JP2003253287A - 打抜き加工用潤滑油組成物 - Google Patents

打抜き加工用潤滑油組成物

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JP2003253287A JP2002052217A JP2002052217A JP2003253287A JP 2003253287 A JP2003253287 A JP 2003253287A JP 2002052217 A JP2002052217 A JP 2002052217A JP 2002052217 A JP2002052217 A JP 2002052217A JP 2003253287 A JP2003253287 A JP 2003253287A
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oil composition
punching
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Masahiko Fukuhara
正彦 福原
Shingo Kikuchi
慎吾 菊池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の塩素系打抜き加工用潤滑剤と同等ある
いはそれ以上の加工性能を有する打抜き加工用潤滑油組
成物を提供する。 【解決手段】 本発明の打抜き加工用潤滑油組成物は、
活性硫黄の含有量が1重量%以上である含硫黄化合物
(ポリスルフィド、硫化エステルなど)、及び過塩基性
金属スルフォネートを含有し、且つ塩素成分を含有しな
いことを特徴とする。上記過塩基性金属スルフォネート
は、塩基価が300mgKOH/g以上であることが好
ましい。更に、ジンクジチオフォスフェート、鉱油を含
有するものとすることができる。本組成物は精密打抜き
加工に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材料の打抜き
加工を行う際に用いられる非塩素系の打抜き加工用潤滑
油組成物に関し、更に詳しくは、従来の塩素系打抜き加
工用潤滑剤と同等あるいはそれ以上の加工性能を有する
打抜き加工用潤滑油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】打抜き加工は、剪断を伴ったプレス加工
であり、加工後の成形品をほぼ最終製品の形状に仕上げ
ることができる。このため、金属材料部品等の加工方法
として優れており、自動車部品等の加工等に幅広く用い
られている。とりわけ、ファインブランキング加工(F
B加工)のような精密打抜き加工は、加工後にバリ等が
発生することが少なく、精度の高い加工ができることか
ら、近年、精密部品の加工に多用されるようになってい
る。打抜き加工は剪断を伴うため、工具と加工材料の加
工面は、通常のプレス加工以上に過酷な潤滑条件下に晒
されることになる。このため、優れた極圧潤滑性を有す
る塩素系の潤滑油が多用されてきた。とりわけ、通常の
打抜き加工に比べて厳しい加工条件が要求される精密打
抜き加工では、潤滑性及び価格の面から、ほとんどの場
合に塩素系の潤滑油が使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、塩素系の潤滑
油は、加工時あるいは経時的にその中に含まれる塩素系
添加剤成分が分解して加工材料や工具を錆びさせる問題
点が指摘されている。更に、燃焼して塩素を発生する塩
素系潤滑油は毒性の高いダイオキシンを発生させるおそ
れがある等の問題があり、近年の環境に対する関心の高
まりを考慮して塩素系潤滑油が多くの分野で使用されな
くなってきている。そして、打抜き加工の分野において
も塩素成分を含有しない潤滑油が求められていた。本発
