望ましいが, 本発明の場合0.025%までは許容でき
るので0.025%以下とする。
【0020】Alは脱酸材として転炉溶製後に添加され,
鋼の清浄度を向上させる。同時に鋼中のNと結合して
AlNを生成するので, Nによる不均一変形の発生を防
止する効果がある。しかし, 多量に含有すると非金属介
在物が増加し, エッチング特性を劣化させる。そこでSo
l.Alとして0.01%以上含有させるが,上限を0.1%まで
とする。
【0021】NはCと同様に侵入型不純物元素である
が, アルミキルド鋼をベースとした場合, AlNとして
析出するのでNによる不均一変形は防止できる。しかし
多量にNを含有するとAlNの量が増加し,エッチング
特性を劣化させるため可能な限り少ない方が望ましい
が,本発明の場合0.007%までは許容できるので, N量
は0.007%以下とする。
【0022】Crはプレス加工時の形状凍結性を向上さ
せる作用がある。しかし 0.1%を超えて含有してもその
効果は変わらないので, Cr成分は0.1%以下とした。
【0023】MoとWも,プレス加工において形状凍結
性を向上させる作用がある。しかしこれらの成分は0.03
%超えて添加してもその効果は変わらないので, これら
の成分はいずれも0.03%以下とする。
【0024】次に本発明法の製造条件について説明す
る。先ず, 出来るだけ脱炭および脱ガスされ, またC量
およびSol.Al量以外は実質上前記した成分範囲の鋼とな
るように成分調整された溶鋼を溶製し,通常の工程を経
て熱延板にまでを製造する。
【0025】得られた熱延板を1次冷延および二次冷延
を行ってシャドウマスクの製品板厚に相当する厚みの冷
延板を製造するのであるが,本発明においては,1次冷
延のあと下記の2ステップの均熱を施す条件の脱炭焼鈍
を行う。
【0026】すなわち,この脱炭焼鈍は 600℃〜720℃
範囲の或る温度に少なくとも5hr均熱保持する第1ス
テップと, 720℃超え〜820℃範囲の或る温度に少なく
とも0.5hr均熱保持する第2ステップとからなる。い
ずれのステップも箱型焼鈍炉を使用し脱炭雰囲気中でオ
ープンコイルの状態で実施する (OCA炉焼鈍) 。
【0027】第1ステップにおいて,焼鈍温度が600℃
未満では1次冷延後の再結晶が十分に進行せず, 2次冷
延素材を焼鈍した後の降伏強さが高くなるので, プレス
成形時の形状凍結性が劣るようになる。他方, 第1ステ
ップにおいて,1次冷延後の素材を720℃以上に直接加
熱して脱炭すると, 再結晶後の結晶粒が著しく粗大化す
る。このように粗大化した脱炭焼鈍材を2次冷延すると
表面肌が荒れるので板厚が不均一となり, エッチング時
に穿孔される孔の形状が劣化するようになる。このため
第1ステップの焼鈍温度は 600〜700℃の範囲とし,ま
たその均熱時間については5hr未満ではOCA炉で十
分な脱炭を行なうことができないので少なくとも5hr
以上必要である。
【0028】このように第1ステップでは適正粒度の再
結晶を行わせると共に脱炭を進行させて鋼中のC量を0.
0004%以下にまで低下させる。次いで本発明においては
引続き同じOCA炉で同じ雰囲気中でさらに昇温し 720
℃を超え820℃の範囲の或る温度に少なくとも0.5hr均
熱保持する第2ステップの焼鈍を実施する。
【0029】この第2ステップの焼鈍を実施することに
よって,2次冷延素材を焼鈍した後の降伏応力を低下さ
せることができ,プレス加工時の形状凍結性を向上させ
ることができる。
【0030】すなわち, 前記のように第1ステップにお
いて再結晶粒はすでに安定化しているので,第2ステッ
プでは 720℃超え〜820℃の範囲に加熱しても再結晶粒
の著しい粗大化は起こらず, 2次冷延時に表面肌が荒れ
る心配はない。しかし, 焼鈍温度が820℃を超えると再
結晶粒が粗大化するようになる。第2ステップの焼鈍温
度が720℃以下では, 第1ステップの脱炭焼鈍後の結晶
粒径に対する第2ステップ焼鈍の効果が得られず, 2次
冷延素材を焼鈍した後の降伏応力の低下作用は見られな
い。したがって, 第2ステップの焼鈍温度は 720℃超え
〜820℃の範囲とする。この第2ステップの効果を得る
ための該温度の均熱保持時間は0.5hr以上が必要であ
る。
【0031】
【実施例】表1に本発明例および比較例のシャドウマス
ク用冷延鋼板の化学成分値を示した。これらの成分の各
冷延鋼板は以下の工程により製造した。すなわち, 転炉
出鋼後の溶鋼を脱ガス装置で処理して成分調整し,連続
鋳造によりスラブとしたうえ,通常の熱間圧延を行って
表2に示す各板厚の熱延板とした。これらの熱延板を表
2に示す条件で1次冷延−脱炭焼鈍−2次冷延を行って
いずれも板厚 0.2mmの冷延鋼板とした。脱炭焼鈍は本発
明例ではいずれも2ステップ焼鈍を行った。表1の化学
成分値は表2の条件で製造された各冷延鋼板の分析値で
ある。
【0032】これらの冷延鋼板をシャドウマスク用素材
とする場合,後続のシャドウマスク製造工程で焼鈍が行
