JPH0632576B2 - 熱電対発電装置 - Google Patents
熱電対発電装置Info
- Publication number
- JPH0632576B2 JPH0632576B2 JP57083487A JP8348782A JPH0632576B2 JP H0632576 B2 JPH0632576 B2 JP H0632576B2 JP 57083487 A JP57083487 A JP 57083487A JP 8348782 A JP8348782 A JP 8348782A JP H0632576 B2 JPH0632576 B2 JP H0632576B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- gas
- liquid fuel
- combustion chamber
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N11/00—Generators or motors not provided for elsewhere; Alleged perpetua mobilia obtained by electric or magnetic means
- H02N11/002—Generators
Landscapes
- Control Of Combustion (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は熱電対発電装置、特に液体燃料を主燃料とし、
起動および主燃料不足時の補助燃料として加圧ガス燃料
を使用する熱電対発電装置に関する。
起動および主燃料不足時の補助燃料として加圧ガス燃料
を使用する熱電対発電装置に関する。
熱電対発電装置は２種の電導体を接続して閉回路を作
り、両接続部に温度差を与えると起電力が発生して電流
が流れるゼーベック(Seebeck)効果を利用した発電装置
であり、近年半導体の進歩によって効率が向上し、比較
的消費電力の少ない通信機器用の電源として、商用電力
の得られない地域でしばしば用いられるようになった。
しかしながら、従来の熱電対発電装置は専らガス燃料に
よるものであり、液体燃料を使用したものはなく、又、
一般の石油暖房器具等に用いられる石油ガス化燃焼方式
では起動のときに加熱・送風などのため電力を必要とす
るため、商用電源のない地域で利用される熱電対発電装
置に応用するには問題がある。
り、両接続部に温度差を与えると起電力が発生して電流
が流れるゼーベック(Seebeck)効果を利用した発電装置
であり、近年半導体の進歩によって効率が向上し、比較
的消費電力の少ない通信機器用の電源として、商用電力
の得られない地域でしばしば用いられるようになった。
しかしながら、従来の熱電対発電装置は専らガス燃料に
よるものであり、液体燃料を使用したものはなく、又、
一般の石油暖房器具等に用いられる石油ガス化燃焼方式
では起動のときに加熱・送風などのため電力を必要とす
るため、商用電源のない地域で利用される熱電対発電装
置に応用するには問題がある。
本発明の目的は、上述の欠点を除去し、起動時に電力を
必要とせず、液体燃料を主燃料とし液化ガス等のガス燃
料を補助燃料とする熱電対発電装置を提供することにあ
る。
必要とせず、液体燃料を主燃料とし液化ガス等のガス燃
料を補助燃料とする熱電対発電装置を提供することにあ
る。
本発明の熱電対発電装置は、加圧ガス燃料または気化し
た液体燃料をノズルから噴射し空気を吸引して混合気体
として吐出燃焼させるガスバーナと、このガスバーナで
吐出した混合気体が燃焼する燃焼室と、この燃焼によっ
て一端面が加熱されゼーベック効果によって起電力を発
生し外部に電力を供給するパワーユニットと、前記燃焼
室で燃焼した排気ガスを排出する排気口と、前記排気口
または燃焼室内に設けられ液体燃料を加熱気化してガス
圧を発生させる気化器と、液体燃料を加圧して前記気化
器に圧送する加圧手段と、液体燃料を貯蔵する燃料タン
クと、加圧ガス燃料を貯蔵するガスボンベと、前記ガス
バーナと気化器との間または前記気化器の入力側に挿入
され制御情報を受けて前記燃料タンクからの液体燃料を
前記ガスボンベからの加圧ガス燃料に切替える燃料切替
器と、前記燃料タンクから供給される液体燃料の有無を
検出して前記制御情報を発生する燃料検出器とを備えて
構成されている。
た液体燃料をノズルから噴射し空気を吸引して混合気体
として吐出燃焼させるガスバーナと、このガスバーナで
吐出した混合気体が燃焼する燃焼室と、この燃焼によっ
て一端面が加熱されゼーベック効果によって起電力を発
生し外部に電力を供給するパワーユニットと、前記燃焼
室で燃焼した排気ガスを排出する排気口と、前記排気口
または燃焼室内に設けられ液体燃料を加熱気化してガス
圧を発生させる気化器と、液体燃料を加圧して前記気化
器に圧送する加圧手段と、液体燃料を貯蔵する燃料タン
クと、加圧ガス燃料を貯蔵するガスボンベと、前記ガス
バーナと気化器との間または前記気化器の入力側に挿入
され制御情報を受けて前記燃料タンクからの液体燃料を
