JPH06329388A - クレーン装置 - Google Patents

クレーン装置

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Publication number
JPH06329388A
JPH06329388A JP5115882A JP11588293A JPH06329388A JP H06329388 A JPH06329388 A JP H06329388A JP 5115882 A JP5115882 A JP 5115882A JP 11588293 A JP11588293 A JP 11588293A JP H06329388 A JPH06329388 A JP H06329388A
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JP
Japan
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trolley frame
traveling
frame
hook
hoisting
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JP5115882A
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English (en)
Inventor
Yutaka Omura
豊 大村
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Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クレーン装置の作業可能範囲を拡大する。 【構成】 走行レール1,1上に走行自在に架設された
走行ガーダ2,2と、該走行ガーダ2,2上に横行自在
に上架されたトロリーフレーム18と、該トロリーフレ
ーム18上に設けられ且つ吊り下げられたフックブロッ
クがトロリーフレーム18の横行方向両端部付近に位置
するように配置された2台の巻上装置22,23と、横
行方向へ移動し得るようトロリーフレーム18上に設け
たマニプレータ13とによる構成とする。 【効果】 トロリーフレーム18の寄りが改善され、フ
ックブロック及びマニプレータ13の作業範囲が拡大す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクレーン装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】原子力施設のホットセル内に配置されて
いる機器の交換や移動は、ホットセル内に設けられてい
るクレーンやマニプレータを遠隔操作することによって
行なわれている。
【0003】図7及び図8は従来のホットセル内におけ
るクレーン装置の一例を示すもので、1,1はホットセ
ルの両側壁面のランウェイガーダ上に設けられ互いに平
行し略水平に延びる一対の走行レール、2,2は4隅に
備えた走行車輪3を介して前記走行レール1,1上に走
行自在に架設され、且つ所定の間隔を置いて互いに平行
し前記走行レール1,1に直交する方向へ略水平に延び
る一対の走行ガーダである。
【0004】該走行ガーダ2,2は、所定の間隔を置い
て互いに平行し各走行ガーダ2,2に沿って延びる一対
の横行レール4,4を上面に備え、一方の側の走行ガー
ダ2の両外側に設けた走行駆動装置5,5により前記走
行車輪3の半数を駆動することにより前記走行レール
1,1上を移動し得るように形成されている。
【0005】また、6は4隅に備えた横行車輪7を介し
て前記走行ガーダ2,2の横行レール4,4に跨がり横
行自在に上架されたクレーン用トロリーフレームであ
り、該クレーン用トロリーフレーム6は、吊り下げられ
たフックブロック8がクレーン用トロリーフレーム6の
略中央部の下方に位置するように配置された主巻上装置
9を上面に備え、クレーン用トロリーフレーム6の横行
方向の一方の端部近くの上面に設けた横行駆動装置10
により前記横行車輪7の半数を駆動することにより前記
横行レール4,4上を移動し得るように形成されてい
る。
