JPH06323337A - コード入り弾性継手 - Google Patents
コード入り弾性継手Info
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- JPH06323337A JPH06323337A JP5136513A JP13651393A JPH06323337A JP H06323337 A JPH06323337 A JP H06323337A JP 5136513 A JP5136513 A JP 5136513A JP 13651393 A JP13651393 A JP 13651393A JP H06323337 A JPH06323337 A JP H06323337A
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- JP
- Japan
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- rubber
- rubber bush
- fitting
- stopper
- bushes
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/50—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
- F16D3/78—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members shaped as an elastic disc or flat ring, arranged perpendicular to the axis of the coupling parts, different sets of spots of the disc or ring being attached to each coupling part, e.g. Hardy couplings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/50—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
- F16D3/60—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising pushing or pulling links attached to both parts
- F16D3/62—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising pushing or pulling links attached to both parts the links or their attachments being elastic
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転方向の変形量を規制する、簡略な構造の
ストッパ機構を備えたコード入り弾性継手を提供するこ
と。 【構成】 同一円周上に交互に配列された各複数個の第
一及び第二のゴムブッシュ12,14における外筒金具
22の軸方向端部に、軸方向に突出する当接部24を設
ける一方、第一のゴムブッシュ12の内筒金具20の軸
方向端部にストッパ金具34を装着し、該ストッパ金具
34における第一及び第二のゴムブッシュ12,14の
配列円周方向一方の端部を、各第一のゴムブッシュ12
の外筒金具22の当接部24の内面に対向位置せしめる
と共に、該ストッパ金具34における第一及び第二のゴ
ムブッシュ12,14の配列円周方向他方の端部を、隣
接位置する第二のゴムブッシュの外筒金具22の当接部
24の外面に対向位置せしめた。
ストッパ機構を備えたコード入り弾性継手を提供するこ
と。 【構成】 同一円周上に交互に配列された各複数個の第
一及び第二のゴムブッシュ12,14における外筒金具
22の軸方向端部に、軸方向に突出する当接部24を設
ける一方、第一のゴムブッシュ12の内筒金具20の軸
方向端部にストッパ金具34を装着し、該ストッパ金具
34における第一及び第二のゴムブッシュ12,14の
配列円周方向一方の端部を、各第一のゴムブッシュ12
の外筒金具22の当接部24の内面に対向位置せしめる
と共に、該ストッパ金具34における第一及び第二のゴ
ムブッシュ12,14の配列円周方向他方の端部を、隣
接位置する第二のゴムブッシュの外筒金具22の当接部
24の外面に対向位置せしめた。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、回転軸の連結部位に介装される
コード入り弾性継手に係り、特に回転方向の変形量を規
制する、簡略な構造のストッパ機構を備えたコード入り
弾性継手に関するものである。
コード入り弾性継手に係り、特に回転方向の変形量を規
制する、簡略な構造のストッパ機構を備えたコード入り
弾性継手に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、防振連結体の一種として、回転
駆動力が伝達される回転軸の連結部位に介装されて、両
回転軸間における振動の伝達を抑えつつ回転駆動力を伝
達する弾性継手(カップリング)が、知られている。
駆動力が伝達される回転軸の連結部位に介装されて、両
回転軸間における振動の伝達を抑えつつ回転駆動力を伝
達する弾性継手(カップリング)が、知られている。
【0003】そして、かかる弾性継手の一種として、特
公昭56−37449号公報等には、第一の回転軸に取
り付けられる第一のゴムブッシュと第二の回転軸に取り