明は、上記観点に鑑みてなされたものであり、金属材料
の打抜き加工を行う際に用いられ、従来の塩素系打抜き
加工用潤滑剤と同等あるいはそれ以上の加工性能を有す
る非塩素系の打抜き加工用潤滑油組成物を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の打抜き加工用潤
滑油組成物は、活性硫黄の含有量が1重量%以上である
含硫黄化合物(A)、及び過塩基性金属スルフォネート
(B)を含有し、且つ塩素成分を含有しないことを特徴
とする。
【0005】上記成分(B)は、塩基価が300mgK
OH/g以上であるものとすることができる。上記成分
(A)及び上記成分(B)の含有割合は、これらの合計
を100重量%とすると、上記成分(A)が10〜98
重量%であり、上記成分(B)が2〜90重量%である
ものとすることができる。
【0006】本発明の打抜き加工用潤滑油組成物には、
更に下記一般式(I)で示されるジンクジチオフォスフ
ェート(C)を含有させることができる。
【化2】 (式中、R,R,R及びRは、それぞれ独立に
炭素数3以上のアルキル基又はアリール基を示す。) 本組成物が、上記(A),(B)及び(C)の各成分を
すべて含有する場合、これらの合計を100重量%とす
ると、上記成分(A)の含有量は1〜60重量%、上記
成分(B)の含有量は0.3〜30重量%、及び上記成
分(C)の含有量は1〜50重量%であるものとするこ
とができる。また、本発明の打抜き加工用潤滑油組成物
には、更に鉱油を含有するものとすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を更に詳しく説明する。上
記成分(A)の含硫黄化合物は、分子内に活性硫黄を含
有し、ASTM D1622に準じて測定されたその含
有量が1重量%以上(特に3重量%以上)であれば特に
限定されない。上記活性硫黄の含有量は、好ましくは1
〜30重量%、より好ましくは3〜25重量%、更に好
ましくは5〜25重量%である。本発明の打抜き加工用
潤滑油組成物に、活性硫黄を有する含硫黄化合物を含む
場合、特に打抜きに要する荷重を低下させ、耐焼付き性
が向上する。上記活性硫黄の含有量が少なすぎると、打
抜きに要する荷重が増大し、バリ・焼付きが発生する傾
向にある。上記成分(A)としては、通常、潤滑剤、離
型剤、作動油等に用いられているものであれば特に限定
されない。その例としては、ポリスルフィド、硫化鉱
油、硫化エステル、硫化脂肪油、硫化オレフィン等が挙
げられる。上記ポリスルフィドは、通常、一般式R
−Rで表されるものである。ここで、R及びR
は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニ
ル基、アリール基、アルキルアリール基のいずれかであ
る。上記アルキル基、アルケニル基、アリール基及びア
ルキルアリール基の炭素数は、好ましくは1〜30であ
り、より好ましくは5〜20である。これらの有機基は
極性基等を有するものであってもよい。また、xは2以
上であり、好ましくは3〜8、より好ましくは3〜6で
ある。S数が多いほど活性硫黄の含有量が多く好まし
い。上記例示した含硫黄化合物(A)のうち、ポリスル
フィド及び硫化エステルが好ましい。また、上記成分
(A)は、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて
用いることができる。更に、上記活性硫黄の含有量は、
本組成物全体に対して、好ましくは2重量%以上、より
好ましくは2.5〜35重量%、更に好ましくは3〜2
0重量%である。
【0008】上記成分(B)の過塩基性金属スルフォネ
ートは、通常、潤滑剤、離型剤、作動油等に用いられて
いるものであれば、特に限定されない。スルフォネート
