JPH06324612A - 電子写真記録装置 - Google Patents

電子写真記録装置

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Publication number
JPH06324612A
JPH06324612A JP5110558A JP11055893A JPH06324612A JP H06324612 A JPH06324612 A JP H06324612A JP 5110558 A JP5110558 A JP 5110558A JP 11055893 A JP11055893 A JP 11055893A JP H06324612 A JPH06324612 A JP H06324612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning blade
fixing device
photoconductor
waste toner
electrophotographic recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP5110558A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunaga Hisama
数修 久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP5110558A priority Critical patent/JPH06324612A/ja
Publication of JPH06324612A publication Critical patent/JPH06324612A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーニングブレードの環境変化によるクリ
ーニング性能の低下を防止し、環境差に関係なく画像品
質を安定化させる。 【構成】 感光体1表面に残留した廃トナーを除去する
クリーニングブレード21の近傍に温度検知センサ25とヒ
ータ26とを設置し、CPU27は、クリーニングブレード
21近傍の温度が基準温度以下になったことを前記センサ
25からの検知信号で判断すると、前記ヒータ26を発熱さ
せて、クリーニングブレード21を加温し、温度変化によ
る変形劣化を防ぎ、クリーニング性能を安定化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ,プリン
タ,複写機等に適用され、クリーニングブレードを用い
て感光体表面に残留した廃トナーを除去,回収する回収
容器を備えた電子写真記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真記録装置は、一般的に、感光体
表面を均一に帯電した後、光書き込みをして静電潜像を
形成し、この静電潜像にトナーを付けて現像する。トナ
ー像は記録紙に転写され、トナー像が転写された記録紙
を加熱,加圧して像定着した後、排出する。
【0003】転写後の感光体に残留したトナーは、クリ
ーニングブレードで掻き落とされて、廃トナーとして回
収容器に回収され、さらに感光体表面の残留電荷は除電
される。
【0004】前記電子写真記録装置では、感光体に残留
したトナーを除去するクリーニング性能を良好にするこ
とは形成画像の画質を維持したり、装置内部のトナーに
よる汚染を防止する上で重要なことであり、クリーニン
グブレードにおける環境変化の対策として、特開平2−
208687号公報,特開平4−156492号公報に示されている
ように、クリーニングブレードの材質の改良や部材の追
加等で行われてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子写真記録装
置において用いられるクリーニングブレードは、通常、
ポリウレタンゴムで形成された板材である。
【0006】前記ポリウレタンゴム製のクリーニングブ
レードを用いることの問題点は、ポリウレタンゴムが環
境の変化を受けやすい材料であるため、クリーニング性
能も環境変化の影響を受けやすいことである。特に、低
温環境下ではクリーニングブレードは劣化変形しやすく
なり、クリーニング不良が発生しやすくなることが実験
等で確認されている。
【0007】本発明の目的は、クリーニングブレードの
環境変化によるクリーニング性能の低下を防止し、環境
差に関係なく画像品質を安定化させる電子写真記録装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、感光体表面に残留した廃トナーを除去す
るクリーニングブレードと、除去された廃トナーを回収
する回収容器とを備えた電子写真記録装置において、前
記クリーニングブレード近傍に設置された発熱体および
温度検知センサと、この温度検知センサからの温度検知
値が予め定められた基準値以下になった場合に、前記発
熱体を発熱させて前記クリーニングブレード近傍の温度
を上昇させるように制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする。
