JPH06323217A - 燃料ポンプ用フィルタ - Google Patents

燃料ポンプ用フィルタ

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Publication number
JPH06323217A
JPH06323217A JP5110588A JP11058893A JPH06323217A JP H06323217 A JPH06323217 A JP H06323217A JP 5110588 A JP5110588 A JP 5110588A JP 11058893 A JP11058893 A JP 11058893A JP H06323217 A JPH06323217 A JP H06323217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
filter
fuel pump
fuel
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP5110588A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Arakawa
茂 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP5110588A priority Critical patent/JPH06323217A/ja
Publication of JPH06323217A publication Critical patent/JPH06323217A/ja
Priority to US08/549,907 priority patent/US5607578A/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンク底面に対する押しつけ荷重の増大を回
避し、騒音を低減する。 【構成】 燃料ポンプ8に取り付けられるフレーム13
と、フレーム13によって膨らんだ状態に保持される袋
状メッシュ14と、メッシュ14と燃料タンク1の底面
1aとの間に介在されるメッシュ保護板15とを備え、
メッシュ14が上側メッシュ部14cと下側メッシュ部
14bとを接合する接合部16を有する。接合部16
が、上側メッシュ部14cの高さをC、下側メッシュ部
14bの高さをBとしたとき、C<Bの関係を満たす位
置に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に採用されるイ
ンタンク式燃料ポンプ用フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例としての先行技術を図7〜図11
により述べる。まず、図7に側面図で示される燃料タン
クに設置した状態のポンプアッセンブリから説明する。
燃料タンク1にその上面開口を塞ぐように取り付けられ
るブラケット2には、ポンプ取付用ステー3、燃料供給
パイプ4、リターンパイプ5及び電気接続用コネクタ6
が組付けられている。
【0003】前記ブラケット2のステー3によりインタ
ンク式燃料ポンプ8が傾斜状に支持されている。燃料ポ
ンプ8は、ブラシレスモータあるいはDCモータ等の電
動モータとそのモータ部によって駆動するポンプ部とを
一体的に備えている。燃料ポンプ8の図示されない燃料
吐出口は前記燃料供給パイプ4に連通ホース9を介して
接続されている。また燃料ポンプ8のターミナル10に
は前記コネクタ6のハーネス6aが電気接続されてい
る。さらに燃料ポンプ8の底面部の図示されない燃料吸
入口には後で詳述するフィルタ12が取り付けられてい
る。
【0004】前記ポンプアッセンブリを燃料タンク1に
設置するには、燃料タンク1の上面開口より燃料ポンプ
8等がタンク内に装入され、その開口を塞ぐようにブラ
ケット2が固定される。そして図示されないが、燃料供
給パイプ4にはエンジンに燃料を供給する配管が接続さ
れる。またリターンパイプ5には前記エンジンからの余
剰燃料をタンク内に戻す配管が接続される。またコネク
タ6には電源を含む電気回路とつながるハーネスが接続
される。上記のように燃料タンク1内に配置された燃料
ポンプ8は、その作動によって燃料タンク1内の燃料を
フィルタ12を通して吸入し、燃料供給パイプ4を通じ
てエンジンへ供給する。
【0005】次に、前記フィルタ12について述べる。
図8(a)にはフィルタの側面図がまた同図(b)には
その断面図が示されている。また図9にはその正面図が
示されている。フィルタ12は、燃料ポンプ8に取り付
けられるフレーム13と、そのフレーム13によって膨
らんだ状態に保持される袋状メッシュ14と、そのメッ
シュ14と前記燃料タンク1の底面1aとの間に介在さ
れるメッシュ保護板15とを備える。
【0006】フレーム13は、例えばナイロン樹脂等の
合成樹脂材料によって形成されており、図8(b)に示
されるようにメッシュ14内に内装される主体としての
内骨17と、その一端部に一体的に形成された円筒状の
接続管18がスナップフィット等により取り付けられた
エルボ状取付管19とからなる。さらに前記内骨17
は、前記接続管18と、その接続管18に薄肉部24を
介して連続する帯板状の主板21と、その表裏両面に所
定間隔を保って突出する保持片22と、主板21の先端
部裏面に突出された押え部23とからなる。また取付管
19には燃料ポンプ8のポンプボデーにスナップリング
で止めるための固定片25が形成されている。
【0007】またメッシュ14は、例えばナイロン樹脂
等の合成樹脂材料によって形成されており、燃料のフィ
ルタ機能に適するメッシュを備えかつ柔軟性を有する。
このメッシュ14は、二つ折りした折り目の中央部分が
前記取付管19にインサート成形され、その取付管19
