JPH0632368A - トレー入り製品用密封シール - Google Patents

トレー入り製品用密封シール

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JPH0632368A
JPH0632368A JP5119360A JP11936093A JPH0632368A JP H0632368 A JPH0632368 A JP H0632368A JP 5119360 A JP5119360 A JP 5119360A JP 11936093 A JP11936093 A JP 11936093A JP H0632368 A JPH0632368 A JP H0632368A
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JP
Japan
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tray
product
layer
sealing film
film
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5119360A
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English (en)
Inventor
James M Kilton
ジエイムズ・エム・キルトン
Robert M Ludwick
ロバート・エム・ルドウイツク
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WR Grace and Co
Original Assignee
WR Grace and Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気密包装する。 【構成】 製品を保持するトレーを備え、このトレー
は、好ましくは、例えば熱可塑性発泡材料の剛性内側層
及びポリウレタンのような液体不透性材料の外側層又は
ポリビニリデンアルコールのような液体及び気体の不透
性材料のラミネートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気密な囲いを提供する
気密トレーシステムに関し、このトレーシステムは、好
ましくは食肉のような食料品用のリキッドタイト容器、
又はリキッドタイトでかつ気密な容器である。本発明は
また密閉トレーシステム内の製品の包装方法にも関係す
る。
【0002】
【従来技術及びその課題】種々の形式の熱可塑性合成樹
脂層のラミネートが包装及び容器産業において広く使わ
れてきた。容器及び包装は、バリヤー材料の気体不透性
の層又はフィルム、接着剤層及び剛性材料の層を含んだ
複合層で作られてきた。
【0003】剛性材料としては、高衝撃発泡ポリスチレ
ンが広く受け入れられることが見いだされている。米国
特許第4332858号及び第4558099号に開示
されたような種々の熱可塑性樹脂材料は、優秀な耐衝撃
性及び耐熱性を有することが知られている。その他の適
切な発泡性材料又は米国特許第3748218号に開示
された剛性ポリ塩化ビニル(PVC)シートのような非
発泡性材料が、これらの優秀な機械的特性に基づき剛性
層を形成するために使用されてきた。しかし、かかる剛
性材料は、典型的には、高度の気体移動を有するに十分
な多孔質である。従って、食品包装のような気密を必要
とする用途においては、剛性材料は、その食品と接する
側に、気体不透性材料の可撓性プラスチック層又はフィ
ルムが貼り合わせられ、望ましくない包装内への気体の
透過に対するバリヤーを形成する。
【0004】「バリヤー」は、気体の透過、通常は酸素
の透過に対する障壁であるプラスチックを呼ぶために、
プラスチック工業において使用される技術用語である。
幾分かの酸素は、なお可撓性プラスチックフィルムを通
過するであろうが、良好な酸素バリヤーとして特徴付け
られたこれらのフィルムについては、酸素の透過は極め
て少ないであろう。良好な酸素バリヤーとして知られる
典型的な可撓性プラスチックフィルムは、ポリ塩化ピリ
ニデン樹脂、エチレン・ビニルアルコール樹脂、又はナ
