JPH0632769B2 - 平板コ−タ− - Google Patents

平板コ−タ−

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JPH0632769B2
JPH0632769B2 JP61312871A JP31287186A JPH0632769B2 JP H0632769 B2 JPH0632769 B2 JP H0632769B2 JP 61312871 A JP61312871 A JP 61312871A JP 31287186 A JP31287186 A JP 31287186A JP H0632769 B2 JPH0632769 B2 JP H0632769B2
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JP
Japan
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blade
flat plate
thin film
coating
gauge
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61312871A
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JPS63171666A (ja
Inventor
孝二 黒田
昌夫 古谷
芳樹 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,ガラス板等の平板に対する塗布液の塗布に用
いる平板コーターに関する。
〔従来の技術〕 従来,ガラス板等の比較的厚い平板に対して塗布液を塗
布する平板コーターとして,平板を水平な置台上に載
せ,その上面に塗布液を供給しながら,一定のクリアラ
ンスを持ったドクターブレードを平板に沿って移動させ
ることによって余剰な塗布液をかき取付,所定塗布膜を
得るようにしたもの,或いはドクターブレードを保持し
て移動する移動台に対するドクターブレードの取付位置
を調整することによって,ドクターブレード下端を塗布
すべき平板に対して所定のクリアランスになるようにあ
らかじめ設定し,その位置でドクターブレードを走行さ
せて余剰な塗布液をかき取るようにしたもの等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし,かかる従来の構成ではいずれも問題点を有して
いた。即ち,前者のドクターブレード自体でクリアラン
スを設定するものにおいては,塗布膜の厚さを変えるた
めに,同一形状でクリアランスの異なるドクターブレー
ドを数種用意しなければならず,設備費がかかる。ま
た,後者の装置では,ドクターブレードと平板とのクリ
アランスをあらかじめ設定しても,ドクターブレードの
移動方向に平板がうねっている場合には,ドクターブレ
ードの移動中,ドクターブレードと平板との間のクリア
ランスが変動し,膜厚を均一にすることができない。更
に,従来のドクターブレードでは塗布幅の調整機能がな
く,塗布幅を変更するためには複数長さのドクターブレ
ードを用意しておく必要があり,やはり設備費がかかる
等の問題があった。
本発明は,かかる従来の問題点を解決せんとするもの
で,ブレード移動方向にうねりを持った平板に対しても
均一な塗布を可能とし,且つブレードを交換することな
く塗布厚や塗布幅を変更可能な平板コーターを提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は,上記の目的を達成すべく為されたもので,塗
布液を塗布すべき平板を載せる置台と、該置台に沿って
走行可能な移動台と,この移動台に,前記置台上の平板
にほぼ垂直方向に移動可能に且つ前記平板に押付けられ
るように保持された液面規制のためのブレードと,該ブ
レードの両端部の,延在平板に接触する位置に着脱可
能,且つブレード長手方向の取付位置を調整可能に取付
けられた所定厚の薄膜ゲージとを有する平板コーターを
要旨とする。
ここで,前記ブレードを平板に押付けるように構成する
には,ブレードの自重,ばね圧,エアシリンダ等を用い
ればよい。
〔作用〕
上記構成の平板コーターでは,置台上に置かれた被塗布
物である平板に,液面規制のためのブレードが自重,ば
ね圧,エアシリンダ等によって押付けられ,その状態で
移動台が移動することによって平板に沿って走行し,ブ
レードの手前に供給される塗布液をかき取り,平板上に
塗布膜を形成する。この際,ブレードの両端部には薄膜
ゲージが取付けられているので、この薄膜ゲージが平板
に接触して平板とブレード下端とのクリアランスを設定
することとなり,薄膜ゲージの厚みによって定まる塗布