【0009】また前記電子写真記録装置において、前記
クリーニングブレード近傍に設置された発熱体と、所定
時間を計時するタイマと、このタイマの計時結果を受け
て前記発熱体を周期的に発熱させて前記クリーニングブ
レード近傍の温度を上昇させるように制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0010】また前記電子写真記録装置において、前記
クリーニングブレード近傍に設置された温度検知センサ
と、クリーニングブレードを感光体に押圧させるための
押圧手段と、前記温度検知センサからの温度検知値が予
め定められた基準値以下になった場合に、前記押圧手段
を動作させてクリーニングブレードを感光体に押圧する
量を増大させるように制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0011】また前記電子写真記録装置において、前記
クリーニングブレード近傍に設置された温度検知センサ
と、クリーニングブレードと感光体との当接角を変える
角度変更手段と、前記温度検知センサからの温度検知値
が予め定められた基準値以下になった場合に、前記角度
変更手段を動作させてクリーニングブレードと感光体と
の当接角を増大させるように制御する制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0012】さらに感光体から記録紙に転写されたトナ
ー像を定着させる加熱定着器と、感光体表面に残留した
廃トナーを除去するクリーニングブレードと、除去され
た廃トナーを回収する回収容器とを備えた電子写真記録
装置において、前記加熱定着器とクリーニングブレード
間に設置された通気路と、作像動作の直前に前記加熱定
着器を動作させて、加熱定着器の発熱により生じた暖気
を前記通気路を通してクリーニングブレードまで送り込
ませるように制御する制御手段とを備えたことを特徴と
する。
【0013】また前記電子写真記録装置において、前記
加熱定着器とクリーニングブレード間に設置された通気
路と、クリーニングブレード近傍に設置された温度検知
センサと、前記温度検知センサからの温度検知値が予め
定められた基準値以下になった場合に、前記加熱定着器
を動作させて、加熱定着器の発熱により生じた暖気を前
記通気路を通してクリーニングブレードまで送り込ませ
るように制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0014】また前記電子写真記録装置において、前記
加熱定着器とクリーニングブレード間に設置された通気
路と、この通気路を開閉するための弁体と、所定時間を
計時するタイマと、このタイマの計時結果を受けて前記
加熱定着器を周期的に動作させておき、作像動作の直前
に前記弁体を動作させて前記通気路を開通状態にして、
加熱定着器の発熱により生じた暖気を通気路を通してク
リーニングブレードまで送り込ませるように制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】また前記電子写真記録装置において、前記
加熱定着器とクリーニングブレード間に設置された通気
路と、この通気路を開閉するための弁体と、クリーニン
グブレード近傍に設置された温度検知センサと、所定時
間を計時するタイマと、このタイマの計時結果を受けて
前記加熱定着器を周期的に動作させておき、前記温度検
知センサからの温度検知値が予め定められた基準値以下
になった場合に前記弁体を動作させて前記通気路を開通
状態にして、加熱定着器の発熱により生じた暖気を通気
路を通してクリーニングブレードまで送り込ませるよう
に制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】前記構成の電子写真記録装置では、クリーニン
グブレード近傍の温度が温度検知センサで監視されて基
準温度以下であると、発熱体でクリーニングブレード近
傍の雰囲気温度を上昇させることでクリーニングブレー
ドの温度変化による変形劣化を防ぎ、クリーニング性能
を安定化して、環境差に影響されずに画像品質を安定さ
せる。
【0017】またタイマの計時により一定時間ごとに、
発熱体でクリーニングブレード近傍の雰囲気温度を上昇
させることで、前記と同様にクリーニングブレードの温
度変化による変形劣化を防ぐ。
【0018】またクリーニングブレード近傍が基準温度
以下であることを検知すると、クリーニングブレードを
感光体に強く押圧することによって、クリーニングブレ
ードの温度変化による変形劣化の影響をなくしてクリー
ニング性能を安定化させる。
【0019】またクリーニングブレード近傍が基準温度
以下であることを検知すると、クリーニングブレードと
感光体との当接角を増大させることによって、クリーニ
ングブレードの温度変化による変形劣化の影響をなくし
てクリーニング性能を安定化させる。
【0020】さらに加熱定着器を利用し、加熱定着器を
作像動作直前に動作させて、加熱定着器の発熱により生
じた暖気を通気路を通して、クリーニングブレード近傍