イロン樹脂で作られたものである。ほとんど総てのプラ
スチック可撓性フィルムは液体に対する良好なバリヤー
である。従って、用語バリヤーのプラスチック工業にお
ける通常の使用との混乱をさけるために、液体に対する
バリヤーを呼びたい場合には、用語「リキッドタイト」
又は「液体バリヤー」又は「液体不透性」が使用される
であろう。
【0005】保護バリヤーフィルムとして、気体不透性
のポリ塩化ビリニデン(サランとして一般に知られ、こ
れは、米国においては、これは商品名ではなく一般名と
なっている)製のシートが好ましい。米国特許第345
8392号、第3654069号及び第4335181
号は、プラスチックフィルムに貼り合わせられた剛性層
の複層システムを例示する。
【0006】食品包装に普通に使用されるラミネートの
1形式は、2層の剛性ポリスチレンの間に挟まれたサラ
ン又はその他のバリヤープラスチック材料の層で作られ
る。米国特許第3748218号及び第4659785
号は、中間層が2層又はより多数層の剛性材料の間の中
央に置かれた包装用ラミネートを開示する。
【0007】容器として使用される別の公知形式のラミ
ネートは、外側(外面)の剛性層及び容器内の製品に面
する内側(内面)のバリヤー層を含む。米国特許第37
93135号、第3798103号、第4076570
号、第4111349号及び第4832775号は、食
品又はその他の内容物と接触する内面を形成するバリヤ
ーフィルムが下張りの剛性基層により補強されて形成さ
れた包装用又は容器用のラミネートを明らかにする。
【0008】別の公知の包装システムは蓋としてバリヤ
ーフィルムを使用する。例えば、米国特許第33281
96号及び第4055672号は、不透性の蓋が製品を
包むようにトレー又は容器の縁又は口に接着される包装
システムを開示する。
【0009】剛性材料への可撓性フィルムの貼合わせは
公知であり、標準の接着剤により達成することができ
る。かかる貼合わせは上述の特許の多くに明らかにされ
る。これら特許の総ての開示はここに参考資料として組
み入れられる。一方、包装の内側にバリヤー層を有する
公知の包装は、品質を低下させ又は汚染させ、製品の貯
蔵寿命を短縮させかつ好ましくない外観にする可能性の
ある包装の外部環境からの液体又は湿気を弾き出すこと
に対して好ましくない疑いがある。
【0010】更に、バリヤーフィルムのラミネート層が
少しもない発泡ポリスチレンで作られた通常の容器の内
容物を囲むために上包み又はフィルム状の蓋が使用され
るときは、トレー及びその中に入れられた製品を気密に
囲む優秀な封鎖は、これを得ることが困難である。上包
み又は蓋は、発泡ポリスチレンのような剛性発泡層より
なるトレーをよく密閉できない。上包みがそれ自体に接
着される通常の包装は、例えば肉の汁(パージ(pur
ge))の漏洩の傾向があり、かつ空気が入ることを許
し、包装製品の鮮度低下と腐敗とを招く。更に、剛性蓋
と縁の内側の接着シーラントとを有する典型的な包装シ
ステムにおいては、密閉するためには、蓋が正しい位置
において接着されるように製品を縁より下方に置くこと
が必要である。
【0011】本発明の目的は、公知システムの上述の欠
点を克服する包装又は容器トレーシステムを提供するこ
とである。
【0012】本発明の別の目的は、外面の流体不透層及
びこの流体不透層に貼り合わせられた剛性支持層を有す
るトレー、及びトレー内容物をリキッドタイト、好まし
くは気体不透性に囲む層に接着された不透性のフィルム
又は上包みを備えたトレーシステムを提供することであ
る。
【0013】本発明の更に別の目的は、優秀な耐久性及
び不透性を有する外側バリヤー並びに望ましい機械的特
性を有する剛性材料の内側層のトレーラミネートを提供
することである。
【0014】本発明のなお別の目的は、美的な外観を与
えると同時に製品を効果的に包装しうる密閉トレーシス
テムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明により、液体不透
性でありかつ好ましくはバリヤー層でもある可撓性プラ
スチックフィルムの層を有し、前記可撓性プラスチック
フィルムがトレーの外側又は外面あるいは底層を形成
し、更に剛性材料の内側又は内面の層を有し、これによ