の対をなす金属成分としては、ナトリウム、カリウム等
のアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム等のアルカ
リ土類金属が挙げられる。これらのうち、カルシウムが
好ましい。上記成分(B)は、1種単独であるいは2種
以上を組み合わせて用いることができる。上記過塩基性
金属スルフォネートは、塩基価が300mgKOH/g
以上であることが好ましく、より好ましくは350mg
KOH/g以上、更に好ましくは380mgKOH/g
以上である。但し、上限は600mgKOH/gであ
る。塩基価が300mgKOH/g未満であると、打抜
きに要する荷重が増大する傾向にある。
【0009】上記成分(A)及び成分(B)の含有割合
は、これらの合計を100重量%とすると、好ましくは
それぞれ10〜98重量%及び2〜90重量%であり、
より好ましくはそれぞれ20〜80重量%及び20〜8
0重量%であり、更に好ましくはそれぞれ40〜60重
量%及び60〜40重量%である。上記成分(A)の含
有量が少ないと打抜きに要する荷重が増大する傾向にあ
り、一方、上記成分(A)の含有量が多いと臭気の発生
や機械部品の腐食の問題が生じやすくなる傾向にある。
【0010】本発明の打抜き加工用潤滑油組成物には、
更に上記一般式(I)で示されるジンクジチオフォスフ
ェートを含有させることができる。上記ジンクジチオフ
ォスフェートは、通常、潤滑剤、離型剤、作動油等に用
いられているものであれば、特に限定されない。但し、
上記一般式(I)の中の置換基は、炭素数が3以上のア
ルキル基又はアリール基である。アルキル基の場合、上
記成分(C)の含有効果及び加工材料の腐食のおそれ等
を考慮し、好ましい炭素数は3〜12である。特に、炭
素数が12を超えると、炭化水素基の影響が大きくなり
すぎて含有効果が低下し、炭素数が3未満では、それ自
体あるいは残留した未反応物が非鉄金属材料と反応して
腐食を引き起こすことがある。アリール基としては、フ
ェニル基、トリル基、ナフチル基等が挙げられる。尚、
上記成分(C)としては、炭素数の異なるアルキル基ど
うしを組み合わせたものであってもよいし、異なる種類
のアリール基を組み合わせたものであってもよいし、更
にはアルキル基及びアリール基がそれぞれ異なるものを
組み合わせて用いてもよい。
【0011】本発明の打抜き加工用潤滑油組成物が、上
記(A),(B)及び(C)の各成分をすべて含有する
場合、上記(A),(B)及び(C)の各成分の含有量
は、これらの合計を100重量%とすると、好ましくは
それぞれ1〜60重量%、0.3〜30重量%、及び1
〜50重量%であり、より好ましくはそれぞれ5〜50
重量%、1〜30重量%、及び1〜40重量%であり、
更に好ましくはそれぞれ10〜45重量%、5〜30重
量%、及び3〜40重量%である。上記(A),(B)
及び(C)の各成分の含有量が下限未満では、各成分の
含有効果が発揮されず、一方、上限を超えると、他の成
分との相乗効果が発揮されないことがある。
【0012】本発明の打抜き加工用潤滑油組成物には、
潤滑性、加工性等の調整あるいは粘度等物理的性質の調
整のために、通常、基油成分が含有される。また、同様
の目的で各種添加剤等を含有させることができる。上記
基油成分としては、鉱油、合成エステル、流動パラフィ
ン、ポリオレフィン、ポリブテン、油脂、ポリエーテ
ル、ポリフルオロカーボン、ポリアルキルベンゼン、軽
油、灯油等の石油蒸留精製物等が挙げられる。これらの
うち、鉱油が好ましい。これらは1種単独であるいは2
種以上を組み合わせて用いることができる。
【0013】本発明の打抜き加工用潤滑油組成物が、上
記成分(A)及び上記成分(B)に更に基油成分が含有
される場合、その含有量は、上記成分(A)及び上記成
分(B)の合計100重量部に対して、好ましくは0.
