JPH06327765A - 貯血槽 - Google Patents

貯血槽

Info

Publication number
JPH06327765A
JPH06327765A JP5143051A JP14305193A JPH06327765A JP H06327765 A JPH06327765 A JP H06327765A JP 5143051 A JP5143051 A JP 5143051A JP 14305193 A JP14305193 A JP 14305193A JP H06327765 A JPH06327765 A JP H06327765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood
defoaming
housing
chamber
filter member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5143051A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3373250B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Yoshihara
和彦 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP14305193A priority Critical patent/JP3373250B2/ja
Publication of JPH06327765A publication Critical patent/JPH06327765A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3373250B2 publication Critical patent/JP3373250B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ハウジング2内にフィルター部材7を設置し
て、血液導入管41から導入される血液を、フィルター
部材7にて濾別する貯血槽1において、血液導入管41
の血液導入口413の上方に、消泡剤を担持した消泡部
材6を充填する消泡室42を設け、消泡室42にはハウ
ジング2の外側と連通する空気排出口5bと、フィルタ
ー部材7の内側空間70と連通する気泡流入口421と
を設けて、空気排出口5bから空気を排出することによ
って、消泡部材6にて破泡する構成とした。 【効果】 消泡部材の担持する消泡剤と血液との接触を
最小限に抑え、フィルター部材を透過する空気による、
フィルター部材の外側での気泡の発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液中の気泡や異物を
分離除去する貯血槽に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、心臓外科手術においては、送血
ポンプを作動して患者の静脈より脱血し、人工肺により
ガス交換を行なった後、この血液を再び患者の動脈に戻
すという人工肺体外血液循環が行なわれる。また、術野
から血液を吸引し、異物を瀘別除去した後、返血するラ
インも設けられる。
【0003】このような人工肺体外血液循環回路には、
脱血した血液を一時的に貯留しておく貯血槽や、術野か
ら吸引された血液を瀘過し、これを一時的に貯留してお
く貯血槽(カーディオトミーリザーバー)が設置され
る。
【0004】このような貯血槽は、血液中に混入する気
泡を除去するため、貯血槽内に除泡装置を設置した構成
となっている。
【0005】この除泡装置としては、一般に、貯血槽へ
の血液導入部の周囲を囲むように濾過部材を配置し、こ
の濾過部材にシリコーン泡剤を担持し、血液が瀘過部材
を通過する際に、血液中に混入した気泡が消泡剤と接触
して消泡される構成のものが知られているが、このよう
な除泡装置では、濾過部材を血液が通過する際に、消泡
剤が離脱して血液中に混入することがある。
【0006】消泡剤として使用されるシリコーンは、不
活性物質であり、それ自体無害であるが、人体により物
質代謝されないために、人体内に蓄積され易く、また、
極細の毛細管や血管等を詰まらせることもあり得るの
で、血液中への混入は、極力避けるべきである。
【0007】また、上記カーディオトミーリザーバーの
場合には、術野から血液を吸引するラインに設置される
ものであるため、術野で吸引された血液と空気は、吸引
ライン内では相互に混ざり合って、血液の飛沫や泡が発
生する。また空気の吸引によって、貯血槽内へも勢い良
く流れ込み、貯血槽内においても飛沫や泡を発生させて
いる。つまり、体外循環回路中に設置される貯血槽と比
べて、カーディオトミーリザーバー内にはより多くの泡
が発生し、特に強力な消泡機能を有している必要があ
る。
【0008】また、従来のカーディオトミーリザーバー
では、空気の排出口がフィルターの血液流出側(フィル
ターの外側の空間)に設けられているため、濡れている
フィルターの内側から空気が透過して、フィルターの外
側に気泡を生じさせ易いといった問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、消泡
剤の血液中への混入を最低限に抑え、かつフィルター部
