JPH063252A - 粒子分析方法及び装置 - Google Patents

粒子分析方法及び装置

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JPH063252A
JPH063252A JP4186265A JP18626592A JPH063252A JP H063252 A JPH063252 A JP H063252A JP 4186265 A JP4186265 A JP 4186265A JP 18626592 A JP18626592 A JP 18626592A JP H063252 A JPH063252 A JP H063252A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特徴空間における異常な分布や複雑な分布で
あっても、短時間で高精度に最適な分類を行うこと。 【構成】 複数の血球をそれぞれ測定することにより、
血球個々に複数のパラメータからなる測定データを順次
得て、これら測定データを各パラメータを基に分布デー
タ変換手段22において分布データに変換する。パラメー
タの数に応じた数のニューロンにより構成された入力層
を有し、予想されるカテゴリー数に対応した数のニュー
ロンにより構成された出力層を有するニューラルネット
ワーク24に、測定データを順次入力し、教師なしの学習
ベクトル量子化法を行い、各カテゴリーに対応するクラ
スタごとにその重心ベクトル情報、粒子数推定情報、粒
子の分散推定情報を得る。このクラスタ情報を用いて、
分布データをクラスタリング手段40においてクラスタリ
ングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粒子がどのカテゴリー
に帰属するか分類すると共に、各カテゴリーに帰属した
粒子の数を計数する方法及び装置に関し、特にニューラ
ルネットワーク及びファジィ・クラスタリング技術を使
用したものに関する。
【0002】
【従来の技術】粒子の分類、計数を行う装置には、例え
ば血球分類装置がある。従来、ニューラルネットワーク
を用いた血球分類装置として、特開平3−131756
号公報に開示されたものがある。これは、誤差逆伝搬型
ニューラルネットワークの入力層に、様々なカテゴリー
に属する血球の特徴パラメータを入力して、ニューラル
ネットワークに教師付きで学習させた後、分類しようと
する各血球の特徴パラメータを入力層に入力して、これ
ら各血球を各カテゴリーに分類し、各カテゴリーに属し
た血球の数を計数するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような血
球分類装置では、誤差逆伝搬型ニューラルネットワーク
を使用しているので、例えば未学習カテゴリーのデータ
の特徴パラメータが入力されると、既学習のカテゴリー
に誤って分類する可能性があった。また、特徴パラメー
タの分布が複雑な場合には、学習に長時間を要してい
た。
【0004】本発明は、特徴パラメータの異常な分布や
複雑な分布であっても、短時間で高精度に最適な分類
(クラスタリング)を行うことができる粒子分析方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、複数の特徴パラメータからなる時系
列の測定データを、特徴パラメータ空間の分布データに
変換しながら、測定データをニューラルネットワークに
入力し、クラスタ情報(各クラスタの分布の重心等)を
推定し、この推定クラスタ情報を用いて、分布データを
クラスタリングするものである。
【0006】即ち、本発明による粒子分析方法は、複数
の粒子をそれぞれ測定することにより、粒子個々に複数
のパラメータからなる測定データを順次得て、これら測
定データを上記各パラメータを基に分布データに変換す
る工程と、上記パラメータの数に応じた数のニューロン
により構成された入力層を有し、予想されるカテゴリー
数に対応した数のニューロンにより構成された出力層を
有するニューラルネットワークに、上記測定データを順
次入力し、教師なしの学習ベクトル量子化法を行い、少
なくとも上記各カテゴリーに対応するクラスタごとにそ
の重心ベクトル情報を有するクラスタ情報を推定する工
程と、上記推定工程によって得られたクラスタ情報を用
いて、上記分布データをクラスタリングする工程とを具
備するものである。また、推定工程では、重心ベクトル
情報以外に、粒子の推定粒子数及び/または粒子の推定
分散情報も求め、これらを用いて、クラスタリング工程
で、クラスタリングすることもできる。
【0007】また、本発明による粒子分析装置では、複
数の粒子が供給され、この粒子が通過するごとに、粒子
個々に複数のパラメータからなる測定データを生成する
