JPH06329323A - シート片のデリバリ装置 - Google Patents

シート片のデリバリ装置

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Publication number
JPH06329323A
JPH06329323A JP11556493A JP11556493A JPH06329323A JP H06329323 A JPH06329323 A JP H06329323A JP 11556493 A JP11556493 A JP 11556493A JP 11556493 A JP11556493 A JP 11556493A JP H06329323 A JPH06329323 A JP H06329323A
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JP
Japan
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sheet
sheet piece
delivery device
flap
control unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP11556493A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Ikeda
雅彦 池田
Kazuhide Tominaga
和秀 冨永
Toshiyuki Seki
俊幸 関
Tsugio Tanaka
次男 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP11556493A priority Critical patent/JPH06329323A/ja
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続番号が印刷されたシート片の束の先頭と
末尾を自動的に設定可能なシート片のデリバリ装置を提
供する。 【構成】 例えば、搬送されてくるシート片70を光電
センサS1 が検出する。入力装置Iには振分部材5を切
り替えるべきデータを予め入力しておく。そして、光電
センサS1 で検出したシート片の枚数をカウント部CO
2 でカウントし、予め入力したデータと一致した場合
には振分部材5を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート片のデリバリ装
置に係り、特に一の搬送路に搬送した搬送開始当初のシ
ート片が不良品である場合に、そのシート片は、別の搬
送路(リジェクト部)に搬送し、後続する良品のシート
片は正規の搬送路に搬送せしめるようにしたシート片の
デリバリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9(A)に、従来のデパートからの贈
答品等に貼付して使用される伝票70を示す。伝票70
は、矩形状の5枚の小伝票71〜75の組み合わせから
なり、1枚目の小伝票71の右上には連続番号からなる
クラッシュナンバ(例えば、15)71aが印刷され、
右下にはバーコードナンバ71bが印刷されている。な
お、クラッシュナンバとバーコードナンバは対応した数
値(例えば、15と15)で印刷されている。各小伝票
71〜75は、左端部の糊付部76で糊付けされてい
る。
【0003】図9(B)に、前記伝票70を、例えば1
00枚揃え、輪ゴム77で結束した伝票束70Aを示
し、図9(C)に、段ボール箱78の中に10個の伝票
束70Aを格納した場合を示す。
【0004】次に、前記伝票束70Aを製造する場合の
動作を説明する。図10(A)に示すように、右方から
1段目のベルトコンベア(図示せず)上を高速(10枚
/秒以上)で搬送されてきたシート片(伝票)70は、
2段目のベルトコンア(図示せず)上で減速されること
によりオーバーラップされながら積み重ねられる。オー
バーラップされた伝票70は、作業者により手作業で一
定枚数毎に揃えられ、輪ゴムをかけられて伝票束70A
にされ(図9(B))、箱詰されていた(図9
(C))。
【0005】前記伝票70を一定枚数(例えば、100
枚)毎に分ける補助的手段として、伝票70を光電セン
サでカウントし、一定枚数に達すると、オーバーラップ
部である2段目のベルトコンベアの速度を一瞬速くする
