JPH0632260A - クローラ型運搬車のクローラ構造 - Google Patents
クローラ型運搬車のクローラ構造Info
- Publication number
- JPH0632260A JPH0632260A JP21343292A JP21343292A JPH0632260A JP H0632260 A JPH0632260 A JP H0632260A JP 21343292 A JP21343292 A JP 21343292A JP 21343292 A JP21343292 A JP 21343292A JP H0632260 A JPH0632260 A JP H0632260A
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- Japan
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- crawler
- wheel
- traveling
- traveling wheel
- wheels
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 クローラ型運搬車において、走路の状況に応
じてクローラの接地長を変更できるようにする。 〔構成〕 前方より遊動輪14、走行輪12及び駆動輪
16を配し、各輪14、12、16にクローラ18を巻
き掛けたクローラ型運搬車において、走行輪12を左右
二つに分割し、一方の走行輪12aと駆動輪16及び他
方の走行輪12bと遊動輪14とにそれぞれ別々のクロ
ーラ18、20を巻き掛けるとともに、他方の走行輪1
2bの径を変更可能に構成する他、遊動輪14の前後位
置を変更可能に構成したことを特徴とするクローラ型運
搬車のクローラ構造。
じてクローラの接地長を変更できるようにする。 〔構成〕 前方より遊動輪14、走行輪12及び駆動輪
16を配し、各輪14、12、16にクローラ18を巻
き掛けたクローラ型運搬車において、走行輪12を左右
二つに分割し、一方の走行輪12aと駆動輪16及び他
方の走行輪12bと遊動輪14とにそれぞれ別々のクロ
ーラ18、20を巻き掛けるとともに、他方の走行輪1
2bの径を変更可能に構成する他、遊動輪14の前後位
置を変更可能に構成したことを特徴とするクローラ型運
搬車のクローラ構造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クローラ型運搬車のク
ローラ構造に関するものである。
ローラ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前方より遊動輪、走行輪及び駆動輪を配
し、各輪にクローラを巻き掛けたクローラ型運搬車は階
段登坂等もできることから、高層家屋に荷物を個別配達
する際等に用いられて重宝がられている。
し、各輪にクローラを巻き掛けたクローラ型運搬車は階
段登坂等もできることから、高層家屋に荷物を個別配達
する際等に用いられて重宝がられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方で、この運搬車は
平地走行もしなければならないから、接地長の長いクロ
ーラの存在が却って機動性を害する原因にもなってい
る。本発明は、このような課題に対処するものであっ
て、走路の状況に応じてクローラの接地長を変更できる
ようにしたものである。
平地走行もしなければならないから、接地長の長いクロ
ーラの存在が却って機動性を害する原因にもなってい
る。本発明は、このような課題に対処するものであっ
て、走路の状況に応じてクローラの接地長を変更できる
ようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、前方より遊動輪、走行輪及び駆動輪を配し、各輪に
クローラを巻き掛けたクローラ型運搬車において、走行
輪を左右二つに分割し、一方の走行輪と駆動輪及び他方
の走行輪と遊動輪とにそれぞれ別々のクローラを巻き掛
けるとともに、他方の走行輪の径を変更可能に構成する
他、遊動輪の前後位置を変更可能に構成したことを特徴
とするクローラ型運搬車のクローラ構造を提供する。
は、前方より遊動輪、走行輪及び駆動輪を配し、各輪に
クローラを巻き掛けたクローラ型運搬車において、走行