【0006】さらに、11は4隅に備えた横行車輪12
を介して前記走行ガーダ2,2の横行レール4,4に跨
り横行自在に上架された小型のマニプレータ用トロリー
フレームであり、該マニプレータ用トロリーフレーム1
1は、その略中央部にマニプレータ13を備え、マニプ
レータ用トロリーフレーム11の横行方向の一方の側端
部近くの上面に設けた横行駆動装置14により前記横行
車輪12の半数を駆動することにより前記横行レール
4,4上を移動し得るように形成されている。
【0007】而して、重量物の交換や移動を行なう場合
には、前記マニプレータ用トロリーフレーム11の横行
駆動装置14を作動して横行車輪12を駆動することに
より、マニプレータ用トロリーフレーム11を反クレー
ン用トロリーフレーム6側の走行ガーダ2,2端部へ移
動させたのち、走行ガーダ2,2に設けた走行駆動装置
5,5を作動して走行車輪3を駆動することにより走行
ガーダ2,2を所要の位置へ移動させ、且つクレーン用
トロリーフレーム6の横行駆動装置10を作動して横行
車輪7を駆動することによりクレーン用トロリーフレー
ム6を所要の位置へ移動させ、クレーン用トロリーフレ
ーム6に設けた巻上装置9を作動してフックブロック8
を上下方向に駆動することにより、交換又は移動すべき
重量物をフックブロック8のフック16に掛けて吊り上
げ、再び、前記と同様に走行駆動装置5,5及び横行駆
動装置10を作動して走行ガーダ2,2及びクレーン用
トロリーフレーム6を目的の位置まで移動させ、再び前
記巻上装置9を作動してフックブロック8を上下方向に
駆動することにより前記重量物を目的の位置へ吊り降ろ
す。
【0008】また、設備機器の保守などを行なう場合
は、クレーン用トロリーフレーム6の横行駆動装置10
を作動して横行車輪7を駆動することにより該クレーン
用トロリーフレーム6を反マニプレータ用トロリーフレ
ーム11側の走行ガーダ2,2端部へ移動させたのち、
走行ガーダ2,2に設けた走行駆動装置5,5を作動し
て走行車輪3を駆動することにより走行ガーダ2,2を
所要の位置へ移動させ、且つマニプレータ用トロリーフ
レーム11の横行駆動装置14を作動して横行車輪12
を駆動することによりマニプレータ用トロリーフレーム
11を所要の位置へ移動させ、マニプレータ用トロリー
フレーム11に設けたマニプレータ13を作動して所期
の目的の作業を行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
クレーン装置では、クレーン用トロリーフレーム6とマ
ニプレータ用トロリーフレーム11とを同じ走行ガーダ
2,2上に併設しているので、クレーン用トロリーフレ
ーム6はマニプレータ用トロリーフレーム11側の走行
ガーダ2,2端部へ接近できず(所謂、横行方向の寄り
が悪く)、マニプレータ用トロリーフレーム11はクレ
ーン用トロリーフレーム6側の走行ガーダ2,2端部へ
接近できない(所謂、横行方向の寄りが悪い)ため、そ
れぞれの移動範囲が限定され、ホットセル平面に対する
前記巻上装置9及びマニプレータ13の作業可能範囲が
狭いという問題があった。
【0010】本発明は、前述の実情に鑑み、共通のトロ
リーフレーム1台の上に巻上装置及びマニプレータを適
宜に配置することにより、横行方向の寄りを良くして巻
上装置及びマニプレータの作業可能範囲を拡大し得るク
レーン装置を提供することを目的としてなしたものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、走行レー
ル上に走行自在に架設された走行ガーダと、該走行ガー
ダ上に横行自在に上架されたトロリーフレームと、該ト
ロリーフレーム上に設けられ且つ吊り下げられたそれぞ
れのフックブロックがトロリーフレームの横行方向両端
部付近の下方に位置するように配置された2台の巻上装
置と、前記トロリーフレームの横行方向に平行する方向
へ移動し得るようトロリーフレーム上に設けたマニプレ
ータとを備えた構成とし、第2の発明は、両端部がフッ
クブロックに対して係合可能に形成され且つ長手方向の
中心部から一端部側へ偏した位置に巻上用フックを有す
る吊りビームを第1の発明のフックブロックに取り付け
た構成としている。
