JPH0632897Y2 - 板状菓子の反転移送装置 - Google Patents

板状菓子の反転移送装置

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JPH0632897Y2
JPH0632897Y2 JP1990000070U JP7090U JPH0632897Y2 JP H0632897 Y2 JPH0632897 Y2 JP H0632897Y2 JP 1990000070 U JP1990000070 U JP 1990000070U JP 7090 U JP7090 U JP 7090U JP H0632897 Y2 JPH0632897 Y2 JP H0632897Y2
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久郎 田中
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森永マシーナリー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えばラングドシャクッキーのような薄い板
状菓子であっても、割れることなく反転させて移送でき
るようにした板状菓子の反転移送装置に関する。
「従来の技術」 近年、例えばラングドシャクッキーのような薄い板状菓
子の間にクリーム等を挟んだ菓子が市販されている。こ
れらの菓子は、基本的に次のような方法で製造されてい
る。
まず、焼成炉にて焼成された板状菓子を第1ベルトコン
ベアに載せて搬出する。第1ベルトコンベアの終端部に
は、第2ベルトコンベアの始端部が、第1ベルトコンベ
アよりも低い位置に隣接して配置されている。そして、
板状菓子は、第1ベルトコンベアの終端部と第2ベルト
コンベアの始端部との間に配置されたシュートに沿って
滑り落ち、第2ベルトコンベアに載って搬送される。こ
のシュートの部分で、板状菓子は、一つ置きに反転され
て第2ベルトコンベアに載置される。そして、反転され
ない板状菓子と、反転された板状菓子とでクリームを挟
む一対の板状菓子を構成することになる。
第2ベルトコンベアの搬送ラインには、クリーム等の充
填装置と、板状菓子を吸着して上方に持ち上げ、その後
方から移動してくる別の板状菓子の上に被せるサンド装
置とが設けられている。充填装置は、反転された板状菓
子にのみクリーム等を載せるようになっている。また、
サンド装置は、反転されていない板状菓子のみ吸着して
持ち上げ、後から移動してくる反転された板状菓子の上
に重ねるようにサンドさせる。こうして、反転されない
板状菓子と、反転された板状菓子との間にクリーム等を
挟んだ製品が製造される。
ここで、第1コンベアの終端部から第2コンベアの始端
部に板状菓子を移動させるとき、板状菓子を上記のよう
に一つ置きに反転させる装置としては、例えば第6図に
示すような装置が用いられていた。
第6図において、1はクッキーなどの板状菓子であり、
図示しない焼成炉にて焼成され、ベルトコンベア2に載
って搬出されてくる。板状菓子1は、上記焼成炉におい
て上面を焼かれるため、上面と下面とでは焼き色が異な
り、また、生地のダレによって周縁部は上面から下面に
向けて広がるテーパ状をなしている。したがって、クリ
ーム等を挟んだ製品を外観よく作ろうとする場合には、
板状菓子1を一つ置きに反転させ、反転させたものと反
転させないものとの間でクリーム等を挟ませる必要があ
る。
第1ベルトコンベア2の終端部には、第2ベルトコンベ
ア3の始端部が、第1ベルトコンベア2よりも低い位置
に隣接して配置されている。そして、第1ベルトコンベ
ア2の終端部と、第2ベルトコンベア3の始端部との間
には、回転軸4によって支持されたシュート5が配置さ
れている。シュート5は、片面の一側縁部に突出するス
トッパー5aを有している。シュート5は、図示しない
駆動手段によって板状菓子1の搬送と同期して180°ず
つ間欠的に回動する。
まず、クリーム等を挟むべく一対をなす板状菓子1のう
ち先のものが第1ベルトコンベア2に載って移動してく
ると、シュート5は、ストッパー5aが設けられていな
