JPH0632803Y2 - 一筒二層式ヒートレスドライヤー - Google Patents
一筒二層式ヒートレスドライヤーInfo
- Publication number
- JPH0632803Y2 JPH0632803Y2 JP1987151538U JP15153887U JPH0632803Y2 JP H0632803 Y2 JPH0632803 Y2 JP H0632803Y2 JP 1987151538 U JP1987151538 U JP 1987151538U JP 15153887 U JP15153887 U JP 15153887U JP H0632803 Y2 JPH0632803 Y2 JP H0632803Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dehumidifying
- layer
- cylinder
- adsorbent
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drying Of Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、圧縮ガス中の水分を除去して乾燥ガスを得
るヒートレスドライヤーに関する。
るヒートレスドライヤーに関する。
[従来の技術] 圧縮ガスを除湿する従来のヒートレスドライヤーは円筒
形の2筒の除湿筒を交互に切換えて使用する方法が一般
的で2つの筒を使用するため、切換バルブ等を具備した
とき、設置スペースが大きくなったり、装置の高さが日
本国内の運搬限界を越えたりすることがあった。そのた
め分解して運搬し現地で組立るような余分な費用がかか
ることがあった。
形の2筒の除湿筒を交互に切換えて使用する方法が一般
的で2つの筒を使用するため、切換バルブ等を具備した
とき、設置スペースが大きくなったり、装置の高さが日
本国内の運搬限界を越えたりすることがあった。そのた
め分解して運搬し現地で組立るような余分な費用がかか
ることがあった。
[考案が解決しようとする問題点] 円筒形2筒の除湿筒をできるだけスペースを小さくしよ
うとして、両筒をぴったりとくっつけたとしても、円周
と円周の交わった部分から楔形のスペースが使用されな
い部分として残る。
うとして、両筒をぴったりとくっつけたとしても、円周
と円周の交わった部分から楔形のスペースが使用されな
い部分として残る。
また、工夫された切換バルブを両筒切換用としてスペー
スを小さくするようレイアウトするなら、円筒形の下部
と上部に付けざるを得ず、装置の高さは高くならざるを
得ない。また、2つの筒が第二種圧力容器あるいは、高
圧ガス容器である場合、検査費用が本考案より2倍の費
用がかかった。
スを小さくするようレイアウトするなら、円筒形の下部
と上部に付けざるを得ず、装置の高さは高くならざるを
得ない。また、2つの筒が第二種圧力容器あるいは、高
圧ガス容器である場合、検査費用が本考案より2倍の費
用がかかった。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記の問題点を解決するため、一つの筒内に
1枚の仕切壁を持つ相対した2つの除湿層の各々にガス
入口とガス出口のノズルを設け、内部に吸着剤を充填
し、一方を交互に選択してその内部にガスを流通させて
乾燥ガスを得ると共に、他方の除湿層に該乾燥ガスをフ
ィードバックさせ、吸着剤の再生を行い、交互に除湿再
生を繰り返して連続して除湿し、上記仕切壁に1つ又は
複数の孔を開け、1方の除湿層で得られた乾燥ガスを他
方の除湿層へ導き、内部に充填された吸着剤を再生する
ことを前記課題の解決手段とした。したがって、筒を横
に2分割して、使用するため余分のスペースを節約でき
るだけでなく、筒の径を少し大きくしただけで、より多
量の吸着剤を充填することができることと切換バルブ等
の切換機構を横にした筒の上下、又は上部のみ又は下部
のみに設置することができるため、装置事態の高を低
く、またスペースをより小さくすることが可能になっ
た。また、一筒二層式にしたのと、仕切板に再生孔を開
けたため、圧力容器としては1筒として扱うことが可能
で、従来のように2筒分の費用がかからず1筒分ですむ
ことになった。
1枚の仕切壁を持つ相対した2つの除湿層の各々にガス
入口とガス出口のノズルを設け、内部に吸着剤を充填
し、一方を交互に選択してその内部にガスを流通させて
乾燥ガスを得ると共に、他方の除湿層に該乾燥ガスをフ
ィードバックさせ、吸着剤の再生を行い、交互に除湿再
生を繰り返して連続して除湿し、上記仕切壁に1つ又は
複数の孔を開け、1方の除湿層で得られた乾燥ガスを他
方の除湿層へ導き、内部に充填された吸着剤を再生する
ことを前記課題の解決手段とした。したがって、筒を横
に2分割して、使用するため余分のスペースを節約でき
るだけでなく、筒の径を少し大きくしただけで、より多
量の吸着剤を充填することができることと切換バルブ等
の切換機構を横にした筒の上下、又は上部のみ又は下部
のみに設置することができるため、装置事態の高を低
く、またスペースをより小さくすることが可能になっ
