JPH06327839A - 上下移動型遊戯装置及び物体落下遊戯装置 - Google Patents

上下移動型遊戯装置及び物体落下遊戯装置

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JPH06327839A
JPH06327839A JP12610493A JP12610493A JPH06327839A JP H06327839 A JPH06327839 A JP H06327839A JP 12610493 A JP12610493 A JP 12610493A JP 12610493 A JP12610493 A JP 12610493A JP H06327839 A JPH06327839 A JP H06327839A
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taxiway
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Yasushi Ochi
泰 越智
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケージの停止位置を任意に設定できるように
しかつ製造コストを安価にする。 【構成】 上下移動型遊戯装置1は、上下方向に沿って
配置された第1誘導路2とケージ5と緩衝反発部材8と
第2ウインチ18と第1及び第2保持部30,31とを
備えている。ケージは、内部に人間が搭乗可能であり、
第1誘導路に沿って昇降可能である。緩衝反発部材は、
一端がケージに連結され、他端が固定位置に固定可能な
ゴム製の部材である。第2ウインチは、ケージを誘導路
に沿って昇降させるものである。第1保持部30は、ケ
ージを第2誘導路の下降端で保持し、第2保持機構は、
ケージを上昇端で保持する。ここではケージを上昇端で
保持すれば自由落下のスリルを味わえ、下降端で保持す
ればロケットの打ち上げに似たスリルを味わえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下移動型遊戯装置及
び物体落下遊戯装置に関し、特に、上下方向に沿って配
置された誘導路に沿ってケージが昇降する上下移動型遊
戯装置と物体の落下を客室から鑑賞する物体落下遊戯装
置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、客を搭乗させた車輌をレールに沿
って高い所まで引き上げた後、この車輌を釈放して重力
によりレールに沿って自由下降させるジェットコースタ
ーやスクリューコースター等のスリルを味わえる遊戯装
置が広く知られている。また、鉄塔に設けられた誘導路
と、誘導路から適当なアールで接続された水平方向の停
止路と、これらの内部を移動するケージとを備え、ケー
ジを誘導路内で自由落下させて、搭乗した乗客が自由落
下のスリルを味わえるフリーフォール(商標)も知られ
ている。
【0003】これらの装置は、いずれも設置に大きなス
ペースが必要であるので、遊園地等の比較的大きな空間
を有する場所にしか設置できない。この問題を解決する
従来技術として、本発明者の発明になる特公昭62−5
9597号公報に開示された落下式遊戯装置が知られて
いる。この落下式遊戯装置は、垂直の誘導路と、人が搭
乗して誘導路に沿って自由に昇降するケージと、所定位
置まで落下したケージを緩衝しつつ、反発してケージを
所定位置まで上昇させる緩衝反発器と、この緩衝反発器
にて反発されて上昇したケージを所定の位置で保持した
後、ケージを釈放して自由落下させる保持釈放器とを備
えている。この落下式遊戯装置では、ケージに誘導路の
上部で乗客を乗せた後に、保持釈放器によりケージを釈
放して自由落下させる。落下したケージは、誘導路の下
端に設けられた緩衝反発器により反発され、再度保持釈
放器で保持される。このようにして安全かつスリルのあ
る遊戯機を狭い空間に設置できるようになる。
【0004】また、逆に落下物を鑑賞することによりス
リルを味わう遊戯装置も本発明者により提案されている
(特公昭61−8706号)。この遊戯装置は、垂直の
誘導路の下端に客室を設けるとともに、誘導路内には物
体を設け、この物体を急速に落下させて客室の上部で停
止させるものである。この遊戯装置では、誘導路の上方
を鑑賞できるように客室内で客を仰臥させ、その状態で
誘導路上方から物体を降下させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者による前者の
