JPH06330076A - 切削加工用油剤組成物 - Google Patents
切削加工用油剤組成物Info
- Publication number
- JPH06330076A JPH06330076A JP14548993A JP14548993A JPH06330076A JP H06330076 A JPH06330076 A JP H06330076A JP 14548993 A JP14548993 A JP 14548993A JP 14548993 A JP14548993 A JP 14548993A JP H06330076 A JPH06330076 A JP H06330076A
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- Japan
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- cutting
- agent composition
- based extreme
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塩素系極圧添加剤を含有せず、廃棄焼却にお
いて有害ガスを発生せず、環境汚染或いは焼却炉損傷の
問題がないうえ、基油に硫黄系極圧剤のみを添加した切
削加工用油剤に比べより優れた切削性能を有する切削加
工用油剤組成物を提供する。 【構成】 本組成物は、（ａ）鉱物油（スピンドル油、
マシン油等）、油脂（ナタネ油等）及び合成潤滑油から
選ばれた少なくとも１種からなる潤滑基油：５〜６５重
量％、（ｂ）アルカリ金属（カリウム、ナトリウム等）
及び／又はアルカリ土類金属（カルシウム等）のスルホ
ン酸塩：０〜４０重量％、（ｃ）アルカリ金属（カリウ
ム、ナトリウム等）及び／又はアルカリ土類金属（カル
シウム等）の炭酸塩：０〜２０重量％、並びに（ｄ）硫
黄系極圧剤（硫化脂肪油、ポリスルフィド等）０．０５
〜３０重量％を含有する。
いて有害ガスを発生せず、環境汚染或いは焼却炉損傷の
問題がないうえ、基油に硫黄系極圧剤のみを添加した切
削加工用油剤に比べより優れた切削性能を有する切削加
工用油剤組成物を提供する。 【構成】 本組成物は、（ａ）鉱物油（スピンドル油、
マシン油等）、油脂（ナタネ油等）及び合成潤滑油から
選ばれた少なくとも１種からなる潤滑基油：５〜６５重
量％、（ｂ）アルカリ金属（カリウム、ナトリウム等）
及び／又はアルカリ土類金属（カルシウム等）のスルホ
ン酸塩：０〜４０重量％、（ｃ）アルカリ金属（カリウ
ム、ナトリウム等）及び／又はアルカリ土類金属（カル
シウム等）の炭酸塩：０〜２０重量％、並びに（ｄ）硫
黄系極圧剤（硫化脂肪油、ポリスルフィド等）０．０５
〜３０重量％を含有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属の切削加工に用い
られる油剤組成物に関し、特にブローチ、タップ等の加
工に好適な油剤組成物に関する。従って、本発明は潤滑
剤を製造する産業及び金属を切削加工する産業において
利用される。
られる油剤組成物に関し、特にブローチ、タップ等の加
工に好適な油剤組成物に関する。従って、本発明は潤滑
剤を製造する産業及び金属を切削加工する産業において
利用される。
【０００２】
【従来の技術】従来、ブローチ加工、タップ加工等の切
削加工用油剤としては種々の組成物が用いられており、
一般には、鉱物油、油脂或いは合成潤滑油等からなる基
油に、塩素系極圧剤、硫黄系極圧剤、リン系極圧剤、有
機金属化合物系の極圧剤、油性向上剤（例えば、油脂、
エステル等）、酸化防止剤、防錆剤、消泡剤、非鉄金属
防食剤等の各種添加剤が配合されている。上記の各種極
圧剤のうち、特に塩素系極圧剤、硫黄系極圧剤等は切削
性能に優れ、且つ比較的安価なため多用されている。塩
素系極圧剤としては、塩素化パラフィン、塩素化脂肪
酸、塩素化脂肪酸エステル等が使用されており、また、
硫黄系極圧剤としては、硫化脂肪油、ポリスルフィド等
が使用されている。
削加工用油剤としては種々の組成物が用いられており、
一般には、鉱物油、油脂或いは合成潤滑油等からなる基
油に、塩素系極圧剤、硫黄系極圧剤、リン系極圧剤、有
機金属化合物系の極圧剤、油性向上剤（例えば、油脂、
エステル等）、酸化防止剤、防錆剤、消泡剤、非鉄金属
防食剤等の各種添加剤が配合されている。上記の各種極
圧剤のうち、特に塩素系極圧剤、硫黄系極圧剤等は切削
性能に優れ、且つ比較的安価なため多用されている。塩
素系極圧剤としては、塩素化パラフィン、塩素化脂肪
酸、塩素化脂肪酸エステル等が使用されており、また、
硫黄系極圧剤としては、硫化脂肪油、ポリスルフィド等
が使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年で
