JPH06328091A - 生物学的処理装置の制御システムにおける汚泥容量指標推定方法 - Google Patents
生物学的処理装置の制御システムにおける汚泥容量指標推定方法Info
- Publication number
- JPH06328091A JPH06328091A JP5121798A JP12179893A JPH06328091A JP H06328091 A JPH06328091 A JP H06328091A JP 5121798 A JP5121798 A JP 5121798A JP 12179893 A JP12179893 A JP 12179893A JP H06328091 A JPH06328091 A JP H06328091A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sludge
- capacity index
- mlss
- biological treatment
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Activated Sludge Processes (AREA)
- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 活性汚泥の沈降特性をリアルタイムで推定で
きるようにした。 【構成】 流入水量QS,返送汚泥量QR,活性汚泥浮遊
物質量MLSSおよび返送または余剰汚泥濃度CRを階
層型ニューラルネットワークモデル21の入力層22a
〜22dに格別に入力する。入力されたQS,QR,ML
SSおよびCRは中間層23a〜23dで情報処理され
て出力層24からリアルタイムで汚泥容量指標SVIが
送出される。
きるようにした。 【構成】 流入水量QS,返送汚泥量QR,活性汚泥浮遊
物質量MLSSおよび返送または余剰汚泥濃度CRを階
層型ニューラルネットワークモデル21の入力層22a
〜22dに格別に入力する。入力されたQS,QR,ML
SSおよびCRは中間層23a〜23dで情報処理され
て出力層24からリアルタイムで汚泥容量指標SVIが
送出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生物学的処理装置の制御
システムにおける汚泥容量指標推定方法に関する。
システムにおける汚泥容量指標推定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、排水は、活性汚泥微生物により
好気的(脱窒、脱リンは必要な場合等、一部に嫌気的プ
ロセスを含む)に処理される。そしてこの処理時におい
て、上記の活性汚泥微生物が増殖するため、処理系を安
定(定常)に維持するため、活性汚泥の一部を余剰汚泥
として処理系外部に排出する必要がある。
好気的(脱窒、脱リンは必要な場合等、一部に嫌気的プ
ロセスを含む)に処理される。そしてこの処理時におい
て、上記の活性汚泥微生物が増殖するため、処理系を安
定(定常)に維持するため、活性汚泥の一部を余剰汚泥
として処理系外部に排出する必要がある。
【0003】この場合における排出量の制御である余剰
汚泥量制御(余剰汚泥制御)としては、現在まで、以下
のようなものが提案されており、また一部は実用化され
ている。
汚泥量制御(余剰汚泥制御)としては、現在まで、以下
のようなものが提案されており、また一部は実用化され
ている。
【0004】(1)1日当たりの目標引き抜き汚泥量を
設定し、余剰の積算流量がその目標値になるまで引き抜
く方法(定量引き抜き制御) (2)曝気槽内における汚泥量の一定割合を毎日引き抜
く方法(汚泥日令(SA))制御) (3)処理系内における汚泥量の一定割合を毎日引き抜
く方法(平均汚泥滞留時間(SRT)制御 上記の余剰汚泥量制御のうちで、現在、最も良好な管理
方法はSRT制御であることが知られている。
設定し、余剰の積算流量がその目標値になるまで引き抜
く方法(定量引き抜き制御) (2)曝気槽内における汚泥量の一定割合を毎日引き抜
く方法(汚泥日令(SA))制御) (3)処理系内における汚泥量の一定割合を毎日引き抜
く方法(平均汚泥滞留時間(SRT)制御 上記の余剰汚泥量制御のうちで、現在、最も良好な管理
方法はSRT制御であることが知られている。
【0005】図2にこのSRT制御を行うための構成の
一例を示した。図2において、曝気槽1の出力付近に設
置された汚泥容量(SV)計2、並びに活性汚泥浮遊物
質量(MLSS)計3の検出値をそれぞれ汚泥容量指標
(SVI)計4に導入して、汚泥容量指標SVIを算出
する。この算出された汚泥容量指標SVIの値、流入水
量(QS)計5による流入水量QS、並びに返送(余剰)
