JPH0632641A - セメント組成物 - Google Patents
セメント組成物Info
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- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
- C04B28/06—Aluminous cements
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Abstract
の耐火物分野を初めとし、土木・建材分野などに広く使
用可能である、流動性、可使時間、硬化時間、及び強度
発現性を確保するセメント組成物を提供すること。 【構成】 カルシウムアルミネート、ホウ酸類、炭酸
塩、及びカルボン酸類を含有してなるセメント組成物を
構成とする。 【効果】 本発明のセメント組成物は、従来品では達
成することが出来なかった、セメントが本来要求されて
いる機能、特に流動性と可使時間が長く取れ、適度な硬
化時間と良好な強度発現といった機能を十分満足出来
る。等の効果を奏する。
Description
し、さらに詳しくは、流動性、可使時間、硬化時間、及
び強度発現性を確保するセメント組成物に関する。
トは、耐火コンクリートや耐火キャスタブルなどの耐火
物分野を初めとし、土木・建材分野などに広く使用可能
である。
の流動性、可使時間、硬化時間、及び強度発現性を良好
にするために、糖類、カルボン酸類、リン酸類、及びホ
ウ酸類等のアルミナセメントの硬化調整剤を併用したア
ルミナセメント(1962年発行、HIGH-ALUMINA CEMENTS AN
D CONCRETES、T.D.ROBSON、P129-133)が提案されてい
る。しかしながら、このアルミナセメントでは、可使時
間、流動性、及び強度発現性に欠けるという課題があっ
た。
系アニオン界面活性剤からなる凝結調整剤を併用したア
ルミナセメント(特開昭49-52216号公報)、ヒドロオキシ
カルボン酸と無機炭酸塩からなる凝結調整剤を併用した
アルミナセメント(特開昭50-28090号公報)、水溶性のポ
リアクリル酸類と、アルカリ金属炭酸塩及び/又はヒド
ロオキシカルボン酸類とを併用したアルミナセメント
(特開昭55-75947号公報)、水溶性ポリメタクリル酸と、
メタクリル酸−アクリル酸共重合体叉はこれらの塩と、
アルカリ金属炭酸塩及び/又はヒドロオキシカルボン酸
類を含有してなるアルミナセメント(特開昭55-75948号
公報)、並びに、水溶性ポリアクリル酸及び/又はポリ
メタクリル酸、ヒドロオキシカルボン酸、及び無機炭酸
塩からなる分散剤を併用したアルミナセメント(特開昭5
5-121933号公報)等も提案されている。
が本来要求されている機能、特に、流動性がよく可使時
間が長く取れ、適度な硬化時間と良好な強度発現性を確
保するといった機能が十分満足されるものではなかっ
た。即ち、流動性と可使時間を向上させると硬化が遅
れ、強度発現性も悪くなり、逆に硬化時間と強度発現性
を向上させようとすると流動性と可使時間が取れなくな
るといった相反する傾向が強く見られるなどの課題があ
った。
意検討を重ねた結果、特定の材料を組み合わせることに
よって、流動性と可使時間を損なうことなく良好な硬化
時間と優れた強度発現性が確保できる知見を得て本発明
を完成するに至った。
ウムアルミネート、ホウ酸類、炭酸塩、及びカルボン酸
類を含有してなるセメント組成物である。
は、アルミナ源として、ボーキサイト、アルミ残灰、並
びに、バイヤーアルミナ、電融アルミナ、及び焼結アル
ミナ等の精製アルミナや、カルシア源として、石灰石、
炭酸カルシウム、生石灰、及び水酸化カルシウム等を、
所定の鉱物が生成するように配合し、電気炉、反射炉、
平炉、転炉、及びロータリーキルン等で溶融及び/叉は
焼成して得られた水硬性鉱物を、ボールミル、チューブ
ミル、振動ミル、ローラーミル、及びタワーミル等の粉
砕機で粉砕して得られるものである。
OをC、Al2O3をAとすると、通常C5A3、C3A、CA2、CA、C
12A7、C3A5、及びCA2等と示される水硬性カルシウムア
ルミネートを主体とする物で、結晶質、非晶質いずれも
使用可能である。
制限されるものではないが、CAとC12A7を主体とし、CA
とC12A7の生成比が粉末X線回折分析法による回折強度
比でC12A7/CA=0.1〜10の範囲であることが好ましく、
O.3〜5がより好ましく、0.5〜3が優れた硬化時間と強
度発現性を示すので好ましい。回折強度比が0.1以下で
は硬化遅延しやすく、逆に10を越えると可使時間と流動
性が確保できないおそれがある。
X線を照射した時の回折強度で、CAの結晶格子数d値4.
