JPH06325492A - 信号再生装置 - Google Patents

信号再生装置

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JPH06325492A
JPH06325492A JP22071091A JP22071091A JPH06325492A JP H06325492 A JPH06325492 A JP H06325492A JP 22071091 A JP22071091 A JP 22071091A JP 22071091 A JP22071091 A JP 22071091A JP H06325492 A JPH06325492 A JP H06325492A
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JP
Japan
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data
detection circuit
error rate
reproduction
signal
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Application number
JP22071091A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Yamagami
保 山上
Satoru Watanabe
渡辺  哲
Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内周側で3値検出によるデータ検出を必要と
する程度の高密度記録を行ったディスクから、良好なデ
ータ再生ができる再生装置を提供する。 【構成】 ディスク1からの再生信号を所定のスレッシ
ョルドレベルと比較して再生データを形成する2値検出
回路20と、ディスク1からの再生信号を所定のレベル
に設定されている2つの異なるスレッショルドレベルと
比較して2系列のデジタルデータを検出し、この2系列
のデジタルデータから再生データを検出する3値検出回
路30と、両検出回路20,30の検出データのエラー
レートを検出するエラーレート検出手段14とを備え、
2値検出回路20で得た再生データのエラーレートと、
3値検出回路30で得た再生データのエラーレートとを
比較して、良好な方のデータを再生データとして出力さ
せるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルデータが記録
される光磁気ディスクに適用して好適なディスク再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクにレーザビームを照射して、
その戻り光の強弱,相変化等から光ディスクに記録され
ているデータを読出す光ディスク装置は、光ディスクへ
の高密度記録を行うと、光ディスクの各トラックに記録
されるデータのビットレート(最小ビットの空間周波
数)が高くなり、再生系のデータ検出回路における位相
マージン(検出ウインドマージン)が狭くなる。
【0003】特に、記録・再生時の回転数が一定とされ
るCAV(角速度一定制御)のディスクでは、図8に示
すようにディスクDの外周側のトラックTout より内周
側のトラックTinに記録されているデータのビットレー
トがそのディスクの半径r1,r2 に対応して高くな
り、ディスクの内周側ほど再生データの符号間干渉が大
きくなる。
【0004】そのため、図9のA,B,Cに示すよう
に、外周側のトラックから内周側のトラックに移動する
に従って、再生RF信号のアイパターンが狭くなり、こ
のアイパターンから検出されるデータの誤り率が低下す
る傾向にある。
【0005】図10は、回転角が一定とされている光デ
ィスクに、比較的高密度記録が可能なNRZ系列(No
n Return to Zero)のデータをディス
クの記録面に同一のクロックレートによって記録し、そ
の再生RF信号を2値検出回路でデジタル化してデータ
を検出するときの位相マージン(検出窓マージン)の傾
向を実線Aで示したもので、横軸は記録密度を最小ビッ
トPmin のピット長λ(μm)で示したものであり、縦
軸はアイパターンの中心をスレッショルドレベルとして
RF信号から2値データを検出する際のクロックの位相
マージンの変化を示す。
【0006】この図から判るように、データの最小ビッ
ト間隔が約1μmとなる外周側のトラックにおいてはそ
の再生RF信号のアイパターンは図9のAとなり、検出
のための位相マージンは約0.8となりかなり余裕があ
るが、光ディスクの内周側において、最小ビット間隔が
0.5μmに近づくと、その再生RF信号のアイパター
ンは図9のCに示すようになり、検出のための位相マー
ジンが0.5以下に急激に低下する。なお、位相マージ
ンは、再生時のデータのエラーレート(誤り率)が所定