汚泥濃度(CR)計12により求められる返送汚泥量な
どから、演算処理(WS)部7によって、最終沈殿池1
0内における汚泥量を演算する。またこの演算された最
終沈殿池内汚泥量MF、余剰汚泥流量(QW)計11か
らの余剰汚泥流量QW、並びに上記の返送(余剰)濃度
CRをSRT制御部8に入力する。そしてこれらの入力
に基づいてSRT制御部8により余剰汚泥量を求め、こ
の余剰汚泥量に応じて余剰汚泥引き抜き用の余剰汚泥ポ
ンプ9をON/OFF制御して所定量の余剰汚泥を排出
することで、処理系を安定に維持している。
一例を示した。図2において、曝気槽1の出力付近に設
置された汚泥容量(SV)計2、並びに活性汚泥浮遊物
質量(MLSS)計3の検出値をそれぞれ汚泥容量指標
(SVI)計4に導入して、汚泥容量指標SVIを算出
する。この算出された汚泥容量指標SVIの値、流入水
量(QS)計5による流入水量QS、並びに返送(余剰)
汚泥濃度(CR)計12により求められる返送汚泥量な
どから、演算処理(WS)部7によって、最終沈殿池1
0内における汚泥量を演算する。またこの演算された最
終沈殿池内汚泥量MF、余剰汚泥流量(QW)計11か
らの余剰汚泥流量QW、並びに上記の返送(余剰)濃度
CRをSRT制御部8に入力する。そしてこれらの入力
に基づいてSRT制御部8により余剰汚泥量を求め、こ
の余剰汚泥量に応じて余剰汚泥引き抜き用の余剰汚泥ポ
ンプ9をON/OFF制御して所定量の余剰汚泥を排出
することで、処理系を安定に維持している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図2に示したSRT制
御部を用いた余剰汚泥制御装置において、水質を決定す
るのはSVIである。このSVIは活性汚泥の沈降性,
濃縮性を表す指標で、上述のようにSV計2とMLSS
計3を用いて算出される。従って、両計器の保守点検を
怠ると、活性汚泥の沈降性が劣化し、計測に誤差が生じ
て水質の低下につながるため、SVIは常にリアルタイ
ムに計測することが要望されている。
御部を用いた余剰汚泥制御装置において、水質を決定す
るのはSVIである。このSVIは活性汚泥の沈降性,
濃縮性を表す指標で、上述のようにSV計2とMLSS
計3を用いて算出される。従って、両計器の保守点検を
怠ると、活性汚泥の沈降性が劣化し、計測に誤差が生じ
て水質の低下につながるため、SVIは常にリアルタイ
ムに計測することが要望されている。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、活性汚泥の沈降特性をリアルタイムで推定でき得る
ようにした生物学的処理装置の制御システムにおける汚
泥容量指標推定方法を提供することを目的とする。
で、活性汚泥の沈降特性をリアルタイムで推定でき得る
ようにした生物学的処理装置の制御システムにおける汚
泥容量指標推定方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、生物学的処理装置による処理系の制御を
行う階層型ニューラルネットワークの入力層に、流入水
量QS,返送汚泥量QR,活性汚泥浮遊物質量MLSS及
び返送または余剰汚泥濃度CRの入力変数を与え、これ
ら変数を前記ニューラルネットワークで処理して出力層
に汚泥容量指標SVIを得るようにしたことを特徴とす
るものである。
成するために、生物学的処理装置による処理系の制御を
行う階層型ニューラルネットワークの入力層に、流入水
量QS,返送汚泥量QR,活性汚泥浮遊物質量MLSS及
び返送または余剰汚泥濃度CRの入力変数を与え、これ
ら変数を前記ニューラルネットワークで処理して出力層
に汚泥容量指標SVIを得るようにしたことを特徴とす
るものである。
【0009】また、本発明はQS,QR,MLSS及びC
Rの入力変数の一部を用いたことを特徴とするものであ
る。
Rの入力変数の一部を用いたことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】QS,QR,MLSS,CRの時系列データを階
層型ニューラルネットワークに入力したので、その出力
に活性汚泥の沈降特性(SVI)がリアルタイムで推定
できるようになる。
層型ニューラルネットワークに入力したので、その出力
に活性汚泥の沈降特性(SVI)がリアルタイムで推定
できるようになる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、21は階層型ニューラルネットワー
クモデルで、入力層22aには流入水量QS,入力層2
2bには返送汚泥量,入力層22cには活性汚泥浮遊物
質MLSS,入力層22dには返送または余剰汚泥濃度
量CRがそれぞれ供給される。入力層22a〜22dを