り可撓性不透性フィルムの上包みを底面バリヤーに接着
して効果的なシールを形成できる有利なトレーシステム
が得られる。定義により、「流体不透性」又は「流体不
浸透性]は可撓性フィルムが液体に対して常に不透性で
あり、かつ気体に対しても不透性であることを意味する
と意図される。これが気体に対しても不透性であるとき
は、これは、上述のようにポリ塩化ビニリデン、エチレ
ン・ビニルアルコール共重合体、又はナイオンで作られ
たものと同様なバリヤーフィルムである。
【0016】更に、本発明のラミネートトレーの手段に
より、トレー内に置かれた肉製品からの血のような液体
の包装からの漏洩をトレー内の吸収パッドが有利に制止
し、同時に貯蔵寿命及び包装製品の鮮度を延長する耐久
性のある外側の流体不透層が効果的に提供される。
【0017】従って、本発明のトレーは、リキッドタイ
トでかつ気体透過性の可撓性フィルム層の使用を可能と
し、これによりトレーは、通気はするがトレー包装から
の液体の実質的な漏洩は防止する。食用鳥のようなある
種の製品の包装には、リキッドタイトではあるが気体透
過性である密閉トレーが望ましい。典型的なかかる可撓
性フィルムは、ウオルター・ビー・ミューラーの198
6年10月14日付け米国特許第4617241号に開
示された加熱収縮可能なフィルムであり、このフィルム
は、販売コードSSD−310で、また販売コードSS
D−350で霧防止型のものがクライオバック(Cry
ovac)より市販される。かかるフィルムは、非収縮
型であるが同様に使用することができる。
【0018】従って、本発明は、(a)製品;(b)前
記製品を保持するためのトレー、前記トレーは頂面と底
面とを備え、更に前記トレーは(i)トレー頂面を定め
る剛体層を含んだ少なくも1個の内側層と(ii)前記少
なくも1個の内側層に貼り合わせられてトレー底面を定
める流体不透性の外側層とを有し;及び(c)前記外側
層に接着され液漏れなしの製品の囲みを形成する流体不
透性の密閉用フィルム、を備え、これにより前記製品が
前記流体不透性密閉用フィルムと前記トレー頂面との間
に置かれる製品包装用の密閉トレーシステムを提供す
る。
【0019】本発明は、(a)トレーの頂面に製品を置
き、前記トレーは(i)トレー頂面を形成する剛体層を
有する少なくも1個の内側層と(ii)前記少なく1個の
内側層に貼り合わせられトレー底面を形成する流体不透
性の外側層とを有し;そして(b)流体不透性の密閉用
フィルムで製品を包み更に外側層に密閉用フィルムを接
着することにより製品を囲んだ液漏れなしのシールを形
成することを含んだ密閉トレーシステム内の製品の包装
方法も提供する。
【0020】本発明のこれら及びその他の目的及び利点
は好ましい実施例の以下の詳細な説明より明らかになる
であろう。
【0021】
【実施例】本発明の密閉トレーシステムは、製品、前記
製品を保持するトレー、及び製品の囲みを形成する流体
不透性密閉用フィルムを備える。トレーは頂面及び底面
を有し、更にトレーは(a)トレー頂面を定める剛体層
を有する少なくも1個の内側層と(b)前記少なく1個
の内側層に貼り合わせられトレー底面を定める流体不透
性の外側層とを備える。密閉用フィルムが外側層に接着
され、これにより前記製品は前記流体不透性密閉用フィ
ルムと前記トレー頂面との間に置かれる。好ましい実施
例においては、外側層は気体及び液体に対して不透性で
ある。食用鳥の包装については、外側層及び密閉用フィ
ルムは液体不透性であるが気体透過性であるべきであ
る。これに反し、新鮮な赤身の肉については、両者とも
液体不透性でかつ気体不透性であるべきである。
【0022】使用時には、トレー頂面を形成する剛体層
を有する少なくも1個の内側層及び少なくも1個の内側
層に貼り合わせられてトレー底面を形成する流体不透性
の外側層を備えたトレー頂面に製品を置くことを含んだ
方法により製品を包装することができる。次いで、流体
不透性フィルムで製品を上包みし更に外側層にフィルム
を接着することによ製品の周りに流体不透性の封鎖が形
成される。
【0023】図1及び2に示された密閉トレーシステム
の好ましい実施例においては、トレー1は2層ラミネー
トである。このシステムは、剛体の内側層1A及び酸素
