JPH06325629A - 酸化物超電導導体とその製造方法およびそれを備えた酸化物超電導電力ケーブル - Google Patents

酸化物超電導導体とその製造方法およびそれを備えた酸化物超電導電力ケーブル

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JPH06325629A
JPH06325629A JP5108576A JP10857693A JPH06325629A JP H06325629 A JPH06325629 A JP H06325629A JP 5108576 A JP5108576 A JP 5108576A JP 10857693 A JP10857693 A JP 10857693A JP H06325629 A JPH06325629 A JP H06325629A
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宰 河野
Takashi Saito
隆 斉藤
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Kazutomi Kakimoto
一臣 柿本
Nobuyuki Sadakata
伸行 定方
Mikiyuki Ono
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は1本1本の超電導テープユニットを
固定していた従来方法よりも超電導テープに歪を与える
ことがないとともに、超電導テープの巻き付けと固定が
容易にでき、超電導特性劣化の少ない酸化物超電導導体
および超電導ケーブルが得られる構造と製造方法の提供
を目的とする。 【構成】 本発明は、導電性金属材料からなるテープ状
のシース18の内部に酸化物超電導コア17を備えてな
る超電導テープ16を複数枚積層して超電導テープユニ
ット15が構成され、この超電導テープユニット15
が、複数本、導電性と熱伝導性を有するテープ基材14
の一面に並列状態に固着されてテープ集合体13が構成
され、このテープ集合体13が、導電性と熱伝導性を有
する管体12の外周面に螺旋状に巻回固定されてなるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力輸送用あるいは超
電導マグネット用などとしての応用開発が進められてい
る酸化物超電導導体および酸化物超電導電力ケーブルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、臨界温度の高い酸化物超電導導体
を用いて電力輸送用の電力ケーブル、超電導マグネット
あるいは超電導発電機の界磁巻線用超電導電力ケーブル
などを製造しようとする試みがなされている。このよう
な超電導電力ケーブルの一従来例として、図13に示す
ように、複数の長尺の酸化物系の超電導導体1(図6の
例では16本)を銅などからなるパイプ2の周囲にそれ
ぞれ螺旋状に隣接配置するように固定してなる超電導電
力ケーブル3が知られている。前記超電導電力ケーブル
1は、図12に断面構造を示すように、酸化物超電導コ
ア4を銀などからなるシース5で覆って形成された超電
導テープ6を半田などの金属接着材で複数枚積層一体化
してなるものである。図13に示す構造の超電導ケーブ
ル1にあっては、中央のパイプ2の内部に液体窒素を冷
媒として流し、この液体窒素により周囲の酸化物超電導
コア4を冷却する構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、図6に示す構造
の超電導電力ケーブル3を製造するには、超電導テープ
6を複数枚積層して1つのユニットを構成し、このユニ
ットを複数本用意してそれぞれパイプ2の外周面に螺旋
状に巻き付けてから半田付けにより固定する方法を行な
っている。ところがこの方法で超電導電力ケーブル3を
製造すると、ユニットを直接曲げながら巻き付けること
になるために、個々の超電導テープ6に歪がかかり易
く、また、巻き付け方によっては超電導テープ6に局所
的に大きな歪を付加しやすい問題がある。即ち、酸化物
超電導体は脆く歪に弱いので、局所的に歪を集中させる
とクラックなどを生じて超電導特性が著しく低下するお
それがある。
【0004】次に、前記複数のユニットを順次パイプ2
に巻き付けて1本ずつ半田付けにより固定すると、既に
半田付けした超電導テープ6を固定していた半田が、他
