JPH06329863A - 大気中の湿気の作用で自己硬化可能な、本質的にイソシアナート不含有、ケチミン不含有およびアルジミン不含有の一成分系シーリング、接着または被覆用材料 - Google Patents

大気中の湿気の作用で自己硬化可能な、本質的にイソシアナート不含有、ケチミン不含有およびアルジミン不含有の一成分系シーリング、接着または被覆用材料

Info

Publication number
JPH06329863A
JPH06329863A JP6084276A JP8427694A JPH06329863A JP H06329863 A JPH06329863 A JP H06329863A JP 6084276 A JP6084276 A JP 6084276A JP 8427694 A JP8427694 A JP 8427694A JP H06329863 A JPH06329863 A JP H06329863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
copolymer
pref
free
acrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6084276A
Other languages
English (en)
Inventor
Juergen Barwich
ユルゲン、バルヴィッヒ
Heinz Plaumann
ハインツ、プラウマン
Eckehardt Wistuba
エッケハルト、ヴィストゥバ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPH06329863A publication Critical patent/JPH06329863A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J143/00Adhesives based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing boron, silicon, phosphorus, selenium, tellurium, or a metal; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J143/04Homopolymers or copolymers of monomers containing silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F218/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an acyloxy radical of a saturated carboxylic acid, of carbonic acid or of a haloformic acid
    • C08F218/02Esters of monocarboxylic acids
    • C08F218/04Vinyl esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/10Esters
    • C08F220/12Esters of monohydric alcohols or phenols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D143/00Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing boron, silicon, phosphorus, selenium, tellurium, or a metal; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D143/04Homopolymers or copolymers of monomers containing silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2666/00Composition of polymers characterized by a further compound in the blend, being organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials, non-macromolecular organic substances, inorganic substances or characterized by their function in the composition
    • C08L2666/02Organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials
    • C08L2666/04Macromolecular compounds according to groups C08L7/00 - C08L49/00, or C08L55/00 - C08L57/00; Derivatives thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大気中の湿気の作用で自己硬化可能な、本質
的にイソシアナート不含有、ケチミン不含有およびアル
ジミン不含有であり、応力の適用、例えば伸張後に高い
引張強さおよび良好な弾性を有し、黄色化する傾向がな
く、かつガス発生のない一成分系のシーリング、接着ま
たは被覆用材料を提供する。 【構成】 C1 −C16−アルキル(メタ)アクリラート
または1〜20個の炭素原子を有するカルボン酸のビニ
ルエステルa)、不飽和カルボン酸無水物b)、加水分
解され得るケイ素含有化合物c)および、さらに 共重
合可能な不飽和化合物d)からなる共重合体Aを含有す
るか、または、a)、b)、c)および、さらにd)の
異なる割合からなる共重合体B)とa)、b)、c)お
よび、さらにd)の異なる割合からなる共重合体C)と
の共重合体混合物を含有し、共重合体B)またはC)の
一方のK値(DIN53,726より測定)は12〜4
0であり、他方の共重合体のK値は30〜70であり、
かつ2種の共重合体のK値は少なくとも5K値単位だけ
異なっていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大気中の湿気の作用で
自己硬化可能な、本質的にイソシアナート不含有、ケチ
ミン不含有およびアルジミン不含有の一成分系シーリン
グ、接着または被覆用材料に関する。
【0002】また、本発明は、大気中の湿気の作用で自
己硬化可能な共重合体または共重合体ブレンドに関す
る。
【0003】
【従来の技術】大気中の湿気の作用で自己硬化可能な一
成分系シーリング材は、密閉容器、例えばカートリッジ
中に貯蔵される。このものは使用時に第2成分を加える
必要がない。容器を開くか、あるいはシーリング材カー
トリッジから押し出すと直ちに大気中の湿気が作用して
自己硬化が始まる。
【0004】大気中の湿気の作用で硬化可能な通常のシ
ーリング材は架橋剤として広範囲のイソシアナート化合
物を含有する。独国特許出願公開第3913168号に
よれば、イソシアナートを重合体内へ重合することがで
きる。独国特許出願公開第4038939号は、シーリ
ング材として、ジイソシアナートまたはアルジミンまた
はケチミンと、結合された加水分解されたケイ素化合物
を調節剤として含有する共重合体との混合物を開示す
る。
【0005】大気中の湿気の作用で硬化し、かつイソシ
アナート化合物を含有するシーリング材の欠点は、黄変
化および特に硬化中の二酸化炭素の生成である。硬化し
たシーリング材の機械的性質は包含ガスにより悪化す
る。さらにガスの発生は容積の増加があってはならない
用途に使用できない。
【0006】そのほかに、加水分解性ケイ素化合物を含
有し、シーリング材または被覆材に用いられる共重合体
が、独国特許出願公開第3907991号、同第342
6057号および欧州特許出願公開第122457号に
開示されている。
【0007】一般的に、応力の適用、例えば伸張の後に
高い引張強さおよび良好な弾性を有し、黄色化する傾向
がなく、かつガス発生のないシーリング材または被覆材
が望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような材料を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】我々は、この目的が50
〜99.8重量%のC1 −C16−アルキル(メタ)アク
リラート、または1〜20個の炭素原子を有するカルボ
ン酸のビニルエステルa) 0.1〜20重量%の不飽和カルボン酸無水物b) 0.1〜10重量%の加水分解され得るケイ素含有化合
物c)および、さらに 0〜40重量%の共重合可能な不飽和化合物d)からな
る共重合体Aを含有するか、または、 50〜99.9重量%のC1 −C16−アルキル(メタ)
アクリラートまたは1〜20個の炭素原子を有するカル
ボン酸のビニルエステルa) 0〜20重量%の不飽和カルボン酸無水物b) 0.1〜10重量%の加水分解され得るケイ素含有化合
物c)および、さらに 0〜40重量%の共重合可能な不飽和化合物d)からな
る共重合体B)の5〜95重量%(混合物基準)と、 50〜99.9重量%のC1 −C16−アルキル(メタ)
アクリラートまたは1〜20個の炭素原子を有するカル
ボン酸のビニルエステルa) 0.1〜20重量%の不飽和カルボン酸無水物b) 0〜10重量%の加水分解され得るケイ素含有化合物
c)および、さらに 0〜40重量%の共重合可能な不飽和化合物d)からな
る共重合体C)の5〜95重量%(混合物基準)との共
重合体混合物を含有し、共重合体B)またはC)の1方
のK値(DIN53,726により測定)は12〜40
であり、他方の共重合体のK値は30〜70であり、か
つ2種の共重合体のK値は少なくとも5K値単位だけ異
なっている、大気中の湿気の作用で自己硬化可能な、本
