JPH0632977B2 - インクリボンプリンタ - Google Patents
インクリボンプリンタInfo
- Publication number
- JPH0632977B2 JPH0632977B2 JP60038210A JP3821085A JPH0632977B2 JP H0632977 B2 JPH0632977 B2 JP H0632977B2 JP 60038210 A JP60038210 A JP 60038210A JP 3821085 A JP3821085 A JP 3821085A JP H0632977 B2 JPH0632977 B2 JP H0632977B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink ribbon
- printing
- ink
- carriage
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J33/00—Apparatus or arrangements for feeding ink ribbons or like character-size impression-transfer material
- B41J33/14—Ribbon-feed devices or mechanisms
- B41J33/40—Ribbon-feed devices or mechanisms with arrangements for reversing the feed direction
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J32/00—Ink-ribbon cartridges
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数回印字可能なインクリボンを用いたインク
リボンプリンタ，特に，インクを熱または圧力により被
印字媒体に印字するプリンタに関するものである． 〔従来の技術〕 従来，インクリボンの交換回数を減らすために，第４図
示の如く，幅方向を広く（約16mm）し，インク面をａ，
ｂ，ｃ，の三段に分けたインクリボン１の両端を元巻コ
ア３と巻取コア４に巻付け，該インクリボン１を幅方向
に跨ぐように設けた印字ヘッド２により記録紙（図示せ
ず）に圧着し，所望のインク面ａ〜ｃに対応する発熱素
子２ａ〜２ｃを独自に駆動して印字を行うようにしたも
のが知られていた．しかしながら，上記の場合にはイン
クリボンは特定のインク面の印字時にも印字ヘッドによ
り全インク面が同時に記録紙に圧着するため，印字部以
外のインク面も記録紙にこすられ，カブリを発生させる
という問題があった．また，インクリボンが幅広であっ
たため，リボンベースを厚くする必要があり，感度が低
くく，印字品質にも問題を生じていたし，カセットが大
型化するためプリンタ自身も大型化するなど，各種の問
題があった． また，従来，上記とは別に複数回印字可能なインクリボ
ンを用いる印字方法も特開昭59-212287 号公報により開
示されているが，これは一回印字した部分は一旦全部巻
取った後，巻戻して再使用するもので，インクがインク
ベースに裏移りする所謂ブロッキング現象を生じ，印字
品質を悪化させるという問題があった． 〔発明の目的〕 この発明は上記の問題を一挙に解消するためのもので，
複数回印字可能なインクリボンを用い，その重ね印字可
能回数だけ一定の範囲を繰り返し使用し，その回数使用
後，未使用インク部分を新たに繰出すようにしてインク
リボンの交換回数を削減できるようにするとともに，イ
ンクリボンカセットの小型化延いてはプリンタの小型化
及び印字品質の向上を企図したインクリボンプリンタを
提供することを目的としている． 〔発明の構成〕 上記目的を達成するため，この発明は複数回印字可能な
インクリボンを収納したカセットをキャリッジに搭載し
て往復動させ，往時及び復時に印字できるようにしたイ
ンクリボンプリンタにおいて，キャリッジの往時に使用
したインク部分を，復時に，次の往時に使用できるよう
に巻戻す手段と，該巻戻手段で巻戻されるインク部分を
使用して印字する手段と，予め設定された印字回数をキ
ャリッジのホームポジションにて１往復を２回として検
出する手段と，往時が前記設定印字回数の最終回となる
キャリッジの最後の１往復の復時に，印字作動及びイン
クリボンの巻戻し作動を停止する手段とを備えた構成し
たものである． 〔実施例〕 次に，この発明を第１図乃至第３図に示す実施例に基づ