た。また、一筒二層式にしたのと、仕切板に再生孔を開
けたため、圧力容器としては1筒として扱うことが可能
で、従来のように2筒分の費用がかからず1筒分ですむ
ことになった。
[作用] 仕切板の左右に除湿層を配置し、従来2筒で処理してい
た圧縮ガスを1筒ですむようにしたので設置スペースを
最小にすることができると共に、切換機構を横にした2
層の上下、または上部のみ、または下部のみに配置する
ことができるので装置自体の高さを低く製作することが
可能になった。
た圧縮ガスを1筒ですむようにしたので設置スペースを
最小にすることができると共に、切換機構を横にした2
層の上下、または上部のみ、または下部のみに配置する
ことができるので装置自体の高さを低く製作することが
可能になった。
このため、パッケージ型ガス圧縮機の上部に設置するこ
ともできる。また、ドライヤー独自のスペースを必要と
しない新しい乾燥ガス供給システムを提供することがで
きるようになった。
ともできる。また、ドライヤー独自のスペースを必要と
しない新しい乾燥ガス供給システムを提供することがで
きるようになった。
[実施例] 以下本考案の一実施例について第1図を参照して、詳細
に説明する。仕切板7の左右に除湿層1a、1bを配
し、各々上下にガス出入り口が設けられている。
に説明する。仕切板7の左右に除湿層1a、1bを配
し、各々上下にガス出入り口が設けられている。
また、各々の除湿層1a、1bには吸着剤8(シリカゲ
ル、活性アルミナゲル、合成ゼオライト等)が仕切板7
の上部に開けられた再生孔6の下まで充填されている。
ガス入口3から導入された圧縮ガスは、除湿層1aに充
填された吸着剤8によって乾燥ガスとなってガス出口2
に導かれるが、一部仕切板7に明けられた再生孔6を通
って他方の除湿層1bへ導かれ、充填されている吸着剤
8の再生(水分の脱着)を行い、再生ガス出口5から排
出される。一定時間後、反対の除湿層1bのガス入口5
から圧縮ガスが導入され、前工程で再生され吸着能力の
回復した吸着剤8によって乾燥され、乾燥ガスとなって
ガス出口4へ導かれるが、一部の乾燥ガスは再生孔6か
ら他方の除湿層1aへ送りこまれ、湿分を十分に吸った
吸着剤8の再生(水分の脱着)に使用され、再生ガス出
口3より排出される。
ル、活性アルミナゲル、合成ゼオライト等)が仕切板7
の上部に開けられた再生孔6の下まで充填されている。
ガス入口3から導入された圧縮ガスは、除湿層1aに充
填された吸着剤8によって乾燥ガスとなってガス出口2
に導かれるが、一部仕切板7に明けられた再生孔6を通
って他方の除湿層1bへ導かれ、充填されている吸着剤
8の再生(水分の脱着)を行い、再生ガス出口5から排
出される。一定時間後、反対の除湿層1bのガス入口5
から圧縮ガスが導入され、前工程で再生され吸着能力の
回復した吸着剤8によって乾燥され、乾燥ガスとなって
ガス出口4へ導かれるが、一部の乾燥ガスは再生孔6か
ら他方の除湿層1aへ送りこまれ、湿分を十分に吸った
吸着剤8の再生(水分の脱着)に使用され、再生ガス出
口3より排出される。
第2図は、筒内部の仕切板を鏡状に成形して、仕切板の
軽量化を図った実施例である。
軽量化を図った実施例である。
第3図は、除湿層の内部にもう1枚の誘導板9を追加し
て圧縮ガスの流れを変え、吸着剤の有効利用を図った実
施例である。このようにUターン方式にガスを流すとガ
スと吸着剤との接触時間も2倍になるため、除湿効果を
高めることができる。
て圧縮ガスの流れを変え、吸着剤の有効利用を図った実
施例である。このようにUターン方式にガスを流すとガ
スと吸着剤との接触時間も2倍になるため、除湿効果を
高めることができる。
[考案の効果] 以上述べたように従来のヒートレスドライヤーは2つの
円筒形の除湿筒を並列にして使用していたものを、考案
者は1つの筒を横に2分割することにより無駄なスペー
スを無くすと共に、切換機構もスペースをとらずうまく
まとめることができたので、装置自体の高さを低くする
ことができた。
円筒形の除湿筒を並列にして使用していたものを、考案
者は1つの筒を横に2分割することにより無駄なスペー
スを無くすと共に、切換機構もスペースをとらずうまく
まとめることができたので、装置自体の高さを低くする
ことができた。
そのため、パッケージ型圧縮機等のメンテナンスに支障
のない、上部に配置することが可能になった。そして、
通常設けられるプレフィルター、アフターフィルターも
同様に配置することができるので、乾燥ガス発生装置と
してユニット化でき、ドライヤー及びフィルターの設置
スペースをなくすことができた。
のない、上部に配置することが可能になった。そして、
通常設けられるプレフィルター、アフターフィルターも
同様に配置することができるので、乾燥ガス発生装置と
してユニット化でき、ドライヤー及びフィルターの設置
スペースをなくすことができた。
また特に本考案によれば、一筒二層式にし、上記仕切壁
に1つ又は複数の孔を開け、1方の除湿層で得られた乾
燥ガスを他方の除湿層へ導き、内部に充填された吸着剤
を再生するので、従来のように2筒分の費用がかから
ず、1筒分の費用を低減させることができる。さらに、
