JPH06327608A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH06327608A
JPH06327608A JP11871093A JP11871093A JPH06327608A JP H06327608 A JPH06327608 A JP H06327608A JP 11871093 A JP11871093 A JP 11871093A JP 11871093 A JP11871093 A JP 11871093A JP H06327608 A JPH06327608 A JP H06327608A
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JP
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cleaning
door
chamber
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water
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JP11871093A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kaneya
吉宏 金屋
Takashi Ogawa
隆 小川
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Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄室内に収容された被洗浄物をノズルから
噴出する洗浄水により洗浄させる形式の食器洗浄機であ
って、薬剤を貯留させた薬剤タンクを具備させると共
に、前記洗浄から仕上げまでの動作の所定時期に、前記
薬剤タンクから薬剤を一定量供給して前記動作を実行す
るようにした食器洗浄機に関して、薬剤が不足した状態
での洗浄動作等を防止できるようにすると共に、使い勝
手を良くすること。 【構成】 洗浄動作又はこれに対応する動作の回数を計
数するカウンタと該カウンタの計数値が設定値に達した
ときに作動する報知器を設け、前記設定値を、薬剤タン
ク内の薬剤の残量が所定の値に減少するまでの積算動作
回数としたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄機に関するも
のである。
【0002】
【従来技術及びその課題】食器等、被洗浄物の洗浄機と
して、洗浄室内に洗浄水を送り込んでこの洗浄水によっ
て前記被洗浄物を洗浄する形式のものがあり、このもの
は、図1に示すように、ケーシング(1) 内に前方に開放
する洗浄室(2) を形成し、この前方開放部を扉(3) によ
って閉塞したものであり、前記洗浄室(2) 内に、ラック
(4) に収容された被洗浄物(M) をノズルからの噴出水に
よって洗浄する洗浄部を設けている。
【0003】この形式の洗浄機では、扉(3) を開放し
て、ラック(4) 内に被洗浄物(M) を収容し、扉(3) を閉
じた状態で洗浄機を運転状態とすると、洗浄室(2) の側
壁に穿設させた給水口(2a)から洗浄水が所定量供給され
て、洗浄室(2) の底部の貯留部(23)に貯留される。そし
て、扉(3) に内蔵させた薬剤タンク(90)及びこれに連通
接続される薬剤投入機からなる薬剤供給装置(9) の作用
により前記薬剤タンク(90)に貯留させた洗剤、リンス剤
等の薬剤が貯留部(23)に所定量投入された後、これが洗
浄水と共にノズルから噴出されることにより、前記被洗
浄物(M) が洗浄される。
【0004】ところで、薬剤タンク(90)内の薬剤がなく
なると、これを補充する必要があるが、従来はこの補充
時期を目で見て判断し、その残量が僅かになった際に薬
剤を補充するようにしている。ところが、この残量を判
断することなく、洗浄動作を実行させると、薬剤が不足
する事態が生じることがあり、この場合は洗浄不良を引
き起こす。そこで、このような不都合を防止するには薬
剤タンク(90)内の残量を頻繁にチェックする必要があ
り、不便であった。