の超電導テープ6を半田付けする際の熱で再溶融し、既
に半田付けしたユニットが剥がれるおそれがある。ま
た、複数のユニットを順次半田付けで固定する際に、ユ
ニット全体を同時に正確な位置に固定することは難しい
問題がある。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、1本1本の超電導テープユニットを固定していた従
来方法よりも超電導テープに歪を与えることがないとと
もに、超電導テープの巻き付けと固定が容易にでき、超
電導特性劣化の少ない酸化物超電導導体および超電導ケ
ーブルが得られる構造と製造方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記課題を解決するために、導電性金属材料からなるテー
プ状のシースの内部に酸化物超電導コアを備えてなる超
電導テープを複数枚積層して超電導テープユニットが構
成され、この超電導テープユニットが、複数本、導電性
と熱伝導性を有するテープ基材の一面に並列状態に固着
されてテープ集合体が構成され、このテープ集合体が、
導電性と熱伝導性を有する管体の外周面に螺旋状に巻回
固定されてなるものである。
【0007】請求項2記載の発明は前記課題を解決する
ために、導電性金属材料からなるテープ状のシースの内
部に酸化物超電導コアを備えてなる超電導テープを複数
枚積層して相互に接着し、超電導テープユニットを構成
し、この超電導テープユニットを複数本、導電性と熱伝
導性を有するテープ基材の一面に並列状態に並べて固着
してテープ集合体を作製し、このテープ集合体を導電性
と熱伝導性を有する管体の外周面に螺旋状に巻回し固着
するものである。
【0008】請求項3記載の発明は前記課題を解決する
ために、導電性金属材料からなるテープ状のシースの内
部に酸化物超電導コアを備えてなる超電導テープを複数
枚積層して超電導テープユニットが構成され、この超電
導テープユニットが、複数本、導電性と熱伝導性を有す
るテープ基材の一面に並列状態に固着されてテープ集合
体が構成され、このテープ集合体が、導電性と熱伝導性
を有し、内部に冷媒の流路を有する管体の外周面に、螺
旋状に巻回固定されて超電導導体が形成されるととも
に、前記超電導導体の外方に、電気絶縁層と超電導シー
ルド層とが形成され、超電導シールド層の外方に、スペ
ーサを介して被覆層が形成されて超電導シールド層と被
覆層との間に冷媒流路が形成されてなるものである。請
求項3記載の電気絶縁層が、酸化物超電導導体の外面に
超電導テープを巻回して構成される半導電層を介して巻
回された絶縁テープにより形成され、超電導シールド層
が、電気絶縁層の外面に半導電テープを巻回して構成さ
れる半導電層を介して巻回された超電導テープにより形
成されることが好ましい。
【0009】
【作用】管体の外部にテープ基材を介して複数の超電導
テープが巻回されているので、管体の内部に液体窒素な
どの冷媒を流して超電導テープを冷却することができ、
超電導テープの超電導コアを超電導状態としてそれを通
電用に使用できる。更にまた、1本の管体に対して複数
本の超電導テープが備えられるので、電流容量が大きく
なる。
【0010】本発明方法では超電導テープを積層した超
電導テープユニットを予めテープ基材に固定しておき、
それを管体に巻回し固定するので、1本1本の超電導テ
ープユニットを順次管体に固定していた従来方法よりも
超電導テープに歪を与えるおそれが少ない。また、超電
導ユニットを複数備えたテープ基材単位で管体に巻き付
け固定できるので、超電導テープユニットの管体への巻
き付けが従来よりも容易にできる。また、テープ基材を
管体に固定することで超電導ユニットの固定が完了する
ので、テープ基材を半田付けにより固定する場合、テー
プ基材に既に固定してある超電導ユニットの半田付け部
分を再溶融させるおそれが少なくなる。
【0011】更に、本発明の酸化物超電導電力ケーブル
にあっては、管体内部の冷媒流路と管体外部の冷媒流路
とが設けられているので、管体内部の冷媒通路を冷媒の
往路として利用し、管体外部の冷媒流路を冷媒の復路と
して使用するならば、冷媒の循環を行えるので、効率良
く超電導ユニットを冷却することができ、超電導特性の
安定化に寄与する。
【0012】更に、半導電層が半導電テープの巻き付け
により形成され、電気絶縁層が絶縁テープの巻き付けに
より形成され、超電導シールド層が超電導テープの巻き