材の外側に気泡が発生しない貯血槽を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)の本発明により達成され、下記(2)ないし
(4)であるのが好ましい。
【0011】(1) ハウジングと、該ハウジング内に
設置され血液を濾過するフィルター部材と、該フィルタ
ー部材の内側空間に向けて突出する血液導入管と、前記
フィルター部材の上方に設けられ、前記フィルター部材
の内側空間と前記ハウジングの外部とにそれぞれ連通す
る消泡室と、該消泡室内に充填され、消泡剤を担持する
消泡部材とを有し、前記血液導入管の下端が前記消泡室
より下方に位置していることを特徴とする貯血槽。
【0012】(2) 前記消泡室は、前記血液導入管の
外周部に形成されている上記(1)に記載の貯血槽。
【0013】(3) 前記血液導入管の上半部は、下方
へ向けて直径が漸減している上記(1)または(2)に
記載の貯血槽。
【0014】(4) さらに、ハウジング内の空気を排
出し、前記消泡室に連通する空気排出口を有している上
記(1)ないし(3)のいずれかに記載の貯血槽。
【0015】
【実施例】以下、本発明の貯血槽を、添付図面に示す好
適実施例に基いて詳細に説明する。図1および図2に示
されている本実施例の貯血槽1は、術野より吸引された
血液から異物を瀘別し、その血液を一時的に貯留してお
く貯血槽(カーディオトミーリザーバー)である。
【0016】図1は、本発明の貯血槽1の構成例を示す
断面正面図、図2は、図1中のA−A線での断面図であ
る。図1に示すように、本発明の貯血槽1は、ハウジン
グ本体3と蓋体4とで構成されるハウジング2を有す
る。このハウジング2の内部には、血液を貯留する貯血
空間25が形成されている。この貯血空間25は、後述
するフィルター部材7を収納する収納部と、濾過済血液
を貯留する貯留部とを有している。図1は、収納部の断
面図である。貯留部は、収納部の下方へ突出して設けら
れ、収納部の底面250に連続して設けられた、傾斜面
を伝って貯留部内へ血液が流れ込む。
【0017】前記貯留部の下方には、貯血空間25に連
通する血液排出口(図示せず)が設けられており、貯血
空間25内に貯留された濾過済の血液をハウジング外へ
排出するように構成されている。
【0018】蓋体4は、ハウジング本体3の図1中上部
開口を覆うようにハウジング本体3の上端に嵌合されて
いる。また、蓋体4の所定位置には、ハウジング2内に
連通する管状の血液流入口5aおよび空気排出口5b
が、それぞれ複数個形成されている。
【0019】これらのうち、血液流入口5aには、例え
ば術野からの血液吸引ラインが接続されている。血液吸
引ラインは、術野から血液を吸引する吸引ポンプ(図示
せず)と、吸引ポンプの吸引口に接続された吸引チュー
ブと、吸引ポンプの吐出口と血液流入口5aとを接続す
る接続チューブとから構成されている。
【0020】蓋体4には、前記血液流入口5aに接続さ
れ、蓋体4の下方へ、すなわち後述するフィルター部材
7の内側空間70へ向けて延在する血液導入管41が設
けられている。前記血液導入管41は、管状に形成され
ており、その上半部411は、下方へ向かって内径が漸
減する漏斗状をなし、血液導入口413が形成されてい
る下半部412は、図中鉛直方向へ向かって、ほぼ円筒
状に内壁が形成されている。
【0021】この血液導入管41の外周部には、後述す
る消泡部材6が充填される消泡室42が形成されてい
る。この消泡室42は、前記血液導入管41の下端に形
成された血液導入口413よりも図中上方に設けられて
いる。なお、消泡室42には、気泡や空気が流入するた
めの気泡流入口421が連続した円環状に形成され、こ
の気泡流入口421を介して、消泡室42と内側空間7
0とが連通する。
【0022】さらに、消泡室42には空気排出口5bが
連通し、消泡室42とハウジング2の外側とを連通させ
ている。このように構成することによって、気泡流入口
421、消泡室42、空気排出口5bを介して、内側空
間70とハウジング2の外側とが連通する構成となって
いる。
【0023】図示の構成例では、消泡室42は、血液導
入管41の上半部411の外周の全周に渡って円環状に
形成されているが、これに限らず、例えば血液導入管4
1の外周に渡って部分的に形成されているものでもよ
い。
【0024】消泡室42内へは、その全容積に消泡部材
6を充填する場合に限らず、流入する気泡が必ず接触す
る位置であれば、消泡室42の一部に消泡部材6を充填
してもよい。また、気泡流入口421は、連続した円環
状に限らず、血液導入管41の外周に沿って、部分的、
特に断続的(間欠的)に形成してもよい。例えば、複数
の気泡流入口421を設けた場合には、気泡流入口42
1の形成位置と、空気排出口5bの位置とを、血液導入
管41を中心として回転させて、平面視において位置を
ずらして設けてもよい。
【0025】このような場合には、吸引された空気が、
消泡部材6内を透過する距離が長くなるため、消泡部材
6の充填量や、消泡室42の容積を小さくすることがで
きる。
【0026】ハウジング本体3および蓋体4の構成材料
としては、例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル−ス
チレン共重合体、アクリル−ブタジエン−スチレン共重
