JPH06325845A - ケーブル終端用ハウジング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下方向から通路にケ−ブルを設置する際に
有効に電気的結合可能な通信装置を収容するハウジング
を提供する。 【構成】 このハウジングの通路はその上下差込口間に
その装置を収容するラック５７に平行に延びこの通路の
上下方向からラックにある装置にサ−ビスするケ−ブル
を通路に入れる。ラックに対し継ぎケ−ブル７６の前端
部にはこの通路に配置する同軸結合具８０があり、この
継ぎケ−ブルはその前端部からその対応ラックに走り、
そこでコネタ７０と結合する。継ぎケ−ブルの同軸結合
具８０はその外部ケ−ブルの自由端部のエンドカップリ
ングと結合できる。継ぎケ−ブルの同軸結合具は揺動可
能なプラットフォ−ム１００上に取付けられ、このプラ
ットフォ−ムはそのラックから回転可能に支えられかつ
この結合具が上下を指すようプラットフォ−ムの２位置
間に角度を選択して調節し固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電気装置を収容するハ
ウジングに係り、特に、このハウジングの外部に始ま
り、このハウジングの外部からこのハウジングの内部に
入りこの内部に終る１以上の電気ケ−ブルにより、働く
ように設けられた電気装置で、この電気ケ−ブルを前記
装置に設置の際に電気的に結合するような電気装置を収
容するハウジングに関する。

【０００２】

【従来の技術】ここで説明する種類のハウジングは空間
に次のものを入れる設計のものである。それは、このハ
ウジングで終端する１以上のケ−ブルをこのハウジング
の上方（例えば、その空間の天井のダクト）かまたはそ
の下方（例えば、その空間のフロアのダクト）かのいず
れかから近づけて入れるものである。このハウジングで
終端する１以上のケ−ブルを空間に設ける特定のハウジ
ングにおいて、その上方から近づけて入れるのかその下
方から近づけて入れるのかを前もって予測することは常
に可能とは限らないので、この可能な２通りを満足させ
るのに２種類の設計のハウジングを持つのが普通の習慣
である。すなわち、従来のハウジングは次の第１の設計
かまたは第２の設計かのいずれかのものである。

【０００３】それは、上方からハウジングに近づけてケ
−ブルを入れる上部差込口のみを有し、このハウジング
の中へ自由端部まで下方に差入れる第１の設計か、また
は下方からハウジングに近づけてケ−ブルを入れる下部
差込口のみを有し、このハウジングの中へ自由端部まで
上方に差入れる第２の設計かのいずれかである。この第
１の設計かまたは第２の設計かのいずれかのハウジング
には、特徴としてこのハウジングの装置にこのケ−ブル
を電気的に結合させるためにこの入れたケ−ブルの自由
端部を機械的に結合するケ−ブル・セプタ・コネクタが
ある。ところがこの２種類の設計に対しそのケ−ブル・
レセプタ・コネクタは次のようにその第１の設計と第２
の設計とでは異なるものであった。

【０００４】それは、それぞれこの第１の設計の上部差
込口のあるハウジングでは、そのケ−ブル・セプタ・コ
ネクタはその支持体から上方に垂直に延びるものであ
り、この第２の設計の下部差込口のあるハウジングで
は、そのケ−ブル・レセプタ・コネクタはその支持体か
ら下方に垂直に延びるものである。それぞれの場合にこ
のケ−ブルを入れるハウジングの差込口に対し大なり小
なりそのケ−ブル・レセプタ・コネクタを向けしめて、
このケ−ブルの自由端部をそのコネクタに結合すること
ができるが、その一方でこの結合を行うためにこのケ−
ブルに加えられる曲げをいずれも避けるかまたはそれを
許容できる値にまで減ずることが必要である。これにつ
いて注意する点は、ここで説明する種類のケ−ブルは剛
性が大きくこのケ−ブルに損傷を与えずそのに最小限度
より小さい曲げ半径でこのケ−ブルを曲げることができ
ない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ハウジングに近づくの
にこのハウジングのそれぞれ上部と下部にケ−ブルを受
入れる異なる２種類の設計のハウジングを供給するのは
技術的には実施可能なスキ−ムではあるが、これはコス
ト上有効ではない、というのは設計上は同じで変らない
のに異なる２種類の設計のハウジングの製造や貯蔵を行
う必要があり、このケ−ブルをハウジングに入れるのに
ケ−ブルのくるのがこのハウジングの上方かまたは下方
かの考慮を無視できればユニット当たりのコストを小さ
くできるものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】ハウジングの上方または
下方からケ−ブルを近づけて入れる別々の設計を用いる
前記ハウジングの欠点をなくする次に述べる特徴を有す
るハウジングを本発明は提供する。それは、同じハウジ
ングに上部差込口と下部差込口の両方を有する装置用ハ
ウジングで、ケ−ブルをこのハウジングの上部かまたは
下部かのいずれかから近づけてその上部差込口かまたは
その下部差込口かを通りこのハウジング内に入れるもの
である。また、本発明では、このハウジング内にレセプ
タ・コネクタがあり、この入れたケ−ブルの自由端部を
このレセプタ・コネクタと電気的に結合させる手段があ
るが、ただしこの上部差込口から入れても下部差込口か
ら入れてもこのケ−ブルの望ましくない曲げのないよう
にできる手段である。