に対するバリヤーでありかつ液体不透性であるトレー底
面の外側層1Bのラミネートから形成されたトレー1を
含む。このシステムは、肉のような製品3を包む流体不
透性フィルム2も備える。
【0024】図2に示されるように、上包みの密閉用フ
ィルム2の縁2A,2Bの総ては、トレー底面の周囲1
Cの内側の適切な点において外側層1Bに接着される。
従って、フィルム2は外側バリヤー層1Bの部分と重な
り、2重式の流体不透性トレーシステムを形成する。フ
ィルム2が2重の一方を形成し、外側1Bが他方を形成
する。
【0025】図示はされないが、トレー底面全部がフィ
ルムで覆われようにフィルム2を接着し、これによりト
レー底面全体に亙る2重の流体不透層が提供されること
が理解される。あるいは、外側層1Bの表面面積の一部
分をフィルム2により覆わずに残すことができる。空気
透過性でかつリキッドタイトの層1Bを使ったときは、
フィルムの縁2A、2Bは外側層の適切な面積を覆わず
に残し、製品3に十分な通気性を与えるように接着され
ることが好ましい。
【0026】図3ないし7に描かれた4重の流体不透性
の実施例においては、図3に示されるように、製品3を
容れたトレー1の上にまずフィルム2が置かれる。次
に、図4に示されたようにトレーの周りに筒を形成する
ように、密閉用フィルム2の縁2Aが互いに近寄らされ
る。次に、本質的に同時に、縁2Aが領域2Cにおいて
トレー1の外面1Bに接着され、密閉用フィルム2が図
5及び6に示されるようにトレー1の周りにきちんと置
かれピンと張られる(ただし、図5及び6には見えない
が図7のトレー1の底面図に見られるトレー1の外面1
Bの領域2Cを除く)。密閉用フィルムの縁2Aが図5
及び6に示されるように外側層1Bに接着された後で、
密閉用フィルム2は図7に示されるようにそれ自体に接
着される。このようにして、トレー1と製品3の全部が
フィルム2により有利に囲まれ、重なっているフィルム
2と外側層1Bとの手段により、包装されたトレー底面
に4重の流体不透性の面が形成される。
【0027】図3ないし7に示された実施例を作る方法
に従って、1枚の適切な寸法のフィルム2がトレー1及
びトレー1内に保持されている製品3の上方に置かれ、
次にフィルム2が製品とトレーの周りに巻かれる。フィ
ルム2の両側の縁2Aが中央接着区域2Cにおいて外側
層1Bに加熱接着され、これにより図4、5、及び6に
示されるようにフィルム2の筒の中にトレー1を取り囲
む。次いで、フィルムの別の両側の二つの縁2B(即
ち、フィルムの筒の開口端部)がトレー1の下側に回さ
れ、既に外側層1Bに接着されているフィルム2の表面
に熱接着され、図7に示されたような包装された製品を
形成する。
【0028】トレー要素1の別の実施例においては、複
数の内側層が外側の流体不透層1Bに貼り合わせられ
る。内側層の少なくも一つは剛性材料1Aより形成され
る。例えば、内側層は剛体発泡層の間に挟まれた内部バ
リヤー層を含むことができる。選択的には、包装された
製品に面する最も内側の内側層上に、製品3からの液体
を吸収するために適切な吸収材料(図示せず)がある。
【0029】トレー1の寸法は、この技術において知ら
れているように、包装すべき製品3に適するように選定
される。例えば、食用鳥の大型の家庭サイズ包装用とし
て、25.4cm×40.6cm(10インチ×16イン
チ)の大きさのトレーが使用される。同様に、層の厚さ
は、層に使用される材料及び最終用途に応じて選定され
る。
【0030】適切な剛性材料、例えばポリスチレンのよ
うな発泡材料を剛性内側層として使用することができ
る。食用鳥の包装用の2層トレーの1実施例において
は、剛性内側層は約0.95g/cm3以下の密度を有
し、従って通気性の線状又は非線状ポリエチレンのよう
なポリエチレン重合体を含むことが好ましい。
【0031】流体不透性の外側層を形成するために、ポ
リ塩化ビニリデン(PVDC)又は加水分解された(h
ydrolyzed)エチレン・ビニルアルコール(E
VOH)の重合体のような適宜適切なリキッドタイトの
可撓性プラスチック材料又はリキッドタイトでかつエア
タイトのプラスチック材料を使用することができる。加