粒子検出手段と、上記各測定データを上記複数のパラメ
ータを基に分布データに変換する手段と、上記パラメー
タの数に応じた数のニューロンにより構成された入力層
を有し、予想されるカテゴリー数に対応した数のニュー
ロンにより構成された出力層を有し、上記測定データを
順次入力し、教師なしの学習ベクトル量子化法を行い、
少なくとも上記各カテゴリーに対応するクラスタごとに
その重心ベクトル情報を有するクラスタ情報を推定する
ニューラルネットワークと、このニューラルネットワー
クから得られた上記クラスタ情報を用いて、上記分布デ
ータをクラスタリングするクラスタリング手段と、を具
備するものである。また、ニューラルネットワークで
は、重心ベクトル情報以外に、粒子の推定粒子数及び/
または粒子の推定分散情報も求め、これらを用いて、ク
ラスタリング手段によって、クラスタリングすることも
できる。
【0008】
【作用】本発明による粒子分析方法及び装置では、教師
なしの学習ベクトル量子化法によって、各測定データの
分布の重心位置等のクラスタ情報を推定している。この
推定クラスタ情報を用いて、分布データをクラスタリン
グするので、異常な分布や複雑な分布に対しても短時間
で高精度にクラスタリングすることができる。
【0009】
【実施例】本実施例は、粒子分析装置、特に白血球の分
析方法及び装置に、本発明を実施したもので、図2に示
すように粒子検出器、例えば血球検出器10を有してい
る。この血球検出器10は、測定のために、希釈、溶血
剤の添加等の前処理が施され、白血球だけとされた検体
である懸濁液をサンプルとして各血球を測定するもので
ある。この血球検出器10では、各血球が個々に測定さ
れ、個々の血球に対してそれぞれ異なる種類のデータが
検出される。
【0010】血球検出器10としては、例えば、細孔
(アパーチャ)に直流電流と高周波電流とを同時に供給
し、この細孔に各血球を通過させ、各血球ごとに直流イ
ンピーダンスの変化に基づく信号と、高周波インピーダ
ンスの変化に基づく信号とを得るものを使用している。
図3(a)に示すように、直流電流を細孔に流しておい
た場合、この細孔を溶血剤の添加後の1つの血球が通過
すると、その細胞質12の大きさに比例した信号が得ら
れる。また、同図(b)に示すように、高周波電流を流
しておいた場合、血球の細胞質12のような密度の低い
物質のインピーダンスは小さくなり、核や顆粒14のよ
うな密度の高い物質のインピーダンスは高くなるので、
細孔を通過した1つの血球の核や顆粒14の密度と大き
さを総合した信号が得られる。即ち、1つの血球から2
種類の特徴パラメータが得られ、これら2種類の特徴パ
ラメータが、各血球から順次得られる。
【0011】血球検出器10から順次発生する2種類の
信号は、増幅器16で増幅された後、A/D変換器18
でディジタル信号にそれぞれ変換される。即ち、量子化
が行われる。この量子化によって、血球の細胞質12の
大きさを表している直流インピーダンスの変化に基づく
信号、即ち直流成分は、例えば0から255までの合計
256個のチャンネルのいずれかに量子化され、同様に
血球の核や顆粒14の密度と大きさを総合した信号、即
ち高周波成分も0から255までの合計256個のチャ
ンネルのいずれかに量子化される。このように1つの血
球から、直流成分x1、交流成分x2の2つの成分を持
つデータX(x1、x2)が得られ、これらデータXが
各血球ごとに得られる。
【0012】各血球ごとに得られたデータXは、解析装
置20に供給される。なお、解析装置20は、パーソナ
ルコンピュータまたはマイクロコンピュータによって構
成され、表示装置21や入力装置(図示せず)を備えて
いる。
【0013】この解析装置20の機能ブロック図を図1
に示す。各血球ごとに得られたデータXは、データ変換
手段22に順次供給される。これらデータXは、図4に
示すような直流成分x1、高周波成分x2を特徴パラメ
ータとし、これら特徴パラメータにより規定される2次
元の分布データF(x1、x2)に変換される。この分
布データF(x1、x2)は、直流成分x1、高周波成
分x2が、上記のように256のチャンネルを持つとす
ると、合計256×256の血球の状態を表す基本要素
を有し、各基本要素には、その基本要素に該当する血球
の数が記憶される。例えば、図4に示すようにx1成分
が1チャンネルで、x2成分が2チャンネルである基本
要素の値が6であると、直流成分x1(血球の細胞質1
2の大きさの信号)が1で、高周波成分x2(核や顆粒
14の密度と大きさを総合した信号の大きさ)が2であ
る血球が6個存在していることを表している。即ち、F
(1、2)=6である。
【0014】また、このようなデータ変換が行われるた