い面を上にして斜めに配置され、その板状菓子1を第2
ベルトコンベア3上にそのまま滑り落す。次に、一対を
なす板状菓子1のうち後のものが第1ベルトコンベア2
に載って移動してくると、シュート5は回転軸4を中心
に180°回動し、ストッパー5aが設けられた面を上に
して斜めに配置される。その結果、板状菓子1は、シュ
ート5に沿って滑り落ちようとするが、途中で下縁部が
ストッパー5aに引き掛かってシュート5上に停止す
る。そして、第1ベルトコンベア2から次の板状菓子1
が移動してくると、シュート5が再び180°回動するの
で、シュート5上に載った板状菓子1は、図中矢印で示
す如く反転されて第2ベルトコンベア3上に落下し、裏
返しとなって搬送されていく。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、第6図に示すような従来の反転装置で
は、板状菓子1は、その下縁部がストッパー5aに支持
されてシュート5に載置され、その状態でシュート5が
180°回動し、反転して第2ベルトコンベア3上に落下
するので、第2ベルトコンベア3上面に衝突するとき板
状菓子1の全重量がかかることになる。しかも、板状菓
子1の上縁部が最初に第2ベルトコンベア3に衝突する
傾向があるため、かなり高い位置から速度をつけて落下
し衝突することとなる。このため、ラングドシャクッキ
ーのような薄い板状菓子1では、割れや欠けを生じやす
く、不良品の発生率が高くなるという問題点があった。
したがって、本考案の目的は、例えばラングドシャクッ
キーのような薄い板状菓子であっても、割れや欠けを生
じることなく反転させて移送できるようにした板状菓子
の反転移送装置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本考案の板状菓子の反転移送
装置は、 クッキー、ビスケットなどの板状菓子を搬送する第1ベ
ルトコンベアと、 この第1ベルトコンベアの終端部に隣接し、第1ベルト
コンベアよりも低い位置に始端部を配置された第2ベル
トコンベアと、 前記第1ベルトコンベアの終端部から前記第2ベルトコ
ンベアの始端部に板状菓子を移動させるシュートと、 このシュートの下部より前記第2ベルトコンベア上面に
沿って出没自在に配置され、前記シュートから滑り落ち
る板状菓子の下縁部が引っ掛かる突出部を有するストッ
パーと、 前記シュートに設けられた透孔を通して出没自在に配置
され、板状菓子の下縁部が前記ストッパーに引っ掛かっ
ている状態で、板状菓子の背面を押して反転させるプッ
シャーと、 前記第1ベルトコンベアによって搬送されてくる板状菓
子を検出し、前記ストッパー及び前記プッシャーを所定
タイミングで作動させる検出手段とを備え、 前記ストッパーには、前記シュートから滑り落ちる板状
菓子の下縁部が前記第2ベルトコンベアに接し、かつ、
その状態で前記ストッパーの突出部に引っ掛かるよう
に、切欠き部が設けられていることを特徴とする。
本考案において、前記シュートには、前記第1ベルトコ
ンベアによって搬送されてくる板状菓子の列に対応し
て、板状菓子の両側を仕切るガイド板が設けられてお
り、前記シュート前方の前記第2ベルトコンベア上面に
は、前記第2ベルトコンベア上面に対して接離自在に動
作し、前記シュートから前記第2ベルトコンベア上に滑
り落ちた板状菓子を、一時的にストップさせて横方向の
配列を整える止め板が設けられていることが好ましい。
「作用」 本考案の板状菓子の反転移送装置は、上記のように構成
されているので次のように動作する。
まず、板状菓子が第1ベルトコンベアに載って移動して
くると、検出手段がこれを検知してストッパー及びプッ
シャーに作動信号を送る。前述したように一対の板状菓
子の間にクリーム等を挟ませる場合には、移動してくる
板状菓子を一つ置きに反転させる必要がある。その場合
には、検出手段は、板状菓子を検出して一つ置きにスト
ッパー及びプッシャーを作動させ、板状菓子を反転させ
る。すなわち、板状菓子を反転させない場合は、検出手
段は板状菓子を検知してもストッパー及びプッシャーを
作動させず、板状菓子は、第1ベルトコンベアの終端部
からシュートに沿ってそのまま第2ベルトコンベア上に
