JPH06329177A - 保護体の製造方法及び保護体 - Google Patents

保護体の製造方法及び保護体

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JPH06329177A
JPH06329177A JP5119667A JP11966793A JPH06329177A JP H06329177 A JPH06329177 A JP H06329177A JP 5119667 A JP5119667 A JP 5119667A JP 11966793 A JP11966793 A JP 11966793A JP H06329177 A JPH06329177 A JP H06329177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
protective body
shaped grooves
foam sheet
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5119667A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Nakajima
久 中島
Chikamasa Hasegawa
誓勝 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄肉化と連続生産が可能であり、且つ、使
用時の作業性がよく、廃棄物処理が容易な保護体の製造
方法及び保護体を提供する。 【構成】 熱可塑性発泡シート1の片面に複数のV型
溝2、2を形成し、熱可塑性発泡シート1をこのV型溝
2、2において、変形又は熱接着可能な温度下で屈曲す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サッシ窓枠やパネル等
を包装、梱包して移送するに際して、側面や重ね部の擦
傷や衝撃傷等を防止する保護体の製造方法及び保護体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミサッシの窓枠やパネル等を
包装、梱包して移送するに際して、側面や重ね部の擦傷
や衝撃傷等を防止する保護体としては、適度な緩衝性を
有するポリエチレン発泡体やウレタン等を必要な幅で帯
状にスリットしたシート状の保護体や発泡スチロールを
成形した保護体が使用されている。
【0003】又、被梱包物の両端部を被嵌するよう凹部
を設けた緩衝材が公知である(実開昭60−52260
号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、適度な緩衝
性を有するポリエチレン発泡体やウレタン等を必要な幅
で帯状にスリットしたシート状の保護体の場合には、保
護体を下に敷いてその上に窓枠やパネルを置き、次いで
この保護体の端片を作業員が窓枠やパネルの上面の方に
折曲げ、次に積載される窓枠やパネルの下面にくるよう
にし、これを順次繰り返して窓枠やパネルを積み重ねて
いくため、保護体の反発弾性により保護体の係止、保持
が難しく、人手と工数を要し、特に窓枠やパネルの枠幅
が長い場合には多くの人手と工数を要していた。
【0005】又、発泡スチロールを成形した保護体の場
合には、成形型を必要とする上に、薄肉(例えば0.5
〜4mm)に成形するのが難しく、廃棄物処理する場合
にも黒煙を発生するなど廃棄物処理にも問題があった。
【0006】本発明の保護体の製造方法及び保護体は、
上記問題点に鑑みなされたもので、薄肉化と連続生産が
可能であり、且つ、使用時の作業性がよく、廃棄物処理
が容易な保護体の製造方法及び保護体を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の保護体の製造方
法は、熱可塑性発泡シートの片面に複数のV型溝を形成
し、熱可塑性発泡シートをこのV型溝において、変形又
は接着可能な温度下で屈曲することを特徴とするもので
ある。
【0008】本発明の保護体は、熱可塑性発泡シートか
らなり、V型溝から折曲げして略コ字状に形成してなる
ことを特徴とするものである。
【0009】本発明の保護体の製造方法及び保護体にお
いて、熱可塑性発泡シートとしては、発泡体倍率2〜1
00cc/g、発泡体厚さ1.0〜30mmのポリオレ
フィン系発泡シート等を好適に用いることができる。
【0010】又、V型溝を屈曲するときの温度として
は、発泡シートの材質にもよるが、120℃以上の温度
で屈曲するのが望ましい。
【0011】又、屈曲させて断面略コ字状の保護体とす
る際、V型溝が形成されている側を内側として屈曲すれ
ばV型溝の側面同士を接着させることができるが、必ず
しも接着させる必要はなく、変形させてくせ付けする程
度でもよい。又、V型溝が形成されている側を外側とし
て屈曲させくせ付けするようにしてもよい。又、相背向
する両面にV型溝を設け、このV型溝において屈曲する
ようにすることも可能である。
【0012】
【作用】本発明の保護体の製造方法においては、熱可塑
性発泡シートの片面に、複数のV型溝を形成し、熱可塑
性発泡シートをこのV型溝において、変形又は熱接着可
能な温度下で屈曲するので、V型溝がくせ付け又は熱接
着されて、アルミサッシの窓枠やパネル等の被保護体の
寸法や形状に合わせた寸法や形状の保護体が製造され
る。又、熱可塑性発泡シートから製造するので、薄肉の
保護体の製造が可能となる。
【0013】本発明の保護体においては、熱可塑性発泡
シートからなり、V型溝から折曲げして略コ字状に形成
してなるので、薄肉の保護体がアルミサッシの窓枠やパ
ネル等の被保護体に最も適した寸法や形状で製造され、
窓枠やパネル等が多少広幅の場合においても保護体の装
着が容易になり、保護体の移送時の脱落も防止される。
【0014】
【実施例】本発明の保護体の製造方法及び保護体の実施
例を図を参照して説明する。図1は本発明保護体の製造
方法の一例を示した工程説明図である。図1(a)は素
材の状態を示した斜視図、図1(b)はV型溝を形成し
ている状態を示した斜視図、図1(c)はV型溝を90
度に屈曲している状態を示した正面図、図1(d)は製
造された保護体を示した正面図である。図1において、
1は素材となるポリエチレン発泡シート、2、2は発泡
シート1の片面に互いに平行に被保護体の寸法に合わせ
て間隔Lをおいて形成されたV型溝、3、3はV型溝