ことにより、伝票間の間隔を広くして目印とする手段が
ある(図10(B)参照)。作業者は、前記間隔の広い
部分を目印にして伝票を100枚だけ集積し、束にする
ようにしていた。
【0006】しかし、従来の枚数区分け手段は、区分け
枚数が正確ではなく(±1,2枚の誤差がある)、伝票
70の高速搬送には不向きであった(10枚/秒以
上)。そこで、先に本願出願人は前記問題点を解消した
デリバリ装置を提案した(特願平03−255381
号)。このデリバリ装置は、図11に示すように、搬送
ベルト88により搬送された伝票70が所定枚数になっ
た場合には、制御装置からの制御信号に基づき振分部材
89を上下に切替えて上下に配置された搬送ベルト9
0,91により搬送し、図示しない積層装置,結束装置
により伝票束を作成するようにしている。なお、符号8
1aはカット胴であり、符号81bは受胴であり、ウェ
ブ(図示せず)を所定寸法で切断して伝票70を作成す
るようになっている。
【0007】ところで、前述の如く各伝票70には連続
番号(クラッシュナンバ,バーコードナンバ)が印刷さ
れているため、伝票束70Aを作成する場合には伝票束
の先頭と末尾のナンバを予め決めておく必要がある。例
えば、100枚の伝票束を作成する場合に、その100
枚のグループ分けは、次の規格であると仮定する。
【0008】(00〜99,)、(100〜19
9,)、(200〜299,)……従って、グループの
枚数が100枚であっても、例えば(301〜400)
のように、先頭と末尾のナンバが「1」ずつずれている
グループは規格外であり、伝票束の製品としては不合格
である。作業者は、かかる不合格品に対して、伝票束の
先頭と末尾を規格に適合させる調整を行う必要があり、
手作業で(300〜399)のグループに修正する。そ
して、次のグループ以降[例えば、(400〜49
9,)、(500〜599,)……]については、制御
装置のカウンタの設定を変更して、規格通りのグループ
に区分けされた伝票束が作成されるようにしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
が区分けされた伝票束を目視により確認し、規格外の場
合にカウンタを再設定するのは、作業者にとって負担と
なるばかりでなく、伝票が高速搬送される場合には、誤
ったグループ構成の伝票束を多数製造することになる
(例えば、10束)。従って、規格外の伝票束を規格通
りに再区分する作業(修正作業)を増やしてしまうこと
になり、伝票製造のコストアップの要因となっていた。
【0010】そこで、本発明は上記問題点を解決するた
めになされたものであり、伝票束の先頭と末尾のナンバ
を自動的に設定できるようにしたシート片のデリバリ装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1発明は、連続して供給されるシート片の搬送路中
に振分部材を設け、この振分部材を所定のタイミングで
動作させることにより、前記シート片を複数の搬送路に
振り分けるシート片のデリバリ装置において、前記振分
部材から所定距離だけ離れた基準位置におけるシート片
の識別番号を認識し、この識別番号と前記所定距離間に
位置するシート片の枚数に基づいて前記振分部材と所望
の識別番号を有するシート片間に存在するシート片の枚
数を演算し、この演算値に相当する数のシート片が通過
したときに前記振分部材を切り替えるための制御部を有
する。
【0012】また、第2発明は、連続して供給されるシ
ート片の搬送路中に振分部材を設け、この振分部材を所
定のタイミングで動作させることにより、前記シート片
を複数の搬送路に振り分けるシート片のデリバリ装置に
おいて、該デリバリ装置は、所望のシート片の識別番号
または識別マークの検知信号に基づいて振分部材を切り
替えるための制御部を有する。
【0013】
【作用】第1の発明においては、例えば作業員が基準位
置におけるシート片の識別番号を認識し、その識別番号
を入力装置に入力する。一方、前記振分部材と基準位置
(所定距離)は予め判明しているので、該所定距離の間
に存在するシート片の枚数は演算可能である。従って、
所望の識別番号を入力装置に入力しておけば、前記所望
の識別番号と振分部材との間に存在するシート片の枚数
が、制御部により演算される。そして、この演算値に相
当する数のシート片が通過したときに制御部は振分部材