前記従来の構成では、設置スペースは小さくなるが、緩
衝反発器でケージを上昇させているので、緩衝反発器の
構成が複雑であるとともに、緩衝反発器の容量が大きく
なり、製造コストが高くなる。また、緩衝反発器で反発
されたケージの上昇位置が変動するため、保持釈放器を
上下に移動可能な構成にしなければならず、保持釈放器
の構成も複雑であり、製造コストが高くなる。
【0006】また、緩衝反発器でケージを上昇させてい
るので、ケージを下端で停止させられない。従って乗客
を必ず上昇位置で搭乗させなければならず、乗車位置を
任意に設定できない。本発明者による後者の前記従来の
構成では、上方から落下する物体を鑑賞できるようにす
るために、観客を仰臥させるための特別な椅子等の設備
が必要になるとともに、客の占有空間が大きくなり、多
くの客を客室に収容できない。
【0007】本発明の目的は、ケージの停止位置を任意
に設定できるようにしかつ製造コストを安価にすること
にある。本発明の他の目的は、限られた空間で多くの客
が降下体の落下を鑑賞できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る上下移
動型遊戯装置は、上下方向に沿って配置された誘導路と
ケージと緩衝反発部材とケージ駆動手段と保持手段と保
持解除手段とを備えている。ケージは、内部に人間が搭
乗可能であり、誘導路に沿って昇降可能なものである。
緩衝反発部材は、一端がケージに連結可能であり、他端
が所定位置に固定可能な弾性を有するものである。ケー
ジ駆動手段は、ケージを誘導路に沿って上昇させるもの
である。保持手段は、ケージを誘導路の上部で保持する
ためのものである。保持解除手段は、保持手段によるケ
ージの保持を解除し、ケージを自由落下させるためのも
のである。
【0009】第2の発明に係る上下移動型遊戯装置は、
上下方向に沿って配置された誘導路とケージと緩衝反発
部材とケージ駆動手段と保持手段と保持解除手段とを備
えている。誘導路、ケージ及び緩衝反発部材は第1の発
明と同様である。ケージ駆動手段は、ケージを誘導路に
沿って下降させるものである。保持手段は、ケージを緩
衝反発部材が緊張した位置で保持するためのものであ
る。保持解除手段は、保持手段によるケージの保持を解
除し、ケージを緩衝反発部材で上昇させるためのもので
ある。
【0010】第3の発明に係る物体落下遊戯装置は、上
下方向に沿って配置された誘導路と降下体と客室と停止
手段とを備えている。降下体は、誘導路に沿って降下可
能なものである。客室は、誘導路の下部に設けられ、誘
導路を落下する降下体を写し得る鏡体を有するものであ
る。停止手段は、降下体を客室の上方で停止させるもの
である。
【0011】
【作用】第1の発明に係る上下移動型遊戯装置では、ケ
ージに人間が搭乗した状態で、保持手段によりケージを
誘導路の上部で保持する。そして保持解除手段により、
保持手段によるケージの保持を解除し、ケージを自由落
下させる。ケージが自由落下すると、一端がケージに連
結された緩衝反発部材が伸び、所定位置まで落下した
後、続いて緩衝反発部材の弾性力により上昇する。そし
て何回かの上昇下降を繰り返した後に、ケージ駆動手段
により、ケージを誘導路に沿って上昇させ元の位置に戻
す。
【0012】ここでは、ケージに連結された緩衝反発部
材によりケージの緩衝反発を行っているので、緩衝反発
部材としてはゴムやバネ等を用いることができ、製造コ
ストが安価になる。また、ケージの上昇を別のケージ駆
動手段で行っているので、ケージを任意の位置に停止で
き、保持位置を一定にできる。このため、保持手段の構
成も簡素である。さらにケージを任意の位置に停止でき
るので、誘導路の任意の位置に乗車位置を設定できる。
【0013】第2の発明に係る上下移動型遊戯装置で
は、保持手段によりケージを緩衝反発部材が緊張した位
置、すなわち伸びた位置で保持させる。そして保持解除
手段により保持を解除すると、緩衝反発部材の弾性力に
よりケージが上昇する。そして何回かの上昇と下降とを
繰り返した後、ケージ駆動手段により、ケージを誘導路
に沿って下降させる。
【0014】ここでは、第1の発明と同様に緩衝反発部
材としてゴムやバネ等を用いることができるので製造コ
ストが安価である。また、上昇したケージをケージ駆動
手段により下降させることができるので、ケージを任意
の位置に停止でき、保持位置を一定にできる。このた