輪を左右二つに分割し、一方の走行輪と駆動輪及び他方
の走行輪と遊動輪とにそれぞれ別々のクローラを巻き掛
けるとともに、他方の走行輪の径を変更可能に構成する
他、遊動輪の前後位置を変更可能に構成したことを特徴
とするクローラ型運搬車のクローラ構造を提供する。
【0005】
【作用】前記した手段をとることにより、遊動輪を前方
へ動かすとクローラの接地長は長くなり、後方へ動かす
と短くなる。
へ動かすとクローラの接地長は長くなり、後方へ動かす
と短くなる。
【0006】
【実施例】図1は本発明に係るクローラ型運搬車の側面
図、図2は平面図であるが、この運搬車は、車体10の
略重心付近に大径の走行輪12を配すとともに、その前
後に遊動輪14と駆動輪16とを配したものである。そ
して、この場合、走行輪12は左右二つに分割し、一方
の走行輪12aと駆動輪16及び他方の走行輪12bと
遊動輪14とにそれぞれ別々のクローラ18、20を巻
き掛けるのである。尚、この場合、一方の走行輪12a
は駆動力のあるスプロケット型にするのが好ましい。
図、図2は平面図であるが、この運搬車は、車体10の
略重心付近に大径の走行輪12を配すとともに、その前
後に遊動輪14と駆動輪16とを配したものである。そ
して、この場合、走行輪12は左右二つに分割し、一方
の走行輪12aと駆動輪16及び他方の走行輪12bと
遊動輪14とにそれぞれ別々のクローラ18、20を巻
き掛けるのである。尚、この場合、一方の走行輪12a
は駆動力のあるスプロケット型にするのが好ましい。
【0007】次に、以上の他方の走行輪12bはその径
が大小変更可能に構成されるのである。図3はこの径の
変更構造を示す縦断面図、図4は横断面図であるが、他
方の走行輪12bのスポーク22及びリム24をそれぞ
れ適当な数に分割し、スポーク22が走行輪軸26上を
スライドすることによってリム24の径が大小に変更さ
れるようにしたものである。即ち、走行輪軸26上をス
ライドできるリング28を適当な間隔をあけて二つ設
け、各リング28とリム24とを二本のスポーク22で
連結しておくのである。尚、この場合、リム24が常に
径大方向に付勢されるよう(各リング28が接近するよ
う)スプリング30で弾発しておく。ところで、二つの
走行輪12a、12bの径であるが、他方の走行輪12
bの径を縮小したとき一方の走行輪12aの径と同じに
なるような関係にしておく。
が大小変更可能に構成されるのである。図3はこの径の
変更構造を示す縦断面図、図4は横断面図であるが、他
方の走行輪12bのスポーク22及びリム24をそれぞ
れ適当な数に分割し、スポーク22が走行輪軸26上を
スライドすることによってリム24の径が大小に変更さ
れるようにしたものである。即ち、走行輪軸26上をス
ライドできるリング28を適当な間隔をあけて二つ設
け、各リング28とリム24とを二本のスポーク22で
連結しておくのである。尚、この場合、リム24が常に
径大方向に付勢されるよう(各リング28が接近するよ
う)スプリング30で弾発しておく。ところで、二つの
走行輪12a、12bの径であるが、他方の走行輪12
bの径を縮小したとき一方の走行輪12aの径と同じに
なるような関係にしておく。
【0008】更に、遊動輪14の位置も前後に変更可能
に構成される。このため、トラックフレーム32を油圧
シリンダ34等に構成し、そのロッド34aに遊動輪1
4を装着しておくのである。ところで、このとき、併せ
て油圧シリンダ34は走行輪軸26の回りに回動できる
ようにし、トラックフレーム32が走行輪12bに対し
て上下に回動できるようにしておく。尚、この回動は、
車体10との間に介装される油圧シリンダ36で行う。
に構成される。このため、トラックフレーム32を油圧
シリンダ34等に構成し、そのロッド34aに遊動輪1
4を装着しておくのである。ところで、このとき、併せ
て油圧シリンダ34は走行輪軸26の回りに回動できる
ようにし、トラックフレーム32が走行輪12bに対し
て上下に回動できるようにしておく。尚、この回動は、
車体10との間に介装される油圧シリンダ36で行う。
【0009】この他、この運搬車は、図示は省略する
が、エンジンやミッションを有しており、自力で走行で
きる構造のものである。更に、車体10の前部には鉛直