付けられる第二のゴムブッシュの各複数個を、同一円周
上で周方向に相互に所定距離を隔てて交互に且つ軸方向
に平行に配列する一方、周方向に隣接する第一のゴムブ
ッシュと第二のゴムブッシュにそれぞれコード部材を巻
設すると共に、それら各コード部材を本体ゴム弾性体に
より包み込んで、第一のゴムブッシュと第二のゴムブッ
シュを連結してなる構造のコード入り弾性継手が、開示
されている。
公昭56−37449号公報等には、第一の回転軸に取
り付けられる第一のゴムブッシュと第二の回転軸に取り
付けられる第二のゴムブッシュの各複数個を、同一円周
上で周方向に相互に所定距離を隔てて交互に且つ軸方向
に平行に配列する一方、周方向に隣接する第一のゴムブ
ッシュと第二のゴムブッシュにそれぞれコード部材を巻
設すると共に、それら各コード部材を本体ゴム弾性体に
より包み込んで、第一のゴムブッシュと第二のゴムブッ
シュを連結してなる構造のコード入り弾性継手が、開示
されている。
【0004】かくの如きコード入り弾性継手において
は、回転駆動力の入力時に、コード部材が緊張して良好
なる応答性が発揮される一方、回転駆動力の非入力時に
は、コード部材が弛んで本体ゴム弾性体の弾性変形に基
づいて良好なる振動遮断性が発揮されることとなる。し
かも、コード部材は、第一及び第二のゴムブッシュを介
して、第一及び第二の回転軸に連結されていることか
ら、それら第一及び第二のゴムブッシュによって、一層
優れた振動遮断効果が発揮され得るのである。
は、回転駆動力の入力時に、コード部材が緊張して良好
なる応答性が発揮される一方、回転駆動力の非入力時に
は、コード部材が弛んで本体ゴム弾性体の弾性変形に基
づいて良好なる振動遮断性が発揮されることとなる。し
かも、コード部材は、第一及び第二のゴムブッシュを介
して、第一及び第二の回転軸に連結されていることか
ら、それら第一及び第二のゴムブッシュによって、一層
優れた振動遮断効果が発揮され得るのである。
【0005】ところで、このようなコード入り弾性継手
は、自動車のプロペラシャフトの連結部やステアリング
軸と舵取り装置の伝動軸との間等に介装されることとな
るが、近年では、自動車の性能上および構造上の理由に
より配設スペースや重量が制限されてきていることに伴
い、コード入り弾性継手に対してコンパクト化および軽
量化が要求されている。
は、自動車のプロペラシャフトの連結部やステアリング
軸と舵取り装置の伝動軸との間等に介装されることとな
るが、近年では、自動車の性能上および構造上の理由に
より配設スペースや重量が制限されてきていることに伴
い、コード入り弾性継手に対してコンパクト化および軽
量化が要求されている。
【0006】ところが、コード入り弾性継手の外径を小
さくしてコンパクト化すべく第一及び第二のゴムブッシ
ュの配列円の半径を小さくすると、回転力(トルク)伝
達時に第一及び第二のゴムブッシュ間に作用する回転方
向の力が大きくなるために、耐久性が大幅に低下すると
いう問題があった。
さくしてコンパクト化すべく第一及び第二のゴムブッシ
ュの配列円の半径を小さくすると、回転力(トルク)伝
達時に第一及び第二のゴムブッシュ間に作用する回転方
向の力が大きくなるために、耐久性が大幅に低下すると
いう問題があった。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、耐久性を十分に確保しつつ、第一及び第二
のゴムブッシュの配列円の半径を小さくしてコンパクト
化することのできるコード入り弾性継手を提供すること
にある。
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、耐久性を十分に確保しつつ、第一及び第二
のゴムブッシュの配列円の半径を小さくしてコンパクト
化することのできるコード入り弾性継手を提供すること
にある。
【0008】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明の特徴とするところは、いずれも互いに径方向に所
定距離を隔てて配された内筒金具と外筒金具が連結ゴム
弾性体により連結された、第一の回転軸に取り付けられ
る第一のゴムブッシュと第二の回転軸に取り付けられる
第二のゴムブッシュの各複数個を、同一円周上で周方向
に相互に所定距離を隔てて交互に且つ軸方向に平行に配
列する一方、周方向に隣接する該第一のゴムブッシュと
該第二のゴムブッシュの前記各外筒金具間にそれぞれコ
ード部材を巻設すると共に、それら各コード部材を本体
ゴム弾性体により包み込んで、前記第一及び第二のゴム
ブッシュを連結せしめてなるコード入り弾性継手におい
て、前記各第一のゴムブッシュおよび各第二のゴムブッ
シュにおける前記外筒金具の少なくとも一方の軸方向端
部に、それら第一及び第二のゴムブッシュの配列円周方
向一方の側において軸方向に突出する当接部を設ける一
方、前記各第一のゴムブッシュにおける前記内筒金具の
軸方向端部に環状のストッパ金具を嵌着固定し、該スト
ッパ金具における前記第一及び第二のゴムブッシュの配
列円周方向一方の端部を、それら各第一のゴムブッシュ
における前記外筒金具の当接部の内面に所定距離を隔て
て対向位置せしめると共に、該ストッパ金具における前
記第一及び第二のゴムブッシュの配列円周方向他方の端
部を、隣接位置する前記第二のゴムブッシュにおける前
記外筒金具の当接部の外面に所定距離を隔てて対向位置
せしめたことにある。
発明の特徴とするところは、いずれも互いに径方向に所
定距離を隔てて配された内筒金具と外筒金具が連結ゴム
弾性体により連結された、第一の回転軸に取り付けられ
る第一のゴムブッシュと第二の回転軸に取り付けられる
第二のゴムブッシュの各複数個を、同一円周上で周方向
に相互に所定距離を隔てて交互に且つ軸方向に平行に配