1〜50重量部、より好ましくは0.1〜30重量部、
更に好ましくは0.1〜20重量部である。また、本発
明の打抜き加工用潤滑油組成物が、上記成分(A)、上
記成分(B)及び上記成分(C)に更に基油成分が含有
される場合、その含有量は、上記成分(A)、上記成分
(B)及び上記成分(C)の合計100重量部に対し
て、好ましくは0.1〜50重量部、より好ましくは
0.1〜20重量部、更に好ましくは0.1〜10重量
部である。
【0014】上記各種添加剤としては、酸化防止剤、防
色剤、着色剤、消泡剤、香料等が挙げられる。上記酸化
防止剤としては、アミン系化合物、フェノール系化合物
等を、上記防食剤としては、ベンゾトリアゾール、トリ
ルトリアゾール、メルカプトベンゾチアゾール等を、そ
れぞれ用いることができる。上記着色剤としては、染料
や顔料を用いることができる。上記添加剤は、加工性能
を低下させず、劣化等の組成物の品質低下を生じさせな
いものであれば、特に支障なく使用することができる
が、塩素成分を含有しないものが好ましい。
【0015】本発明の打抜き加工用潤滑油組成物は、フ
ァインブランキング加工等の精密打抜き加工に有用であ
り、また、塩素成分を含有しないため、加工材料や工具
を錆びさせる等の問題が発生することがない。本発明の
打抜き加工用潤滑油組成物は、適用される材料に限定さ
れることなく好適に用いることができる。好ましい加工
材料としては、ステンレス鋼、合金鋼、炭素鋼、アルミ
ニウム合金等が挙げられるが、このうち特にステンレス
鋼、合金鋼に対して優れた効果を示す。
【0016】
【実施例】以下、本発明の打抜き加工用潤滑油組成物に
ついて、実験例を挙げて具体的に説明する。 1.打抜き加工用潤滑油組成物の調製 下記の成分を表1に示す割合で配合することにより、試
験例1〜13の組成物を得た。 (a)ジハイドロカルビルポリスルフィド(I);商品
名「TPS32」(アトフィナジャパン株式会社製) 硫黄分は30重量%、活性硫黄の含有量は19%であ
る。 (b)ジハイドロカルビルポリスルフィド(II);商
品名「TPS20」(アトフィナジャパン株式会社製) 硫黄分は20重量%、活性硫黄の含有量は1%未満であ
る。 (c)硫化エステル;商品名「DAILUBE FS−
200」(大日本インキ化学工業株式会社製) 硫黄分は32重量%、活性硫黄の含有量は11%であ
る。 (d)過塩基性カルシウムスルフォネート;商品名「L
UBRIZOL 5347」(日本ルーブリゾール株式
会社製) 全塩基価は400mgKOH/gである。 (e)ジンクジチオフォスフェート;商品名「LUBR
IZOL 1395」(日本ルーブリゾール株式会社
製) (f)鉱油;商品名「TYオイル」(日石三菱株式会社
製)
【0017】2.性能評価 表1に示した各組成物を用いて、以下に示す方法により
潤滑性の評価を行い、その結果を表1に併記した。 〔潤滑試験〕外径29.8mm、内径16.6mm、長
さ50mmであり、内面の表面粗さRzが2〜3μmで
ある円筒形状の試験体(S45C製)を、上記で得た組
成物の中に浸漬し、縦置きとした。試験体の上に内径よ
りも大きな鋼球(SUJ2製、直径19.05mm)を
配置し、プレス機(KOMATSU MAYPRESM
KS300)を用いて、平均押し込み速度100mm/
sで鋼球を試験体の内側を貫通させた。そして、この時
の最大荷重を測定した。また、試験体を縦方向に2つに
切断し、試験体の内面を観察し、傷の程度から焼付きの
評価を目視で行った。焼付きの評価基準は以下の通りで
ある。 ◎;全く焼付きなし ○;ごくわずかに焼付き △;約半分程度焼付き ×;全面焼付き
【0018】
【表1】
【0019】3.試験結果 表1より、試験例10は、成分(C)及び鉱油を含む例
であり、荷重が20tを超えた。試験例11は、活性硫
黄の含有量の少ないジハイドロカルビルポリスルフィド
及び鉱油を含む例であり、荷重も大きく、試験体内面の
全面が焼付いた。試験例12は、成分(B)及び鉱油を
含む例であり、荷重は更に大きくなり、試験体内面の全
面が焼付いた。試験例13は、塩素化パラフィン及び鉱
油を含む例であり、荷重が大きく、試験体内面の全面が
焼付いた。試験例8は活性硫黄の含有量が少ないジハイ
ドロカルビルポリスルフィド及び成分(B)を含む例で
あり、試験例11より若干良化したが、不十分である。
更に成分(C)を含有する試験例9は、荷重が18.9
tと20tを下回ったが、焼付きが見られた。