厚が得られる。この薄膜ゲージはブレードに対して取り
外し可能であるので,薄膜ゲージのみ交換することによ
って塗布厚の変更が可能であり,また,ブレードの長手
方向に対する薄膜ゲージの取付位置が調整可能であるの
で,この位置を調整することにより塗布幅の変更が可能
である。更に,平板にブレードの移動方向のうねりがあ
っても,ブレードは平板にほぼ垂直な方向に移動可能で
あるので,ブレードの移動中,ブレードは薄膜ゲージを
介して平板のうねりを追従することができ,常にブレー
ドと平板とのクリアランスは一定に保たれ,均一な塗布
が行われる。また,その薄膜ゲージは線材とは異なり,
その全幅で平板に接触するので,摩耗しにくく,このた
め常にブレードと平板とのクリアランスを一定に保つこ
とができる。
ここで,ブレードの形状は特に限定されるものではない
が,ブレードの置台上の平板に面する部分を円筒面とし
ておくと,ブレードの平板に対する角度が多少狂っても
常に平板との間に一定のクリアランスを形成でき,塗布
厚を一定に保つことができ,好ましい。
〔実施例〕
以下,図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明
する。第1図は本発明の一実施例の正面図,第2図はそ
の要部の斜視図,第3図は第1図のIII-III矢視断面図
である。同図において,1は塗布液を塗布されるべき平
板,2はその平板を載せる置台,3は置台2の両側に配
置されたレール,4はレール3にリニアベアリングを介
して移動可能に保持された移動台であり,図示しない駆
動装置によってレール3に沿って走行するように構成さ
れている。5は移動台4に取付けられたガイドロッドで
あり,置台2の上面に対して,従って平板1に対してほ
ぼ垂直である。6はこのガイドロッド5にリニアベアリ
ングを介して移動可能に保持されたブレード取付架台,
7はその下面にボルト8によって取付けられた液面規制
用のブレードであり,本実施例では円筒状のものが使用
されている。
このブレード7の両端部には,薄膜ゲージ10がゲージ
取付金具11によって着脱可能に取付けられている。薄
膜ゲージ10は全体が所定厚さの薄板であり,ブレード
両端部に配置される薄膜ゲージ10,10は同じ厚さの
ものが使用される。ゲージ取付金具11はブレード取付
架台6の上面に位置するコ字形金具11Aと,このコ字
形金具11Aの両側の面に薄膜ゲージ10の端部をそれ
ぞれ連結する金具11B及びねじ11Cと,コ字形金具
11Aに取付けられた調整ねじ11Dとを有しており,
調整ねじ11Dをねじ込むことにより,調整ねじ11D
先端ブレード取付架台6上面に突き当たり,コ字形金具
11Aを持ち上げて薄膜ゲージ10に張力を加え,ブレ
ード7の下端面にしっかりとたるまないように巻付ける
ことができる。薄膜ゲージ10の取付位置は,平板1上
の塗布部分の外側であって,塗布に支障を生じることな
く平板上面に接触しうる位置であり,ゲージ取付金具1
1をブレード取付架台6に沿って動かすことにより,平
板の大きさや塗布幅に応じて調整可能である。
第1図において,13はブレード取付架台6に固定され
た支持棒であり,移動台4のの天板4Aを貫通して上方
に延び,先端にピン14を介して操作レバー15が取付
けられている。この操作レバー15を図示の水平位置か
ら垂直位置に回動させ,先端15Aを天板4A上面に押
付けることにより,ブレード取付架台6及びブレード7
を持ち上げることができ,また、再び水平位置とするこ
とにより,ブレード7を下降させて平板1上に,薄膜ゲ
ージ10を介して載せることができる。
次に,上記構成の平板コーターによる塗布動作を説明す
る。塗布すべき膜厚に対応する薄膜ゲージ10を第1図
〜第3図に示すように取付けた状態で,ブレード7を平
板1上の端部に乗せる。この時,ブレード7はブレード
取付架台6を介して移動台4のガイドロッド5に移動可
能に保持されているので,自重によって平板1上に押付
けられることとなるが,その両端部に薄膜ゲージ10が
配置されているので,薄膜ゲージ10のみが平板1に接
触し,両側の薄膜ゲージ10,10で挟まれた部分のブ
レード7と平板1との間には,薄膜ゲージ10の厚さと
等しいクリアランスが形成される。この状態で,ブレー
ド7の手前側に所望の塗布幅に渡って塗布液(図示せ
ず)が供給され,同時に移動台4が移動してブレード7
を矢印で示す方向に走行させる。これによって,ブレー
ド7が塗布液をブレードと平板とのクリアランスに応じ
た膜厚に規制し,平板板1上に所望厚さの塗布膜が形成
される。ここで,第3図に誇張して示したように,平板
1にブレード移動方向のうねりがあっても,ブレード7
は上下動可能であるので,このうねりに追従して上下動
し,常に薄膜ゲージ10によって定まるクリアランスに
