JPH06323553A - 加熱調理装置 - Google Patents
加熱調理装置Info
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- JPH06323553A JPH06323553A JP11060693A JP11060693A JPH06323553A JP H06323553 A JPH06323553 A JP H06323553A JP 11060693 A JP11060693 A JP 11060693A JP 11060693 A JP11060693 A JP 11060693A JP H06323553 A JPH06323553 A JP H06323553A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、グリル調理は勿論、オーブン調
理、レンジ調理でも高効率の脱臭を可能とすることを目
的とする。 【構成】 循環ファン6により庫内2の空気を循環させ
る通風路の途中に、低温下で物理吸着性を有し加熱によ
って吸着物質を放出する無機系担体上に触媒を担持させ
た触媒体17と、触媒体17を加熱する加熱手段8とを
設置したことを特徴とする。
理、レンジ調理でも高効率の脱臭を可能とすることを目
的とする。 【構成】 循環ファン6により庫内2の空気を循環させ
る通風路の途中に、低温下で物理吸着性を有し加熱によ
って吸着物質を放出する無機系担体上に触媒を担持させ
た触媒体17と、触媒体17を加熱する加熱手段8とを
設置したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品を加熱調理する、
例えば家庭用オーブングリルレンジ等の加熱調理装置に
関し、特にその脱臭機能に関するものである。
例えば家庭用オーブングリルレンジ等の加熱調理装置に
関し、特にその脱臭機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、オーブングリルレンジ等では、
調理時に臭気や煙が発生する。最近の住宅は、密閉性が
良くこのような調理中に発生する臭気や煙は、使用者に
不快感を与えるだけでなく、部屋の壁や家具に臭気がこ
びりついてしまうということがあった。この臭気を除去
する方法として、オーブングリルレンジの送気ファンで
臭気を強制的に排気ダクトから送り出して、庫(調理
室)内に新鮮な空気を取り込み、庫内の臭気を除去する
ようにした方法がある。臭気は、排気ダクト中に置かれ
た加熱された脱臭触媒により酸化分解され、無臭化され
た臭気が外部に放出されるようになっている。臭気源は
庫内に置かれた調理加熱中の調理物や内壁に付着した油
や肉汁から発生するガスやミスト成分であるが、新鮮な
空気を送り込むことにより、指数的にその臭気濃度は減
少してゆく。この脱臭触媒としては、白金やパラジウム
などの貴金属触媒などを、セラミックスハニカムやシリ
カペーパーコルゲートに担持させたものや、金属のフォ
ームに担持させたものがある。
調理時に臭気や煙が発生する。最近の住宅は、密閉性が
良くこのような調理中に発生する臭気や煙は、使用者に
不快感を与えるだけでなく、部屋の壁や家具に臭気がこ
びりついてしまうということがあった。この臭気を除去
する方法として、オーブングリルレンジの送気ファンで
臭気を強制的に排気ダクトから送り出して、庫(調理
室)内に新鮮な空気を取り込み、庫内の臭気を除去する
ようにした方法がある。臭気は、排気ダクト中に置かれ
た加熱された脱臭触媒により酸化分解され、無臭化され
た臭気が外部に放出されるようになっている。臭気源は
庫内に置かれた調理加熱中の調理物や内壁に付着した油
や肉汁から発生するガスやミスト成分であるが、新鮮な
空気を送り込むことにより、指数的にその臭気濃度は減
少してゆく。この脱臭触媒としては、白金やパラジウム
などの貴金属触媒などを、セラミックスハニカムやシリ
カペーパーコルゲートに担持させたものや、金属のフォ
ームに担持させたものがある。
【0003】また調理の際に問題となる臭気としては、
調理のときに発生する臭気のほかに、調理後庫内に残留
する臭気がある。これは量は少ないが濃度的には高く、
調理後臭気が残ると、次の調理をする際に、別の食品の
臭気が調理物に付いたりして、使用者に不快感を与えて
いる。
調理のときに発生する臭気のほかに、調理後庫内に残留
する臭気がある。これは量は少ないが濃度的には高く、
調理後臭気が残ると、次の調理をする際に、別の食品の
臭気が調理物に付いたりして、使用者に不快感を与えて
いる。
【0004】従来、グリル調理のときは上述の機構によ
って脱臭され、調理は天井部にあるヒータによって食品
の上面からの赤外線の輻射加熱により行われる。またオ
ーブン調理は装置の背面等にある熱風循環用ファンによ
り、ヒータによって暖められた空気を庫内に循環させて
庫内を均一に加熱して調理する。よってオーブン調理時
は庫内の温度を素早く一定にすることが必要になる。こ
のため、オーブン調理の場合は、グリル調理のときに行
われる脱臭方式のように冷えた外気を庫内へ送り込み、
排気ダクトへ庫内の暖かい空気を送って脱臭することは
庫内が冷え、また均一加熱することができなくなるため
望ましくない。このためオーブン調理では一般にこのよ
うな排気ダクト中におかれた触媒により脱臭機能を働か
せることは困難であった。またオーブングリルレンジに
は、通常マグネトロンによって発生するマイクロ波で調
理物を加熱するレンジ機能が付いている。このレンジ調
理のときには、庫内の空気はたかだか60℃レベルまで
にしか上がらず、排気ダクトへは大量のマグネトロンの
冷却空気がいくため、触媒温度も上がらず、触媒の処理
空気量も高くなるため、一般にレンジ調理のときには脱
臭することは困難であった。
って脱臭され、調理は天井部にあるヒータによって食品
の上面からの赤外線の輻射加熱により行われる。またオ
ーブン調理は装置の背面等にある熱風循環用ファンによ
り、ヒータによって暖められた空気を庫内に循環させて
庫内を均一に加熱して調理する。よってオーブン調理時
は庫内の温度を素早く一定にすることが必要になる。こ
のため、オーブン調理の場合は、グリル調理のときに行
われる脱臭方式のように冷えた外気を庫内へ送り込み、
排気ダクトへ庫内の暖かい空気を送って脱臭することは
庫内が冷え、また均一加熱することができなくなるため
望ましくない。このためオーブン調理では一般にこのよ
うな排気ダクト中におかれた触媒により脱臭機能を働か
せることは困難であった。またオーブングリルレンジに
は、通常マグネトロンによって発生するマイクロ波で調
