JPH0632701Y2 - Qスイッチ素子 - Google Patents

Qスイッチ素子

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JPH0632701Y2
JPH0632701Y2 JP8550387U JP8550387U JPH0632701Y2 JP H0632701 Y2 JPH0632701 Y2 JP H0632701Y2 JP 8550387 U JP8550387 U JP 8550387U JP 8550387 U JP8550387 U JP 8550387U JP H0632701 Y2 JPH0632701 Y2 JP H0632701Y2
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JP
Japan
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switch element
cooling structure
cooling
fluid
switch
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JP8550387U
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JPS63193873U (ja
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健 ▲葛▼西
譲 田辺
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はQスイッチ素子に係り、特にQスイッチ素子の
冷却構造体に関するものである。
[従来の技術] 従来、アルミニウム等の材質からなるQスイッチ素子用
のパッケージが知られている。該パッケージは、その内
部を冷却水が通過できるよう水径路が施してありQスイ
ッチ素子の冷却構造体として用いられている。第3図に
従来のQスイッチ素子の冷却構造体の斜視図を示す。Q
スイッチ媒体1の一面には入力トランスデューサー用の
圧電体2が取り付けてあり、圧電体2の取り付け面とレ
ーザー光が通過する光学面6を除いた面のうち、最大の
面積を有する2つの側面部に2つの冷却構造体3が接触
してある。冷却構造体3の内部には、断面が円形で直線
形状の3つの孔を、1つの孔にネジ止め等による封止部
5を施してコの字状の水径路4を形成し、冷却水の入口
と出口を設けて冷却水が通過できるよう構成している。
しかし、冷却効率の点で特に発熱部と考えられる圧電体
近傍での冷却効果、放熱効果の点で不充分であり、Qス
イッチ素子の駆動電力の増大やレーザー光の出力や大出
力化に伴い信頼性の点でも不充分であった。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は、冷却構造体の水径路等の流体通過径路
の加工を工夫することにより、放熱効果が優れていると
同時に水漏れのない高信頼性の構造とすることで、レー
ザー光の揺らぎの極めて少ないQスイッチ素子を提供す
ることを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、Qスイッチ媒体の少なくとも1面にその1面を接触
しうる構造材の内部に、流体が通過できるよう流体通過
径路を設けた冷却構造体を有するQスイッチ素子におい
て、複数の部材を接合することによって流体通過径路を
形成する冷却構造体を有することを特徴とするQスイッ
チ素子を提供するものである。
[作用] 本考案においては、複数の部材を接合して、任意の形状
に、冷却水等の通過する流体通過径路を形成できるの
で、従来よりも長いものが製作でき、冷却構造体と水と
の接触面積が増加し冷却効果は向上する。また、本考案
の方式だと、従来のような封止部に使用するネジ部から
の水漏れを防止することもでき信頼性も向上する。さら
に局部冷却も流体通過径路の深さ、形状を任意に変える
ことによって可能となる。
冷却効果が上がり、温度分布が均一になることによって
Qスイッチ素子に入るレーザー光の揺らぎが抑えられ、
安定した動作をさせる。
[実施例] 本考案の実施例の斜視図を第1図と第2図に示す。第1
図に、上下対称の2つの部材からなる冷却構造体の一片
側のみを示す。該部材の一面には、流体通過径路である
堀り込み式水径路1が形成してある。従来に比べ径路長
が長く広範囲に渡って冷却ができる。また堀り込み式な
ので径路の形状や深さを任意に加工でき又径路の曲部を
なだらかに加工できるので水流の淀み点を極力なくすこ
とができる。さらに、Qスイッチ媒体と冷却構造体の間
に熱伝導率の良いクッション材を挿入するとクッション
及び放熱効果の点で好ましい。該クッション材は、熱伝
導率の良く、弾性あるいは可撓性を有する材料を使用す
る。
第1図に示したように冷却構造体の各部材を放熱性の高
いA1,Cuなどの金属で作成し、各部材を溶接あるいは接
着材等で接着する。第2図に、冷却構造体を有するQス
イッチ素子の斜視図を示す。Qスイッチ媒体2の圧電体
取り付け面と光学面を除いた面のうち最大の面積を有す
る2つの側面部に冷却構造体3を接触させる。冷却構造
体3は、左右対称の2つの部材を溶接することによって
構成される。破線部は溶接部4である。
冷却構造体3は、3つ以上の複数の部材を接合して構成
しても良い。流体通過径路に通す冷却用流体としては、
水の他に油等の各種液体あるいはエア等の気体を使用で
きるが、冷却効率や費用の面で水が最も好ましい。ま
た、Qスイッチ媒体のレーザー光の通過を妨げない面で
あれば、冷却構造体を接触できる。発熱部である圧電体
の取り付け面周辺部にも、圧電体との間に絶縁物を介在
させて接触させ、局所冷却できる。
流体通過径路の形状は、任意の形状に形成できるが、少
なくとも3つ以上の平行部分を有するよう屈曲部を設け
てもよく、該屈曲部は角を丸くして滑らかにすることが
好ましい。又、本実施例のようにM字型の形状とするこ
とが、加工の点でも簡便であり、左右対称の2つの部材
より形成されれば、さらに加工が容易である。
[考案の効果] 本考案は、レーザー光の揺らぎを抑えると同時に、Qス
イッチの駆動電力の大電力化やレーザー光の出力の大出
力化に耐えられる如き優れた効果を有し、特に熱伝導率
の良いクッション材Qスイッチ媒体と冷却構造体との間
に挿入することにより、クッション効果及び放熱効果を
向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は、本考案による一実施例を示すもので
あり、第1図は冷却構造体の1部材の斜視図であり、第
2図はQスイッチ素子の冷却構造体の斜視図であり、第
3図は従来のQスイッチ素子の冷却構造体の斜視図であ
る。 1…堀り込み式水径路 2…Qスイッチ媒体 3…冷却構造体 4…溶接部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】Qスイッチ媒体の少なくとも1面にその1
    面を接触しうる構造材の内部に、流体が通過できるよう
    流体通過径路を設けた冷却構造体を有するQスイッチ素
    子において、複数の部材を接合することによって流体通
    過径路を形成する冷却構造体を有することを特徴とする
    Qスイッチ素子。
  2. 【請求項2】該流体通過径路は、少なくとも3つの平行
    部分を有する形状である特許請求の範囲第1項記載のQ
    スイッチ素子。
  3. 【請求項3】該流体通過径路は、M字型である特許請求
    の範囲第2項記載のQスイッチ素子。
  4. 【請求項4】該流体通過径路は、左右対称の2つの部材
    を接合することによって形成される特許請求の範囲第2
    項又は第3項記載のQスイッチ素子。
JP8550387U 1987-06-02 1987-06-02 Qスイッチ素子 Expired - Lifetime JPH0632701Y2 (ja)

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JP8550387U JPH0632701Y2 (ja) 1987-06-02 1987-06-02 Qスイッチ素子

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JP8550387U JPH0632701Y2 (ja) 1987-06-02 1987-06-02 Qスイッチ素子

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JPS63193873U JPS63193873U (ja) 1988-12-14
JPH0632701Y2 true JPH0632701Y2 (ja) 1994-08-24

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JP2790582B2 (ja) * 1992-11-11 1998-08-27 三菱電機株式会社 半導体装置
JP2007316158A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Hamamatsu Photonics Kk 偏光制御素子及びそれを用いたレーザシステム

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JPS63193873U (ja) 1988-12-14

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