め、保持手段の構成も簡素であり、乗車位置も任意の位
置に設定できる。さらにここでは自由落下だけではな
く、緩衝反発部材によりロケットの発射に似たスリルを
味わうことができる。
【0015】第3の発明に係る物体落下遊戯装置では、
降下体が誘導路に沿って落下すると、客室内に設けられ
た鏡体にその降下する様子が写し出される。このため客
室内の客は、仰臥姿勢を取ることなく鏡体を見るだけで
頭上から落ちる降下体の落下のスリルを味わえる。この
ため、客を仰臥姿勢にするための設備やスペースが不要
となり、狭い空間に多くの客を収容できる。
【0016】
【実施例】図1及び図2において、本発明の一実施例に
よる上下移動型遊戯装置1は、それぞれ上下方向に沿っ
て並設された垂直の第1誘導路2及び第2誘導路3を有
する鉄塔4と、第1誘導路2内を昇降可能なケージ5と
を有している。鉄塔4は、分割可能であり、トレーラー
トラック等で運搬可能である。このため、この遊戯装置
は移動可能である。また、鉄塔4は、たとえば複数本の
ワイヤ64で支持するだけで狭い空間に設置できる。鉄
塔4の下部にはケージ5への入口60が設けられてい
る。また、入口60の下方には、落下するケージ5を鑑
賞してスリルを味わうための客室40が配置されてい
る。入口60に面して踊り場61及び踊り場61へ上が
るための階段62も設けられている。また踊り場61の
下方には客室40へ観客を案内するための入口63も設
けられている。
【0017】第1誘導路2の左右には、ケージ5を上下
方向に案内するための1対のガイドレール21,21が
設けられている。また第2誘導路3には、1対のガイド
レール22,22が上下に配置されている。ガイドレー
ル22,22には、駆動ウェイト15及びバランスウェ
イト14が上下方向に摺動可能に案内されている。ケー
ジ5は、周囲を眺望可能なたとえばパイプフレーム構造
であり、その両側面には、ガイドレール21を転動する
ガイド部材19が、図2に示すように、上下に間隔を隔
てて設けられている。ガイド部材19は、図3及び図4
に示すように、ガイドレール21を挟むように配置され
たブラケット24と、ブラケット24に固定された固定
軸23と、固定軸23に回動自在に支持された回動コロ
22とを有している。またガイド部材19は、ガイドレ
ール21の先端に回動自在な回動コロ27と、回動コロ
27を回転自在に支持する固定軸20と、固定軸20を
支持するブラケット25とを有している。このガイド部
材19により、ケージ5は第1誘導路2内を上下に案内
される。なおこれらのコロ22,27は、合成樹脂製で
あり、騒音の少ない構造となっている。
【0018】ケージ5は、たとえば乗客が16人程度搭
乗可能であり、その内部には搭乗した人を保護するため
のショルダバー20が搭乗人数分設けられている。ケー
ジ5の上端には、複数本のゴム紐を編んで構成された緩
衝反発部材8が連結されている。緩衝反発部材8の上端
は第1ワイヤ6に連結されている。第1ワイヤ6は滑車
9を介して鉄塔4の上端に配置された第1ウインチ7に
巻き取られるようになっている。またケージ5には、第
2ワイヤ10の一端が取り付けられてる。第2ワイヤ1
0は、ブレーキ12、プーリ13を介してバランスウェ
イト14に連結されている。なお、緩衝反発部材8は、
縮んだ状態においてスパイラル状になるように編まれて
いる。また、第2ワイヤ10は、バランスウェイト14
が下降端に保持されているとき、ケージ5が上昇端に配
置され得る長さである。
【0019】バランスウェイト14はケージ5の加速度
を調整するとともにウインチ7,18の駆動力を削減す
るためのものであり、前述したように第2誘導路3内に
昇降自在に配置されている。また、バランスウェイト1
4は、ケージ5を下降端で停止させるストッパーとして
の機能も有している。この第2誘導路3には、ケージ5
を上下駆動するための駆動ウェイト15も昇降自在に配
置されている。駆動ウェイト15には第3ワイヤ16が
接続されており、第3ワイヤ16はプーリ17を介して
鉄塔4上に配置された第2ウインチ18によって巻き取
られる。これらのウェイト14,15にはガイドレール
22に係合する溝が形成されている。駆動ウェイト15
は、バランスウェイト14の上方に配置されており、そ
の下面には硬質ゴム製の緩衝部材50が取り付けられて
いる。駆動ウェイト15とバランスウェイト14とを加
算した重量は、ケージ5の自重と搭乗重量(例えば75
kg×16=1200kg)とを加算した重量より重
い。