いて説明する． 図において，１０はインクリボンで，該インクリボン１
０はカセット本体１１内の左右対称位置に回転自在に軸
支された元巻コア１２及び巻取コア１３に両端を巻設さ
れ，中間部をカセット本体１１の前面中央に設けた凹部
１４より外部に露出している．前記インクリボン１０は
同一部分を複数回印字可能なもので，その横幅は在来の
インクリボンの横幅（９mm以下で通常6.35〜8.0 mm）と
同じものであってもよい．なお，インクリボン１０の横
幅とカセット本体１１の上下内面との隙間は狭過ぎては
リボンが印字中にカセット本体１１の上下面にこすら
れ，巻取りを重くしたり，巻取不良が発生するし，広過
ぎるとリボンが走行時にあばれ，走行不良の原因となる
ので，この隙間はできるだけ狭くしてスリッピングシー
ト（図示せず）を介装することが好ましい．１５は元巻
コア１２と巻取コア１３間に介装した平面ほぼＶ字状の
板バネで，基端がカセット本体１１の下面に支承された
支杆１６に固定され，各先端が前記両コア１２，１３に
巻かれたインクリボン１０の外周に圧接し，走行中イン
クリボンが緩まないようしている． １７，１７′はインクリボン１０を露出させる凹部１４
の外側に設けたインクリボン１０の通過窓の内接部に設
けたガイドローラ，１８，１８′は基端側を支持ピン１
９，１９′に支持された板バネで，該板バネ１８，１
８′はインクリボン１０の露出部に一定のテンションを
付与するためのものである． ２０はインクリボン１０の終了を検出する窓で，該窓２
０はカセット本体１１の側面のリボン通路２１に対応し
て設けられている． ２２は前記カセット本体１１を搭載するキャリッジで，
該キャリッジ２２の上面にはカセット本体１１の前後面
凹部１４，１４′が嵌合する突片２３，２３′が設けら
れている．２４はインクリボン１０と，これが露出する
凹部１４間に嵌合した印字ヘッドで，該印字ヘッド２４
はその基端をキャリッジ２２に傾動自在に軸支され，適
当な傾動手段（図示せず）により傾動し，インクリボン
１０を記録紙（図示せず）に圧着して印字するようにな
っている．この印字ヘッド本体１０の前面凹部１４とイ
ンクリボンａの露出部との間に嵌入し，その傾動でイン
クリボンａを記録紙（図示せず）に圧着して印字するよ
うになっているので，この印字ヘッド２４の印字作動は
キャリッジ２２の右行時（往時）及び左行時（復時）に
共に行われるようになっている． ２５，２６は前記キャリッジ２２の上面に突出した巻取
軸及び巻戻し軸で，該巻取軸２５は前記巻取コア１２の
下端面に設けた凹孔１２ａに，巻戻し軸２６は前記元巻
コア１３の下端面に設けた凹孔１３ａにそれぞれ結合で
きるように位置している．２７は前記キャリッジ２２に
連結したエンドレスベルト２８を駆動するモータ，２９
はキャリッジ２２のガイドシャフト，３０はキャリッジ
２２の走行路に並設したラック，３１はキャリッジ２２
の走行でラック３０に噛合して回転するピニオンであ
る．前記巻取軸２５及び巻戻し軸２６は前記ピニオン３
１にギヤ連繋し，キャリッジ２２の右行時には巻取軸２
５がインクリボン１０の巻取方向に回転する一方，巻戻
し軸２６はフリー回転となり，キャリッジ２２の左行時
には逆に巻取軸２５がフリー回転となり，巻戻し軸２６
がインクリボン１０を巻戻し方向に回転できるようにな
っている．即ち，前記インクリボン１０はキャリッジ２
２の往時には印字ヘッド２４の印字作動とともに，元巻
コア１２より繰出された分が巻取コア１３に巻取られ，
復時の印字作動では往時で使用され，巻取コア１３に巻
取られたインク部分が元巻コア１２に巻戻され，次に行
の往時において，前行の印字時に使用部分が再度使用さ
れるようになっている．これはインクリボン１０が複数
回印字可能なインクリボンを用いていることによるもの
で，このインクリボン１０の使用回数は予め経験的に定
められるから，その設定回数だけは前記作動を繰り換え
し行い，往時が前記設定印字回数の最終回となるキャリ
ッジの最後の１往復の復時には印字作動を行なわないよ
うにするとともに，元巻コア１２にインクリボン１０を
巻戻さないように構成している．この印字回数の検知方
法としては例えば，キャリッジ２２がホームポジション
にある位置をマイクロスイッチ又はフォトセンサー等の
検出手段（図示せず）で１回目，２回目として検出し，
キャリッジが往復してホームポジションに戻ったときに
３回目，４回目を検出し，その信号をカウンター（図示
せず）に送り，該カウンターで回数を計数し，設定回数
がＮ回であれば，往時がＮ回目となる最終の１往復の復
時には印字ヘッドの傾動手段及びキャリッジ２２の巻戻