滑り落ちる。また、板状菓子を反転させる場合は、検出
手段からの信号を受けて、まずストッパーがシュートの
下部から第2ベルトコンベア上面に沿って突き出され
る。その結果、板状菓子はシュートに沿って滑り落ちる
とき下縁部がストッパーの突出部に引き掛かってシュー
ト上に停止する。その状態で、今度はプッシャーがシュ
ートの透孔を通して突き出され、板状菓子の背面部を押
して反転させ、第2ベルトコンベア上に載置させる。
上記のように、板状菓子は、その下縁部が第2ベルトコ
ンベア上面に沿って突き出されたストッパーに引き掛か
ってシュート上に停止し、その状態で背面をプッシャー
で押されて反転するので、反転して第2ベルトコンベア
上面に衝突するときの衝撃は、第6図に示したような従
来の装置に比べて小さくなる。すなわち、第6図に示し
た従来の装置では、板状菓子がいわば空中で反転して全
体が一度に落下するのに対し、本考案の装置では、板状
菓子の下縁部が第2ベルトコンベアとほぼ同じ高さに支
持された状態で、倒れるように反転するものであるた
め、衝撃が和らげられるのである。その結果、本考案の
装置では、例えばラングドシャクッキーのような薄い板
状菓子であっても、割れや欠けを生じることなく反転さ
せて移送することができる。
また、本考案の好ましい態様において、シュートにガイ
ド板を設け、第2ベルトコンベア上面に止め板を設けた
場合には、ガイド板により板状菓子の横方向のずれが防
止され、止め板により第2ベルトコンベア上での横方向
の配列を揃えることができる。
更に、本考案では、ストッパーに切欠きが設けられてお
り、板状菓子の下縁部は、上記切欠きを通して第2ベル
トコンベア上に接し、その状態でストッパーに制止され
ることとなるので、板状菓子の破片などが第2ベルトコ
ンベアに載って排出され、ストッパー上にたまりにくく
なる。
「実施例」 第1〜5図には、本考案による板状菓子の反転移送装置
の一実施例が示されている。図中、第6図と実質的に同
一部分には同符号を付すことにする。
まず、第4図には、この反転移送装置を有する菓子製造
装置の全体が示されている。前記従来の装置と同様に、
ラングドシャクッキー等の板状菓子1が第1ベルトコン
ベア2に載って図中矢印で示す如く搬送されてくる。第
1ベルトコンベア2の終端部には、第2ベルトコンベア
3の始端部が、第1ベルトコンベア2よりも低い位置に
隣接して配置されている。
第1ベルトコンベア2の終端部と第2ベルトコンベア3
の始端部との間には、板状菓子1を第1ベルトコンベア
2から第2ベルトコンベア3へ移動させるシュート11
が配置されている。このシュート11に関連して、第2
ベルトコンベア3上には、回動軸12に支持されて図中
矢印で示す如く回動動作する止め板13が配置されてい
る。これらのシュート11、止め板13が配置された部
分が、本考案における反転移送装置の要部をなしてい
る。
第2ベルトコンベア3のライン上には、その移動方向に
沿って、整列装置14、充填装置15、サンド装置16
が順次設置されている。
整列装置14は、第5図に示すように、第2ベルトコン
ベア3に対して直交するように配置された一対の平行な
支持棒17、18を有しており、各支持棒17、18に
は複数の押し板20、21が板状菓子1の列の間に対応
して取付けられている。一方の支持棒17は、図中矢印
で示す如く軸方向移動し、押し板20によって板状菓子
1を図中上方向に押す。また、他方の支持棒18は、図
中矢印で示す如く軸方向移動し、板状菓子1を図中下方
向に押す。その結果、板状菓子1は、第2ベルトコンベ
ア3の幅方向において所定の位置に整列する。
また、充填装置15は、例えばチョコレートクリーム2
3等をノズル24から押出して板状菓子1の上に載せる
装置である。一対の板状菓子1でクリーム23を挟んだ
製品とするため、充填装置15は、板状菓子1のうち一
つ置きに反転されて移動してくるものにのみ、クリーム
23を充填するようになっている。
更に、サンド装置16は、昇降動作するスライド軸25
の下端に吸盤26が取付けられた構造をなし、板状菓子
1のうち反転されずに移動してくるものを吸着して持ち