【0020】また鉄塔4において駆動ウェイト15の上
端には、緩衝スプリング51が配置されている。緩衝ス
プリング51は、バランスウェイト14が駆動ウェイト
15に衝突した際の衝撃を緩和するため及び緩衝反発部
材8が切れたときにワイヤ10に作用する衝撃を緩和す
るためのものである。なお、第1及び第2ウインチ7,
18をメンテナンスを考慮して鉄塔4の下部に配置して
もよい。
【0021】誘導路2の下端には、ケージ5を誘導路2
の下降端で保持するための開閉可能な第1保持部30が
配置されている。また第2誘導路3の下端には、バラン
スウェイト14を保持するための第2保持部31が配置
されている。第2保持部31は、バランスウェイト14
を保持することにより、ワイヤ10で連結されたケージ
5を誘導路2の上昇端で保持し得る。一方、ケージ5の
下面及びバランスウェイト14の下面には、第1保持部
30及び第2保持部31にそれぞれ係合する保持爪34
a,34bが設けられている。
【0022】第1誘導路2の下方には、安全ストッパー
32が配置されている。安全ストッパー32は、ケージ
5が万一落下した際にケージ5の衝撃荷重を受けるため
のものである。ケージ5には、安全ストッパー32に対
向する位置に当接部材33が配置されている。当接部材
33は、硬質ゴム製部材であり、安全ストッパー32に
当接して衝突時のショックを吸収する。また安全ストッ
パー32は、大型のショックアブソーバーであり、同じ
く衝突時のショックを吸収する。
【0023】第1保持部30及び第2保持部31は、そ
れぞれ同様な機構であり、ここでは第1保持部30につ
いて説明する。第1保持部30は、図3及び図4に示す
ように、保持爪34aに係合可能な開閉する開閉爪35
aを有している。開閉爪35aは、開閉軸36に固定さ
れている。開閉軸36は両端を軸受37により支持され
ている。開閉軸36の一端には、駆動ギア39が嵌め込
まれている。この駆動ギア39には、減速機付きモータ
38の先端に取り付けられたピニオン28が噛合してい
る。モータ38を回転させることにより開閉爪35aが
保持爪34aと係止する姿勢(図3実線)と係止を解除
する姿勢(図3二点鎖線)とに開閉する。なお、開閉爪
35aの駆動機構はモータ38に限定されず、空気圧や
油圧により駆動する構成でもよい。
【0024】客室40は、第1誘導路2内を落下するケ
ージ5を観察可能なものであり、その周囲及び底面に
は、鏡41,42,43が配置されている。また、客室
40の上部には、透明樹脂製の天板44が取り付けられ
ている。なお、天板44は取りはずし可能であり、通常
は取りはずしてもよい。天板44を取りはずすことによ
りケージ5の落下時に生じる風圧を客室40内の観客が
体験できる。客室40の底部には、エキスパンドメタル
製の床板45が配置されている。鏡41は、客室40の
周囲を囲むように配置されている。鏡42は、客室40
内の側部から下面にかけて45°の傾きでそれぞれ取り
付けられている。鏡43は、客室40の床板45の下方
に設けられている。このように客室内に鏡41〜43を
配置することにより、客室40内の観客はいずれの方向
を見ても、落下するケージ5を観察でき得るようになっ
ている。なお客室40内には、ケージ5内の音がスピー
カから流れるようになっており、さらに臨場感が増大す
るようになっている。
【0025】次に上述の実施例の動作について説明す
る。この遊戯装置1は、3つのスリルが楽しめる。すな
わち、ケージ5を誘導路2の下端に配置した状態で緩衝
反発部材8を延伸し、緩衝反発部材8の張力によりケー
ジ5を上方に発射させたときに味わうスリルと、ケージ
5を第1誘導路2の上端に配置した状態で自由落下させ
たときに味わうスリルと、客室40内でケージ5が落下
するのを鑑賞するときに味わうスリルとである。
【0026】緩衝反発部材8によるケージ5の発射に際
しては、まず第1ウインチ7によりワイヤ6を繰り出
し、また第2ウインチ18によりワイヤ16を巻き取
り、ケージ5を、図5に示すように、第1誘導路2の下
降端に配置する。そして扉60を開けてケージ5内に観
客を搭乗させる。なおこのとき、開閉爪35aを閉じ、
保持爪34aと開閉爪35aとを係合させケージ5の上
方への移動を拘束する。観客が全て搭乗し、ショルダバ
ー20が装着されたことを確認すると、たとえば動作開
始ボタンを押す。動作開始ボタンを押すと、第1ウイン
チ7が第1ワイヤ6を巻き取り、緩衝反発部材8の上端
を鉄塔4の上部まで引っ張る。この結果、緩衝反発部材