保たれ,均一厚さの膜厚を得ることができる。塗布膜の
厚みを変える場合には,薄膜ゲージ10を異なる厚みの
ものに交換すればよい。この際,薄膜ゲージ10のみを
交換してもよいし,薄膜ゲージ10とゲージ取付金具1
1とを一体として交換してもよい。
第4図は上記装置を用い,薄膜ゲージ10として異なる
厚さのものを用い,フラットガラスにインキを塗布して
そのコート量を測定した実測データを,グラフにして示
したものである。このグラフより明らかなように,薄膜
ゲージの厚さとコート量とは,リニアな関係となってお
り,本発明がコート量制御に優位であることを示してい
る。
なお,上記実施例では,ブレード7を自重のみによって
平板1に押付けるものとして説明したが,必要に応じ,
ブレード取付架台6と天板4Aとの間等に圧縮ばねを介
在させ,ばね圧を作用させてブレード7の平板1に対す
る押付力を増加させるとか,或いは逆に引張りばねを介
在させて押付力を減少させるように構成してもよい。ま
た,エアシリンダ等によっても上記と同様の効果が得ら
れる。また,上記実施例では円筒断面のブレード7を用
いたが,ブレード7の形状は適宜変更可能である。例え
ば,第5図に示すように,ブレード7の移動方向側に切
り欠き7Aを形成したもの,或いは第6図に示すように
移動方向とは反対側に切り欠き7Bを形成したもの等を
使用してもよい。この場合,ブレード7の,薄膜ゲージ
10を巻き付ける部分は,切り欠きを形成せず円筒形状
としておくと,薄膜ゲージ10が折れ曲がることがな
く,好ましい。また,上記円筒形状以外にも第7図,第
8図に示すブレード7のような台形,三角形等塗布液の
適性に応じて,任意の形状で使用可能である。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように,本発明による平板コー
ターにあっては,塗布液の液面規制用のブレードの両端
に同一厚さの薄膜ゲージを着脱可能に取付け,クリアラ
ンスを調整する構成となっているので,クリアランスを
変更する際,薄膜ゲージのみ或いは薄膜ゲージとゲージ
取付金具とを交換すればよく,設備費を低減することが
できる。また,ブレードによる塗布液かき取り時に,ブ
レードが平板のうねりに追従するので、常に一定のクリ
アランスが保たれ,うねりを有する平板に対しても均一
な塗布を行うことができる。更に,ブレードの長手方向
に対する薄膜ゲージの取付位置が調整可能であるので,
この位置を調整することにより塗布幅の変更が可能であ
る。また,薄膜ゲージは広い幅で平板に接触するので摩
耗しにくく,このため常にブレードを平板とのクリアラ
ンスを一定に保つことができる。このように,本発明は
上記した種々の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の正面図,第2図はその要部
の斜視図,第3図は第1図のIII-III矢視断面図,第4
図は上記実施例の装置によって塗布実験を行った結果を
示すグラフ,第5図,第6図はそれぞれ本発明の他の実
施例を示す第3図と同一部分の断面図,第7図,第8図
はブレード7の変形例を示す端面図である。 1……平板、2……置台、3……レール 4……移動台、5……ガイドロッド 6……ブレード取付架台、7……ブレード 10……薄膜ゲージ、11……ゲージ取付金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布液を塗布すべき平板(1)を乗せる置
    台(2)と,該置台(2)に沿って走行可能な移動台
    (4)と,この移動台(4)に,前記置台(2)上の平
    板にほぼ垂直方向に移動可能に且つ前記平板に押付けら
    れるように保持された液面規制のためのブレード(7)
    と,該ブレード(7)の両端部の,前記平板に接触する
    位置に着脱可能に,且つブレード長手方向の取付位置を
    調整可能に取付けられた所定厚の薄膜ゲージ(10)と
    を有する平板コーター。
JP61312871A 1986-12-29 1986-12-29 平板コ−タ− Expired - Lifetime JPH0632769B2 (ja)

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JPS63171666A JPS63171666A (ja) 1988-07-15
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JP6329865B2 (ja) * 2014-09-12 2018-05-23 千葉機械工業株式会社 塗布装置
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