JPH06323086A - シールド掘進機用ローラーカッター - Google Patents

シールド掘進機用ローラーカッター

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Publication number
JPH06323086A
JPH06323086A JP11186593A JP11186593A JPH06323086A JP H06323086 A JPH06323086 A JP H06323086A JP 11186593 A JP11186593 A JP 11186593A JP 11186593 A JP11186593 A JP 11186593A JP H06323086 A JPH06323086 A JP H06323086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller cutter
bearings
pair
ring body
fixed shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11186593A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Yamada
茂弘 山田
Shigeo Fujii
茂男 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP11186593A priority Critical patent/JPH06323086A/ja
Publication of JPH06323086A publication Critical patent/JPH06323086A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1対の軸受及びシールに均等に潤滑油を供給
するようにして、1対の軸受及びシールの潤滑を左右均
等に行ないシールの長寿命化を計る。また一方のシール
に損傷が生じても、1対の軸受が損傷することなく、他
方のシール、軸受部においては潤滑油圧力が維持され外
部から土砂が侵入することがないようにする。 【構成】 固定軸1とローラーカッター本体2の内周と
の間に設けられローラーカッター本体2を回転自在に支
持する1対の軸受3,4と、1対の軸受3,4の間に開
口する給油口5と、1対の軸受3,4の間のローラーカ
ッター本体2内周に設けられ内周が固定軸1に摺動可能
に接するリング体9と、リング体9の一方の半円部に設
けられ給油口5を1対の軸受3,4の一方に連通させる
一方の給油通路10と、リング体9の他方の半円部に設
けられ給油口5を1対の軸受3,4の他方に連通させる
他方の給油通路11とを備え、回転に伴って軸受3,4
に交互に給油する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、岩盤や砂礫層を掘削す
るシールド掘進機用ローラーカッターに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】岩盤や砂礫層を掘削する場合には、前面
に多数のローラーカッターを取付けたシールド掘進機が
使用される。
【0003】このようなシールド掘進機に従来から使用
されているローラーカッターの一例を図10によって説
明すると、図示しないシールド掘進機の前面に固定され
る固定軸1の外周にはローラーカッター本体2が配設さ
れていて、固定軸1の外周とローラーカッター本体2と
の間に設けられている1対の軸受3,4によって、ロー
ラーカッター本体2は固定軸1に回転自在に支持されて
いる。固定軸1には給油口5が穿設されていて、給油口
5は1対の軸受3,4の間に形成されている空間部6に
開口し、軸受3,4にグリース等の潤滑油を供給するよ
うになっている。
【0004】軸受3,4の外側面にはシール7、蓋部材
8が取付けてあって、外部の土砂が軸受3,4の部分に
侵入しないようにすると共に、軸受3,4に供給された
潤滑油により空間部6の圧力を外部の圧力より高く維持
して外部の土砂が侵入し難い環境にすると共に、シール
7部へ少しずつ潤滑油を排出させ、シール7の潤滑を行
ないシール7の長寿命化を計り、更に外部から侵入しよ
うとする土砂に対抗させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において
は、軸受3,4の間に形成される空間部6に入った潤滑
油を、左右の軸受3,4に配分し、維持する機構がない
ので、左右のシール7における潤滑油の排出抵抗にわず
かの差があっても、抵抗の小さい側のシール7から潤滑
油が排出し、その側のシール7の潤滑は守られるが、排
出のない他方のシール7では、潤滑不良となり、耐久性
が損なわれる問題を有していた。またいずれか一方のシ
ール7が損傷しても、空間部6の圧力は維持できず、外
部から土砂が侵入し、短時間に左右の軸受3,4を損傷
させ、ローラーカッターの回転抵抗増大、カッター刃先
部の異常摩耗、掘削能力の低下へと急速に進行すること
があった。
【0006】本発明はこのような従来の欠点を除去し、
1対の軸受に均等に潤滑油を供給し排出されるようにし