付けにより形成されていると、超電導シールド層の外方
の冷媒の流路を流れる冷媒が、超電導テープの巻き付け
部分の隙間を介して半導電層や電気絶縁層側に染み込
み、更に、絶縁テープの巻き付け部分の隙間にも染み込
むので、電気絶縁層の絶縁性の向上に寄与する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る酸化物超電導導体の第
1実施例を示すもので、この例の超電導導体11は、管
体12の外周に、図2に示すテープ集合体13を螺旋状
に巻き付けて構成されている。前記管体12は、銀など
の貴金属、銅あるいはアルミニウムなどの単体金属ある
いは合金からなり、その内部空間は冷媒流路(冷媒往
路)10とされていて、この冷媒流路10に液体窒素な
どの冷媒が流されるようになっている。
【0014】前記テープ集合体13は、図2に示すよう
な良導電性と熱伝導性を有する銀や銀合金などの貴金属
からなるテープ基材14と、このテープ基材14の表面
の長さ方向にそれぞれ平行に配列固着された複数本の超
電導テープユニット15から構成されている。前記超電
導テープユニット15は、複数枚の超電導テープ16を
積層し、これらを相互に半田などの金属接着材により固
着して構成されている。前記超電導テープ16は、Y-
Ba-Cu-O系、Bi-Pb-Sr-Ca-Cu-O系、T
l-Ba-Ca-Cu-O系、などに代表される酸化物超電
導体からなるテープ状の超電導コア17を銀などの貴金
属からなるシース18で覆って構成されている。
【0015】前記構成の超電導導体11を製造するに
は、超電導テープ16を1枚あるいは複数枚積層した後
に、長さ方向の途中部分の必要箇所を半田で固定して超
電導テープユニット15を形成し、この超電導テープユ
ニット15を複数枚用意し、これらの間に若干の隙間1
3aをあけてテープ基材14の上面に平行に並べて各々
を半田で固定し、超電導ユニット15…を相互固定した
テープ集合体13を作成する。次に前記テープ集合体1
3を複数本、例えば2本用意し、これを管体12の周囲
に所定のピッチで螺旋状に巻き付け、テープ基材14を
管体12の外周面に適宜半田付けするならば、図1に示
す構造の超電導導体11を得ることができる。この半田
付けの際に、テープ基材14を管体12に半田付けすれ
ば良いので、テープ基材14に超電導テープ16…を固
定している半田、あるいは、超電導テープ16…どうし
を固定している半田が再溶融することがない。よって、
予め半田付けした超電導テープ16をテープ基材14の
半田付け時に剥離させてしまうことがない。
【0016】前記構造の超電導導体11は、管体12の
内部に液体窒素などの冷媒を流すことにより超電導コア
17を冷却して超電導状態とし、これに通電して使用す
る。前記構造の超電導導体11を製造する場合、超電導
ユニット15を1本1本管体12に巻き付けるのではな
く、超電導テープユニット15を数本具備するテープ集
合体13を巻き付けることになるので、前記の方法によ
れば1本1本管体12に巻き付ける従来方法に比べて超
電導コア17に付加される歪を軽減できる。また、超電
導テープユニット15を巻き付ける場合は、テープ基材
14を把持して管体12に巻き付ける作業を行えば良い
ので、超電導テープユニット15…をハンドリングする
必要がなくなり、超電導テープユニット15…に不用な
付加や歪を与えることがない。よって、製造時にコア1
7の超電導特性を劣化させてしまうことがなくなる。
【0017】次に、前記超電導導体1を用いて構成され
る超電導電力ケーブルについて説明する。図3は、本発
明に係る超電導電力ケーブルの第1実施例を示すもの
で、この実施例の超電導電力ケーブル20は、前記超電
導導体11を中心部に備え、その外部に、半導電層21
aと、電気絶縁層21と、半導電層21bと、超電導シ
ールド層22と、スペーサ23を介して配置された第2
保護パイプ24と、断熱層25と、第1保護パイプ26
と、防食層27とからなる被覆層28を設けて構成され
ている。
【0018】前記電気絶縁層21は、クラフト紙やPP
LP(ポリプロピレンラミネート紙)などの絶縁テープ
を巻き付けて構成されたもので、絶縁耐圧を確保するた
めに設けられている。なお、この電気絶縁層21が絶縁
テープを巻回して構成されたものであるので、その外側
の後述する冷媒流路を流れる冷媒の液体窒素がこの部分
に染み込んできて絶縁特性の向上に寄与する。
【0019】前記超電導シールド層22は、ハステロイ
テープなどの金属テープ基材上に、厚さ0.1〜1μm
程度のYBaCuO系などの薄膜状の超電導層が形成さ
れた超電導テープを巻回したもの、あるいは、前記の酸
化物超電導導体1を構成する超電導テープ6を巻回した
ものから構成されている。ここで、前記金属テープ基材
上に超電導層を形成するには、レーザ蒸着法、CVD法
(化学気相法)、MBE法(分子線エピタキシー法)な
どの成膜法を実施すれば良い。また、前記金属テープ基
材の上にドクターブレード法により厚さ5〜50μmの
厚膜を塗布し、酸素気流中において熱処理してYBaC
uO系などの厚膜状の超電導層を形成して超電導テープ
を作成し、それを巻回しても良い。
【0020】この巻回の際に、外側に金属テープ基材を
向け内側に超電導層を向けて超電導テープを巻回するこ
とが好ましい。これにより、超電導電力ケーブル20を
交流用として使用した場合に、発生する交番磁界等を電
磁的に遮蔽することになり、また、超電導電力ケーブル
20にコイル加工などを行った場合に、超電導層に圧縮
歪を付加させてその超電導特性劣化を低くすることがで
きる。
【0021】なお、超電導シールド層22の好ましい一
例として図5に示すように、ハステロイなどのNi基合
金あるいはステンレステープなどからなる金属テープ基
材22aの内面に、YSZ(イットリウム安定化ジルコ
ニア)、MgOあるいはSrTiO3などからなる中間
層22bと、超電導薄膜22cを形成したものを例示す
ることができる。この構造を採用することによって前記
の如く超電導特性の劣化を防止でき、所望の磁気遮蔽効
果を得ることができる。
【0022】次に、前記スペーサ23は超電導シールド
層22の外部に巻回されるものであり、超電導シールド
層22とその外方の第2保護パイプ24との間に冷媒流
路30を形成するために設けられている。なお、このス
ペーサ23は、ステンレス鋼製の金属線から、あるい
は、CBN、Al23、部分安定化ジルコニアなどのセ
ラミックス、あるいは、ポリテトラフルオロエチレン
(テフロン)、ポリエチレン、ナイロンなどの合成樹脂
からなる線状体あるいは条体などであっても差し支えな
い。
【0023】前記スペーサ23…の外方には第2保護パ
イプ24がスペーサ23…に接するように被せられてい
て、第2保護パイプ24と超電導シールド層22との間
に冷媒流路(冷媒復路)30が形成されている。この第
2保護パイプ24は、厚さ1.5〜2mm程度のステン
レス鋼などの金属材料からなり、後述するように地絡用
のアース導体を兼用している。前記第2保護パイプ24
の外部には、スーパーインシューションなどを巻回して
構成された厚さ10〜20mm程度の断熱層25が設け
られ、その外部に第1保護パイプ26が被せられ、更
に、第1保護パイプ26の外面には、ポリエチレンやエ
チレンプロピレンゴムなどからなる防食層27が被覆さ
れている。
【0024】前記冷媒流路30は、超電導導体1を冷却
するための液体窒素などの冷媒が流される流路であり、
超電導電力ケーブル20の一端側でこの冷媒流路30と
前記管体12内部の冷媒流路10とを接続し、他端側で
冷媒流路30と冷媒流路10を図示略の液体窒素などの
冷媒供給源に接続し、この冷媒供給源から冷媒流路10
に冷媒を供給し、冷媒流路30を介して冷媒を戻すこと
で、超電導電力ケーブル20の全長にわたり冷媒の循環
ができるようになっている。
【0025】前記超電導電力ケーブル20を製造するに
は、超電導導体11を製造した後、この超電導導体11
の外部に図4に示すように半導電層21aと電気絶縁層
21と半導電層21bと超電導シールド層22を順次巻
き付け形成し、その後に図5に示すようにスペーサ23
と第2保護パイプ24と断熱層25を形成し、その外部
に防食層27を備えた第1保護パイプ26を被せて製造
する。
【0026】次に、前記構造の超電導電力ケーブル20
を使用する場合について説明する。前記の超電導電力ケ
ーブル20にあっては、冷媒流路10と冷媒流路30を
介して液体窒素などの冷媒を循環させて超電導導体11
を冷却し、超電導導体11の超電導コア17を超電導状
態に遷移させて通電用として使用する。この場合に超電
導導体11の超電導コア17を冷媒流路10の冷媒で冷
却できるので、超電導状態で通電した場合に超電導導体
11の安定性が向上する。