水分解されたエチレン・酢酸ビニル重合体もまたエチレ
ン・ビニルアルコール共重合体のように知られる。1実
施例においては、流体不透性外側層は液体に対して不透
性である。流体不透層は包装からの液体の漏洩を防止す
ると同時に密閉された包装内に周囲から空気が入ること
を防ぐ。
【0032】食用鳥のような製品を包装するための別の
実施例においては、流体不透性外側層は液体には不透性
であるが空気は透過でき、従って包装は液体の漏洩を防
ぎながら空気の出入を許す。好ましくは、この実施例の
液体不透性でかつ空気透過性の層は、密度が約0.95
g/cm3以下のポリエチレン重合体又は密度が約0.9
5g/cm3以下の線状ポリエチレン重合体、あるいは
これらの混合物のようなポリエチレン重合体より作られ
る。
【0033】このシステムのトレー要素1は、通常の貼
り合わせ装置及び技術を使用した外側層1Bへの内側層
1Aの貼り合わせにより形成される。トレーの層は、こ
の技術に公知の手段を用いて一緒に貼り合わせられる。
【0034】好ましい実施例においては、上包みフィル
ム2は、それ自体に、及びバリヤー層1Bに加熱接着で
きる流体不透性材料である。好ましくは、特に食用鳥に
ついては、密閉用フィルム又は上包み2は、ダブリュー
・アール・グレース・アンド・コンパニイ、コネチカッ
ト、クライオバック・デヴィジョンで製造の加熱接着可
能なSSD−310又はSSD−350霧防止フィルム
のような伸長及び収縮の能力のある複層の共押し出しポ
リオレフィンフィルムである。あるいは、特に新鮮な赤
身肉の包装については、例えばポリ塩化ビニリデン(P
NDC)又は加水分解されたエチレン・酢酸ビニル(E
VOH)のバリヤー層を上に有する約0.95g/cm3
以下の低密度を持った線状又は非線状ポリエチレン重合
体の基層のような、バリヤー被覆された基層が上包みと
して使用される。
【0035】包装される製品3、例えば新鮮肉又は冷凍
肉のような食料品がトレー1の上側に置かれる。製品
は、製品全体の見場がよい包装製品を提供するようにト
レーの縁の上方で伸ばされる。
【0036】密閉された囲みを形成するように、トレー
1上にある製品3の上方にフィルム上包みを持って来
て、降ろし、トレー底面に回す。密閉用フィルム2で製
品3を包むために、いわゆるエレベーターのような、あ
るいはインライン形式の適宜適切な形式のフィルム上包
み機械が使用できる。次に、フィルム2は、トレー底面
に何枚の流体不透層を置きたいかに応じて、トレー底面
の外側層1B及び選択的にそれ自体に接着される。上包
みフィルム2は、有効な密閉がトレー底面に形成されこ
れがトレーの周囲1Cを完全に囲む限り、適宜適当な位
置においてトレー底面の周りに接着することができる
(例えば、図2及び4参照)。
【0037】上包みフィルム2の縁2A、2Bは、図2
に示されるようにトレー底面の周囲1Cの内側の適当な
位置において接着される。あるいは、図3ないし7に示
されるように、上包みフィルムの縁2A、2Bは、トレ
ーを上包み内に完全に囲むように接着することができ、
これにより包装底面を摩耗に対して保護しかつ優秀な封
鎖を与える流体不透性の多層が提供される。図3には示
されないが、フィルム2は、縁2Aが重なって示された
ように縁2Bが互いに接触し又は重なり得るように、十
分な大きさのものであることが理解される。
【0038】上包みフィルム2をトレーの外側バリヤー
層1Bに接着するために、パッキング・マシナリイ・コ
ーポ又はオッシド・コーポ製造のPVCシーリング機
械、あるいはダブリュー・アール・グレース・アンド・
コンパニイ、コネチカットのザ・クライオバック・デヴ
ィジョン製造の3069D及び3069Fシーラー・ク
ーラー(Sealer-Cooler)のような、この
技術において知られた適切な手段を使用することができ
る。
【0039】例えば、3069D又は3069Fシーラ
ー・クーラーを使用した場合は、上包みフィルム2をト
レーに接着せずにトレーの上方かつ周りにある状態で、
食品のトレーを薄いテフロン(商品名)又はガラス繊維
のコンベヤーベルトの上に置き、トレーを約15.85
m/min(52ft/min)の速度でシーラー・ク
ーラーを通過させる。トレーが下側のコンベヤーベルト
上にある間に、上方の圧力手段がコンベヤーベルトと同
じ速度で動かされ、トレー頂面に垂直方向の圧力を加え
る。
【0040】上方の圧力手段は、トレーと下側のコンベ
ヤーベルトとの間の最適の接触を維持するために、トレ
ー頂面にあって穏やかに圧力を加える軟らかな圧力面を
提供するように、ベルト材料のポケット内に入れられた
一連の発泡ゴムパッドで作られた頭上型コンベヤーベル
トとすることができる。1個又は複数個の圧力ローラー
が軟らかな面を有するような、その他の適切な上方の圧
力手段を使うこともできる。
【0041】特定の包装製品に適合するように、下側の
ベルト上で輸送される上包みされたトレーに上方の圧力
手段により加えられる圧力を調整するために、公知の手
段が設けられる。例えば、頭上コンベヤーベルトの内側
に圧力を加える膨張可能な袋を調整可能に使用し、下方
の下側コンベヤーベルト上を移動している包装された製
品に加えられる圧力を頭上ベルトの外側により調整する
ことができる。上方の圧力手段により製品に加えられる
圧力を調整し、製品に損傷を与えることなく包装の底面
と下側のベルトとの間の十分な接触を維持する液圧シリ
ンダー又は調整可能なバネのようなその他の公知の圧力
調整装置を使用することができる。
【0042】シーラー・クーラーにおいては、下側のコ
ンベヤーベルトは、使用される密閉用フィルムの形式に
対して適切な温度、例えばSSDフィルムについては約
121℃(250°F)から149℃(300°F)に
加熱された板の上で上包みされたトレーを輸送し、次い
で、外側層と密閉用フィルムとの間の密閉を行うように
冷却板の上で輸送する。冷却板は、板の表面上で一様な
熱移動ができるように、毎分約0.28リットル(毎分
約0.5ガロン)の冷却水が通過循環するバッフル付きの
板とすることができる。
【0043】上述のシーラー・クーラーの手段により、
輸送中の損傷を生ずることなくバリヤー層と上包みフィ
ルムとの間の気密接着を行うことができる。
【0044】更に、本発明の手段により、上包みフィル
ムがトレー底面ではなくてフィルム自体に接着される通
常の密閉と比較してより耐久性がありかつ流体不透性の
密閉が有利に達成される。
【0045】更に、上包みはトレーには試みられたがト
レー内の食品には行われなかった。これはトレー内の食
品になしうることが理解される。クライオバックのフォ
ームパック・ユニットより入手できるバリヤー材料で被
覆された商業的に入手可能な発泡ポリスチレントレーが
使用された。トレーをSSD−310で上包みし、次い
で、これをポリテトラフルオルエチレンの下側ベルト上
で3069Fシーラー・クーラーを通過させることによ
り、SSD−310はトレー底面に接着された。トレー
を乗せたベルトは表面温度121℃(250°F)の熱
板の上方を通過した。ベルト材料に入れられた一連の発
泡ゴムパッドよりなる頭上型の軟質ベルトにより頂面に
圧力が加えられた。この頭上のベルトは、トレー頂面へ
の圧力の大きさを変えるように垂直方向で調整可能であ
る。次に、下側ベルト上のトレーは毎分約0.284リ
ットル(毎分約0.5ガロン)の冷却水を通して循環し
て冷却された板の上を通過させられる。SSDフィルム
とトレーのバリヤー層との間の接着部は、これが冷却板
の上の通過するときに冷却され固定される。両ベルトの
速度は15.85m/min(約52ft/min)で
あった。次いで、これがSSD−350で繰り返され
る。
【0046】本発明は好ましい実施例を参照して説明さ
れたが、本発明はこれにはこれには限定されない。本発
明の範囲は特許請求の範囲により定められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】密閉用フィルムが2重層密閉を形成するように
外側の流体不透層に接着された本発明の1実施例による
トレーシステムの側面断面図である。
【図2】トレーシステム実施例の底面図を示す。
【図3】製品のあるトレー及びトレーに接着される以前
にこの上に置かれた密閉用フィルムを示す。
【図4】密閉用フィルムの縁がトレー底面の外側流体不
透層に接着されるようにその付近にあり、製品のトレー
の周りに筒を形成している。
【図5】密閉用フィルムの両側部分がトレーの外側不透