の雰囲気温度を上昇させることで、前記と同様にクリー
ニングブレードの温度変化による変形劣化を防ぐ。
【0021】またクリーニングブレード近傍が基準温度
以下であることを検知すると、加熱定着器を動作させ
て、前記と同様にしてクリーニングブレード近傍の雰囲
気温度を上昇させることで、クリーニングブレードの温
度変化による変形劣化を防ぐ。
【0022】またタイマの計時により一定時間ごとに加
熱定着器を動作させ、作像動作直前に通気路の弁体を開
いて暖気をクリーニングブレード近傍に送ることで、必
要時のみクリーニングブレード近傍の雰囲気温度を上昇
させる。
【0023】またクリーニングブレード近傍の温度を監
視し、前記と同様に一定時間ごとに加熱定着器を動作さ
せておき、基準温度以下になると通気路の弁体を開いて
暖気をクリーニングブレード近傍に送ることも可能にな
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0025】図2は本発明の第1実施例全体の概略構成
図であり、1は3本のローラ2で支持駆動されるベルト
状の感光体、3は除電用ランプ、4は帯電器、5は露光
用光学系、6は現像器、7はレジストローラ、8は転写
器、9はクリーニング部、10は加熱定着器、11は排
紙トレイ12に記録紙を排出する排紙ローラ、13は記録紙
Pを収納する給紙カセット、14は給紙カセット13に収納
されている記録紙Pを送り出すピックアップコロ、15は
記録紙Pを1枚ずつ搬送する分離搬送ローラである。
【0026】図2において、感光体1は、表面を帯電器
4で均一に帯電された後、露光用光学系5から画像信号
に基づいて出射するレーザ光によって光書き込みされて
静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器6でトナ
ー現像され、トナー像が、レジストローラ7によってタ
イミングがとられて搬送される記録紙Pに転写器8で転
写される。
【0027】転写後の記録紙Pは、加熱定着器10で像定
着された後に排紙ローラ11によって排紙トレイ12に排出
される。また転写後の感光体1表面の未転写トナーは、
廃トナーとしてクリーニング部9で掻き取られて回収さ
れる。感光体1表面のクリーニングがなされた後、残留
電荷は除電用ランプ3の光照射によって除電される。
【0028】図1は前記第1実施例におけるクリーニン
グ部部分の構成図であり、クリーニング部9は、ホルダ
20に一端が固定され、他端が感光体1表面に当接するポ
リウレタンゴム等で形成されているクリーニングブレー
ド21と、このクリーニングブレード21によって掻き落と
された感光体1表面の残留トナーを収納するトナー回収
室22と、クリーニングブレード21で掻き落とされた残留
トナーをトナー回収室22内へ送り込む回転羽根23とを備
えている。
【0029】前記クリーニング部9のクリーニングブレ
ード21に比較的近い部分には、温度検知用のセンサ25と
発熱体であるヒータ26とが設置されている。27は各部を
コントロールするCPU(中央演算処理部)である。
【0030】図1において、感光体1に付着している残
留トナーは、クリーニングブレード21によって掻き落と
され、回転羽根23の回転運動によりホルダ20上に掻き上
げられて、トナー回収室22の内部に蓄積される。
【0031】そしてCPU27は、センサ25の検知により
クリーニングブレード21近傍の温度が予め定められた基
準値以下になったと判断すると、ヒータ26を発熱させて
前記クリーニングブレード21近傍の温度を上昇させる。
【0032】このようにしてクリーニングブレード21近
傍の雰囲気温度を略一定に維持することにより、クリー
ニングブレード21の温度変化による変形劣化を防ぎ、ク
リーニング性能を安定化して、環境差に影響されずに画
像品質を安定化させることができる。
【0033】図3は本発明の第2実施例におけるクリー
ニング部部分の構成図であり、この第2実施例では、ク
リーニングブレード21近傍に設置されたヒータ26の発熱
を周期的に行うためにタイマ30を備えたものであって、
CPU27にてタイマ30の計時により一定時間ごとにヒー
タ26を発熱させることで、クリーニングブレード21近傍
の雰囲気温度を略一定に維持するようにしている。
【0034】図4は本発明の第3実施例におけるクリー
ニング部部分の構成図であり、この第3実施例では、ク
リーニングブレード21のホルダ20に押圧手段を構成する
回転軸35を固定し、この回転軸35を駆動歯車36,37,38
を介してモータ制御部39で回転駆動させることで、感光
体1に対するクリーニングブレード21の押圧力を変化さ
せている。
【0035】すなわち、CPU27は、クリーニングブレ
ード21近傍に設置された温度検知用のセンサ25の検知に
よって、雰囲気温度が基準温度以下であると判断する
と、モータ制御部39に制御信号を送り、駆動歯車36〜38
を回転駆動させて、回転軸35を反時計方向に回転させ
る。
【0036】前記回転軸35の回転によってホルダ20を介
してクリーニングブレード21が反時計方向に回動し、ク
リーニングブレード21の感光体1に対する押圧力を増大