理物を加熱するレンジ機能が付いている。このレンジ調
理のときには、庫内の空気はたかだか60℃レベルまで
にしか上がらず、排気ダクトへは大量のマグネトロンの
冷却空気がいくため、触媒温度も上がらず、触媒の処理
空気量も高くなるため、一般にレンジ調理のときには脱
臭することは困難であった。
【0005】上記のオーブングリルレンジ及びその脱臭
機構を図14を用いてさらに説明する。同図は後述する
図1のA−A面の断面図に相当する。同図において、1
は本体キャビネット、2は調理室を構成するオーブン庫
内、3は調理室の扉、5は取手である。庫内背面側に
は、オーブン機能のときに庫内2の空気を熱風循環させ
る熱風ファン(循環ファン)6、モータ7及びオーブン
用熱風ヒータ8が配設されている。9は排気ダクト、1
0はこの排気ダクト中に取り付けられた触媒、11は庫
内2から排ガスを排気ダクト9へ排出する排気口、12
は調理物である食品、13はレンジ調理のときにマイク
ロ波発生源であるマグネトロン14を冷却し庫内2に籠
った水蒸気を排出させるための送気ファン、15はその
空気を取り込む吸気ダクトである。送気ファン13は、
従来は、グリルモードのときにも稼働して、緩やかに庫
内空気を排気ダクト9へ送り込み、触媒10で酸化分解
するようになっている。16は触媒温度が活性化温度に
達しなかった場合に触媒10を加熱する触媒加熱専用ヒ
ータである。
機構を図14を用いてさらに説明する。同図は後述する
図1のA−A面の断面図に相当する。同図において、1
は本体キャビネット、2は調理室を構成するオーブン庫
内、3は調理室の扉、5は取手である。庫内背面側に
は、オーブン機能のときに庫内2の空気を熱風循環させ
る熱風ファン(循環ファン)6、モータ7及びオーブン
用熱風ヒータ8が配設されている。9は排気ダクト、1
0はこの排気ダクト中に取り付けられた触媒、11は庫
内2から排ガスを排気ダクト9へ排出する排気口、12
は調理物である食品、13はレンジ調理のときにマイク
ロ波発生源であるマグネトロン14を冷却し庫内2に籠
った水蒸気を排出させるための送気ファン、15はその
空気を取り込む吸気ダクトである。送気ファン13は、
従来は、グリルモードのときにも稼働して、緩やかに庫
内空気を排気ダクト9へ送り込み、触媒10で酸化分解
するようになっている。16は触媒温度が活性化温度に
達しなかった場合に触媒10を加熱する触媒加熱専用ヒ
ータである。
【0006】上記のような構成のオーブングリルレンジ
における従来の脱臭機構では、送気ファン13によって
庫内空気を排気ダクト9に送り込まなければ脱臭でき
ず、庫内空気の熱によって調理するオーブン調理では、
庫内温度が下がるためこのような外気を取り込むことは
できず、そのためオーブン調理では脱臭することはでき
なかった。また、オーブン調理では、庫内温度の設定
が、170℃から、300℃と幅広く、特に調理項目の
多い200〜230℃では、庫内2の空気を触媒10に
送り込んでも、触媒10を加熱する専用ヒータ16がな
ければ触媒10は十分な活性化温度に達することはでき
ず、脱臭を全ての調理において有効に働かせることはで
きなかった。また、このような加熱専用ヒータ16を点
灯することは、余計な電力を必要とし、調理の電力効率
が悪くなると云う欠点があった。また、触媒10は20
0℃以上に加熱しないと脱臭できない。このため庫内空
気の温度が低いレンジ調理では脱臭はできなかった。ま
た一般にレンジ調理の場合この送風量は大きく、触媒温
度はさらに上がらず、また触媒体積に対して処理風量も
多くなるため脱臭は殆んどできなかった。また、触媒加
熱ヒータ16に通電して加熱する方法もあるが、庫内2
の温度が高いグリル調理は、低電力で加熱が可能である
が、温度の低いレンジモードでは、これに通電加熱して
も十分高い温度に達することはできなかった。またこの
形式のオーブングリルレンジで、各調理の調理時間は、
一般に、グリル調理15〜30分、オーブン調理15〜
60分、レンジ調理1〜10分である。このため使用前
常温である脱臭触媒を脱臭可能な活性化温度に昇温する
ためには、レンジ調理では短かすぎ、脱臭機能を働かせ
ることはできなかった。
における従来の脱臭機構では、送気ファン13によって
庫内空気を排気ダクト9に送り込まなければ脱臭でき
ず、庫内空気の熱によって調理するオーブン調理では、
庫内温度が下がるためこのような外気を取り込むことは
できず、そのためオーブン調理では脱臭することはでき
なかった。また、オーブン調理では、庫内温度の設定
が、170℃から、300℃と幅広く、特に調理項目の
多い200〜230℃では、庫内2の空気を触媒10に
送り込んでも、触媒10を加熱する専用ヒータ16がな
ければ触媒10は十分な活性化温度に達することはでき
ず、脱臭を全ての調理において有効に働かせることはで
きなかった。また、このような加熱専用ヒータ16を点
灯することは、余計な電力を必要とし、調理の電力効率
が悪くなると云う欠点があった。また、触媒10は20
0℃以上に加熱しないと脱臭できない。このため庫内空
気の温度が低いレンジ調理では脱臭はできなかった。ま
た一般にレンジ調理の場合この送風量は大きく、触媒温
度はさらに上がらず、また触媒体積に対して処理風量も
多くなるため脱臭は殆んどできなかった。また、触媒加
熱ヒータ16に通電して加熱する方法もあるが、庫内2
の温度が高いグリル調理は、低電力で加熱が可能である
が、温度の低いレンジモードでは、これに通電加熱して
も十分高い温度に達することはできなかった。またこの
形式のオーブングリルレンジで、各調理の調理時間は、
一般に、グリル調理15〜30分、オーブン調理15〜
60分、レンジ調理1〜10分である。このため使用前
常温である脱臭触媒を脱臭可能な活性化温度に昇温する
ためには、レンジ調理では短かすぎ、脱臭機能を働かせ
ることはできなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のオーブングリル
レンジにおいて、オーブンを用いた調理でも肉類や魚類
を使用する場合もあり、やはり脱臭されることが好まし
い。しかし、従来の脱臭方法では、庫内に残留した臭気
は、庫外から取り込まれた空気によって薄められて除去
されるが、このように庫外の空気を取り込めないオーブ
ン調理では、庫内に残留する臭気を除去することができ
なかった。また、レンジ調理の場合は、排気ダクトへ大
量のマグネトロン冷却空気がいくため、触媒温度が上ら
ず、触媒の処理空気量も高くなるため一般にレンジ調理
のときには脱臭することが困難であった。しかし、レン
ジ調理でも庫内にラップなしで調理物を入れて加熱した
りすると臭気が籠ったり、とくにレンジ調理では庫内壁