8は延伸状態(緊張状態)になる。そして、緩衝反発部
材8の上端を図示しないロック機構により鉄塔4にロッ
クする。このときの状態を図6に示す。
【0027】そしてカウントダウンの後、開閉爪35a
をモータ38により開く。すると緩衝反発部材8の付勢
力によりケージ5は付勢力に応じた加速度で上昇する。
このときの状態を図7に示す。このとき、バランスウェ
イト14はケージ5の上昇につれて下降する。また、緩
衝反発部材8は、縮んだ状態においてスパイラル状とな
り、ワイヤ10に絡みつくことがない。そして何度かの
上下動を終了した後に、第2ウインチ18からワイヤ1
6を繰り出して駆動ウェイト15をバランスウェイト1
4に当接する位置まで下降させる(図8)。これにより
ケージ5は駆動ウェイト15、バランスウェイト14を
介して支持される。この状態で第1ウインチ7からワイ
ヤ6を繰り出しかつ第2ウインチ18でワイヤ16を巻
き取ることによりケージ5が徐々に下降する。この状態
を図9に示す。そしてケージ5が図5に示す第1誘導路
2の下降端に到達すると、開閉爪35aを閉じ保持爪3
4aと係合させる。これにより緩衝反発部材8による1
回の発射工程が終了する。
【0028】自由落下の際には、弾性上昇の場合と同様
にまずケージ5を第1誘導路2の下降端に配置する(図
5)。そしてケージ5に観客を搭乗させた後に、図9に
示すように、第2ウインチ18からワイヤ16を繰り出
し、駆動ウェイト15とバランスウェイト14とを下降
させる。また第1ウインチ7でワイヤ6を巻き取る。こ
れにより緩衝反発部材8が弛緩した状態でケージ5が上
昇する。そして緩衝反発部材8が鉄塔4の上昇端に到達
してもなおケージ5が上昇し、ウェイト14,15が第
2誘導路3の下降端に到達した状態で図10に示すよう
にケージ5が上昇端に配置される。そして開閉爪35b
を閉じ、バランスウェイト14の下方に配置された保持
爪34bと開閉爪35bとを係止する。これによりバラ
ンスウェイト14の下方への動きが拘束され、バランス
ウェイト14にワイヤ10によって連結されたケージ5
が保持される。この状態で緩衝反発部材8の上端をロッ
クし、続いて駆動ウェイト15を第2ウインチ18によ
り上端に移動させる。この状態を図11に示す。
【0029】そして、カウントダウンの後に開閉爪35
bを開くことにより、ケージ5が自由落下する。そして
緩衝反発部材8の特性と落下距離とケージ5及びバラン
スウェイト14の質量とで定まる最落下位置でケージ5
が反発力を受けて上昇する。そして何度かの上昇下降を
繰り返した後、第2ウインチ18からワイヤ16を繰り
出すことにより駆動ウェイト15を下降させ(図8)、
バランスウェイト14と接触させる。これによりケージ
5の動きが拘束される。そして図9に示すように、駆動
ウェイト15を徐々に上昇させるとともにワイヤ6を繰
り出すことによりケージ5を緩衝反発部材8とともに下
降させ下降端に配置する。これにより1回の自由落下の
工程が終了する。
【0030】落下状態を観察する場合には、扉63から
客室40に観客を収容する。そしてケージ5が鉄塔4の
上端から落下するのを観察する。このとき観客は、上方
を見る必要はない。すなわち客室40の周囲及び下面に
は鏡41〜43が配置されているため、観客は客室40
内のいずれの場所を見てもケージ5が落下する様子を鑑
賞できる。このとき客室40内にはケージ5内の音がス
ピーカを通じて流されている。このため内部の観客には
大きな恐怖感が与えられる。
【0031】また、ケージ5はワイヤ10及び緩衝反発
部を介してワイヤ6で2重に支持されているので、いず
れか一方が切断されても他方で支持され安全である。ま
た、誘導路2の下方には、安全ストッパー32が設けら
れているため、たとえワイヤ10と緩衝反発部材8とが
同時に切れても安全である。 〔他の実施例〕 (a) 緩衝反発部材8としてはゴムだけでなくスプリ
ングや渦巻きバネ等の他の弾性を有するものでもよい。 (b) 観客の搭乗位置は誘導路の下端に限定する必要
はない。誘導路の上端において観客を搭乗させてもよ
い。この場合には、緩衝反発部材8の上端を鉄塔上に固
定してもよい。この場合において緩衝反発部材8の付勢
力により上昇させるためにはケージ5を下降させる機構
が必要である。したがってケージ5を下方から引っ張る
ワイヤ等が必要である。 (c) バランスウェイト14の重さはケージ5の全体
重量に対して定めればよく、バランスウェイト14の重