させ、温度変化によるクリーニングブレード21の変形劣
化によるクリーニング性能の低下を防いでいる。
【0037】低温環境下でのクリーニング不良が、クリ
ーニングブレード21の押圧力の増大で解消できること
は、実験等により確認されている。
【0038】図5は本発明の第4実施例におけるクリー
ニング部部分の構成図であり、この第4実施例では、ク
リーニングブレード21の感光体1に対する当接角θを変
化させることで、温度変化によるクリーニングブレード
21の変形劣化によるクリーニング性能の低下を防いでい
る。
【0039】図5において、クリーニングブレード21に
おける感光体1との当接端と反対端には引張スプリング
40が設けられ、またクリーニングブレード21の引張スプ
リング40の設置側には角度変更手段である偏心カム41が
設けられており、偏心カム41を駆動歯車42,43を介して
モータ制御部44で回転駆動させるようにしている。
【0040】そしてCPU27は、クリーニングブレード
21近傍に設置された温度検知用のセンサ25によって、雰
囲気温度が基準温度以下であると判断すると、モータ制
御部44に制御信号を送り、駆動歯車42,43を回転駆動さ
せて偏心カム41を時計方向に回動させ、偏心カム41の長
径部で引張スプリング40の引張力に抗してクリーニング
ブレード21を2点鎖線の状態から実線の状態になるよう
に押圧し、図6に示した当接角θを変化させる。
【0041】低温環境下でのクリーニング不良が前記当
接角θの増大で解消できることは、実験等により確認さ
れている。
【0042】図7は本発明の第5実施例におけるクリー
ニング部部分の構成図であり、クリーニング部9の構成
は、図1の第1実施例におけるクリーニング部9と同じ
であって、ホルダ20と、クリーニングブレード21と、ト
ナー回収室22と、回転羽根23とからなっており、既述し
たような感光体1に対するクリーニング動作を行う。
【0043】また10は加熱定着器であって、線状ヒータ
50が内蔵されているヒートローラ51と、このヒートロー
ラ51と接している加圧ローラ52からなっている。前記ヒ
ートローラ51と、クリーニング部9の下側のクリーニン
グブレード21近傍との間には湾曲した通気路53が設置さ
れている。
【0044】図7において、CPU27は、図2に基づい
て説明した電子写真記録装置における作像動作開始直前
にヒートローラ51の線状ヒータ50に通電して発熱させ、
発生した暖気Hを通気路53を通して放出し、クリーニン
グブレード21近傍の雰囲気温度を上昇させて、クリーニ
ングブレード21を暖めることで、温度変化によるクリー
ニングブレード21の変形劣化を防いでいる。そしてクリ
ーニングブレード21の加温の後に、電子写真記録装置に
おいて作像動作(露光,現像,転写,クリーニング,定
着)を行うようにする。
【0045】図8は本発明の第6実施例におけるクリー
ニング部部分の構成図であり、この第6実施例が前記第
5実施例と異なる点は、クリーニングブレード21近傍に
温度検知用のセンサ25を設置した構成にあって、CPU
27は、センサ25の検知によりクリーニングブレード21近
傍の温度が予め定められた基準値以下になったと判断す
ると、前記第5実施例と同様にヒートローラ51の線状ヒ
ータ50に通電して、通気路53を通して暖気Hを放出する
ことで、クリーニングブレード21を暖めるようにしてい
る。そしてクリーニングブレード21の加温の後に、電子
写真記録装置において作像動作を行わせるようにする。
【0046】図9は本発明の第7実施例におけるクリー
ニング部部分の構成図であり、この第7実施例は、前記
第5,第6実施例と同一構造の通気路53の一部に、通気
路53を開閉する弁体55を設けており、さらに所定時間を
計時するためのタイマ30を備えている。
【0047】CPU27は、タイマ30の計時により一定時
間ごとにヒートローラ51の線状ヒータ50に通電して発熱
させておき、電子写真記録装置における作像動作開始直
前に弁体55を開き、暖気Hを通気路53を通して放出し、
クリーニングブレード21近傍の雰囲気温度を上昇させる
ようにしている。
【0048】このように必要時のみクリーニングブレー
ド21近傍の雰囲気温度を上昇させることによって、不要
な加温による悪影響を防ぐことができる。
【0049】図10は本発明の第8実施例におけるクリー
ニング部部分の構成図であり、この第8実施例は、前記
第7実施例と同一構成に、クリーニングブレード21近傍
に温度検知用のセンサ25を設置した構成であって、基本
的動作は第7実施例と同一であるが、CPU27は、作像
動作開始直前において、センサ25の検知によりクリーニ
ングブレード21近傍の温度が予め定められた基準値以下
になったと判断したときに通気路53の弁体55を開き、暖
気Hを通気路53を通して放出し、クリーニングブレード
21近傍の雰囲気温度を上昇させるようにしている。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子写真
記録装置は、請求項1記載の構成によれば、クリーニン