【0027】次に、半導電層21aが半導電テープを巻
き付けて構成され、電気絶縁層21が絶縁テープを巻き
付けて構成され、超電導シールド層22が超電導テープ
を巻き付けて構成されているので、それらの外側の冷媒
流路30を流れる冷媒の液体窒素は、巻き付けた超電導
テープの隙間部分からその内側の超電導シールド層25
に染み込み、更に、この液体窒素は電気絶縁層21にも
染み込む。ここで液体窒素が染み込んだ電気絶縁層21
は絶縁耐圧が向上するので、超電導電力ケーブル20の
絶縁耐圧を向上させることができる。また、超電導電力
ケーブル20に通電している場合に、何等かの原因によ
って超電導導体11が常電導状態に遷移した場合、電力
供給源から供給される大電力を一時的に逃がす必要があ
る。このような場合に前記構造の超電導電力ケーブル2
0にあっては、第2保護パイプ24が前記電流を逃がす
地絡用のアース導体となる。
【0028】なお、超電導シールド層25は、超電導コ
ア17に通電した場合に、超電導コア17が発生させる
自己磁場をマイスナー効果により跳ね返す作用を奏す
る。特に、交流通電している場合に交番磁界が作用し交
流損失を生じるおそれがあるので、それを超電導シール
ド層25で防止することができる。
【0029】図6は、本発明の酸化物超電導電力ケーブ
ルに用いる管体の第2実施例の一部構造を示すもので、
この例では、管体30として、外面にテープ基材14を
固定するための面取りを施した管体30を用いる。即
ち、管体30の外面に、テープ基材14の幅に合致する
幅の平面部31を形成し、この平面部31に沿ってテー
プ基材14を半田付けすることにより固定する。
【0030】図7は、本発明の酸化物超電導電力ケーブ
ルに用いる超電導テープの他の例を示すものであり、こ
の例の超電導テープ40は、先に説明した超電導テープ
16と同等の構造の超電導テープ41に、銀などの貴金
属、銅あるいは銅合金、またはステンレステープなどの
補強テープ42を添設した構成である。このような構成
にすることによって、超電導テープ40をハンドリング
で取り扱う場合の局所的な歪の付加を抑制できる。
【0031】「製造例」図8に示すような肉厚3mm、
外径30mmの銀パイプ50と、肉厚0.2mm、幅2
0mmの銀テープを用意した。また、図9に示すよう
な、厚さ0.1mm、幅4.5mmであって、Bi-Pb-
Sr-Ca-Cu-O系の超電導体のコアを内部に有する
超電導テープ51を作製した。この超電導テープ51の
作製には、Bi:Pb:Sr:Ca:Cu:O=1.
8:0.4:2.0:2.2:3.0の組成比になるように
BiO3粉末とPbO粉末とCuO粉末とSrCO3粉末
とCaCO3粉末とを配合し、これに対して800〜8
40℃×74時間の仮焼処理を大気中で4回施した。次
に、仮焼粉末を静水圧プレスで棒状に成形し、これを外
径10mm、肉厚2.5mmの銀パイプに挿入し、次い
で、外径2.4mmになるまで冷間加工した。その後、
圧延加工と830〜840℃×50時間の熱処理を3回
繰り返し施して最終的に厚さ0.1mm、幅4.5mmの
素超電導テープ51を得た。なお、前記圧延加工の代わ
りに冷間プレスを行っても良い。
【0032】前記の超電導テープ51を50枚、図10
に示すように積み重ね、超電導テープ51の途中の複数
の部分を半田付けして相互に固定し、高さ5.5mm、
幅4.5mmの超電導テープユニット52を得た。この
超電導テープユニットを4本用意し、それぞれを図11
に示すように0.5mm間隔で前記銀テープ53上に並
べ、銀テープと接する部分を半田で固定してテープ集合
体54を得た。このテープ集合体54を4枚用意し、前
記銀パイプの周囲に500mmピッチで巻き付け、銀パ
イプと銀テープを半田で固定して酸化物超電導導体を得
た。
【0033】前記の酸化物超電導導体を液体窒素に浸し
て冷却し、外部磁場0Tの状態で通電実験したところ7
000Aの通電をすることができた。なお、前記超電導
テープユニット52の状態では、液体窒素で冷却するこ
とで500A(磁場0T)の通電が可能であり、それら
を4本まとめたテープ集合体54の状態では1900A
(磁場0T)の通電が可能であった。
【0034】なお、比較のために、テープ集合体54の
状態とせずに、前記超電導ユニット52を16本、直接
銀パイプに巻き付けたものにあっては、ハンドリングに
よる曲げの影響で超電導特性が劣化してしまい、150
0A程度の通電が可能なようになってしまった。