さによりケージ5の下降時の加速度を調整できる。ま
た、加速度の調整は、ブレーキ12で行ってもよい。
【0032】
【発明の効果】第1の発明に係る上下移動型遊戯装置で
は、ケージに連結された緩衝反発部材により、ケージの
緩衝反発を行っているので、緩衝反発部材としてはゴム
やバネ等を用いることができ、製造コストが安価にな
る。また、ケージの上昇を別のケージ駆動手段で行って
いるので、ケージを任意の位置に停止でき、保持位置を
一定にできる。このため、保持手段の構成も簡素であ
る。さらにケージを任意の位置に停止できるので、誘導
路の任意の位置に乗車位置を設定できる。
【0033】第2の発明に係る上下移動型遊戯装置で
は、第1の発明と同様に緩衝反発部材としてゴムやバネ
等を用いることができるので製造コストが安価である。
また、上昇したケージをケージ駆動手段により下降させ
ることができるので、ケージを任意の位置に停止でき、
保持位置を一定にできる。このため、保持手段の構成も
簡素であり、乗車位置も任意の位置に設定できる。さら
にここでは自由落下だけではなく、緩衝反発部材により
ロケットの発射に似た上昇のスリルを味わうことができ
る。
【0034】第3の発明に係る物体落下遊戯装置では、
客室内の客は、仰臥姿勢を取ることなく鏡体を見るだけ
で頭上から落ちる降下体の落下のスリルを味わえる。こ
のため、客を仰臥姿勢にするための設備やスペースが不
要となり、狭い空間に多くの客を収容できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による上下移動型遊戯装置の
全体斜視図。
【図2】その側断面図。
【図3】保持部の側面図。
【図4】その平面図。
【図5】動作を説明する側面模式図。
【図6】動作を説明する側面模式図。
【図7】動作を説明する側面模式図。
【図8】動作を説明する側面模式図。
【図9】動作を説明する側面模式図。
【図10】動作を説明する側面模式図。
【図11】動作を説明する側面模式図。
【符号の説明】
1 遊戯装置 2 第1誘導路 5 ケージ 8 緩衝反発部材 12 ガイドレール 15 駆動ウェイト 18 第2ウインチ 30,31 第1及び第2保持部 34a 保持爪 35a 開閉爪 40 客室 41〜43 鏡

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に沿って配置された誘導路と、 内部に人間が搭乗可能であり、前記誘導路に沿って昇降
    可能なケージと、 一端が前記ケージに連結可能であり、他端が所定位置に
    固定可能な弾性を有する緩衝反発部材と、 前記ケージを前記誘導路に沿って上昇させるケージ駆動
    手段と、 前記ケージを前記誘導路の上部で保持するための保持手
    段と、 前記保持手段による前記ケージの保持を解除し、前記ケ
    ージを自由落下させるための保持解除手段と、を備えた
    上下移動型遊戯装置。
  2. 【請求項2】上下方向に沿って配置された誘導路と、 内部に人間が搭乗可能であり、前記誘導路に沿って昇降
    可能なケージと、 一端が前記ケージに連結可能であり、他端が所定位置に
    固定可能な弾性を有する緩衝反発部材と、 前記ケージを前記誘導路に沿って下降させるケージ駆動
    手段と、 前記ケージを前記緩衝反発部材が緊張した位置で保持す
    るための保持手段と、 前記保持手段による前記ケージの保持を解除し、前記ケ
    ージを前記緩衝反発部材で上昇させるための保持解除手
    段と、を備えた上下移動型遊戯装置。
  3. 【請求項3】上下方向に沿って配置された誘導路と、 前記誘導路に沿って降下可能な降下体と、 前記誘導路の下部に設けられ、前記誘導路を降下する降
    下体を写し得る鏡体を有する客室と、 前記降下体を前記客室の上方で停止させる停止手段と、
    を備えた物体落下遊戯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618706A (ja) * 1984-06-22 1986-01-16 Hitachi Ltd 磁気ヘツドとその製造方法
JPS6259597A (ja) * 1985-09-07 1987-03-16 ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト β−二燐化亜鉛単結晶の製法

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