JPH0632282U - 自転車のサドル緩衝装置 - Google Patents

自転車のサドル緩衝装置

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Publication number
JPH0632282U
JPH0632282U JP076396U JP7639692U JPH0632282U JP H0632282 U JPH0632282 U JP H0632282U JP 076396 U JP076396 U JP 076396U JP 7639692 U JP7639692 U JP 7639692U JP H0632282 U JPH0632282 U JP H0632282U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saddle
shock absorber
leaf spring
seat post
bicycle
Prior art date
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Pending
Application number
JP076396U
Other languages
English (en)
Inventor
輝澄 田畑
Original Assignee
株式会社坂本製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社坂本製作所 filed Critical 株式会社坂本製作所
Priority to JP076396U priority Critical patent/JPH0632282U/ja
Publication of JPH0632282U publication Critical patent/JPH0632282U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車のサドルとシートポストの間に板ばね
の開閉振動を利用した緩衝装置を設けることにより衝撃
を吸収して自転車の緩衝性能、安全性能および乗車性能
を向上させる。 【構成】 シートポスト22とサドル33の間に水平方
向に湾曲部28を有した板ばね26を介装し、この板ば
ね26の下端部にシートポスト取付部30を設け、また
板ばねの上端部にサドル取付部32を設けて、自転車の
サドル緩衝装置を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自転車のサドル緩衝装置に関し、更に詳細には、シートポストとサド ルの間に水平方向に湾曲部を有した板ばねを介装して、道路の凹凸面や段差等か らの衝撃を吸収する緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示すように、一般に、自転車のサドル2の後部にはコイルばね4、4が 固定されている。また、U字状に折曲された金属棒材6を配設して、その中間部 をサドル2の先端に固定し、その両端を前記コイルばね4、4の上端にボルト8 、8で締結する。このサドル2をシ−トポスト10に固定するために結合金具1 2を配置し、シ−トポスト10の先端を金具10内に圧入し、この金具10の後 部に設けられた金属片14で前記金属棒材6を狭持してボルト16により締め付 ける。この結果、サドル2はシートポスト10に対し固定され、上下方向の振動 はコイルばね4、4によってのみ吸収されることになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
微弱な上下振動であればサドル内のコイルばね4、4で吸収することができる 。しかしながら、日常の乗車感覚からいえば、砂利道や大きな凹凸のある道路で はコイルばね4、4だけでは極めて不十分で、大きな上下振動がある場合にはサ ドルに座らずに運転することがよくあり、そのときハンドルがぐらついたりして 危険な場合も多い。
【0004】 このためごく最近では、サドルを金属棒の一端上に乗せ他端をヘッドラグ近傍 の上パイプ上でてこの原理を使って固定し、外部振動を強制吸収する装置も出現 しているが、極めて高価である上に、てこの支点部分で上パイプが破損する危険 性を有しており、構造が簡単でより安全な緩衝装置が要望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る自転車のサドル緩衝装置は上記欠点を解消するためになされたも のであり、本考案の要旨を述べれば、シートポストとサドルの間に水平方向に湾 曲部を有した板ばねを介装し,また板ばねの上端部にサドル取付部を設け、この 板ばねの下端部にシ−トポスト取付部を設けることから構成されている。
【0006】
【作用】
上記のように構成されているため、道路面の凹凸や段差等により自転車が上下 に振動した時、シ−トポストを伝わってくる上下振動は湾曲部を有する板ばねの 開閉振動に変換され、この板ばねの振動により振動エネルギ−の大部分が吸収さ れる。さらに残った振動は、前述したように、サドルのコイルばねに吸収され、 運転者に対する振動は極めて小さくなる。従って、突発的に起こる振動によって 運転者に生ずる危険性は極めて小さくなり、自転車の緩衝性能、安全性能および 乗車性能は格段に向上する。
【0007】
【実施例】
図1は、女性用自転車フレ−ムに適用された本考案装置の一実施例を示す斜視 図である。自転車フレ−ムAの立パイプ20内にシ−トポスト22が上方より挿 入され、適当高さでロックされている。シ−トポスト22の上端には固定板24 が固着されており、この上にサドル緩衝装置Bが連結されている。サドル緩衝装 置Bは板ばね26からなり、水平方向に湾曲部28を有し、下端部にシートポス ト取付部30、上端部にサドル取付部32を有している。サドル取付部32にサ ドル33が固定される。
【0008】 図2は、サドル緩衝装置Bの拡大縦断面図で、シートポスト取付部30には透 孔30a、30aが穿設されており、サドル取付部32には透孔32aが穿設さ れている。湾曲部28は横U字状に形成されているが、弾力性を有する形状なら どんな形状でもよい。
【0009】 図3は、本考案に係るサドル緩衝装置Bの取付状態を示す拡大斜視図である。 固定板24にシートポスト取付部30がボルト29で着脱自在に固定されており 、またサドル取付部32が、金属棒材6を上下から狭持する支持金具34および 押さえ金具36と一体にボルト38で締結されている。この実施例では、湾曲部 28がハンドルの方向に向くように配置されている。道路の凹凸面等で自転車が 上下に激しく振動した時、サドル緩衝装置Bの板ばね26は矢印c方向に開閉振 動して上下振動を吸収し、運転者へ伝達される振動を強制減衰させ、残った振動 はコイルばね4で吸収し、自転車の緩衝性能、安全性能および乗車性能を確実に 向上させている。
【0010】 図4(A)・(B)は、図3のサドル取付部およびシートポスト取付部の要部 拡大断面図を示し、(A)においては金属棒材6が支持金具34と押さえ金具3 6で狭着され、サドル取付部32を介してボルト38およびナット38aで着脱 自在に固定される状態が示されている。また(B)では、シートポスト22上に 溶接などで固定された固定板24とシートポスト取付部30との結合がボルト2 9およびナット29aの締結で達成されている状態が明示されている。このよう に、ボルト・ナットなどの方式で着脱自在に固定してもよいが、両取付部を溶接 等で完全固定することもできる。
【0011】 図5(A)・(B)は他の実施例を示しており、(A)はサドル緩衝装置Bの 湾曲部28が自転車の後方(ハンドルと反対方向)に向いており、(B)はサド ル緩衝装置Bの湾曲部28が横V字状に形成された実施例である。これら両実施 例とも前記実施例と同様の作用効果を示す。
【0012】 本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思想を逸脱し ない範囲における種々の変形例、設計変更等をその技術的範囲内に包含するもの である。
【0013】
【考案の効果】 以上詳述したように、本考案に係る自転車のサドル緩衝装置は、シートポスト とサドルの間に水平方向に湾曲部を有した板ばねを介装し、この板ばねの下端部 にシ−トポスト取付部を設け、また板ばねの上端部にサドル取付部を設けている 。これによって、道路面の凹凸や段差等により自転車が上下に振動した時、シ− トポストを伝わってくる上下振動は湾曲部を有する板ばねの開閉振動に変換され 、この板ばねの振動により振動エネルギ−の大部分が吸収される。さらに残った 振動は、サドルのコイルばねに吸収され、運転者に対する振動は極めて小さくな る。従って、例えば突発的に起こる振動によって運転者に生ずる危険性は極めて 小さくなり、自転車の緩衝性能、安全性能および乗車性能は格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】女性用自転車フレ−ムに適用されたサドル緩衝
装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】サドル緩衝装置の拡大縦断面図である。
【図3】サドル緩衝装置の取付状態を示す拡大斜視図で
ある。
【図4】サドル取付部およびシートポスト取付部の要部
拡大縦断面図である。
【図5】本考案装置の他の実施例を示す構成図である。
【図6】従来のサドルとシートポストの結合状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
2 サドル 10 シートポスト 24 固定板 26 板ばね 28 湾曲部 30 シートポスト取付部 32 サドル取付部 B サドル緩衝装置