は塩素系極圧剤を配合した不水溶性切削油剤を使用した
場合、焼却処理時の有害ガスの発生による環境公害や焼
却炉の損傷の問題を指摘されることがある。また、塩素
系極圧剤のうち一部の塩素化パラフィンでは、毒性及び
発癌性の可能性についての懸念も生じてきている。
は塩素系極圧剤を配合した不水溶性切削油剤を使用した
場合、焼却処理時の有害ガスの発生による環境公害や焼
却炉の損傷の問題を指摘されることがある。また、塩素
系極圧剤のうち一部の塩素化パラフィンでは、毒性及び
発癌性の可能性についての懸念も生じてきている。
【０００４】本発明の切削加工用油剤組成物は、上記欠
点を克服し、さらに、基油に硫黄系極圧剤のみを添加し
た切削油剤に比べより優れた切削性能を有するものであ
り、塩素系極圧剤を含有する切削油剤を焼却処理する時
の有害ガスの発生による環境公害や焼却炉の損傷の問題
が抑制され、且つ、特にブローチ加工、タップ加工等の
加工において良好な切削性能（工具寿命の延長）を有す
る、塩素系極圧剤を含有しない切削油剤を提供すること
を目的とする。
点を克服し、さらに、基油に硫黄系極圧剤のみを添加し
た切削油剤に比べより優れた切削性能を有するものであ
り、塩素系極圧剤を含有する切削油剤を焼却処理する時
の有害ガスの発生による環境公害や焼却炉の損傷の問題
が抑制され、且つ、特にブローチ加工、タップ加工等の
加工において良好な切削性能（工具寿命の延長）を有す
る、塩素系極圧剤を含有しない切削油剤を提供すること
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、切削油剤
成分と切削加工における性能、特に工具寿命との関係に
ついて鋭意検討した結果、本発明を完成するに至ったの
である。即ち、本発明の切削加工用油剤組成物は、
（ａ）鉱物油、油脂及び合成潤滑油から選ばれた少なく
とも１種からなる潤滑基油、（ｂ）アルカリ金属及び／
又はアルカリ土類金属のスルホン酸塩並びに（ｃ）アル
カリ金属及び／又はアルカリ土類金属の炭酸塩のうちの
少なくとも１種並びに（ｄ）硫黄系極圧剤を含むことを
特徴とする。
成分と切削加工における性能、特に工具寿命との関係に
ついて鋭意検討した結果、本発明を完成するに至ったの
である。即ち、本発明の切削加工用油剤組成物は、
（ａ）鉱物油、油脂及び合成潤滑油から選ばれた少なく
とも１種からなる潤滑基油、（ｂ）アルカリ金属及び／
又はアルカリ土類金属のスルホン酸塩並びに（ｃ）アル
カリ金属及び／又はアルカリ土類金属の炭酸塩のうちの
少なくとも１種並びに（ｄ）硫黄系極圧剤を含むことを
特徴とする。
【０００６】上記（ｂ）成分及び（ｃ）成分について
は、アルカリ金属のスルホン酸塩、アルカリ土類金属の
スルホン酸塩、アルカリ金属の炭酸塩及びアルカリ土類
金属の炭酸塩の４種類のうち少なくとも何れか１種を用
いることができる。
は、アルカリ金属のスルホン酸塩、アルカリ土類金属の
スルホン酸塩、アルカリ金属の炭酸塩及びアルカリ土類
金属の炭酸塩の４種類のうち少なくとも何れか１種を用
いることができる。
【０００７】上記潤滑基油としての「鉱物油」として
は、灯油、軽油、スピンドル油、マシン油、タービン
油、シリンダー油、流動パラフィン等を挙げることがで
きる。上記「油脂」としては、牛脂、豚脂、ナタネ油、
ヤシ油、パーム油、ヌカ油及びこれらの水素添加油等を
挙げることができる。また、上記「合成潤滑油」として
は、前記油脂から得られる脂肪酸、脂肪酸とアルコール
のエステル、ポリブテン等のポリオレフィン、ポリエチ
レングリコール、ポリオールエステル等のポリオール
類、ポリエーテル若しくはポリエステル及び高級アルコ
ール等を挙げることができる。
は、灯油、軽油、スピンドル油、マシン油、タービン
油、シリンダー油、流動パラフィン等を挙げることがで
きる。上記「油脂」としては、牛脂、豚脂、ナタネ油、
ヤシ油、パーム油、ヌカ油及びこれらの水素添加油等を
挙げることができる。また、上記「合成潤滑油」として
は、前記油脂から得られる脂肪酸、脂肪酸とアルコール
のエステル、ポリブテン等のポリオレフィン、ポリエチ
レングリコール、ポリオールエステル等のポリオール
類、ポリエーテル若しくはポリエステル及び高級アルコ
ール等を挙げることができる。
【０００８】上記（ｂ）成分のアルカリ金属及び／又は
アルカリ土類金属のスルホン酸塩並びに（ｃ）成分のア
ルカリ金属及び／又はアルカリ土類金属の炭酸塩におい
て、アルカリ金属としては、カリウム、ナトリウム、ア
ルカリ土類金属としては、カルシウムから選ばれた少な
くとも１種が適当であり、「スルホン酸塩」としてはカ
リウムスルホネート、ナトリウムスルホネート、カルシ
ウムスルホネート等、「炭酸塩」としては炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等が好適である。