めに、各血球ごとに得られたデータXは、データ変換手
段22に供給されるが、これと並行してニューラルネッ
トワーク24にも供給される。ニューラルネットワーク
24は、図4に示した分布データF(x1、x2)にお
ける異なった種類の血球の分布の重心位置、分布の分
散、異なった種類の血球の血球数を、高速かつ簡便に推
定するもので、例えば学習ベクトル量子化法に基づくも
のである。
【0015】図5に、このニューラルネットワーク24
の構造を示す。このニューラルネットワーク24は、入
力されるデータXが直流成分x1と交流成分x2との2
種類であるので、入力層は、これらに対応した2つのニ
ューロン26、28を有している。また、出力層は、血
球を分類しようとするカテゴリーの数に対応した数のニ
ューロンを有している。この実施例では、リンパ球、単
球、顆粒球、ゴースト(溶血されなかった血小板や赤血
球)、その他の粒子(例えば未成熟球)の5つのカテゴ
リーに分類するので、これらカテゴリーにそれぞれ対応
する5つのニューロン30、32、34、36、38を
有している。
【0016】そして、直流成分x1に対応するニューロ
ン26は、リンパ球に対応するニューロン30に、重み
W11で接続され、さらに単球に対応するニューロン3
2に、重みW12で接続され、リンパ球に対応するニュ
ーロン34に、重みW13で接続され、ゴーストに対応
するニューロン36に、重みW14で接続され、その他
の粒子に対応するニューロン38に、重みW15で接続
されている。同様に交流成分x2に対応するニューロン
28は、ニューロン30、32、34、36、38に、
重みW21、W22、W23、W24、W25でそれぞ
れ接続されている。
【0017】当初に各重みW11乃至W25を任意に設
定し、各血球ごとに得られたデータXの一部または全部
を対応するニューロン26、28に順次入力すると、ニ
ューラルネットワーク24は、教師なしベクトル量子化
法に基づいて学習を行う。このベクトル量子化法につい
ては、「Neural Network For Signal Processing:Prent
ice-Hall International Editons」に詳細に示されてい
る。
【0018】この学習を行ったことにより、入力された
データの確率密度関数を、ニューラルネットワーク24
が学習し、各重みW11乃至W25の値は、それぞれ変
化し、最終的に荷重ベクトルV1(重みW11、W2
1)は、分布データF(x1、x2)におけるリンパ球
の重心の推定位置を、荷重ベクトルV2(重みW12、
W21)は、分布データF(x1、x2)における単球
の重心の推定位置を、荷重ベクトルV3(重みW13、
W23)は、分布データF(x1、x2)における顆粒
球の重心の推定位置を、荷重ベクトルV4(重みW1
4、W24)は、分布データF(x1、x2)における
ゴーストの重心の推定位置を、荷重ベクトルV5(重み
W15、25)は分布データF(x1、x2)における
その他の粒子の重心の推定位置を、表している。なお、
荷重ベクトルV5は、サンプルが例えば正常なものであ
ると、初期値のままであることがある。
【0019】このように学習を終えたニューラルネット
ワーク24は、入力データの確率密度関数を学習してい
るので、この学習済みのニューラルネットワーク24に
比較的少数の入力データを入力することによって、各血
球の数を推定することができる。
【0020】即ち、リンパ球、単球、顆粒球、ゴース
ト、その他の粒子の各カテゴリーに対応するように、カ
ウンタをそれぞれ設けておき、まず或るデータX1が直
流成分x11、高周波成分x21で構成されていると、
(x11−W11)2 +(x21−W12)2 、(x1
1−W12)2 +(x21−W22)2 、(x11−W
13)2 +(x21−W23)2 、(x11−W14)
2 +(x21−W24)2 、(x11−W15)2
(x21−W25)2 をそれぞれ求める。すなわち、信
号ベクトルと荷重ベクトルとの距離di=‖x1−Wi
‖を求める。ここでiは1乃至5、Wiは(W1i、W
2i)である。これら各距離の内、値が最も小さいもの
を選択する。
【0021】例えば、d1、すなわち(x11−W1
1)2 +(x21−W12)2 の値が最も小さいとする
と、W11、W12は、リンパ球に対する重みであるの
で、リンパ球に対するカウンタの値を1つ大きくする。
即ち、このデータX1は、リンパ球に帰属すると決定す
る。以下、同様に、他のデータも入力し、上記と同様な
計算を行い、値が最も小さくなった重みに対応するカテ
ゴリーのカウンタの値を1つ大きくする。このようにす
ることによって、最終的な各カウンタの値m1、m2、
m3、m4、m5は、入力された各データを各カテゴリ
ーに分類した結果を表しているので、これらの値は、各