合体等を挙げることができ、このなかでも特に、ポリカ
ーボネート、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニルが好ましい。
【0027】また、ハウジング本体3および蓋体4は、
貯血量や内部の血液の状態を目視で確認することができ
るように、実質的に透明であるのが好ましい。
【0028】なお、ハウジング本体3の正面や側面に
は、貯血量を示す目盛り(図示せず)が設けられている
のが好ましい。
【0029】このような貯血槽1は、貯血空間25に流
入した血液中に含まれる異物を濾別するフィルター部材
7と、血液中に含まれる気泡を除去する消泡部材6とを
有している。
【0030】フィルター部材7は、血液中の異物や気泡
を除去する機能を有するものである。このフィルター部
材7は、前記血液導入管41の外周に円筒状に形成され
て、配置されている。フィルター部材7の上端は、消泡
室42の下側に充填材8によって固着され、下端は、底
部材9の外周部に、充填材8によって固着されている。
【0031】このフィルター部材7によって、貯血空間
25は、フィルター部材7の内側空間70と、外側空間
20とに分割され、内側空間70内に前記血液導入管4
1の下端が位置する。
【0032】図2に示されているように、フィルター部
材7は、複数のひだ(プリーツ)状に成形された各プリ
ーツが放射状に配置されるように筒状に形成された内層
71と、この内層71の最外周(各プリーツの先端)に
接着された筒状の外層72とで構成されている。
【0033】内層71は、ひだ状に成形されているの
で、フィルター部材7の有効面積(濾過面積)を十分に
確保することができる。また、外層72は、内層71の
変形を規制し、フィルター部材7を一定の形状に保持す
る機能を有するものであり、比較的硬質のメッシュ、ネ
ットまたはフレーム部材が好適に用いられる。この外層
72は、特に設けられていなくてもよい。
【0034】上記内層71の素材は、十分な血液の透過
性を有する多孔質材料で構成される。このような多孔質
材料としては、メッシュ(ネット)状のもの、織布、不
織布等が挙げられ、これらを単独でまたは任意に組み合
わせて(特に積層して)用いることができる。
【0035】本発明では、フィルター部材7として、メ
ッシュ状のものを含んでいるのが好ましい。メッシュ
は、血液の透過性に優れるとともに、開口精度が高く、
気泡等を有効に除去することができるからである。
【0036】ここで、メッシュとは、規則的に配列され
た網目を有するシート状の部材であって、その形態は、
繊維の織物または編物、一体成形物、加工物等が挙げら
れる。
【0037】内層71の構成材料、特にメッシュの構成
材料としては、PET、PBTのようなポリエステル、
ナイロン(ポリアミド)、テトロン、レーヨン、ポリプ
ロピレン、ポリエチレンのようなポリオレフィン、ポリ
塩化ビニル等の高分子材料、アルミニウム、ステンレス
等の金属材料、あるいはこれらのうちの2以上を組み合
わせたものが挙げられるが、そのなかでも、特に、ポリ
エステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ステンレス
が好ましい。
【0038】また、内層71に用いられるメッシュの網
目のオープニングは15〜300μm 程度、特に20〜
200μm であるのが好ましい。300μm を超える
と、微細な気泡は血液とともにメッシュの網目を透過す
ることがあり、また、15μm未満であると、血液の通
過抵抗が増大し、フィルター部材7内での血液の液面が
上昇する傾向となるからである。
【0039】なお、内層71には、血液の透過性をさら
に向上するために、必要に応じ、プラズマ処理や親水性
高分子材料のコーティングのような親水化処理を施して
おくことができる。この場合、プラズマ処理等の親水化
処理は、常法に従って行なえばよい。
【0040】以上のような内層71により、例えば、直
径約20μm 以上の気泡を有効に除去することができ
る。
【0041】消泡室42内に充填される消泡部材6の素
材としては、発泡ポリウレタン、発泡ポリエチレン、発
泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン等の発泡体、メッ
シュ、織布、不織布または、多孔質セラミックスや樹脂
等の焼結体のような各種多孔質材を挙げることができる
が、そのなかでも、比較的空気の通過抵抗(圧力損失)
が少ない材料を用いるのが好ましい。
【0042】空気の通過抵抗が少ない材料として、発泡
ポリウレタンのような発泡体やその他の多孔質材を用い
る場合には、その孔径は20μm 〜10mm程度、特に5
0μm 〜5mm程度とするのが好ましい。
【0043】このような消泡部材6に担持される消泡剤
は、気泡が接触すると破泡するような機能を有するもの
であり、その代表例としては、シリコーン(シリカを配
合したコンパウンド型、オイル型等)等が挙げられる。
【0044】このような消泡剤の消泡部材6への担持方
法は、例えば、消泡剤を含む液を素材に含浸、塗布また
はスプレーし、その後、乾燥(例えば、30℃、180
分)することにより行なう。
【0045】以上のように構成された本発明の貯血槽1
の作用について説明する。吸引ポンプを駆動させると、
内側空間70内の圧力は、大気圧よりも高くなり、術野