グブレード近傍の温度が基準温度以下であると発熱体を
発熱させて、前記クリーニングブレード近傍の温度を上
昇させることができ、クリーニングブレードの温度変化
による変形劣化が防げ、クリーニング性能を安定化でき
て、環境差に関係なく画像品質を安定にすることができ
る。
【0051】請求項2記載の構成によれば、クリーニン
グブレード近傍の温度を一定時間ごとに上昇させること
ができるので、前記と同様にして環境差に関係なく画像
品質を安定にすることができる。
【0052】請求項3記載の構成によれば、クリーニン
グブレード近傍の温度が基準温度以下であると、クリー
ニングブレードを感光体に強く押圧させることでクリー
ニングブレードの温度変化による変形劣化の影響をなく
すことができ、環境差に関係なく画像品質を安定にする
ことができる。
【0053】請求項4記載の構成によれば、クリーニン
グブレード近傍の温度が基準温度以下であると、クリー
ニングブレードの感光体に対する当接角を増大させるこ
とでクリーニングブレードの温度変化による変形劣化の
影響をなくすことができ、環境差に関係なく画像品質を
安定にすることができる。
【0054】請求項5記載の構成によれば、加熱定着器
を作像動作直前に動作させて、加熱定着器の発熱により
生じた暖気を用いてクリーニングブレードを暖めること
ができ、クリーニングブレードの温度変化による変形劣
化が防げ、クリーニング性能を安定化できて、環境差に
関係なく画像品質を安定にすることができる。
【0055】請求項6記載の構成によれば、クリーニン
グブレード近傍の温度が基準温度以下である場合、加熱
定着器を動作させることで、前記請求項5の構成と同様
の効果を奏する。
【0056】請求項7記載の構成によれば、一定時間ご
とに加熱定着器を動作させておき、作像動作直前に通気
路の弁体を開いて暖気によるクリーニングブレードの加
温を可能にすることで、不要な加温による悪影響が防
げ、前記請求項5記載の構成と同様の効果を奏する。
【0057】請求項8記載の構成によれば、請求項7記
載の構成に加えてクリーニングブレード近傍が基準温度
以下である場合に、前記暖気によるクリーニングブレー
ドの加温を可能にすることで、不要な加温による悪影響
がより確実に防げ、しかも前記請求項5記載の構成と同
様な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真記録装置の第1実施例におけ
るクリーニング部部分の構成図である。
【図2】第1実施例全体の概略構成図である。
【図3】本発明の第2実施例におけるクリーニング部部
分の構成図である。
【図4】本発明の第3実施例におけるクリーニング部部
分の構成図である。
【図5】本発明の第4実施例におけるクリーニング部部
分の構成図である。
【図6】クリーニングブレードの当接角θの説明図であ
る。
【図7】本発明の第5実施例におけるクリーニング部部
分の構成図である。
【図8】本発明の第6実施例におけるクリーニング部部
分の構成図である。
【図9】本発明の第7実施例におけるクリーニング部部
分の構成図である。
【図10】本発明の第8実施例におけるクリーニング部
部分の構成図である。
【符号の説明】
1…感光体、 9…クリーニング部、 10…加熱定着
器、 20…ホルダ、 21…クリーニングブレード、 22
…トナー回収室、 23…回転羽根、 25…センサ (温度
検知センサ)、 26…ヒータ(発熱体)、 27…CPU(制
御手段)、 30…タイマ、 35…回転軸(押圧手段)、 3
6,37,38,42,43…駆動歯車、 39,44…モータ制御
部、 41…偏心カム(角度変更手段)、 50…線状ヒー
タ、 51…ヒートローラ、 52…加圧ローラ、 53…通
気路、 55…弁体。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体表面に残留した廃トナーを除去す
    るクリーニングブレードと、除去された廃トナーを回収
    する回収容器とを備えた電子写真記録装置において、前
    記クリーニングブレード近傍に設置された発熱体および
    温度検知センサと、この温度検知センサからの温度検知
    値が予め定められた基準値以下になった場合に、前記発
    熱体を発熱させて前記クリーニングブレード近傍の温度
    を上昇させるように制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする電子写真記録装置。
  2. 【請求項2】 感光体表面に残留した廃トナーを除去す
    るクリーニングブレードと、除去された廃トナーを回収
    する回収容器とを備えた電子写真記録装置において、前
    記クリーニングブレード近傍に設置された発熱体と、所
    定時間を計時するタイマと、このタイマの計時結果を受
    けて前記発熱体を周期的に発熱させて前記クリーニング
    ブレード近傍の温度を上昇させるように制御する制御手
    段とを備えたことを特徴とする電子写真記録装置。
  3. 【請求項3】 感光体表面に残留した廃トナーを除去す
    るクリーニングブレードと、除去された廃トナーを回収