【0005】本発明は、このような、『洗浄室(2) 内に
収容された被洗浄物をノズルから噴出する洗浄水により
洗浄させる形式の食器洗浄機であって、薬剤を貯留させ
た薬剤タンク(90)を具備させると共に、前記洗浄から仕
上げまでの動作の所定時期に、前記薬剤タンク(90)から
薬剤を一定量供給して前記動作を実行するようにした食
器洗浄機』において、薬剤が不足した状態での洗浄動作
等を防止できるようにすると共に、使い勝手を良くする
ことをその課題とする。
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決するために講じた本発明
の技術的手段は、『洗浄動作又はこれに対応する動作の
回数を計数するカウンタと該カウンタの計数値が設定値
に達したときに作動する報知器を設け、前記設定値を、
薬剤タンク(90)内の薬剤の残量が所定の値に減少するま
での積算動作回数とした』ことである。
【0007】
【作用】本発明の上記技術的手段は、次のように作用す
る。洗浄動作から仕上げ動作までが終了すると、洗浄機
による食器等の被洗浄物の洗浄工程の全体が完了するこ
ととなる。そして、この一連の工程の間に薬剤タンク(9
0)から一定量の薬剤が洗浄室内に供給される。
【0008】これら一連の工程が完了する度に、これの
回数がカウンタによって計数される。そして、このカウ
ンタの計数値が設定値になると、報知器が作動して、薬
剤の補充時期を報知する。尚、前記設定値は、薬剤タン
ク(90)内の薬剤の残量が所定の値に減少するまでの積算
動作回数に設定されていることから、薬剤タンク(90)内
に薬剤が僅かに残った状態で補充されることとなる。
【0009】
【効果】本発明は、上記構成であるから、次の特有の効
果を有する。薬剤が僅かに残った状態で補充時期を報知
するから、薬剤が不足する態様での洗浄動作が防止でき
ると共に、薬剤タンク(90)内の薬剤の残量をたびたび目
で見て判断する必要がなくなり、使い勝手が良いものと
なる。
【0010】又、例えば、薬剤タンク(90)内と連通する
フロート収容室を設け、このフロートの最降下位置に配
設したフロート検知センサの出力で薬剤液面の降下を検
知することも考えられるが、この場合に比べて、薬剤タ
ンク(90)からの薬剤供給回路に設けた開閉弁等の開弁回
数や始動スイッチの操作回数等を計数するカウンタだけ
の構成で良いから、薬剤の消費量の検知のための構成が
簡単である。
【0011】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。図2〜図10に示す実施例では、ケーシン
グ(1) 内に前方に開放する洗浄室(2) を形成し、この前
方開放部を上下に開閉する扉(3) によって閉塞したもの
であり、前記洗浄室(2) 内の上下に、ラック(4) に収容
された食器等の被洗浄物(M)をノズルアーム(6a)(6b)か
らの噴出水によって洗浄する洗浄部を設け、洗浄室(2)
の上方空間に乾燥用空気を供給する給気装置(8) を内蔵
させ、洗浄室(2) の底部より下方の空間に前記洗浄部に
洗浄水を供給する洗浄ポンプ(62)や洗浄後の排水のため
の排水ポンプ(73)等を収容したものである。そして、ケ
ーシング(1) 内でノズルアーム(6a)(6b)によって洗浄さ
れたラック(4) 内の食器等がその洗浄後に加熱空気によ
って乾燥された後、ラック(4) と共に外部に取り出され
るものである。
【0012】以下、前記各部について詳述する。洗浄室
(2) は、図2に示すように、前方開放の略正方形横断面
の箱体に構成されているが、この開放端の下辺は洗浄室
(2) の底壁よりも所定の高さだけ高く設定されており、
これにより洗浄室(2) の底部には一定深さの洗浄水貯留
用の貯留部(23)が形成される。この貯留部(23)の中央上
方と、洗浄室(2) の上部中央には多数の洗浄水噴出用の
ノズルを具備させたノズルアーム(6a)(6b)が配設されて
おり、前者の下方のノズルアーム(6a)は洗浄室(2) の底
壁(21)によって回動自在に支持され、上方のノズルアー
ム(6b)は洗浄室(2) の後壁から突出させた支持腕(61)に
よって回動自在に支持され、何れもそのノズル配設部が
上方を向く姿勢に設定されている。