列する一方、周方向に隣接する該第一のゴムブッシュと
該第二のゴムブッシュの前記各外筒金具間にそれぞれコ
ード部材を巻設すると共に、それら各コード部材を本体
ゴム弾性体により包み込んで、前記第一及び第二のゴム
ブッシュを連結せしめてなるコード入り弾性継手におい
て、前記各第一のゴムブッシュおよび各第二のゴムブッ
シュにおける前記外筒金具の少なくとも一方の軸方向端
部に、それら第一及び第二のゴムブッシュの配列円周方
向一方の側において軸方向に突出する当接部を設ける一
方、前記各第一のゴムブッシュにおける前記内筒金具の
軸方向端部に環状のストッパ金具を嵌着固定し、該スト
ッパ金具における前記第一及び第二のゴムブッシュの配
列円周方向一方の端部を、それら各第一のゴムブッシュ
における前記外筒金具の当接部の内面に所定距離を隔て
て対向位置せしめると共に、該ストッパ金具における前
記第一及び第二のゴムブッシュの配列円周方向他方の端
部を、隣接位置する前記第二のゴムブッシュにおける前
記外筒金具の当接部の外面に所定距離を隔てて対向位置
せしめたことにある。
【0009】
【作用,効果】このような本発明に従う構造とされたコ
ード入り弾性継手においては、第一のゴムブッシュの内
筒金具に取り付けられたストッパ金具が、隣接する第二
のゴムブッシュの外筒金具の当接部の外面に当接するこ
とによって、コード部材,本体ゴム弾性体および連結ゴ
ム弾性体におけるトルク入力方向一方の側の変形量が規
制される。
ード入り弾性継手においては、第一のゴムブッシュの内
筒金具に取り付けられたストッパ金具が、隣接する第二
のゴムブッシュの外筒金具の当接部の外面に当接するこ
とによって、コード部材,本体ゴム弾性体および連結ゴ
ム弾性体におけるトルク入力方向一方の側の変形量が規
制される。
【0010】更にまた、第一のゴムブッシュの内筒金具
に取り付けられたストッパ金具が、かかる第一のゴムブ
ッシュの外筒金具の当接部の内面に当接することによっ
て、連結ゴム弾性体におけるトルク入力方向他方の側の
変形量が規制される。
に取り付けられたストッパ金具が、かかる第一のゴムブ
ッシュの外筒金具の当接部の内面に当接することによっ
て、連結ゴム弾性体におけるトルク入力方向他方の側の
変形量が規制される。
【0011】従って、本発明に係るコード入り弾性継手
においては、大きなトルクが入力された際にも、ストッ
パ金具の当接部への当接により、連結ゴム弾性体やコー
ド部材,本体ゴム弾性体の変形量が規制され、それらの
過大な変形が防止されることから、それら各部材の耐久
性、ひいてはコード入り弾性継手の耐久性の向上が図ら
れ得る。
においては、大きなトルクが入力された際にも、ストッ
パ金具の当接部への当接により、連結ゴム弾性体やコー
ド部材,本体ゴム弾性体の変形量が規制され、それらの
過大な変形が防止されることから、それら各部材の耐久
性、ひいてはコード入り弾性継手の耐久性の向上が図ら
れ得る。
【0012】しかも、かかるコード入り弾性継手におい
ては、連結ゴム弾性体やコード部材,本体ゴム弾性体の
過大な変形が防止されることから、耐トルク強度が向上
されるのであり、それ故、耐久性を十分に確保しつつ、
第一及び第二のゴムブッシュの配列円の半径を小さくし
てコンパクト化することが可能となる。
ては、連結ゴム弾性体やコード部材,本体ゴム弾性体の
過大な変形が防止されることから、耐トルク強度が向上
されるのであり、それ故、耐久性を十分に確保しつつ、
第一及び第二のゴムブッシュの配列円の半径を小さくし
てコンパクト化することが可能となる。
【0013】また、かかるコード入り弾性継手において
は、コード部材,本体ゴム弾性体および連結ゴム弾性体
のトルク入力方向一方の側の変形量を規制するストッパ
部材と、連結ゴム弾性体のトルク入力方向他方の側の変
形量を規制するストッパ部材とが、一つのストッパ金具
によって構成されることから、構造が極めて簡単であ
り、優れた製作性およびコスト性が発揮され得る。
は、コード部材,本体ゴム弾性体および連結ゴム弾性体
のトルク入力方向一方の側の変形量を規制するストッパ
部材と、連結ゴム弾性体のトルク入力方向他方の側の変
形量を規制するストッパ部材とが、一つのストッパ金具
によって構成されることから、構造が極めて簡単であ
り、優れた製作性およびコスト性が発揮され得る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明する。
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明する。
【0015】先ず、図1及び図2には、本発明の一実施
例としての自動車のプロペラシャフト用カップリング1
0が示されており、更に図3には、その要部断面の拡大
図が示されている。本実施例のカップリング10は、同
一円周上に交互に配された各三個の第一のゴムブッシュ
12および第二のゴムブッシュ14を有しており、それ
ら第一及び第二のゴムブッシュ12,14が、コード部
材16と本体ゴム弾性体18によって周方向に連結され
てなる構造とされている。
例としての自動車のプロペラシャフト用カップリング1
0が示されており、更に図3には、その要部断面の拡大
図が示されている。本実施例のカップリング10は、同
一円周上に交互に配された各三個の第一のゴムブッシュ
12および第二のゴムブッシュ14を有しており、それ
ら第一及び第二のゴムブッシュ12,14が、コード部
材16と本体ゴム弾性体18によって周方向に連結され
てなる構造とされている。
【0016】そして、かかるカップリング10は、エン
ジン側シャフトとディファレンシャル側シャフトとの連
結部に介装されて、各第一のゴムブッシュ12にエンジ