【0035】次に、前記の超電導導体の周囲に電気絶縁
層としてポリプロピレンラミネート紙を厚さ15mm巻
き付け、その周囲にレーザ蒸着法により酸化物超電導薄
膜をハステロイテープ上に作製したY-Ba-Cu-O系
蒸着テープ(5mm幅のハステロイCからなるテープ上
に、厚さ0.4mmのYSZ中間層を介して厚さ0.5μ
mのY-Ba-Cu-O系超電導薄膜を生成したもの)を
超電導シールド層として10枚突き合わせ巻きした。こ
の際の線材の外径は75mmであった。次いで、前記の
超電導シールド層の上に、直径10mmのテフロン線を
スペーサとして3本巻き付け、それを内径100mm、
肉厚5mm、コルゲート付きのJIS規定のSUS30
4ステンレス管に引き込み、その上に熱絶縁層としてス
ーパーインシュレーションを厚さ15mmになるように
巻き付け、更に、外面にビニル防食層を施したコルゲー
ト付きSUS304ステンレス管(内径180mm、肉
厚5mm)に引き込んで酸化物超電導電力ケーブルを得
た。
【0036】得られた酸化物超電導電力ケーブルは、外
部磁場0Tにおいて、6000Aの通電が可能であっ
た。また、前記超電導ケーブルの絶縁耐圧について測定
したところ、液体窒素の冷媒を流す前は、80kV出あ
ったものが、液体窒素を流した後においては、100k
Vに向上した。これは、冷媒として使用した液体窒素
が、超電導シールド層と電気絶縁層とに染み込んだ結果
によるものと思われる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の超
電導ユニットをテープ基材に一体化したテープ集合体が
管体に巻き付けられて固定されているので、管体の内部
に液体窒素などの冷媒を流すことにより超電導テープを
冷却することができ、超電導テープ内の超電導コアを超
電導状態としてそれを通電用に使用することができる。
更に、1本の管体に複数本の超電導テープが巻回される
ので、電力容量が大きくなる。また、テープ基材が管体
に固定されているので、テープ基材を固定する際のハン
ドリングにより超電導テープに歪などの付加を与えるお
それが少なく、超電導特性の劣化が起こり難い構成にな
っている。
【0038】本発明の方法では、超電導テープを積層し
た超電導テープユニットを予めテープ基材に固定してお
き、それを管体に巻回し固定するので、1本1本の超電
導テープユニットを順次管体に固定していた従来方法よ
りも、超電導テープに歪を与えるおそれが少ない。ま
た、超電導ユニットを複数備えたテープ基材単位で管体
に巻き付け固定できるので、超電導テープユニットの管
体への巻き付けが従来よりも容易にできる。
【0039】更に、超電導ユニットをテープ基材に予め
確実に固定しておくならば、テープ基材を管体に固定す
る場合にテープ基材の必要箇所のみを固定すれば良く、
この場合に超電導コアが発生させる電磁力に耐える程度
に固定するば良いので、1本ずつ超電導ユニットを管体
に固定する場合に比べて固定作業を容易にできる。ま
た、テープ基材を管体に固定することで超電導ユニット
の固定が完了するので、テープ基材を半田付けにより固
定する場合、テープ基材に既に固定してある超電導ユニ
ットの半田付け部分を再溶融させるおそれが少なくな
る。よって、テープ基材の取り付け時に超電導テープが
テープ基材から剥離することがない。
【0040】更に、本発明の酸化物超電導電力ケーブル
にあっては、管体内部の冷媒流路と管体外部の冷媒流路
とが設けられているので、管体内部の冷媒通路を冷媒の
往路として利用し、管体外部の冷媒流路を冷媒の復路と
して使用するならば、冷媒の循環を行えるので、効率良
く超電導ユニットを冷却することができ、超電導特性の
安定化に寄与する。
【0041】更に、半導電層が半導電テープの巻き付け
により構成され、電気絶縁層が絶縁テープの巻き付けに
より形成され、超電導シールド層が超電導テープの巻き
付けにより形成されていると、超電導シールド層の外方
の冷媒の流路を流れる冷媒が、超電導テープの巻き付け
部分の隙間を介して電気絶縁層側に染み込み、更に、絶
縁テープの巻き付け部分の隙間にも染み込むので、電気
絶縁層の絶縁性の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る超電導電力ケーブルの第1
実施例を示す断面図である。
【図2】図2は図1に示す超電導ケーブルに適用される