67ÅとC12A7の結晶格子数d値4.89Åそれぞれの回折強
度比である。
は特に限定されるものではないが、例えば、CAとC12A7
の生成比がC12A7/CA=0.1〜10の範囲になるように、CA
とC12A7を個別に製造して配合しても良く、CAとC12A7を
前記生成比になるように一度に製造することも可能であ
る。中でも焼成法によって製造したカルシウムアルミネ
ートは強度発現性が優れるため好ましい。
0〜60%、Al2O3が80〜40%の割合になるように原料を配
合することが好ましく、CaOが30〜40%、Al2O3が70〜60
%の割合になるように原料を配合することがより好まし
い。
は、1,000〜1,600℃が好ましく、1,200〜1,500℃がより
好ましい。
は、不純物として、2CaO・Al2O3・SiO2、CaO・2Al2O3、及
びCaO・TiO2等を含有するカルシウムアルミネートの使用
も可能であが、CaOとAl2O3以外の成分、例えば、SiO2、
TiO2、Fe2O3、及びMgO等の不純物はキャスタブルとして
使用した際、高温時の収縮や低融点化合物の生成などの
不都合が発生するため、これらの不純物の含有量は少な
い方が好ましい。
が流動性と強度発現性に優れるため好ましく、JIS R 25
21規定のブーレーン法による測定で、比表面積が3,000c
m2/g以上が好ましく、4,000cm2/g以上がより好ましく、
6,000cm2/g以上が最も好ましい。
く、5μm以下がより好ましい。平均粒子径が小さいほ
ど水と混練りして使用する際にチクソトロピックな高流
動性が発揮できるため好ましい。
アルカリ塩である。ここで、ホウ酸とは、別名ボール
酸、正ホウ酸、又はオルソホウ酸と呼ばれるもので、H3
BO4の化学式で表され、ピロホウ酸、テトラホウ酸、及
びメタホウ酸を含有するものである。
ではないが、通常、ホウ酸の原鉱石に硫酸を加えて加熱
分解し、生成したホウ酸を遊離させて分離抽出後、精製
して得られる。
カリウム塩、及びカルシウム塩等であって、そのうち、
ナトリウム塩又はカリウム塩の使用が好ましく、その含
水化合物や無水化合物のいづれの使用も可能である。
トと混和した際、水に溶解しやすいように細かいもの程
好ましい。
ものではないが、現在、工業的に精製されているホウ酸
類が使用可能であって、ホウ酸類中のBO4分が80%程度
以上のものの使用が好ましい。
のいずれの使用も可能であるが、そのうち、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリ
ウム、及び炭酸水素カリウム等の炭酸アルカリ塩の使用
が好ましく、含水塩や無水塩のいずれの使用も可能であ
る。これらのうち、炭酸ナトリウムの使用が好ましく、
JIS K 1201、JIS K 8624、及びJIS K 8625で規定される
炭酸ナトリウムを使用できる。
と混和した際、水に溶解しやすいように細かい程好まし
く、100メッシュ以下が好ましく、200メッシュ以下がよ
り好ましい。
なく、現在、工業的に精製されている炭酸塩が使用可能
であって、目的とする炭酸塩の純度が80%程度以上のも
のの使用が好ましい。
酸とそのアルカリ塩である。ここで、カルボン酸とは、
オキシカルボン酸であって、具体的には、クエン酸、酒
石酸、コハク酸、乳酸、及びグルコン酸等が挙げられ
る。また、カルボン酸のアルカリ塩としては、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、及びカルシウム塩等が挙げられる。
これらのうち、クエン酸叉はそのアルカリ塩、中でもク
エン酸ナトリウムやクエン酸カリウムの使用が好まし
い。
ネートと混和した際、水に溶解しやすいように、小さい
程好ましく、100メッシュ以下が好ましく、200メッシュ
以下がより好ましい。
のではないが、現在、工業的に精製されているカルボン
酸類の使用が可能であって、目的とするカルボン酸類の
純度が80%程度以上のものの使用が好ましい。中でも、
不純物としての硫酸塩が0.05%以下のクエン酸叉はその
塩や、20℃における1%水溶液のpHが7〜10の範囲であ
るクエン酸叉はその塩を使用することは、可使時間に優
れるためより好ましい。
配合することは好ましい。ここでいうポリアクリル酸類
とは、ポリアクリル酸やその誘導体又はそれらのアルカ
リ塩であって、具体的には、ポリアクリル酸、ポリアク
リル酸ナトリウム、ポリアクリル酸エステル共重合体、
ポリメタクリル酸アンモニウム、及びポリメタクリル酸
メチル又はそのアルカリ塩等であって、共重合体として
は、架橋分岐型が好ましい。ポリアクリル酸のアルカリ
塩とは、ナトリウム塩、カリウム塩、及びカルシウム塩
等が使用可能であるが、入手しやすさからナトリウム塩
の使用が好ましい。
性、高耐食性、及び耐火物の用途に使用する際の中間温
度域、即ち、700〜1,200℃近辺の高強度を得るために、
α−アルミナをさらに配合することが好ましい。
らバイヤープロセス等で精製して得られた水酸化アルミ
ニウムを、ロータリーキルン等の焼成設備で焼成した物
であって、バイヤーアルミナ、易焼結アルミナ、又は仮
焼アルミナ等と称されるものである。α−アルミナのα
化率は70%以上が好ましく、90%以上がより好ましく、
95%以上が高温強度が優れるためもっとも好ましい。ま
た、α−アルミナのAl2O3含有量は95%以上が好まし
く、99%以上がより好ましい。また、α−アルミナのNa
2O含有量は1.O%以下が好ましく、0.5%以下がより好ま
しい。さらに、α−アルミナの窒素ガス吸着によるB.E.
T.法で測定した比表面積は0.1〜100m2/gが好ましく、0.
5〜20m2/gがより好ましく、2〜10m2/gがもっとも好ま
しい。そして、その平均粒子径が20〜100μmのアルミナ
粒子を平均粒子径が0.5〜10μmになるように粉砕加工し
たものの使用が好ましい。
粒子を構成するα結晶の粒子径より小さく粉砕すること
が本発明のセメント組成物を使用した際の作業性、可使
時間、及び高温焼成強度確保等の物性面から好ましい。
配合する方法として、ナウタミキサー、パン型ミキサ
ー、及びコーンブレンダー等で混合し、あるいは、各々
秤量後、ボールミル、チューブミル、振動ミル、ローラ
ーミル、及びタワーミル等の粉砕機で混合粉砕する方法
や、本発明のアルミナを粉砕機で単独粉砕したのち、混
合機で所定の粒度に粉砕したカルシウムアルミネートな
どの材料と混合する方法などが挙げられる。
ート100重量部に対して、50〜500重量部が養生強度や乾
燥強度の低下が少なく好ましく、30〜300重量部がより
好ましい。
するセメント組成物としての、例えば、作業性、流動
性、可使時間、及び強度発現性等の特性を考慮して決定
すべきものであるが、通常、カルボン酸類100重量部に
対して、ホウ酸類が5〜40重量部、炭酸塩が10〜80重量
部になるように配合することが好ましく、ホウ酸類が10
〜20重量部、炭酸塩が30〜50重量部になるように配合す
ることがより好ましい。この範囲外では、カルシウムア
ルミネートと配合した際、可使時間、流動性、硬化時
間、及び強度発現性のバランスが取れず、可使時間や流
動性が不足したり、硬化が遅延する傾向がある。
類の合計が、カルシウムアルミネート100重量部に対し
て、0.1〜10重量部であることが好ましく、0.5〜5重量
部がより好ましい。この範囲外では、目的とする可使時
間、流動性、硬化性、及び強度発現性等が得られないば
かりか、セメント組成物としての可使時間、流動性、硬
化時間、及び強度発現性等のバランスが取れず、可使時
間や流動性が不足したり、硬化が遅延する傾向がある。
ルボン酸類100重量部に対して、ホウ酸類が8〜20重量
部、炭酸塩が25〜50重量部になるように配合したもので
あり、そのうち、ホウ酸ナトリウム及び/叉はホウ酸カ
リウムのホウ酸塩、炭酸ナトリウム及び/叉は炭酸カリ
ウムの炭酸アルカリ、並びに、クエン酸及び/叉はクエ
ン酸ナトリウムのクエン酸類の組合せが好ましく、クエ
ン酸類100重量部に対して、ホウ酸塩8〜20重量部、炭
酸アルカリ25〜50重量部の範囲が最も好ましく、入手し
やすさからナトリウム塩の組み合わせが実用的である。
は、その混合物を100〜300℃の温度で30分以上、好まし
くは60分以上乾燥又は軽焼の処理をすることは、流動性
が向上するため好ましく、特に、150〜200℃で処理した
ものを使用したものの効果が著しい。
MR、HPLC、及びFT−IR等の機器分析や放射化
分析法などで特定化することが可能である。
に規定されるものではなく、各材料を所定の割合になる
ように配合し、V型ブレンダー、コーンブレンダー、ナ
ウタミキサー、パン型ミキサー、及びオムニミキサー等
の混合機を用いて均一混合するか、あるいは、所定の割
合で配合した後、振動ミル、チューブミル、及びボール
ミル等の粉砕機で混合粉砕することが可能である。
リンカーを粉砕後、他の材料を後添加する方法より、カ
ルシウムアルミネートのクリンカー粉砕時に他の材料を
配合し、混合粉砕する方法がその効果を十分に発揮でき
好ましい。
セメントに使用する減水剤、AE剤、及び分散剤等の各
種セメント添加剤の併用も可能である。また、耐火物用
途に使用する場合は、さらに、シリカヒュームや微粉ア
ルミナなどの粒径3μm程度以下の各種超微粉との組み
合わせも有効である。
a2Oが0.35%、α化率が96%、平均粒子径が45μmの日本
軽金属社製アルミナ、商品名「NMA20」を用い、カルシア
源として、電気化学工業社のベッケンバッハ炉で製造し
た生石灰を用い、それぞれを、生成物中のC12A7とCAの
ピーク比が2.0となるように配合し、シリコニット電気
炉で焼成し、カルシウムアルミネートクリンカーを製造
し、バッチ式ボールミルでブレーン比表面積6,000cm2/g
に粉砕してカルシウムアルミネートdを製造した。
示すような各種材料を配合した混合物を、カルシウムア
ルミネートd100重量部に対して、0.6重量部配合し、千
代田技研工業製オムニミキサー10型で30分間混合してセ
メント組成物を作製した。作製したセメント組成物を次
の方法に従って、各物性を30℃の恒温室内で測定した。
結果を表1に併記する。
量部、水60重量部を練り鍋にて3分間混合して作製した
JIS R 2521記載のモルタルを用いて、所定温度で所定時
間放置後、30秒間練り返しを行い、フローテーブルによ
り15回タップした後の広がり径をJIS R 2521に準じて測
定し、この所定時間経過後のフロー値を流動性とした。 可使時間:作製したモルタルをポリ袋に入れ、触指にて
モルタルの柔らかさがなくなるまでに要した時間を可使
時間とした。 硬化時間:作製したモルタルを少量ポリビーカーに移し
取り、白金測温抵抗体と打点記録計によって測定し、注
水から発熱ピークまでにかかった時間を硬化時間とし
た。 強度 :作製したモルタルを4×4×16cmの型枠に打
設し、24時間養生後の圧縮強度を油圧測定機にて測定し
た。 鉱物組成:リガク社製X線回折装置「RAD−2B」によ
り測定。C12A7=4.89Å、C3A=4.22Å、CA=4.67Å、及びC
A2=4.44Åの回折強度比を測定した。
ピーク比=2.0 ホウ酸類α:ホウ酸ナトリウム ホウ酸類β:ホウ酸カリウム ホウ酸類γ:ホウ酸 炭酸塩イ:炭酸ナトリウム 炭酸塩ロ:炭酸カリウム 炭酸塩ハ:炭酸水素ナトリウム カルボン酸類A:クエン酸ナトリウム カルボン酸類B:クエン酸カリウム カルボン酸類C:クエン酸 カルボン酸類D:酒石酸 カルボン酸類E:酒石酸ナトリウム カルボン酸類F:コハク酸 カルボン酸類G:コハク酸ナトリウム カルボン酸類H:乳酸 カルボン酸類I:乳酸ナトリウム カルボン酸類J:グルコン酸 カルボン酸類K:グルコン酸ナトリウム なお、ホウ酸類、炭酸塩、及びカルボン酸類は全て石津
製薬社製試薬1級を使用した。
組成物は、優れた可使時間と流動性を持ち、適度な硬化
時間や高い強度発現性を示し、従来品にはなかった優れ
た特性を持っている。
して、ホウ酸ナトリウム15重量部、炭酸ナトリウム40重
量部、クエン酸ナトリウム100重量部を配合した混合物
を表2に示す割合で配合したこと以外は実施例1と同様
に行った。結果を表2に併記する。
ピーク比=0.1カルシウムアルミネート e:CaO35%、主鉱物CAとC12A7、C12A7/CA
ピーク比=0.3カルシウムアルミネート f:CaO35%、主鉱物CAとC12A7、C12A7/CA
ピーク比=0.5カルシウムアルミネート g:CaO35%、主鉱物CAとC12A7、C12A7/CA
ピーク比=1.0カルシウムアルミネート h:CaO35%、主鉱物CAとC12A7、C12A7/CA
ピーク比=3.0カルシウムアルミネート i:CaO35%、主鉱物CAとC12A7、C12A7/CA
ピーク比=5.0カルシウムアルミネート j:CaO35%、主鉱物CAとC12A7、C12A7/CA
ピーク比=10カルシウムアルミネート k:CaO40%、主鉱物CAとC12A7、C12A7/CA
ピーク比=50カルシウムアルミネート l:CaO50%、主鉱物C12A7カルシウムアルミネート m:CaO60%、主鉱物C12A7とC3A、C12A7/C3
Aピーク比=0.2
及びクエン酸ナトリウム100重量部を配合した混合物
を、αアルミナ50重量部とカルシウムアルミネート50重
量部との混合物に対して、1.6重量部配合し、川崎重工
社製15型振動ミルで所定の粒度まで混合粉砕し、本発
明のセメント組成物を製造し、その物性を測定した。結
果を表3に併記する。物性の測定は次のように行ったこ
と以外は実施例1と同様に行った。
た。 平均粒子径:島津製作所製レーザー回折式粒度分布測定
機「SALD1000 Aレンヂ」により測定した。 高温強度 :セメント組成物を20重量部、骨材として、
昭和電工社製焼結アルミナの粒度3.36〜1.68mmを24重量
部、1.68〜0.71mmを16重量部、0.71〜0.297mmを20重量
部、及び0.297mm下を20重量部、並びに、水を8重量部
配合して、モルタルミキサーで5分間混練りし、4×4
×16cmの型枠に詰め、24時間養生した後脱枠した。さら
に、110℃で20時間、その後400℃で3時間乾燥して得ら
れたテストピースをシリコニット型電気炉で所定の温度
で3時間焼成した後、室温まで放冷し圧縮強度を測定し
た。
B」、B.E.T.法比表面積8m2/g、Al2O399.7%、Na2O0.33
%、α化率98%、平均粒子径45μm
にアルミナを配合すると、高温強度が高くなり、耐火物
として優れた性能を有する。
明のセメント組成物は、従来品では達成することが出来
なかった、セメントが本来要求されている機能、特に流
動性と可使時間が長く取れ、適度な硬化時間と良好な強
度発現といった機能を十分満足出来る。そして、耐火性
や高温強度に優れるため、アルミナ、マグネシア、スピ
ネル、シャモット、ボーキサイト、及び煉瓦くず等の耐
火骨材と配合して、耐火コンクリート、不定形キャスダ
ブル、及びプレキャストブロック等の耐火物として、或
いは、砂、砂利、及び砕石等と配合したり、さらには、
各種ポリマーエマルジョンやラテックスなどと配合・混
練りしたコンクリートやモルタルなどの土木・建築材料
として使用可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】 カルシウムアルミネート、ホウ酸類、炭
酸塩、及びカルボン酸類を含有してなるセメント組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20702492A JP3531946B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | セメント組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20702492A JP3531946B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | セメント組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632641A true JPH0632641A (ja) | 1994-02-08 |
JP3531946B2 JP3531946B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=16532946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20702492A Expired - Lifetime JP3531946B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | セメント組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3531946B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP20702492A patent/JP3531946B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3531946B2 (ja) | 2004-05-31 |
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