面の温度が低いために臭気が壁面に吸着しやすくなって
おり、これが次の調理のとき脱着して、不快感を与えて
いた。また、このオーブン調理、グリル調理、レンジ調
理では、一般にユーザーはこの脱臭機能の利かないレン
ジ機能の使用頻度が高く、脱臭機能が有効に使われるこ
とは少なかった。また一般にグリル調理では、調理時間
が15分から30分ぐらいの時間があるため、常温から
触媒の機能の働く活性化温度200℃に加熱するための
時間が十分にあるが、レンジ調理は1分から長くても1
0分程度であり、触媒を別のヒータで加熱するにしても
活性化温度に達することはできない。またはかなりの大
電力を必要とし、家庭電化製品に使用するには不適であ
った。
レンジにおいて、オーブンを用いた調理でも肉類や魚類
を使用する場合もあり、やはり脱臭されることが好まし
い。しかし、従来の脱臭方法では、庫内に残留した臭気
は、庫外から取り込まれた空気によって薄められて除去
されるが、このように庫外の空気を取り込めないオーブ
ン調理では、庫内に残留する臭気を除去することができ
なかった。また、レンジ調理の場合は、排気ダクトへ大
量のマグネトロン冷却空気がいくため、触媒温度が上ら
ず、触媒の処理空気量も高くなるため一般にレンジ調理
のときには脱臭することが困難であった。しかし、レン
ジ調理でも庫内にラップなしで調理物を入れて加熱した
りすると臭気が籠ったり、とくにレンジ調理では庫内壁
面の温度が低いために臭気が壁面に吸着しやすくなって
おり、これが次の調理のとき脱着して、不快感を与えて
いた。また、このオーブン調理、グリル調理、レンジ調
理では、一般にユーザーはこの脱臭機能の利かないレン
ジ機能の使用頻度が高く、脱臭機能が有効に使われるこ
とは少なかった。また一般にグリル調理では、調理時間
が15分から30分ぐらいの時間があるため、常温から
触媒の機能の働く活性化温度200℃に加熱するための
時間が十分にあるが、レンジ調理は1分から長くても1
0分程度であり、触媒を別のヒータで加熱するにしても
活性化温度に達することはできない。またはかなりの大
電力を必要とし、家庭電化製品に使用するには不適であ
った。
【0008】一方、低温下で吸着性を有する触媒とし
て、従来、冷蔵庫の除霜ヒータの近傍に設置されたもの
がある。これは、低温時吸着性を有し、加熱すると臭気
を脱着し、それと同時にその触媒によって分解し、吸着
作用を再生するものである。除霜ヒータは通常数日に1
回の割合で30分程度通電される。このときには、冷蔵
庫内の循環ダクトからの空気流は停止し、実質庫内の脱
臭はできない。即ちこの場合の脱臭はあくまで無機担体
の吸着作用によってのみ行われており、触媒として同時
に分解して脱臭しているものではない。即ち除霜時には
脱臭は行われず、この方式をそのままオーブングリルレ
ンジに採用した場合、どの調理モードでも脱臭機能を発
揮させるということはできない。
て、従来、冷蔵庫の除霜ヒータの近傍に設置されたもの
がある。これは、低温時吸着性を有し、加熱すると臭気
を脱着し、それと同時にその触媒によって分解し、吸着
作用を再生するものである。除霜ヒータは通常数日に1
回の割合で30分程度通電される。このときには、冷蔵
庫内の循環ダクトからの空気流は停止し、実質庫内の脱
臭はできない。即ちこの場合の脱臭はあくまで無機担体
の吸着作用によってのみ行われており、触媒として同時
に分解して脱臭しているものではない。即ち除霜時には
脱臭は行われず、この方式をそのままオーブングリルレ
ンジに採用した場合、どの調理モードでも脱臭機能を発
揮させるということはできない。
【0009】そこで、本発明は、グリル調理は勿論のこ
と、オーブン調理、レンジ調理でも脱臭することが可能
な高効率の触媒脱臭機能を具備した加熱調理装置を提供
することを目的とする。
と、オーブン調理、レンジ調理でも脱臭することが可能
な高効率の触媒脱臭機能を具備した加熱調理装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1に、庫内天井部分に設置され輻射熱
で調理物を加熱調理する調理用ヒータと、庫内の空気を
加熱する熱風用ヒータと、該熱風用ヒータで加熱された
庫内の空気を循環させる循環ファンと、庫内にマイクロ
波を供給し調理物を誘電加熱するマイクロ波発生源とを
有する加熱調理装置において、前記循環ファンにより庫
内の空気を循環させる通風路の途中に、低温下で物理吸
着性を有し加熱によって吸着物質を放出する無機系担体
上に触媒を担持させた触媒体と、該触媒体を加熱する加
熱手段とを設置してなることを要旨とする。
に、本発明は、第1に、庫内天井部分に設置され輻射熱
で調理物を加熱調理する調理用ヒータと、庫内の空気を
加熱する熱風用ヒータと、該熱風用ヒータで加熱された
庫内の空気を循環させる循環ファンと、庫内にマイクロ
波を供給し調理物を誘電加熱するマイクロ波発生源とを
有する加熱調理装置において、前記循環ファンにより庫
内の空気を循環させる通風路の途中に、低温下で物理吸
着性を有し加熱によって吸着物質を放出する無機系担体
上に触媒を担持させた触媒体と、該触媒体を加熱する加
熱手段とを設置してなることを要旨とする。
【0011】第2に、上記第1の構成において、前記熱
風用ヒータは、前記加熱手段に兼用させてなることを要
旨とする。
風用ヒータは、前記加熱手段に兼用させてなることを要
旨とする。
【0012】第3に、上記第1の構成において、前記触
媒体と、該触媒体が固定される通風路壁面との間に熱絶
縁体を設けてなることを要旨とする。
媒体と、該触媒体が固定される通風路壁面との間に熱絶
縁体を設けてなることを要旨とする。
【0013】第4に、上記第1の構成において、前記調
理用ヒータによる加熱調理モード又は前記マイクロ波に
よる加熱調理モードのときに、少なくとも調理終了後
に、暫時、前記循環ファンを稼働して庫内の空気を循環
させるように構成してなることを要旨とする。
理用ヒータによる加熱調理モード又は前記マイクロ波に
よる加熱調理モードのときに、少なくとも調理終了後
に、暫時、前記循環ファンを稼働して庫内の空気を循環
させるように構成してなることを要旨とする。
【0014】第5に、上記第1の構成において、前記触
媒体は、前記庫内から見て熱風を通気させる多孔板の外
側における前記通風路中に設置してなることを要旨とす
る。
媒体は、前記庫内から見て熱風を通気させる多孔板の外
側における前記通風路中に設置してなることを要旨とす
る。
【0015】第6に、上記第2の構成において、任意の
時に前記熱風用ヒータに通電し、前記触媒体を加熱する
ように構成してなることを要旨とする。
時に前記熱風用ヒータに通電し、前記触媒体を加熱する
