JPH0632902U - 解凍器 - Google Patents
解凍器Info
- Publication number
- JPH0632902U JPH0632902U JP7217892U JP7217892U JPH0632902U JP H0632902 U JPH0632902 U JP H0632902U JP 7217892 U JP7217892 U JP 7217892U JP 7217892 U JP7217892 U JP 7217892U JP H0632902 U JPH0632902 U JP H0632902U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thawing
- temperature
- plate
- thawing plate
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electric Stoves And Ranges (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被解凍物を自然解凍に近い状態で短時間に解
凍する。 【構成】 熱良導体によって偏平の解凍プレート1を形
成し、上面側を平坦な解凍物載置面2、裏面側を多数の
放熱リブ3,3…を突設した放熱構造とする。解凍プレ
ート1の一側に温度コントローラ8を内蔵した温度制御
盤6を固着し、表示灯11及びブザー12を配置する。
駆解凍物載置面2の中央に設けた温度センサ7からの温
度情報が予め設定した温度に達したとき、温度コントロ
ーラ8により表示灯11及びブザー12を駆動して解凍
時期を告知する。放熱リブ3,3…間に強制加熱用ヒー
タ4を、解凍プレート1の底面に密設し、外部商用電力
により加熱する強制加熱手段を設けたことを特徴とす
る。
凍する。 【構成】 熱良導体によって偏平の解凍プレート1を形
成し、上面側を平坦な解凍物載置面2、裏面側を多数の
放熱リブ3,3…を突設した放熱構造とする。解凍プレ
ート1の一側に温度コントローラ8を内蔵した温度制御
盤6を固着し、表示灯11及びブザー12を配置する。
駆解凍物載置面2の中央に設けた温度センサ7からの温
度情報が予め設定した温度に達したとき、温度コントロ
ーラ8により表示灯11及びブザー12を駆動して解凍
時期を告知する。放熱リブ3,3…間に強制加熱用ヒー
タ4を、解凍プレート1の底面に密設し、外部商用電力
により加熱する強制加熱手段を設けたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
本考案は液体や個体が初期に有する温度から目的の温度に変える熱交換技術に 係り、殊に冷凍物を自然解凍に近い状態で高速解凍するための解凍器に関するも のである。
【0002】
従来より冷凍食品を解凍する場合に電子レンジや強制加熱装置によって強制的 な加熱解凍を行っているが、解凍に要する時間が早い反面、被解凍物の温度が均 一にならないだけでなく、部分的に高温になり変質するなどの問題を有している 。殊に生食として供用する冷凍食品では、この解凍によって食品の味や色感が変 わってしまうため、依然として自然解凍によっており、長大な解凍時間を要する ばかりでなく、放置時間のタイミングを逸すると目的の温度にすることができな いなど熟練を要するものであった。
【0003】
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、被解凍物を自然解凍に近い状 態で短時間に解凍することができると共に、解凍後所定の温度分布になったとき 告知して最適な解凍温度が得られる解凍器を提供することを目的とするものであ る。
【0004】
本考案に係る解凍器は、熱良導体によって偏平の解凍プレートを形成し、該解 凍プレートの上面側を平坦な解凍物載置面とし、裏面側を多数の放熱リブを突設 した放熱構造とすると共に、上記解凍プレートの一側に温度コントローラを内蔵 した温度制御盤を固着し、該解凍プレートの解凍物載置面のほぼ中央部に設けた 温度センサからの出力信号により、予め設定した温度に達したとき、上記温度コ ントローラにより温度制御盤に配置した表示灯及び/又はブザー等からなる表示 手段を駆動することを要旨とするものであり、上記放熱構造の少なくとも一部の 放熱リブ間に強制加熱用ヒータを、解凍プレートの底面に密接して設けてなり、 外部商用電力により該ヒータを加熱して解凍プレートを加熱する強制加熱手段を 付加することが好ましい。
【0005】
上記解凍プレートの解凍物載置面に被解凍物をその面と密接するように載置し た状態で使用する。室温雰囲気の中では、被解凍物は、空気と接している面と解 凍プレートの解凍物載置面と接している面との間で熱交換し、吸熱して解凍する 。特に解凍物載置面を介しての熱交換は、該解凍プレートが熱良導体の材料によ って構成されると共に、底面側に構成された多数の放熱フィンからなる広い熱交 換面積を有する放熱構造によって熱の移動速度が大きくなるため、吸熱が比較的 速い速度で進行し、被解凍物の解凍が行われる。
【0006】 そして被解凍物と解凍物載置面との接触面には温度コントローラに接続された 温度センサが設けられており、該部の温度を常時監視しているため、予め検知温 度を設定しておくことにより、その温度に達すると温度コントローラを介して表 示灯及び/又はブザー等からなる表示手段が駆動し、被解凍物が設定温度分布に なったことをすることを告知する。
【0007】 また、放熱リブ間に設けてある強制加熱用ヒータを該部商用電力によって加熱 すると、解凍プレートが強制的に加熱されるため、該供給熱量を温度センサから の温度情報によって温度コントローラを介して制御することにより、更に高速で 被解凍物の解凍を行うことができる。
