JPH06330052A - 成型炭の製造方法 - Google Patents

成型炭の製造方法

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JPH06330052A
JPH06330052A JP13908693A JP13908693A JPH06330052A JP H06330052 A JPH06330052 A JP H06330052A JP 13908693 A JP13908693 A JP 13908693A JP 13908693 A JP13908693 A JP 13908693A JP H06330052 A JPH06330052 A JP H06330052A
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JP
Japan
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coal
water content
pts
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formed product
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JP13908693A
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English (en)
Inventor
Koichi Nushishiro
晃一 主代
Seiji Sakamoto
誠司 坂本
Koji Hanaoka
浩二 花岡
Katsutoshi Igawa
勝利 井川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 粉炭から成形コ−クスを製造する技術の提
供。 [構成] 非粘結炭と粘結炭からなる水分の高い配合炭
を乾燥調湿後、バインダ−を添加混練し、成形し、コ−
クスを製造する際に、乾燥後の配合炭の水分を3〜7部
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成型炭の製造方法の製造
方法に係り、特に強度が高く、搬送途中の衝撃にも強い
成型炭を製造する方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】現在の冶金あるいは高炉用コ−クスは一
般的には室炉法により製造されているが、設備の老朽化
を機にこれを代替することができ、例えば作業条件およ
び環境問題を改善し同時に経済性も満たす次世代コ−ク
ス製造技術が開発されている。なかでも非粘結炭を大量
に使用出来、防塵防煙対策が容易で操業自由度の高い連
続式成型コ−クス法は有望視されている。この方法は、
粘結炭及び非粘結炭からなる原料粉炭を成型に先立ちバ
インダ−と混合混練し成型後、得られた成型炭をシャフ
ト炉型内熱式乾留炉にてコ−クス化するものである。こ
こで成型炭は成形機からシャフト炉に装入されるまでハ
ンドリングされるが、その際に成型炭が破壊するためコ
−クスの塊歩留が低下するという問題点が生じている。
この問題の解決策としてハンドリングの際に成型炭に破
壊の原因となる力が加わらないようにする方法と成型炭
の強度を上げる方法があり、前者は装置の配置上の制約
を受けやすく、不可である場合がある。そこで、後者の
成型炭の強度を上げる方法が望まれている。
【0003】成型炭の強度向上のための方法として、粉
炭とバインダ−との混合及び混練時に水蒸気または熱水
を添加する方法が特開昭54−144403号公報に開
示されている。これによれば混練を効果的かつ経済的
に、また、成型炭の品質を高められる。しかしながら、
石炭を水分2%以下に乾燥するために乾燥能力の大きな
乾燥設備が必要となり、更に、乾燥エネルギ−の消費も
大きなものとなる。また、その添加量により品質が大き
く低下する等の問題点が明らかになってきた。
【0004】また、特開昭58−83087号公報には
撹拌混合時スチ−ム調湿により成型炭に含まれる水分を
4.0〜5.5重量部とすることによる成型炭の強度向
上方法が開示されているが、これも前記の理由によりエ
ネルギ−コストの増大を招いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題の解
決を目的とし、成型コ−クス用成型炭の製造方法におい
て、特に圧潰強度が300kg以上の成型炭を経済的に
製造する方法の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は水分が高い粘結
炭及び非粘結炭からなる配合炭を乾燥調湿後、粉砕しこ
の粉炭にバインダ−を添加し、外熱式撹拌機で混練を行
ない、この成型材料を用いて成型炭を製造し、この成型
炭を乾留してコ−クスを製造する際に、乾燥後の配合炭
の調湿水分を3.0〜7.0重量部とすることを特徴と
する。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】一般的に成型炭製造に際し、原料配合炭は
乾燥後粉砕され、この粉砕された粉炭とバインダ−は混
合混練され成型材料となる。バインダ−としては軟ピッ
チ等が用いられるが、これらは高価であるためその使用
量を極力低くすることになり、通常原料粉炭に対し約8
重量部が加えられる。しかしながら、原料粉炭の成型時
の空隙量に応じ石炭粒子間を結合するバインダ−の量が
見掛上変化すると考えられるので、粒子の充填状況を制
御することが重要である。そこで、発明者らは上記の事
情を鑑み、成型材料の充填性という観点で水蒸気添加、
熱水添加、及び水分の影響を種々調査した結果、乾燥後
水分を添加せずとも調湿炭を用いれば同様の効果が得ら
れることが確認された。
【0009】すなわち、成型材料の充填性は水分による
石炭粒子の凝集に起因する見掛け上の粒径の増加により
向上することを発見し、この見掛け上の粒径の増加によ
り粒子間隙または粒子表面積が少なくなり、バインダ−
が有効に粒子間を結合するため、成型炭の強度が向上し
たものと考えられ、水蒸気又は熱水の添加が必ずしも必
要でないことが明らかとなった。
【0010】一方、近年鉄鋼業におけるコ−クス製造方
法では、乾留熱量低減の観点から室炉への調湿炭の装入