を切り替える信号を発生する。
【0014】また、第2の発明においては、予めシート
片には識別番号または識別マークが印刷されている。例
えば、カメラがこの識別番号等を撮影し、認識装置がそ
の識別番号を認識すると、制御部が振分部材を切り替え
る信号を発生する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。先ず、図1に基づいて、本実施例のデリバリ装置
Dの全体構成を説明する。
【0016】図1に示すように、デリバリ装置Dは、図
の右側から上下に対向配置された搬送ベルト2a,2b
と、伝票を水平方向に搬送するか斜め下に搬送するかを
切り替える「振分部材」である第1フラップ5を含む第
1水平搬送部1と、シート片を上下に振り分ける第2フ
ラップ10と、伝票を斜め上に搬送する斜上搬送部11
と、斜め下に搬送する斜下搬送部21と、前記斜上搬送
部11に連結された第2水平搬送部31と、前記斜下搬
送部21に連結された第3水平搬送部51と、前記第2
水平搬送部31と第3水平搬送部51でそれぞれ積層さ
れた伝票70を合流させ、次の工程(結束工程)に搬送
する上下合流部61と、積層された伝票70を結束して
伝票束を作成する結束部65とを備える。
【0017】次に、前述の各部分を説明する。前記斜上
搬送部11は、搬送部11の上部を構成する3個のロー
ラ7a〜7cに掛け渡された搬送ベルト3と、搬送部1
1の下部を構成するローラ4a〜4cに掛け渡された搬
送ベルト4と、この搬送ベルト4と協働して伝票をリジ
ェクトせしめるリジェクトベルトRBと、3個のローラ
8a〜8cに掛け渡された搬送ベルト6と、これら搬送
ベルト4と搬送ベルト6との間に配置された前記第1フ
ラップ5と、ローラ13a〜13cに掛け渡された搬送
ベルト12とにより構成される。
【0018】前記第2水平搬送部31は、該搬送部31
の上部を構成するローラ7cとローラ33に掛け渡され
た搬送ベルト32と、搬送ベルト35と、押えローラ3
4と、搬送部31の下部を構成する前記搬送ベルト12
の一部と、ローラ39a,39bに掛け渡された搬送ベ
ルト38等からなる。前記搬送ベルト38の左方には上
下動する載置台41が配設され、この載置台41には伝
票70を一定位置に揃えるストッパ42と、積層された
伝票70を検出する光電センサ40が配設されている。
【0019】前記斜下搬送部21は、該搬送部21の上
部を構成するローラ23a〜23cに掛け渡された搬送
ベルト22と、搬送部21の下部を構成する前記搬送ベ
ルト22の一部とからなる。
【0020】前記第3水平搬送部51は、搬送部51の
上部を構成する前記搬送ベルト22の一部と、搬送ベル
ト45と、搬送部51の下部を構成するローラ8b,2
5に掛け渡された搬送ベルト24と、ローラ46a,4
6bに掛け渡された搬送ベルト46等からなる。前記搬
送ベルト46の左方には上下動する載置台49が配設さ
れ、この載置台49には伝票70を一定位置にそろえる
ストッパ48と、積層された伝票70を検出する光電セ
ンサ40aが配設されている。そして、前記搬送ベルト
38と搬送ベルト45との間には前記載置台41上に積
層された伝票70を左方に押し出すプッシャ43と、前
記搬送ベルト46の下方には前記載置台49上に積層さ
れた伝票70を左方に押し出すプッシャ52が配設され
ている。
【0021】前記上下段合流部61は、前記プッシャ4
3に押し出された積層伝票を搬送する搬送ベルト62
と、前記プッシャ52に押し出された積層伝票を搬送す
る搬送ベルト64とからなる。これら搬送ベルト62,
64の左方には上下動する搬送ベルト63が配設されて
いる。
【0022】前記結束部65は、前記搬送ベルト63上
の積層伝票を受けて搬送する搬送ベルト66を含んで構
成されている。次に、本発明の実施例の要部を説明す
る。なお、既に説明した部分には同一符号を付し、重複
記載を省略する。また、以下の各実施例では、図1にお
ける第1水平搬送部1の近辺のみを示す。(1)第1実施例 図2に第1実施例の要部を示す。
【0023】本実施例は、不良品として排除する伝票7
0の搬送枚数をカウントし、前記不良品の別経路への排
除が終了後、フラップを切り替えて良品のみを正規の経
路に搬送する場合である。
【0024】図2に示すように、振分部材としての第1
フラップ5の上流側近傍には伝票70の搬送路上での通