質的にイソシアナート不含有、ケチミン不含有およびア
ルジミン不含有の一成分系シーリング、接着または被覆
用材料によって達成されることを見出した。
【0010】シーリング、接着または被覆用材料は共重
合体A、または共重合体Bと共重合体Cとの混合物を含
有する。
【0011】共重合体は、成分として、C1 −C16−ア
ルキル(メタ)アクリラートa)、不飽和カルボン酸無
水物b)、加水分解され得るケイ素含有化合物c)、お
よびさらに重合可能な不飽和化合物d)を含有する。
【0012】好ましい化合物a)は、C1 −C16−アル
キル(メタ)アクリラート、特に好ましくはC1 −C8
−アルキル(メタ)アクリラート、例えばメチル(メ
タ)アクリラート、エチル(メタ)アクリラート、n−
プロピル(メタ)アクリラート、イソプロピル(メタ)
アクリラート、n−ブチル(メタ)アクリラートおよび
2−エチルヘキシル(メタ)アクリラートである。C1
−C16−アルキル(メタ)アクリラートに加えて、他の
適当な化合物a)は、1〜20個の炭素原子を有するカ
ルボン酸のビニルエステル、例えばラウリン酸ビニル、
ステアリン酸ビニル、プロピオン酸ビニルおよび特に酢
酸ビニル、ならびにそれらとC1 −C16−アルキル(メ
タ)アクリラートとの混合物である。
【0013】不飽和カルボン酸無水物b)としては、炭
素原子数が好ましくは4〜8個、特に好ましくは4また
は5個のものである。例えば、無水マレイン酸、無水イ
タコン酸、シトラコン酸二無水物およびシクロヘキセン
ジカルボン酸無水物である。
【0014】加水分解され得るケイ素含有化合物c)
は、好ましくは一般式IまたはIIの化合物:
【0015】
【化1】 またはそれらの混合物であり、式中において、R1 およ
びZは、それぞれC1 −C18−アルキル、好ましくはC
1 −C6 −アルキル、またはフェニルであり、R2 はC
1 −C18−アルキレン、好ましくはC1 −C6 −アルキ
レン、シクロヘキシレンまたはフェニレンであり、Xは
遊離基重合し得る基であり、またnは0、1または2で
あって、Xは好ましくは(メタ)アクリラート、(メ
タ)アクリルアミドまたはビニル基である。
【0016】例としては、3−アクリロイルオキシプロ
ピルトリエトキシシラン、3−メタクロイルオキシプロ
ピルメチルジエトキシシラン、3−メタクロイルオキシ
プロピルジメチルエトキシシラン、3−メタクロイルオ
キシプロピルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、
ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリス(メトキシエ
トキシ)シラン、および特に(メタ)アクリロイルオキ
シプロピルトリメトキシシラン(MEMO)、3−メル
カプトプロピルトリメトキシシランおよび3−メルカプ
トプロピルトリエトキシシランが挙げられる。
【0017】式Iの化合物は基Xでの重合によってモノ
マーとして組み入れられる。
【0018】式IIの化合物は重合体連鎖中に末端基の
形で調節剤として組み入れられ、その調節効果により、
分子量、したがってK値を減少させる。
【0019】化合物d)は、ビニル芳香族化合物、例え
ばビニルトルエン、α−およびp−メチルスチレン、α
−ブチルスチレン、4−n−ブチルスチレン、4−n−
デシルスチレンおよび好ましくはスチレン、ハロゲン化
ビニル、好ましくは塩化ビニルおよび塩化ビニリデン、
および2〜8個の炭素原子と少なくとも2個のオレフィ
ン2重結合を有する非芳香族炭化水素、例えばブタジエ
ン、イソプレンおよびクロロプレン、ならびにC2 −C
4 −オレフィン、例えばエチレンである。
【0020】共重合体Aは、好ましくは,70〜99重
量%のa)、0.1〜12重量%のb),0.1〜8重
量%のc)および0〜25重量%のd)からなってい
る。
【0021】共重合体AのK値は好ましくは20〜60
である。
【0022】K値はDIN53,726に従い25℃で
測定した相対粘度数である。これは純粋なTHFの流動
速度に対する1mlのテトラヒドロフラン(THF)中
0.01gの重合体の混合物の流動速度を示し、重合体
の平均重合度とみなされる。
【0023】共重合体Aのガラス転移温度Tgは、好ま
しくは−70〜+20℃、特に好ましくは−50〜+2
0℃、極めて好ましくは−40〜−10℃である。Tg
以上では重合体は液状である。
【0024】共重合体のガラス転移温度は、慣用の方
法、例えば示差熱分析法または示差走査熱量測定法(例
えば、ASTM3418/82、中点温度)によって測
定できる。
【0025】共重合体Bおよび共重合体Cからなる好ま
しい混合物は、20〜80重量%の共重合体Bおよび2
0〜80重量%の共重合体Cを含有する。
【0026】共重合体Bは、好ましくは70〜99.9
重量%のa、および0〜10重量%のb、0.1〜8重
量%のcおよび0〜25重量%のdからなる。
【0027】共重合体Cは、好ましくは70〜99重量
%のa、0.1〜12重量%のb、0〜6重量%のcお
よび0〜25重量%のdからなる。