に前記内骨17の接続管18を取り付けた後、その下側
メッシュ部14bと上側メッシュ部14cの周縁部が溶
着、いわゆる加熱接着によって接合されることにより袋
状に形成されている。この接合部(符号16を付す)
は、上側メッシュ部14cの高さをC、下側メッシュ部
14bの高さをBとしたとき、C=Bの関係を満たす位
置にある。なおBとCの合計がメッシュ14の全高Aと
なる。
【0008】また前記メッシュ14の下面の摩耗防止あ
るいは低減の役目を果たすメッシュ保護板15は、例え
ばナイロン樹脂等の合成樹脂材料によってほぼ長四角形
薄板状に形成されている。メッシュ保護板15の長手方
向のほぼ中央部には、左右に張り出す支持片28が形成
されている。両支持片28は、図9に示されるようにメ
ッシュ14の外形に沿いかつその先端がメッシュ14の
接合部16下面に延びるほぼS字状をなしている。
【0009】支持片28の先端部は、前記メッシュ14
の接合部16の当該部分に次のようにして取り付けられ
ている。その取付部分が断面図で示された図10におい
て、メッシュ保護板15の支持片28の先端部上面に
は、一対のピン29が一体形成によって突出されてい
る。ピン29は、メッシュ14の接合部16に開けた取
付孔(符号省略)、及びその縁部上に載せた帯板状の取
付板30の取付孔(符号省略)に挿通された後、そのピ
ン29の先端部が超音波あるいは加熱により図10に実
線で示すようにかしめられる。なお図10に取付前のピ
ン形状が二点鎖線で示されている。またメッシュ保護板
15の先端部(図示左端部)には、図8および図9に示
されるように前記内骨17の押え部23に対応する受け
止め部32が隆起状に形成されている。
【0010】前記フィルタ12は、図7に示されるよう
に取付管19を燃料ポンプ8の吸入口に嵌合し、また固
定片25をポンプボデーにスナップリングで固定するこ
とによって、燃料ポンプ8に取り付けられる。また燃料
タンク1への設置前のフィルタ12は、図7に二点鎖線
で示されるように燃料ポンプ8に対しほぼ直角状をなし
ている。そしてポンプアッセンブリの燃料タンク1への
設置によって、フィルタ12は図7に実線で示されるよ
うに強制的に折り曲げられ、メッシュ14の下面がタン
ク底面1aにメッシュ保護板15を間にして押しつけら
れた状態となる。このときフレーム13の内骨17がそ
の薄肉部24において曲げられるに伴い、その内骨17
の主板21およびメッシュ14が曲がるが、メッシュ保
護板15は曲がらない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記フィルタ12によ
ると、メッシュ14の接合部16が全高Aの半分の高さ
位置にあるため、下側メッシュ部14bの膜長のゆとり
が少ない。このため燃料タンク1への設置によりフィル
タ12が屈曲させられると、振動により、図11に断面
図で示されるようにフレーム13の内骨17の保持片2
2が下側メッシュ部14bを突っ張り、逆に内骨17が
下側メッシュ部14bによって支えられる状態となる場
合がある。すると内骨17の曲がりが損なわれることか
ら、内骨17の曲がり中央部がメッシュ保護板15に当
接し、その押え部23がメッシュ保護板15から浮き上
がる。従ってフレーム13の内骨17の梁長さL1 は、
主板21の基端部Pからメッシュ保護板15との当接部
Qまでの長さとなる。このように内骨17の梁長さL1
が短いと、タンク底面1aに対する押しつけ荷重が増大
し、燃料ポンプ8の作動に伴う振動が燃料タンク1へ伝
わりやすく、騒音の悪化を招くことになる。
【0012】そこで本発明は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は振動等により
フレームによるタンク底面に対する押しつけ荷重の増大
を回避し、騒音を低減することのできる燃料ポンプ用フ
ィルタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、インタンク式燃料ポンプに取り付けられるフレー
ムと、そのフレームによって膨らんだ状態に保持される
袋状メッシュと、そのメッシュと燃料タンクの底面との
間に介在されるメッシュ保護板とを備え、前記メッシュ
が上側メッシュ部と下側メッシュ部とを接合する接合部
を有する燃料ポンプ用フィルタであって、前記上側メッ
シュ部の高さをC、下側メッシュ部の高さをBとしたと
き、 C<B の関係を満たす位置に前記接合部が設定
されている。
【0014】
【作用】前記手段によれば、メッシュの下側メッシュ部
の膜長が上側メッシュ部の膜長に比べ長くそのゆとりが
大きくとれる。このため、振動等によるフィルタの屈曲
時にフレームが下側メッシュ部をほとんど突っ張らず、
フレームの梁長さも長くとれる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図6にしたがって
説明する。なお本例は、前記従来例の一部を変更したも
のであるからその変更部分について詳述し、従来例と同
一もしくは均等構成と考えられる部分には図面に同一符
号を付して重複する説明は省略する。図1(a)にはフ
ィルタの側面図がまた同図(b)にはその断面図が示さ
れている。更に図3にはフィルタの底面図が示され、ま
た図4にはその正面図が示されている。図1および図4
に示されるように、メッシュ14において、接合部16
は、上側メッシュ部14cの高さCと下側メッシュ部1
4bの高さBがC<Bの関係を満たす位置に設定されて
いる。
【0016】なお本例のメッシュ保護板15には、図3
に示されるように開口孔31が開けられている。またフ
レーム13の内骨17においては、図2に示されるよう
に帯板状の主板21が2列平行状に配置され、各列の主
板21、押え部23および保持片22がそれぞれ連結部
34によって連結されている。