前記ガスボンベからの加圧ガス燃料に切替える燃料切替
器と、前記燃料タンクから供給される液体燃料の有無を
検出して前記制御情報を発生する燃料検出器とを備えて
構成されている。
次に図面を参照して本発明を詳細に説明する。第１図は
本発明の一実施例の構成図であり、（１）は灯油などの
液体燃料を貯蔵する燃料タンク、（２）は液化ガス燃料
を貯蔵するガスボンベ、（３）は液体燃料の液面レベル
を測定する燃料検出器、（４）は液体燃料とガス燃料を
切替える燃料切替器、（５）は液体燃料を圧送する加圧
ポンプである。燃料検出器（３）は液面レベルがあらか
じめ定められた値を割ると制御信号（１００）を送出し
て燃料切替器（４）を燃料タンク側からガスボンベ側に
切替えると共に加圧ポンプ（５）の運転を停止させるよ
う構成されている。（６）は液体燃料を加熱気化してガ
ス圧を発生させる気化器、（７）は気化した液体燃料ま
たはガス燃料をノズル（７１）より噴射させ空気取入口
７２より空気を吸引して先端の開口部（７３）から混合
気体として燃焼室に吐出燃焼させるガスバーナ、（９）
は熱電対列を内蔵し電力を供給するパワーユニット、
（１０）は燃焼した排気ガスを排出する排気口であり、
気化器（６）は燃焼室（８）の上部・排気口の基部にあ
って燃焼室の燃焼熱および排気ガスによって数百度に加
熱される。パワーユニット（９）の熱電対列の高温接合
部は燃焼室（８）の炉壁側にあって高温に加熱され、低
温接合部側には放熱板が取り付けられており、ゼーベッ
ク効果によって起電力を発生し負荷に電力を供給する。
この熱電対発電装置は無電源地帯で用いられ、運転を開
始する場合はまずガス燃料を用いて点火し、燃焼室の温
度が上がって気化器（６）が十分熱せられ、パワーユニ
ット（９）が電力を発生した後に燃料切替器（４）を燃
料タンク側に切替え、加圧ポンプ（５）を発生した電力
の一部を使用して運転するよう構成されている。この起
動時の操作は手動操作によってもよく、遠隔操作により
点火しタイマー・電圧計・温度計などによって液体燃料
に自動的に切替えることもできる。
本発明の一実施例の構成図であり、（１）は灯油などの
液体燃料を貯蔵する燃料タンク、（２）は液化ガス燃料
を貯蔵するガスボンベ、（３）は液体燃料の液面レベル
を測定する燃料検出器、（４）は液体燃料とガス燃料を
切替える燃料切替器、（５）は液体燃料を圧送する加圧
ポンプである。燃料検出器（３）は液面レベルがあらか
じめ定められた値を割ると制御信号（１００）を送出し
て燃料切替器（４）を燃料タンク側からガスボンベ側に
切替えると共に加圧ポンプ（５）の運転を停止させるよ
う構成されている。（６）は液体燃料を加熱気化してガ
ス圧を発生させる気化器、（７）は気化した液体燃料ま
たはガス燃料をノズル（７１）より噴射させ空気取入口
７２より空気を吸引して先端の開口部（７３）から混合
気体として燃焼室に吐出燃焼させるガスバーナ、（９）
は熱電対列を内蔵し電力を供給するパワーユニット、
（１０）は燃焼した排気ガスを排出する排気口であり、
気化器（６）は燃焼室（８）の上部・排気口の基部にあ
って燃焼室の燃焼熱および排気ガスによって数百度に加
熱される。パワーユニット（９）の熱電対列の高温接合
部は燃焼室（８）の炉壁側にあって高温に加熱され、低
温接合部側には放熱板が取り付けられており、ゼーベッ
ク効果によって起電力を発生し負荷に電力を供給する。
この熱電対発電装置は無電源地帯で用いられ、運転を開
始する場合はまずガス燃料を用いて点火し、燃焼室の温
度が上がって気化器（６）が十分熱せられ、パワーユニ
ット（９）が電力を発生した後に燃料切替器（４）を燃
料タンク側に切替え、加圧ポンプ（５）を発生した電力
の一部を使用して運転するよう構成されている。この起
動時の操作は手動操作によってもよく、遠隔操作により
点火しタイマー・電圧計・温度計などによって液体燃料
に自動的に切替えることもできる。
上述の実施例においてはガスボンベには液化ガスが貯蔵
されているが、液化ガスでなく高圧ガスを用い適当な調
圧弁を介してガス燃料を供給するようにしてもよい。
又、燃料検出器は燃料タンクに取り付けられ液面レベル
を検出して制御信号を送出するよう構成されているが、
燃料タンクから加圧ポンプへのパイプの途中に燃料検出
器を設け、誘電率の変化等により燃料の有無を検出して
制御信号を発生するように構成することもできる。更
に、液体燃料を気化器に圧送するための加圧手段として
加圧ポンプでなく、燃料タンクを高所に設けて重力を利
用してもよく、ガス圧等を利用して圧送するようにして
もよい。なお、気化器の設置場所も実施例の位置に限ら
れず、ガス燃料は気化器を通らずにノズルから噴射する
ように構成することもでき、液体燃料とガス燃料で別々
のガスバーナを用いてもよい。
されているが、液化ガスでなく高圧ガスを用い適当な調
圧弁を介してガス燃料を供給するようにしてもよい。
又、燃料検出器は燃料タンクに取り付けられ液面レベル
を検出して制御信号を送出するよう構成されているが、
燃料タンクから加圧ポンプへのパイプの途中に燃料検出