し軸２６の駆動機構を働かせないようにする信号を制御
部に出力するように構成すればよい．また，キャリッジ
駆動にパルスモータを用い，パルス数で制御するように
してもよいし，マイクロコンピーターを利用してもよ
い． 次に上記実施例の作動を第３図に基づいて説明する． 同図において，はカセット本体１１の第１往復目の出
発点を示している．カセット本体１１が→′の如く
右行するときは印字ヘッド２４は傾動し，インクリボン
１０を記録紙に圧着して印字（１回目）する．この印字
作動時，インクリボン１０はその未使用部分１０ａが順
次元巻コア１２より繰出され，その繰出し相当量が巻取
コア１３によって巻取られる．カセット本体１１が′
に至った時点では最初の行の印字のために使用されたイ
ンク部分１０ｂ（点線で示す）が巻取コア側に巻取られ
るとともに，印字ヘッド２４がインクリボン１０より離
反し，記録紙が一行分送られる．次いで，カセット本体
１１が′→の如く左行する．この場合にも印字ヘッ
ド２４は傾動し，インクリボン１０を記録紙に圧着し，
→′で印字のために使用されたインク部分１０ｂを
使用して印字（２回目）しつつに至り，その間に順次
元巻コア１２に巻戻される．斯くして，カセット本体１
１に至ると印字ヘッド２４の再度インクリボン１０よ
り離反して，記録紙が１行分送られた後，傾動して′
に向けて第２往復目の印字を開始する．この印字は最初
の行の印字に使用した同じインク部分１０ｂが再び元巻
コア１２より繰出されつつ重て印字（３回目）され，巻
取コア１３に巻取られる．従って，′の状態は′の
状態と全く同じとなり，左行時は′→と同じとな
る．つまり，第３回目以降，インクリボン１０の設定印
字回数の最終回となる最終の１往復の往時→′まで
は前記→′，′→の繰り返しとなるが，その復
時′→″では前行で使用されたインク部分１０ｂは
巻取らず，しかも印字しないまま″に戻る．即ち″
の状態は′の状態と同じであり，また，未使用部分１
０ａの第１回目の出発点となるものである． 〔発明の効果〕 以上の如く，この発明は複数回印字可能なインクリボン
を収納したカセットをキャリッジに搭載して往復動さ
せ，往時及び復時に印字できるようにしたインクリボン
プリンタにおいて，キャリッジの往時に使用したインク
部分を，復時に，次の往時に使用できるように巻戻す手
段と，該巻戻手段で巻戻されるインク部分を使用して印
字する手段と，予め設定された印字回数をキャリッジの
ホームポジションにて１往復を２回として検出する手段
と，往時が前記設定印字回数の最終回となるキャリッジ
の最後の１往復の復時に，印字作動及びインクリボンの
巻戻し作動を停止する手段とを備えたことを特徴として
いるから，インクリボンは一定の範囲で同一インク部分
が重ね印字可能回数だけ繰り返し使用され，その回数使
用後，未使用インク部分が新たに繰出されるようにな
り，一巻のインクリボンが数倍にも使用でき，インクリ
ボンの交換回数を削減できるとともに，消耗材費が大幅
に節約できる．また，従来の如く，幅広インクリボンを
使用するものと異なり，インクリボンカセットの小型化
延いてはプリンタの小型化に寄与できるし，複数回の印
字はインクリボンの一定の範囲ごと行われるので，全体
を巻取った後に巻戻して使用するような場合に生ずるブ
ロッキング現象の発生がなく，印字品質の向上が期待で
きるなど，各種の優れた効果を奏するものである．
リボンプリンタ，特に，インクを熱または圧力により被
印字媒体に印字するプリンタに関するものである． 〔従来の技術〕 従来，インクリボンの交換回数を減らすために，第４図
示の如く，幅方向を広く（約16mm）し，インク面をａ，
ｂ，ｃ，の三段に分けたインクリボン１の両端を元巻コ
ア３と巻取コア４に巻付け，該インクリボン１を幅方向
に跨ぐように設けた印字ヘッド２により記録紙（図示せ
ず）に圧着し，所望のインク面ａ〜ｃに対応する発熱素
子２ａ〜２ｃを独自に駆動して印字を行うようにしたも
のが知られていた．しかしながら，上記の場合にはイン
クリボンは特定のインク面の印字時にも印字ヘッドによ
り全インク面が同時に記録紙に圧着するため，印字部以
外のインク面も記録紙にこすられ，カブリを発生させる
という問題があった．また，インクリボンが幅広であっ
たため，リボンベースを厚くする必要があり，感度が低
くく，印字品質にも問題を生じていたし，カセットが大
型化するためプリンタ自身も大型化するなど，各種の問
題があった． また，従来，上記とは別に複数回印字可能なインクリボ
ンを用いる印字方法も特開昭59-212287 号公報により開
示されているが，これは一回印字した部分は一旦全部巻