経た各量は中間層23a〜23dで処理された後、出力
層24にSVIの時系列データが推定されて送出され
る。
る。図1において、21は階層型ニューラルネットワー
クモデルで、入力層22aには流入水量QS,入力層2
2bには返送汚泥量,入力層22cには活性汚泥浮遊物
質MLSS,入力層22dには返送または余剰汚泥濃度
量CRがそれぞれ供給される。入力層22a〜22dを
経た各量は中間層23a〜23dで処理された後、出力
層24にSVIの時系列データが推定されて送出され
る。
【0012】上記のように構成された階層型ニューラル
ネットワークモデル21は図2に示す汚泥容量指標計4
に代えて設ける。このように構成することにより、活性
汚泥の沈降特性(SVI)をリアルタイムで演算処理部
7に入力でき、これにより水質の低下を防ぐことができ
るようになる。
ネットワークモデル21は図2に示す汚泥容量指標計4
に代えて設ける。このように構成することにより、活性
汚泥の沈降特性(SVI)をリアルタイムで演算処理部
7に入力でき、これにより水質の低下を防ぐことができ
るようになる。
【0013】なお、活性汚泥の沈降特性を得るために、
QS,MLSS,CR,QRの4項目を選定した理由とし
ては、流入水量QSはMLSS,CR等の外乱因子となる
こと、また、返送汚泥量QRは返送汚泥濃度CR,MLS
S等への外乱因子となること、さらに、従来よりSVI
が変動する(汚泥の沈降特性が変化する)と、MLSS
濃度や返送汚泥濃度CRが変動(影響を受ける)するこ
とが知られているからである。
QS,MLSS,CR,QRの4項目を選定した理由とし
ては、流入水量QSはMLSS,CR等の外乱因子となる
こと、また、返送汚泥量QRは返送汚泥濃度CR,MLS
S等への外乱因子となること、さらに、従来よりSVI
が変動する(汚泥の沈降特性が変化する)と、MLSS
濃度や返送汚泥濃度CRが変動(影響を受ける)するこ
とが知られているからである。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、活
性汚泥の沈降特性(SVI)をリアルタイムで推定でき
る利点があるとともに、水質計測項目を最大で4項目と
することができる。
性汚泥の沈降特性(SVI)をリアルタイムで推定でき
る利点があるとともに、水質計測項目を最大で4項目と
することができる。
【図1】本発明の実施例を示す階層型ニューラルネット
ワークモデルの概略構成図。
ワークモデルの概略構成図。
【図2】従来のSVI制御装置の構成図。
21…階層型ニューラルネットワークモデル 22a〜22d…入力層 23a〜23d…中間層 24…出力層
Claims (2)
- 【請求項1】 生物学的処理装置による処理系の制御を
行う階層型ニューラルネットワークの入力層に、流入水
量QS,返送汚泥量QR,活性汚泥浮遊物質量MLSS及
び返送または余剰汚泥濃度CRの入力変数を与え、これ
ら変数を前記ニューラルネットワークで処理して出力層
に汚泥容量指標SVIを得るようにしたことを特徴とす
る生物学的処理装置の制御システムにおける汚泥容量指
標推定方法。 - 【請求項2】 QS,QR,MLSS及びCRの入力変数
の一部を用いたことを特徴とする請求項1記載の生物学
的処理装置の制御システムにおける汚泥容量指標推定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121798A JPH06328091A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 生物学的処理装置の制御システムにおける汚泥容量指標推定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121798A JPH06328091A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 生物学的処理装置の制御システムにおける汚泥容量指標推定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328091A true JPH06328091A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14820187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5121798A Pending JPH06328091A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 生物学的処理装置の制御システムにおける汚泥容量指標推定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06328091A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103606006A (zh) * | 2013-11-12 | 2014-02-26 | 北京工业大学 | 基于自组织t-s模糊神经网络的污泥沉降指数软测量方法 |