器を設け、誘電率の変化等により燃料の有無を検出して
制御信号を発生するように構成することもできる。更
に、液体燃料を気化器に圧送するための加圧手段として
加圧ポンプでなく、燃料タンクを高所に設けて重力を利
用してもよく、ガス圧等を利用して圧送するようにして
もよい。なお、気化器の設置場所も実施例の位置に限ら
れず、ガス燃料は気化器を通らずにノズルから噴射する
ように構成することもでき、液体燃料とガス燃料で別々
のガスバーナを用いてもよい。
以上詳細に説明したように、本発明の熱電対発電装置に
よれば、補給・貯蔵等の取扱いが容易で入手し易い灯油
等の液体燃料を主燃料として使用することができ、起動
および補助燃料としてガス燃料を使用することで、起動
電源が不要で信頼性が高く、商用電源の得られない地域
で容易に使用できる電源を提供できる効果がある。
よれば、補給・貯蔵等の取扱いが容易で入手し易い灯油
等の液体燃料を主燃料として使用することができ、起動
および補助燃料としてガス燃料を使用することで、起動
電源が不要で信頼性が高く、商用電源の得られない地域
で容易に使用できる電源を提供できる効果がある。
第１図は本発明の一実施例の構成図で、（１）は燃料タ
ンク、（２）はガスボンベ、（３）は燃料検出器、
（４）は燃料切替器、（５）は加圧ポンプ、（６）は気
化器、（７）はガスバーナ、（８）は燃焼室、（９）は
パワーユニット、（１０）は排気口である。
ンク、（２）はガスボンベ、（３）は燃料検出器、
（４）は燃料切替器、（５）は加圧ポンプ、（６）は気
化器、（７）はガスバーナ、（８）は燃焼室、（９）は
パワーユニット、（１０）は排気口である。
Claims (1)
- 【請求項１】加圧ガス燃料または気化した液体燃料をノ
ズルから噴射し空気を吸引して混合気体として吐出燃焼
させるガスバーナ（７）と、このガスバーナで吐出した
混合気体が燃焼する燃焼室（８）と、この燃焼によって
一端面が加熱されゼーベック効果によって起電力を発生
し外部に電力を供給するパワーユニット（９）と、前記
燃焼室で燃焼した排気ガスを排出する排気口（１０）
と、前記排気口または燃焼室内に設けられ液体燃料を加
熱気化してガス圧を発生させる気化器（６）と、液体燃
料を加圧して前記気化器に圧送する加圧手段（５）と、
液体燃料を貯蔵する燃料タンク（１）と、加圧ガス燃料
を貯蔵するガスボンベ（２）と、前記ガスバーナと気化
器との間または前記気化器の入力側に挿入され制御情報
を受けて前記燃料タンクからの液体燃料を前記ガスボン
ベからの加圧ガス燃料に切替える燃料切替器（４）と、
前記燃料タンクから供給される液体燃料の有無を検出し
て前記制御情報を発生する燃料検出器（３）とを備えた
ことを特徴とする熱電対発電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57083487A JPH0632576B2 (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | 熱電対発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57083487A JPH0632576B2 (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | 熱電対発電装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58201579A JPS58201579A (ja) | 1983-11-24 |
| JPH0632576B2 true JPH0632576B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=13803829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57083487A Expired - Lifetime JPH0632576B2 (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | 熱電対発電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632576B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH065904U (ja) * | 1991-12-02 | 1994-01-25 | 靖夫 猪狩 | 替刃式鉋刃 |
| CN1595784A (zh) * | 2004-06-28 | 2005-03-16 | 冯晓升 | 用液化的气体和热电偶进行发电的方法 |
-
1982
- 1982-05-18 JP JP57083487A patent/JPH0632576B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58201579A (ja) | 1983-11-24 |
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