ン側シャフトが取り付けられる一方、各第二のゴムブッ
シュ14にディファレンシャル側シャフトが取り付けら
れることにより、装着されるようになっている。
ジン側シャフトとディファレンシャル側シャフトとの連
結部に介装されて、各第一のゴムブッシュ12にエンジ
ン側シャフトが取り付けられる一方、各第二のゴムブッ
シュ14にディファレンシャル側シャフトが取り付けら
れることにより、装着されるようになっている。
【0017】より詳細には、第一のゴムブッシュ12
は、内筒金具20と、その径方向外方に所定距離を隔て
て配された外筒金具22を有している。これら内筒金具
20と外筒金具22は、いずれも円筒形状を呈してお
り、互いに径方向に所定量だけ偏心して位置せしめられ
ている。また、内筒金具20は、外筒金具22よりも軸
方向長さが長くされており、外筒金具22から軸方向両
側にそれぞれ所定量だけ突出せしめられている。
は、内筒金具20と、その径方向外方に所定距離を隔て
て配された外筒金具22を有している。これら内筒金具
20と外筒金具22は、いずれも円筒形状を呈してお
り、互いに径方向に所定量だけ偏心して位置せしめられ
ている。また、内筒金具20は、外筒金具22よりも軸
方向長さが長くされており、外筒金具22から軸方向両
側にそれぞれ所定量だけ突出せしめられている。
【0018】さらに、外筒金具22には、軸方向両端部
において、軸方向外方に突出する当接部24が、周方向
に略1/3周の長さを有する円弧形状をもって形成され
ている。なお、軸方向両側の当接部24,24は、互い
に軸方向に対向位置する部位に形成されている。
において、軸方向外方に突出する当接部24が、周方向
に略1/3周の長さを有する円弧形状をもって形成され
ている。なお、軸方向両側の当接部24,24は、互い
に軸方向に対向位置する部位に形成されている。
【0019】そして、これら内筒金具20と外筒金具2
2の間に連結ゴム弾性体26が介装されており、かかる
連結ゴム弾性体26によって、内筒金具20と外筒金具
22が弾性的に連結されている。なお、この連結ゴム弾
性体26には、径方向のばね特性を調節するために、軸
方向に貫通するスリット28が、周方向において3つ設
けられている。
2の間に連結ゴム弾性体26が介装されており、かかる
連結ゴム弾性体26によって、内筒金具20と外筒金具
22が弾性的に連結されている。なお、この連結ゴム弾
性体26には、径方向のばね特性を調節するために、軸
方向に貫通するスリット28が、周方向において3つ設
けられている。
【0020】また、第二のゴムブッシュ14も、第一の
ゴムブッシュ12と同一構造とされている。
ゴムブッシュ12と同一構造とされている。
【0021】そして、これら第一のゴムブッシュ12と
第二のゴムブッシュ14は、同一円周上で周方向に略等
間隔を隔てて交互に配列されている。また、これら第一
及び第二のゴムブッシュ12,14は、いずれも、ブッ
シュ軸心(内外筒金具20,22の軸心)が配列円の軸
方向に平行となるように配列されている。即ち、第一の
ゴムブッシュ12と第二のゴムブッシュ14は、正六角
形の各頂角部に位置して、周方向に交互に配設されてい
るのである。
第二のゴムブッシュ14は、同一円周上で周方向に略等
間隔を隔てて交互に配列されている。また、これら第一
及び第二のゴムブッシュ12,14は、いずれも、ブッ
シュ軸心(内外筒金具20,22の軸心)が配列円の軸
方向に平行となるように配列されている。即ち、第一の
ゴムブッシュ12と第二のゴムブッシュ14は、正六角
形の各頂角部に位置して、周方向に交互に配設されてい
るのである。
【0022】なお、そのような配設状態下、第一及び第
二のゴムブッシュ12,14は、いずれも、外筒金具2
2に対する内筒金具20の偏心方向が、ゴムブッシュの
配列円周方向において一方の側(図1中、左回りの側)
となるように、設定されている。また、かかる配列状態
下、第一及び第二のゴムブッシュ12,14における外
筒金具22の当接部24は、ゴムブッシュの配列円周方
向において他方の側(図1中、右回りの側)に位置せし
められている。
二のゴムブッシュ12,14は、いずれも、外筒金具2
2に対する内筒金具20の偏心方向が、ゴムブッシュの
配列円周方向において一方の側(図1中、左回りの側)
となるように、設定されている。また、かかる配列状態
下、第一及び第二のゴムブッシュ12,14における外
筒金具22の当接部24は、ゴムブッシュの配列円周方
向において他方の側(図1中、右回りの側)に位置せし
められている。
【0023】また、かくの如く配設された第一のゴムブ
ッシュ12と第二のゴムブッシュ14には、配列円周方
向において互いに隣接位置するものの間に跨がって、そ
れぞれコード部材16が装着されており、それら第一及
び第二のゴムブッシュ12,14の各外筒金具22の外
周面上に巻き掛けられている。更に、各外筒金具22の
軸方向両端部には、それぞれ、コード部材16を位置決
めするための金属リング32が外嵌固定されている。な
お、コード部材16としては、鋼線等の金属ワイヤの
他、ポリエステルコード等の合成繊維も採用され得る。
ッシュ12と第二のゴムブッシュ14には、配列円周方
向において互いに隣接位置するものの間に跨がって、そ
れぞれコード部材16が装着されており、それら第一及
び第二のゴムブッシュ12,14の各外筒金具22の外
周面上に巻き掛けられている。更に、各外筒金具22の
軸方向両端部には、それぞれ、コード部材16を位置決
めするための金属リング32が外嵌固定されている。な
お、コード部材16としては、鋼線等の金属ワイヤの
他、ポリエステルコード等の合成繊維も採用され得る。
【0024】さらに、第一のゴムブッシュ12と第二の
ゴムブッシュ14の間には、それらの外筒金具22を外