【０００７】

【実施例】図１は、本発明の実施例の装置９を示す図
で、これは垂直に直立する枠組み１０のハウジングを有
する。この枠組みは、横も縦も水平断面も垂直断面も両
方とも長方形である。この枠組みには、上面１１と底面
１２があり、さらにこの上面と底面の間にあって垂直に
広がる側面があり、これには縦に間隔をおいた（図１参
照）前側面１３と後側面１４と（図２参照）左側面１５
と右側面１６があり互いに横に間隔をおいて並ぶ。１組
の横に間隔をおいて並んだ脚１７、１８が枠組み１０を
それの乗るフロアの上に上げている。この枠組み構造に
はその四方の隅に４本の直立支柱がある。３本のこの支
柱２１、２２、２３は図１および／または図２に見るこ
とができるが、他の１本の支柱２４はかくれてみえな
い。

【０００８】この枠組みの左側面１５の垂直支柱２１、
２２を垂直に間隔をおいて並び水平縦に延びるブレ−ス
２６ａないし２６ｄで相互に結合し、同様にブレ−ス２
７ａないし２７ｄ（この中のブレ−ス２７ａ、２７ｄを
図示）の集まりがこの枠組みの右側面１６の支柱２３、
２４を結合する。この枠組みの前側面１３においては、
このブレ−ス２６ａないし２６ｄと２７ａないし２７ｄ
と同様の垂直に間隔をおいて並び水平横に延びる４ブレ
−スの集りが支柱２２、２３を結合するが、この横に延
びる４ブレ−スの中の２ブレ−ス２８ａ、２８ｄ、のみ
が図１と図２では示され、その他の２ブレ−スは図では
欠けている（図１参照）。枠組み１０の後側面１４にお
いては、同様に垂直に間隔をおいて並び水平横に延びる
４ブレ−スの集りが支柱２１、２４を結合するが、この
最後の４ブレ−スの中の２ブレ−ス２９ａ、２９ｄが
（図１と図２参照）示され、残る２支柱はかくれてみえ
ず（図１参照）また欠けている（図２参照）。

【０００９】前述のこれらすべてのブレ−スはそれら端
部で結合支柱で固定されてこの枠組み１０を剛性構造と
する。枠組み１０の側面１３ないし１６をその内部空間
３０のまわりに設け、必要に応じ前記ハウジングの枠組
みにパネル部品を加え、内部空間を前記ハウジングの枠
組みの側面をパネルで囲みさらにこのパネルをこの枠組
みの側面に固定しそれにより空間３０に対する囲いとす
る。２枚のこのパネル３１、３２（図１参照）を支持す
るように枠組み１０の前側面１３と後側面１４に固定可
能で、また他の２枚のパネル（図示せず）は枠組み１０
の左側面１５と右側面１６に同様に固定可能でこれらで
空間３０が囲まれる。

【００１０】枠組み１０の上面ブレ−ス２６ａないし２
９ａおよび底面ブレ−ス２６ｄないし２９ｄは水平長方
形の２枠を形成し、これらは長方形開口部のまわりにこ
の枠組みの上面１１と底面１２に広がり、これらがこの
枠組みの内部空間３０に対しそこでそれぞれ上部差込口
３５と下部差込口３６となる。一部のこれら差込口区域
をスクリ−ン（図示せず）でカバ−することもでき、ま
た各差込口３５、３６は少なくともその一部が枠組み１
０の左側面１５の近くにあり、これがこの内部空間３０
に対しさえぎるもののない開口部となる。装置９の使用
に際し、この差込口３５、３６はそれぞれ次の役目をす
る。

【００１１】それは、このハウジングの外部に始まる１
以上のケ−ブルを上方からまた下方からそれぞれこのハ
ウジングに近づけこのハウジング１０の上面または底面
から入れるのに好都合な役目をする。これについては以
下に詳述する。ここでは図１で次の３本のこのケ−ブル
３７ａ、３７ｂ、３７ｃならびにさらに太いケ−ブル３
７ｄを示す。図１では、これらケ−ブルの自由端部の各
同軸エンド・カップリング３９ａ、３９ｂ、３９ｃ，３
９ｄで終端する空間３０で長さ３８ａ、３８ｂ，３８ｃ
３８ｄのこれらケ−ブルを取付けるように、これらケ−
ブルはハウジング１０の上部からきてハウジング１０の
外部からハウジング１０の内部へ差込口３５を通り入
る。図２では、同様に、各自由端部４３ｄ、４３ｅで終
端する空間３０で各長さ４２ｄ、４２ｅのこれらケ−ブ
ルを取付けるように、２ケ−ブル４１ｄ、４２ｅはハウ
ジング１０の下部からきてハウジング１０の外部からハ
ウジング１０の内部へ差込口３６を通り入る。

【００１２】ハウジング１０の内部空間３０には、装置
を保持するために設けた容器手段４５が垂直に直立して
あり、さらにこれはこのハウジング（図２参照）の左側
面１５から横に間隔をおいて置きこのハウジングの左側
面とこの容器手段の左側面の間に上部差込口３５と下部
差込口３６との間に両者を連絡するように垂直に延びる
通路５０を設ける。空間３０内において、通路５０の縦
長さはこの空間（図１参照）それ自身の長さと等しく、
一方横方向では、通路５０（図２参照）の幅は空間３０
で容器手段４５が存在するだけ限られ、そのため通路５
０の縦長さの方がその横幅より大きい。この容器手段４
５は垂直複数のラック５５ａ、５５ｂ、５５ｃからでき
ており、さらに各ラックはそこに設置する装置をハウジ
ング１０内に保持するために設けるものである。このラ
ックはすべて大きさも形も働きも同じであるためラック
５５ａのみを取上げ説明する。