1方の除湿層で得られた乾燥ガスを他方の除湿層へ導く
孔を仕切壁に複数開けたので、除湿した直後の乾燥ガス
を他方の除湿層に導くことができ、この乾燥ガスを別の
除湿層に導く配管等を不要にでき、一筒二層式ヒートレ
スドライヤーを小型化できる。
に1つ又は複数の孔を開け、1方の除湿層で得られた乾
燥ガスを他方の除湿層へ導き、内部に充填された吸着剤
を再生するので、従来のように2筒分の費用がかから
ず、1筒分の費用を低減させることができる。さらに、
1方の除湿層で得られた乾燥ガスを他方の除湿層へ導く
孔を仕切壁に複数開けたので、除湿した直後の乾燥ガス
を他方の除湿層に導くことができ、この乾燥ガスを別の
除湿層に導く配管等を不要にでき、一筒二層式ヒートレ
スドライヤーを小型化できる。
また、第3図のように除湿層1a、1bの中に誘導板9
を設けることにより、吸着剤の有効利用が可能になり、
吸着剤とガスとの接触時間を長くとれるので除湿効果を
高めることができた。
を設けることにより、吸着剤の有効利用が可能になり、
吸着剤とガスとの接触時間を長くとれるので除湿効果を
高めることができた。
第1図は本考案の基本的な実施例を示す断面図。第2図
は仕切板を鏡にし、軽量化を図った断面図。第3図は除
湿層内に誘導板を設け、ガスをUターンさせた例の断面
図。 1…除湿筒 1a、1b…除湿層 2…ガス出口 3…ガス入口(又は再生ガス出口) 4…ガス出口 5…ガス入口(又は再生ガス出口) 6…再生孔 7…仕切板 8…吸着剤 9…誘導板
は仕切板を鏡にし、軽量化を図った断面図。第3図は除
湿層内に誘導板を設け、ガスをUターンさせた例の断面
図。 1…除湿筒 1a、1b…除湿層 2…ガス出口 3…ガス入口(又は再生ガス出口) 4…ガス出口 5…ガス入口(又は再生ガス出口) 6…再生孔 7…仕切板 8…吸着剤 9…誘導板
Claims (1)
- 【請求項1】一つの筒内に1枚の仕切壁を持つ相対した
2つの除湿層の各々にガス入口とガス出口のノズルを設
け、内部に吸着剤を充填し、一方を交互に選択してその
内部にガスを流通させて乾燥ガスを得ると共に、他方の
除湿層に該乾燥ガスをフィードバックさせ、吸着剤の再
生を行い、交互に除湿再生を繰り返して連続して除湿
し、上記仕切壁に1つ又は複数の孔を開け、1方の除湿
層で得られた乾燥ガスを他方の除湿層へ導き、内部に充
填された吸着剤を再生することを特徴とする一筒二層式
ヒートレスドライヤー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987151538U JPH0632803Y2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 一筒二層式ヒートレスドライヤー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987151538U JPH0632803Y2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 一筒二層式ヒートレスドライヤー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6456822U JPS6456822U (ja) | 1989-04-10 |
JPH0632803Y2 true JPH0632803Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31425673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987151538U Expired - Lifetime JPH0632803Y2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 一筒二層式ヒートレスドライヤー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632803Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5336430B2 (ja) * | 1974-06-20 | 1978-10-03 | ||
JPS57159522A (en) * | 1981-03-27 | 1982-10-01 | Shirakawa Seisakusho:Kk | Apparatus for drying gas |
JPS62183526U (ja) * | 1986-05-13 | 1987-11-21 | ||
JPS63126018U (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-17 |
-
1987
- 1987-10-02 JP JP1987151538U patent/JPH0632803Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6456822U (ja) | 1989-04-10 |
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