われるが,この焼鈍を700℃×10分間に想定し,こ
の焼鈍条件で各冷延鋼板素材を焼鈍した。この焼鈍した
各鋼板の機械的性質を引張試験およびプレス加工により
調べた。それらの結果を表3に示した。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】表3の結果から,No.1〜No.4の本発明例の
ものは降伏伸び(Y.El)はいずれも0.3%以下で,
降伏応力(YS)も低いことがわかる。またNo.1,No.2,
No.3のようにMo,Wを含有すると降伏応力(YS)はさ
らに低下している。このことは,シャドウマスク製造工
程での焼鈍後に行われるプレス加工においても良好なプ
レス成形性を有し且つ均一な変形性能と高い形状凍結性
を有することを意味する。
【0037】他方,比較例のうち,脱炭焼鈍条件を1ス
テップで行ったNo.5とNo.6のものは降伏伸び(Y.E
l)は小さいものの,降伏応力(YS)が120 N/mm2
以上と高く, プレス加工における形状凍結性が劣る。ま
たNo.7〜No.10 のものはC含有量が本発明で規定する範
囲を超えており, 降伏伸び(Y.El),降伏応力(Y
S)とも,それぞれ1.8%以上, 190 N/mm2以上の高
い値を示し, プレス加工においても, 不均一変形に起因
するプレス不良を生じ, シャドウマスクのような精密プ
レス加工を行なうことはできない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によればシ
ャドウマスク製造工程における焼鈍後のフラットマスク
に不均一変形の防止措置(レベラー処理等)を施さずと
も,均一なプレス成型性能と高い形状凍結を付与するこ
とができるようになり,シャドウマスクの品質の向上と
製造工程の短縮が達成された。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼鈍後の降伏伸び(Y.El)とC含有量の関
係図である。
【図2】焼鈍後の降伏応力(YS)とC含有量の関係図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 38/18 (72)発明者 山田 利郎 広島県呉市昭和町11番1号 日新製鋼株式 会社鉄鋼研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質量%で, C:0.0004%以下 Si:0.04%以下 Mn:0.05%〜0.5% Cr:0.1%以下, P:0.015%以下 S:0.025%以下 Sol.Al:0.01〜0.10% N:0.007%以下 O:0.005%以下 を含有し, 残部がFeおよび不可避的不純物からなる冷
    延鋼板の製造方法であって,通常の方法で熱間圧延し,
    得られた熱延鋼板を1次冷延したあと,均熱温度が60
    0℃〜720℃の範囲で少なくとも5hr以上保持する
    第1ステップの脱炭焼鈍と,引続き均熱温度が720℃
    超え〜820℃の範囲で少なくとも0.5hr以上保持す
    る第2ステップの脱炭焼鈍を行い,次いで製品板厚にま
    で2次冷延することを特徴とするシャドウマスク用冷延
    鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 質量%で, C:0.0004%以下 Si:0.04%以下 Mn:0.05%〜0.5% Cr:0.1%以下, P:0.015%以下 S:0.025%以下 Sol.Al:0.01〜0.10% N:0.007%以下 O:0.005%以下 を含有し, さらに0.03%以下のMoまたはWの1種もし
    くは2種を含有し,残部がFeおよび不可避的不純物か
    らなる冷延鋼板の製造方法であって,通常の方法で熱間
    圧延し,得られた熱延鋼板を1次冷延したあと,均熱温
    度が600℃〜720℃の範囲で少なくとも5hr以上
    保持する第1ステップの脱炭焼鈍と,引続き均熱温度が
    720℃超え〜820℃の範囲で少なくとも0.5hr以
    上保持する第2ステップの脱炭焼鈍を行い,次いで製品
    板厚にまで2次冷延することを特徴とするシャドウマス
    ク用冷延鋼板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020082105A (ko) * 2001-04-23 2002-10-30 히타치 긴조쿠 가부시키가이샤 컬러 브라운관의 텐션형 색선별 장치용 소재 및 그 제조방법
CN1107731C (zh) * 1998-12-18 2003-05-07 浦项综合制铁株式会社 用堆垛退火技术制造冷轧阴罩钢板的方法
CN112710803A (zh) * 2020-11-25 2021-04-27 河钢股份有限公司 一种热轧卷罩退处理工艺的评定方法

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