アルカリ土類金属のスルホン酸塩並びに（ｃ）成分のア
ルカリ金属及び／又はアルカリ土類金属の炭酸塩におい
て、アルカリ金属としては、カリウム、ナトリウム、ア
ルカリ土類金属としては、カルシウムから選ばれた少な
くとも１種が適当であり、「スルホン酸塩」としてはカ
リウムスルホネート、ナトリウムスルホネート、カルシ
ウムスルホネート等、「炭酸塩」としては炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等が好適である。
【０００９】また、上記「硫黄系極圧添加剤」として
は、硫化脂肪油、硫化脂肪酸、ポリスルフィド及び硫黄
粉末等を用いることができる。上記（ｂ）成分及び
（ｃ）成分の含有量は、切削加工用油剤組成物を１００
重量部とする場合、１〜８０重量部の範囲が適当であ
り、特に５〜５０重量部の範囲が切削性能がより優れて
おり好適である。この含有量が１重量部未満では、切削
性能即ち工具寿命の延長を図ることができず、この含有
量が８０重量部を越えてもその効果が変わらず不経済で
ある。また、上記（ｄ）成分の含有量は０．０５〜８０
重量部、好ましくは０．１〜６０重量部の範囲が好適で
ある。含有量が０．０５重量部未満或いは８０重量部を
越える場合は工具寿命延長の効果がない。
は、硫化脂肪油、硫化脂肪酸、ポリスルフィド及び硫黄
粉末等を用いることができる。上記（ｂ）成分及び
（ｃ）成分の含有量は、切削加工用油剤組成物を１００
重量部とする場合、１〜８０重量部の範囲が適当であ
り、特に５〜５０重量部の範囲が切削性能がより優れて
おり好適である。この含有量が１重量部未満では、切削
性能即ち工具寿命の延長を図ることができず、この含有
量が８０重量部を越えてもその効果が変わらず不経済で
ある。また、上記（ｄ）成分の含有量は０．０５〜８０
重量部、好ましくは０．１〜６０重量部の範囲が好適で
ある。含有量が０．０５重量部未満或いは８０重量部を
越える場合は工具寿命延長の効果がない。
【００１０】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を詳細
に説明する。 （１）切削加工用油剤の組成 表１に実施例、表２に比較例に係わる切削加工用油剤の
組成を示す。
に説明する。 （１）切削加工用油剤の組成 表１に実施例、表２に比較例に係わる切削加工用油剤の
組成を示す。
【００１１】
【表１】
【００１２】
【表２】
【００１３】尚、表１及び表２において、実施例及び比
較例の組成成分の配合を示す数値は全て重量％を示す。
表１及び表２において、「カリウムスルホネート」は商
品名「ＬＺ ＯＳ８７９３１Ａ」（日本ルブリゾール工
業株式会社製）を、「ナトリウムスルホネート」は、商
品名「ＬＺ ５３１８」（日本ルブリゾール工業株式会
社製）を、「カルシウムスルホネートＡ」は、商品名
「ＳＡＣＩ１００」（ウイトコケミカル社製）を、「カ
ルシウムスルホネートＢ」は、商品名「ＬＺ５２８３」
（日本ルブリゾール工業株式会社製）を、「炭酸カリウ
ム」は、粒径０．１μｍ以下（和光純薬工業株式会社
製）を、「炭酸ナトリウム」は、粒径０．１μｍ以下
（和光純薬工業株式会社製）を、「炭酸カルシウム」
は、粒径０．１μｍ以下（和光純薬工業株式会社製）を
それぞれ用いた。
較例の組成成分の配合を示す数値は全て重量％を示す。
表１及び表２において、「カリウムスルホネート」は商
品名「ＬＺ ＯＳ８７９３１Ａ」（日本ルブリゾール工
業株式会社製）を、「ナトリウムスルホネート」は、商
品名「ＬＺ ５３１８」（日本ルブリゾール工業株式会
社製）を、「カルシウムスルホネートＡ」は、商品名
「ＳＡＣＩ１００」（ウイトコケミカル社製）を、「カ
ルシウムスルホネートＢ」は、商品名「ＬＺ５２８３」
（日本ルブリゾール工業株式会社製）を、「炭酸カリウ
ム」は、粒径０．１μｍ以下（和光純薬工業株式会社
製）を、「炭酸ナトリウム」は、粒径０．１μｍ以下
（和光純薬工業株式会社製）を、「炭酸カルシウム」
は、粒径０．１μｍ以下（和光純薬工業株式会社製）を
それぞれ用いた。
【００１４】（２）性能試験 表１及び表２に示す実施例及び比較例の性能を明らかに
するため以下の性能試験を行った。性能試験の方法及び
条件を下記に示し、実施例の結果を表３に、比較例の結
果を表４に示す。
するため以下の性能試験を行った。性能試験の方法及び
条件を下記に示し、実施例の結果を表３に、比較例の結
果を表４に示す。
【００１５】加工の種類：ブローチ加工 工具：一枚刃サーフェイスブローチ（ＳＫＨ５５） 試験機：高速ブローチ試験機（不二越製） 切り込み：０．０８ｍｍ／回 切削長さ：５０ｍｍ／回 油剤供給量：４リットル／ｍｉｎ 性能評価：工具寿命、即ち最大逃げ面磨耗幅０．３ｍｍ
に到達するまでの切削長さ（ｍ）で評価した。 条件Ａ：被削材：ＳＵＳ３０４（硬さＨｂ３２０）、切