取った後，巻戻して再使用するもので，インクがインク
ベースに裏移りする所謂ブロッキング現象を生じ，印字
品質を悪化させるという問題があった． 〔発明の目的〕 この発明は上記の問題を一挙に解消するためのもので，
複数回印字可能なインクリボンを用い，その重ね印字可
能回数だけ一定の範囲を繰り返し使用し，その回数使用
後，未使用インク部分を新たに繰出すようにしてインク
リボンの交換回数を削減できるようにするとともに，イ
ンクリボンカセットの小型化延いてはプリンタの小型化
及び印字品質の向上を企図したインクリボンプリンタを
提供することを目的としている． 〔発明の構成〕 上記目的を達成するため，この発明は複数回印字可能な
インクリボンを収納したカセットをキャリッジに搭載し
て往復動させ，往時及び復時に印字できるようにしたイ
ンクリボンプリンタにおいて，キャリッジの往時に使用
したインク部分を，復時に，次の往時に使用できるよう
に巻戻す手段と，該巻戻手段で巻戻されるインク部分を
使用して印字する手段と，予め設定された印字回数をキ
ャリッジのホームポジションにて１往復を２回として検
出する手段と，往時が前記設定印字回数の最終回となる
キャリッジの最後の１往復の復時に，印字作動及びイン
クリボンの巻戻し作動を停止する手段とを備えた構成し
たものである． 〔実施例〕 次に，この発明を第１図乃至第３図に示す実施例に基づ
いて説明する． 図において，１０はインクリボンで，該インクリボン１
０はカセット本体１１内の左右対称位置に回転自在に軸
支された元巻コア１２及び巻取コア１３に両端を巻設さ
れ，中間部をカセット本体１１の前面中央に設けた凹部
１４より外部に露出している．前記インクリボン１０は
同一部分を複数回印字可能なもので，その横幅は在来の
インクリボンの横幅（９mm以下で通常6.35〜8.0 mm）と
同じものであってもよい．なお，インクリボン１０の横
幅とカセット本体１１の上下内面との隙間は狭過ぎては
リボンが印字中にカセット本体１１の上下面にこすら
れ，巻取りを重くしたり，巻取不良が発生するし，広過
ぎるとリボンが走行時にあばれ，走行不良の原因となる
ので，この隙間はできるだけ狭くしてスリッピングシー
ト（図示せず）を介装することが好ましい．１５は元巻
コア１２と巻取コア１３間に介装した平面ほぼＶ字状の
板バネで，基端がカセット本体１１の下面に支承された
支杆１６に固定され，各先端が前記両コア１２，１３に
巻かれたインクリボン１０の外周に圧接し，走行中イン
クリボンが緩まないようしている． １７，１７′はインクリボン１０を露出させる凹部１４
の外側に設けたインクリボン１０の通過窓の内接部に設
けたガイドローラ，１８，１８′は基端側を支持ピン１
９，１９′に支持された板バネで，該板バネ１８，１
８′はインクリボン１０の露出部に一定のテンションを
付与するためのものである． ２０はインクリボン１０の終了を検出する窓で，該窓２
０はカセット本体１１の側面のリボン通路２１に対応し
て設けられている． ２２は前記カセット本体１１を搭載するキャリッジで，
該キャリッジ２２の上面にはカセット本体１１の前後面
凹部１４，１４′が嵌合する突片２３，２３′が設けら
れている．２４はインクリボン１０と，これが露出する
凹部１４間に嵌合した印字ヘッドで，該印字ヘッド２４
はその基端をキャリッジ２２に傾動自在に軸支され，適
当な傾動手段（図示せず）により傾動し，インクリボン
１０を記録紙（図示せず）に圧着して印字するようにな
っている．この印字ヘッド本体１０の前面凹部１４とイ
ンクリボンａの露出部との間に嵌入し，その傾動でイン
クリボンａを記録紙（図示せず）に圧着して印字するよ
うになっているので，この印字ヘッド２４の印字作動は
キャリッジ２２の右行時（往時）及び左行時（復時）に
共に行われるようになっている． ２５，２６は前記キャリッジ２２の上面に突出した巻取
軸及び巻戻し軸で，該巻取軸２５は前記巻取コア１２の
下端面に設けた凹孔１２ａに，巻戻し軸２６は前記元巻
コア１３の下端面に設けた凹孔１３ａにそれぞれ結合で
きるように位置している．２７は前記キャリッジ２２に
連結したエンドレスベルト２８を駆動するモータ，２９
はキャリッジ２２のガイドシャフト，３０はキャリッジ
２２の走行路に並設したラック，３１はキャリッジ２２
の走行でラック３０に噛合して回転するピニオンであ
る．前記巻取軸２５及び巻戻し軸２６は前記ピニオン３
１にギヤ連繋し，キャリッジ２２の右行時には巻取軸２
５がインクリボン１０の巻取方向に回転する一方，巻戻
し軸２６はフリー回転となり，キャリッジ２２の左行時