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートポストとサドルの間に水平方向に
    湾曲部を有した板ばねを介装し、この板ばねの下端部に
    シ−トポスト取付部を設け、また板ばねの上端部にサド
    ル取付部を設けた自転車のサドル緩衝装置。
  2. 【請求項2】 前記シ−トポストの上端部に固定板を設
    け、この固定板に前記シ−トポスト取付部を着脱自在に
    結合した請求項1の緩衝装置。
  3. 【請求項3】 前記サドルに対しサドル取付部を着脱自
    在に結合した請求項1または2の緩衝装置。
  4. 【請求項4】 前記板ばねの湾曲部が横U字状である請
    求項1の緩衝装置。
  5. 【請求項5】 前記板ばねの湾曲部が横V字状である請
    求項1の緩衝装置。
JP076396U 1992-10-07 1992-10-07 自転車のサドル緩衝装置 Pending JPH0632282U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP076396U JPH0632282U (ja) 1992-10-07 1992-10-07 自転車のサドル緩衝装置

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JP076396U JPH0632282U (ja) 1992-10-07 1992-10-07 自転車のサドル緩衝装置

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Publication Number Publication Date
JPH0632282U true JPH0632282U (ja) 1994-04-26

Family

ID=13604143

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JP076396U Pending JPH0632282U (ja) 1992-10-07 1992-10-07 自転車のサドル緩衝装置

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JP (1) JPH0632282U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521998A (ja) * 2003-11-27 2007-08-09 カン ヨン パク, 自転車用乗馬型鞍

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604476A (ja) * 1983-06-22 1985-01-10 株式会社加島サドル製作所 角度調節型サドル

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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