過を検出する検知部材としての第1光電センサS1 が配
設され、この第1光電センサS1 は制御装置CONに接
続されている。前記制御装置CONには、「符号Aの位
置(基準位置)における切断前のウェブWの連続番号
(この場合は伝票70aの番号)」と「切断後の伝票の
天地サイズ」と「伝票間の間隔g」と「前記A点からB
点までの距離l」を入力するための入力装置Iと、第1
フラップ5を駆動する第1フラップ駆動回路FD1と、
振分部材としての第2フラップ10を駆動する第2フラ
ップ駆動回路FD2が接続されている。また、前記制御
装置CONは、前記入力装置Iに入力された連続番号等
の入力データに応じて第1フラップ5を駆動すべき伝票
の枚数を演算する演算部CON1 と、前記第1光電セン
サS1 が検出した伝票70の枚数をカウントするカウン
ト部CON2 と、前記演算部CON1 とカウント部CO
2 の演算結果に応じて前記第1フラップ駆動回路FD
1,第2フラップ駆動回路FD2の切替指示信号を発生
する切替制御部CON3 を備えている。また、前記第2
フラップ10の上流側近傍には伝票70を検出する第2
光電センサS2 が配設され、この第2光電センサS2
制御装置CONに接続されている。そして、前記制御装
置CON,入力装置I,第1光電センサS1 および第1
フラップ駆動回路FD1等が所定のタイミングで第1フ
ラップ5を切り替えるための制御部C0 を形成してい
る。
【0025】次に、第1実施例の動作を図2〜図4に基
づいて説明する。図4(A)に、ウェブWを停止させた
状態を示す。この時点でA点(図2)に対応する伝票の
連続番号の中の1つ(例えば、155)を目視により確
認して入力装置Iによって制御装置CONに入力する。
【0026】次いで、図4(B)に示すように、搬送ベ
ルトを比較的低速で移動させる。この時点では第1フラ
ップ5は自動的に開いているため送られてくる伝票はリ
ジェクト部Rに送り込まれ、作業者はリジェクト部Rに
排出された伝票の品質をチェックする。
【0027】ところで、運転前に入力装置Iに「A点に
おける番号」と「天地サイズ」と「伝票間のキョリg」
と「A〜Bのキョリl」を入力してあるので(実際には
後者g,lについては固定値であるから、前の2値を入
れるだけで済む)演算部CON1は、A〜B点に存在す
るシートの枚数を演算し、実際の第1フラップ地点での
番号を算出している。
【0028】つまり、例えば、A点での番号が155で
ありA〜B間に5枚あったとしてフラップ地点の番号は
150から、例えば、伝票の進行方向後端を検出する後
端検出方式(後述する)でカウントし始めることになっ
ている。そこで、作業者がリジェクト部Rに排出された
伝票の品質が正常になったと判断すると、入力装置Iの
「第1フラップ閉」ボタンを押下する。すると、その時
点以降、カウント値が最も早い時点で下2ケタが99に
なった時に第1フラップが閉じるように制御される。例
えば、「第1フラップ閉」ボタンを押下した時点のカウ
ント値が210であったとすると、それから89枚カウ
ントし、299となった時点で切換制御部CON3 から
第1フラップ駆動回路FD1に対して、第1フラップ切
替信号が発せられ、第1フラップ5は閉じ、図4(D)
に示すように、後続の伝票は水平方向へ搬送され第2フ
ラップ10を通過し、斜上搬送部11へ搬送される。
【0029】そして、300枚目から399枚目までが
第2光電センサS2 で検出され、カウント部CON2
100枚がカウントされる。すると、切替制御部CON
3 から第2フラップ駆動回路FD2に対してフラップ切
替信号が発せられ、図4(E)に示すように、第2フラ
ップ10は下方向きに切り替えられ、伝票の次のグルー
プ(300〜399)は斜下搬送部21へと搬送され
る。
【0030】このようにして第2フラップ駆動回路FD
2により第2フラップ10が、伝票100枚毎に切り替
えられ、伝票はそれぞれ上下に振り分けられて搬送され
る。そして、伝票は100枚毎に結束され、その伝票の
小束で作業員がチェックを行う。この小束のチェックが
終了した後、規格通りの製品である正紙として正紙作業
がスタートする。なお、正紙作業がスタートする所定の
番号までは作業員が不良として廃棄する。
【0031】次に、前述した「後端検知方式」を説明す
る。図5に示すように、伝票70は矢印X方向に順次搬
送される。伝票束は100枚で構成され、「先の100