【００１３】このラック５５ａは次のような直方柱形の
ものである。それには、長方形水平の金属底面５６ａが
あって長方形垂直の金属左壁５７ａと金属前壁５８ａと
金属右壁５９ａがその金属底面から直立し、ラック５５
ａの後面は開いている。ラック５５ａはその下のラック
５５ｂの上に置かないで、むしろそれをブラケット６０
ａがその右側で支えている。このブラケット６０ａは水
平断面が“Ｌ”形で、一方の側面がこのラックに固定さ
れ、他方の側面が枠組み１０に取り付けられた垂直右
“Ｕ”形みぞ支柱６１に固定されている。このラックの
前壁５８ａに形成された２開口部（図示せず）があり、
これらは通常取外し可能な右カバ−６２ａと左カバ−６
３ａで閉じられている。

【００１４】カバ−６２ａに形成したグリル付きベント
６４ａを図示しているが、カバ−６２ａ、６３ａの両者
ともにこのベントがあり、これはこのベントの後のラッ
ク５５ａに置いたファン（図示せず）用のベントであ
る。ただし、カバ−６３ａの場合については、このラッ
クの内部を見ることができるようにそのベントのある範
囲を抜取った（図２参照）。これによりラック５５ａで
存在するのを見ることができるのは電気装置６５ａであ
り、これを図２のブロック略図で示した。図示のように
これは同軸ケ−ブル６６ａ、６６ｂ、６６ｃに結合す
る。この装置６５ａには、例えばラック５５ａ内に固定
したバックプレ−ンがあり、さらにガイドウェイでこの
ラックに設けた回路パックがあり、このガイドウェイ内
でこのパックは出入りにスライド可能で、それによりこ
のバックプレ−ンから選択的に結合と切断が可能とな
る。

【００１５】ここで本発明に用いる範囲の装置について
説明を加える。それは、ケ−ブルで働くように設けられ
たすべての種類の電気装置に対するハウジングを含み、
これには例えば、送電ケ−ブル、信号伝送ケ−ブル、ま
たはその両者があり、ここで開示する実施例の装置６５
ａには例えば通信装置でその装置に働くための各種ケ−
ブルがあり、例えば同軸信号伝送ケ−ブルを、ただしこ
の種のケ−ブルに適した付属品を含めて、挙げることが
できる。さらに、ここで開示するこのようなケ−ブルを
便宜上ここで“フィ−ルド・ケ−ブル”と呼ぶが、この
用語は、遠距離からであろうとまたは同じ部屋のような
近距離からであろうと関係なく本発明の装置９にまでこ
のようなケ−ブルが延びてきて、装置９の外部から装置
９の内部に入るいずれの種類のケ−ブルもここに含むも
のである。

【００１６】次に、１以上のこのようなフィ−ルド・ケ
−ブルを装置６５ａに電気的に結合する点について説明
する。ラック５５ａの通路５０に対面するラック壁５７
ａには接続ボックス６８ａ（図３参照）があり、これは
ラック壁５７ａに取付けられ、接続ボックスの前壁６９
ａには複数の同軸ケ−ブル・レセプタ・コネクタ７０
ａ、７０ｂ，７０ｃが取付けられ、これらケ−ブル・レ
セプタ・コネクタはこの壁から前方にボックスの外部に
および後方にボックスの内部にそれぞれこのボックス壁
から突出するようにこの前壁の孔（図示せず）で固定す
る。これらケ−ブル・レセプタ・コネクタ７０ａ、７０
ｂ、７０ｃは通常の同軸コネクタで、それぞれ後方の同
軸ケ−ブル６６ａ、６６ｂ、６６ｃに結合し、ラック５
５ａに設ける際に装置６５ａとこれらケ−ブルと電気的
に結合できるようにする。

【００１７】これら３ケ−ブル・レセプタ・コネクタ７
０ａ、７０ｂ、７０ｃは、それらの互いの対応品である
３ケ−ブル継ぎたし手段７５ａ、７５ｂ、７５ｃとそれ
ぞれ関係付けられるので、ここではケ−ブル継ぎたし手
段７５ａのみを取上げ詳しく説明する。このような手段
は場合によりフィ−ルド・ケ−ブル・エキステンダまた
は単にエクステンダと呼ばれる。このケ−ブル継ぎたし
手段７５ａには同軸の継ぎ短ケ−ブル７６ａがあり、さ
らにこの継ぎ短ケ−ブル７６ａには後端部７７ａと前端
部７８ａとさらにこれら両端部間の中央部７９ａとがあ
る。この継ぎ短ケ−ブル７６ａはハウジング１０に入れ
られたフィ−ルド・ケ−ブル３７、４１より実質上フレ
キシブルなが大きい。またこのケ−ブル継ぎたし手段に
は、同軸の第１のケ−ブル結合具８０ａと第２のケ−ブ
ル結合具８１ａがあり、前者はこのケ−ブル継ぎたし手
段の後端部７７ａに後者は前端部にそれぞれ置かれその
一部を形成する。

【００１８】継ぎ短ケ−ブル７６ａのケ−ブル結合具８
０ａとそのケ−ブル・レセプタ・コネクタ７０ａは相補
する設計の通常の同軸デバイスで、互に選択して電気機
械的に結合したり切断したりできるものである。すなわ
ち、このコネクタ７０ａの前端部には接続ボックス６８
ａから突出する外ねじ付導電性スリ−ブとこのスリ−ブ
内に同軸的に置かれた弾性フィンガ（図示せず）のリン
グ・アレ−があり、このスリ−ブとフィンガをその同軸
ケ−ブル６６ａの外部導体と内部導体にそれぞれ電気的
に結合する。他方、このケ−ブル７６ａの後端結合具８
０ａには、コネクタ７０ａにまわしてねじ込まれるよう
に設けた外まわしできる導電ナットとそのようにねじま
わされると前進してコネクタ７０ａの前記フィンガと接
触するように設けられたそのナット内で突出する導電性
ピン（図示せず）がある。