周面から包み込み、更に各コード部材16をも包み込む
ようにして、本体ゴム弾性体18が設けられている。即
ち、この本体ゴム弾性体18は、厚肉の略円環板形状を
呈しており、かかる本体ゴム弾性体18によって、第一
及び第二のゴムブッシュ12,14が、それぞれ、所定
位置に弾性的に位置決め保持されている。
ゴムブッシュ14の間には、それらの外筒金具22を外
周面から包み込み、更に各コード部材16をも包み込む
ようにして、本体ゴム弾性体18が設けられている。即
ち、この本体ゴム弾性体18は、厚肉の略円環板形状を
呈しており、かかる本体ゴム弾性体18によって、第一
及び第二のゴムブッシュ12,14が、それぞれ、所定
位置に弾性的に位置決め保持されている。
【0025】なお、本実施例では、本体ゴム弾性体18
と、第一及び第二のゴムブッシュ12,14の連結ゴム
弾性体26とが、各ゴムブッシュ12,14の外筒金具
22の軸方向両端部に設けられた連通溝30,30を通
じて、相互に接続されており、一体構造とされている。
即ち、これら本体ゴム弾性体18と連結ゴム弾性体26
は、所定の成形型内に内外筒金具20,22をセット
し、更に各外筒金具22間にコード部材16を巻回せし
めた後、かかる成形型にゴム材料を充填し、加硫するこ
とにより、一体加硫成形されている。
と、第一及び第二のゴムブッシュ12,14の連結ゴム
弾性体26とが、各ゴムブッシュ12,14の外筒金具
22の軸方向両端部に設けられた連通溝30,30を通
じて、相互に接続されており、一体構造とされている。
即ち、これら本体ゴム弾性体18と連結ゴム弾性体26
は、所定の成形型内に内外筒金具20,22をセット
し、更に各外筒金具22間にコード部材16を巻回せし
めた後、かかる成形型にゴム材料を充填し、加硫するこ
とにより、一体加硫成形されている。
【0026】また、第一及び第二のゴムブッシュ12,
14の外筒金具22に設けられた当接部24の外周面に
は、それぞれ、所定厚さの緩衝ゴム層31が、本体ゴム
弾性体18と一体的に形成されている。
14の外筒金具22に設けられた当接部24の外周面に
は、それぞれ、所定厚さの緩衝ゴム層31が、本体ゴム
弾性体18と一体的に形成されている。
【0027】さらに、かくの如く位置決め配置された第
一のゴムブッシュ12には、その内筒金具20の軸方向
両端部に対して、一対のストッパ金具34,34が、装
着されている。このストッパ金具34は、図4及び図5
にも示されているように、中央部分に嵌着孔38を有す
る略円環板形状を呈しており、その外周部分には、外筒
金具22の内周面に対応した円弧凸形の突出端面40を
有する第一の径方向突部42と、外筒金具22の外周面
に対応した円弧凹形の突出端面44を有する第二の径方
向突部46とが、互いに径方向略反対側に向かってそれ
ぞれ突出形成されている。
一のゴムブッシュ12には、その内筒金具20の軸方向
両端部に対して、一対のストッパ金具34,34が、装
着されている。このストッパ金具34は、図4及び図5
にも示されているように、中央部分に嵌着孔38を有す
る略円環板形状を呈しており、その外周部分には、外筒
金具22の内周面に対応した円弧凸形の突出端面40を
有する第一の径方向突部42と、外筒金具22の外周面
に対応した円弧凹形の突出端面44を有する第二の径方
向突部46とが、互いに径方向略反対側に向かってそれ
ぞれ突出形成されている。
【0028】そして、かかるストッパ金具34は、第一
のゴムブッシュ12の内筒金具20の軸方向両端部に対
して、それぞれ、第一の径方向突部42と第二の径方向
突部44が、第一及び第二のゴムブッシュ12,14の
配列円周方向両側に突出する状態で、外嵌固定されてい
る。即ち、そのような装着状態下、ストッパ金具34の
第一の径方向突部42は、各第一のゴムブッシュ12を
構成する外筒金具22の当接部24の内周面に対して、
第一及び第二のゴムブッシュ12,14の配列円周方向
に所定距離を隔てて対向位置せしめられているのであ
り、また一方、ストッパ金具34の第二の径方向突部4
6は、隣接位置する第二のゴムブッシュ14を構成する
外筒金具22の当接部24の外周面に対して、第一及び
第二のゴムブッシュ12,14の配列円周方向に所定距
離を隔てて対向位置せしめられている。
のゴムブッシュ12の内筒金具20の軸方向両端部に対
して、それぞれ、第一の径方向突部42と第二の径方向
突部44が、第一及び第二のゴムブッシュ12,14の
配列円周方向両側に突出する状態で、外嵌固定されてい
る。即ち、そのような装着状態下、ストッパ金具34の
第一の径方向突部42は、各第一のゴムブッシュ12を
構成する外筒金具22の当接部24の内周面に対して、
第一及び第二のゴムブッシュ12,14の配列円周方向
に所定距離を隔てて対向位置せしめられているのであ
り、また一方、ストッパ金具34の第二の径方向突部4
6は、隣接位置する第二のゴムブッシュ14を構成する
外筒金具22の当接部24の外周面に対して、第一及び
第二のゴムブッシュ12,14の配列円周方向に所定距
離を隔てて対向位置せしめられている。
【0029】また一方、第二のゴムブッシュ14には、
その内筒金具20の軸方向両端部に対して、一対のスト
ッパ金具48,48が、装着されている。このストッパ
金具48は、中央部分に嵌着孔50を有する略円環板形
状を呈しており、その外周部分には、外筒金具22の内
周面に対応した円弧凸形の突出端面52を有する第一の
径方向突部54が、周方向略半周に亘って、径方向外方
に向かって突出形成されている。
その内筒金具20の軸方向両端部に対して、一対のスト
ッパ金具48,48が、装着されている。このストッパ
金具48は、中央部分に嵌着孔50を有する略円環板形