血球が同じ分布をしていると仮定すると、各カテゴリー
に属する血球数の推定値の比を表す。サンプルが正常な
ものであると、m5が発生しないことがある。すなわ
ち、m5が所定値以下であると、クラスタC5は存在し
ないとみなす。
【0022】また、このようにして血球数を推定する際
に、或るカテゴリーに属するとされたデータは、記憶さ
れる。例えば、上記の場合、データX1は、リンパ球の
カテゴリーに属するものとして記憶される。このように
して各カテゴリーに属するとして記憶された各データを
基に、各カテゴリーごとに分散が求められる。
【0023】例えばリンパ球のカテゴリーに属するデー
タとして、データX1(x11、x12)、X3(x1
3、x23)、X7(x17、x27)が記憶されたと
すると、x11、x13、x17の平均値x1mを求
め、これとx11、x13、x17との偏差の自乗がそ
れぞれ求められ、これらの累積値s11を求める。同様
に、x12、x23、x27の平均値x2mが求めら
れ、これとx21、x23、x27との偏差の自乗がそ
れぞれ求められ、これらの累積値s12を求める。この
累積値s11とs12との加算値を粒子数で割ったもの
をリンパ球の推定分散s1とする。他のカテゴリーでも
同様に推定分散s2、s3、s4、s5が求められる。
【0024】このように、リンパ球、単球、顆粒球、ゴ
ースト、その他の粒子の各カテゴリーに帰属すると推定
されたデータの分散s1、s2、s3、s4、s5を求
めると、各カテゴリーに属する血球が同じ分布をしてい
るとすると、各血球の分布データF(x1、x2)にお
ける各血球の分散状態を推定することができる。この場
合も、サンプルが正常であると、s5を求める必要はな
い。
【0025】これら粒子数の推定値mi、分散si(i
は1乃至5)の値は、各血球の分布が一様なら、特に推
定値miだけで各血球の分類、計数を完了したことにな
るが、実際には分布は常に同じとは言えないので、これ
だけで各血球の分類、計数を終了することはできず、近
似値となる。そこで、これらと先に求めた分布の推定位
置Vi(iは1乃至5)を利用して、クラスタリング手
段40によって、データ変換手段24によって得られた
分布データF(x1、x2)をクラスタリングする。
【0026】クラスタリング手段40による分類、計数
を図6に示すフローチャートに基づいて説明する。まず
初期分割を行う(ステップS2)。この初期分割では、
図4に示した分布データF(x1、x2)のうち、各基
本要素における血球数を無視して、基本要素の分布をカ
テゴリー1のリンパ球であれば、明らかにそこに分布す
ると想定される固定領域A1、カテゴリー2の単球であ
れば、明らかにそこに分布すると想定される固定領域A
2、カテゴリー3の顆粒球であれば、明らかにそこに分
布すると想定される固定領域A3、カテゴリー4のゴー
ストであれば、明らかにそこに分布すると想定される固
定領域A4の4つの領域に分割する(図7参照)。な
お、その他の粒子の初期分割は、設定しない。
【0027】そして、固定領域A1内に存在する血球
は、リンパ球のクラスタC1への帰属度を1とし、固定
領域A2内に存在する血球は、単球のクラスタC2への
帰属度を1とし、固定領域A3内に存在する血球は、顆
粒球のクラスタC3への帰属度を1とし、固定領域A4
内に存在する血球は、ゴーストのクラスタC4への帰属
度を1とする。また、その他の粒子のクラスタC5に帰
属する血球は未定である。なお、図7におけるA0の領
域は、リンパ球、単球、顆粒球、ゴースト、その他の粒
子いずれとも帰属が未定の領域である。
【0028】次に各クラスタC1乃至C5の初期重心の
設定を行う(ステップS4)。以下の説明では、その他
の粒子が存在しているものと仮定する。この初期重心の
設定によって、各クラスタC1乃至C5の初期重心位置
XG11、XG21;XG12、XG22;XG13、
XG23;XG14、XG24;XG15、XG25
に、そのクラスタ内の全血球が存在していると、一応見
なすことができる。この初期重心位置として、ニューラ
ルネットワーク24によって推定した重心ベクトルV1
乃至V5を用いる。
【0029】次に帰属度の算出を行う(ステップS
6)。これは、A1乃至A4のいずれの固定領域にも属
さない血球、即ち図7の領域A0に分布する各血球の各
クラスタC1乃至C5への帰属度を求めるものである。
そのため、領域A0の各血球に対して各クラスタC1乃
至C5の重心位置XG1i、XG2i(iは1乃至5)
までの距離Liをそれぞれ求め、この距離Liとニュー
ラルネットワーク24で推定した分散si、粒子数mi
に応じて各クラスタC1乃至C5への帰属度を求める。
【0030】ここで、各血球の各クラスタC1乃至C5