CN107025338A (zh) * | 2017-03-27 | 2017-08-08 | 北京工业大学 | 一种基于递归rbf神经网络的污泥膨胀故障辨识方法 |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP5121798A patent/JPH06328091A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103606006A (zh) * | 2013-11-12 | 2014-02-26 | 北京工业大学 | 基于自组织t-s模糊神经网络的污泥沉降指数软测量方法 |
CN103606006B (zh) * | 2013-11-12 | 2017-05-17 | 北京工业大学 | 基于自组织t‑s模糊神经网络的污泥沉降指数软测量方法 |
CN107025338A (zh) * | 2017-03-27 | 2017-08-08 | 北京工业大学 | 一种基于递归rbf神经网络的污泥膨胀故障辨识方法 |
CN107025338B (zh) * | 2017-03-27 | 2020-04-03 | 北京工业大学 | 一种基于递归rbf神经网络的污泥膨胀故障辨识方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6369595A (ja) | 間欠曝気式活性汚泥処理方法における運転制御方法および運転制御装置 | |
KR100638158B1 (ko) | 하수 처리 시스템 | |
CN114380378B (zh) | 智能控磷药品投加方法、装置及存储介质 | |
JPH06328091A (ja) | 生物学的処理装置の制御システムにおける汚泥容量指標推定方法 | |
JPH0938690A (ja) | 水処理における凝集剤注入制御方法 | |
JPH07115025B2 (ja) | Sviを用いたバルキング制御方法 | |
JP6643086B2 (ja) | 活性汚泥法を用いた監視制御システム | |
JPH06335694A (ja) | 排水の生物学的処理装置の制御装置 | |
JP3460211B2 (ja) | 下水処理制御装置 | |
JPH0531489A (ja) | 活性汚泥プロセスの汚泥量制御装置 | |
JP7494669B2 (ja) | 排水処理シミュレータのパラメータ値予測方法及び装置並びに下水処理プラントの制御方法及び装置 | |
JP2909723B2 (ja) | 廃水処理制御方法及び装置 | |
JPS6228717B2 (ja) | ||
JP6805024B2 (ja) | 水処理プロセスのための水処理装置および処理方法 | |
JPS60106590A (ja) | 下水処理制御装置 | |
JPH0768248A (ja) | 廃水処理装置、及び複数の廃水処理装置の集中管理方式 | |
JPH07222989A (ja) | 活性汚泥プロセスの汚泥量制御装置 | |
JPH04367795A (ja) | 下水処理場運転支援装置 | |
JP3072650B2 (ja) | 活性汚泥処理制御装置 | |
JPH0119957B2 (ja) | ||
JPH07124585A (ja) | 活性汚泥プロセスの汚泥量制御装置 | |
JPH04256498A (ja) | 水処理制御方法および水処理制御装置 | |
JPH0720588B2 (ja) | 下水処理制御装置 | |
JPH07232191A (ja) | オキシデーションディッチ式廃水処理装置と、その集中管理方式 | |
JPH06328092A (ja) | 生物学的処理装置の制御システムにおけるデータ収集方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040930 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070822 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070904 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20071228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |