JPH04336076A - 除泡装置および貯血槽 - Google Patents

除泡装置および貯血槽

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JPH04336076A
JPH04336076A JP3137124A JP13712491A JPH04336076A JP H04336076 A JPH04336076 A JP H04336076A JP 3137124 A JP3137124 A JP 3137124A JP 13712491 A JP13712491 A JP 13712491A JP H04336076 A JPH04336076 A JP H04336076A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液中の気泡を分離除
去する除泡装置およびこれを備える貯血槽に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、心臓外科手術においては、送血
ポンプを作動して患者の静脈より脱血し、人工肺により
ガス交換を行なった後、この血液を再び患者の動脈に戻
すという人工肺体外血液循環が行なわれる。また、術野
から血液を吸引し、異物を瀘別除去した後、返血するラ
インも設けられる。このような人工肺体外血液循環回路
には、脱血した血液を一時的に貯留しておく貯血槽や、
術野から吸引された血液を瀘過し、一時的に貯留してお
く貯血槽(カーディオトミーリザーバー)が設置される
【0003】このような貯血槽は、回路内の血液量を調
整し、返血量を一定に保つための緩衝機能を有する他、
貯血槽内に除泡装置を設置し、血液中の気泡を除去する
機能をも有している。
【0004】この除泡装置としては、筒状のフィルター
および瀘過部材を内側からこの順に同心的に配置し、気
泡を含有する血液をフィルターの内側に供給し、血液が
フィルターおよび瀘過部材を通過する際に気泡を分離す
るとともに、フィルターおよび瀘過部材に担持された消
泡剤(シリコーン)との接触により分離された気泡を破
泡するような構成のものが開示されている(特開昭60
−103968号公報)。
【0005】この除泡装置では、フィルターおよび瀘過
部材に消泡剤がコーティングされているが、この部分を
血液が通過するため、消泡剤が離脱して血液中に混入す
ることがある。消泡剤として使用されるシリコーンは、
不活性物質であり、それ自体有害ではないが、人体によ
り物質代謝されないために、人体内に蓄積され易く、ま
た、極細の毛細管や血管等を詰まらせることもあり得る
ので、血液中への混入は、極力避けるべきである。
【0006】そこで、血液への消泡剤の混入を防止する
ことができるものとして、脱泡要素(消泡部材)の上端
にのみ消泡剤を担持させ、この消泡剤担持領域を血液の
最高液面レベルより上方に設定し、血液と消泡剤とが接
触しないようにした除泡装置が開示されている(特開昭
63−21064号公報)。
【0007】しかしながら、この除泡装置では、次のよ
うな欠点がある。すなわち、血液が最初に接触する脱泡
要素は、ポリウレタンフォームのような発泡体で構成さ
れており、しかも、血液はこの脱泡要素に対し、主に垂
直に流れるように構成されているため、その血液流によ
り気泡が押圧されて脱泡要素の内面に付着し、さらには
脱泡要素の空孔内に入り込むことがあり、よって、この
ような気泡の目詰まりにより、気泡の除去効率が低下し
、また、血液が脱泡要素を通過する際の圧力損失が大き
くなり、脱泡要素の実効面積が低下する。
【0008】その結果、脱泡要素より内側の血液の液面
が上昇し、最高液面レベルを越えて前記消泡剤担持領域
に達するため、血液が消泡剤と接触し、結局、消泡剤が
血液中に混入することとなり、所期の目的が達成されな
い。また、このような血液の液面上昇が生じるというこ
とは、除泡装置内でのプライミング量の増大を招くこと
ともなり、好ましくない。
【0009】そして、このような状況が一旦生じると、
血液のバイパスも設けられていないため、継続して送り
込まれる血液により、脱泡要素への気泡の蓄積がさらに
増大し、正常な状態に復帰することができない。
【0010】また、除泡装置への気泡混入量が比較的少
ない場合や気泡の混入が終了した後等には、上記のよう
な血液の液面上昇による消泡剤との接触は生じないが、
この場合、脱泡要素の消泡剤担持領域の下端と実際の血
液液面とは所定距離離間しており、すなわち、脱泡要素
の消泡剤を担持しない領域には、常に気泡が付着してい
ることとなり、よって、脱泡要素全体の面積に対する実
効面積の割合が低くなり、圧力損失の増加によるプライ
ミング量の増大が避けられない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、消泡
剤の血液中への混入がなく、プライミング量が増大せず
、気泡の除去能に優れる除泡装置および貯血槽を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(7)の本発明により達成される。
【0013】(1)  血液中から気泡を除去するメッ
シュ状の第1フィルターと、前記第1フィルターとの間
で血液の流路を形成し、この流路内において血液の流れ
を実質的に前記第1フィルターと平行でかつ上方に向う
ように規制する流路規制部材と、前記流路内の血液の常
用液面レベルより上方に設置され、消泡剤が担持された
消泡部材とを有することを特徴とする除泡装置。
【0014】(2)  前記流路規制部材は、血液の流
れを実質的に鉛直方向上方に規制するものである上記(
1)に記載の除泡装置。
【0015】(3)  前記消泡部材の血液流出面側に
は、消泡部材を通過する微小気泡を分離、除去する第2
フィルターが設けられている上記(1)または(2)に
記載の除泡装置。
【0016】(4)  前記消泡部材は、前記第1フィ
ルターより血液の通過抵抗が少ない材料で構成されてい
る上記(1)〜(3)のいずれかに記載の除泡装置。
【0017】(5)  前記消泡部材は、前記第1フィ
ルターより目の粗いメッシュで構成されている上記(4
)に記載の除泡装置。
【0018】(6)  前記消泡部材は、発泡体または
多孔質体で構成されている上記(4)に記載の除泡装置
【0019】(7)  上記(1)ないし(6)のいず
れかに記載の除泡装置を備えることを特徴とする貯血槽
【0020】
【作用】気泡を含有する血液は、第1フィルターを通過
する際に、気泡が分離除去される。すなわち、血液は第
1フィルターのメッシュの網目を通過して貯血槽内に貯
留され、気泡は網目を通過することができずに第1フィ
ルターの内面(流路側の面)に付着する。このとき、第
1フィルターと流路規制部材との間に形成された流路内
を血液が実質的に第1フィルターと平行に流れるので、
この液流により、第1フィルターの内面に付着した気泡
は剥離され、浮上する。この現象をいわゆるウォシュア
ウトという。このようなウォシュアウトにより、第1フ
ィルターは気泡による目詰まりを生じることなく正常に
機能し、優れた気泡除去能が維持される。
【0021】第1フィルターから離脱して浮上した気泡
は、流路内の血液の液面付近およびその上方に集積され
る。流路内の常用液面レベルより上方には、消泡剤が担
持された消泡部材が設置されており、気泡がある程度集
積され、この消泡部材に接触すると破泡する。破泡した
気泡は、空気としてリザーバー内部あるいは脱気口から
外部へ排気される。
【0022】上述したように、第1フィルターは気泡に
よる目詰まりを生じないので、圧力損失増大やこれに伴
う流路内での血液の液面の異常な上昇がなく、よって、
流路内の常用液面レベルより上方に設置された消泡部材
に血液が接触する頻度は非常に少ない。従って、消泡部
材に担持された消泡剤が離脱して血液中に混入すること
が抑制される。
【0023】また、消泡部材を第1フィルターより血液
の通過抵抗が少ない材料で構成した場合には、例えば、
除泡装置への血液の流入量の急激な増大により、流路内
での血液の液面が上昇し、消泡部材の下端を越えたとし
ても、消泡部材を速やかに通過して流路と反対側に流出
するので、流路内の液面は消泡部材の下端まで下がる。 よって、血液が消泡部材と接触する時間は短く、血液中
に消泡剤が混入したとしても、その量は極めて微量とな
る。
【0024】また、消泡部材の血液流出面側に、消泡部
材を通過する微小気泡を分離、除去する第2フィルター
を設けた場合には、第1フィルターに目詰まりが生じ、
大部分の血液が消泡部材を直接通過することになったと
しても、消泡部材にて分離除去されない微小気泡を第2
フィルターにて除去することが可能となる。
【0025】
【発明の構成】以下、本発明の除泡装置および貯血槽を
、添付図面に示す好適実施例に基いて詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の除泡装置を有する貯血槽
の構成例を示す断面側面図、図2は、図1中のA−A線
での断面図である。図1に示すように、貯血槽1は、ハ
ウジング本体3と蓋体4とで構成されるハウジング2を
有する。このハウジング2の内部には、血液を貯留する
貯血空間5が形成されている。
【0027】ハウジング本体3は、図1中上部右側に突
出部31を有する箱形をなしている。この突出部31の
図1中下方のハウジング内壁は、水平面に対し所定角度
傾斜した傾斜面32となっている。後述する除泡装置8
から流出した血液は、この傾斜面32に沿って流下する
【0028】傾斜面32の水平面に対する傾斜角度θは
、1〜45°程度とするのが好ましい。
【0029】なお、傾斜面32は、平面に限らず、湾曲
面であってもよい。
【0030】また、ハウジング本体3の下部には、貯血
空間5に連通する管状の血液流出口7が形成されている
。この血液流出口7は、例えば、体外血液循環回路にお
ける人工肺等へのチューブに接続される。
【0031】蓋体4は、ハウジング本体3の上部開口を
覆うように載置されており、貯血空間5を密封するので
はなく、例えば、ハウジング本体3と蓋体4との隙間や
後述する開口41を介して貯血空間5と外部とが通気可
能なようになっている。これにより、貯血空間5内の貯
血量が増減可能となる。なお、ハウジング2に、貯血空
間5と外部とを連通する通気口(図示せず)を設置して
もよい。
【0032】蓋体4には、後述する除泡装置8を挿入す
る開口41が形成されている。この開口41は、除泡装
置8の挿入部分に対応した形状とするのが好ましく、図
示の例では、後述する消泡部材12の横断面輪郭形状と
同様の円形とされる。
【0033】貯血空間5の容積は特に限定されないが、
成人用では3000〜5000ml程度、小児用では1
000〜2000ml程度とするのが好ましい。
【0034】なお、図示されていないが、貯血空間5内
に熱交換器を設置してもよい。この熱交換器としては、
例えば、複数の金属製の直管を貯血空間5内に平行に配
設した熱交換部を有するものが好適に使用される。
【0035】ハウジング本体3および蓋体4の構成材料
としては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル−スチレン共
重合体、アクリル−ブタジエン−スチレン共重合体等を
挙げることができ、このなかでも特に、ポリカーボネー
ト、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルが好
ましい。
【0036】また、ハウジング本体3および蓋体4は、
貯血量を目視で確認することができるように、透明であ
るのが好ましい。
【0037】なお、ハウジング本体3の側面には、貯血
量を示す目盛り(図示せず)を設けることもできる。
【0038】突出部31における貯血空間5には、血液
流入口6から流入した血液中に含まれる気泡を除去する
除泡装置8が設置されている。この除泡装置8は、メッ
シュ状のフィルター9と、流路規制部材10および11
と、消泡剤が担持された消泡部材12と、カバー部材1
3とで構成されている。以下、これらの各構成要素につ
いて説明する。
【0039】流路規制部材10は、鉛直方向に延在する
直管状の部材であり、その上端部には、血液流入口6が
形成されている。この血液流入口6は、例えば、体外血
液循環回路における脱血ラインのチューブに接続される
【0040】流路規制部材10の内径は、成人用では8
〜12mm程度、小児用では6〜10mm程度とするの
が好ましい。
【0041】流路規制部材10の下端部付近には、内面
110が例えば球面状に湾曲する流路規制部材11が設
置されている。
【0042】この流路規制部材11の上端縁部には、筒
状の第1フィルター9が流路規制部材10と例えば同心
的に設置されている。これにより、第1フィルター9と
流路規制部材10との間に血液の流路15が形成される
。図1中の矢印で示すように、血液流入口6より流入し
た血液Bは、流路規制部材10の内腔を鉛直方向下方に
向って流れ、流路規制部材11の内面110に沿って反
転し、流路15内を実質的に鉛直方向上方に向けて流れ
る。
【0043】ここで、「実質的に鉛直方向上方に」とは
、流れに水平方向の成分があることを排除するものでは
なく、流れの主な方向が鉛直方向上方であることを意味
する。従って、流路15内において、血液の停留(よど
み)、旋回、乱流、第1フィルター9側への屈曲等が部
分的にあってよい。
【0044】なお、流路規制部材10および11の構成
材料としては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル−スチレ
ン共重合体、アクリル−ブタジエン−スチレン共重合体
等の高分子材料、各種ガラス、アルミナ、シリカ等の各
種セラミックス、ステンレス、アルミニウム、銅、チタ
ン等の金属、各種炭素材料等、あるいはこれらのうちの
2以上を組合せたものを挙げることができるが、このな
かでも特に、ポリカーボネート、ポリスチレン、ステン
レス、アルミニウムが好ましい。
【0045】第1フィルター9は、メッシュ(ネット)
状のもので構成されているのが好ましい。メッシュ状の
ものは、血液の透過性に優れるとともに、開口精度が高
く、気泡を有効に除去することができるからである。
【0046】ここで、メッシュとは、規則的に配列され
た網目を有するシート状の部材であって、その形態は、
繊維の織物または編物、一体成形物、加工物等が挙げら
れる。
【0047】第1フィルター9を構成するメッシュの構
成材料としては、ナイロン(ポリアミド)、テトロン、
レーヨン、ポリプロピレン、ポリエチレンのようなポリ
オレフィン、ポリ塩化ビニル、PET、PBTのような
ポリエステル等の高分子材料、アルミニウム、ステンレ
ス等の金属材料等が挙げられ、そのなかでも、特に、ポ
リエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ステンレ
スが好ましい。
【0048】このメッシュの繊維の径は、10〜100
μm 程度、特に20〜80μm 程度のものが好まし
い。
【0049】また、メッシュの網目のオープニングは2
0〜300μm 程度、特に20〜200μm である
のが好ましい。300μm を超えると、微細な気泡は
血液と共にメッシュの網目を透過することがあり、また
、20μm 未満であると、血液の通過抵抗が増大し、
流路15内での血液の液面が上昇する傾向となるからで
ある。
【0050】なお、第1フィルター9の血液透過性を損
なわない限り、上記のようなメッシュシートを2層以上
重ねて第1フィルター9としてもよい。
【0051】第1フィルター9の内径は、6〜100m
m程度、特に、10〜100mm程度とするのが好まし
い。
【0052】第1フィルター9の鉛直方向の長さは、2
0〜500mm程度、特に、50〜200mm程度とす
るのが好ましい。
【0053】また、流路15の横断面積は、0.2〜2
0cm2 程度、特に、0.3〜10cm2 程度とす
るのが好ましい。流路15の横断面積が0.2cm2 
未満であると、血液Bの流入抵抗が大きくなり、また、
20cm2 を超えると、流路15内での血液Bの流速
が遅くなり、第1フィルター9に付着した気泡をウォシ
ュアウトする作用が低下するからである。
【0054】なお、第1フィルター9には、血液の透過
性をさらに向上するために、必要に応じ、プラズマ処理
や親水性高分子のコーティングのような親水化処理を施
しておくことができる。この場合、プラズマ処理等の親
水化処理は、常法に従って行なえばよい。
【0055】以上のような第1フィルター9により、例
えば、直径20μm 以上の気泡を有効に除去すること
ができる。
【0056】第1フィルター9の上端には、後述する消
泡剤が担持されている筒状の消泡部材12が、流路規制
部材10と同心的に設置されている。
【0057】この消泡部材12の設置位置(高さ)は、
その下端面120が、流路15内における血液Bの常用
液面レベルL0 より上方とされる。これにより、流路
15内の血液Bが消泡部材12とほとんど接触しないか
または接触してもその頻度が小さく、よって、消泡剤の
血液中への溶出が抑制される。
【0058】ここで、常用液面レベルL0 とは、血液
流入口6から平均的な流入量で血液が流入したときに、
第1フィルター9からの流出量および貯血空間5からの
血液流出量とのバランスによって、流路15内において
維持される血液の液面レベルを意味し、第1フィルター
9の有効面積および血液透過性等の条件と、血液の流入
量(変動条件)とにより理論的にまたは実験的に決定す
ることができる。従って、流路15内における実際の液
面は、常用液面レベルL0 より上下に変動する。例え
ば、血液流入口6からの血液の流入量が急激に増加した
場合には、血液Bの液面が上昇し、常用液面レベルL0
 を越え、さらには、消泡部材12の下端面120を越
えることもあるが、このようなことが発生する頻度は小
さい。
【0059】消泡部材12の設置位置は、その下端面1
20と、常用液面レベルL0 との距離(落差)Hが第
1フィルター9の鉛直方向の長さの10〜80%程度、
特に、20〜70%程度(具体的には、10〜300m
m程度、特に、50〜200mm程度)とするのが好ま
しい。 この距離Hがフィルター長さの10%未満であると、液
面の上昇により血液が消泡部材12と接触する頻度が大
きくなり、また、80%を超えると、第1フィルター9
の実効面積が低下するからである。
【0060】消泡部材12の素材としては、例えば、発
泡ポリウレタン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレ
ン、発泡ポリスチレン等の発泡体、メッシュ、織布、不
織布または、多孔質セラミックスや樹脂等の焼結体のよ
うな多孔質材等を挙げることができるが、そのなかでも
、特に、第1フィルター9より血液の通過抵抗が少ない
材料を用いるのが好ましい。これにより、消泡部材12
がバイパスの役割を果たし、流路15内での血液の液面
が上昇して消泡部材12の下端面120を越えたとして
も、血液が消泡部材12を速やかに通過して排出される
ので、流路15内の液面は消泡部材12の下端面120
まで下がり、よって、血液が消泡部材12と接触する時
間は短くなる。
【0061】第1フィルター9より血液の通過抵抗が少
ない材料として、フィルターより目の粗いメッシュを用
いる場合には、メッシュの網目のオープニングは、30
〜500μm 程度、特に50〜200μm 程度であ
るのが好ましい。なお、消泡部材12を構成するメッシ
ュのその他の条件については、前記と同様である。
【0062】また、第1フィルター9より血液の通過抵
抗が少ない材料として、発泡体や多孔質材を用いる場合
には、その孔径は20μm 〜5mm程度、特に、30
μm 〜2mm程度とするのが好ましい。
【0063】消泡部材12の内径は、6〜100mm程
度、特に、10〜100mm程度とするのが好ましい。
【0064】消泡部材12の鉛直方向の長さは、5〜2
00mm程度、特に、10〜100mm程度とするのが
好ましい。
【0065】このような消泡部材12に担持される消泡
剤は、気泡が接触すると破泡するような機能を有するも
のであり、その代表例としては、シリコーン(シリカを
配合したコンパウンド型、オイル型等)等が挙げられる
【0066】このような消泡剤の消泡部材12への担持
方法は、例えば、消泡剤を含む液を消泡部材12の素材
に含浸、塗布またはスプレーし、その後、乾燥(例えば
、30℃、180分)することにより行なう。
【0067】消泡部材12の上端部には、消泡部材12
の上端開口を覆うようにカップ状のカバー部材13が装
着されている。また、流路規制部材10は、このカバー
部材13の中央部を貫通してカバー部材13に固着され
ている。
【0068】カバー部材13の外径は、蓋体4の開口4
1の直径より大きく、図1に示すように、除泡装置8を
開口41に挿入した際、カバー部材13の下端面が開口
41の周囲における蓋体4の上面に係止し、除泡装置8
がハウジング2に対し固定される。
【0069】このようなカバー部材13には、脱気口1
4が形成されている。消泡部材12に接触して破泡した
気泡は、この脱気口14から空気として外部へ排気され
る。
【0070】なお、脱気口14は設けなくともよく、こ
の場合、破泡した気泡は消泡部材12を経て貯血空間5
内に排気される。
【0071】カバー部材13の構成材料としては、前記
流路規制部材10および11の構成材料と同様のものが
挙げられる。
【0072】なお、前記流路規制部材10、11、カバ
ー部材13は、それぞれ、別体であっても、連結または
一体成形されたものであってもよい。
【0073】次に、除泡装置8および貯血槽1の作用に
ついて説明する。
【0074】図1中の矢印で示すように、例えば、脱血
ラインを経て血液流入口6より流入した血液Bは、流路
規制部材10の内腔を鉛直方向下方に向って流れ、次い
で、流路規制部材11の内面に沿って反転し、さらに、
流路15内を鉛直方向上方に向けて流れる。
【0075】この血液B中には不可避的に気泡が混入し
ているが、流路15内を上昇する間に、血液Bは第1フ
ィルター9のメッシュの網目を通過して除泡装置8の外
部に流出し、気泡は第1フィルター9のメッシュの網目
を通過することができずに第1フィルター9の内面(流
路15側の面)に一時的に付着する。
【0076】第1フィルター9から離脱して浮上した気
泡は、流路15内の血液の液面付近およびその上方に集
積される。気泡がある程度集積され、消泡部材12に接
触すると、消泡部材12に担持された消泡剤の作用によ
り、気泡は破泡し、成長して大きくなり、最終的に空気
として貯血空間5内へ、あるいは脱気口14から外部へ
排気される。
【0077】なお、通常は、血液流入口6からの流入量
と、第1フィルター9からの流出量(フィルター透過量
)および貯血空間5からの流出量(例えばポンプの吐出
量等による)とのバランスにより、流路15内の血液B
の液面は、多少の変動を伴うとしても、常用液面レベル
L0 付近に維持されている。
【0078】流路15内では、血液Bが鉛直方向上方に
向けて流れているので、この液流により、第1フィルタ
ー9の内面に付着した気泡は剥離され、浮上する(ウォ
シュアウト)。これにより、第1フィルター9は気泡に
よる目詰まりを生じることなく正常に機能し、優れた気
泡除去能が維持される。よって、第1フィルター9の目
詰まりによる血液透過量の減少(圧力損失の増大)に伴
う流路15内での血液Bの液面の上昇がなく、常用液面
レベルL0 が維持されるので、流路15内でのプライ
ミング量の増大は生じない。
【0079】また、消泡部材12は、常用液面レベルL
0 から距離Hを隔てて上方に設置されているため、血
液流入量に大きな変動がない限り、消泡部材12に血液
Bが接触することはなく、また消泡部材12に血液Bが
接触したとしても、その頻度は非常に少ない。従って、
消泡部材12に担持された消泡剤が離脱して血液中に混
入することが抑制される。
【0080】このようにして気泡が分離除去され、第1
フィルター9の網目から流出した血液Bは、第1フィル
ター9の外周面に沿って流下し、さらに傾斜面32上を
流れ、貯血空間5に貯留される。
【0081】貯血空間5に貯留された血液Bは、例えば
、血液流出口7に接続されるラインに設置されたポンプ
(図示せず)の吸引等により、血液流出口7よりハウジ
ング2外へ流出する。
【0082】図3は、本発明の貯血槽の他の構成例を示
す断面側面図である。同図に示す貯血槽1Aについて、
前記貯血槽1と同様の事項についてはその説明を省略し
、相違点について説明する。
【0083】貯血槽1Aにおける除泡装置16は、流路
規制部材20が、その内、外径の差を大きくするために
、二重管構造(管壁が中空部材)となっている。
【0084】また、消泡部材12の血液流出面側、すな
わち外周面側に、消泡部材12にて消泡されなかった微
小気泡を分離、除去する第2フィルター18が設置され
ている。
【0085】この第2フィルター18としては、オープ
ニングが好ましくは30〜500μm 程度のメッシュ
が好適に用いられる。なお、第2フィルター18のメッ
シュのその他の条件については、前記第1フィルター9
と同様である。
【0086】この第2フィルター18を設けたことによ
り、第1フィルター9に目詰まりが生じ、大部分の血液
Bが直接消泡部材12を通過することになった場合でも
、消泡部材12にて消泡されなかった微小気泡を除去す
ることが可能になる。しかも、この第2フィルター18
は、上記のようなオープニングを有しているので、消泡
部材12を通過した血液Bは速やかに排出され、よって
流路15内の血液液面を過度に上昇させることはない。
【0087】図4は、本発明の貯血槽の他の構成例を示
す断面側面図である。同図に示す貯血槽1Bについて、
前記貯血槽1と同様の事項についてはその説明を省略し
、相違点について説明する。
【0088】貯血槽1Bにおける除泡装置17は、流路
規制部材21の外周面22が、上方へ向けて拡径するテ
ーパ状(円錐状)をなしている。そして、第1フィルタ
ー9も、この外周面22の傾斜に対応するように上方へ
向けて拡径するテーパ管構造となっている。
【0089】このような構成とすることにより、流路1
5内を流れる血液Bの流れは、鉛直方向上方に対し若干
傾斜した方向となるが、第1フィルター9の実効面積を
十分に確保しつつ、流路15内での血液の流速、特に第
1フィルター9の下部付近の流速を速めることができる
ので、気泡のウォッシュアウトを効率よく行なうことが
可能となる。
【0090】なお、外周面22および第1フィルター9
の鉛直方向に対するテーパ角度αは、45°以下、特に
0.5〜30°程度とするのが好ましい。
【0091】本発明の貯血槽は、例えば、体外血液循環
回路において、脱血した血液を一時的に貯留しておく貯
血槽や、術野より吸引された血液から異物を瀘別し、一
時的に貯留しておく貯血槽(カーディオトミーリザーバ
ー)に適用することができる。
【0092】以上、本発明の除泡装置および貯血槽を、
図示の構成例について説明したが、本発明はこれらに限
定されるものではない。例えば、第1および第2フィル
ターや消泡部材は筒状のものに限らず、柱状のものある
いはハウジング本体3の突出部31内に、フィルターお
よび消泡部材を仕切板のように設置した構成であっても
よい。
【0093】
【実施例】以下、本発明の具体的の実施例にいて説明す
る。
【0094】(実施例)図1および図2に示す構成の貯
血槽を作製した。貯血槽各部の条件は、下記の通りであ
る。
【0095】<ハウジング> ハウジング容積:5000ml ハウジング材質:ポリカーボネート(透明)傾斜面の角
度:θ=10°
【0096】<除泡装置> 流路規制部材(直管およびカップ状)材料:ポリカーボ
ネート 流路規制部材(直管)内径:10mm 流路規制部材(直管)外径:30mm 流路規制部材(直管)長さ:250mmカバー部材材料
:ポリカーボネート 第1フィルター:円筒状のポリエステル製メッシュ(網
目のオープニング:32μm 、繊維径:35μm )
第1フィルター内径:34mm 第1フィルター長さ:200mm 流路の横断面積:2cm2 消泡部材:円筒状の発泡ポリウレタン (空孔率:20ppi (1インチあたりのポア数))
消泡部材内径:第1フィルターに同じ 消泡部材長さ:50mm 距離H:110mm(血流量6000ml/minのと
き)消泡剤:シリコーンオイル
【0097】(比較例)除泡装置として、消泡部材の外
周面に第1フィルターを重ねた構成のもの(図3に示す
構成の除泡装置8’)を用いた以外は前記実施例と同様
の貯血槽を作製した。なお、除泡装置の主な条件は、下
記の通りである。
【0098】 第1フィルター:円筒状のポリエステル製メッシュ(網
目のオープニング:32μm 、繊維径:35μm )
第1フィルター内径:54mm 第1フィルター長さ:200mm 消泡部材:円筒状の発泡ポリウレタン(空孔率:20p
pi ) 消泡部材内径:34mm 消泡部材長さ:第1フィルターに同じ 消泡剤:シリコーンオイル
【0099】上記実施例および比較例の各貯血槽につい
て、血液流入口に送血用のチューブを接続し、血液流入
口から除泡装置内に牛血(Ht=35%、37℃)を流
量6000ml/minで供給するとともに、血液流出
口側にはチューブおよびローラーポンプを接続し、供給
量とほぼ同量の血液を排出した。このようにして貯血空
間内の貯血量を約500mlに維持した。
【0100】次に、バブラーを用い、供給する血液中に
、100ml/minの割合で気泡(直径約0.03〜
5mm)を混入させた。
【0101】気泡の混入前、混入直後、混入開始から3
0秒経過後、5分経過後および混入停止から30秒経過
後におけるフィルターでの圧力損失ΔPをそれぞれ測定
するとともに、フィルター(実施例)または消泡部材(
比較例)の内面への気泡の付着状態および除泡装置内で
の液面レベルを観察した。その結果を下記表1、表2お
よび表3に示す。
【0102】
【表1】
【0103】
【表2】
【0104】
【表3】
【0105】上記各表に示すように、本発明の実施例の
貯血槽では、フィルターの内面への気泡の付着がほとん
どなく、その結果、圧力損失が少なく、優れた気泡除去
能が継続して得られ、かつ液面が上昇して消泡部材に接
触するようなこともないため、消泡剤の血液への混入が
ない。また、気泡混入停止後速やかに気泡混入前のレベ
ルまで圧力損失が回復した。
【0106】これに対し、比較例の貯血槽では、消泡部
材の内面に気泡の付着が生じたため、圧力損失が増大し
、液面が上昇するとともに気泡除去能が低下した。また
、気泡混入停止後の圧力損失の回復が極めて困難であっ
た。
【0107】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の除泡装置お
よびこれを備える貯血槽によれば、鉛直方向上方の血液
流による気泡のウォシュアウトにより、フィルターは気
泡による目詰まりを生じることなく正常に機能し、優れ
た気泡除去能が維持されるので、圧力損失の増大やこれ
に伴う流路内での血液の液面上昇がない。その結果、除
泡装置内でのプライミング量が増大せず、しかも、血液
が消泡部材と接触する頻度が極めて小さくなり、消泡部
材に担持された消泡剤の血液中への混入が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貯血槽の構成例を示す断面側面図であ
る。
【図2】図1中のA−A線での断面図である。
【図3】本発明の貯血槽の他の構成例を示す断面側面図
である。
【図4】本発明の貯血槽の他の構成例を示す断面側面図
である。
【図5】本発明に対する比較例の除泡装置の構成を示す
断面側面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B  貯血槽 2              ハウジング3    
          ハウジング本体31      
      突出部 32            傾斜面 4              蓋体 41            開口 5              貯血空間6     
         血液流入口7          
    血液流出口8、8’        除泡装置 9              第1フィルター10、
11      流路規制部材 110          内面 12            消泡部材120    
      下端面 13            カバー部材14    
        脱気口 15            流路 16、17      除泡装置 18            第2フィルター20、2
1      流路規制部材 22            外周面 B              血液

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  血液中から気泡を除去するメッシュ状
    の第1フィルターと、前記第1フィルターとの間で血液
    の流路を形成し、この流路内において血液の流れを実質
    的に前記第1フィルターと平行でかつ上方に向うように
    規制する流路規制部材と、前記流路内の血液の常用液面
    レベルより上方に設置され、消泡剤が担持された消泡部
    材とを有することを特徴とする除泡装置。
  2. 【請求項2】  前記流路規制部材は、血液の流れを実
    質的に鉛直方向上方に規制するものである請求項1に記
    載の除泡装置。
  3. 【請求項3】  前記消泡部材の血液流出面側には、消
    泡部材を通過する微小気泡を分離、除去する第2フィル
    ターが設けられている請求項1または2に記載の除泡装
    置。
  4. 【請求項4】  前記消泡部材は、前記第1フィルター
    より血液の通過抵抗が少ない材料で構成されている請求
    項1〜3のいずれかに記載の除泡装置。
  5. 【請求項5】  前記消泡部材は、前記第1フィルター
    より目の粗いメッシュで構成されている請求項4に記載
    の除泡装置。
  6. 【請求項6】  前記消泡部材は、発泡体または多孔質
    体で構成されている請求項4に記載の除泡装置。
  7. 【請求項7】  請求項1ないし6のいずれかに記載の
    除泡装置を備えることを特徴とする貯血槽。
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