【0012】
【作用】従って、第1の発明では、走行ガーダ上に唯一
上架されたトロリーフレームの走行ガーダの全長に亘る
横行移動が可能となり、該トロリーフレームの横行方向
両端部付近に吊り下げられた各フックブロックのそれぞ
れが、その位置する側の走行ガーダ端部に近接した位置
まで寄り付く。
【0013】また、前記のような横行移動が可能となっ
たトロリーフレーム上に横行方向に平行する方向へ移動
し得るように設けたマニプレータも走行ガーダの両端部
に接近する。
【0014】第2の発明では、第1の発明の前記フック
ブロックに取り付けた吊りビームの巻上用フックは、吊
りビーム中心に対する巻上用フックの取付け位置の偏り
分だけ吊りビームの一端部側の走行ガーダ端部へ近接し
た位置を占める。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0016】図1ないし図4は第1の発明のクレーン装
置の概略を示すもので、以下の説明の都合上、図1に示
す平面図において、左方をA側、右方をB側、上方をC
側、下方をD側とする。
【0017】また、図中、図7及び図8と同じものには
同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0018】本実施例では、4隅に設けた横行車輪17
を介して走行ガーダ2,2の横行レール4,4上に横行
自在に上架され、且つ横行方向の一方(A側)の端部近
くの反走行ギヤー側(C側)に張り出したフレーム上面
に横行駆動装置19を設け、該横行駆動装置19によっ
て前記横行車輪17のうち、A側に設けた半数の横行車
輪17,17を駆動することにより横行レール4上を移
動し得るように形成されているトロリーフレーム18を
設け、吊り下げられた2個のフックブロック20,21
が前記トロリーフレーム18の横行方向の両端部(A,
B側)付近の横行レールゲージ(図1に示すG)の略中
央部下方に位置するように、2台の巻上装置22,23
をトロリーフレーム18上面に配置している。
【0019】また、トロリーフレーム18のA側の反走
行ギヤー側の横行レールゲージG外側へ張り出したフレ
ーム上に、溝形鋼のフランジを内側にして相対し互いに
平行してトロリーフレーム18の横行方向の略中央部か
ら反横行駆動装置側(B側)へ延びる一対のガイドフレ
ーム24,24を設け、図3及び図4に示すように4隅
に設けた車輪25が前記ガイドフレーム24のフランジ
内側に係合して移動し得る台車26を設け、該台車26
にマニプレータ13を載せている。
【0020】前記台車26は、前記ガイドフレーム24
の上部に位置し且つマニプレータ13の頭部を取り付け
得るように形成した枠体27と、ガイドフレーム24,
24間に設けられガイドフレーム24延設方向に直交す
る方向に延び且つ両端部に突設した車軸に夫々回転自在
な前記車輪25を備えて前記枠体27の移動方向の前後
両端部の下方に配置された2本のビーム28,28とか
らなり、該各ビーム28,28は、その両端部に設けら
れ上方へ突出して前記枠体27の4隅部分を貫通する固
定用ねじ29,29により枠体27に連結されており、
前記枠体27の前後方向部の中央部には、先端部が前記
ビーム28,28の上面に当接する押しねじ30が設け
られている。
【0021】而して、前記押しねじ30を緩め、前記固
定用ねじ29,29に螺合されているナット31,31
を締め込むと、ビーム28,28が上方へ引き上げられ
て前記ガイドフレーム24の上フランジ24aを枠体2
7との間に挟み込むため台車26がその位置に固定さ
れ、また前記ナット31,31を緩めると、ビーム2
8,28が下降し車輪25がガイドフレーム24の下フ
ランジ24b上に接触し、さらに前記押しねじ30を締
め込むと、該押しねじ30に支えられて枠体27が浮き
上がるため枠体27と各ビーム28,28とによる台車
26の固定が解除され、同時にガイドフレーム24の下
フランジ24b上に接触した車輪25によって支持され
た台車26がガイドフレーム24に沿って移動できるよ
うに形成されている。なお、32は枠体27の浮き上が
り量を規制するためのストッパである。
【0022】例えば、A側の側壁に近い場所にある重量