【0028】共重合体Bは極めて好ましくは本質的に化
合物bを含有せず、かつ共重合体Cは極めて好ましくは
本質的に化合物cを含有しないものである。
【0029】2種の共重合体BまたはCの一方は、K値
が30〜70、好ましくは35〜55であるような高分
子量を有し、他方の共重合体は、K値が12〜40、好
ましくは15〜30を有する。
【0030】極めて好ましくは、共重合体Cがより高い
K値を有するものである。
【0031】2種の共重合体のK値は、少なくとも5、
好ましくは15のK値単位だけ異なることである。前記
のこと(共重合体について)は共重合体BおよびCのガ
ラス転移温度についても当てはまる。
【0032】式IまたはIIの化合物またはそれらの混
合物は、共重合体A、BおよびCにおいて化合物cとし
て使用することができる。
【0033】30またはより高いK値を有する共重合体
は、式Iの共重合可能なケイ素化合物を含有するのが好
ましい。
【0034】30未満のK値を有する共重合体は、式I
Iの調節剤ケイ素化合物、または化合物IIを化合物c
の全含有量に対して少なくとも10、好ましくは少なく
とも40重量%で含む式IおよびIIのケイ素化合物の
混合物を含有するのが好ましい。
【0035】共重合体は遊離基重合、例えば塊状重合
(溶媒不存在下)または好ましくは溶液重合によって、
一般的に20〜120℃、好ましくは80〜120℃で
製造される。
【0036】溶液重合はバッチ法またはフィード法形式
で行うことができる。重合バッチの若干を初めに取っ
て、重合温度に加熱し、次いで残りを連続的に供給する
フィード法が好ましい。
【0037】概して、エーテル、例えばテトラヒドロフ
ランまたはジオキサン、エステル、例えば酢酸エチルま
たは酢酸n−ブチル、ケトン、例えばアセトンまたはシ
クロヘキサノン、N,N−ジアルキルカルボキサミド、
例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミドまたはN−メチル−2−ピロリドン、芳
香族化合物、例えばトルエンおよびキシレン、脂肪族炭
化水素、例えばイソオクタン、塩素化炭化水素、例えば
tert−ブチルクロライド、または可塑剤、例えばジ
−n−ブチルフタラートが遊離基溶液重合の溶媒として
使用される。
【0038】反応は、無水の重合媒体、すなわち100
ppm未満の水分含量で有利に実施される。本質的に無
水の反応物の溶液重合は、有利には乾燥剤、例えばテト
ラアルコキシシラン、例えばテトラメトキシシラン、ま
たはトリアルキルオルトホルマート、例えばトリエチル
オルトホルマートの少量の存在下に、ルイス酸を添加
し、または添加せずに実施される。溶媒は、所望ならば
生成した重合体溶液から、例えば減圧下で蒸留して一部
または完全に分離除去することができる。
【0039】好ましい開始剤は、ジベンゾイルペルオキ
シド、tert−ブチルペルピバラート、tert−ブ
チルペル−2−エチルヘキサノエート、ジ−tert−
ブチルペルオキシド、tert−ブチルヒドロペルオキ
シド、クミルヒドロペルオキシド、ジラウリルペルオキ
シド、tert−ブチルペルオキシマレエート、ter
t−ブチルペルオキシベンゾエート、ジクミルペルオキ
シド、ジデカノイルペルオキシド、メチルエチルケトン
ペルオキシド、2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス−(2,3−
ジメチルブチロニトリル)および2,2’−アゾビスイ
ソブチロニトリルである。シラン基を含有するアゾ開始
剤も適当である(欧州特許出願公開第159710
号)。
【0040】共重合体A、または共重合体BとCとを含
有する混合物はシーリング、接着または被覆材として好
ましく用いられる。
【0041】重合体の基礎として共重合体A、または共
重合体BとCとの混合物を含有するシーリング、接着お
よび被覆材は、例えば独国特許出願公開第403893
9号に記載されるようにイソシアナート化合物、ケチミ
ンまたはアルジミンを本質的に含有しないのが好まし
い。
【0042】シーリング、接着および被覆材は一成分系
材料が好ましい。すなわち添加物を硬化のために必要と
しないものである。硬化は大気中の湿気の作用によって
のみ行われる。しかしながら、硬化を促進するために、
触媒、特にジアルキル錫ジカルボキシラート、例えばジ
ブチル錫ジラウラートを少量、通常重合体材料に対して
0.05〜2.0重量%の量で材料に添加することがで
きる。材料は慣用の添加物をさらに含有することができ
る。
【0043】材料は、好ましくは溶媒を含有しないか、
あるいは共重合体の製造からの溶媒残留量のみを、材料
に対して5重量%未満、好ましくは1重量%未満の量で
含有するものである。
【0044】個々の共重合体の製造の際のように、シー
リング、接着および被覆材の成分を混合する時は、水分
が存在しないことを保証する必要がある。シーリング、
接着および被覆材は、密閉容器、例えばカートリッジ中
に貯蔵することが好ましい。
【0045】新規のシーリング、接着および被覆用材料