層に接着された後でかつ密閉用フィルムの別の両側部分
が密閉用フィルムに接着されるより前におけるトレーシ
ステムを示す。
【図6】図5の断面図である。
【図7】密閉用フィルムの他方の両側部分がトレーの底
面の密閉用フィルムに接着された後の図5及び6の流体
不透性の4重の層のトレーシステムの底面図である。
【符号の説明】
1 トレー 2 流体不透性フィルム 3 製品

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)製品; (b)前記製品を保持するためのトレーであって、前記
    トレーは頂面と底面とを備え、更に前記トレーは(i)
    トレー頂面を定める剛体層を含んだ少なくも1個の内側
    層と(ii)トレー底面を定める、前記少なくも1個の内
    側層に貼り合わせられた流体不透性の外側層とを有する
    トレーと、 (c)前記外側層に接着された、製品の流体不透性の囲
    みを形成する流体不透性の密閉用フィルムとを備え、こ
    れにより前記製品が前記流体不透性の密閉用フィルムと
    前記トレー頂面との間に置かれることを特徴とする製品
    包装用の密閉トレーシステム。
  2. 【請求項2】 前記剛性層が発泡ポリスチレン又はポリ
    エチレン重合体を含む請求項1に説明された密閉トレー
    システム。
  3. 【請求項3】前記外側層がポリ塩化ビニリデン重合体、
    加水分解されたエチレン・酢酸ビニル重合体、又はナイ
    ロン重合体を含む請求項1に説明された密閉トレーシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記密閉用フィルムが加熱収縮可能であ
    る請求項1に説明された密閉トレーシステム。
  5. 【請求項5】 前記密閉用フィルムがそれ自身及び前記
    外側層に接着される請求項1に説明された密閉トレーシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記外側層が空気及び液体に対して不透
    性である請求項1に説明された密閉トレーシステム。
  7. 【請求項7】 (a)トレーの頂面に製品を置き、前記
    トレーは(i)トレー頂面を形成する剛体層を有する少
    なくも1個の内側層と(ii)トレー底面を形成する、前
    記少なく1個の内側層に貼り合わせられた流体不透性の
    外側層とを備え、 (b)流体不透性の密閉用フィルムで製品を上包みして
    更に外側層に密閉用フィルムを接着することにより製品
    の周りの流体漏洩のない封鎖を形成することを含むこと
    を特徴とする密閉トレーシステム内の製品の包装方法。
  8. 【請求項8】 密閉用フィルムがそれ自体に接着するこ
    とを更に含んだ請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 密閉用フィルムの総ての縁が外側層に接
    着される請求項7に説明された製品包装方法。
  10. 【請求項10】 密閉用フィルムの両側の2個の縁が外
    側層に接着され、密閉用フィルムのその他の部分が密閉
    用フィルムの表面に接着される請求項7に説明された製
    品包装方法。
  11. 【請求項11】 外側層が空気並びに液体に対して不透
    性である請求項7に説明された製品包装方法。
JP5119360A 1992-04-30 1993-04-23 トレー入り製品用密封シール Withdrawn JPH0632368A (ja)

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USRE40947E1 (en) 1997-10-14 2009-10-27 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board and its manufacturing method, and resin composition for filling through-hole

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