【００１９】そして、ケ−ブル後端結合具８０ａのこの
ナットとピンがケ−ブル７６ａの外部導体と内部導体と
それぞれ結合する。図３は、互いに切離した場合のこの
レセプタ・コネクタ７０ａとケ−ブル後端結合具８０ａ
を示し、一方図４は、このケ−ブル後端結合具８０ａを
操作してそのレセプタ・コネクタ７０ａと電気機械的に
結合した場合のこのレセプタ・コネクタ７０ａとケ−ブ
ル後端結合具８０ａを示す。ケ−ブル７６ａの前端部の
第２のケ−ブル前端結合具８１ａはレセプタ・コネクタ
７０ａと同じ種類の同軸デバイスである。すなわち、こ
のケ−ブル前端結合具８１ａには、突出する外ねじ付導
電スリ−ブとこのスリ−ブと同軸的に配置された弾性導
電フィンガのアレ−とがある。ケ−ブル７６ａのこのケ
−ブル前端結合具８１ａをフィ−ルド・ケ−ブル３７ａ
の自由端部の同軸エンド・カップリング３９ａ（図１参
照）と選択して電気機械的に結合したり切断したりする
ように設け、このエンド・カップリング３９ａは同様に
回転できるナットと中央突出ピンのあるようなケ−ブル
結合具８０ａと同じ種類の同軸デバイスである。

【００２０】この装置の使用中では、継ぎ短ケ−ブル７
６ａのケ−ブル後端結合具８０ａをレセプタ・コネクタ
７０ａに電気機械的に結合することにより枠組み１０に
対し固定する。この継ぎ短ケ−ブルのもう一方のケ−ブ
ル前端結合具８１ａについては、調節可能な取付具手段
９０ａがこの装置にはあり、これについては以下に説明
する。取り付け具手段９０ａには、ブラケット９１ａが
あり、これは水平断面で“Ｌ“形に曲げられた金属シ−
トからつくられたもので、ここに２パネル９２ａ、９３
ａを持ち、その中のパネル９２ａをラック壁５７ａに取
付け、一方のパネル９３ａはこの壁から通路５０へ横外
向きに突出し、またこれは真直ぐ上下に垂直に延びる。
その左側面で、バック・パネル９３ａを垂直左の“Ｕ”
形みぞ支柱９４（図２参照）に取付け、さらにこの支柱
９４を枠組み１０に取付ける。

【００２１】このブラケット・パネル９３ａはここで比
較的大きい長方形開口部９５ａを形成したパネルで、こ
の開口部９５ａはそのパネルの前面から後方に縦方向に
通る。この開口部９５ａは横に対向するマ−ジンを持
ち、この各マ−ジンにおいてこのブラケット９１ａの金
属シ−トはそのパネルの場所から外向きに向きを変え、
これらのマ−ジンで横に間隔をおいて並べた２このフラ
ンジ９６ａ（図３参照）、９７ａ（図４参照）を形成
し、これらの２フランジは開口部９５ａから縦前方に突
出する。ブラケット９１ａのパネル９３ａは揺動可能な
プラットフォ−ム１００ａのための支持具を与え、この
プラットフォ−ム１００ａは取付け手段９０ａの別の要
素を構成する。プラットフォ−ム１００ａには中央支持
ウェブ１０１ａがあり、この支持ウェブ１０１ａは一般
に形が長方形の金属シ−トからできている。

【００２２】また、この支持ウェブ１０１ａには、上端
ストリップ１０２ａと下端ストリップ１０３ａとこれら
ストリップ間に延び横に間隔をおいて並ぶ対向面があ
る。これらウェブ面と一体結合するのは１対の三角ア−
ム１０３ａ、１０４ａ、であり、これらア−ム１０３
ａ、１０４ａはこのウェブ１０１ａに直角にかつこのウ
ェブ１０１ａから後方に延び、そのためこのプラットフ
ォ−ム１００ａは横断面（図６参照）が四角“Ｕ”形と
なる。このア−ム１０３ａ、１０４ａはこれらア−ムの
頂点部に延び、この頂点部でこれらア−ムはブラケット
９１ａの開口部９５ａの対向面のフランジ９６ａ、９７
ａの内側にありかつその一部と重なる。この重なり部で
は、この取付手段９０ａの揺動可能なプラットフォ−ム
１００ａは、このプラットフォ−ムに対する横回転軸１
０７ａを定める一対の回転ピン１０５ａ、１０６ａでこ
の取付具手段のブラケット９１ａに回転可能に結合す
る。

【００２３】このピン１０５ａ、１０６ａには、そのフ
ランジから外のねじ頭と、プラットフォ−ム１００ａの
ア−ム１０３ａ、１０４ａの対応するねじ付孔に受入れ
る〓（およびそのねじ切りのかみ合う）低減直径ねじ付
前端部と、このフランジ９６ａ、９７ａに形成した軸孔
に自由はめあいで受入れる中間直径のステム部があり、
これによりこのブラケット９１ａに対しこのプラットフ
ォ−ム１００ａは揺動可能となる。このプラットフォ−
ムの支持具９３ａに対するピン１０５ａ、１０６ａによ
るプラットフォ−ム１００ａのこの結合により、このプ
ラットフォ−ムは、回転軸１０７ａのまわりのその角運
動で、第１の位置と第２の位置間の調節が可能であり、
そこでそのプラットフォ−ム・ウェブ１０１ａの上端ス
トリップ１０２ａと下端ストリップ１０３ａがそれぞれ
その支持具と接触する。