は大気中の湿気の作用によって急速に硬化する。
【0046】水分が存在しなければ、材料は通常6か月
を超える保存寿命を有する。材料は液状で、特に10〜
100℃において加工される。材料を施しまたはキャビ
ティに圧入した後、大気中の湿気の作用で硬化が生じ
る。
【0047】材料として処理される適当な基材の例は、
プラスチック、金属、コンクリート、セラミックまたは
木からなるものである。
【0048】硬化状態でのそれらの高弾性のゆえに、材
料は特に基材の亀裂を埋め、あるいは伸縮継目を充填す
るために使用される。−10〜−40℃のガラス転移温
度を有する共重合体に基づく新規材料は屋外使用に好ま
しい。
【0049】新規シーリング剤は、特にガラス、アルミ
ニウムおよびセラミックに良好に接着する。また、それ
らに上塗りすることもできる。
【0050】イソシアナート含有シーリング剤の場合に
問題となる包含ガスは本発明においては回避される。そ
れ故に、新規材料は透明シーリング剤として用いるのに
適する。
【0051】硬化状態において、新規材料は非常に良好
な引張強さおよび破断点伸びを有している。
【0052】
【実施例】
略語 BA: n−ブチルアクリラート MAA: 無水マレイン酸 MEMO: メタアクリロイルオキシプロピルトリメト
キシシラン MTMO: メルカプトトリメトキシシラン DBTL: ジブチル錫ジラウラート 共重合体の製造 共重合体 E1 フィード 1: 770gのBA 80gのMAA フィード 2: 130gのBA 20gのMEMO フィード 3: 30gのtert−ブチルペルオクトエート 130gのトルエン
【0053】10重量%のモノマーフィード1および1
0重量%の開始剤フィード3および550gのトルエン
からなる初めに取られた混合物を、不活性ガス雰囲気下
に内部反応機温度95℃にもたらして10分間予備重合
した。その後3つのフィードを開始した。アクリラート
モノマーおよび不飽和無水物からなるモノマーフィード
Iを3時間で加え、アクリラートモノマーおよびシラン
化合物からなるモノマーフィードIIを1時間で加え、
かつ30gのtert−ブチルオクトエートおよび13
0gのトルエンからなる開始剤フィードIIIを4時間
で加えた。フィード終了後、重合を95℃で3時間かけ
て完了し、溶媒および残留揮発成分を減圧下に留去し
た。
【0054】促進剤DBTLまたはさらに共重合体を含
有する混合物の場合には、混合後に蒸留により溶媒の除
去を行った。
【0055】さらに、共重合体を前記のように製造した
(組成について、表1を参照)。
【0056】
【表1】
【0057】性能特性試験 共重合体V1およびE1〜E6および重量比1:1およ
び2:1の共重合体ブレンドをシーリング剤としての適
性について試験した。
【0058】破断点伸びおよび引張強さを測定するため
に、1mm厚さのフィルムを、温度および湿度の標準条
件下(23℃、50%大気湿度)に6か月間貯蔵したシ
リコン紙に塗布することにより、自己硬化性共重合体お
よびブレンドから製造した。次いで、試験片をフィルム
から打ち抜き、破断点伸びおよび引張強さをDIN5
3,504に従って100mm/分の引張速度で測定し
た。
【0059】
【表2】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 143/04 PGL C09J 131/02 JCW 133/06 JDE 143/04 JDF C09K 3/10 E Z (72)発明者 エッケハルト、ヴィストゥバ ドイツ、67098、バート、デュルクハイム、 イム、オーバーガルテン、7

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 50〜99.8重量%のC1 −C16−ア
    ルキル(メタ)アクリラートまたは1〜20個の炭素原
    子を有するカルボン酸のビニルエステルa) 0.1〜20重量%の不飽和カルボン酸無水物b) 0.1〜10重量%の加水分解され得るケイ素含有化合
    物c)および、さらに 0〜40重量%の共重合可能な不飽和化合物d)からな
    る共重合体Aを含有するか、 または、 50〜99.9重量%のC1 −C16−アルキル(メタ)
    アクリラートまたは1〜20個の炭素原子を有するカル
    ボン酸のビニルエステルa) 0〜20重量%の不飽和カルボン酸無水物b) 0.1〜10重量%の加水分解され得るケイ素含有化合
    物c)および、さらに 0〜40重量%の共重合可能な不飽和化合物d)からな
    る共重合体B)の5〜95重量%(混合物基準)と、 50〜99.9重量%のC1 −C16−アルキル(メタ)
    アクリラートまたは1〜20個の炭素原子を有するカル
    ボン酸のビニルエステルa) 0.1〜20重量%の不飽和カルボン酸無水物b) 0〜10重量%の加水分解され得るケイ素含有化合物
    c)および、さらに 0〜40重量%の共重合可能な不飽和化合物d)からな
    る共重合体C)の5〜95重量%(混合物基準)との共