枚グループ」の100枚目の伝票が符号70100 であ
り、「次の100枚グループ」の1枚目の伝票が符号7
101 であるとする。そして、伝票70101 をフラップ
に引っ掛けずにタイミング良くフラップを動作させるに
は、第1光電センサS1を第1フラップ5の直前に設置
し(図2参照)、先行する伝票70100 の後端を検知後
に直ちに第1フラップ5を駆動させ、伝票70100 と7
101 の間で完全に第1フラップ5を動作させればよ
い。かかる伝票の検知方式を後端検知方式という。(2)第2実施例 本実施例は、カット胴81aと受胴81bとによりウェ
ブWをカットする都度、例えば、「1パルス」(複数の
パルスでもよい)を発生するロータリエンコーダREを
備えておき、リジェクトすべき伝票70の枚数をカウン
トするようにした場合である。
【0032】図6に示すように、受胴81bの回転数が
ロータリエンコーダREで正確に検出され、ウェブWが
カットされる都度、ロータリエンコーダREが1パルス
を発生し、このパルスは制御装置CONに入力される。
なお、ここでは、制御部C1は、第1実施例の第1光電
センサS1 に代えてロータリエンコーダREを備えてい
る。
【0033】次に動作を説明する。まず、運転前におけ
るA点(図6)に対応する伝票の連続番号の中の1つ
(例えば、155)を入力装置Iにより制御装置CON
に入力する。作業員は、入力装置Iにより、「A〜B間
の距離l」と「A点とカット胴81aの距離l1 」と
「伝票の天地サイズ」と「切断後の伝票間の間隔g」を
予め入力しておく。
【0034】次いで、作業員は前記第1実施例と同様
に、搬送ベルトを比較的低速で移動させ、第1フラップ
5を揺動させて適宜の枚数の伝票をリジェクト部Rに送
り込み、リジェクト部Rに排出された伝票の品質をチェ
ックし、品質が正常であれば、入力装置Iの「リジェク
ト閉」ボタンを押下すると、先ず演算部CON1 は、予
め入力された前記距離l,距離l1 ,伝票70の天地サ
イズ,伝票間の間隔gに基づいて、前記第1の不良を演
算する(例えば、5枚とする)。なお、A点とカット胴
81a間に存在する伝票の枚数は、距離l1 と伝票の天
地サイズから求めることができる(この場合は2枚)。
また、B点とカット胴81a間に存在する伝票の枚数
は、距離(l−l1 )と伝票の天地サイズと伝票間の間
隔gから求めることができる(この場合は3枚)。そし
て、規格通りのグループ(200〜299)を第2フラ
ップ10側へ搬送するためには、第1フラップ5の直前
の伝票(符号Qで示す)の連続番号が(200)のとき
に第1フラップ5を切り替えればよい。もし、「リジェ
クト閉」ボタンを押下した時点で、既に「200」が通
り過ぎた後であった場合には、「300」のときの第1
フラップ5を切替えればよい。符号Qの連続番号が(2
00)になるためには、(155〜199)の45枚
と、第1フラップ5とカット胴81a間の3枚(20
0,201,202)と、カット胴81aとA点間の2
枚(153,154)との合計50枚(45+3+2)
をカットする必要があり、50回のカットによりロータ
リエンコーダREから50パルスが発生される。
【0035】カウント部CON2 は、前記50パルスを
カウントした場合には切替制御部CON3 から第1フラ
ップ駆動回路FD1に信号を送り第1フラップ5を切り
替える(図4(D))。このようにすれば、連続番号2
00の伝票の直前で第1フラップ5が切り替えられ、
(200〜299)のグループが第2フラップ10方向
へ搬送される。
【0036】同様にして、第2フラップ10の直前の伝
票の連続番号が(300)になった場合には切替制御部
CON3 から第2フラップ駆動回路FD2に対して切替
信号を発生し、第2フラップ10を切り替える。
【0037】以下の動作は、第1実施例と同一である。(3)第3実施例 第3実施例を図7に示す。本実施例は、前記図3に示し
た連続番号(99,100,101,…)をカメラCで
撮像してナンバ認識部CON5 でその連続番号を識別
し、指定した連続番号が到来した場合には、第1フラッ
プ5を切り替える場合である。
【0038】図7に示すように、第1フラップ5の直前
にはCCD等からなる第1カメラCA1 が配設され、該
第1カメラCA1 は制御装置CONbに接続されてい
る。制御装置CONbは、前記第1カメラCA1 の撮像
に基づいて連続番号を認識するナンバ認識部CON