【００２４】両方のこの接触をフラッシュ接触可能とす
るために、プラットフォ−ム・ウェブ１０１ａがつくら
れる金属シ−トをその上部と底部で曲げることによりそ
の上端ストリップ１０２ａと下端ストリップ１０３ａが
このウェブの中央部に対し鈍角となるようにし、そのた
めにこれらストリップが接触の際にその支持具９３ａに
対しそれぞれ平らになる。プラットフォ−ム１００ａ
が、ウェブ１０１ａの上面がその支持具に接触するその
第１の位置に調節されたプラットフォ−ムの場合、この
ウェブ上端ストリップ１０２ａおよびそのブラケット９
３ａの孔にボルト１０８ａを通し各ボルトに対するナッ
ト１０９ａ（図３参照）をねじでしめることにより、こ
のプラットフォ−ムをその第１の位置に固定することが
できる。

【００２５】また一方、その第２の位置にプラットフォ
−ム１００ａの固定を所望する場合には、同じボルト１
０８（または異なるボルト）をその下端ストリップ１０
３ａの孔に通し、その支持具９３ａの孔を添わせ、その
ボルトに対するナットをねじでしめることにより（図４
参照）、このプラットフォ−ムをその第２の位置に固定
することができる。明らかに、このプラットフォ−ムの
第１の位置と第２の位置の中の一方の位置にこのプラッ
トフォ−ムをボルトでこのように固定すると、このよう
な２位置の中の他方の位置にこのプラットフォ−ムを移
動させるための予備としてこれらのボルトを除去するこ
とが必要である。このプラットフォ−ム１００ａのウェ
ブ１０１ａは複数のケ−ブル・エクステンダ７５の前端
部に対するキャリアとしての役目をするが、このケ−ブ
ル・エクステンダはウェブの前面上にありウェブの前面
から外に突出するその前端結合具８１を有するものであ
る。

【００２６】図２と図５では、このウェブが６このこの
ケ−ブル・エクステンダの前端部をそれらの前端結合具
８１で支えるが、ここでは６このこれら前端結合具８１
をそれぞれ３こずつ２列に配置している。図５が図２と
異なる点は、図５では前端結合具８１の左側の列を（そ
れに結合する継ぎ短ケ−ブル７６も）取去り、これら左
側の前端結合具は対応する円形アパ−チャ１１５ｄ、１
１５ｅ、１１５ｆ上に載置したものであることを示し、
これらアパ−チャ１１５ｄ、１１５ｅ、１１５ｆはその
ウェブ１０１に形成されそれを通りその前面から後方に
延びるアパ−チャである。図５に示す前端結合具８１
ａ、８１ｂ、８１ｃの下にウェブ１０１ａを通るアパ−
チャの対応する集まりがある。これに関連して、図４で
は左側の列の前端結合具８１と付随する継ぎ短ケ−ブル
７６を（図５のように）取去り、その結果図４では前端
結合具８１ａ、８１ｂ、８１ｃを示す。

【００２７】実施例の利用 本発明の装置９は、市販状態では、フィ−ルド・ケ−ブ
ル・エクステンダ７５と装置６５および１以上のフィ−
ルド・ケ−ブルをこの装置６５に結合するための要素を
設けない状態が考えられる。この装置９がその状態にあ
り、所望の場所の空間に設置されたと仮定する。この場
合にはこのエクステンダ７５ａをこの装置９に次のよう
に取付ける。このエクステンダ７５ａの継ぎ短ケ−ブル
７６ａの後端結合具８０ａを取除きおよびこのエクステ
ンダははじめにそのプラットフォ−ム１００ａから前方
にある状態とし、この継ぎ短ケ−ブル７６ａをウェブ１
０１ａのアパ−チャ１１５ａを後方に通してこの前端結
合具８１ａをこのウェブと接触させ、この前端結合具８
１ａをねじ１１６でそこに取付ける。

【００２８】次に、エクステンダ７５ａの後端結合具８
０ａを継ぎ短ケ−ブル７６ａに取付ける。次に装置９の
この特定の設置に対し必要な残りのエクステンダ７５も
エクステンダ７５ａについて今説明したのと同様にして
この装置９に取付ける。適当な数のケ−ブル・レセプタ
・コネクタ７０がハウジング１０の適所にすでに取付け
られている状態と仮定すると、このケ−ブル・エクステ
ンダの後端結合具８０を先に説明したようにそのレセプ
タ・コネクタに電気機械的に結合する。本発明の装置９
を設ける特定の場所においては、その装置に働く１以上
の外部のフィ−ルド・ケ−ブルを、例えばこの装置のあ
る部屋の天井の上のダクトの中を頭上を走らせることが
できる。

【００２９】この場合、この１以上のケ−ブルを、例え
ばケ−ブル３７ａないし３７ｄで示したように（図１参
照）、ハウジング１０の通路５０に設けるためにこのハ
ウジングの上部差込口３５を通し入れるが、このケ−ブ
ルではいずれも長さ３８のこのケ−ブルは自由端部で終
端し、その端部にはエンド・カップリング３９がある。
次に、その揺動可能なプラットフォ−ム１００ａを図３
に示す第１の位置にボルト１０８とナット１０９で取付
ける場合には、このプラットフォ−ムを動かさず用いる
１以上のフィ−ルド・ケ−ブルの各ケ−ブルの各エンド
・カップリング３９を、このプラットフォ−ム１００ａ
で取付けた前端結合具８１の中の対応するものにすでに
説明したように電気機械的に結合する。