削速度１．０ｍｍ／ｍｉｎ 条件Ｂ：被削材：Ｓ４５Ｃ（硬さＨｂ２１０）、切削速
度６．０ｍｍ／ｍｉｎ
に到達するまでの切削長さ（ｍ）で評価した。 条件Ａ：被削材：ＳＵＳ３０４（硬さＨｂ３２０）、切
削速度１．０ｍｍ／ｍｉｎ 条件Ｂ：被削材：Ｓ４５Ｃ（硬さＨｂ２１０）、切削速
度６．０ｍｍ／ｍｉｎ
【００１６】
【表３】
【００１７】
【表４】
【００１８】（３）実施例の効果 表３の結果によれば、基油及び硫黄系極圧剤にスルホネ
ートのみを添加した場合（実施例１，４，９，１０，１
１）、炭酸塩のみを添加した場合（実施例５）、スルホ
ネートと炭酸塩を併用した場合（実施例２，３，６，
７，８）、何れの場合も優れた切削性能が発揮されるこ
とが分かる。また、実施例６のようにスルホネート及び
炭酸塩何れもが非常に少量の場合、実施例７のようにス
ルホネートが少量で炭酸塩が多量の場合、実施例８のよ
うにスルホネートが多量で炭酸塩が少量の場合、何れの
場合も優れた切削性能が発揮されることが分かる。これ
に対して表４に示した比較例の場合、基油に塩素系極圧
剤及び硫黄系極圧剤を併用しているものの、スルホネー
トも炭酸塩も使用していない比較例１、２、７、硫黄系
極圧剤を２０重量％使用しているものの、スルホネート
も炭酸塩も使用していない比較例３、塩素系極圧剤を２
０重量％使用しているものの、スルホネートも炭酸塩も
使用していない比較例４、スルホネートは使用している
ものの、極圧剤を一切使用していない比較例５、何れの
場合もかなり切削性能が劣っている。以上より、所定の
スルホネート及び／又は炭酸塩を所定量添加することに
より、切削性能が大きく向上していることが分かる。
ートのみを添加した場合（実施例１，４，９，１０，１
１）、炭酸塩のみを添加した場合（実施例５）、スルホ
ネートと炭酸塩を併用した場合（実施例２，３，６，
７，８）、何れの場合も優れた切削性能が発揮されるこ
とが分かる。また、実施例６のようにスルホネート及び
炭酸塩何れもが非常に少量の場合、実施例７のようにス
ルホネートが少量で炭酸塩が多量の場合、実施例８のよ
うにスルホネートが多量で炭酸塩が少量の場合、何れの
場合も優れた切削性能が発揮されることが分かる。これ
に対して表４に示した比較例の場合、基油に塩素系極圧
剤及び硫黄系極圧剤を併用しているものの、スルホネー
トも炭酸塩も使用していない比較例１、２、７、硫黄系
極圧剤を２０重量％使用しているものの、スルホネート
も炭酸塩も使用していない比較例３、塩素系極圧剤を２
０重量％使用しているものの、スルホネートも炭酸塩も
使用していない比較例４、スルホネートは使用している
ものの、極圧剤を一切使用していない比較例５、何れの
場合もかなり切削性能が劣っている。以上より、所定の
スルホネート及び／又は炭酸塩を所定量添加することに
より、切削性能が大きく向上していることが分かる。
【００１９】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、
任意成分として各種の添加剤、例えば防錆剤、酸化防止
剤、消泡剤、非鉄金属防食剤等を適宜添加することがで
きる。
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、
任意成分として各種の添加剤、例えば防錆剤、酸化防止
剤、消泡剤、非鉄金属防食剤等を適宜添加することがで
きる。
【００２０】
【発明の効果】本発明の切削加工用油剤組成物は、塩素
系極圧添加剤を含有せずに優れた切削性能を示すので、
廃棄焼却において有害ガスを発生することがなく環境汚
染或いは焼却炉損傷の問題がない。また、基油に硫黄系
極圧剤のみを添加した切削加工用油剤に比べより優れた
切削性能を有する。
系極圧添加剤を含有せずに優れた切削性能を示すので、
廃棄焼却において有害ガスを発生することがなく環境汚
染或いは焼却炉損傷の問題がない。また、基油に硫黄系
極圧剤のみを添加した切削加工用油剤に比べより優れた
切削性能を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１０Ｍ 135:20 125:22） Ｃ１０Ｎ 10:02 10:04 40:22
Claims (4)
- 【請求項１】 （ａ）鉱物油、油脂及び合成潤滑油から
選ばれた少なくとも１種からなる潤滑基油、（ｂ）アル
カリ金属及び／又はアルカリ土類金属のスルホン酸塩並
びに（ｃ）アルカリ金属及び／又はアルカリ土類金属の
炭酸塩のうちの少なくとも１種、並びに（ｄ）硫黄系極
圧剤を含むことを特徴とする切削加工用油剤組成物。 - 【請求項２】 上記切削加工用油剤組成物を１００重量
部とする場合、上記（ｂ）成分及び上記（ｃ）成分のう
ちの少なくとも１種の含有量は１〜８０重量部である請
求項１記載の切削加工用油剤組成物。 - 【請求項３】 上記切削加工用油剤組成物を１００重量