ように構成してなることを要旨とする。
【0016】
【作用】上記構成において、第1に、触媒体の温度が低
いレンジ調理、グリル調理時には、無機系担体の吸着作
用によって脱臭し、触媒体の温度が高くなるオーブン調
理のときには、この触媒作用によって臭気を分解するこ
とで脱臭が可能となり、全ての調理モードで脱臭が可能
となる。
いレンジ調理、グリル調理時には、無機系担体の吸着作
用によって脱臭し、触媒体の温度が高くなるオーブン調
理のときには、この触媒作用によって臭気を分解するこ
とで脱臭が可能となり、全ての調理モードで脱臭が可能
となる。
【0017】第2に、オーブン調理時には、熱風用ヒー
タの稼働により庫内温度が上がり触媒体も温度が高くな
るが、熱風用ヒータの近傍に触媒体を置くことで、熱風
用ヒータを触媒体の加熱手段に兼用することが可能にな
り、省エネ、低コストがもたらされる。
タの稼働により庫内温度が上がり触媒体も温度が高くな
るが、熱風用ヒータの近傍に触媒体を置くことで、熱風
用ヒータを触媒体の加熱手段に兼用することが可能にな
り、省エネ、低コストがもたらされる。
【0018】第3に、グリル調理のときには、庫内天井
部分に設置された調理用ヒータの輻射熱によって調理さ
れるが、触媒体と、調理用ヒータが接触している通風路
壁面との間に熱絶縁体を設けることで、触媒体に熱が伝
わらなくなり、触媒体が高温になることによって吸着作
用の低下することが抑制される。
部分に設置された調理用ヒータの輻射熱によって調理さ
れるが、触媒体と、調理用ヒータが接触している通風路
壁面との間に熱絶縁体を設けることで、触媒体に熱が伝
わらなくなり、触媒体が高温になることによって吸着作
用の低下することが抑制される。
【0019】第4に、調理用ヒータによるグリル調理、
マイクロ波によるレンジ調理のときは、調理中の臭気は
もとより、調理終了後に庫内に残った臭気が循環ファン
の稼働により除去され、次の調理のときに不快感を与え
ることが防止される。
マイクロ波によるレンジ調理のときは、調理中の臭気は
もとより、調理終了後に庫内に残った臭気が循環ファン
の稼働により除去され、次の調理のときに不快感を与え
ることが防止される。
【0020】第5に、触媒体を庫内の外部の熱風を発生
させる熱風室内に置くことで、触媒体に調理物の汁など
が直接付着して吸着能力を低下させる心配がなくなる。
また、無機担体の種類によっては、レンジ調理時にマイ
クロ波によって発熱し、エネルギーの損失が大きくなる
ことがあるが、電磁波シールドとして機能するパンチン
グメタルなどからなる多孔板の外側に置くことで、これ
を防止することが可能となる。
させる熱風室内に置くことで、触媒体に調理物の汁など
が直接付着して吸着能力を低下させる心配がなくなる。
また、無機担体の種類によっては、レンジ調理時にマイ
クロ波によって発熱し、エネルギーの損失が大きくなる
ことがあるが、電磁波シールドとして機能するパンチン
グメタルなどからなる多孔板の外側に置くことで、これ
を防止することが可能となる。
【0021】第6に、吸着作用によって臭気を除去した
場合に、無機担体の吸着能力が飽和すると脱臭能力が低
下するが、任意の時に触媒体を加熱して臭気を脱着し、
この時触媒で臭気を酸化分解することにより脱着した臭
気は無臭化し、その吸着能力を再生することで半永久的
に脱臭機能を維持することが可能となる。
場合に、無機担体の吸着能力が飽和すると脱臭能力が低
下するが、任意の時に触媒体を加熱して臭気を脱着し、
この時触媒で臭気を酸化分解することにより脱着した臭
気は無臭化し、その吸着能力を再生することで半永久的
に脱臭機能を維持することが可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図13に基
づいて説明する。本実施例は家庭用オーブングリルレン
ジに適用されている。なお、図1及び図2において前記
図14における部材及び部位等と同一ないし均等のもの
は、前記と同一符号を以って示し、重複した説明を省略
する。図1及び図2において、4はガラスバリア、17
は吸着性を有する無機系担体に触媒を担持させた触媒
体、18はグリル調理のときに用いるマイカヒータから
なる調理用ヒータであり、庫内天井部分に取り付けられ
ている。19はレンジ調理のときに使用するターンテー
ブル、20はこれを駆動するモータである。
づいて説明する。本実施例は家庭用オーブングリルレン
ジに適用されている。なお、図1及び図2において前記
図14における部材及び部位等と同一ないし均等のもの
は、前記と同一符号を以って示し、重複した説明を省略
する。図1及び図2において、4はガラスバリア、17
は吸着性を有する無機系担体に触媒を担持させた触媒
体、18はグリル調理のときに用いるマイカヒータから
なる調理用ヒータであり、庫内天井部分に取り付けられ
ている。19はレンジ調理のときに使用するターンテー
ブル、20はこれを駆動するモータである。
【0023】図3には、触媒体17の構造を示す。触媒
体17はブロック状であり、同図(b)の断面図に示す
ように、無機系担体17aの表面に例えば白金やパラジ
ウムの貴金属触媒を含浸させて触媒層17bを担持して
ある。無機系担体17aには、例えば、チタニアシリカ
などが用いられており、比表面積として100m2 〜1
50m2 /gあり、低温時には各種の臭気を吸着し、高
温になると脱着する性質がある。触媒体17の構造とし
て、図4に示すように通風穴21を設けて立体的な吸着
面積を多くしたり、図5に示すように、取付け壁面に接
触させる面に凹凸22を設けて有効な立体的表面積を多
くしたりして脱臭速度を上げるようにすることもでき
る。
体17はブロック状であり、同図(b)の断面図に示す
ように、無機系担体17aの表面に例えば白金やパラジ
ウムの貴金属触媒を含浸させて触媒層17bを担持して
ある。無機系担体17aには、例えば、チタニアシリカ
などが用いられており、比表面積として100m2 〜1
50m2 /gあり、低温時には各種の臭気を吸着し、高
温になると脱着する性質がある。触媒体17の構造とし
て、図4に示すように通風穴21を設けて立体的な吸着
面積を多くしたり、図5に示すように、取付け壁面に接
触させる面に凹凸22を設けて有効な立体的表面積を多
くしたりして脱臭速度を上げるようにすることもでき
る。
【0024】図6には、触媒担体17b素材のトリメチ
ルアミンの吸着容量と、触媒体の分解効率の温度変化を
示す。吸着容量は、この触媒担体1gの各温度での吸着
量である。分解効率は、この担体を200セルのハニカ
ムに成形し、触媒化したものをSV(空間速度)=60