【００３０】しかし、プラットフォ−ムがはじめにその
図３に示す位置にない場合には、それを第２の位置に調
節し、その位置で支持パネル９３ａにそれをボルト１０
８とナット１０９で先に説明したようにそれを取付け、
次にこのフィ−ルド・ケ−ブル・カップリング３９をそ
のケ−ブル・エクステンダ前端結合具８１に前述のよう
に電気機械的に結合する。ラック５５ａ以外のラック５
５にある装置に対するフィ−ルド・ケ−ブルは、これら
別のラックに対するそれぞれのエクステンダ７５と揺動
可能なプラットフォ−ム１００で同様に結合する。ウェ
ブ１０１ａが図３に示す位置にある場合には、このウェ
ブで取付けられたケ−ブル・エクステンダ７５の前端部
７８（前端部には前端結合具８１を含める）はこのエク
ステンダの中央部７９から上方に延びるということは、
それはこの前端部の前方継ぎたしはその垂直縦軸で上方
向の要素を持つという意味である。

【００３１】換言すれば、この意味でその前端部７８と
前端結合具８１は上向きを指す。この前端部と前端結合
具がそのように上向きに延び上向きを指すために、その
フィ−ルド・ケ−ブル３７のエンド・カップリング３９
をそのケ−ブル・エクステンダの前端結合具８１と前述
のように電気機械的に結合すると、通路５０における長
さ３８のそのフィ−ルド・ケ−ブル３７には次のような
最小曲げ半径の曲げをそれにより生ずる。それは、この
エンド・カップリング３９が全く水平に延びる同軸コネ
クタに結合する場合（従って、フィ−ルド・ケ−ブルに
対し上部と下部差込口の両方のあるハウジングについて
は中立位置にある場合）より実質上大きい最小曲げ半径
であり、またフィ−ルド・ケ−ブルをその臨界サイズに
曲げて損傷する場合の最小臨界サイズより大きい最小曲
げ半径の曲げを生ずる。

【００３２】一方、本発明の装置９を設置する場所にお
いて、この装置に働く１以上のケ−ブルが、ケ−ブル４
１ｄ、４１ｅ（図２参照）に例示するように、例えばこ
の装置のある部屋のフロアの下を走るダクトを通り下方
から、近づくと仮定する。この後者の場合で、プラット
フォ−ム１００ａが図３に示すようにその第２の位置に
はじめ取付けられていない場合には、その位置にそれを
調節してからそこでボルトとナットで取付ける。それに
よりこのケ−ブル継ぎたし７５の前端部７８と前端結合
具は前述の意味で下方に延び下方を指す。次に１以上の
フィ−ルド・ケ−ブル４１を下部差込口３６を通りハウ
ジング１０の通路５０へ入れ、その適当なケ−ブル・エ
クステンダ７５に結合する。その結果は次の通りであ
る。

【００３３】それは、前述のように、上方に延びるフィ
−ルド・ケ−ブル４１のエンド・カップリング４３を前
端結合具８１と電気機械的に結合すると、通路５０にお
ける長さ４２のそのケ−ブルには次のような最小曲げ半
径を持つ曲げがそれにより生ずる。それは、前端結合具
８１を仮りに全く水平にそろえた場合より大きい最小曲
げ半径であり、またフィ−ルド・ケ−ブルをその最小半
径に曲げて損傷する場合の最小臨界サイズより大きい最
小曲げ半径の曲げを生ずる。従って、本発明の装置９に
より上部差込口かまたは下部差込口かのいずれかを通り
１以上の次のようなフィ−ルド・ケ−ブルでもそこに入
れることができる。このフィ−ルド・ケ−ブルは剛性が
大きいために１以上の固定して並べたコネクタのある装
置ではその自由端部で電気機械的に結合することができ
なかったものである。そして本発明の装置９によりこの
ような差込口の一方または他方または両方を通り入れる
際にこの１以上のフィ−ルド・ケ−ブルが不適当な終端
となることなくそれを通りフィ−ルド・ケ−ブルを入れ
ることができる。

【００３４】前述の説明に関連して注目すべきは、ハウ
ジング１０の通路５０へフィ−ルド・ケ−ブルを上部差
込口３５を通り入るのかまたは下部差込口３６を通り入
るのかのいずれであろうと関係なく、そのケ−ブルの曲
げはこの通路の縦垂直寸法の方向に生じるので、必要に
応じこの通路の横の長さをその縦の長さより小さくする
ことができ、それによりこのハウジングの通路の取る横
間隔を経済的に有効にすることができる。さらに、前述
の説明に関連して、本発明の装置９をそれに働く１以上
のケ−ブルが上方からかまたは下方からかいずれかから
それに近づくような利用の場合の設計について説明した
が、また１以上のフィ−ルド・ケ−ブルが上方からと下
方からとの両方からそれに近づくような利用の場合でも
本発明の装置９を好都合に使用することができる。

【００３５】この場合には、例えば、この揺動可能なプ
ラットフォ−ム１００ａをその第１の位置に固定して、
取付けた前端結合具８１を上方に指向させ、その上部差
込み口を通りハウジングに入るフィ−ルド・ケ−ブルに
結合することができ、一方このプラットフォ−ム１００
ａの下に揺動可能なプラットフォ−ム１００をその第２
の位置に固定して、そこで取付けた前端結合具８１を下
方向に指向させ、その下部差込口３６を通りハウジング
に入るフィ−ルド・ケ−ブルに結合することができる。
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この
技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例が考
え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含
される。尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は発明
の容易なる理解のためで、その技術的範囲を制限するよ
う解釈されるべきではない。

【００３６】

【発明の効果】以上述べたごとく本発明により、ハウジ
ングに入る上下方向に関係なく、通路からケ−ブルを設
置する際に有効に電気的結合可能な電気装置を収容する
ためのハウジングを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の装置の左側面図で、本発明の装置のハ
ウジングとその中の電気装置を収容するラックを示す図
である。