テープ集合体を示す断面図である。
【図3】図3は図2に示すテープ集合体に電気絶縁層と
遮蔽層を設けた状態を示す断面図である。
【図4】図4は本発明に係る超電導電力ケーブルの第2
実施例を示す断面図である。
【図5】図5は本発明に係る超電導電力ケーブルに適用
される管体の他の例を示す断面図である。
【図6】図6は本発明に係る超電導電力ケーブルの他の
構造例を示す断面図である。
【図7】図7は超電導テープの他の構造例を示す断面図
である。
【図8】図8は実施例の超電導ケーブルを製造する場合
に用いる管体を示す断面図である。
【図9】図9は実施例の超電導ケーブルを製造する場合
に用いる超電導テープを示す断面図である。
【図10】図10は実施例の超電導ケーブルを製造する
場合に用いる超電導テープユニットを示す断面図であ
る。
【図11】図11は実施例の超電導ケーブルを製造する
場合に用いるテープ集合体を示す断面図である。
【図12】図12は従来の超電導電力ケーブルの一例を
示す断面図である。
【図13】図13は図12に示す超電導ケーブルに用い
られている超電導テープユニットの構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11 酸化物超電導導体、 12 管体、 1
3 テープ集合体、14 テープ基材、 15
超電導ユニット、16 超電導テープ、17 超電導コ
ア、 18 シース、20 超電導電力ケーブ
ル、21 電気絶縁層、21a、21b 半導電層、2
2 超電導シールド層、 23 スペーサ、28 被覆
層、 30 管体、40 超電導テープ、 5
0 管体、 51 超電導テープ、52 超電
導テープユニット、 53 テープ
基材、54 テープ集合体、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿本 一臣 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 定方 伸行 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 小野 幹幸 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性金属材料からなるテープ状のシー
    スの内部に酸化物超電導コアを備えてなる超電導テープ
    を複数枚積層して超電導テープユニットが構成され、こ
    の超電導テープユニットが、複数本、導電性と熱伝導性
    を有するテープ基材の一面に並列状態に固着されてテー
    プ集合体が構成され、このテープ集合体が、導電性と熱
    伝導性を有する管体の外周面に螺旋状に巻回固定されて
    なることを特徴とする酸化物超電導導体。
  2. 【請求項2】 導電性金属材料からなるテープ状のシー
    スの内部に酸化物超電導コアを備えてなる超電導テープ
    を複数枚積層して相互に接着し、超電導テープユニット
    を構成し、この超電導テープユニットを複数本、導電性
    と熱伝導性を有するテープ基材の一面に並列状態に並べ
    て固着してテープ集合体を作製し、このテープ集合体を
    導電性と熱伝導性を有する管体の外周面に螺旋状に巻回
    し固着することを特徴とする酸化物超電導導体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 導電性金属材料からなるテープ状のシー
    スの内部に酸化物超電導コアを備えてなる超電導テープ
    を複数枚積層して超電導テープユニットが構成され、こ
    の超電導テープユニットが、複数本、導電性と熱伝導性
    を有するテープ基材の一面に並列状態に固着されてテー
    プ集合体が構成され、このテープ集合体が、導電性と熱
    伝導性を有し、内部に冷媒の流路を有する管体の外周面
    に、螺旋状に巻回固定されて超電導導体が形成されると
    ともに、前記超電導導体の外方に、半導電層、電気絶縁
    層、半導電層と超電導シールド層とが形成され、超電導
    シールド層の外方に、スペーサを介して被覆層が形成さ
    れて超電導シールド層と被覆層との間に冷媒流路が形成
    されてなることを特徴とする酸化物超電導電力ケーブ
    ル。
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