で吸引された血液が空気とともに血液流入口5aよりハ
ウジング2内へ流入する。流入した血液は、血液導入管
41の上半部411に沿って滑らかに下方へ流下し、下
半部412の血液導入口413よりフィルター部材7の
内側空間70内へ落下する。
【0046】この時、血液導入口413は、消泡室42
よりも下方に位置しているため、血液導入口413から
落下する血液は、消泡部材6に担持されている消泡剤に
接触することはなく、消泡剤の血液中への溶出が抑制さ
れる。
【0047】一方、空気は、血液導入口413からフィ
ルター部材7の内側空間70に流入すると、血液導入口
413よりも上方に位置する気泡流入口421へ向かっ
て流れる方向が反転し、気泡流入口421から消泡室4
2内へ流入し、消泡部材6内を通過して、空気排出口5
bから貯血槽1の外側へと排出される。
【0048】内側空間70に流入した血液は、フィルタ
ー部材7を透過して外部空間20へ流出する。この時血
液中の異物や気泡は血液と濾別され、内部空間70内に
残留する。内側空間70内に残留した気泡は、血液の液
面上に浮上し、この液面上に大量の気泡が溜まる。
【0049】この気泡が、液面より上方の内側空間70
内を満たしていき、その上端が消泡室42に近付くと、
吸引ポンプの排出によって消泡室42内に流入する空気
とともに気泡流入口421へ気泡が流れ込む。気泡流入
口421へ到達した気泡は、消泡部材6に担持されてい
る消泡剤に接触して破泡する。
【0050】また、気泡流入口421を消泡室42に設
けたことによって、気泡は気泡流入口421から消泡室
42内へ流入し、必ず消泡部材6と接触する。そして、
気泡の破泡によって生じた空気は、空気排出口5bへ向
けて消泡部材6内を流通する。本実施例の場合には、空
気は、血液導入管41の外周に沿って流通する。
【0051】また、空気排出口5bは、消泡室42と気
泡流入口421を介して、内側空間70と連通し、空気
が常時排出されるため、内側空間70内の圧力より外側
空間20の圧力の方が低くなることはない。このため、
液面より上方のフィルター部材7を内側空間70から外
側空間20へ向けて、空気が透過し、フィルター部材7
の外側空間20側に気泡が発生し、この気泡が濾過済の
血液中に混入するということはない。
【0052】以上、本発明の貯血槽を、図示の構成例に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。例えば、消泡室42に連通する空気排出口5b
を、外側空間20に連通するように設け、さらに、外側
空間20と、ハウジング2の外側とを連通させた構成と
することもできる。
【0053】なお、本発明の貯血槽の用途は特に限定さ
れないが、上記説明した場合の他、体外血液循環回路に
おいて、脱血した血液を一時的に貯留しておく貯血槽な
どに適用することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の貯血槽に
よれば、消泡室をフィルター部材の上方に設け、かつ血
液導入管の下端が消泡室より下方に位置しているため、
フィルター部材の内側空間に貯留された血液や内側空間
に流入する血液が、消泡部材に担持されている消泡剤と
接触することが抑制され、血液中への消泡剤の混入が最
低限に抑えられる。
【0055】また、ハウジングの外側と、内側空間とに
それぞれ連通する消泡室内に消泡部材を担持させ、空気
排出口から空気を排出させる構成とした場合には、血液
中に混入する気泡を、必ず消泡部材に接触させて破泡さ
せることができる。また、フィルター部材の外側の圧力
が内側の圧力よりも低くならないので、フィルター部材
を透過する空気によってフィルターの外側に気泡が発生
し、これが濾過済血液に混入することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貯血槽の構成例を示す正面図である。
【図2】図1中のA−A線での断面図である。
【符号の説明】
1 貯血槽 2 ハウジング 20 外側空間 25 貯血空間 250 底面 3 ハウジング本体 4 蓋体 41 血液導入管 411 上半部 412 下半部 413 血液導入口 42 消泡室 421 気泡流入口 5a 血液流入口 5b 空気排出口 6 消泡部材 7 フィルター部材 70 内側空間 71 内層 72 外層 8 充填材 9 底部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジング内に設置さ
    れ血液を濾過するフィルター部材と、該フィルター部材
    の内側空間に向けて突出する血液導入管と、 前記フィルター部材の上方に設けられ、前記フィルター
    部材の内側空間と前記ハウジングの外部とにそれぞれ連
    通する消泡室と、該消泡室内に充填され、消泡剤を担持
    する消泡部材とを有し、 前記血液導入管の下端が前記消泡室より下方に位置して
    いることを特徴とする貯血槽。
JP14305193A 1993-05-21 1993-05-21 貯血槽 Expired - Fee Related JP3373250B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14305193A JP3373250B2 (ja) 1993-05-21 1993-05-21 貯血槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14305193A JP3373250B2 (ja) 1993-05-21 1993-05-21 貯血槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06327765A true JPH06327765A (ja) 1994-11-29
JP3373250B2 JP3373250B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=15329775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14305193A Expired - Fee Related JP3373250B2 (ja) 1993-05-21 1993-05-21 貯血槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3373250B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007275473A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Terumo Corp 気泡除去装置
JP2008018101A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Terumo Corp 気泡除去装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009028395A1 (ja) * 2007-08-27 2009-03-05 Jms Co., Ltd. 貯血槽

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63102764A (ja) * 1986-10-20 1988-05-07 株式会社 日本メデイカル・サプライ 貯血槽
JPH04336076A (ja) * 1991-05-13 1992-11-24 Terumo Corp 除泡装置および貯血槽

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63102764A (ja) * 1986-10-20 1988-05-07 株式会社 日本メデイカル・サプライ 貯血槽
JPH04336076A (ja) * 1991-05-13 1992-11-24 Terumo Corp 除泡装置および貯血槽

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007275473A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Terumo Corp 気泡除去装置
JP2008018101A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Terumo Corp 気泡除去装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3373250B2 (ja) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7621407B2 (en) Extracorporeal blood filter system
US5683355A (en) Cardiotomy reservoir with internal filter
US6908446B2 (en) Blood reservoir
US4698207A (en) Integrated membrane oxygenator, heat exchanger and reservoir
CA1340585C (en) Medical instrument and method for fabricating same
JPS61176357A (ja) 血液処理収集装置
JPS6246187B2 (ja)
JP2002536161A (ja) 真空濾過のための濾過器
JPH059112B2 (ja)
JP5046063B2 (ja) 貯血槽
JP3051495B2 (ja) 除泡装置および貯血槽
JPWO2004084974A1 (ja) 血液フィルタ装置およびその製造方法
JP2002165878A (ja) 貯血槽
JP3373250B2 (ja) 貯血槽
JP3231077B2 (ja) 貯血槽
JP3373252B2 (ja) 貯血槽
JPH0126707B2 (ja)
WO1996000593A1 (en) A device for filtration and collection of blood
JPH027667B2 (ja)
JP4485707B2 (ja) 貯血槽
JP4162315B2 (ja) 血液リザーバ
JPS6145770A (ja) 貯血槽
JP2001204815A (ja) 貯血槽
JPH02124170A (ja) 貯血槽
JPH07299136A (ja) 貯血槽

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees