JPH0632594Y2 - バンドブレーキ制動力測定装置 - Google Patents
バンドブレーキ制動力測定装置Info
- Publication number
- JPH0632594Y2 JPH0632594Y2 JP7357488U JP7357488U JPH0632594Y2 JP H0632594 Y2 JPH0632594 Y2 JP H0632594Y2 JP 7357488 U JP7357488 U JP 7357488U JP 7357488 U JP7357488 U JP 7357488U JP H0632594 Y2 JPH0632594 Y2 JP H0632594Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- tension
- band
- cable
- measuring device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はウインチ等のバンドブレーキ制動力測定装置に
関する。
関する。
従来のバンドブレーキ測定装置においては、ドラム2は
その両端に突設された左右一対のドラム軸3,4がそれ
ぞれドラム軸受5,6に支持されることにより、回転可
能に軸支され、ドラム2の表面にはケーブル1が巻回さ
れている。
その両端に突設された左右一対のドラム軸3,4がそれ
ぞれドラム軸受5,6に支持されることにより、回転可
能に軸支され、ドラム2の表面にはケーブル1が巻回さ
れている。
ブレーキバンド8はブレーキ胴7の外周に巻回され、バ
ンドブレーキが開の状態においてはブレーキ胴7とブレ
ーキバンド8の間には微少なすきまがあり、ブレーキ胴
7はドラム2とゝもに自由に回転することができる。
ンドブレーキが開の状態においてはブレーキ胴7とブレ
ーキバンド8の間には微少なすきまがあり、ブレーキ胴
7はドラム2とゝもに自由に回転することができる。
バンドブレーキを閉にするには、油圧シリンダー14を矢
印に示すように伸長する。そうすると、油圧シリンダー
連結ピン18,レバー13を介して連結ピン16は矢印方向に
下動するので、ブレーキバンド8は連結ピン16により下
方向に引っ張られる。
印に示すように伸長する。そうすると、油圧シリンダー
連結ピン18,レバー13を介して連結ピン16は矢印方向に
下動するので、ブレーキバンド8は連結ピン16により下
方向に引っ張られる。
こゝで、ブレーキバンド8の他端は連結ピン10,ロード
セル9,連結ピン11を介して軸受12に固定されているの
で、ブレーキバンド8は閉の状態となり、この状態で
は、ブレーキバンド8がブレーキ胴7に密着し、ドラム
2の回転は止まる。
セル9,連結ピン11を介して軸受12に固定されているの
で、ブレーキバンド8は閉の状態となり、この状態で
は、ブレーキバンド8がブレーキ胴7に密着し、ドラム
2の回転は止まる。
こうして、バンドブレーキが閉の状態で、ケーブル1に
張力が作用すると、そのトルクに相当する力に連結ピン
16に働く力を加えた力がロードセル9に働く。こゝで、
ケーブル1の張力を増加したのち、減少すると、ロード
セル9に働く力は第6図に示すようになる。そこで第7
図に示すように、油圧シリンダー14によって連結ピン16
に作用する力(測定できないので一定の値に決める)を
第6図の値より差し引くことによりケーブル1の張力を
第8図のように求めることができる。
張力が作用すると、そのトルクに相当する力に連結ピン
16に働く力を加えた力がロードセル9に働く。こゝで、
ケーブル1の張力を増加したのち、減少すると、ロード
セル9に働く力は第6図に示すようになる。そこで第7
図に示すように、油圧シリンダー14によって連結ピン16
に作用する力(測定できないので一定の値に決める)を
第6図の値より差し引くことによりケーブル1の張力を
第8図のように求めることができる。
然しながらこのような試験装置では、ケーブル1の張力
が増加するときと減少するときとでは、ケーブル1の張
力が一定であってもその大きさは異なってくる。これは
油圧シリンダー14,油圧シリンダー連結ピン18,支点ピ
ン17及び連結ピン16の摩擦力が逆に働くためである。
が増加するときと減少するときとでは、ケーブル1の張
力が一定であってもその大きさは異なってくる。これは
油圧シリンダー14,油圧シリンダー連結ピン18,支点ピ
ン17及び連結ピン16の摩擦力が逆に働くためである。
従って第8図に示された数値ではケーブル1に作用して
いる正しい張力を表わさないことになる。
いる正しい張力を表わさないことになる。
本考案はこのような事情に鑑みて提案されたもので、ヒ
ステリシスを無くし、正確なケーブル張力を測定するバ
ンドブレーキ制動力測定装置を提供することを目的とす
る。
ステリシスを無くし、正確なケーブル張力を測定するバ
ンドブレーキ制動力測定装置を提供することを目的とす
る。
そのために本考案は、ドラムの外周に沿ってブレーキバ
ンドを配設し、これにより上記ドラムを締めつけて制動
し、その際上記ブレーキバンドの一端に付設された張力
検出手段により上記ブレーキバンドの張力を測定するよ
うにしたバンドブレーキ制動力測定装置において、上記
ブレーキバンドの他端にも張力検出手段を付設したこと
を特徴とする。
ンドを配設し、これにより上記ドラムを締めつけて制動
し、その際上記ブレーキバンドの一端に付設された張力
検出手段により上記ブレーキバンドの張力を測定するよ
うにしたバンドブレーキ制動力測定装置において、上記
ブレーキバンドの他端にも張力検出手段を付設したこと
を特徴とする。
このような構成により、両ロードセルの出力の差を求め
る、正確なケーブル張力を得ることができる。
る、正確なケーブル張力を得ることができる。
本考案の一実施例を図面について説明すると、第1図は
その全体斜視図、第2図,第3図はそれぞれ第1図のロ
ードセル9,19に作用する力とケーブル張力との関係を
示す線図、第4図は第2図及び第3図に基づいて求めら
れたケーブル張力を示す線図である。
その全体斜視図、第2図,第3図はそれぞれ第1図のロ
ードセル9,19に作用する力とケーブル張力との関係を
示す線図、第4図は第2図及び第3図に基づいて求めら
れたケーブル張力を示す線図である。
第1図において、第5図と同一の符番はそれぞれ同図と
同一の部材を示し、第1図の構造が第5図のそれと異な
るところは、レバー13の連結ピン16とブレーキバンド8
との間にもロードセル19を挿入したことであり、他の構
造はそれぞれ同一である。
同一の部材を示し、第1図の構造が第5図のそれと異な
るところは、レバー13の連結ピン16とブレーキバンド8
との間にもロードセル19を挿入したことであり、他の構
造はそれぞれ同一である。
このような構造において、ケーブル1の張力を増加した
のち、減少すると、ロードセル9,ロードセル19にそれ
ぞれ働く力はそれぞれ第2図,第3図に示すように、ヒ
ステリシスを描く。ケーブル1の張力増加時は油圧シリ
ンダー14の力により一定であるが、張力減少時は逆に大
きくなる。これは油圧シリンダー連結ピン18,支点ピン
17,連結ピン16に摩擦力が働く理由による。
のち、減少すると、ロードセル9,ロードセル19にそれ
ぞれ働く力はそれぞれ第2図,第3図に示すように、ヒ
ステリシスを描く。ケーブル1の張力増加時は油圧シリ
ンダー14の力により一定であるが、張力減少時は逆に大
きくなる。これは油圧シリンダー連結ピン18,支点ピン
17,連結ピン16に摩擦力が働く理由による。
そこで、電気的に第2図の力より第3図の力を差し引く
と第4図に示すように、真のケーブル1の張力を表示す
ることができる。
と第4図に示すように、真のケーブル1の張力を表示す
ることができる。
なお、ロードセル9,ロードセル19の代わりにブレーキ
バンド8の両端に歪ゲージを張り付けてブレーキバンド
8の両端に働いている力を測定するようにしてもよい。
バンド8の両端に歪ゲージを張り付けてブレーキバンド
8の両端に働いている力を測定するようにしてもよい。
このような構造によれば、バンドブレーキのブレーキバ
ンドの両端にロードセルを設けてこれらのロードセルに
作用する力の差を求めることによってバンドブレーキ駆
動装置の摩擦力を取り除くことができるので、ヒステリ
シスの無いケーブル張力を正確に測定することができ
る。
ンドの両端にロードセルを設けてこれらのロードセルに
作用する力の差を求めることによってバンドブレーキ駆
動装置の摩擦力を取り除くことができるので、ヒステリ
シスの無いケーブル張力を正確に測定することができ
る。
要するに本考案によれば、ドラムの外周に沿ってブレー
キバンドを配設し、これにより上記ドラムを締めつけて
制動し、その際上記ブレーキバンドの一端に付設された
張力検出手段により上記ブレーキバンドの張力を測定す
るようにしたバンドブレーキ制動力測定装置において、
上記ブレーキバンドの他端にも張力検出手段を付設した
ことにより、ヒステリシスを無くし、正確なケーブル張
力を測定するバンドブレーキ制動力測定装置を得ること
から、本考案は産業上極めて有益なものである。
キバンドを配設し、これにより上記ドラムを締めつけて
制動し、その際上記ブレーキバンドの一端に付設された
張力検出手段により上記ブレーキバンドの張力を測定す
るようにしたバンドブレーキ制動力測定装置において、
上記ブレーキバンドの他端にも張力検出手段を付設した
ことにより、ヒステリシスを無くし、正確なケーブル張
力を測定するバンドブレーキ制動力測定装置を得ること
から、本考案は産業上極めて有益なものである。
第1図は本考案の一実施例を示す全体斜視図、第2図,
第3図はそれぞれ第1図のロードセル9,19に作用する
力とケーブル張力との関係を示す線図、第4図は第2図
及び第3図に基づいて求められたケーブル張力を示す線
図である。 第5図は公知のブレーキバンド張力測定装置を示す斜視
図、第6図,第7図はそれぞれロードセル9,19の張力
を示す線図、第8図は第6図の張力から第7図のそれを
減算することにより求められたブレーキバンド制動力を
示す線図である。 1……ケーブル、2……ドラム、3,4……ドラム軸、
5,6……ドラム軸受、7……ブレーキ胴、8……ブレ
ーキバンド、9……ロードセル、10,11……連結ピン、1
2……軸受、13……レバー、14……油圧シリンダー、15
……軸受、16……連結ピン、17……支点ピン、18……連
結ピン、19……ロードセル、20……ピン
第3図はそれぞれ第1図のロードセル9,19に作用する
力とケーブル張力との関係を示す線図、第4図は第2図
及び第3図に基づいて求められたケーブル張力を示す線
図である。 第5図は公知のブレーキバンド張力測定装置を示す斜視
図、第6図,第7図はそれぞれロードセル9,19の張力
を示す線図、第8図は第6図の張力から第7図のそれを
減算することにより求められたブレーキバンド制動力を
示す線図である。 1……ケーブル、2……ドラム、3,4……ドラム軸、
5,6……ドラム軸受、7……ブレーキ胴、8……ブレ
ーキバンド、9……ロードセル、10,11……連結ピン、1
2……軸受、13……レバー、14……油圧シリンダー、15
……軸受、16……連結ピン、17……支点ピン、18……連
結ピン、19……ロードセル、20……ピン
Claims (1)
- 【請求項1】ドラムの外周に沿ってブレーキバンドを配
設し、これにより上記ドラムを締めつけて制動し、その
際上記ブレーキバンドの一端に付設された張力検出手段
により上記ブレーキバンドの張力を測定するようにした
バンドブレーキ制動力測定装置において、上記ブレーキ
バンドの他端にも張力検出手段を付設したことを特徴と
するバンドブレーキ制動力測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7357488U JPH0632594Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | バンドブレーキ制動力測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7357488U JPH0632594Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | バンドブレーキ制動力測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01180739U JPH01180739U (ja) | 1989-12-26 |
JPH0632594Y2 true JPH0632594Y2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=31298711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7357488U Expired - Lifetime JPH0632594Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | バンドブレーキ制動力測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632594Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-02 JP JP7357488U patent/JPH0632594Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01180739U (ja) | 1989-12-26 |
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