【図２】図１のハウジングの拡大切取正面図で、そのハ
ウジングにおける最上ラックを示す図である。

【図３】図２の３―３矢線における断面拡大切取左側面
図で、その最上ラックの一部と付随継ぎケ−ブルとこの
ケ−ブルの前端部の調節可能な支持手段を示し、ただ
し、この手段を調節してこの前端部が上方を指すように
した場合を示す図である。

【図４】図２の４―４矢線における断面拡大左側面図
で、図３の継ぎケ−ブルとその支持手段を示し、ただし
この手段を調節してこのケ−ブルの前端部が下方を指す
ようにした場合を示す図である。

【図５】図３の継ぎケ−ブルとその支持手段の拡大正面
図で、この支持手段が図３に表す位置にある場合を示す
図である。

【図６】図５の６―６矢線における断面正面図で、図３
の継ぎケ−ブルとその支持手段を示す図である。

【符号の説明】

（注）さらに内容を区別する場合に必要に応じ符号番号
にａ、ｂ、ｃなどを加えて例えば１００ａのようにして
参照した。 ９ 装置 １０ 枠組み（ハウジング） １１ 上面 １２ 底面 １３ （前）側面 １４ （後）側面 １５ （左）側面 １６ （右）側面 １７ 脚 １８ 脚 ２１ 支柱 ２２ 支柱 ２３ 支柱 ２４ 支柱 ２６ ブレ−ス ２７ ブレ−ス ２８ ブレ−ス ２９ ブレ−ス ３０ 内部空間 ３１ パネル ３２ パネル ３５ 上部差込口 ３６ 下部差込口 ３７ （フィ−ルド）ケ−ブル ３８ （ケ−ブルの）長さ ３９ 自由端部（エンド・カップリング） ４１ （フィ−ルド）ケ−ブル ４２ （ケ−ブルの）長さ ４３ 自由端部（エンド・カップリング） ４５ 容器 ５０ 通路 ５５ ラック ５６ （ラック）底面 ５７ （ラック）（左）壁 ５８ （ラック）（前）壁 ５９ （ラック）（右）壁 ６０ ブラケット ６１ 支柱 ６２ （右）カバ− ６３ （左）カバ− ６４ ベント ６５ （電気）装置 ６６ ケ−ブル ６８ （接続）ボックス ６９ （ボックス）（前）壁 ７０ ケ−ブル・レセプタ・コネクタ ７５ ケ−ブル継ぎたし手段（ケ−ブル・エクステン
ダ） ７６ 継ぎ短ケ−ブル ７７ 後端部 ７８ 前端部 ７９ 中央部 ８０ （第１の）ケ−ブル（後端）結合具 ８１ （第２の）ケ−ブル（前端）結合具 ９０ 取付具 ９１ ブラケット ９２ ブラケット（パネル） ９３ （支持具）ブラケット（パネル） ９４ 支柱 ９５ 開口部 ９６ フランジ ９７ フランジ １００ プラットフォ−ム １０１ （支持）ウェブ １０２ （取付部）ストリップ １０３ ア−ム（取付部）ストリップ １０４ ア−ム １０５ ピン １０６ ピン １０７ 回転軸 １０８ ボルト １０９ ナット １１５ アパ−チャ １１６ ねじ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面（１１）と底面（１２）と前記上面
   と前記底面の間にあってこのハウジング（１０）の内部
   空間（３０）のまわりにある垂直に広がる側面（１３、
   １４、１５、ｌ６）を持つハウジング（１０）からなる
   ケーブル終端用ハウジング装置（９）において、 前記ハウジングは、自由端部（３９）で終端するある長
   さ部分（３８）のフィ−ルド・ケ−ブル（３７）を前記
   空間に取付けるために前記ハウジングの外部から前記ハ
   ウジングの内部へ前記フィ−ルド・ケ−ブルをそれぞれ
   入れるための上部差込口（３５）と下部差込口（３６）
   を有し、 前記空間には前記ハウジング内に設けた装置（６５）を
   保持するための容器（４５）とフレキブルな継ぎ短ケ−
   ブル（７６）を有し、 前記フレキシブルな継ぎ短ケ−ブルには後端部（７７）
   と前端部（７８）とその中間にある中央部（７９）があ
   り、さらにまた前記フレキシブルな継ぎ短ケ−ブルの前
   記後端部に第１のケ−ブル結合具（８０）とその前記前
   端部に第２のケ−ブル結合具（８１）をそれぞれもちこ
   の第１と第２のケ−ブル結合具を前記フレキシブルな継
   ぎ短ケ−ブルにより電気機械的に結合し、さらに前記第
   １のケ−ブル結合具を前記容器と機械的に結合しかつそ
   の中にある装置（６５）と電気的に結合可能とし、およ
   び前記第２のケ−ブル結合具を前記空間においてその位
   置を調節可能としかつ前記フィ−ルド・ケ−ブルの前記
   自由端部と電気機械的に結合可能し、 この前記装置（９）は、さらに、 前記空間に設けられかつ前記第２のケ−ブル結合具を支
   える取付具（９０）を有し、 前記取付具は、前記上部差込口と前記下部差込口のいず
   れか一方または他方を通り前記フィ−ルド・ケ−ブルを
   前記ハウジングに入れる際には、前記フィ−ルド・ケ−
   ブルの前記空間における前記長さ部の許容できる大きい
   曲げ半径で前記フィ−ルド・ケ−ブルの前記端部に前記
   第２のケ−ブル結合具を容易に結合できるように、前記
   フレキシブルな継ぎ短ケ−ブルの前記中央部から、前記
   フレキシブルな継ぎ短ケ−ブルの前記前端部が、上方に
   延びるような前記取付具の第１の位置と下方に延びるよ
   うな前記取付具の第２の位置との間に調節可能でありか
   つ前記取付具の前記第１の位置と前記第２の位置に固定