【0013】これらノズルアーム(6a)(6b)はその長さが
上記洗浄室(2) の横幅および奥行よりもわずかに小さく
設定され、その回転軸を含めて全体が中空状に構成され
ている。そして、底壁(21)を貫通して突出する洗浄ポン
プ(62)の吐出口が下方のノズルアーム(6a)に接続され、
この接続部に連通接続した連絡回路(60)を介して上方の
ノズルアーム(6b)の筒状回転軸と前記洗浄ポンプ(62)の
吐出口とが連通接続されている。これにより、洗浄ポン
プ(62)から前記経路でノズルアーム(6a)(6b)に供給され
る洗浄水がその上面に配列した多数のノズルから噴出さ
れ、各ノズルアームは、この噴出力の反力によって旋回
駆動されるものである。
【0014】上記各ノズルアームの上方には、食器等の
被洗浄物(M) を収容するラック(4)が出入れ自在に配備
されている。上方のラック(4) は、洗浄室(2) の両側壁
に引き出し自在に設けたレール(5)に対して引き出し自
在に支持され、これらレール(5)(5)は上記ノズルアーム
(6b)の先端部の旋回域の上方近傍に位置している。これ
により、このラック(4) は、レール(5) の洗浄室(2) に
対する移動距離とラック(4) のレール(5) に対する移動
距離の総和に相当する距離だけ引き出し可能となり、図
5に示すように、ラック(4) を引き出した状態では、こ
れのほぼ全体が洗浄室(2) の前方に突出できるものとな
る。
【0015】前記レール(5)(5)は、図3及び図4に示す
ように、これを引き出し自在とするため洗浄室(2) の側
壁でこれの開放端近傍に設けた一対の第1ガイドロール
(51)(51)と中央部に設けた一対の第2ガイドロール(52)
(52)とにより上下から挟持されており、後者のガイドロ
ールの下方の第2ガイドロール(52)は上方の第1・第
2ガイドロール(51)(52)のほぼ中間に位置するように前
方にずらせて配設されている。
【0016】したがって、上記のようにレール(5)(5)と
ノズルアーム(6b)とが接近して配設されていたとしても
レール(5) の中央部を支持する下方の第2ガイドロール
(52)が上記ノズルアーム (6b) の旋回移動の障害となら
ない。下方のラック(4) は、図2に示すように、下方の
ノズルアーム(6a)の上方近傍に引き出し自在に配置され
る。このため、このラック(4) の下面には、これの周縁
と略一致する大きさの枠体(41)が連設され、その縦桟(4
1a)(41a)の側壁から支持ロール(40a)(40a)が外側に突出
し、これらロールが洗浄室(2) の側壁に添設した支持レ
ール (R)によって支持されている。
【0017】なお、この支持レール(R) の取り付け位置
は、図5に示すように、扉(3) の開放姿勢(水平姿勢)
において扉(3) の上面と支持レール(R) のロール走行面
とが同一平面となる位置に設定される。したがって、扉
(3) を開いた状態で下方のラック(4) を引き出すと、支
持ロール(40a)(40a)が支持レール(R) から扉(3) の上面
に移動してラック(4) のほぼ全体が洗浄室(2) の外部に
引き出せることとなる。
【0018】この実施例では、洗浄水が貯留部(23)内に
供給され、この貯留洗浄水が上下のノズルアーム(6a)(6
b)から噴出されて、洗浄動作が実行される。又、この洗
浄の際、洗浄水の温度が制御されて、洗浄効率を高める
ようにしている。この為、洗浄室(2) の後壁上部には、
図2及び図7に示すように、給水管(25)の下流端の給水
口(2a)が開口し、前記給水管(25)を介して供給される洗
浄水が前記給水口(2a)から貯留部(23)内に供給される。
この給水制御のため、貯留部(23)内の水位を検知する圧
力センサ(71)と電極式の水位センサ(72)が設けられると
共にこれの出力が給水制御装置(C1)に入力され、これか
らの出力が給水管(25)内に挿入された開閉弁(22)に入力
されている。従って、始動操作によって前記開閉弁(22)
が開弁されて給水口(2a)から貯留部(23)に給水され、こ
の貯留部(23)内の水位が設定値になった時点で給水制御
装置(C1)の出力により開閉弁(22)が閉弁されて所定量の
洗浄水が自動給水される。
【0019】食器洗浄の際には、洗浄室(2) の貯留部(2
3)内に貯留された上記洗浄水は洗浄ポンプ(62)によって
上下のノズルアーム(6a)(6b)からこれらの上方のラック
(4)(4) に向けて噴出された後、貯留部(23)内に帰還す
る。つまり、前記貯留洗浄水が循環使用される。そし
て、この洗浄水の温度を被洗浄物(M) に対応させて所定
の温度にする為に底壁(21)の後部裏面にヒータ(20)が添
設されると共に、この底壁(21)から貯留部(23)内にその
検知部を挿入した温度検知センサ(S) の検知温度が温度
制御装置(C 2)に入力され、これからの出力によって前記
ヒータ(20)が制御され、貯留部(23)内の温度が洗浄動作
の進行度合いに適合した温度に管理されることとなる。
【0020】この食器洗浄動作時には、残滓が貯留部(2
3)に集合する。この為、洗浄室(2)の底部にはフィルタ
(70)を収容した濾過容器(7) を設け、この濾過容器(7)
の上端開口部を貯留部(23)の底部に開口させると共にそ
の胴部と上記洗浄ポンプ(62)の吸引口とを連通接続させ
ている。したがって、ノズルアーム(6a)(6b)から吐出さ
れる洗浄水は前記濾過容器(7) のフィルタ(70)によって
濾過されたものとなる。
【0021】前記濾過容器(7) の底部には排水口が形成
され排水ポンプ(73)の吸引口に連通接続されている。そ
して、排水ポンプ(73)の吐出口に接続された排水パイプ
(74)はケーシング(1) の後板から外部に引き出されてい
る。この構成により洗浄完了後に排水ポンプ(73)を動作
させることにより貯留部(23)内の貯留洗浄水が外部に排
出できることとなる。
【0022】洗浄室(2) を開閉する扉(3) は上下に開閉
される形式となっているが、この扉(3) は、洗浄室(2)
の前方開放端に対接する扉主体(30a) と、この前面に添
設される扉パネル(30b) とから構成され、この扉パネル
(30b) は、扉主体(30a) の前面に設けた補助枠(31)に取
り外し自在に装着されるパネル枠(32)と、このパネル枠
(32)に出し入れ自在に収容されるパネル板(33)とから構
成される。
【0023】前記扉主体(30a) の下端部がケーシング
(1) に設けた軸受部によって回動自在に支持されてい
る。即ち、軸受部は貯留部(23)の前方端側壁から外側に
支持軸(K) を突出させ、この支持軸(K) に補助枠(31)の
下端部から突出させた支持腕(310) を係合させている。
なお、この実施例においては、図2に示すように、上記
貯留部(23)の前方端はこの上方の洗浄室(2) の前方開放
端縁よりも前方に突出している。従って、扉主体(30a)
は洗浄室(2) の前方開放端縁に対接する主体部から下方
に舌片部(38)を突出させた構成としてあり、扉(3) の閉
鎖状態においては、この舌片部(38)が貯留部(23)の前方
部内に侵入する構成となっている。
【0024】これにより、扉主体(30a) の内面に飛散す
る洗浄水が扉(3) の外部へ漏れることを確実に防止して
いる。即ち、上記した洗浄動作中では、ノズルアーム(6
a)(6b)からの洗浄水が扉主体(30a) の内面に飛散するこ
ととなるが、この飛散水が扉主体(30a) の内面に沿って
流れ落ちたとしても、これらの全体が貯留部(23)の前方
部に回収されるからである。
【0025】そして、この扉(3) の回動範囲は洗浄室
(2) の開放部を閉鎖した直立姿勢から前記水平姿勢に亘
る範囲に設定されており、前記閉鎖状態から扉(3) を水
平姿勢に回動させた状態では舌片部(38)が貯留部(23)か
ら脱出して既に説明した支持レール(R) のロール走行面
と一致する。前記扉パネル(30b) は扉主体(30a) から取
り外し可能となっており、その下部は扉主体(30a) より
も下方に突出した突出下部(39)となっている。そして、
この突出下部(39)は洗浄室(2) の底壁(21)よりも下方に
形成される洗浄ポンプ(62)や排水ポンプ(73)等を収容す
るポンプ室(11)の前方開放部に対向する。
【0026】前記扉(3) は上記のように貯留部(23)の前
方端近傍の支持軸(K) に於いて軸支されていることか