物の交換や移動を行なう場合には、走行ガーダ2,2に
設けた走行駆動装置5,5を作動し走行車輪3を駆動し
て走行ガーダ2,2を走行レール1,1に沿って走行さ
せ、且つトロリーフレーム18の横行駆動装置19を作
動し横行車輪17を駆動してトロリーフレーム18を横
行レール4,4に沿ってA側へ横行させることにより、
トロリーフレーム18に設けた2台の巻上装置22,2
3のうち、必要とするA側の巻上装置22により駆動さ
れるフックブロック20が目的の重量物の上方に位置す
るようにクレーン装置を移動させる。
【0023】そして、前記巻上装置22を作動してフッ
クブロック20を巻き下げ巻き上げることにより、該フ
ックブロック20のフック33により重量物を吊り上げ
たのち、再び、前記と同様に走行駆動装置5,5及び横
行駆動装置19を作動して走行ガーダ2,2を走行さ
せ、且つトロリーフレーム18を横行させることによ
り、重量物が所期の場所の直上に位置するようにクレー
ン装置を移動させ、再び前記巻上装置22を作動してフ
ックブロック20を巻き下げることにより、前記重量物
を目的の位置へ吊り降ろす。
【0024】また、例えば、B側の側壁に近い場所にあ
る重量物の交換や移動を行なう場合には、走行ガーダ
2,2に設けた走行駆動装置5,5を作動し走行車輪3
を駆動して走行ガーダ2,2を走行レール1,1に沿っ
て走行させ、且つトロリーフレーム18の横行駆動装置
19を作動し横行車輪17を駆動してトロリーフレーム
18を横行レール4,4に沿ってB側へ横行させること
により、トロリーフレーム18に設けた2台の巻上装置
22,23のうち、必要とするB側の巻上装置23によ
り駆動されるフックブロック21が目的の重量物の上方
に位置するようにクレーン装置を移動させる。
【0025】そして、前記巻上装置23を作動してフッ
クブロック21を巻き下げ巻き上げることにより、該フ
ックブロック21のフック34により重量物を吊り上げ
たのち、再び、前記と同様に走行駆動装置5,5及び横
行駆動装置19を作動して走行ガーダ2,2を走行さ
せ、且つトロリーフレーム18を横行させることによ
り、重量物が所期の場所の直上に位置するようにクレー
ン装置を移動させ、再び前記巻上装置23を作動してフ
ックブロック21を巻き下げることにより、前記重量物
を目的の位置へ吊り降ろす。
【0026】この間、重量物とフック33,34との間
に介在させる吊り上げロープ(図示せず)などの掛け外
しの作業はマニプレータ13により行なう。
【0027】さらに、例えば、A側の側壁に近い場所に
おいて、マニプレータ13による各種の作業をする場合
には、走行ガーダ2,2に設けた走行駆動装置5,5を
作動し走行車輪3を駆動して走行ガーダ2,2を走行レ
ール1,1に沿って走行させ、且つトロリーフレーム1
8の横行駆動装置19を作動し横行車輪17を駆動して
トロリーフレーム18を横行レール4,4に沿ってA側
へ横行させることにより、トロリーフレーム18に設け
たマニプレータ13が前記の作業に都合の良い位置を占
めるようにクレーン装置を移動させる。
【0028】そして、さらに、壁際へマニプレータ13
を近付ける必要があるときには、マニプレータ13を取
り付けた台車26の枠体27に設けた固定用ねじ29,
29に螺合されているナット31,31を緩め、ビーム
28,28を降下させて車輪25をガイドフレーム24
の下フランジ24b上に接触させ、さらに前記枠体27
に設けた押しねじ30を、ストッパ32が働いて枠体2
7の浮き上がりが止まるまで締め込むと、該押しねじ3
0に支えられて枠体27が浮き上がるため、該枠体27
とビーム28,28とによる台車26の固定が解除さ
れ、同時に台車26全体がガイドフレーム24の下フラ
ンジ24b上を転動し得る車輪25によって支持され移
動できるようになる。
【0029】そこで、台車26のB側を押してA側へ移
動させる。
【0030】台車26を所要の位置まで移動させたの
ち、前記押しねじ30を緩め、前記固定用ねじ29,2
9に螺合されているナット31,31を締め込むことに
より、枠体27を降下させてガイドフレーム24の上フ
ランジ24aの上面に載せ、同時にビーム28,28を
