JPH06322939A - 畳 床 - Google Patents
畳 床Info
- Publication number
- JPH06322939A JPH06322939A JP6807792A JP6807792A JPH06322939A JP H06322939 A JPH06322939 A JP H06322939A JP 6807792 A JP6807792 A JP 6807792A JP 6807792 A JP6807792 A JP 6807792A JP H06322939 A JPH06322939 A JP H06322939A
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- JP
- Japan
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- palm
- tatami mat
- fiber
- tabular article
- tatami
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量、耐久性、通気性、たわみ曲げ強さの優
れた工業的多量生産可能な畳床を提供することを目的と
する。 【構成】 やし繊維を熱硬化性樹脂で硬化成形した板状
物を用いた畳床。
れた工業的多量生産可能な畳床を提供することを目的と
する。 【構成】 やし繊維を熱硬化性樹脂で硬化成形した板状
物を用いた畳床。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は新規素材であるやし繊
維板を用いた畳床に関するものである。
維板を用いた畳床に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】畳は和室に欠くことができない敷物で古
くより用いられている。古くからの畳に用いる畳床の芯
は主としてわらを用いていたが、重いこと、虫が発生し
易いこと並びに吸湿性等のため、近時発泡スチロール、
ポリスチレン等の合成樹脂材料並びにコルクを畳床の芯
として用いられて来た。一方、やし繊維を合成樹脂等で
成形したボードを建築用材（特開昭51-39780号公報）、
靴の中敷（特開昭54-68352号公報）、自動車用インナー
パネルの芯（特公昭54-20993号公報）に用いる技術は開
示されている。しかし畳床に用いた技術は未知である。
くより用いられている。古くからの畳に用いる畳床の芯
は主としてわらを用いていたが、重いこと、虫が発生し
易いこと並びに吸湿性等のため、近時発泡スチロール、
ポリスチレン等の合成樹脂材料並びにコルクを畳床の芯
として用いられて来た。一方、やし繊維を合成樹脂等で
成形したボードを建築用材（特開昭51-39780号公報）、
靴の中敷（特開昭54-68352号公報）、自動車用インナー
パネルの芯（特公昭54-20993号公報）に用いる技術は開
示されている。しかし畳床に用いた技術は未知である。
【０００３】
【発明が解決しよようとする課題】上記従来の畳床とし
てわらを使用する場合は、重量並びに吸湿性が大きく、
取扱い、居住性に難があり、また虫の発生を避けるため
に防虫紙等を併用するなどの欠点があった。また、合成
樹脂を使用する場合は軽量になるが、合成樹脂を使用し
ているため産業廃棄物として、廃棄後の処理が環境破壊
に繋がるものである。更に火気例えば火災等により有毒
ガスを発生し生命に少なからざる悪影響を及ぼす。ま
た、コルクは通気性が悪く、また廃棄の問題も合成樹脂
を用いた畳床と同様である。本発明はこれらの欠点を解
決した畳床を提供することを目的とするものである。
てわらを使用する場合は、重量並びに吸湿性が大きく、
取扱い、居住性に難があり、また虫の発生を避けるため
に防虫紙等を併用するなどの欠点があった。また、合成
樹脂を使用する場合は軽量になるが、合成樹脂を使用し
ているため産業廃棄物として、廃棄後の処理が環境破壊
に繋がるものである。更に火気例えば火災等により有毒
ガスを発生し生命に少なからざる悪影響を及ぼす。ま
た、コルクは通気性が悪く、また廃棄の問題も合成樹脂
を用いた畳床と同様である。本発明はこれらの欠点を解
決した畳床を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するため鋭意研究を重ねた結果、やし繊維が強靱、耐
水性並びに軽量等の種々の特性を有し、このやし繊維を
硬化した板状物を畳床に使用したところ、軽量、耐水
性、耐久性、通気性、たわみ曲げ強さが優れ、かつ防虫
性があり、その上畳表との縫合もし易く、廃棄しても天
然物が主体であるから環境破壊の問題が少ないことを見
出して本発明を完成した。本発明はやし繊維を熱硬化性
樹脂、好ましくは尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール
樹脂で硬化成形した板状物を用いた畳床である。そし
て、他の態様としては、上記畳床の表面に天然繊維シー
ト、好ましくはやし繊維シートを被覆して足の裏との接
触感覚を良好にした畳床である。
決するため鋭意研究を重ねた結果、やし繊維が強靱、耐
水性並びに軽量等の種々の特性を有し、このやし繊維を
硬化した板状物を畳床に使用したところ、軽量、耐水
性、耐久性、通気性、たわみ曲げ強さが優れ、かつ防虫
性があり、その上畳表との縫合もし易く、廃棄しても天
然物が主体であるから環境破壊の問題が少ないことを見
出して本発明を完成した。本発明はやし繊維を熱硬化性
樹脂、好ましくは尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール
樹脂で硬化成形した板状物を用いた畳床である。そし
て、他の態様としては、上記畳床の表面に天然繊維シー
ト、好ましくはやし繊維シートを被覆して足の裏との接
触感覚を良好にした畳床である。
【０００５】本発明の原料であるやし繊維はやしの実の
繊維をほぐして取り出して得られるものである。本発明
のやし繊維を硬化成形した板状物は、前述のやし繊維に
尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂液を含浸させるか、これらの熱硬化性樹脂粉末をや
し繊維に散布し、これを加圧、加熱して硬化する。な
お、やし繊維に対する硬化性樹脂の使用割合は特に限定
されないが大体５〜15重量％の範囲である。このように
して成形したやし繊維板状物は含水率、たわみ、局部圧
縮、曲げ強さ、積層ずれ、角衝撃強さ、反り等の特性を
持ち畳床として適している。この成形物は一般の畳の大
きさ及び厚さに裁断して本発明の畳床とする。これを畳
とする場合は、この畳床の表面に畳表を縫合、又は接着
し畳として使用される。
繊維をほぐして取り出して得られるものである。本発明
のやし繊維を硬化成形した板状物は、前述のやし繊維に
尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性
樹脂液を含浸させるか、これらの熱硬化性樹脂粉末をや
し繊維に散布し、これを加圧、加熱して硬化する。な
お、やし繊維に対する硬化性樹脂の使用割合は特に限定
されないが大体５〜15重量％の範囲である。このように
して成形したやし繊維板状物は含水率、たわみ、局部圧
縮、曲げ強さ、積層ずれ、角衝撃強さ、反り等の特性を
持ち畳床として適している。この成形物は一般の畳の大
きさ及び厚さに裁断して本発明の畳床とする。これを畳
とする場合は、この畳床の表面に畳表を縫合、又は接着
し畳として使用される。
【０００６】本発明の他の態様は上述のようにして得ら
れたやし繊維の硬化成形物の表面にやしシート、アバカ
麻等の天然繊維シート、合成繊維シートを被覆して足が
接触する感覚を良好にすることができる。このシートは
通気が良好で虫の発生を防止するやし繊維シートが好ま
しい。
れたやし繊維の硬化成形物の表面にやしシート、アバカ
麻等の天然繊維シート、合成繊維シートを被覆して足が
接触する感覚を良好にすることができる。このシートは
通気が良好で虫の発生を防止するやし繊維シートが好ま
しい。
【０００７】次に本発明の実施例を示す。
実施例１ やし繊維15Kgと尿素樹脂粉末0.5Kgを混合し、１ｍ×２
ｍの型枠に入れてホットプレスで150℃12〜30Kg/cm2で
成形し、厚さ約５cmのやし繊維板を得る。これを910mm
×1820mmに裁断して本発明の畳床とする。 〔図１〕は本発明の実施例１の畳床の縦面図である。 実施例２ 実施例と同様にして得られたやし繊維板状物の表面にや
し繊維シートを縫合して本発明の畳床とする。 〔図２〕は本発明の実施例２の畳床の縦面図である。
ｍの型枠に入れてホットプレスで150℃12〜30Kg/cm2で
成形し、厚さ約５cmのやし繊維板を得る。これを910mm
×1820mmに裁断して本発明の畳床とする。 〔図１〕は本発明の実施例１の畳床の縦面図である。 実施例２ 実施例と同様にして得られたやし繊維板状物の表面にや
し繊維シートを縫合して本発明の畳床とする。 〔図２〕は本発明の実施例２の畳床の縦面図である。
【０００８】
【発明の効果】本発明は多量生産が可能で、軽量、防
虫、耐久性、通気性、たわみ曲げ強さが優れた畳床であ
って、その廃棄する場合も環境の汚染が防止できる有用
な発明である。
虫、耐久性、通気性、たわみ曲げ強さが優れた畳床であ
って、その廃棄する場合も環境の汚染が防止できる有用
な発明である。
【図１】本発明の実施例１の畳床の縦断面図である。
【図２】同上の実施例２の畳床の縦断面図である。
１ やし繊維板状物 ２ シート
Claims (3)
- 【請求項１】 やし繊維を熱硬化性樹脂により硬化成形
した板状物を用いたことを特徴とする畳床。 - 【請求項２】 請求項１記載の板状物の表面を天然又は
合成繊維シートで被覆したことを特徴とする請求項１の
畳床。 - 【請求項３】 熱硬化性樹脂が尿素樹脂、メラミン樹脂
又はフェノール樹脂である請求項１又は２の畳床。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6807792A JPH06322939A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 畳 床 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6807792A JPH06322939A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 畳 床 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06322939A true JPH06322939A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=13363346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6807792A Pending JPH06322939A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 畳 床 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06322939A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6197414B1 (en) | 1997-12-25 | 2001-03-06 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Fiberboard and manufacturing method thereof |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5139780A (ja) * | 1974-09-25 | 1976-04-02 | Shigeru Kogyo Kk | Kenchikuyohekimenzai no seizohoho |
| JPS54158027A (en) * | 1978-06-01 | 1979-12-13 | Naomitsu Megumi | Straw matting floor consisting of palm family vegetable fiber |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP6807792A patent/JPH06322939A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5139780A (ja) * | 1974-09-25 | 1976-04-02 | Shigeru Kogyo Kk | Kenchikuyohekimenzai no seizohoho |
| JPS54158027A (en) * | 1978-06-01 | 1979-12-13 | Naomitsu Megumi | Straw matting floor consisting of palm family vegetable fiber |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6197414B1 (en) | 1997-12-25 | 2001-03-06 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Fiberboard and manufacturing method thereof |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960709 |