ら、この扉(3) を水平姿勢に開放した状態に於いて、前
記突出下部(39)がポンプ室(11)内に侵入することとな
る。そこで、前記ポンプ室(11)の前方開放部近傍には後
方に凹んだ扇状の空室(13)を備えており、この空室(13)
の後方は断面円弧状の前板(12)によって取り外し自在に
閉塞されている。従って、ケーシング(1) の側壁とこの
前板(12)とによって形成される前記空室(13)が扉(3) の
開放時に於ける上記突出下部(39)の侵入域となる。そし
て、扉(3) を閉鎖した直立状態ではこの空室(13)の前方
開放部が突出下部(39)によって閉鎖され、ケーシング
(1) の前方部は図6に示すように、一枚の扉(3) によっ
て閉塞された外観となる。
【0027】このものでは、ポンプ室(11)内の装置の修
理点検に際しては、扉パネル(30b)を取り外し、ポンプ
室(11)内の前記前板(12)を取り外す。これによりポンプ
室(11)が前方に開放状態となり、この前方開放部から各
部の修理点検が可能となる。又、この実施例では洗浄動
作の際に洗剤が、その後の仕上動作の際にリンス剤が、
それぞれ使用される。前記洗剤は洗浄動作の度に計量カ
ップ等を用いて使用者によって投入されるが、リンス剤
は、薬剤タンク(90)内に所定量貯留されており、仕上げ
動作の度に前記薬剤タンク(90)から一定量自動供給され
る。
【0028】そこで、前記扉主体(30a) の中央部には、
図6及び図7に示すように、薬剤タンク(90)とこれに連
通接続される開閉弁(91)から構成されたリンス剤用の薬
剤供給装置(9) が内蔵されている。前記薬剤タンク(90)
及び開閉弁(91)は、図8及び図9に示すように、扉主体
(30a) の内面の一部に設け且つこの内面構成部によって
開閉自在に軸支された開閉蓋(95)に取付けられている。
そして、薬剤タンク(90)内のリンス剤が、開閉弁(91)の
吐出口(92)からその下方の貯溜部(23)に供給される構成
である。又、この薬剤供給のための開閉弁(91)は、制御
装置(C) によって所定のタイミングによって開閉され、
この開閉弁(91)の開弁時間を所定の値に設定することに
より投入リンス剤量が決定される構成となっている。
【0029】又、このものでは、1回の仕上げ動作にお
けるリンス剤の使用量は一定量に設定されており、薬剤
タンク(90)内の残量が所定の量になると、リンス剤の補
充時期を報知するようにしている。この為、制御装置
(C) には、図10に示すような報知時期判定装置が設け
られ、当該装置は開閉弁(91)への開弁信号の発生回数を
ダウンカウンタ(D) によって計数する構成を具備する。
このダウンカウンタ(D) は、入力端子に「H」信号が入
力される度に設定回数から減算し、その差が出力される
形式のものであり、前記入力端子には前記開閉弁(91)へ
の開弁信号が印加されている。そして、このダウンカウ
ンタ(D) の出力はAND回路(A) に印加されている。こ
のAND回路(A) は、前記ダウンカウンタ(D) の出力が
「0」になったときに「L」信号を出し、他方、AND
回路(A) の出力は、同期式フリップフロップ回路(FF)の
プリセット入力端子に印加されると共に、同期式フリッ
プフロップ回路(FF)の出力は、図6に示すように、洗浄
機の前面上部の操作パネル(P) に設けられたランプ(L)
に印加されている。又、ダウンカウンタ(D) のロード端
子及び同期式フリップフロップ回路(FF)のクリア入力端
子には、前記操作パネル(P) に設けられたリセットスイ
ッチ(R) の出力が印加されており、このリセットスイッ
チ(R) を操作すると、ランプ(L) がオフとなり、同時に
ダウンカウンタ(D) に初期値(設定回数)がセットされ
る。
【0030】このものでは、洗剤用の薬剤タンク(90)の
容量は100ml、仕上げ動作1回当たりの使用量は
0.5mlに設定されている。従って、薬剤タンク(90)
内に前記量のリンス剤を投入しておけば、理論的には、
200回の仕上げ動作を行えるが、上記実施例では、所
定量の残量を確保する為に「190」回の洗浄動作が実
行されたときにリンス剤を補充するようにしている。こ
の為、ダウンカウンタの初期値設定回路によって上記設
定回数を「190」に設定すると共にリセットスイッチ
(R) の作動によりダウンカウンタ(D) にロード入力され
る構成としてある。
【0031】従って、洗浄動作回数が190回に達する
と、このとき、開閉弁(91)の開弁回数も190となるか
ら、ダウンカウンタ(D) の出力が「0」になってAND
回路(A) から「L」信号が出力され、同期式フリップフ
ロップ回路(FF)の作用によってランプ(L) が点灯し、且
つ、この点灯状態が持続する。ランプ(L) の点灯により
薬剤の補充時期が報知されると、洗浄機の不使用時に、
図8及び図9に示すように、扉(3) を開放した状態で、
薬剤タンク(90)を具備させた扉主体(30a) の内面の開閉
蓋(95)を開放して薬剤タンク(90)を露出させ、薬剤を補
充する。
【0032】この後、開閉蓋(95)を閉じ、リセットスイ
ッチ(R) によりロード入力すると、同期式フリップフロ
ップ回路(FF)のクリア入力端子にパルス信号が印加され
ることにより前記保持信号が解除されるのでランプ(L)
が消灯し、同時にダウンカウンタ(D) には再び薬剤の補
充時期に相当する設定回数が入力される。尚、濾過容器
(7) 内の上記フィルタ(70)に堆積する残滓は運転回数に
比例することから、ランプ(L) の点灯による報知は、残
滓を清掃除去する目安としても利用できる。
【0033】洗浄動作の終了後に乾燥工程が実行される
が、この乾燥工程の為に、この実施例では、図2に示す
ように、洗浄室(2) の天井壁(26)とケーシング(1) の天
板(1a)との間に給気装置(8) が配設され、上記扉(3) 内
に排気通路(34)が形成されている。前記給気装置(8)
は、ケーシング(1) の前面上端部に設けた給気口(10)か
ら洗浄室(2) の天井壁(26)後部の開口(81)に至る給気通
路(83)内に給気ファン(80)と電熱装置等の加熱装置(82)
を内蔵した構成とし、この給気装置(8) によって供給さ
れる加熱空気の温度を所定の温度に設定している。扉
(3) の排気通路(34)は、内面下部の流入口(35)から表面
上部の排出口(36)に向かって上昇する通路としてある。
【0034】従って、上記給気装置(8) から供給された
加熱空気は所定の温度に加熱されて洗浄室(2) 内に達
し、この洗浄室(2) 内を加熱した後、前記流入口(35)→
排気通路(34)→排出口(36)の経路で食器洗浄機の外部に
排出される。なお、洗浄時に於いて、洗浄水の飛沫が排
気通路(34)内に侵入し易いが、流入口(35)から排出口(3
6)までの排気通路(34)が上記のように上昇通路となって
いることから、仮に排気通路(34)内に飛沫が侵入したと
してもこれが外部に漏れ出る心配がない。
【0035】上記実施例の食器乾燥機では、図7に示す
制御装置(C) によって各部の動作が所定のタイミングで
実行されるようになっており、食器を収容したラック
(4) を洗浄室(2) 内に挿入すると共に、所定量の洗剤を
貯留部(23)に投入して、扉(3)を閉じた状態で始動スイ
ッチを操作すると、前記制御装置(C) に含まれる給水制
御装置(C1)からの出力信号により給水動作が実行され、
この給水制御装置(C1)の作用により、所定量の洗浄水が
貯留部(23)内に貯留されると給水動作が停止され、洗浄
動作信号が制御装置(C) から出力される。これにより、
洗剤を含んだ洗浄水が洗浄ポンプ(62)によってノズルア
ーム(6a)(6b)に圧送されてこれのノズルからの噴出洗浄
水によって洗浄動作が実行される。このとき前記制御装
置(C) に含まれる温度制御装置(C2)によって貯留部(23)
内の洗浄水の温度が所定の温度に維持される。
【0036】前記洗浄動作が完了すると、制御装置(C)
の出力により排水ポンプ(73)が作動して貯留部(23)内の
貯留水が排水パイプ(74)を介して排出され、その後、
すすぎ工程、仕上げ工程が実行される。仕上げ工程で
は、再び、制御装置(C) 及び給水制御装置(C1)の作用に
より、所定量の洗浄水が貯留部(23)内に貯留され、制御
装置(C) の仕上げ動作信号により、開閉弁(91)の開閉に
よって薬剤タンク(90)内のリンス剤が一定量貯留部(23)