    重合体混合物を含有し、 共重合体B)またはC)の一方のK値(DIN53,7
    26により測定)は12〜40であり、他方の共重合体
    のK値は30〜70であり、かつ2種の共重合体のK値
    は少なくとも5K値単位だけ異なっている、 大気中の湿気の作用で自己硬化可能な、本質的にイソシ
    アナート不含有、ケチミン不含有およびアルジミン不含
    有の一成分系シーリング、接着または被覆用材料。
JP6084276A 1993-05-12 1994-04-22 大気中の湿気の作用で自己硬化可能な、本質的にイソシアナート不含有、ケチミン不含有およびアルジミン不含有の一成分系シーリング、接着または被覆用材料 Withdrawn JPH06329863A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4315880.3 1993-05-12
DE4315880A DE4315880A1 (de) 1993-05-12 1993-05-12 Durch Einwirkung von Luftfeuchtigkeit selbsthärtende Copolymere und Mischungen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06329863A true JPH06329863A (ja) 1994-11-29

Family

ID=6487924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6084276A Withdrawn JPH06329863A (ja) 1993-05-12 1994-04-22 大気中の湿気の作用で自己硬化可能な、本質的にイソシアナート不含有、ケチミン不含有およびアルジミン不含有の一成分系シーリング、接着または被覆用材料

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5532321A (ja)
EP (1) EP0624633B1 (ja)
JP (1) JPH06329863A (ja)
AU (1) AU671907B2 (ja)
DE (2) DE4315880A1 (ja)
ES (1) ES2108327T3 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008280543A (ja) * 2008-07-03 2008-11-20 Sekisui Chem Co Ltd シーリング材及びその製造方法
US7601781B2 (en) 1998-10-08 2009-10-13 Kaneka Corporation Curable compositions

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005021017A1 (de) * 2005-05-03 2006-11-09 Basf Ag Verwendung Silicium enthaltender Polymerisate als Bauklebstoffe
US20080239867A1 (en) * 2007-03-28 2008-10-02 Gilbert Donna J Adjustable stir

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643364A (en) * 1979-09-19 1981-04-22 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Coating composition
JPS5721410A (en) * 1980-07-11 1982-02-04 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Silyl group-containing vinyl resin and its production
JPS57179261A (en) * 1981-04-27 1982-11-04 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Paint for metallic base
JPS59168014A (ja) * 1983-03-15 1984-09-21 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 硬化性弾性組成物
US4468492A (en) * 1983-07-15 1984-08-28 Ppg Industries, Inc. Polymeric organo functional silanes as reactive modifying materials
DE3580427D1 (de) * 1984-08-31 1990-12-13 Dainippon Ink & Chemicals Bei zimmertemperatur haertbare harzzusammensetzung.