上げ、その後から反転しかつクリーム23を載せられて
移動してくる板状菓子1の上に、吸着した板状菓子1を
重ねてサンドする装置である。第4図中、27は最終製
品を示し、一対の板状菓子1の間にクリーム23を挟ん
だものとなっている。
第1〜3図には、本考案による板状菓子の反転移送装置
の要部が示されている。
シュート11は、第1コンベア2の終端部から第2コン
ベア3の始端部にかけて、板状菓子1を滑り落すように
斜めに配置されている。シュート11には、第1ベルト
コンベア2の幅方向に複数列で配列されて移動してくる
板状菓子1の列を仕切るように、複数のガイド板31が
取付けられている。
シュート11の下方には、第1、2ベルトコンベア2、
3の幅方向に伸びる支軸32が配置されている。この支
軸32は、第3図に示すように、両端部(図においては
一端のみを示している)にスライドブロック33が取付
けられている。装置の両側には、支持板34、35を介
してガイド棒36が設置されており、前記スライドブロ
ック33は、このガイド棒36にスライド自在に装着さ
れている。また、ガイド棒36に固定されたフレーム3
0にエアシリンダ37が設置され、このエアシリンダ3
7の作動ロッド38の先端は、前記スライドブロック3
3に連結されている。したがって、エアシリンダ37の
作動により、スライドブロック33がガイド棒36に沿
って移動し、支軸32が第3図中矢印で示す如く移動す
るようになっている。支軸32には、第2ベルトコンベ
ア3の上面に沿って延出し、それぞれの間に切欠き39
が設けられた複数の板40が取付けられている。これら
の板40の先端部に、支軸32と平行に伸びる軸からな
るストッパー41が取付けられている。このストッパー
41は、上記のように支軸32が動作することにより、
シュート11の下部から第2ベルトコンベア3の上面に
沿って出没動作を行なう。
更に、支軸32の後方には、支軸32と平行な別の支軸
42が配置されている。この支軸42も両端部(図にお
いては一端のみを示している)にスライドブロック43
が取付けられている。そして、このスライドブロック4
3も、前述したガイド棒36にスライド自在に装着され
ている。また、ガイド棒36に固定されたフレーム30
に、もう一つのエアシリンダ44が設置され、このエア
シリンダ44の作動ロッド45の先端は、前記スライド
ブロック43に連結されている。したがって、エアシリ
ンダ44の作動により、スライドブロック43がガイド
棒36に沿って移動し、支軸42が第3図矢印で示す如
く移動するようになっている。この支軸42には、第2
ベルトコンベア3と平行に前方に延出された、板状菓子
1の幅方向の各列に対応した2本ずつのプッシャー46
が取付けられている。これらのプッシャー46は、支軸
42が前述したように動作するとき、シュート11に設
けられた透孔47から出没動作するようになっている。
シュート11の前方であって第2ベルトコンベア3の上
方には、第2ベルトコンベア3の幅方向に伸びる回動軸
12が配置され、この回動軸12は両端を装置の両側に
回動自在に支持され、一端には回転アクチュエータ49
(第3図参照)が取付けられている。したがって、回転
アクチュエータ49の作動により、回動軸12は、第2
図中矢印で示す如く回動動作を行なう。回動軸12に
は、シュート11方向に延出された支軸板50が設けら
れ、この支持板50の端面には、第2ベルトコンベア3
に向けて垂下する止め板13が取付けられている。更
に、支持板50には、板状菓子1の幅方向に並んだ列を
個々に仕切るように、支持棒52を介して仕切り板53
が取付けられている。これらの止め板13、仕切り板5
3は、回動軸12の回動に伴って第2図中矢印で示す如
く回動し、止め板13は、それによって第2ベルトコン
ベア3上面に対して接離動作を行なう。
更に、第2図に示すように、第1ベルトコンベア2の終
端部には、移動してくる板状食品1を検知し、図示しな
い制御装置を介して、前記エアシリンダ37、44及び
回転アクチュエータ49に作動信号を送り、これらを所
定のタイミングで動作させる検出装置55が設けられて
いる。この検出装置55は、例えば一対の発光受光素子
からなっている。
次に、この板状菓子反転移送装置の作動について説明す
る。
クッキーなどの板状菓子1は、図示しない焼成炉で焼成
された後、第1ベルトコンベア2に載って複数列に配列
されて移動してくる。これらの板状菓子1は、第1ベル
トコンベア2の終端部に至ると、シュート11のガイド
板31の間にそれぞれ導かれる。この場合、前記検出装
置55が移動してくる板状菓子1を検知し、図示しない
制御手段を介して、前記エアシリンダ37、44に対し
ては一つ置きに作動信号を送り、前記回転アクチュエー
タ49に対しては個々に作動信号を送るようになってい
る。
今、クリーム23等を挟む一対の板状菓子1について説
明すると、先に移動してくる板状菓子1を検出装置55
が検知したとき、エアシリンダ37、44に作動信号は
送られず、したがってストッパー41及びプッシャー4
6は、シュート11の内側に引き込んだ状態に維持され
る。このため、板状菓子1は、第1ベルトコンベア2の
終端部からシュート11をそのままの状態で滑り落ち、
反転されずに第2ベルトコンベア3上に載って移動てい
く。ただし、第2ベルトコンベア3上に板状菓子1が滑
り落ちたとき、止め板13が第2ベルトコンベア3上に
接しており、板状菓子1を受け止めて幅方向に並んだ列
における前後の位置を揃え、その後、所定のタイミング
を取って、回転アクチュエータ49の作動により、第2
図中矢印で示すように止め板13が上方に回動し、板状
菓子1が第2ベルトコンベア3に載って移動していくこ
とになる。
次に、第1ベルトコンベア2に載って2枚目の板状菓子
1が移動してくると、検出装置55がこれを検知して、
図示しない制御装置を介して、エアシリンダ37、44
に作動信号を送り、これらを所定のタイミングで作動さ
せる。すなわち、第3図において、まず、エアシリンダ
37が作動して、スライドブロック33、支軸32、板
40を介して、ストッパー41がシュート11の下部か
ら第2ベルトコンベア3の上面に沿って突き出される。
シュート11を滑り落ちた板状菓子1は、その下縁部が
板40、40の間の切欠き39に入り、かつ、ストッパ
ー41に引き掛かってシュート11上に停止する。この
とき、板状菓子1の下縁部は、切欠き39を通して第2
ベルトコンベア3上に直接接しているので、長時間の運
転中に多少発生する板状菓子1の破片等は第2ベルトコ
ンベア3に載って排出される。これに続いて、エアシリ
ンダ44が作動し、スライドブロック43、支軸42を
介してプッシャー46が前方に突き出され、プッシャー
46は、シュート11の透孔47から突出する。この結
果、板状菓子1はその背面をプッシャー46に押されて
前方に倒れ、反転した状態で第2ベルトコンベア3上に
載置される。この場合、板状菓子1の下縁部は、ストッ
パー41に引き掛かった状態で第2ベルトコンベア3上
に接しているので、前方に倒れてもその衝撃は比較的弱
く、薄い板状菓子1であっても破損が防止される。な
お、止め板13の作動は、前述と同様になされ、第2ベ
ルトコンベア3上に載った板状菓子1が止め板13で一
時的に止められて、幅方向に並んだ列における前後の位
置が揃えられる。
その後、第4図において、前述したように、板状菓子1
は、第2ベルトコンベア3に載って移動し、整列装置1
4によって幅方向の位置を揃えられる。先の板状菓子1
は、充填装置15でクリーム23を充填されることなく
そのまま通過し、サンド装置16の吸盤26で吸着され
て持ち上げられる。2枚目の反転された板状菓子1は、
充填装置15で上面にクリーム23を載せられる。そし
て、サンド装置16の下部まで至ると、上記吸盤26に
吸着された先の板状菓子1を上から被せられる。こうし
て、一対の板状菓子1の間にクリーム23を挟んだ菓子
製品27が製造され、以後図示しない包装工程に運ばれ
ていく。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、シュートから滑
り落ちる板状菓子の下縁部を、シュート下部より第2ベ
ルトコンベア上面に沿って出没自在に突出するストッパ
ーで制止し、シュートの透孔から突出するプッシャーで
板状菓子の背面部を押して前方に倒すことにより反転さ