の重心位置XG1i、XG2iまでの距離は、ユークリ
ッド距離ではなく、図8に示すように対象となるクラス
タの重心位置、例えばリンパ球の場合、XG11、XG
21を中心として、予めそのクラスタに応じて定めた特
定の傾きθ、例えばリンパ球の場合θ1を持ち、対象と
なる血球42がその弧上に位置する楕円を描き、その楕
円の短径の1/2を距離としている。このように実測距
離Liを定めているのは、リンパ球、単球、顆粒球等の
実際の分布がほぼ楕円状に分布しているからであり、同
じ楕円上に位置する血球、例えば図8における血球4
2、44は、同じ帰属度でクラスタC1に属することに
なり、クラスタリングを行った後の各クラスタを楕円に
纏めるという効果がある。
【0031】ここで、リンパ球の場合、図8に示すよう
に楕円の短径の1/2をa、長径の1/2をak(kは
長短径比)とすると、楕円の方程式は数1で示される。
【0032】
【数1】
【0033】これを変形すると、数2が得られる。
【0034】
【数2】
【0035】数2をさらに数3のように変形することに
よってaが求められる。
【0036】
【数3】
【0037】但し、X1”、X2”は、数4、数5によ
って求められ、ここでX1、X2は対象となる血球42
の分布データF(x1、x2)における直流成分、高周
波成分のディジタル値である。なお、楕円の傾きθ1、
長短径比kは、実際の分布に合うように定められる。こ
のようにして、血球42の各クラスタC1乃至C5の重
心位置XG11、XG21;XG12、XG22;XG
13、XG23;XG14、XG24;XG15、XG
25までの距離L1、L2、L3、L4、L5を求め
る。
【0038】
【数4】
【数5】
【0039】例えば、このようにして血球42の各クラ
スタC1乃至C5への距離をL1乃至L5を求めると、
これらとニューラルネットワーク24で求めた推定得粒
子数mi、推定分散siを用いて、この血球42のクラ
スタC1への帰属度は、数6によって求められる。無
論、この帰属度は、0乃至1の値である。
【0040】
【数6】
【0041】但し、Riは数7で示す値である。
【0042】
【数7】
【0043】ここでiを1とすると、R1は、リンパ球
の推定数m1と、分散s1の平方根との積を、血球42
のリンパ球までの実測距離L1の自乗で除算した値とな
る。ここで、m1の値または分散s1の値が大きいとR
1は大きくなり、U42 (1)の値は大きくなる。例えば、
血球の各クラスタへの帰属度を定めるのに距離Liが小
さい程帰属度が大きいとする考え方がある(特願平3−
131756号)。この考え方では、粒子数の多さや分
散の程度を全く考慮していない。
【0044】しかし、現実には、そのクラスタに属する
と予測される粒子数が多いほど、またはそのクラスタに
属する粒子の分散が大きいほど、そのクラスタに属する
粒子は多いと考えられる。そこで、この実施例では、推
定数miや分散siを導入し、粒子数が多い場合または
分散が大きいと、miやsiから推定できる場合には、
そのクラスタへの帰属度を大きくとっている。
【0045】他の単球、顆粒球、ゴースト、その他の粒
子のクラスタC2乃至C5に対する血球42の帰属度も
同様にして求める。このような処理を領域A0の全ての
血球に対して行い、全ての血球の各クラスタC1乃至C
5への帰属度を求める。
【0046】このようにして領域A0の各血球の各クラ
スタC1乃至C5への帰属度を求めたので、全ての血球
は、各クラスタC1乃至C5にその帰属度に応じた割合
で所属している。従って、その重みを考慮して、各クラ
スタC1乃至C5の重み付き重心の計算を行う(ステッ
プS8)。この重み付き重心は、例えばリンパ球のクラ
スタC1の重心XG11’、XG21’の場合、数8、
数9によって求められる。
【0047】
【数8】
【数9】
【0048】ここで、iは分布データF(x1、x2)
における直流成分におけるチャンネル、jは同高周波成
分におけるチャンネル、Uij(1) は、i、jにおいて
指定される基本要素におけるクラスタ1に対する帰属
度、Nijは、基本要素i、jにおける血球数である。
他のクラスタについても、同様にして重み付き重心がそ
れぞれ求められる。
【0049】このようにして各クラスタの重み付き重心
を求めた後、ステップS4において求めた各クラスタの
初期重心のうち対応するものと比較し、その変化量が所
定量、例えば0であるか判断する(ステップS10)。
もし、どのクラスタにおいても変化量が0でなければ、
まだ各血球の各クラスタへの重心位置までの距離が確定
されてなく、各血球の各クラスタへの帰属度が一意的に
決定されていないことになる。
【0050】そのような場合、今回求めた各クラスタの
重み付き重心の位置を各クラスタの初期重心の位置に置