【0008】
以下、本考案に係る解凍器の一実施例を図1乃至図3に従って説明する。 符号1はアルミニウムダイキャスト等の熱良導体によって成形した矩形偏平状 の解凍プレートであり、該解凍プレート1の上面側には平坦な解凍物載置面2を 構成すると共に、底面側には長手方向に多数の放熱フィン3,3…を条設した放 熱構造を一体的に構成してなる。
【0009】 上記各放熱フィン3,3間には、解凍プレート1の底面に密接するように偏平 状の強制加熱用ヒータ4が、放熱フィン3,3…の放熱面を狭少しない形態で固 設されると共に、該強制加熱用ヒータ4の表面を耐水性を有する耐熱絶縁被覆5 によって覆うと共に、上記解凍プレート1の一側に固設した温度制御盤6に内蔵 した制御系によって「ON」「OFF」制御してなる。
【0010】 上記制御系は図3に示すように、解凍プレート1の解凍物載置面2に臨むよう にその略中央に埋設固着した温度センサ7からの温度情報を上記温度制御盤6に 内蔵した温度コントローラ8に入力すると共に、温度制御盤6に配置した温度設 定摘み9によって検出温度範囲を変更する設定温度変更回路10からの設定値を 該温度コントローラ8の記憶回路部に入力してなる。
【0011】 上記温度制御盤6にはLEDからなる表示灯11とブザー12が配置してあり 、該表示灯11とブザー12は温度コントローラ8からの制御出力により、それ ぞれドライバ13,14を介して「ON」「OFF」駆動する表示手段を構成し てなる。また符号15は商用電力用入力コードであり、上記強制加熱用ヒータ4 と温度制御盤6に内蔵したスイッチ回路16を介して導通してあり、強制加熱選 択時に該スイッチ回路16を、温度コントローラ8の制御出力によって「ON」 「OFF」制御して所定の熱量を加給する強制加熱手段を構成してなる。
【0012】 上記構成の解凍器は、被解凍物aを解凍プレート1の解凍物載置面2とできる だけ広い面積で密接するように載置して使用するもので、室温内に放置するか或 は、放熱フィン3,3…を温湯に浸した状態で用いる。
【0013】 図4の解凍時における縦断面方向の温度分布の経時的変化を示すグラフに示す ように、解凍物載置面2に被解凍物aを載置した状態の被解凍物a側と解凍プレ ート1側の温度分布は、温度センサ7が設けられている解凍物載置面2のレベル で一致しており、該解凍物載置面2を介して被解凍物aと解凍プレート1間で熱 が伝播される。そして該解凍プレート1は、底面側に多数の放熱フィン3,3… をもった放熱構造を構成してあるため、該放熱構造の大面積放熱面による熱交換 により、該放熱構造と接触している気体または液体との間で急速な吸熱(逆向き には放熱である)が行われ、被解凍物aの解凍を促進し、細い実線A1,A2, A3によって表すように温度分布が変わる。
【0014】 従って、設定温度変更回路10の温度設定を温度設定摘み9を回動操作して、 例えば5゜Cに設定すると、被解凍物aの解凍が終了して温度センサ7からの温 度情報が、解凍物載置面2の中央部温度が設定温度に達したとき、温度コントロ ーラ8がドライバ13,14に出力して表示灯11を点灯すると共にブザー12 を鈴鳴駆動する。
【0015】 上記解凍表示を放置すると、図4に破線B1,B2,B3によって示すように 温度分布が時間とともに変化し、被解凍物a全体が室温と同じになる。
【0016】 また、図4の太い実線Cは強制加熱によって急速な解凍を行う場合の温度分布 を示すものであり、強制加熱用ヒータ4を「ON」すると、解凍プレート1の底 面側から常時所定の熱量が供給されて該解凍プレート1の解凍物載置面2と密接 した被解凍物aとの間で急速な熱交換がなされる。そして、解凍物載置面2の温 度が5゜Cになるように温度コントローラ8の制御温度を設定しておくと、接触 面の温度を上げることなく解凍を完了することができる。
【0017】 次に図5は、本考案に係る放熱構造の他の実施例を示すものであり、(a)は 多数の放熱フィン3,3…を縦横に交差したもの、(b)は放熱フィン3,3… をハニーカム状に形成した構造のものであり、何れも各放熱フィン3,3…によ って放熱面積の拡大を図っている。
【0018】
以上述べたように本考案に係る解凍器は、熱良導体によって構成した解凍プレ ートの底面に多数の放熱フィンからなる放熱構造を構成したことにより、該放熱 プレートに載置した被解凍物を自然解凍に近い状態で急速に解凍することができ ると共に、解凍物載置面に温度センサを設けて温度管理する構造になり、解凍後 所定の温度分布になったことを告知するため、最適な解凍温度が得られ、殊に生 食用の冷凍食品の品質を損なうことがない等の特徴を有するものであり、本考案 実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図1】本考案に係る解凍器の一実施例を示す一部切欠
した斜視図である。
した斜視図である。
【図2】同要部の縦断面図である。
【図3】同制御系を示すブロック線図である。
【図4】解凍時における縦断面方向の温度分布の経時的
変化を示すグラフである。
変化を示すグラフである。
【図5】(a)及び(b)は、それぞれ放熱構造の他の
実施例を示す要部斜視図である。
実施例を示す要部斜視図である。
1 解凍プレート 2 解凍物載置面 3 放熱フィン 4 強制加熱用ヒータ 6 温度制御盤 7 温度センサ 8 温度コントローラ 9 温度設定摘み 10 設定温度変更回路 11 表示灯 12 ブザー 16 スイッチ回路 a 被解凍物
Claims (2)
- 【請求項1】 熱良導体によって偏平の解凍プレートを
形成し、該解凍プレートの上面側を平坦な解凍物載置面