値以下となるための検出窓の位相の許容範囲を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述したよう
な角速度一定の回転でディスクからの再生データを検出
する検出回路は、データ誤り率が例えば10-7以下とな
るように信号再生を行うためには、ディスクの内周側の
位相マージンが極めて厳しくなり、光ディスクの品質管
理,再生回路のコストアップ等を招くことになる。
【0008】また、内周側の記録密度によって光ディス
ク全体の記録容量が限定されるため、1枚の光ディスク
に記録されるデータ容量が内周側の記録面密度によって
制限されることになり、あまり高くすることはできなか
った。
【0009】この問題点を解決するために、本出願人は
先に特願平2−320764号において、2値検出によ
り再生データを検出する回路と、3値検出により再生デ
ータを検出する回路とを、ディスクの外周側と内周側と
で切換えて再生する再生方法を提案した。この再生方法
によると、比較的記録密度の低い外周側トラックは、2
値検出により再生データが検出され、比較的記録密度の
高い内周側トラックは、3値検出により再生データが検
出され、高密度記録をした場合においても、外周から内
周まで良好に再生データの検出ができるようになる。
【0010】ところが、このように単純に外周側トラッ
クと内周側トラックとで再生データの検出方法を切換え
るようにすると、その切換点の設定が困難であった。即
ち、図10に示す位相マージンの良好な検出方法が切換
わるポイントXは、厳密に一定位置に決められるもので
はなく、実際には記録データの状態により変動してしま
う。このため、一義的に切換ポイントXを設定した場合
には、この切換ポイントXの近傍のトラックでは、3値
検出により再生データを検出した方が良い場合のデータ
と、2値検出により再生データを検出した方が良い場合
のデータとが混在し、必ずしも最適な再生方法でデータ
検出が行われるとは限らなかった。
【0011】本発明はかかる点に鑑み、常に最適なデー
タ検出が行われるこの種のディスクの記録データの再生
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、ディスク1からの再生信号を所定のスレッ
ショルドレベルと比較して再生データを形成する2値検
出回路20と、ディスク1からの再生信号を所定のレベ
ルに設定されている2つの異なるスレッショルドレベル
と比較して2系列のデジタルデータを検出し、この2系
列のデジタルデータから再生データを検出する3値検出
回路30と、両検出回路20,30の検出データのエラ
ーレートを検出するエラーレート検出手段14とを備
え、2値検出回路20で得た再生データのエラーレート
と、3値検出回路30で得た再生データのエラーレート
とを比較して、良好な方のデータを再生データとして出
力させるようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明によると、常にエラーレートの低い系統
の再生データが選択されるので、最もエラー発生の少な
い良好な再生データが出力される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図7を参
照して説明する。
【0015】図1は、本例の信号再生方式の概要を示す
ブロック図で、1は回転角が一定となるようにスピンド
ルモータ2によって駆動されている光ディスク、3はレ
ーザ発光出力を光ディスク1に照射するレーザ発光源と
このレーザ光の反射光から記録データを読み出すための
光学系素子を備えている光学ヘッドである。なお、光デ
ィスク1は1トラックが複数セクタに分割され、1セク
タ単位でデジタルデータが記録されるようにしてある。
【0016】そして、光学ヘッド3より再生されたRF
信号はRF信号増幅器4を介して出力され、次にイコラ
イザ5に供給されて波形整形が行われる。
【0017】再生されたRF信号は後述するデータ検出
回路20,30に供給されて、2値のデジタルデータが
再生されることになるが、その一部はPLL回路等から
クロック検出回路7に供給され、記録データ列のクロッ
ク信号を検出すると共に、検出されたクロック信号がス
ピンドルサーボ回路8に供給され、スピンドルモータ2
の回転制御を行う。なお、光ディスク1が書き換え可能
な光磁気ディスクのときは、ディスク記録面にあらかじ
め形成されているクロックピットを抽出してデータを抜
きとるためのクロック信号を形成する。
【0018】また、光学ヘッド3に対するトラッキング
制御、フォーカス制御も上述したクロックピットと共に
形成されているサンプルサーボピットを検出して、トラ
ッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号を形成す
るサーボ回路6の出力信号によって行う。