には逆に巻取軸２５がフリー回転となり，巻戻し軸２６
がインクリボン１０を巻戻し方向に回転できるようにな
っている．即ち，前記インクリボン１０はキャリッジ２
２の往時には印字ヘッド２４の印字作動とともに，元巻
コア１２より繰出された分が巻取コア１３に巻取られ，
復時の印字作動では往時で使用され，巻取コア１３に巻
取られたインク部分が元巻コア１２に巻戻され，次に行
の往時において，前行の印字時に使用部分が再度使用さ
れるようになっている．これはインクリボン１０が複数
回印字可能なインクリボンを用いていることによるもの
で，このインクリボン１０の使用回数は予め経験的に定
められるから，その設定回数だけは前記作動を繰り換え
し行い，往時が前記設定印字回数の最終回となるキャリ
ッジの最後の１往復の復時には印字作動を行なわないよ
うにするとともに，元巻コア１２にインクリボン１０を
巻戻さないように構成している．この印字回数の検知方
法としては例えば，キャリッジ２２がホームポジション
にある位置をマイクロスイッチ又はフォトセンサー等の
検出手段（図示せず）で１回目，２回目として検出し，
キャリッジが往復してホームポジションに戻ったときに
３回目，４回目を検出し，その信号をカウンター（図示
せず）に送り，該カウンターで回数を計数し，設定回数
がＮ回であれば，往時がＮ回目となる最終の１往復の復
時には印字ヘッドの傾動手段及びキャリッジ２２の巻戻
し軸２６の駆動機構を働かせないようにする信号を制御
部に出力するように構成すればよい．また，キャリッジ
駆動にパルスモータを用い，パルス数で制御するように
してもよいし，マイクロコンピーターを利用してもよ
い． 次に上記実施例の作動を第３図に基づいて説明する． 同図において，はカセット本体１１の第１往復目の出
発点を示している．カセット本体１１が→′の如く
右行するときは印字ヘッド２４は傾動し，インクリボン
１０を記録紙に圧着して印字（１回目）する．この印字
作動時，インクリボン１０はその未使用部分１０ａが順
次元巻コア１２より繰出され，その繰出し相当量が巻取
コア１３によって巻取られる．カセット本体１１が′
に至った時点では最初の行の印字のために使用されたイ
ンク部分１０ｂ（点線で示す）が巻取コア側に巻取られ
るとともに，印字ヘッド２４がインクリボン１０より離
反し，記録紙が一行分送られる．次いで，カセット本体
１１が′→の如く左行する．この場合にも印字ヘッ
ド２４は傾動し，インクリボン１０を記録紙に圧着し，
→′で印字のために使用されたインク部分１０ｂを
使用して印字（２回目）しつつに至り，その間に順次
元巻コア１２に巻戻される．斯くして，カセット本体１
１に至ると印字ヘッド２４の再度インクリボン１０よ
り離反して，記録紙が１行分送られた後，傾動して′
に向けて第２往復目の印字を開始する．この印字は最初
の行の印字に使用した同じインク部分１０ｂが再び元巻
コア１２より繰出されつつ重て印字（３回目）され，巻
取コア１３に巻取られる．従って，′の状態は′の
状態と全く同じとなり，左行時は′→と同じとな
る．つまり，第３回目以降，インクリボン１０の設定印
字回数の最終回となる最終の１往復の往時→′まで
は前記→′，′→の繰り返しとなるが，その復
時′→″では前行で使用されたインク部分１０ｂは
巻取らず，しかも印字しないまま″に戻る．即ち″
の状態は′の状態と同じであり，また，未使用部分１
０ａの第１回目の出発点となるものである． 〔発明の効果〕 以上の如く，この発明は複数回印字可能なインクリボン
を収納したカセットをキャリッジに搭載して往復動さ
せ，往時及び復時に印字できるようにしたインクリボン
プリンタにおいて，キャリッジの往時に使用したインク
部分を，復時に，次の往時に使用できるように巻戻す手
段と，該巻戻手段で巻戻されるインク部分を使用して印
字する手段と，予め設定された印字回数をキャリッジの
ホームポジションにて１往復を２回として検出する手段
と，往時が前記設定印字回数の最終回となるキャリッジ
の最後の１往復の復時に，印字作動及びインクリボンの
巻戻し作動を停止する手段とを備えたことを特徴として
いるから，インクリボンは一定の範囲で同一インク部分
が重ね印字可能回数だけ繰り返し使用され，その回数使
用後，未使用インク部分が新たに繰出されるようにな
り，一巻のインクリボンが数倍にも使用でき，インクリ
ボンの交換回数を削減できるとともに，消耗材費が大幅
に節約できる．また，従来の如く，幅広インクリボンを
使用するものと異なり，インクリボンカセットの小型化
延いてはプリンタの小型化に寄与できるし，複数回の印
字はインクリボンの一定の範囲ごと行われるので，全体