き換えて、ステップS6、S8、S10を繰り返す。即
ち、各クラスタの重み付き重心の位置までの距離を求
め、この距離と推定血球数と推定分散とに基づいて各ク
ラスタへの帰属度を求め、これら新たな各クラスタの重
み付き重心位置と先の各クラスタの重み付き重心位置と
の変化量が所定であるか判断し、再び所定量未満でなけ
れば、今回求めた各クラスタの重み付き重心位置を初期
重心位置としてステップS6、S8、S10を繰り返
す。
【0051】但し、予め定めた回数だけステップS6、
S8、S10を繰り返しても、所定量にならない場合を
考慮して、ステップS10の判断がノーの場合、ステッ
プS6、S8、S10の実行回数が所定回数か判断し
(ステップS12)、所定回数になった場合、解析不能
表示を表示装置22に行い(ステップS14)、処理を
終了する。
【0052】各クラスタC1乃至C5への重心の変化が
いずれも所定量となると、各血球の各クラスタC1乃至
C5への最終的な帰属が決定されたので、これに基づい
て各クラスタの血球数を決定する(ステップS16)。
この最終的な帰属の決定方法としては2つある。
【0053】そのうちの1つは、各血球の帰属は、最終
的に得られた帰属度のうち、最大の値を示すクラスタへ
帰属するとするものである。例えば、或る基本要素に1
0個の血球があり、これら血球のリンパ球のクラスタC
1に対する帰属度が0.95、単球のクラスタC2に対
する帰属度が0.03、顆粒球のクラスタに対する帰属
度が0.02、ゴーストのクラスタC4に対する帰属度
及びその他の粒子のクラスタC5に対する帰属度が共に
0とすると、これら10個の血球は、最大の帰属度を示
すリンパ球のクラスタC1に属するとする。このような
帰属の決定は、帰属度の特定のクラスタ、この場合、リ
ンパ球のクラスタC1への帰属度が大きく、各クラスタ
C1乃至C5の分離が良い場合に適している。
【0054】もう1つの決定方法は、各血球の帰属は、
最終的に得られた帰属度に応じて確率的に分配するもの
である。例えば、或る基本要素に血球が10個存在し、
これら血球のリンパ球に対するクラスタC1への帰属度
が0、2、単球のクラスタC2への帰属度が0.5、顆
粒球のクラスタC3への帰属度が0.3、ゴーストへの
クラスタC4、その他の粒子のクラスタC5への帰属度
が共に0であるとすると、各クラスタC1乃至C5への
帰属度は、ゴースト、その他の粒子に対するクラスタC
4、C5を除いて、比較的接近している。即ち、この基
本要素におけるリンパ球、単球、顆粒球のクラスタの分
布パターンは重なりあっている。このような場合に、最
大の帰属度の単球に、この基本要素の全ての血球を割り
当てると、誤差が大きくなる。
【0055】そこで、この10個の血球を各クラスタC
1乃至C5への帰属度に応じて割り当てると、単球には
5個、リンパ球には2個、顆粒球には3個、ゴーストに
は0個、その他の粒子には0個を割り当てることにな
り、誤差が少なく、複数のクラスタの分布パターンが重
なりあっている場合に有効である。
【0056】このように各クラスタへの帰属を上記2つ
のいずれの方法において行うかは、対象となる分布パタ
ーンの性質に応じて定める。
【0057】このようにして、各血球の最終的な帰属度
を定め、これを利用して各クラスタC1乃至C5に属す
る血球の数を計数する。
【0058】さらに、この実施例では、各クラスタの最
終的な重心位置、分布の広がり(最終的に設定した楕円
の長径及び短径)等を計算するので、これらを利用し
て、正常でない分布パターン(例えば病気を持つ患者の
血液を検査した場合、健康な人の血液を検査した場合の
各クラスタC1乃至C3の重心位置、分布の広がりとは
異なったものとなる。)であるか否かの判定を行うこと
ができる。
【0059】解析装置20に市販されている32ビット
のパーソナルコンピュータを用いて、実際にこの実施例
を実行した場合の結果を説明する。図9は、正常な検体
のスキャッタグラム、図10、図11は異常検体のスキ
ャッタグラムである。図9乃至図11における(a)
は、分類する前の分布データF(x1、x2)を表して
おり、同(b)は、分類後の分布データである。なお、
図9乃至図11において、符号46はリンパ球のクラス
タC1、同48は単球のクラスタC2、同50は顆粒球
のクラスタC3、同52はゴーストのクラスタC4、同
54はその他の粒子のクラスタC5である。この実施例
によれば、正常検体も異常検体も、共に正しく分類でき
ている。
【0060】表1は、図8乃至図10の(a)に示した
分布データF(x1、x2)に対して、ニューラルネッ
トワーク24によって推定された重心位置と、その後の
クラスタリング処理により最終的に定まった重心位置と
を示している。両者はかなり近い値である。これによっ