が行なわれるようになり、成型炭製造においてもこの調
湿炭を利用することにより従来の方法に比較し、設備及
びランニングコストを低減出来る可能性がある。そこ
で、発明者らは調湿炭を原料に用い、成型炭を製造した
ところ、水分を添加せずとも強度の高い成型炭を製造で
きることを見い出し本発明を得るに至った。
【0011】本発明において使用される原料石炭は非粘
結炭及び粘結炭よりなる配合炭である。配合炭は1次粉
砕され加熱乾燥、調湿される。図1は本発明の一つの実
施例の調湿炭水分と成型炭圧潰強度との関係を示すグラ
フである。この際、図1に示す如く調湿後の石炭の調湿
水分を3.0〜7.0重量部とすることが本発明の好適
範囲である。調湿水分3.0重量部未満では粒子の凝集
効果が十分でなく成型炭強度が低くなる。また、調湿水
分7.0重量部を越えるとバインダ−による粒子の接合
を水分が阻害しやはり強度が低下する。調湿後の配合炭
はハンマ−クラッシャ、ロ−ルミル等により2次粉砕さ
れ、外熱式撹拌機中で軟ピッチ等のバインダ−約8重量
部と混合混練され、該混練物はダブルロ−ル成形機によ
り成形され成型炭となる。
【0012】実施例1 水分が8%の非粘結炭70部と粘結炭30部からなる配
合炭を水分3.0重量部に調湿後、粉砕し原料粉炭とし
た。この原料粉炭100重量部に対しバインダ−として
軟ピッチ8重量部を添加し、100℃で6分間混練し
た。この混練物である成型材料の成型前の調湿水分は
1.5重量部であった。成型材料をダブルロ−ル成形機
で約100ccの成型炭に成型し、その圧潰強度測定し
た。調湿後の水分及び成型炭圧潰強度の結果を表1に示
す。
【0013】実施例2 水分が8%の非粘結炭70部と粘結炭30部からなる配
合炭を水分5.0重量部に調湿後、粉砕し原料粉炭とし
た。この原料粉炭100重量部に対しバインダ−として
軟ピッチ8重量部を添加し、100℃で6分間混練し
た。この混練物である成型材料の成型前の調湿水分は
3.0重量部であった。成型材料をダブルロ−ル成形機
で約100ccの成型炭に成型し、その圧潰強度を測定
した。調湿後の水分及び成型炭圧潰強度の結果を表1に
示す。
【0014】実施例3 水分が8%の非粘結炭70部と粘結炭30部からなる配
合炭を水分7.0重量部に調湿後、粉砕し原料粉炭とし
た。この原料粉炭100重量部に対しバインダ−として
軟ピッチ8重量部を添加し、100℃で6分間混練し
た。この混練物である成型材料の成型前の水分は4.5
重量部であった。成型材料をダブルロ−ル成形機で約1
00ccの成型炭に成型し、その圧潰強度を測定した。
調湿後の水分及び成型炭圧潰強度の結果を表1に示す。
【0015】比較例1 水分が8%の非粘結炭70部と粘結炭30部からなる配
合炭を水分1.5重量部に調湿後、粉砕し原料粉炭とし
た。この原料粉炭100重量部に対しバインダ−として
軟ピッチ8重量部を添加し、100℃で6分間混練し
た。この混練物である成型材料の成型前の調湿水分は
0.7重量部であった。成型材料をダブルロ−ル成形機
で約100ccの成型炭に成型し、その圧潰強度を測定
した。調湿後の水分及び成型炭圧潰強度の結果を表1に
示す。実施例に比較し強度が劣っている。
【0016】水分が8%の非粘結炭70部と粘結炭30
部からなる配合炭を水分9重量部に調湿後、粉砕し原料
粉砕とした。この原料粉炭100重量部に対しバインダ
−として軟ピッチ8重量部を添加し、100℃で6分間
混練した。この混練物である成型材料の成型前の調湿水
分が5.5重量部であった。成型材料をダブルロ−ル成
形機で約100ccの成型炭に成型し、その圧潰強度を
測定した。調湿後の水分及び成型炭圧潰強度の結果を表
1に示す。実施例に比較し強度が劣っている。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明は水
分の高い粘結炭及び非粘結炭からなる配合炭を乾燥調湿
後、粉砕しこの粉炭にバインダ−を添加し、外熱式撹拌
機中で混練を行ない、この成型材料を用いて成型炭を製
造し、この成型炭を乾留してコ−クスを製造する際に、
乾燥後の配合炭の調湿水分を3.0〜7.0重量部とす
ることを特徴とする。
【0019】本発明によれば、粉炭の水分を3〜7重量
部に調湿するようにバインダ−量を特に多量とすること
なく、強度の高い成型炭を経済的に製造することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施例の調湿炭水分と成型炭圧
潰強度との関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花岡 浩二 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内 (72)発明者 井川 勝利 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分の高い粘結炭及び非粘結炭からなる
    配合炭を乾燥調湿後、粉砕しこの粉炭にバインダ−を添
    加し、外熱式撹拌機中で混練を行ない、この成型材料を
    用いて成型炭を製造し、この成型炭を乾留してコ−クス
    を製造する際に、乾燥後の前記配合炭の調湿水分を3.
    0〜7.0重量部とすることを特徴とする成型炭の製造
    方法。
JP13908693A 1993-05-17 1993-05-17 成型炭の製造方法 Pending JPH06330052A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101522781B1 (ko) * 2013-10-17 2015-05-26 주식회사 포스코 미분탄을 이용한 코크스용 점결탄의 제조방법 및 이를 이용한 코크스 제조방법
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KR20160145699A (ko) * 2014-05-19 2016-12-20 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 코크스의 제조 방법 및 코크스와 배합탄의 균질성 평가방법

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