状を呈しており、その外周部分には、外筒金具22の内
周面に対応した円弧凸形の突出端面52を有する第一の
径方向突部54が、周方向略半周に亘って、径方向外方
に向かって突出形成されている。
【0030】そして、かかるストッパ金具48は、第二
のゴムブッシュ14の内筒金具20の軸方向両端部に対
して、それぞれ、径方向突部54が、第一及び第二のゴ
ムブッシュ12,14の配列円周方向に突出し、かかる
第二のゴムブッシュ14を構成する外筒金具22の当接
部24の内周面に対して、第一及び第二のゴムブッシュ
12,14の配列円周方向に所定距離を隔てて対向位置
する状態で、外嵌固定されている。
のゴムブッシュ14の内筒金具20の軸方向両端部に対
して、それぞれ、径方向突部54が、第一及び第二のゴ
ムブッシュ12,14の配列円周方向に突出し、かかる
第二のゴムブッシュ14を構成する外筒金具22の当接
部24の内周面に対して、第一及び第二のゴムブッシュ
12,14の配列円周方向に所定距離を隔てて対向位置
する状態で、外嵌固定されている。
【0031】上述の如き構造とされたカップリング10
は、各第一のゴムブッシュ12の内筒金具20にエンジ
ン側シャフトに設けられたピンが挿通固定される一方、
各第二のゴムブッシュ14の内筒金具20にディファレ
ンシャル側シャフトに設けられたピンが挿通固定される
ことにより、それらエンジン側シャフトとディファレン
シャル側シャフトとの間に介装されることとなる。
は、各第一のゴムブッシュ12の内筒金具20にエンジ
ン側シャフトに設けられたピンが挿通固定される一方、
各第二のゴムブッシュ14の内筒金具20にディファレ
ンシャル側シャフトに設けられたピンが挿通固定される
ことにより、それらエンジン側シャフトとディファレン
シャル側シャフトとの間に介装されることとなる。
【0032】なお、本実施例のカップリング10は、一
般に、エンジン側シャフトの正方向の回転駆動力が、図
1中、左回りに入力されるように装着される。
般に、エンジン側シャフトの正方向の回転駆動力が、図
1中、左回りに入力されるように装着される。
【0033】そして、エンジン側シャフトの正方向の回
転駆動力が入力された際には、第一のゴムブッシュ12
から第二のゴムブッシュ14に対し、コード部材16お
よび本体ゴム弾性体18を介してトルクが伝達され、各
第一のゴムブッシュ12が各第二のゴムブッシュ14に
対して、図1中、左回り方向に相対的に変位せしめられ
ることとなる。
転駆動力が入力された際には、第一のゴムブッシュ12
から第二のゴムブッシュ14に対し、コード部材16お
よび本体ゴム弾性体18を介してトルクが伝達され、各
第一のゴムブッシュ12が各第二のゴムブッシュ14に
対して、図1中、左回り方向に相対的に変位せしめられ
ることとなる。
【0034】それ故、大きな回転駆動力が入力された際
には、第一のゴムブッシュ12に装着されたストッパ金
具34の第二の径方向突部46が、図1中、左回り方向
に隣接する第二のゴムブッシュ14の外筒金具22に設
けられた当接部24の外周面に当接せしめられて、それ
ら第一のゴムブッシュ12と第二のゴムブッシュ14の
周方向の相対的変位量が規制される。即ち、それによっ
て、コード部材16,本体ゴム弾性体18および第一の
ゴムブッシュ12の連結ゴム弾性体26に及ぼされる応
力が制限されて、それらの最大変形量が規定される。
には、第一のゴムブッシュ12に装着されたストッパ金
具34の第二の径方向突部46が、図1中、左回り方向
に隣接する第二のゴムブッシュ14の外筒金具22に設
けられた当接部24の外周面に当接せしめられて、それ
ら第一のゴムブッシュ12と第二のゴムブッシュ14の
周方向の相対的変位量が規制される。即ち、それによっ
て、コード部材16,本体ゴム弾性体18および第一の
ゴムブッシュ12の連結ゴム弾性体26に及ぼされる応
力が制限されて、それらの最大変形量が規定される。
【0035】なお、その際、第二のゴムブッシュ14に
あっては、内筒金具20に装着されたストッパ金具48
の径方向突部54が外筒金具22の当接部24の内周面
に当接せしめられることにより、かかる第二のゴムブッ
シュ14を構成する連結ゴム弾性体26の変形量が規制
されることとなる。即ち、それによって、第二のゴムブ
ッシュ14の連結ゴム弾性体26に及ぼされる応力およ
び変形量も、制限されるのである。
あっては、内筒金具20に装着されたストッパ金具48
の径方向突部54が外筒金具22の当接部24の内周面
に当接せしめられることにより、かかる第二のゴムブッ
シュ14を構成する連結ゴム弾性体26の変形量が規制
されることとなる。即ち、それによって、第二のゴムブ
ッシュ14の連結ゴム弾性体26に及ぼされる応力およ
び変形量も、制限されるのである。
【0036】また一方、かかるカップリング10に対し
て、反対方向の回転駆動力が入力された際には、各第一
のゴムブッシュ12が各第二のゴムブッシュ14に対し
て、図1中、右回り方向に相対的に変位せしめられる
が、その場合には、第一のゴムブッシュ12の内筒金具
20に装着されたストッパ金具34の第一の径方向突部
42が外筒金具22の当接部24の内周面に当接せしめ
られることにより、かかる第一のゴムブッシュ12を構
成する連結ゴム弾性体26の変形量が規制される。即
ち、それによって、第一のゴムブッシュ12の連結ゴム
弾性体26に及ぼされる応力および変形量が、制限され
ることとなる。
て、反対方向の回転駆動力が入力された際には、各第一
のゴムブッシュ12が各第二のゴムブッシュ14に対し
て、図1中、右回り方向に相対的に変位せしめられる
が、その場合には、第一のゴムブッシュ12の内筒金具
20に装着されたストッパ金具34の第一の径方向突部
42が外筒金具22の当接部24の内周面に当接せしめ
られることにより、かかる第一のゴムブッシュ12を構
成する連結ゴム弾性体26の変形量が規制される。即
ち、それによって、第一のゴムブッシュ12の連結ゴム
弾性体26に及ぼされる応力および変形量が、制限され
ることとなる。
【0037】従って、かかるカップリング10において
は、エンジン側から大きな正方向の回転駆動力が入力さ
れた場合にも、コード部材16,本体ゴム弾性体18お
よび連結ゴム弾性体26の過大な変形が防止されること
から、優れた耐久性が発揮され得る。
は、エンジン側から大きな正方向の回転駆動力が入力さ
れた場合にも、コード部材16,本体ゴム弾性体18お
よび連結ゴム弾性体26の過大な変形が防止されること
から、優れた耐久性が発揮され得る。
【0038】しかも、かかるカップリング10において
は、コード部材16,本体ゴム弾性体18および第一の
ゴムブッシュ12の連結ゴム弾性体26に及ぼされる応
力が制限されることにより、優れた耐トルク強度が発揮
されることから、耐久性を十分に確保しつつ、第一及び
第二のゴムブッシュ12,14の配列円の半径を小さく
設定してコンパクト化することが可能となる。
は、コード部材16,本体ゴム弾性体18および第一の
ゴムブッシュ12の連結ゴム弾性体26に及ぼされる応
力が制限されることにより、優れた耐トルク強度が発揮
されることから、耐久性を十分に確保しつつ、第一及び
第二のゴムブッシュ12,14の配列円の半径を小さく
設定してコンパクト化することが可能となる。
【0039】また、かかるコード入り弾性継手において
は、正方向の回転駆動力入力時に、コード部材16,本
体ゴム弾性体18および第一のゴムブッシュ12を構成
する連結ゴム弾性体26の変形量を規制するストッパ部
材と、反対方向の回転駆動力入力時に、第一のゴムブッ
シュ12を構成する連結ゴム弾性体26の変形量を規制
するストッパ部材とが、一つのストッパ金具34によっ
て構成されていることから、構造が極めて簡単であり、
優れた製作性およびコスト性が発揮されるという効果も
ある。
は、正方向の回転駆動力入力時に、コード部材16,本
体ゴム弾性体18および第一のゴムブッシュ12を構成
する連結ゴム弾性体26の変形量を規制するストッパ部
材と、反対方向の回転駆動力入力時に、第一のゴムブッ
シュ12を構成する連結ゴム弾性体26の変形量を規制
するストッパ部材とが、一つのストッパ金具34によっ
て構成されていることから、構造が極めて簡単であり、
優れた製作性およびコスト性が発揮されるという効果も
ある。
【0040】さらに、本実施例のカップリング10にお
いては、第二のゴムブッシュ14にもストッパ金具48
が装着されており、かかるストッパ金具48によって、
正方向の回転駆動力入力時における、第二のゴムブッシ
ュ14を構成する連結ゴム弾性体26の変形量が規制さ
れるようになっていることから、かかる第二のゴムブッ
シュ14を構成する連結ゴム弾性体26の耐久性も有利
に確保され得る。
いては、第二のゴムブッシュ14にもストッパ金具48
が装着されており、かかるストッパ金具48によって、
正方向の回転駆動力入力時における、第二のゴムブッシ
ュ14を構成する連結ゴム弾性体26の変形量が規制さ
れるようになっていることから、かかる第二のゴムブッ
シュ14を構成する連結ゴム弾性体26の耐久性も有利
に確保され得る。
【0041】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0042】例えば、前記実施例では、第一のゴムブッ
シュ12および第二のゴムブッシュ14の軸方向両端部
に、ストッパ金具34と当接部24からなるストッパ機
構が設けられていたが、かかるストッパ機構を、軸方向
一方の側にのみ設けても良い。
シュ12および第二のゴムブッシュ14の軸方向両端部
に、ストッパ金具34と当接部24からなるストッパ機
構が設けられていたが、かかるストッパ機構を、軸方向
一方の側にのみ設けても良い。
【0043】また、第二のゴムブッシュ14に装着する
ストッパ金具として、第一のゴムブッシュ12に装着す
るストッパ金具34と同一構造のものを採用することも
できる。それによって、正方向および反対方向のいずれ
の回転駆動力の入力時にも、同様なストッパ機能を得る
ことが可能となる。
ストッパ金具として、第一のゴムブッシュ12に装着す
るストッパ金具34と同一構造のものを採用することも
できる。それによって、正方向および反対方向のいずれ
の回転駆動力の入力時にも、同様なストッパ機能を得る
ことが可能となる。
【0044】更にまた、第二のゴムブッシュ14の構造
や入力される回転駆動力の大きさ等によっては、必ずし
も、第二のゴムブッシュ14にストッパ金具を装着する
必要はない。そのような場合にも、第一のゴムブッシュ
12に装着されたストッパ金具34により、コード部材
16や本体ゴム弾性体18、ひいてはカップリング10
の耐久性の向上効果が有効に発揮され得る。
や入力される回転駆動力の大きさ等によっては、必ずし
も、第二のゴムブッシュ14にストッパ金具を装着する
必要はない。そのような場合にも、第一のゴムブッシュ
12に装着されたストッパ金具34により、コード部材
16や本体ゴム弾性体18、ひいてはカップリング10
の耐久性の向上効果が有効に発揮され得る。
【0045】さらに、前記実施例では、第一及び第二の
ゴムブッシュ12,14の連結ゴム弾性体26と本体ゴ
ム弾性体18とが、一体成形されていたが、それらを別
部材とすることも可能である。
ゴムブッシュ12,14の連結ゴム弾性体26と本体ゴ
ム弾性体18とが、一体成形されていたが、それらを別
部材とすることも可能である。
【0046】また、前記実施例では、第一のゴムブッシ