【0019】光ディスク1に記録されるデータの変調型
式は高密度記録に適しているNRZ(Non Retu
rn to Zero)をプリエンコードしたNRZI
(NRZ Inverted)とされている。このNR
ZI系列のデータが光ディスク1に同一クロック周波数
で記録されると、ディスクの外周側ではピット間隔が長
いデータとなり、ディスクの内周側ではピット間隔が短
いものになる。
【0020】又、光ディスクの伝達特性の一つであるM
TF(Modulation Transfer Fu
nction)は、一般的に図2に示すように2NA/
λをカットオフ周波数とする低域通過特性を有する。但
し、NAは開口率、λはレーザ波長である。
【0021】従って、再生時における空間周波数が比較
的低いディスクの外周側では、例えば図2で示したディ
スクの再生レスポンスをロールオフ率αが1に近い理想
的な低域通過フィルタと見なして再生することができ、
再生データのパルスレスポンスは図3のAに示すように
隣り合うビットの間で符号間干渉があってもナイキスト
の周波数を満足することによって符号の“1”及び
“0”を広い位相マージンで弁別することができる。
【0022】一方、空間周波数が高くなるディスクの内
周側では、ディスクの再生周波数特性が劣化することに
よって、再生データのパルス波形レスポンスは図3のB
に示すように隣り合うビットの間で大きな符号間干渉が
発生し、データ抜き取りのための位相マージンが狭くな
り、データの誤り率を高くする要因となっている。
【0023】そして本例においては、ディスク1のトラ
ックから再生されたRF信号よりデータを抜きとる検出
回路として、所定のスレッショルドレベルで再生信号を
スライスしたのちにデータの検出を行うNRZ2値検出
回路20と、再生RF信号を異なる2つのスレッショル
ドレベルと比較して2値化した2つのデジタル信号より
抜きとった2系列のパルス列から検出データを形成する
パーシャルレスポンス3値検出回路30(以下RF3値
検出回路という)を備えている。
【0024】そして、NRZ2値検出回路20で検出し
た再生データをバッファメモリとしてのRAM11に供
給し、少なくとも1セクタ分のデータを一時的に記憶さ
せる。また同様に、PR3値検出回路30で検出した再
生データをバッファメモリとしてのRAM12に供給
し、少なくとも1セクタ分のデータを一時的に記憶させ
る。そして、両RAM11,12に記憶された再生デー
タを、切換スイッチ13を介して選択的にパリティチェ
ック回路14に供給する。ここで、切換スイッチ13の
切換えは、パリティチェック回路14により制御され、
両RAM11,12に記憶されたデータを交互に読出し
てパリティチェックを行うようにしてある。
【0025】そして、パリティチェック回路14では、
同一のトラックから再生したデータのパリティチェック
に基づいたエラーレートの比較を行う。即ち、NRZ2
値検出回路20で検出した再生データのパリティチェッ
クに基づいたエラーレートと、PR3値検出回路30で
検出した再生データのパリティチェックに基づいたエラ
ーレートとを、同一箇所に記録されたデータについてセ
クタ単位で比較する。このパリティチェック回路14で
の比較は、両RAM11,12に記憶された同一セクタ
のデータを、時分割で交互にパリティチェックすること
で行われる。そして、比較の結果、エラーレートが低い
と判断された系統の再生データに、パリティチェックに
よるエラー訂正を行い、訂正された再生データを出力端
子15から後段の再生データ処理回路(図示せず)に供
給する。
【0026】ここで、NRZ2値検出回路20及びPR
3値検出回路30の具体的な構成を、図4及び図5に示
す。
【0027】図4において21は直流成分が除去された
RF信号と第1のスレッショルド信号EthAとを比較す
るコンパレータ、22,23,25はD−フリップフロ
ップ、24はex−OR回路を示す。
【0028】また、図5において31,32はそれぞれ
第1のスレッショルド信号EthBと第2のスレッショル
ド信号EthCを比較値とするコンパレータ、33はノア
回路、34,35,36はD−フリップフロップ回路を
示している。
【0029】次に、NRZ2値検出回路20の動作を図
6の波形図に基づいて説明する。
【0030】NRZ符号列データは光ディスク1への記
録時にプリエンコードされて、NRZI系列の符号とさ
れている。
【0031】この記録データは比較的MTFの高いディ
スクの外周側ではナイキスト周波数の条件を満足してお
り、その再生RF信号の波形FR(out)は“1”の
レベルで所定のピーク値PO を有し、又隣接するビット
の最少間隔でほぼ“0”となるように再生される。
【0032】したがって、波形FR(out)の中間に
設定されている第1のスレッショルド信号EthAを比較
電圧とするコンパレータ21からパルス列PA として出
力される。