上方へ引き上げ、該ビーム28,28と枠体27との間
にガイドフレーム24の上フランジ24aを挟み込んで
台車26をその位置に固定する。
【0031】前述の押しねじ30と固定用ねじ29のナ
ット31とを締めたり緩めたりする作業、及び台車26
を移動させるべき方向へ押す作業は、すべて図示してい
ない別のマニプレータによって行なう。
【0032】前記によれば、2台の巻上装置22,23
とマニプレータ13とを併設したトロリーフレーム18
を走行ガーダ上に唯一上架し、該トロリーフレーム18
が走行ガーダ2,2の全長に亘り横行移動し得るように
構成したので、該トロリーフレーム18の横行方向両端
部付近に吊り下げられた各フックブロック20,21の
それぞれが、その位置する側の走行ガーダ2,2端部に
極めて近寄ることができ、また、前記のような横行移動
が可能となったトロリーフレーム18上に横行方向に平
行する方向へ移動し得るように設けたマニプレータ13
は走行ガーダ2,2の両端部に近接した位置を占めるこ
とができる。
【0033】図5及び図6は第2の発明のクレーン装置
の概略を示し、35はビーム本体であり、該ビーム本体
35の両端部に、図2に示す第1の発明のクレーン装置
のフックブロック20,21のフック33,34を掛け
ることができる吊り上げ用ベイル36,37を設け、長
手方向の中心部から所定の間隔を置いて一方の吊り上げ
用ベイル36側へ偏した位置に巻上用フック38を設
け、該巻上用フック38の上方のビーム本体35に反転
用ベイル39を備えた吊りビーム40を設けている。
【0034】該吊りビーム40は、第1の発明のクレー
ン装置の各フックブロック20,21の巻上荷重を超
え、前記吊りビーム40の巻上荷重以下の重量物を搬送
する場合に使用する。
【0035】例えば、A側の側壁に近い場所に在り、且
つ前記の範囲の重量を有する重量物の交換や移動を行な
う場合で、吊りビーム40が図示していない仮置き架台
上に巻上用フック38に近い端部の吊り上げ用ベイル3
6側をA側方向へ向けて置かれているときには、該吊り
ビーム40の上方にトロリーフレーム18を位置させる
ようにクレーン装置の走行ガーダ2,2とトロリーフレ
ーム18とを移動させたのち、各フックブロック20,
21を巻き下げ、前記吊りビーム40の吊り上げ用ベイ
ル36にA側のフックブロック20のフック33を掛
け、B側のフックブロック21のフック34に他方端部
側の吊り上げ用ベイル37を掛けて前記巻上用フック3
8がトロリーフレーム18の略中心の直下よりもA側に
位置するように(図5に示す)吊りビーム40をクレー
ン装置に装着する。
【0036】その後、目的の重量物を搬送する作動に関
しては、第1の発明のクレーン装置に関係して述べた作
動の説明と変わるところはないので説明を省略する。
【0037】また、B側に在る前記重量を有する重量物
を搬送するときに、前記のように吊りビーム40の巻上
用フック38がトロリーフレーム18の略中心の直下よ
りもA側に位置するようにクレーン装置に装着されてい
る場合には、クレーン装置の走行ガーダ2,2とトロリ
ーフレーム18とを図示していない仮置き架台上方へ移
動させ、各フックブロック20,21を巻き下げて吊り
ビーム40を仮置き架台上に仮置きし、該吊りビーム4
0両端部の吊り上げ用ベイル36,37から各フックブ
ロック20,21の各フック33,34を取り外したの
ち、一方の例えばフックブロック20が吊りビーム40
の反転用ベイル39の上方に位置するようにトロリーフ
レーム18を少し移動させ、該フックブロック20のフ
ック33を反転用ベイル39に掛けて巻き上げ、吊りビ
ーム40の端部を押して旋回させることにより吊りビー
ム40の巻上用フック38に近い端部の吊り上げ用ベイ
ル36側をB側方向へ向けてから再びフックブロック2
0を巻き下げて吊りビーム40を仮置き架台上に仮置き
し、反転用ベイル39に掛けたフックブロック20のフ
ック33を外し、各フックブロック20,21が吊りビ
ーム40の各吊り上げ用ベイル37,36の上方に位置
するようにトロリーフレーム18を僅かに移動させ、B
側のフックブロック21のフック34を巻上用フック4
0に近い端部側の吊り上げ用ベイル36に掛け、A側の
フックブロック20のフック33を他方端部側の吊り上
げ用ベイル37に掛けて前記巻上用フック38がトロリ
ーフレーム18の略中心の直下よりもB側に位置するよ
うに吊りビーム40をクレーン装置に装着する。
【0038】その後、目的の重量物を搬送する作動に関
しては、第1の発明のクレーン装置に関係して述べた作
動の説明と変わるところはないので説明を省略する。
【0039】前記の吊りビーム40の各吊り上げ用ベイ
ル36,37、反転用ベイル39へ各フックブロック2
0,21の各フック33,34を掛け外す作業、及び吊
りビーム40を反転させる作業等は、トロリーフレーム
18に設けたマニプレータ13を遠隔操作して行なう。
【0040】前記によれば、巻上用フック38をビーム
本体35の長手方向の一方に片寄せて設け、クレーン装
置に装着する場合に必要に応じて反転し得るように吊り
ビーム40を構成したので、走行ガーダ2,2端部に対
するトロリーフレーム18の寄りよりも、巻上用フック
38は、吊りビーム40中心に対する取付け位置の偏り
分だけ走行ガーダ2,2端部へ近接した位置を占めるこ
とができる。
【0041】なお、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】本発明のクレーン装置によれば、下記の
ごとき種々の優れた効果を奏し得る。 (I)第1の発明では、走行ガーダ上に上架した1台の
トロリーフレームの横行方向両端部近くの下方にフック
ブロックが位置するように形成したので、走行ガーダの
両端部に対するトロリーフレームの寄りが改善され、ク
レーン装置の作業可能範囲が拡大する。
【0043】(II)前(I)項記載のトロリーフレー
ム上に横行方向に平行する方向へ移動し得るマニプレー
タを設けたので、走行ガーダの両端部に対するマニプレ
ータの寄りが改善され、その作業可能範囲が拡大する。
【0044】(III)第2の発明では、(I)項記載
のフックブロックに係合し得る両端部を有し且つ長手方
向偏心位置に巻上用フックを有する吊りビームの取り付
け方向を反転させることにより巻上用フックの寄りを改
善することが可能となり、クレーン装置の作業可能範囲
が拡大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のクレーン装置の概略を表す平面図
である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】第2の発明のクレーン装置の概略を表す側面図
である。
【図6】図5の第2の発明のクレーン装置に関連する吊
りビームの概略を表す側面図である。
【図7】従来のクレーン装置の一例の概略を表す平面図
である。
【図8】図7のVIII−VIII矢視図である。
【符号の説明】
1 走行レール 2 走行ガーダ 3 走行車輪 4 横行レール 5 走行駆動装置 13 マニプレータ 17 横行車輪 18 トロリーフレーム 19 横行駆動装置 20 フックブロック 21 フックブロック 22 巻上装置 23 巻上装置 38 巻上用フック 40 吊りビーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行レール上に走行自在に架設された走
    行ガーダと、該走行ガーダ上に横行自在に上架されたト
    ロリーフレームと、該トロリーフレーム上に設けられ且
    つ吊り下げられたそれぞれのフックブロックがトロリー
    フレームの横行方向両端部付近の下方に位置するように
    配置された2台の巻上装置と、前記トロリーフレームの
    横行方向に平行する方向へ移動し得るようトロリーフレ
    ーム上に設けたマニプレータとを備えたことを特徴とす
    るクレーン装置。
  2. 【請求項2】 両端部がフックブロックに対して係合可
    能に形成され且つ長手方向の中心部から一端部側へ偏し
    た位置に巻上用フックを有する吊りビームを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のクレーン装置。
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