とし、裏面側を多数の放熱リブを突設した放熱構造とす
ると共に、 前記解凍プレートの一側に温度コントローラを内蔵した
温度制御盤を固着し、該解凍プレートの解凍物載置面の
ほぼ中央部に設けた温度センサからの出力信号により、
予め設定した温度に達したとき、前記温度コントローラ
により温度制御盤に配置した表示灯及び/又はブザー等
からなる表示手段を駆動することを特徴とする解凍器。 - 【請求項2】 前記放熱構造の少なくとも一部の放熱リ
ブ間に強制加熱用ヒータを、解凍プレートの底面に密接
して設けてなり、外部商用電力により該ヒータを加熱し
て解凍プレートを加熱する強制加熱手段を付加したこと
を特徴とする請求項1記載の解凍器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7217892U JPH0632902U (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 解凍器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7217892U JPH0632902U (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 解凍器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632902U true JPH0632902U (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=13481719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7217892U Pending JPH0632902U (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 解凍器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632902U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022262378A1 (zh) * | 2021-06-16 | 2022-12-22 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱及其食材处理装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63172831A (ja) * | 1987-01-12 | 1988-07-16 | Toshiba Corp | 調理器 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP7217892U patent/JPH0632902U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63172831A (ja) * | 1987-01-12 | 1988-07-16 | Toshiba Corp | 調理器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022262378A1 (zh) * | 2021-06-16 | 2022-12-22 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱及其食材处理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3569656A (en) | Automatic cooking cycle control system for microwave ovens | |
JPH0632902U (ja) | 解凍器 | |
US2932954A (en) | Illuminating and heating and cooling panel member | |
JP3084987U (ja) | 恒温装置 | |
JP6634010B2 (ja) | 相変化物質を備える暖房器具 | |
JP3002976U (ja) | 加温器 | |
CN213126511U (zh) | 分布式发热板结构 | |
JP2707452B2 (ja) | 冷凍食品の解凍方法およびその装置 | |
CN216521933U (zh) | 一种用于取暖器的ptc发热组件 | |
JP2746541B2 (ja) | 料理保温装置 | |
JP2662200B2 (ja) | 植物栽培装置 | |
JPH09243245A (ja) | 解凍プレート及びそれを備えた冷蔵庫 | |
JP2001326060A (ja) | 面ヒーター | |
KR0176870B1 (ko) | 냉/온장 겸용 전자레인지 및 그의 제어방법 | |
JPH01121676A (ja) | 解凍室付冷蔵庫 | |
JPS629445Y2 (ja) | ||
JPS5854031Y2 (ja) | 電気調理器 | |
JPH03112519A (ja) | 保温兼用湯沸かし器 | |
CN113758120A (zh) | 一种冰箱及其化霜智能控制系统 | |
KR890005980Y1 (ko) | 냉장고 성애제거 히터가 형성된 냉각판 | |
JPH1071091A (ja) | 冷却及び加熱機能を有するプレート | |
JP2003088348A (ja) | 解凍装置 | |
JPH0242156Y2 (ja) | ||
KR19990039790A (ko) | 온/냉장 겸용 전자렌지 | |
JPH0593569A (ja) | 解凍室付き冷蔵庫 |