【0020】試験例4は、活性硫黄の含有量が19%と
多いジハイドロカルビルポリスルフィドである成分
(A)及び成分(C)を含む例であり、焼付きの程度も
小さく良好であった。これらの含有量がともに2倍量の
試験例5は、荷重が更に小さくなり性能は向上した。そ
して、試験例5に比べ成分(A)の含有量が更に多い試
験例6は、また少し良化した。尚、試験例4〜6は本発
明の範囲外である。試験例7は、成分(B)を含有する
ものの、試験例10よりわずかに良くなった程度であ
る。一方、活性硫黄の含有量が多いジハイドロカルビル
ポリスルフィドである成分(A)及び成分(B)の組み
合わせ、成分(A)、成分(B)及び成分(C)の組み
合わせである試験例1及び試験例2は、試験例4〜6よ
りも更に優れた性能を示し、それぞれ試験例8及び試験
例9と比較すると、成分(A)の含有効果がはっきり現
れていることが分かる。また、活性硫黄の含有量の差に
よる効果も現れていることがよく分かる。(組成物全体
に対する活性硫黄の含有量は、試験例1及び試験例2で
は3.8%であり、試験例8及び試験例9では2%未満
である。)試験例3は成分(A)として、硫化エステル
を含むものであり、試験例7よりも更に性能が向上し
た。このときの組成物全体に対する活性硫黄の含有量
は、4.4%である。
【0021】
【発明の効果】本発明の打抜き加工用潤滑油組成物は、
耐焼付き性が高い等潤滑性に優れる。特に、上記含硫黄
化合物(A)が1%以上の活性硫黄を含有することによ
り、その効果は顕著である。また、上記含硫黄化合物
(A)と塩基価が300mgKOH/g以上である過塩
基性金属スルフォネート(B)とをうまく組み合わせる
ことによって、更に優れた性能を示す。本発明の打抜き
加工用潤滑油組成物は、ファインブランキング加工等の
精密加工に有用である。また、本発明の打抜き加工用潤
滑油組成物は、塩素成分を含有せず、加工材料や工具を
錆びさせる等の問題を解決できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 137/10 C10M 137/10 A 159/24 159/24 // C10N 10:04 C10N 10:04 40:22 40:22 Fターム(参考) 4H104 BG02C BG04C BG11C BG12C BG15C BH07C DA02A DB07C EA22C FA02 PA21 PA22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性硫黄の含有量が1%以上である含硫
    黄化合物(A)、及び過塩基性金属スルフォネート
    (B)を含有し、且つ塩素成分を含有しないことを特徴
    とする打抜き加工用潤滑油組成物。
  2. 【請求項2】 上記成分(B)は、塩基価が300mg
    KOH/g以上である請求項1に記載の打抜き加工用潤
    滑油組成物。
  3. 【請求項3】 上記成分(A)及び上記成分(B)の含
    有割合は、これらの合計を100重量%とすると、該成
    分(A)が10〜98重量%であり、該成分(B)が2
    〜90重量%である請求項1又は2に記載の打抜き加工
    用潤滑油組成物。
  4. 【請求項4】 更に、下記一般式(I)で示されるジン
    クジチオフォスフェート(C)を含有する請求項1又は
    2に記載の打抜き加工用潤滑油組成物。 【化1】 (式中、R,R,R及びRは、それぞれ独立に
    炭素数3以上のアルキル基又はアリール基を示す。)
  5. 【請求項5】 本組成物が、上記(A),(B)及び
    (C)の各成分をすべて含有する場合、これらの合計を
    100重量%とすると、該成分(A)の含有量は1〜6
    0重量%、該成分(B)の含有量は0.3〜30重量
    %、及び該成分(C)の含有量は1〜50重量%である
    請求項4に記載の打抜き加工用潤滑油組成物。
  6. 【請求項6】 更に鉱油を含有する請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の打抜き加工用潤滑油組成物。
  7. 【請求項7】 精密打抜き加工に用いられる請求項1乃
    至6のいずれかに記載の打抜き加工用潤滑油組成物。
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