JPH06327670A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JPH06327670A
JPH06327670A JP5123971A JP12397193A JPH06327670A JP H06327670 A JPH06327670 A JP H06327670A JP 5123971 A JP5123971 A JP 5123971A JP 12397193 A JP12397193 A JP 12397193A JP H06327670 A JPH06327670 A JP H06327670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay
temperature
ultrasonic
correction data
ultrasonic beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5123971A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Shibata
眞明 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP5123971A priority Critical patent/JPH06327670A/ja
Publication of JPH06327670A publication Critical patent/JPH06327670A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化が生じても振動子に与える遅延時間
の誤差が発生しないようにすることができ、正確に超音
波ビームの焦点距離や偏向角度を制御することができる
ようにする。 【構成】 送波用遅延回路4a〜4n及び受波用遅延回
路5a〜5n上の温度センサ6a〜6n、7a〜7nか
ら温度に関するデータが制御部8に取り込まれる。この
温度データに基づいて温度補正データ記憶部9から補正
データが読み出され、次の演算回路10で補正されたデ
ィレイデータが作成されて各遅延回路に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遅延素子を利用して超
音波ビームのフォーカスや偏向角度を制御し、この超音
波ビームを被検体に発射して得られた反射エコーによ
り、被検体内の生体情報等を得る超音波診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、超音波診断装置は、超音波プロ
ーブと超音波診断装置本体とから成り、超音波プローブ
から超音波ビームが被検体に対して照射され、被検体か
ら反射して返ってくる超音波エコーを超音波プローブで
受け、超音波診断装置本体へ送ることで被検体の断層像
を得て診断を行っている。
【0003】ところで、超音波プローブからの各超音波
ビームは、被検体の所望の深度位置に焦点を合わせるこ
とにより、分解能を高め、鮮明な画像を得るようにして
いる。すなわち、超音波プローブから照射される超音波
ビームの指向性を高めて分解能を向上させるために、超
音波ビームを被検体内の所定深度位置に3次元的に集束
させている。超音波ビームを集束するには、超音波プロ
ーブの超音波ビーム出射面に音響レンズを使用したり、
アレー配列された個々の振動子に対して所定の遅延時間
を与えて励振駆動することにより波面を合成する方法等
が行われている。 超音波プローブは、超音波を送受信
するための矩形状の振動子等で構成されており、振動子
はアレー状に配置されている。1本の超音波ビームを形
成するのに複数の振動子を使用している。各振動子に遅
延時間を与えることで超音波ビームを任意の地点で集束
させることができる。
【0004】また、セクタ走査方式やコンベックス走査
方式では各振動子に所定の遅延時間を与えることによっ
て超音波ビームの偏向角度を任意に変化させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各振動子に所
定の遅延時間を与える手段として電気的遅延特性を持つ
遅延素子例えば、LC結合によるディレイライン等が用
いられているので温度変化により遅延量に誤差が生じ、
超音波ビームの焦点距離や偏向角度が狂い正確な制御を
行うことができないという問題があった。
【0006】本発明は上記の問題点を解決するために創
案されたものであり、温度変化が生じても振動子に与え
る遅延時間の誤差が発生しないようにすることができ、
正確に超音波ビームの焦点距離や偏向角度を制御するこ
とができる超音波診断装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の超音波診断装置は、超音波ビームを送受す
るための振動子と、この各振動子を駆動する駆動信号や
各振動子で受波された信号に遅延時間を与えるための遅
延回路と、装置内に設けられた温度センサと、前記温度
センサからの温度信号に基づいて遅延時間の温度補正デ
ータを前記遅延回路に対して送出する温度補正データ記
憶部とを備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の超音波診断装置によれば、超音波ビー
ムにフォーカスをかけたり、偏向角度を変化させている
場合には、遅延回路は振動子を駆動する駆動信号や各振
動子で受波された信号に遅延時間を与えているが、遅延
回路の周囲の温度変化が顕著になってくると遅延回路の
遅延量すなわち遅延時間が変動することになる。しか
し、装置内に設けられた温度センサの信号に基づき温度
補正データ記憶部よりこの温度に応じた補正データが遅
延回路に向けて送出されて遅延回路の遅延量が補正され
るので正確に超音波ビームの焦点距離や偏向角度を制御
することができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を、以下、図1に基づいて
説明する。図1は本発明の超音波診断装置の主要構成部
を示している。1は超音波ビームの送受波を行う超音波
プローブ内にあるトランスデューサであり、このトラン
スデューサ1はアレー状に配列された複数の振動子1a
〜1nを有する。2a〜2nは前記振動子1a〜1nを
励振駆動する駆動信号を出力するパルサー、4a〜4n
は各パルサー2a〜2nにそれぞれ所定の遅延時間を与
える送波用遅延回路であり、この送波用遅延回路4a〜
4nは例えばタップ付き遅延線で構成され、タップ選択
によって超音波ビームのフォーカスや偏向角度が設定さ
れる。
【0010】この遅延素子のタップ選択は、例えばマル
チプレクサのように遅延量を決定する端子を選択信号で
切り換えられるようになっており、1個の遅延素子には
相当数の選択用タップが存在する。
【0011】また、3a〜3nはトランスデューサ1の
各振動子1a〜1nから出力される超音波ビームのエコ
ーに対応した受波信号を増幅する前置増幅器、5a〜5
nは前置増幅器3a〜3nから増幅出力される受波信号
に対して送波時と同じ遅延時間を与える受波用遅延回路
であり、この受波用遅延回路5a〜5nも送波用遅延回
路4a〜4nと同様に例えばタップ付き遅延線で構成さ
れる。
【0012】6a〜6nは送波用遅延回路4a〜4n上
に各々設けられた温度センサであり、受波用遅延回路5
a〜5nにも同様に温度センサ7a〜7nが設けられて
いる。この温度センサ6a〜6n、7a〜7nの出力は
制御部8に入力されている。
【0013】8はCPUや記憶部等を有しており、装置
全体を統括制御する制御部である。9は温度によって変
化する遅延量を補正するためのデータが書き込まれてい
る温度補正データ記憶部である。この温度補正データ記
憶部9には各遅延回路4a〜4n、5a〜5nの遅延素
子の種類に応じてあらかじめ温度特性データを測定して
おき、正規の値に対しての誤差量を書き込んでおく。
【0014】例えば、ある遅延素子の20℃のとき遅延
量が誤差のないものであるとすると、20℃のときの遅
延量を100とし、このときの値に対して20℃から温
度が上昇した場合の各温度における遅延量の誤差の百分
率及び20℃から温度が下降した場合の誤差の百分率を
求めて書き込んでおく。このようなデータが遅延素子の
種類に応じて温度補正データ記憶部9には書き込まれて
いる。
【0015】10は演算回路であり、制御部8からのデ
ィレイデータ(遅延量を決定するデータ)と、温度補正
データ記憶部9からの補正データとを乗除加減算等する
回路であり、演算処理後のデータは各遅延回路4a〜4
n、5a〜5nに与えられてタップ付き遅延線のタップ
選択を行う。
【0016】次に動作について説明する。超音波ビーム
を被検体に放射する場合のフォーカスを設定された後、
制御部8は送波用遅延回路4a〜4n及び受波用遅延回
路5a〜5nに設けられた6a〜6n、7a〜7nの温
度センサの信号を取り込み、制御部8はこの温度センサ
のデータに基づいて温度補正データ記憶部9の当該温度
の補正データを読み出す。
【0017】一方、制御部8は温度による変化がないと
した場合の通常のディレイデータを演算回路10に送出
する。演算回路10では制御部8から通常のディレイデ
ータと温度補正データ記憶部9からの補正データを乗除
加減算等を行いディレイデータを補正する。補正された
ディレイデータは送波用遅延回路4a〜4n及び受波用
遅延回路5a〜5nに送られ各遅延素子の遅延時間を与
えるタップを選択する。 次に、トランスデューサ1の
各振動子1a〜1nに駆動信号を与えるために制御部8
はトリガパルスを送波用遅延回路4a〜4nに送出し、
送波用遅延回路4a〜4nで所定の遅延時間が与えられ
た後、パルサー2a〜2nに加えられる。パルサー2a
〜2nはトリガパルスに応答して、これに対する駆動信
号をトランスデューサ1の各振動子1a〜1nに与え
る。
【0018】そして、超音波ビームが被検体内に放射さ
れた後、被検体内から反射されて返ってくる超音波ビー
ムのエコーはトランスデューサ1の各振動子1a〜1n
で受波され、各振動子1a〜1nからは受波したエコー
に対応した受波信号が電気信号として出力される。この
受波信号は前置増幅器3a〜3nで増幅された後、受波
用遅延回路5a〜5nでそれぞれの所定の遅延時間が与
えられて次段の加算回路で加算され、これらのデータに
基づいて診断画像等が表示されることになる。このよう
に、時間の経過とともに温度が変化しても遅延回路上の
各温度センサにより常に温度を監視しているので、変化
した温度に応じて温度補正データ記憶部から補正データ
を読みだしてディレイデータを補正でき、各振動子に与
える駆動信号や各振動子からの受波信号に正確な遅延時
間を供給することができる。
【0019】したがって、超音波ビームの焦点距離や偏
向角度を設定値通りに正確に制御することができる。
【0020】上述の実施例では個々の遅延回路上に温度
センサを設けているが、各遅延素子の温度変化が素子に
よって大きく異ならなければ、超音波診断装置内の一箇
所または数箇所を選んで代表的に温度を感知するように
しても良い。
【0021】
【効果】以上説明したように、本発明の超音波診断装置
によれば温度変化が生じても遅延素子の遅延量すなわち
遅延時間が補正されるので、正確に超音波ビームの焦点
距離や偏向角度を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の超音波診断装置を示す図で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波ビームを送受するための振動子
    と、この各振動子を駆動する駆動信号や各振動子で受波