5 と、前記切替制御部CON3 を備えている。第2フラ
ップ10の直前にはCCD等からなる第2カメラCA2
が配設され、該第2カメラCA2 は制御装置CONbに
接続されている。なお、ここで、制御部C2 は、第1カ
メラCA1 を備えている。
【0039】次に動作を説明する。入力装置Iにより、
100枚毎のグループ分け条件(例えば、100〜19
9,200〜299…)を入力する。
【0040】ここに、前記図4(A)に示した状態と、
図4(B)に関連した項目と、作業員が入力装置Iの
「リジェクト閉」ボタンを押下するまでは、前記第1実
施例と同一である。
【0041】次いで、図4(C)に示すように、作業員
により「リジェクト閉」ボタンが押下された後、第1カ
メラCA1 は伝票の連続番号を撮像し、この撮像データ
に基づいてナンバ認識部CON5 で番号を認識する。そ
して、所定の連続番号(例えば、200)が到来する直
前で第1フラップ駆動回路FD1を駆動して第1フラッ
プ5を閉じ、(200)以降の伝票70を第2フラップ
10方向へ搬送させ、斜上搬送部11に向かわせる(図
4(D))。
【0042】次いで、伝票の連続番号は第2カメラCA
2 により撮像され、制御装置CONbのナンバ認識部C
ON5 において連続番号が認識される。最初のグループ
(200〜299)の末尾の連続番号299を認識する
と、切替制御部CON3 が第2フラップ駆動回路FD2
を駆動して、次のグループ(300〜399)の伝票を
斜下搬送路21に搬送する。
【0043】以下の動作は、第1実施例と同一である。(4)第4実施例 本実施例は、前記図3に示したマークMをマークセンサ
MSで読取り、所定枚数毎に振り分けを行う場合であ
る。なお、前記マークMは、例えば100枚のグループ
の各末尾の伝票のみに予め印刷されている。即ち、(0
0〜99)、(100〜199)、(200〜299)
…のグループであれば、(99),(199),(29
9)…のみにマークMが印刷されている。
【0044】図8に示すように、第1フラップ5の直前
にはラインセンサ等からなるマークセンサMS1 が配設
され、該ラインセンサMS1 は制御装置CONcに接続
されている。制御装置CONcは、前記ラインセンサM
1 のマーク検出に基づいてマークMであることを認識
するマーク認識部CON6 と、前記切替制御部CON 3
を備えている。第2フラップ10の直前にはラインセン
サ等からなる第2マークセンサMS2 が配設され、該第
2マークセンサMS2 は制御装置CONcに接続されて
いる。
【0045】次に動作を説明する。入力装置Iから、1
00枚毎にグループ分けする条件(例えば、100〜1
99,200〜299…)を入力する。
【0046】ここに、前記図4(A)に示した状態と、
図4(B)に関連した項目と、入力装置Iの「リジェク
ト閉」ボタンを押下するまでは、前記第1実施例と同一
である。
【0047】次いで、図4(C)に示すように、作業員
により「リジェクト閉」ボタンが押下された後、マーク
センサMS1 は伝票(99)のマークMを読みとって、
マーク認識部CON6 で認識し、所定の連続番号(例え
ば、100)が到来する直前で第1フラップ駆動回路F
D1を駆動して第1フラップ5を閉じ、(連続番号10
0)以降の伝票70を第2フラップ10方向へ搬送さ
せ、斜上搬送部11に向かわせる(図4(D))。
【0048】次いで、(連続番号99)の伝票のマーク
Mは第2マークセンサMS2 により読み取られ、制御装
置CONcのマーク認識部CON6 においてマークが認
識される。最初のグループ(100〜199)の末尾の
199枚目の伝票のマークMを検出すると、切替制御部
CON3 が第2フラップ駆動回路FD2を駆動して、
(200〜299)の伝票を斜下搬送路21に搬送す
る。
【0049】以下の動作は、第1実施例と同一である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば、搬送されてくるシート片(伝票)の連続番号を認
識してから振分部材(フラップ)を切り替えているの
で、シート片の束(伝票束)の先頭と末尾の数値を正確
に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の要部を示す図である。
【図3】本発明の実施例に使用する伝票の正面図であ
る。
【図4】本発明のシート片デリバリ装置の全体動作を示