000h-1で100ppmのトリメチルアミンを送った
ときの分解効率である。同図から分かるように、吸着量
は温度と共に減少し、200℃を越えるとほとんど吸着
しなくなり、また、それまで吸着していた物質は脱着し
てしまうことになる。すなわち吸着による脱臭を行うに
は、150℃までにしておく必要がある。次に触媒性能
であるが、これは、低温ではほとんど反応しないが、2
00℃を超えると急激に分解できるようになることが分
かる。すなわち、触媒によって酸化分解させるには、触
媒体17を200℃以上にしておく必要がある。
ルアミンの吸着容量と、触媒体の分解効率の温度変化を
示す。吸着容量は、この触媒担体1gの各温度での吸着
量である。分解効率は、この担体を200セルのハニカ
ムに成形し、触媒化したものをSV(空間速度)=60
000h-1で100ppmのトリメチルアミンを送った
ときの分解効率である。同図から分かるように、吸着量
は温度と共に減少し、200℃を越えるとほとんど吸着
しなくなり、また、それまで吸着していた物質は脱着し
てしまうことになる。すなわち吸着による脱臭を行うに
は、150℃までにしておく必要がある。次に触媒性能
であるが、これは、低温ではほとんど反応しないが、2
00℃を超えると急激に分解できるようになることが分
かる。すなわち、触媒によって酸化分解させるには、触
媒体17を200℃以上にしておく必要がある。
【0025】次に、オーブングリルレンジの脱臭作用を
説明する。
説明する。
【0026】まずオーブン調理であるが、オーブンの場
合庫内に角皿を入れ、その上にクッキーやケーキなどの
調理物を置くが、このときには熱風ファン6はフル稼働
し、熱風ヒータ8に通電され、庫内空気を加熱する。熱
風ヒータ8の表面は、600〜700℃に達し、このた
め触媒体17は3分ほどで触媒活性に必要な200℃に
達し、庫内空気を循環させて脱臭することができる。ま
た、熱風ヒータ8はどんな調理メニューでも、少なくと
も触媒温度が上昇する5分までは連続通電されるため、
その表面温度はそれ程変わりなく、メニューによって脱
臭効果が落ちることはほとんどない。
合庫内に角皿を入れ、その上にクッキーやケーキなどの
調理物を置くが、このときには熱風ファン6はフル稼働
し、熱風ヒータ8に通電され、庫内空気を加熱する。熱
風ヒータ8の表面は、600〜700℃に達し、このた
め触媒体17は3分ほどで触媒活性に必要な200℃に
達し、庫内空気を循環させて脱臭することができる。ま
た、熱風ヒータ8はどんな調理メニューでも、少なくと
も触媒温度が上昇する5分までは連続通電されるため、
その表面温度はそれ程変わりなく、メニューによって脱
臭効果が落ちることはほとんどない。
【0027】この時の触媒温度の変化を図7に示す。こ
こで横軸は加熱時間、縦軸は触媒温度である。各温度変
化速度と到達温度は、熱風ファン6の駆動状態に応じた
もので、ファン風量が高いほど上昇速度は遅くなるが、
オーブン調理の場合(プロット□)でも200℃に達す
る時間は3分ほどであり、ファン風量でそれ程変わらな
い。
こで横軸は加熱時間、縦軸は触媒温度である。各温度変
化速度と到達温度は、熱風ファン6の駆動状態に応じた
もので、ファン風量が高いほど上昇速度は遅くなるが、
オーブン調理の場合(プロット□)でも200℃に達す
る時間は3分ほどであり、ファン風量でそれ程変わらな
い。
【0028】次にグリル調理であるが、この脱臭を触媒
体の無機担体17aの吸着性によって脱臭する場合に
は、触媒を前述のように150℃以上にすることは好ま
しくない。図8にその触媒取り付け部分の要部断面図を
示す。18は調理用ヒータであり、マイカ絶縁体24を
挟んで天井に固定してある。天井部分はグリル調理時4
00〜450℃になる。触媒体17は吹きだし口(多孔
板)23を挟んで、熱風オーブン室につけられている
が、この熱風ヒータ8は通電されていないために、触媒
の温度を上げる熱は、調理用ヒータ18からの熱伝導に
よるものだけである。そこで触媒体17の温度が高くな
らないように、この間にガラス繊維マットからなる熱絶
縁体25を挟むことで、触媒体17の温度が高くならな
いようにしてある。またこのときこの循環ファン6は、
緩やかに稼働している。これはフル回転した場合、グリ
ル調理の場合食品が乾燥してしまうためである。
体の無機担体17aの吸着性によって脱臭する場合に
は、触媒を前述のように150℃以上にすることは好ま
しくない。図8にその触媒取り付け部分の要部断面図を
示す。18は調理用ヒータであり、マイカ絶縁体24を
挟んで天井に固定してある。天井部分はグリル調理時4
00〜450℃になる。触媒体17は吹きだし口(多孔
板)23を挟んで、熱風オーブン室につけられている
が、この熱風ヒータ8は通電されていないために、触媒
の温度を上げる熱は、調理用ヒータ18からの熱伝導に
よるものだけである。そこで触媒体17の温度が高くな
らないように、この間にガラス繊維マットからなる熱絶
縁体25を挟むことで、触媒体17の温度が高くならな
いようにしてある。またこのときこの循環ファン6は、
緩やかに稼働している。これはフル回転した場合、グリ
ル調理の場合食品が乾燥してしまうためである。
【0029】このときの触媒体17の温度変化を図9に
示す。熱絶縁体25を挟むことで、触媒体17は余り温
度が上がらず、調理中吸着能力を発揮し、脱臭すること
ができる。またこの熱絶縁体25はオーブン調理のとき
には、触媒の加熱が、熱風ヒータ8からの輻射によるも
のであるため、触媒の昇温速度に悪影響を与えることは
なく、また、断熱層を設けることで反対に触媒温度を高
める結果にもなる。また、触媒体17と、オーブン壁の
間に多孔質の熱絶縁体25が挟まるため、臭気と接触す
る有効な立体的な表面積が増え脱臭効率を高める結果に
もなる。
示す。熱絶縁体25を挟むことで、触媒体17は余り温
度が上がらず、調理中吸着能力を発揮し、脱臭すること
ができる。またこの熱絶縁体25はオーブン調理のとき
には、触媒の加熱が、熱風ヒータ8からの輻射によるも
のであるため、触媒の昇温速度に悪影響を与えることは
なく、また、断熱層を設けることで反対に触媒温度を高
める結果にもなる。また、触媒体17と、オーブン壁の
間に多孔質の熱絶縁体25が挟まるため、臭気と接触す
る有効な立体的な表面積が増え脱臭効率を高める結果に
もなる。
【0030】また別の実施例として、この触媒体17を
熱風室上部に取り付けたが、ここでは比較的温度が高く
なるため、下部の吹きだし口に取り付けても構わない。
この場合の触媒温度の変化は図9中に示した通りであ
る。通風量は上部とほとんど変わらない。
熱風室上部に取り付けたが、ここでは比較的温度が高く