DE3903991A1 (de) * 1989-02-10 1990-08-30 Basf Ag Phenylhydrazone des (beta)-jonons, ihre herstellung und daraus hergestellte arzneimittel und kosmetika
DE3907990A1 (de) * 1989-03-11 1990-09-13 Basf Ag Silicium enthaltende polymerisate, die hauptsaechlich aus acrylsaeure- und/oder methacrylsaeureestern aufgebaut sind
CA2014109C (en) * 1989-04-06 1999-08-31 Toshiro Nambu Coated material
DE3913168A1 (de) * 1989-04-21 1990-10-25 Basf Ag Nichtwaessrige kunstharzzubereitungen
US5047476A (en) * 1989-05-12 1991-09-10 Union Carbide Chemicals And Plastics Company Inc. Process for crosslinking hydrolyzable copolymers
DE4038939A1 (de) * 1990-12-06 1992-06-11 Basf Ag Mit luftfeuchtigkeit selbsthaertbare copolymerisate und mischungen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7601781B2 (en) 1998-10-08 2009-10-13 Kaneka Corporation Curable compositions
JP2008280543A (ja) * 2008-07-03 2008-11-20 Sekisui Chem Co Ltd シーリング材及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5532321A (en) 1996-07-02
EP0624633A3 (de) 1995-03-29
EP0624633B1 (de) 1997-10-22
AU6197694A (en) 1994-11-17
EP0624633A2 (de) 1994-11-17
DE59404386D1 (de) 1997-11-27
DE4315880A1 (de) 1994-11-17
ES2108327T3 (es) 1997-12-16
AU671907B2 (en) 1996-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0736050B1 (en) Moisture-curable modified acrylic polymer sealant composition
US4687818A (en) Polymer and pressure sensitive adhesive composition
JP2008540718A (ja) ケイ素含有重合体の建造用接着剤としての使用
JP3094044B2 (ja) 硬化性組成物
US20200048392A1 (en) Physically crosslinkable (meth)acrylate copolymer composition
EP1040165A1 (en) A polysiloxane having a copolymer dispersed therein and sealants containing the same
JPH06329863A (ja) 大気中の湿気の作用で自己硬化可能な、本質的にイソシアナート不含有、ケチミン不含有およびアルジミン不含有の一成分系シーリング、接着または被覆用材料
US5532329A (en) Copolymers and mixtures which are self-curable with atmospheric humidity
US5082884A (en) Silicon-containing polymers composed mainly of acrylates and/or methacrylates
JPS6076589A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPH0578622A (ja) プライマー組成物
US5145912A (en) Method for preparing oximosilane-functional vinylic copolymers
JP3513184B2 (ja) プライマー組成物
JPS60206802A (ja) 改良された加水分解性シリル基含有ビニル系重合体の製造法
JP2018100322A (ja) 反応性ホットメルト接着剤組成物
JP7297188B2 (ja) プライマー組成物
JP3686974B2 (ja) シリコーン系樹脂組成物及び該樹脂の製造方法
JP3124360B2 (ja) 塗料用硬化性組成物
JP2001049149A (ja) 塗料用ワニスの製造方法
AU4235999A (en) A process for preparing moisture-curable modified acrylic polymer sealant compositions
JPH0711222A (ja) プライマー組成物
JP2594518B2 (ja) 繊維素誘導体のグラフト共重合体
JPH0195116A (ja) 硬化性組成物
JPS6096636A (ja) 光沢の良好な酢酸ビニル・アクリル共重合体の製造法
JP2001207009A (ja) 室温硬化性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010703