ュ12と第二のゴムブッシュ14の各三個を備えたカッ
プリング10について説明したが、それぞれ二個或いは
四個以上の第一及び第二のゴムブッシュ12,14を備
えてなるカップリングについても、本発明は有利に適用
され得る。
ュ12と第二のゴムブッシュ14の各三個を備えたカッ
プリング10について説明したが、それぞれ二個或いは
四個以上の第一及び第二のゴムブッシュ12,14を備
えてなるカップリングについても、本発明は有利に適用
され得る。
【0047】加えて、前記実施例では、本発明を、自動
車のプロペラシャフトの連結部に介装されるカップリン
グに適用したものの一例を示したが、本発明は、その他
にも、自動車のステアリング・カップリングや、或いは
自動車以外の各種装置における回転部材の連結部位に介
装される継手装置に対して、いずれも、有効に適用され
得るものである。
車のプロペラシャフトの連結部に介装されるカップリン
グに適用したものの一例を示したが、本発明は、その他
にも、自動車のステアリング・カップリングや、或いは
自動車以外の各種装置における回転部材の連結部位に介
装される継手装置に対して、いずれも、有効に適用され
得るものである。
【0048】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、いずれも、本発明の範囲内に含まれるものであるこ
とは、言うまでもない。
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、いずれも、本発明の範囲内に含まれるものであるこ
とは、言うまでもない。
【図1】本発明の一実施例としてのカップリングを示す
平面図である。
平面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1における III−III 断面に相当する要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図4】図1に示されているカップリングに用いられて
いるストッパ金具を示す平面図である。
いるストッパ金具を示す平面図である。
【図5】図4におけるV−V断面図である。
10 カップリング 12 第一のゴムブッシュ 14 第二のゴムブッシュ 16 コード部材 18 本体ゴム弾性体 20 内筒金具 22 外筒金具 24 当接部 26 連結ゴム弾性体 34 ストッパ金具 38 嵌着孔 42 第一の径方向突部 46 第二の径方向突部
Claims (1)
- 【請求項1】 いずれも互いに径方向に所定距離を隔て
て配された内筒金具と外筒金具が連結ゴム弾性体により
連結された、第一の回転軸に取り付けられる第一のゴム
ブッシュと第二の回転軸に取り付けられる第二のゴムブ
ッシュの各複数個を、同一円周上で周方向に相互に所定
距離を隔てて交互に且つ軸方向に平行に配列する一方、
周方向に隣接する該第一のゴムブッシュと該第二のゴム
ブッシュの前記各外筒金具間にそれぞれコード部材を巻
設すると共に、それら各コード部材を本体ゴム弾性体に
より包み込んで、前記第一及び第二のゴムブッシュを連
結せしめてなるコード入り弾性継手において、 前記各第一のゴムブッシュおよび各第二のゴムブッシュ
における前記外筒金具の少なくとも一方の軸方向端部
に、それら第一及び第二のゴムブッシュの配列円周方向
一方の側において軸方向に突出する当接部を設ける一
方、前記各第一のゴムブッシュにおける前記内筒金具の
軸方向端部に環状のストッパ金具を嵌着固定し、該スト
ッパ金具における前記第一及び第二のゴムブッシュの配
列円周方向一方の端部を、それら各第一のゴムブッシュ
における前記外筒金具の当接部の内面に所定距離を隔て
て対向位置せしめると共に、該ストッパ金具における前
記第一及び第二のゴムブッシュの配列円周方向他方の端
部を、隣接位置する前記第二のゴムブッシュにおける前
記外筒金具の当接部の外面に所定距離を隔てて対向位置
せしめたことを特徴とするコード入り弾性継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5136513A JPH06323337A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | コード入り弾性継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5136513A JPH06323337A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | コード入り弾性継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06323337A true JPH06323337A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=15176933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5136513A Pending JPH06323337A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | コード入り弾性継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06323337A (ja) |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP5136513A patent/JPH06323337A/ja active Pending
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