なるため、下部の吹きだし口に取り付けても構わない。
この場合の触媒温度の変化は図9中に示した通りであ
る。通風量は上部とほとんど変わらない。
【0031】また別の実施例として、グリル調理のとき
の脱臭として、触媒作用で酸化分解する方法もある。す
なわち触媒を積極的に加熱して、200℃以上にして脱
臭する方法である。この場合、調理用ヒータ18とし
て、表面温度の高い管状ヒータを用い、ここからの輻射
熱を触媒体が受けるような構造にすれば良い。また、オ
ーブン用の熱風ヒータ8に僅かに通電して加熱する方法
もある。
の脱臭として、触媒作用で酸化分解する方法もある。す
なわち触媒を積極的に加熱して、200℃以上にして脱
臭する方法である。この場合、調理用ヒータ18とし
て、表面温度の高い管状ヒータを用い、ここからの輻射
熱を触媒体が受けるような構造にすれば良い。また、オ
ーブン用の熱風ヒータ8に僅かに通電して加熱する方法
もある。
【0032】次にレンジ調理であるが、この場合は、こ
の取り付け位置では、触媒は最高30〜40℃ぐらいし
か上がらず、十分な吸着性能を発揮させることができ
る。またこのとき循環ファン6を回転させると、吸着脱
臭効率がより向上する。
の取り付け位置では、触媒は最高30〜40℃ぐらいし
か上がらず、十分な吸着性能を発揮させることができ
る。またこのとき循環ファン6を回転させると、吸着脱
臭効率がより向上する。
【0033】この吸着により脱臭性能を測定した結果を
図10に示す。オーブンは、送気ファン13を停止し
て、ほぼ密閉状態にして測定している。まず、レンジ調
理を想定して、触媒温度が40℃のときの臭気(代替物
質エタノール)の減少量で、触媒の有無、熱風ファン6
の稼働状態を変えて測定した、次にグリル調理を想定し
て調理用ヒータ18をつけて測定した。これを見ると、
ファン6を稼働させることで吸着性が急激に良くなるこ
とが分かる。また、調理用ヒータ18をつけたときにも
十分に脱臭が行われていることが確認された。
図10に示す。オーブンは、送気ファン13を停止し
て、ほぼ密閉状態にして測定している。まず、レンジ調
理を想定して、触媒温度が40℃のときの臭気(代替物
質エタノール)の減少量で、触媒の有無、熱風ファン6
の稼働状態を変えて測定した、次にグリル調理を想定し
て調理用ヒータ18をつけて測定した。これを見ると、
ファン6を稼働させることで吸着性が急激に良くなるこ
とが分かる。また、調理用ヒータ18をつけたときにも
十分に脱臭が行われていることが確認された。
【0034】次にオーブン調理のようにこの触媒体17
の触媒による酸化分解作用によって脱臭した場合の脱臭
性能を図11に示す。これは、庫内を同様に密閉し、オ
ーブンモードで230℃に設定し、庫内温度が到達した
ときにエタノールを注入し、その庫内濃度の変化から、
脱臭性能を測定したものである。これによると、ファン
6の風量が大きく、触媒温度は400℃に達し、十分に
活性化しているため、非常に高い脱臭性能を発揮してい
ることが分かる。
の触媒による酸化分解作用によって脱臭した場合の脱臭
性能を図11に示す。これは、庫内を同様に密閉し、オ
ーブンモードで230℃に設定し、庫内温度が到達した
ときにエタノールを注入し、その庫内濃度の変化から、
脱臭性能を測定したものである。これによると、ファン
6の風量が大きく、触媒温度は400℃に達し、十分に
活性化しているため、非常に高い脱臭性能を発揮してい
ることが分かる。
【0035】次に各調理の調理中と、調理終了後のヒー
タ、ファンなどの稼働状態を図12、図13に示す。こ
の脱臭方法は、前述のように庫内に残留し、次の調理の
ときに他の食品に移ったりする残留臭の除去に対して特
に有効であり、とくにレンジ調理では、送気ファン13
が稼働するために、調理中は調理臭が排気ダクト9を通
じて外部に出てしまう可能性もあることはやむをえない
が、調理終了後は、庫外空気を取り込むことはないの
で、脱臭効果を有効に出すことができる。
タ、ファンなどの稼働状態を図12、図13に示す。こ
の脱臭方法は、前述のように庫内に残留し、次の調理の
ときに他の食品に移ったりする残留臭の除去に対して特
に有効であり、とくにレンジ調理では、送気ファン13
が稼働するために、調理中は調理臭が排気ダクト9を通
じて外部に出てしまう可能性もあることはやむをえない
が、調理終了後は、庫外空気を取り込むことはないの
で、脱臭効果を有効に出すことができる。
【0036】まずレンジ調理であるが、調理中は前述の
ように送気ファン13が稼働して、庫内の水蒸気を排出
するようになっている。このとき、熱風ファン6も稼働
させて臭気を吸着除去する。この場合、風量が多すぎて
調理性能に影響を与える場合には、ファン6は緩やかに
回すようにしても良い。そして調理終了後は、送気ファ
ン13を停止するため、庫内の空気は外に出ず、さらに
1〜2分ファン6を回転させ続けることによって、庫内
に残った臭気を触媒体17に吸着除去することができ
る。この吸着担体に吸着した臭気は、吸着能力が大きい
ため、低温ではほとんど脱着しないので、従来のように
壁に吸着した臭気が、次の使用時に脱着して調理に不都
合を与えることはない。
ように送気ファン13が稼働して、庫内の水蒸気を排出
するようになっている。このとき、熱風ファン6も稼働
させて臭気を吸着除去する。この場合、風量が多すぎて
調理性能に影響を与える場合には、ファン6は緩やかに
回すようにしても良い。そして調理終了後は、送気ファ
ン13を停止するため、庫内の空気は外に出ず、さらに
1〜2分ファン6を回転させ続けることによって、庫内
に残った臭気を触媒体17に吸着除去することができ
る。この吸着担体に吸着した臭気は、吸着能力が大きい
ため、低温ではほとんど脱着しないので、従来のように
壁に吸着した臭気が、次の使用時に脱着して調理に不都
合を与えることはない。
【0037】次にオーブン調理であるが、調理中は前述
のように触媒が活性化して、臭気を酸化分解し、脱臭す
るが、調理終了後も暫く熱風ファン6を回すことによっ
て、まだ十分に活性化しているため、脱臭機能を継続さ
せておくことができる。また、調理終了後もファン6を
駆動させることで、触媒体17を早く冷却し、次に行う
レンジ調理などで、吸着による脱臭をいちはやく行わせ
ることができるようになる。また、吸着による脱臭で、
臭気が飽和している場合でも、たまにオーブン調理を行
うことで、触媒体17の吸着した臭気を脱着し、触媒体
の無機担体17aの吸着能力を再生させる役割も果た
す。
のように触媒が活性化して、臭気を酸化分解し、脱臭す
るが、調理終了後も暫く熱風ファン6を回すことによっ
て、まだ十分に活性化しているため、脱臭機能を継続さ