て、左右いずれのシールにおける潤滑も常に良好な状態
を保持してシールの長寿命化を計ることと、一方のシー
ルが損傷しても短時間に1対の軸受が損傷することな
く、他方の軸受は保護されて寿命延長効果を達成するこ
とができるシールド掘進機用ローラーカッターを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシールド掘進機
用ローラーカッターは、固定軸とローラーカッター本体
の内周との間に設けられ前記ローラーカッター本体を回
転自在に支持する1対の軸受と、前記固定軸に穿設され
前記1対の軸受の間に開口する給油口と、前記1対の軸
受の間において前記ローラーカッター本体の内周に設け
られ内周が前記固定軸に摺動可能に接するリング体と、
該リング体の一方の半円部に設けられ前記給油口を前記
1対の軸受の一方に連通させる一方の給油通路と、前記
リング体の他方の半円部に設けられ前記給油口を前記1
対の軸受の他方に連通させる他方の給油通路と、を備え
たことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】リング体はローラーカッター本体と共に回転
し、その回転に伴って一方の給油通路と他方の給油通路
は給油口を1対の軸受の一方と他方とに交互に連通さ
せ、1対の軸受に均等に潤滑油が供給されるようにす
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明の一実施例の断面図であっ
て、図10と同一部分には同一符号を付してある。本発
明のシールド掘進機用ローラーカッターは図1に示すよ
うに、ローラーカッター本体2を固定軸1に回転自在に
支持している1対の軸受3,4の間には、リング体9が
設けられている。リング体9の外周はローラーカッター
本体2の内周に嵌合されて固着されており、リング体9
の内周は固定軸1の周囲に対して摺動可能に接してい
る。従ってリング体9は、ローラーカッター本体2と共
に固定軸1を中心に回転するようになっている。
【0011】図2はリング体9の一実施例の拡大断面
図、図3は図2の左側面図、図4は図2の右側面図、図
5はリング体9を縦断した状態の斜視図、図6は図5と
は別の形状例を示した斜視図であって、これらの図に示
すように、リング体9内周の図における下のほぼ半円の
部分には、右側端面との間に所要の距離を隔てた位置か
ら左側端面まで達する凹溝状の給油通路10が形成され
ている。またリング体9内周の図における上のほぼ半円
の部分には、左側端面との間に所要の距離を隔てた位置
から右側端面まで達する別の凹溝状の給油通路11が形
成されていて、給油通路10,11は互いに独立してい
て連通しないようになっている。
【0012】図1に示すように一方の給油通路10の左
端は一方の軸受3の右側面に常に向いており、他方の給
油通路11の右端は他方の軸受4の左側面に常に向くこ
とになる。そしてリング体9がローラーカッター本体2
と共に固定軸1を中心に回転した際に、一方の給油通路
10が固定軸1の周囲の下半分の位置にある時には、給
油口5が給油通路10に連通して一方の軸受3に潤滑油
を供給するようになる。またリング体9の回転にともな
って他方の給油通路11が固定軸1の周囲の下半分の位
置にある時には、給油口5が給油通路11に連通して他
方の軸受4に潤滑油を供給するようになる。従ってリン
グ体9がローラーカッター本体2と共に1回転する間
に、半回転ずつ交互に1対の軸受3,4に対して給油が
行なわれることになる。
【0013】図7はリング体の他の実施例の拡大断面
図、図8は図7の左側面図、図9は図7の右側面図であ
って、この実施例においては、板状の2枚のリング体1
2,13を備えていて、リング体12,13の外周はロ
ーラーカッター本体2の内周に嵌合されて固着されるよ
うになっており、リング体12,13の内周は固定軸1
の周囲に対して摺動可能に接するようになっている。そ
してリング体12,13の一つの直径上には、リング体
12,13を結合する1対の隔壁14,15が設けられ
ていて、隔壁14,15の外方端部はリング体12,1
3の外周と共にローラーカッター本体2の内周に嵌合さ
れて固着され、隔壁14,15の内方端部はリング体1
2,13の内周と共に固定軸1の周囲に対して摺動可能
に接するようになっている。
【0014】上述した隔壁14,15によってリング体
12,13間の空間は、図7において隔壁14,15の
下方に位置している一方の半円空間16と、図7におい
て隔壁14,15の上方に位置している他方の半円空間
17とに分けられることになる。そして2枚のリング体
12,13のうちの一方のリング体12には、一方の半
円空間16に連通する箇所に丸穴状の給油通路18が穿
設されており、他方のリング体13には、他方の半円空
間17に連通する箇所に丸穴状の給油通路19が穿設さ
れている。
【0015】図7ないし図9に示すリング体12,13
が1対の軸受3,4(図1参照)の間に設けられ、ロー
ラーカッター本体2と共に固定軸1を中心に回転する
と、一方の半円空間16と他方の半円空間17とは、リ
ング体12,13がローラーカッター本体2と共に1回
転する間に、半回転ずつ交互に給油口5から潤滑油が圧
入されるようになる。そして一方の半円空間16に圧入