を巻取った後に巻戻して使用するような場合に生ずるブ
ロッキング現象の発生がなく，印字品質の向上が期待で
きるなど，各種の優れた効果を奏するものである．
第１図乃至第３図はこの発明の実施例を示すもので，第
１図はキャリッジとインクリボンカセットの関係斜視
図，第２図はインクリボンカセットの断面図，第３図は
作用状態の説明図，第４図は従来例の斜視図である． 10……インクリボン，11……カセット本体 12……元巻コア，13……巻取コア 17……巻取軸，18……巻戻し軸
１図はキャリッジとインクリボンカセットの関係斜視
図，第２図はインクリボンカセットの断面図，第３図は
作用状態の説明図，第４図は従来例の斜視図である． 10……インクリボン，11……カセット本体 12……元巻コア，13……巻取コア 17……巻取軸，18……巻戻し軸
Claims (1)
- 【請求項１】複数回印字可能なインクリボンを収納した
カセットをキャリッジに搭載して往復動させ，往時及び
復時に印字できるようにしたインクリボンプリンタにお
いて，キャリッジの往時に使用したインク部分を，復時
に，次の往時に使用できるように巻戻す手段と，該巻戻
手段で巻戻されるインク部分を使用して印字する手段
と，予め設定された印字回数をキャリッジのホームポジ
ションにて１往復を２回として検出する手段と，往時が
前記設定印字回数の最終回となるキャリッジの最終の１
往復の復時に，印字作動及びインクリボンの巻戻し作動
を停止する手段とを備えたことを特徴とするインクリボ
ンプリンタ．
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60038210A JPH0632977B2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | インクリボンプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60038210A JPH0632977B2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | インクリボンプリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61195877A JPS61195877A (ja) | 1986-08-30 |
| JPH0632977B2 true JPH0632977B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=12518953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60038210A Expired - Lifetime JPH0632977B2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | インクリボンプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632977B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0329478A3 (en) * | 1988-02-18 | 1991-10-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Thermal recording printer |
| JPH01163158U (ja) * | 1988-05-02 | 1989-11-14 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6025780A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-08 | Sharp Corp | 熱転写式プリンタ |
| JPS61189977A (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-23 | Fujitsu Ltd | プリンタ |
-
1985
- 1985-02-27 JP JP60038210A patent/JPH0632977B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61195877A (ja) | 1986-08-30 |
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