【0033】このパルス列PA はD−フリップフロップ
22に供給されているクロックCLKによってビットの
中間点で読み出されデータD11が出力される。
【0034】このデータD11は次のD−フロップフリッ
プ23によって1ビット遅延されデータD12とされる
が、データD11とデータD12の排他的論和をex−OR
回路24で形成すると、D−フリップフロップ25よ
り、記録時のNRZ系列のデータが検出データDout(2)
として出力される。
【0035】ところで、再生トラックを外周側から内周
側へ移してゆくと、光ディスクのMTFが低下すること
によって再生RF波形の符号間干渉が増加し、図7に示
すように“1”のピーク値P1 が低下すると共に、隣接
するビットが連続した“1”のときはピーク値がP2
なる。また、この場合は次の“0”ビットの信号に対し
てボトム値がB2 となり、単独のパルス信号のボトム値
1 と異なるレベルになる。そして、符号間干渉が大き
くなることによって再生RF信号のアイパターンが狭く
なる。したがって、データを抜きとる位置を示す検出窓
(ウインド)の位相マージンも狭くなり、既に説明した
図10に示すように、このNRZ2値検出回路20で一
定値以下のエラーレートを維持するための位相マージン
が内周側の或るトラック半径から急激に低下することに
なる。この急激に低下するトラック半径上の最少ビット
間隔は、例えば、0.6μm前後であり、このトラック
より内周側になるに従って、データの誤り率を所定値以
下に保持してデータを抜き取ることが次第に困難にな
る。
【0036】次にPR3値検出回路30の動作を図7の
波形図に基づいて説明する。
【0037】NRZI符号で記録されているデータは、
ディスクの内周側ではMTFの低下によって単独のパル
ス再生波形RF(in)のピーク値が図に示すように低下す
ると共に、再生RF信号のすそのが拡がってくる。した
がって、上述したように“1”が連続する部分のピーク
レベルP2 は高くなるが、連続した“1”の中に含まれ
ている“0”データは単独の“1”データのすそのまで
低下しないことになる。
【0038】このような再生RF信号は、図9のCに示
すように中央のアイパターンが縮まったことになる。
【0039】図5に示すPR3値検出回路30ではこの
ような再生RF信号RF(out) が、第2のスレッショル
ド信号EthBと、第3のスレッショルド信号EthCを比
較電圧としている2つのコンパレータ31及び32に供
給され、この比較電圧によってスライスされることによ
って2系列のパルスPB とPC を出力する。
【0040】さらに2つのパルス列PB とPC はノア回
路33によって論理和をとることによって合成パルス列
B+C が得られる。
【0041】この合成パルス列PB+C はクロック信号C
LKの位相を90°ずらした反転クロックCLKIが供
給されているD−フリップフロップ34において抜きと
られ、データD21とされる。さらに、このデータD21
D−フリップフロップ35において、1ビット分遅延さ
れたデータD22とされ、再びクロックCLKによって抜
き出されることによって検出データDout(3)が得られ
る。
【0042】この検出データDout(3)は、エラーが全く
ない場合には、NRZ2値検出回路20より得られる検
出データDout(2)と同一になる。
【0043】このPR3値検出回路30は上述したよう
に2つのスレッショルドレベルEthBと、EthCを設定
することによって符号間干渉が生じている再生RF信号
をスライスしているため、2値検出回路20で抜きとる
ことが困難になるアイパターンを検出することが容易と
なり、その位相マージンもスレッショルドレベル(E th
B,EthC)を適当な位置に定めることによって広くす
ることができる。
【0044】このようにしてNRZ2値検出回路20と
PR3値検出回路30とは、同一の再生RF信号よりデ
ータを検出するが、本例においては上述したようにパリ
ティチェック回路14でのパリティチェックに基づいた
エラーレートの判断で、エラーレートが低い方のデータ
を再生データとするようにしたことで、常に最もエラー
レートの低い最適な再生データが得られる。即ち、一般
的な傾向としては、図9に示すように、外周側のトラッ
クではNRZ2値検出回路20で検出したデータの方が
位相マージンが広くとれ、内周側のトラックではPR3
値検出回路30で検出したデータの方が位相マージンが
広くとれる。従って、本例の回路においても、外周側の
トラックでは、ほとんどNRZ2値検出回路20で検出
したデータが選択され、内周側のトラックでは、ほとん
どPR3値検出回路30で検出したデータが選択され
る。
【0045】ところが、図10に示す両検出データの位
相マージンが交差するポイントXと想定される箇所の近
傍のトラックでは、例え同一トラックであってもセクタ
毎に、NRZ2値検出回路20で検出した方が良い場合