て、ニューラルネットワーク24による推定の有用性が
分かる。
【0061】
【表1】
【0062】表2は、ニューラルネットワーク24によ
って推定された分散と、その後のクラスタリング処理に
より最終的に定まった分散とを示している。推定された
分散と最終的に定まった分散とでは若干の乖離が見られ
るが、最終に定まった分散をほぼ推定している。
【0063】
【表2】
【0064】表3は、ニューラルネットワーク24によ
る推定を用いた場合と、用いなかった場合とにおけるク
ラスタリング処理による最終的な重心位置の算出のため
になされた重心位置の演算回数を示している。正常検体
の場合には、ニューラルネットワーク24を用いた場合
と用いなかった場合とでは、差は見られなかったが、異
常検体の場合には、ニューラルネットワーク24によっ
て推定した方が、速やかに演算が収束しており、しかも
異常検体3(図11に分布データを示したもの)を対象
とした場合、推定なしでは良好な解析結果が得られなか
った。
【0065】
【表3】
【0066】上記の実施例では、血球の分類、計数に本
発明を実施したが、血球に限ったものではなく、他の粒
子の分類、計数にも本発明を実施することができる。ま
た、他の粒子を分類、計数する場合には、各クラスタの
重心位置から各粒子までの距離を求める場合、この実施
例とは異なり、ユークリッド距離を用いることができる
場合もある。
【0067】また、血球の検出には、この実施例で使用
したようなインピーダンスの変化を利用するもの以外
に、フローサイトメータによって1つ1つの粒子に対し
て散乱光や各種蛍光信号を得るものを使用することもで
きる。
【0068】さらに、上記の実施例では、各血球の特徴
パラメータは、2次元としたが、必ずしも2次元である
必要はなく、3次元以上とすることもできる。さらに、
上記の実施例で用いたニューラルネットワーク24で
は、出力層におけるニューロン間を結合しなかったが、
カテゴリーの数が多い場合には、出力層のニューロン間
に抑制性の結合を加え、特定のニューロンが興奮すれ
ば、その近傍のニューロンが抑制されるようなメカニズ
ムとしてもよい。
【0069】また、上記の実施例では、その他の粒子の
カテゴリーに対応するニューロンを1つだけ設けたが、
その他の粒子として、異なる種類のものが複数発生する
可能性がある場合には、その他の粒子として複数のニュ
ーロンを設けてもよい。また、上記の実施例では、ニュ
ーラルネットワークにおいて重心位置と、粒子数と、そ
の分散とを用いたが、最低限度、重心位置の推定のみを
用いてもよい。また、重心位置の推定と、粒子数の推定
とを用いてもよいし、重心位置の推定と、粒子の分散の
推定とを用いてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ニューラルネットワークによって分布データの各粒子の
重心位置を推定し、この重心位置を用いてクラスタリン
グを行っているので、クラスタリングに要する時間を短
縮することができる。また、このニューラルネットワー
クは、教師なしの学習ベクトル量子化法を用いたもので
あるので、教師データを必要としない。特に、重心位置
の推定に加えて、粒子数の推定値、及び(または)粒子
の分散の推定値も、クラスタリングに用いた場合には、
異常な分布やパターンや複雑な分布パターンに対してク
ラスタリングした場合でも、良好な分類結果を得られ
る。また、ニューラルネットワークの出力層の出力が、
分布データの特徴を表しているので、それを各種の異常
判定に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による粒子分析装置の1実施例の主要部
の詳細なブロック図である。
【図2】同実施例のブロック図である。
【図3】同実施例における血球の検出の説明図である。
【図4】同実施例において使用する分布データを示す図
である。
【図5】同実施例において使用するニューラルネットワ
ークの構成図である。
【図6】同実施例における粒子計数を説明するフローチ
ャートである。
【図7】同実施例における領域分割の説明図である。
【図8】同実施例における検出された粒子の重心までの
距離を求める方法の説明図である。
【図9】同実施例における正常な血球の分布データとこ
れを分類した結果を示す図である。
【図10】同実施例における異常な血球の一例の分布デ
ータとこれを分類した結果を示す図である。
【図11】同実施例における異常な血球の他の例の分布
データとこれを分類した結果を示す図である。
【符号の説明】
10 血球検出器 20 解析装置 21 表示装置 22 データ変換手段 24 ニューラルネットワーク 40 クラスタリング手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の粒子をそれぞれ測定することによ