せておくことができる。また、調理終了後もファン6を
駆動させることで、触媒体17を早く冷却し、次に行う
レンジ調理などで、吸着による脱臭をいちはやく行わせ
ることができるようになる。また、吸着による脱臭で、
臭気が飽和している場合でも、たまにオーブン調理を行
うことで、触媒体17の吸着した臭気を脱着し、触媒体
の無機担体17aの吸着能力を再生させる役割も果た
す。
【0038】次にグリル調理であるが、調理中は、熱風
ファン6をフル回転させておくと、食品が乾燥するた
め、緩やかに駆動させて臭気を吸着除去し、調理終了後
フル回転させることで、庫内に残った臭気を吸着除去す
ることができる。
ファン6をフル回転させておくと、食品が乾燥するた
め、緩やかに駆動させて臭気を吸着除去し、調理終了後
フル回転させることで、庫内に残った臭気を吸着除去す
ることができる。
【0039】次に吸着能力の再生の仕方である。吸着に
よる脱臭を続けていると、吸着容量が飽和すると、臭気
の除去効率が悪くなってくる。そこで定期的にまた任意
のときにこの再生モードを稼働させて脱臭能力を復活再
生させるものである。方法は、熱風ファン6を緩やかに
回転させ、熱風ヒータ8に通電させ、触媒を急激に加熱
する。このことによって、触媒から臭気は脱着し、それ
と同時に臭気を触媒で分解し、無臭化させることができ
る。ここでフル回転させる必要はなく、触媒温度を上げ
るのが目的のため、ファン6は触媒が過熱しない程度に
風を送れば良い。また風量が多いと、触媒の昇温速度が
遅くなり、また脱着した臭気が触媒で酸化分解されずに
放出される可能性もある。
よる脱臭を続けていると、吸着容量が飽和すると、臭気
の除去効率が悪くなってくる。そこで定期的にまた任意
のときにこの再生モードを稼働させて脱臭能力を復活再
生させるものである。方法は、熱風ファン6を緩やかに
回転させ、熱風ヒータ8に通電させ、触媒を急激に加熱
する。このことによって、触媒から臭気は脱着し、それ
と同時に臭気を触媒で分解し、無臭化させることができ
る。ここでフル回転させる必要はなく、触媒温度を上げ
るのが目的のため、ファン6は触媒が過熱しない程度に
風を送れば良い。また風量が多いと、触媒の昇温速度が
遅くなり、また脱着した臭気が触媒で酸化分解されずに
放出される可能性もある。
【0040】また、庫内に臭気強度の強い食品を調理し
たときに除去仕切れずに付いた臭気を任意のときに除去
することも可能である。これは、庫内壁面に付いた油や
食品滓から発せられる場合が多く、このため、これらを
焼き切ることが重要になる。そのため、この脱臭モード
では、まず、熱風ヒータ8をつけ、庫内と触媒を加熱し
て脱臭すると共に、その後、調理用ヒータ18を点灯
し、とくに汚れやすい天井付近を焼き切り、この臭気を
触媒で分解することで、庫内に残った臭気を完全に除去
することが可能になる。
たときに除去仕切れずに付いた臭気を任意のときに除去
することも可能である。これは、庫内壁面に付いた油や
食品滓から発せられる場合が多く、このため、これらを
焼き切ることが重要になる。そのため、この脱臭モード
では、まず、熱風ヒータ8をつけ、庫内と触媒を加熱し
て脱臭すると共に、その後、調理用ヒータ18を点灯
し、とくに汚れやすい天井付近を焼き切り、この臭気を
触媒で分解することで、庫内に残った臭気を完全に除去
することが可能になる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、循環ファンにより庫内の空気を循環させる通風
路の途中に、低温下で物理吸着性を有し加熱によって吸
着物質を放出する無機系担体上に触媒を担持させた触媒
体と、この触媒体を加熱する加熱手段とを設置したた
め、触媒体の温度が低いレンジ調理、グリル調理時に
は、無機系担体の吸着作用により脱臭され、触媒体の温
度が高くなるオーブン調理のときには、担持された触媒
により臭気が分解されて脱臭されるので、全ての調理モ
ードで脱臭することができる。
第1に、循環ファンにより庫内の空気を循環させる通風
路の途中に、低温下で物理吸着性を有し加熱によって吸
着物質を放出する無機系担体上に触媒を担持させた触媒
体と、この触媒体を加熱する加熱手段とを設置したた
め、触媒体の温度が低いレンジ調理、グリル調理時に
は、無機系担体の吸着作用により脱臭され、触媒体の温
度が高くなるオーブン調理のときには、担持された触媒
により臭気が分解されて脱臭されるので、全ての調理モ
ードで脱臭することができる。
【0042】第2に、オーブン調理に用いる熱風用ヒー
タを触媒加熱用の加熱手段に兼用したため、オーブン調
理時に熱風用ヒータの稼働により庫内温度が上ると共に
触媒体の温度も上り、省エネ、低コスト化をもたらすこ
とができる。
タを触媒加熱用の加熱手段に兼用したため、オーブン調
理時に熱風用ヒータの稼働により庫内温度が上ると共に
触媒体の温度も上り、省エネ、低コスト化をもたらすこ
とができる。
【0043】第3に、触媒体と、この触媒体が固定され
る通風路壁面との間に熱絶縁体を設けたため、グリル調
理の際、調理用ヒータからの熱が壁面を通して触媒体に
伝わることが防止され、触媒体が高温になることによっ
て吸着作用が低下するのを抑制することができる。
る通風路壁面との間に熱絶縁体を設けたため、グリル調
理の際、調理用ヒータからの熱が壁面を通して触媒体に
伝わることが防止され、触媒体が高温になることによっ
て吸着作用が低下するのを抑制することができる。
【0044】第4に、調理用ヒータによる加熱調理モー
ド又はマイクロ波による加熱調理モードのときに、少な
くとも調理終了後に、暫時、循環ファンを稼働して庫内
の空気を循環させるようにしたため、グリル調理、レン
ジ調理のとき、調理中の臭気はもとより、調理終了後に
庫内に残った臭気が除去されて、次の調理のときに不快
感を与えることを防止することができる。
ド又はマイクロ波による加熱調理モードのときに、少な
くとも調理終了後に、暫時、循環ファンを稼働して庫内
の空気を循環させるようにしたため、グリル調理、レン
ジ調理のとき、調理中の臭気はもとより、調理終了後に
庫内に残った臭気が除去されて、次の調理のときに不快
感を与えることを防止することができる。
【0045】第5に、触媒体は、庫内から見て熱風を通
気させる多孔板の外側における通風路中に設置したた
め、触媒体に調理物の汁などが直接付着して吸着能力が
低下するのを防止することができる。また無機系担体の
種類によっては、レンジ調理時にマイクロ波によって発
熱し、エネルギーの損失が大きくなることがあるが、電
磁波シールドとして機能するパンチングメタル等からな
る多孔板の外側に置くことでこれを防止することができ