2、2を形成するための先端が30度のV型の刃物状と
された加熱板、4は発泡シート1から製造された保護体
である。尚、加熱板3は、200℃〜800℃の温度ま
で加熱可能とされている。又、Aは発泡シート1の幅、
Tは発泡シート1の厚さ、SはV型溝2が形成されたと
き発泡シート1に残される厚みである。
【0015】次に、図1を参照して本発明保護体の製造
方法の一例を説明する。例として保護するパネルの厚み
が25mmの場合の例を説明する。このときは厚さT=
3mm、幅A=95mm、発泡倍率30cc/g程度の
ポリエチレン発泡シート1を素材として用いることがで
きる。先ず、ポリエチレン発泡シート1を所要長さに切
断する。次いで、加熱板2を350℃程度に加熱し、発
泡シート1の片面の屈曲を必要とする部分に加熱した加
熱板2を当て、加熱板2を図1(b)の矢印X方向に移
動させて発泡シート1を溶断し、厚みS=1mm程度を
残して、図1(b)に示すように、発泡シート1の片面
に平行に間隔Lをおいて二つのV型溝2、2を形成す
る。次いで、形成されたV型溝2、2が熱接着可能な温
度に保持されている間に、図1(c)及び図1(d)に
示すように、V型溝2、2をV型溝2、2が形成されて
いる側を内側として図1(c)の矢印Y方向及び図1
(d)の矢印Z方向にそれぞれ直角に屈曲する。これに
より、二つのV型溝2、2が熱接着され、図1(d)に
示すように、断面略コの字型形状の保護体4が製造され
る。
【0016】尚、上記本発明方法において、発泡シート
1の切断、送り、加熱、屈曲等を連続又は自動装置で行
うようにすれば、長尺発泡シート1から連続的、自動的
に製造することも可能である。
【0017】図2は本発明保護体の使用態様の一例を示
した斜視図である。図2において、5、5はポリエチレ
ン発泡シート1から本発明方法で製造された保護体、6
は保護体5、5が側面に装着されているパネルである。
パネル6は保護体5、5により側面や重ね部の擦傷や衝
撃傷等が防止される。保護体5、5はパネル6の形状、
寸法に合わせて製造されているので、容易にパネル6に
装着することができ、移送時においてもパネル6から脱
落しない。又、積み重ねるとき等においても保護体5、
5の角部がくせ付け又は熱接着されているので、従来の
ような保護体の反発弾性がなく容易に積み重ねられる。
【0018】
【発明の効果】本発明の保護体の製造方法においては、
熱可塑性発泡シートの片面に複数のV型溝を形成し、熱
可塑性発泡シートをこのV型溝において変形又は熱接着
可能な温度下で屈曲するので、V型溝がくせ付け又は熱
接着され、アルミサッシの窓枠やパネル等の被保護体の
寸法や形状に合わせた寸法や形状の保護体を製造するこ
とができる。又、熱可塑性発泡シートから製造するの
で、例えば、1mm程度の肉厚の薄肉の保護体を製造す
ることができる。
【0019】更に、本発明の保護体においては、熱可塑
性発泡シートからなり、V型溝から折曲げして略コ字状
に形成してなるので、薄肉の保護体がアルミサッシの窓
枠やパネル等の被保護体に最も適した寸法や形状で製造
され、窓枠やパネル等が多少広幅の場合においても保護
体を容易に装着することができ、移送時の脱落も防止さ
れて発泡スチロール成形品並みの作業性のよい薄肉の保
護体を得ることができ。又、ポリエチレン発泡体等の熱
可塑性発泡体から形成されるので廃棄物処理も容易に行
うことができる。又、連続又は自動装置を用いれば、長
尺発泡シートから連続的、自動的に製造することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明型材又は板体の保護体の製造方法の一例
を示した工程説明図。
【図2】本発明保護体の使用態様の一例を示した斜視
図。
【符号の説明】
1 発泡シート 2 V型溝 3 加熱板 4、5 保護体 6 パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性発泡シートの片面に複数のV型
    溝を形成し、熱可塑性発泡シートをこのV型溝におい
    て、変形又は熱接着可能な温度下で屈曲することを特徴
    とする保護体の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性発泡シートからなり、V型溝か
    ら折曲げして略コ字状に形成してなることを特徴とする
    保護体。
JP5119667A 1993-05-21 1993-05-21 保護体の製造方法及び保護体 Pending JPH06329177A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5119667A JPH06329177A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 保護体の製造方法及び保護体

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JP5119667A JPH06329177A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 保護体の製造方法及び保護体

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JPH06329177A true JPH06329177A (ja) 1994-11-29

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JP5119667A Pending JPH06329177A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 保護体の製造方法及び保護体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2331864B (en) * 1997-11-28 2001-10-03 Cableship Ltd Cable protection system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2331864B (en) * 1997-11-28 2001-10-03 Cableship Ltd Cable protection system

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