    り、粒子個々に複数のパラメータからなる測定データを
    順次得て、これら測定データを上記各パラメータを基に
    分布データに変換する工程と、 上記パラメータの数に応じた数のニューロンにより構成
    された入力層を有し、予想されるカテゴリー数に対応し
    た数のニューロンにより構成された出力層を有するニュ
    ーラルネットワークに、上記測定データを順次入力し、
    教師なしの学習ベクトル量子化法を行い、少なくとも上
    記各カテゴリーに対応するクラスタごとにその重心ベク
    トル情報を有するクラスタ情報を推定する工程と、 上記推定工程によって得られたクラスタ情報を用いて、
    上記分布データをクラスタリングする工程と、を具備す
    る粒子分析方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の粒子分析方法において、
    上記推定工程で上記重心ベクトル情報の他に、上記粒子
    の粒子数を推定し、上記クラスタリング工程が、上記推
    定重心ベクトル情報と上記粒子の推定粒子数とを用い
    て、上記分布データをクラスタリングすることを特徴と
    する粒子分析方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の粒子分析方法において、
    上記推定工程で上記重心ベクトル情報の他に、上記粒子
    の分散情報を推定し、上記クラスタリング工程が、上記
    推定重心ベクトル情報と上記推定分散情報とを用いて、
    上記分布データをクラスタリングすることを特徴とする
    粒子分析方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の粒子分析方法において、
    上記推定工程で上記重心ベクトル情報の他に、上記粒子
    の粒子数及び分散情報を推定し、上記クラスタリング工
    程が、上記推定重心ベクトル情報、上記粒子の推定粒子
    数及び推定分散情報を用いて上記分布データをクラスタ
    リングすることを特徴とする粒子分析方法。
  5. 【請求項5】 複数の粒子が供給され、この粒子が通過
    するごとに、粒子個々に複数のパラメータからなる測定
    データを生成する粒子検出手段と、上記各測定データを
    上記複数のパラメータを基に分布データに変換する手段
    と、 上記パラメータの数に応じた数のニューロンにより構成
    された入力層を有し、予想されるカテゴリー数に対応し
    た数のニューロンにより構成された出力層を有し、上記
    測定データを順次入力し、教師なしの学習ベクトル量子
    化法を行い、少なくとも上記各カテゴリーに対応するク
    ラスタごとにその重心ベクトル情報を有するクラスタ情
    報を推定するニューラルネットワークと、 このニューラルネットワークから得られた上記クラスタ
    情報を用いて、上記分布データをクラスタリングするク
    ラスタリング手段と、を具備する粒子分析装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の粒子分析装置において、
    上記ニューラルネットワークが、上記推定重心ベクトル
    情報以外に、上記粒子の推定分散情報を出力し、上記ク
    ラスタリング手段が、上記推定重心ベクトル情報及び上
    記推定分散情報を用いて上記分布データをクラスタリン
    グすることを特徴とする粒子分析装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の粒子分析装置において、
    上記ニューラルネットワークが、上記推定重心ベクトル
    情報以外に、上記粒子の推定粒子数も出力し、上記クラ
    スタリング手段が、上記推定重心ベクトル情報及び上記
    推定粒子数を用いて上記分布データをクラスタリングす
    ることを特徴とする粒子分析装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の粒子分析装置において、
    上記ニューラルネットワークが、上記重心ベクトル情報
    以外に、上記粒子の推定粒子数及び推定分散情報を出力
    し、上記クラスタリング手段が、上記重心ベクトル情
    報、上記推定粒子数及び上記推定分散情報を用いて上記
    分布データをクラスタリングすることを特徴とする粒子
    分析装置。
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