    された信号に遅延時間を与えるための遅延回路と、装置
    内に設けられた温度センサと、前記温度センサからの温
    度信号に基づいて遅延時間の温度補正データを前記遅延
    回路に対して送出する温度補正データ記憶部とを備えた
    ことを特徴とする超音波診断装置。
JP5123971A 1993-05-26 1993-05-26 超音波診断装置 Pending JPH06327670A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5123971A JPH06327670A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5123971A JPH06327670A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 超音波診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06327670A true JPH06327670A (ja) 1994-11-29

Family

ID=14873850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5123971A Pending JPH06327670A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06327670A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101943680A (zh) * 2010-09-02 2011-01-12 华南理工大学 一种带温度补偿的阵列超声探伤方法与系统
US9324013B2 (en) 2013-12-11 2016-04-26 Fujifilm Corporation Image used commercial goods creating apparatus, image used commercial goods creating method, and non-transitory computer readable recording medium
US11209531B2 (en) 2013-08-30 2021-12-28 Fujifilm Corporation Ultrasonic diagnostic device and ultrasonic image generation method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101943680A (zh) * 2010-09-02 2011-01-12 华南理工大学 一种带温度补偿的阵列超声探伤方法与系统
US11209531B2 (en) 2013-08-30 2021-12-28 Fujifilm Corporation Ultrasonic diagnostic device and ultrasonic image generation method
US9324013B2 (en) 2013-12-11 2016-04-26 Fujifilm Corporation Image used commercial goods creating apparatus, image used commercial goods creating method, and non-transitory computer readable recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4354388A (en) Method for nondestructive material testing with ultrasound pulses
JP5028041B2 (ja) ビームフォーミング装置及び方法
US6638220B2 (en) Ultrasonic imaging method and ultrasonic imaging apparatus
JPH09318733A (ja) ビーム形成器及び超音波イメージング・システム
US20090054783A1 (en) Ultrasound diagnostic apparatus, ultrasound probe, and temperature calculating method
JPH043223B2 (ja)
JP2012192077A (ja) 超音波診断装置および超音波画像生成方法
JPS6215216B2 (ja)
JPS6070381A (ja) 超音波映像化装置
JP2002336246A (ja) 超音波撮像方法及び超音波撮像装置
US5024094A (en) Ultrasonic imaging system of bonding zone
JPH06327670A (ja) 超音波診断装置
JPH1043185A (ja) 超音波イメージング方法及び超音波イメージング装置
JPH10127632A (ja) 超音波診断装置
JPH04200539A (ja) 超音波探触子及び血流測定装置
KR100530672B1 (ko) 집속변수 조절수단을 갖는 위상배열 초음파 검사 장치
JPH02228952A (ja) 超音波診断装置
JP2811202B2 (ja) 超音波診断装置
JP2000316854A (ja) 超音波装置
JPH0565821B2 (ja)
JPH06277220A (ja) 超音波診断装置
JP7073055B2 (ja) 超音波プローブ及び超音波装置
JP6364084B2 (ja) 音響波診断装置およびその制御方法
JP5296824B2 (ja) 超音波診断装置
JP2003325506A (ja) 超音波診断装置及び送信信号設計方法