内に投入されると共に洗浄ポンプ(62)によって前記貯留
洗浄水がノズルアーム(6a)(6b)に圧送されてこれのノズ
ルからの噴出洗浄水によって仕上げ動作が実行される。
【0037】この後の乾燥工程では、所定温度に加熱さ
れた加熱空気が洗浄室(2) 内に供給され、排気通路(34)
を介して外部に排出される。この乾燥工程は所定時間継
続されて終了する。尚、これら一連の動作の過程に於い
て、前記リンス剤の投入の際には、開閉弁(91)が開弁さ
れるから、この時の信号がダウンカウンタ(D) にも入力
されて、上記した洗浄動作回数が計数される。従って、
上記一連の動作が繰り返し実行されて、この動作回数が
設定回数になると、既述の作用でランプ(L) が点灯し、
これにより、リンス剤の補充時期になったことが報知さ
れる。
【0038】この後、リンス剤を薬剤タンク(90)に補充
すると、薬剤供給装置(9) が初期状態にセットされる。
尚、上記実施例では、ダウンカウンタ(D) への入力信号
として、薬剤タンク(90)からの薬剤供給回路に挿入した
開閉弁(91)の開弁信号を利用したが、洗浄動作を開始さ
せる始動信号や、洗浄動作に対応する扉(3) の開閉と連
動させたスイッチからの信号、洗浄水給水の為の開閉弁
(22)への動作信号等、洗浄開始から、最終の乾燥工程終
了に至るまでの間に生じる種々の信号がダウンカウンタ
(D) への入力信号として利用できる。
【0039】又、上記実施例では、リンス剤の補充時期
を報知する場合について説明したが、液体洗剤を使用す
る構成の場合には、リンス剤の供給装置と同様な薬剤供
給装置を並設すると共に、上記実施例のリンス剤の補充
時期報知装置と同様な装置を使用することにより、この
洗剤の補充時期をも報知できる。又、上記実施例では、
動作回数の計数の為にダウンカウンタ(D) を使用した
が、他の形式のカウンタを使用できることは言うまでも
なく、報知手段としても、ランプ(L) 以外にブザー等他
の形式の報知手段を採用できることは言うまでもない。
【0040】尚、所定回数の洗浄動作が実行された後
に、洗浄室(2) 内の掃除の為に、ラック(4) に食器等の
被洗浄物(M) を収容しない状態で空運転洗浄動作を実行
させることが有効であるが、この空運転時期を促すため
に上記実施例の報知装置を利用することも可能である。
この場合には、報知装置に於ける設定回数は上記実施例
の場合よりも少ない回数(10回〜20回程度)に設定
される。
【0041】また、上記実施例では、薬剤供給装置(9)
の薬剤投入器として開閉弁(91)を採用したが、これを、
一回の動作によって一定量の薬剤を薬剤タンク(90)から
抽出する構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図
【図2】実施例の説明図
【図3】レール(5) の側面図
【図4】レール(5) の正面図
【図5】ラック(4) (4) を引き出した状態の説明図
【図6】本発明を採用する食器洗浄機の正面図
【図7】制御装置(C) の説明図
【図8】薬剤供給装置(9) の側面図
【図9】薬剤供給装置(9) の正面図
【図10】報知時期判定装置の説明図
【符号の説明】
(2) ・・・洗浄室 (90)・・・薬剤タンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄室(2) 内に収容された被洗浄物をノ
    ズルから噴出する洗浄水により洗浄させる形式の食器洗
    浄機であって、薬剤を貯留させた薬剤タンク(90)を具備
    させると共に、前記洗浄から仕上げまでの動作の所定時
    期に、前記薬剤タンク(90)から薬剤を一定量供給して前
    記動作を実行するようにした食器洗浄機において、洗浄
    動作又はこれに対応する動作の回数を計数するカウンタ
    と該カウンタの計数値が設定値に達したときに作動する
    報知器を設け、前記設定値を、薬剤タンク(90)内の薬剤
    の残量が所定の値に減少するまでの積算動作回数とした
    食器洗浄機。
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