された潤滑油は給油通路18を通って一方の軸受3(図
1参照)に供給され、他方の半円空間17に圧入された
潤滑油は給油通路19を通って他方の軸受4に供給され
ることになる。従ってリング体12,13がローラーカ
ッター本体2と共に1回転する間に、半回転ずつ交互に
1対の軸受3,4に対して給油が行なわれることにな
る。
【0016】上記したように、1対の軸受3,4に均等
に潤滑油が供給されるため、軸受3,4及びシール7の
寿命を延長することができ、また一方のシール7に損傷
が生じても、左右均等に潤滑油の供給が行なわれるため
に他方の正常なシール7及び軸受3,4までが損傷する
ようなことを防止して他方のシール7及び軸受3,4の
寿命を延長することができる。尚、本発明は上記実施例
にのみ限定されるものではなく、リング体9をローラー
カッター本体2と一体構造として製作することもできる
こと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】本発明では、1対の軸受に潤滑油が均等
に供給されるため、1対のシールに対して良好な潤滑を
行なわせてシール及び軸受の寿命を延長することができ
る効果がある。また一方のシールが損傷しても、潤滑油
の供給は左右均等に行なわれるため、短時間に1対の軸
受が損傷するようなことがなく、他方の軸受は保護され
て寿命を延長することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】リング体の一実施例の拡大断面図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】図2の右側面図である。
【図5】図2の斜視図である。
【図6】図5の別の形状例を示す斜視図である。
【図7】リング体の他の実施例の拡大断面図である。
【図8】図7の左側面図である。
【図9】図7の右側面図である。
【図10】従来装置の断面図である。
【符号の説明】
1 固定軸 2 ローラーカッター本体 3 軸受 4 軸受 5 給油口 9 リング体 10 給油通路 11 給油通路 12 リング体 13 リング体 18 給油通路 19 給油通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸とローラーカッター本体の内周と
    の間に設けられ前記ローラーカッター本体を回転自在に
    支持する1対の軸受と、前記固定軸に穿設され前記1対
    の軸受の間に開口する給油口と、前記1対の軸受の間に
    おいて前記ローラーカッター本体の内周に設けられ内周
    が前記固定軸に摺動可能に接するリング体と、該リング
    体の一方の半円部に設けられ前記給油口を前記1対の軸
    受の一方に連通させる一方の給油通路と、前記リング体
    の他方の半円部に設けられ前記給油口を前記1対の軸受
    の他方に連通させる他方の給油通路と、を備えたことを
    特徴とするシールド掘進機用ローラーカッター。
JP11186593A 1993-05-13 1993-05-13 シールド掘進機用ローラーカッター Pending JPH06323086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11186593A JPH06323086A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 シールド掘進機用ローラーカッター

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11186593A JPH06323086A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 シールド掘進機用ローラーカッター

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JPH06323086A true JPH06323086A (ja) 1994-11-22

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ID=14572109

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11186593A Pending JPH06323086A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 シールド掘進機用ローラーカッター

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JP (1) JPH06323086A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102162363A (zh) * 2011-01-27 2011-08-24 西北工业大学 可调式微型地下管道掘进刀头
CN106593457A (zh) * 2016-12-30 2017-04-26 葫芦岛力天重工机械有限公司 一种盾构机滚刀

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