る。
気させる多孔板の外側における通風路中に設置したた
め、触媒体に調理物の汁などが直接付着して吸着能力が
低下するのを防止することができる。また無機系担体の
種類によっては、レンジ調理時にマイクロ波によって発
熱し、エネルギーの損失が大きくなることがあるが、電
磁波シールドとして機能するパンチングメタル等からな
る多孔板の外側に置くことでこれを防止することができ
る。
【0046】第6に、任意の時に熱風用ヒータに通電し
て触媒体を加熱するようにしたため、臭気が脱着される
とともに、その脱着された臭気が触媒で酸化分解されて
無臭化され、吸着能力が再生されて半永久的に脱臭機能
を維持させることができる。
て触媒体を加熱するようにしたため、臭気が脱着される
とともに、その脱着された臭気が触媒で酸化分解されて
無臭化され、吸着能力が再生されて半永久的に脱臭機能
を維持させることができる。
【図1】本発明に係る加熱調理装置の実施例を示す外観
図である。
図である。
【図2】図1のB−B線断面図である。
【図3】上記実施例に適用される触媒体の斜視図及び縦
断面図である。
断面図である。
【図4】上記触媒体の第1の変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】上記触媒体の第2の変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】上記実施例における触媒体の吸着触媒作用の温
度変化を示す図である。
度変化を示す図である。
【図7】上記実施例におけるオーブン調理の場合の触媒
温度の変化を示す図である。
温度の変化を示す図である。
【図8】上記実施例における触媒体の取付け部分を示す
断面図である。
断面図である。
【図9】上記実施例におけるグリル調理のときの触媒体
の温度変化を示す図である。
の温度変化を示す図である。
【図10】上記実施例において吸着によるレンジ調理時
及びグリル調理時の脱臭性能を示す図である。
及びグリル調理時の脱臭性能を示す図である。
【図11】上記実施例において触媒によるオーブン調理
時の酸化脱臭性能を示す図である。
時の酸化脱臭性能を示す図である。
【図12】上記実施例において各調理モードでのファ
ン、ヒータ等の動作状況及び触媒体の温度変化を示す図
である。
ン、ヒータ等の動作状況及び触媒体の温度変化を示す図
である。
【図13】上記実施例において触媒体の再生モード及び
脱臭モードにおけるファン、ヒータ等の動作状況及び触
媒体の温度変化を示す図である。
脱臭モードにおけるファン、ヒータ等の動作状況及び触
媒体の温度変化を示す図である。
【図14】従来のオーブングリルレンジの平断面図であ
る。
る。
2 庫内(調理室) 6 熱風ファン(循環ファン) 8 熱風用ヒータ 12 調理物 14 マグネトロン(マイクロ波発生源) 17 触媒体 17a 無機系担体 17b 触媒層 18 調理用ヒータ 23 吹き出し口(多孔板) 25 熱絶縁体
Claims (6)
- 【請求項1】 庫内天井部分に設置され輻射熱で調理物
を加熱調理する調理用ヒータと、庫内の空気を加熱する
熱風用ヒータと、該熱風用ヒータで加熱された庫内の空
気を循環させる循環ファンと、庫内にマイクロ波を供給
し調理物を誘電加熱するマイクロ波発生源とを有する加
熱調理装置において、前記循環ファンにより庫内の空気
を循環させる通風路の途中に、低温下で物理吸着性を有
し加熱によって吸着物質を放出する無機系担体上に触媒
を担持させた触媒体と、該触媒体を加熱する加熱手段と
を設置してなることを特徴とする加熱調理装置。 - 【請求項2】 前記熱風用ヒータは、前記加熱手段に兼
用させてなることを特徴とする請求項1記載の加熱調理
装置。 - 【請求項3】 前記触媒体と、該触媒体が固定される通
風路壁面との間に熱絶縁体を設けてなることを特徴とす
る請求項1記載の加熱調理装置。 - 【請求項4】 前記調理用ヒータによる加熱調理モード
又は前記マイクロ波による加熱調理モードのときに、少
なくとも調理終了後に、暫時、前記循環ファンを稼働し
て庫内の空気を循環させるように構成してなることを特
徴とする請求項1記載の加熱調理装置。 - 【請求項5】 前記触媒体は、前記庫内から見て熱風を
通気させる多孔板の外側における前記通風路中に設置し
てなることを特徴とする請求項1記載の加熱調理装置。 - 【請求項6】 任意の時に前記熱風用ヒータに通電し、
前記触媒体を加熱するように構成してなることを特徴と
する請求項2記載の加熱調理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11060693A JPH06323553A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 加熱調理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11060693A JPH06323553A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 加熱調理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06323553A true JPH06323553A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14540105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11060693A Pending JPH06323553A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 加熱調理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06323553A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003058125A1 (en) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Sharp Kabushiki Kaisha | Heating cooking device |
WO2004091260A1 (ja) * | 2003-04-02 | 2004-10-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 高周波加熱装置 |
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