部とする場合、上記（ｄ）成分の含有量が０．０５〜８
０重量部である請求項１記載の切削加工用油剤組成物。 - 【請求項４】 上記（ｂ）成分及び上記（ｃ）成分にお
いて、アルカリ金属はカリウム又はナトリウムであり、
アルカリ土類金属はカルシウムである請求項１〜３記載
の切削加工用油剤組成物。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14548993A JPH06330076A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 切削加工用油剤組成物 |
| EP94106864A EP0622443A3 (en) | 1993-04-30 | 1994-05-02 | Machining lubricant composition. |
| US08/643,560 US5877130A (en) | 1993-04-30 | 1996-05-06 | Machining oil composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14548993A JPH06330076A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 切削加工用油剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330076A true JPH06330076A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15386449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14548993A Pending JPH06330076A (ja) | 1993-04-30 | 1993-05-24 | 切削加工用油剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06330076A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1093873C (zh) * | 1996-12-11 | 2002-11-06 | 出光兴产株式会社 | 金属加工油组合物 |
| JP2006052415A (ja) * | 1999-10-25 | 2006-02-23 | Nippon Oil Corp | 極微量油剤供給式切削・研削加工用油剤組成物 |
| JP2006083397A (ja) * | 1999-10-25 | 2006-03-30 | Nippon Oil Corp | 極微量油剤供給式切削・研削加工用油剤組成物 |
| JP2006206655A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-10 | Yushiro Chem Ind Co Ltd | 環境適応型潤滑油剤 |
| JP2006225491A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Yushiro Chem Ind Co Ltd | 環境適応型潤滑油剤 |
| JP2007100030A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Yushiro Chem Ind Co Ltd | 環境適応型潤滑油剤 |
| WO2015053147A1 (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-16 | Ｊｘ日鉱日石エネルギー株式会社 | 金属加工用潤滑油組成物 |
| JP2015086347A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | Ｊｘ日鉱日石エネルギー株式会社 | 潤滑油組成物 |
| JP2015089900A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | Ｊｘ日鉱日石エネルギー株式会社 | 潤滑油組成物 |
| US11767486B2 (en) | 2019-01-29 | 2023-09-26 | Dic Corporation | Sulfur-based extreme-pressure agent and metalworking fluid |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP14548993A patent/JPH06330076A/ja active Pending
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