と、PR3値検出回路30で検出した方が良い場合とが
混在することがある。この検出データの良否は、主とし
て記録データの状態により決まる。即ち、NRZ2値検
出に適したビット配列のデータであるか、パーシャルレ
スポンス3値検出に適したビット配列のデータであるか
に因る。
【0046】ここで本例のように、再生データのエラー
レートの低い方を、セクタ単位で選択するようにしたこ
とで、位相マージンが交差するポイントXの近傍であっ
ても、常に最低のエラーレートによる再生データが得ら
れ、内周側になるに従って記録密度が高くなる高密度記
録を行っても、常にエラーレートを一定値以下に保った
良好な再生データが得られる。従って、ディスクに記録
できるデータ量を増やすことができる。
【0047】この場合本例においては、エラーレートの
比較を行うために、両検出回路20,30の出力データ
を少なくとも1セクタ分一時的に記憶するバッファメモ
リとしてのRAM11,12を設けるだけの簡単な構成
で良く、再生装置の構成が複雑にはならない。
【0048】なお、上述実施例においては、ディスクの
内周側から外周側まで全てのトラックで両検出回路の検
出データのエラーレートを比較するようにしたが、位相
マージンが交差するポイントXと想定されるトラックの
前後の所定数のトラックの記録データを再生するときだ
け、両検出データの比較を行ってエラーレートの低い方
のデータを選択するようにして、この所定数のトラック
よりも内周側ではパーシャルレスポンス3値検出のデー
タを必ず選択させ、外周側ではNRZ2値検出のデータ
を必ず選択させるようにしても良い。
【0049】また、エラーレートの判断は、検出データ
に含まれるパリティのチェックにより行うようにした
が、他の方法でエラーレートを判断するようにしても良
い。
【0050】また、上述実施例で説明したPR3値検出
回路はパーシャルレスポンスクラス1、又はデュオバイ
ナリ検出回路とも呼ばれるが、上述実施例に限定される
ことなく、3値検出を行うものであれば他の検出回路で
構成することもできる。
【0051】さらに、本発明が適用される再生方式は光
ディスクや光磁気ディスクに限らず、相対的に線速度が
変化する回転記録媒体より再生されるデータの各種検出
回路に適用することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によると、常にエラーレートの低
い系列の再生データが選択されるので、内周側では3値
検出を必要とするような高密度記録を行っても、常にエ
ラー発生の少ない良好な再生データが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による再生装置を示す構成図
である。
【図2】光ディスクの再生信号の伝達特性を示す特性図
である。
【図3】光ディスクの符号間干渉を示す波形図である。
【図4】一実施例による2値検出回路を示す構成図であ
る。
【図5】一実施例による3値検出回路を示す構成図であ
る。
【図6】一実施例による2値検出状態を示すタイミング
図である。
【図7】一実施例による3値検出状態を示すタイミング
図である。
【図8】光ディスクのトラック形成状態を示す構成図で
ある。
【図9】再生信号のアイパターンを示す説明図である。
【図10】検出状態による位相マージンの変化を示す特
性図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 3 光学ヘッド 11,12 RAM 13 切換スイッチ 14 パリティチェック回路 20 NRZ2値検出回路 30 パーシャルレスポンス3値検出回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月23日
【手続補正1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクからの再生信号を所定のスレッ
    ショルドレベルと比較して再生データを形成する2値検
    出回路と、 上記ディスクからの再生信号を所定のレベルに設定され
    ている2つの異なるスレッショルドレベルと比較して、
    2系列のデジタルデータを検出し、該2系列のデジタル
    データから再生データを検出する3値検出回路と、 上記両検出回路の検出データのエラーレートを検出する
    エラーレート検出手段とを備え、 上記2値検出回路で得た再生データのエラーレートと、
    上記3値検出回路で得た再生データのエラーレートとを
    比較して、良好な方のデータを再生データとして出力さ
    せるようにしたディスク再生装置。
JP22071091A 1991-08-30 1991-08-30 信号再生装置 Pending JPH06325492A (ja)

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