    する回収容器とを備えた電子写真記録装置において、前
    記クリーニングブレード近傍に設置された温度検知セン
    サと、クリーニングブレードを感光体に押圧させるため
    の押圧手段と、前記温度検知センサからの温度検知値が
    予め定められた基準値以下になった場合に、前記押圧手
    段を動作させてクリーニングブレードを感光体に押圧す
    る量を増大させるように制御する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子写真記録装置。
  4. 【請求項4】 感光体表面に残留した廃トナーを除去す
    るクリーニングブレードと、除去された廃トナーを回収
    する回収容器とを備えた電子写真記録装置において、前
    記クリーニングブレード近傍に設置された温度検知セン
    サと、クリーニングブレードと感光体との当接角を変え
    る角度変更手段と、前記温度検知センサからの温度検知
    値が予め定められた基準値以下になった場合に、前記角
    度変更手段を動作させてクリーニングブレードと感光体
    との当接角を増大させるように制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする電子写真記録装置。
  5. 【請求項5】 感光体から記録紙に転写されたトナー像
    を定着させる加熱定着器と、感光体表面に残留した廃ト
    ナーを除去するクリーニングブレードと、除去された廃
    トナーを回収する回収容器とを備えた電子写真記録装置
    において、前記加熱定着器とクリーニングブレード間に
    設置された通気路と、作像動作の直前に前記加熱定着器
    を動作させて、加熱定着器の発熱により生じた暖気を前
    記通気路を通してクリーニングブレードまで送り込ませ
    るように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    電子写真記録装置。
  6. 【請求項6】 感光体から記録紙に転写されたトナー像
    を定着させる加熱定着器と、感光体表面に残留した廃ト
    ナーを除去するクリーニングブレードと、除去された廃
    トナーを回収する回収容器とを備えた電子写真記録装置
    において、前記加熱定着器とクリーニングブレード間に
    設置された通気路と、クリーニングブレード近傍に設置
    された温度検知センサと、前記温度検知センサからの温
    度検知値が予め定められた基準値以下になった場合に、
    前記加熱定着器を動作させて、加熱定着器の発熱により
    生じた暖気を前記通気路を通してクリーニングブレード
    まで送り込ませるように制御する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子写真記録装置。
  7. 【請求項7】 感光体から記録紙に転写されたトナー像
    を定着させる加熱定着器と、感光体表面に残留した廃ト
    ナーを除去するクリーニングブレードと、除去された廃
    トナーを回収する回収容器とを備えた電子写真記録装置
    において、前記加熱定着器とクリーニングブレード間に
    設置された通気路と、この通気路を開閉するための弁体
    と、所定時間を計時するタイマと、このタイマの計時結
    果を受けて前記加熱定着器を周期的に動作させておき、
    作像動作の直前に前記弁体を動作させて前記通気路を開
    通状態にして、加熱定着器の発熱により生じた暖気を通
    気路を通してクリーニングブレードまで送り込ませるよ
    うに制御する制御手段とを備えたことを特徴とする電子
    写真記録装置。
  8. 【請求項8】 感光体から記録紙に転写されたトナー像
    を定着させる加熱定着器と、感光体表面に残留した廃ト
    ナーを除去するクリーニングブレードと、除去された廃
    トナーを回収する回収容器とを備えた電子写真記録装置
    において、前記加熱定着器とクリーニングブレード間に
    設置された通気路と、この通気路を開閉するための弁体
    と、クリーニングブレード近傍に設置された温度検知セ
    ンサと、所定時間を計時するタイマと、このタイマの計
    時結果を受けて前記加熱定着器を周期的に動作させてお
    き、前記温度検知センサからの温度検知値が予め定めら
    れた基準値以下になった場合に前記弁体を動作させて前
    記通気路を開通状態にして、加熱定着器の発熱により生
    じた暖気を通気路を通してクリーニングブレードまで送
    り込ませるように制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする電子写真記録装置。
JP5110558A 1993-05-12 1993-05-12 電子写真記録装置 Pending JPH06324612A (ja)

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