   可能である取付具であることを特徴とするケーブル終端
   用ハウジング装置。
2. 【請求項２】 前記フィ−ルド・ケ−ブルと前記フレキ
   シブルな継ぎ短ケ−ブルは、同軸ケ−ブルであり、 前記第１と第２のケ−ブル結合具は、同軸ケ−ブル結合
   具であることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 【請求項３】 前記ハウジングの前記垂直に広がる側面
   は互いに横で水平に間隔をおいて並ぶ左側面（１５）と
   右側面（１６）を有し、前記上部差込口（３５）と前記
   下部差込口（３６）の少なくとも一部を前記ハウジング
   の前記左側面側に配置し、前記両差込口の間に通ずるよ
   うに垂直に延びかつ前記空間において横と縦の長さ範囲
   を水平に有する通路（５０）を前記空間で前記左側面と
   前記容器の間に設けるように前記容器（４５）を前記空
   間において垂直に直立させかつ前記左側面から横に間隔
   をおいて置き、前記フィ−ルド・ケ−ブルを前記ハウジ
   ング（１０）に入れる際には前記長さ（３８）のフィ−
   ルド・ケ−ブルを前記通路に受入れ、および前記フレキ
   シブルな継ぎ短ケ−ブル（７６）を前記通路に配置する
   ことを特徴とする請求項１に記載の装置。
4. 【請求項４】 前記通路は横より縦のほうが長い範囲を
   水平に有すること、および前記長さのフィ−ルド・ケ−
   ブルを前記通路に受入れ、前記第２のケ−ブル結合具と
   その自由端部で結合する際に、前記長さのフィ−ルド・
   ケ−ブルをその縦水平寸法に対し曲げることを特徴とす
   る請求項３に記載の装置。
5. 【請求項５】 前記容器は直方柱形状ラック（５５）を
   有し、さらにこの直方柱形状ラック（５５）は前記ハウ
   ジングの前記左側面（１５）に対向するように前記通路
   （５０）に平行でかつ前記通路（５０）に対面する垂直
   側面（５７）を有すること、ならびに、前記取付具（９
   ０）は、前記ラックの前記側面に取付けかつ前記通路に
   横に突出したブラケット（９１）と、横軸のまわりのこ
   のプラットフォ−ム角運動により前記第１の位置と前記
   第２の位置の間で調節可能とするように、前記ブラケッ
   トに回転可能に結合しかつ前記第２のケ−ブル結合具
   （８１）を支える揺動可能なプラットフォ−ム（１０
   ０）とを有することを特徴とする請求項３に記載の装
   置。
6. 【請求項６】 前記ブラッケトは、前記プラットフォ−
   ムに対するように設け前記ラックの前記側面（５７）に
   固定しそこから前記通路（５０）に横に突出した、支持
   具（９３）を有し、この前記支持具は前記支持具を通り
   後方に延びる開口部（９５）をそこに有し、前記プラッ
   トフォ−ムは横断面が“Ｕ”形のプラットフォ−ムであ
   り、さらに前記プラットフォ−ムは、上面と底面と横に
   対向する側面を持つ中央の支持ウェブ（１０１）と、前
   記開口部の横に対向する側面でそれに回転可能に結合す
   るようにかつ前記支持具の縦前方に前記支持ウェブ（１
   ０１）を保持するようにこのウェブ側面から前記支持具
   へ後方に延びる１対のア−ム（１０３、１０４）とを有
   し、前記支持ウェブは前記開口部とそろえるように合わ
   せかつ前記支持ウェブを通り後方に通ずるアパ−チャ
   （１１５）を形成した支持ウェブであり、前記第２のケ
   −ブル結合具（８１）を前記アパ−チャの前方の前記支
   持ウェブ上に取付け、および前記フレキシブルな継ぎ短
   ケ−ブル（７６）は前記第２のケ−ブル結合具から前記
   アパ−チャ（８１）と前記開口部（９５）を通り前記第
   １のケ−ブル結合具（８０）へ後方に通ずることを特徴
   とする請求項５に記載の装置。
7. 【請求項７】 前記通路に平行な前記ラックの前記側面
   （５７）は前記ラックの一部を形成する垂直壁を有し、
   前記装置は前記壁に固定しかつ前記壁を通りさらに前記
   壁から前記通路に突出する突出部を有するケ−ブル・レ
   セプタ・コネクタ（７０）を有すること、および前記第
   １のケ−ブル結合具（８０）を前記ケ−ブル・レセプタ
   ・コネクタ（７０）の前記突出部に機械的に結合するこ
   とを特徴とする請求項６に記載の装置。
8. 【請求項８】 前記プラットフォ−ム（１００）の前記
   第１の位置への角運動は前記支持ウェ−ブの上面を、ま
   た前記プラットフォ−ム（１００）の前記第２の位置へ
   の角運動は前記支持ウェブの底面を、それぞれ前記支持
   具（９３）の近くに置く役目をすること、ならびに前記
   プラットフォ−ム（１００）をその前記第１の位置に選
   択的にそれにより固定できるように前記支持ウェブの前
   記上面が前記支持具の近くに、および前記プラットフォ
   −ム（１００）をその前記第２の位置に選択的にそれに
   より固定できるように前記支持ウェブの前記底面が前記
   支持具の近くに、それぞれある際に、前記支持ウェブの
   前記上面と前記底面において前記支持具にそれを取付け
   る取付け部（１０２、１０３）を前記取付具は有するこ
   とを特徴とする請求項６に記載の装置。