せるので、例えばラングドシャクッキーのような薄い板
状菓子であっても、割れや欠けを生じることなく、反転
して移送することができる。また、シュートの部分にス
トッパーとプッシャーを設けた比較的簡単な構造からな
るので、取り扱いが容易であり、製品コストも低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の板状菓子の反転移送装置の一実施例を
示す要部斜視図、第2図は前記装置の要部側面図、第3
図は前記装置の要部平面図、第4図は前記装置を含む菓
子製造装置の全体を示す側面図、第5図は同菓子製造装
置における整列装置を示す平面図、第6図は従来の板状
菓子の反転移送装置の一例を示す側面図である。 図中、1は板状菓子、2は第1ベルトコンベア、3は第
2ベルトコンベア、11はシュート、12は回動軸、1
3は止め板、31はガイド板、32は支軸、33はスラ
イドブロック、36はガイド棒、37はエアシリンダ、
39は切欠き、40は板、41はストッパー、42は支
軸、43はスライドブロック、44はエアシリンダ、4
6はプッシャー、47は透孔、49は回転アクチュエー
タ、55は検出装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/88 B 8010−3F B65H 15/00 G 8709−3F

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッキー、ビスケットなどの板状菓子を搬
    送する第1ベルトコンベアと、 この第1ベルトコンベアの終端部に隣接し、第1ベルト
    コンベアよりも低い位置に始端部を配置された第2ベル
    トコンベアと、 前記第1ベルトコンベアの終端部から前記第2ベルトコ
    ンベアの始端部に板状菓子を移動させるシュートと、 このシュートの下部より前記第2ベルトコンベア上面に
    沿って出没自在に配置され、前記シュートから滑り落ち
    る板状菓子の下縁部が引っ掛かる突出部を有するストッ
    パーと、 前記シュートに設けられた透孔を通して出没自在に配置
    され、板状菓子の下縁部が前記ストッパーに引っ掛かっ
    ている状態で、板状菓子の背面を押して反転させるプッ
    シャーと、 前記第1ベルトコンベアによって搬送されてくる板状菓
    子を検出し、前記ストッパー及び前記プッシャーを所定
    タイミングで作動させる検出手段とを備え、 前記ストッパーには、前記シュートから滑り落ちる板状
    菓子の下縁部が前記第2ベルトコンベアに接し、かつ、
    その状態で前記ストッパーの突出部に引っ掛かるよう
    に、切欠き部が設けられていることを特徴とする板状菓
    子の反転移送装置。
  2. 【請求項2】前記シュートには、前記第1ベルトコンベ
    アによって搬送されてくる板状菓子の列に対応して、板
    状菓子の両側を仕切るガイド板が設けられており、 前記シュート前方の前記第2ベルトコンベア上面には、
    前記第2ベルトコンベア上面に対して接離自在に動作
    し、前記シュートから前記第2ベルトコンベア上に滑り
    落ちた板状菓子を、一時的にストップさせて横方向の配
    列を整える止め板が設けられている請求項1記載の板状
    菓子の反転移送装置。
JP1990000070U 1990-01-05 1990-01-05 板状菓子の反転移送装置 Expired - Lifetime JPH0632897Y2 (ja)

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JP1990000070U JPH0632897Y2 (ja) 1990-01-05 1990-01-05 板状菓子の反転移送装置

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JPH0391414U JPH0391414U (ja) 1991-09-18
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