す概念図である。
【図5】本発明の実施例における伝票検出方式を説明す
る図である。
【図6】本発明の第2実施例の要部を示す図である。
【図7】本発明の第3実施例の要部を示す図である。
【図8】本発明の第3実施例の要部を示す図である。
【図9】従来の伝票,伝票束,伝票束の箱詰を示す図で
ある。
【図10】従来の伝票の製造工程を示す概略図である。
【図11】本願出願人の提案に係るシート片デリバリ装
置の概略構成図である。
【符号の説明】
CA1 ,CA2 …カメラ CON…制御装置 CON1 …制御装置の演算部 CON2 …制御装置のカウント部 CON3 …制御装置の振分部材切替制御部 CON4 …タイマー部 CON5 …ナンバ認識部 CON6 …マーク認識部 FD1…第1フラップ駆動回路 FD2…第2フラップ駆動回路 I…入力装置 MS1 ,MS2 …マークセンサ RE…ロータリエンコーダ S1 ,S2 …光電センサ 5…第1フラップ 10…第2フラップ(振分部材) 70…伝票(シート片)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 次男 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して供給されるシート片の搬送路中
    に振分部材を設け、この振分部材を所定のタイミングで
    動作させることにより、前記シート片を複数の搬送路に
    振り分けるシート片のデリバリ装置において、 前記振分部材から所定距離だけ離れた基準位置における
    シート片の識別番号を認識し、この識別番号と前記所定
    距離間に位置するシート片の枚数に基づいて前記振分部
    材と所望の識別番号を有するシート片間に存在するシー
    ト片の枚数を演算し、この演算値に相当する数のシート
    片が通過したときに前記振分部材を切り替えるための制
    御部を有することを特徴とするシート片のデリバリ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、シート片の通過を検知す
    るための検知部材と、 前記振分部材を動作させるためのタイミングを求めるた
    めのデータを入力するための入力部と、 該入力部から入力されたデータに基づき前記振分部材と
    所望の識別番号を有するシート片間に存在するシート片
    の枚数を演算する演算部と、 前記検知部材からの信号数をカウントするカウント部
    と、 該カウント部のカウント値が前記演算部により求められ
    た演算値に一致したときに前記振分部材を切り替える信
    号を出力する切替制御部と、を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のシート片のデリバリ装置。
  3. 【請求項3】 前記検知部材は、前記振分部材に近接し
    て設けられた光電センサであることを特徴とする請求項
    2記載のシート片のデリバリ装置。
  4. 【請求項4】 前記検知部材は、連続シート片をカット
    するカット胴の回転を検知するロータリエンコーダであ
    ることを特徴とする請求項2記載のシート片のデリバリ
    装置。
  5. 【請求項5】 連続して供給されるシート片の搬送路中
    に振分部材を設け、この振分部材を所定のタイミングで
    動作させることにより、前記シート片を複数の搬送路に
    振り分けるシート片のデリバリ装置において、 該デリバリ装置は、所望のシート片の識別番号または識
    別マークの検知信号に基づいて振分部材を切り替えるた
    めの制御部を有することを特徴とするシート片のデリバ
    リ装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、シート片の識別番号また
    は識別マークを検知するためのカメラと、 該カメラからの信号に応じて前記振分部材を切り替える
    信号を出力する切替制御部とを有することを特徴とする
    請求項5記載のシート片のデリバリ装置。
JP11556493A 1993-05-18 1993-05-18 シート片のデリバリ装置 Pending JPH06329323A (ja)

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