【0017】前記したフィルタ12は、図5に側面図で
示されるように燃料ポンプ8に取り付けられ、かつ燃料
タンク1へのポンプアッセンブリの設置によって同図に
実線で示されるように強制的に折り曲げられる。なお図
5に燃料タンク1への設置前のフィルタ12が二点鎖線
で示されている。
【0018】前記フィルタ12によれば、メッシュ14
の下側メッシュ部14bの膜長が上側メッシュ部14c
の膜長に比べ長くそのゆとりが大きくとれる。このた
め、振動等によるフィルタ12の屈曲時にフレーム13
が下側メッシュ部14bをほとんど突っ張らせない。従
って、図6に断面図で示されるようにメッシュ保護板1
5の受け止め部32にフレーム13の内骨17の押え部
23がメッシュ14の当該部分を間にして押しつけられ
た状態で、下側メッシュ部14bによって内骨17がほ
とんど支えられることのない曲がりが可能になる。この
ためフレーム13の梁長さLは、主板21の基端部Pか
ら押え部23のメッシュ保護板15との当接部Rまでの
長さとなる。この結果、従来のものに生じたタンク底面
1aに対する押しつけ荷重の増大が解消されよって騒音
を悪化させることがない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、メッシュの下側メッシ
ュ部の膜長が上側メッシュ部の膜長に比べ長いため、振
動等によるフィルタの屈曲時におけるフレームの梁長さ
を長くとれることによって、タンク底面に対する押しつ
け荷重が増大せずよって騒音が低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のフィルタを示す説明図である。
【図2】同じく一部破断平面図である。
【図3】同じく底面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】実施例のポンプアッセンブリを示す側面図であ
る。
【図6】実施例のフィルタの組付状態を示す断面図であ
る。
【図7】従来例のポンプアッセンブリを示す側面図であ
る。
【図8】従来例のフィルタを示す説明図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】メッシュ保護板の取付部分を示す断面図であ
る。
【図11】従来例のフィルタの組付状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 燃料タンク 1a 底面 8 燃料ポンプ 13 フレーム 14 メッシュ 14b 下側メッシュ部 14c 上側メッシュ部 15 メッシュ保護板 16 接合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタンク式燃料ポンプに取り付けられ
    るフレームと、そのフレームによって膨らんだ状態に保
    持される袋状メッシュと、そのメッシュと燃料タンクの
    底面との間に介在されるメッシュ保護板とを備え、前記
    メッシュが上側メッシュ部と下側メッシュ部とを接合す
    る接合部を有する燃料ポンプ用フィルタであって、前記
    上側メッシュ部の高さをC、下側メッシュ部の高さをB
    としたとき、 C<B の関係を満たす位置に前記接合
    部が設定されている燃料ポンプ用フィルタ。
JP5110588A 1993-05-06 1993-05-12 燃料ポンプ用フィルタ Pending JPH06323217A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5110588A JPH06323217A (ja) 1993-05-12 1993-05-12 燃料ポンプ用フィルタ
US08/549,907 US5607578A (en) 1993-05-06 1995-10-30 Filter system for an in-tank fuel pump

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5110588A JPH06323217A (ja) 1993-05-12 1993-05-12 燃料ポンプ用フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06323217A true JPH06323217A (ja) 1994-11-22

Family

ID=14539666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5110588A Pending JPH06323217A (ja) 1993-05-06 1993-05-12 燃料ポンプ用フィルタ

Country Status (1)

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JP (1) JPH06323217A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0743445A1 (en) * 1995-05-17 1996-11-20 General Motors Corporation Fuel strainer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0743445A1 (en) * 1995-05-17 1996-11-20 General Motors Corporation Fuel strainer
AU675909B2 (en) * 1995-05-17 1997-02-20 Delphi Technologies, Inc. Fuel strainer

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