面内で回動する荷台フレーム38を有しており、この荷
台フレーム38は車体10との間に介装される油圧シリ
ンダ40の伸縮によって起立姿勢と車体10上に前下り
架設される傾斜フレーム42の上に寝る傾斜姿勢とに亘
って回動する。これにより、荷台フレーム38を起立姿
勢にして荷物44を積込み、安全な傾斜姿勢にして運搬
する。
が、エンジンやミッションを有しており、自力で走行で
きる構造のものである。更に、車体10の前部には鉛直
面内で回動する荷台フレーム38を有しており、この荷
台フレーム38は車体10との間に介装される油圧シリ
ンダ40の伸縮によって起立姿勢と車体10上に前下り
架設される傾斜フレーム42の上に寝る傾斜姿勢とに亘
って回動する。これにより、荷台フレーム38を起立姿
勢にして荷物44を積込み、安全な傾斜姿勢にして運搬
する。
【0010】以上により、この運搬車が平地走行すると
きは、トラックフレーム32を上方に回動させたままで
遊動輪14を後方に位置させ(こうすると、クローラ2
0の張力が減じて他方の走行輪12bはその径を拡大す
る)、遊動輪14と他方の走行輪12bとに巻け掛けた
クローラ20が接地する状態にする(図1)。従って、
クローラ20の接地長は短くなり、機動性に優れる。
又、一方の走行輪12の径が拡大することから、走行速
度が高まり、走行性が良くなる。尚、このとき、駆動輪
16は地上に浮いた状態になるとともに、一方の走行輪
12aの径は他方の走行輪12bの径よりも小さくな
り、これに巻き掛けられたクローラ18は接地しない。
きは、トラックフレーム32を上方に回動させたままで
遊動輪14を後方に位置させ(こうすると、クローラ2
0の張力が減じて他方の走行輪12bはその径を拡大す
る)、遊動輪14と他方の走行輪12bとに巻け掛けた
クローラ20が接地する状態にする(図1)。従って、
クローラ20の接地長は短くなり、機動性に優れる。
又、一方の走行輪12の径が拡大することから、走行速
度が高まり、走行性が良くなる。尚、このとき、駆動輪
16は地上に浮いた状態になるとともに、一方の走行輪
12aの径は他方の走行輪12bの径よりも小さくな
り、これに巻き掛けられたクローラ18は接地しない。
【0011】一方、この運搬車が階段走行するときは、
トラックフレーム32を下方に回動させるとともに、遊
動輪14を前方に位置させ(こうすると、クローラ20
の張力が増して他方の走行輪12bはその径を縮小し、
一方の走行輪12aの径と同じになる)、遊動輪14と
他方の走行輪12bとに巻け掛けたクローラ20及び駆
動輪16と一方の走行輪12aとに巻き掛けたクローラ
18とが一直線になって共に接地する状態にする(図
5)。従って、クローラ20の接地長は長くなり、多く
の階段に作用して登坂性を増す。又、接地する一方の走
行輪12bの径は縮小し、速度が低下して安全性が高ま
る。
トラックフレーム32を下方に回動させるとともに、遊
動輪14を前方に位置させ(こうすると、クローラ20
の張力が増して他方の走行輪12bはその径を縮小し、
一方の走行輪12aの径と同じになる)、遊動輪14と
他方の走行輪12bとに巻け掛けたクローラ20及び駆
動輪16と一方の走行輪12aとに巻き掛けたクローラ
18とが一直線になって共に接地する状態にする(図
5)。従って、クローラ20の接地長は長くなり、多く
の階段に作用して登坂性を増す。又、接地する一方の走
行輪12bの径は縮小し、速度が低下して安全性が高ま
る。
【0012】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、走路の状況に応じてクローラの接地長を変えること
ができるとともに、併せてその速度も好ましい方向に増
減し、安全性と走行性の両方に優れたものとなる。
ら、走路の状況に応じてクローラの接地長を変えること
ができるとともに、併せてその速度も好ましい方向に増
減し、安全性と走行性の両方に優れたものとなる。
【図1】運搬車の側面図である。
【図2】運搬車の平面図である。
【図3】走行輪部の縦断面図である。
【図4】走行輪部の横断面図である。
【図5】運搬車の側面図である。
12 走行輪 12a一方の走行輪 12b他方の走行輪 14 遊動輪 16 駆動輪 18 クローラ 20 クローラ 26 走行輪軸 32 トラックフレーム
Claims (2)
- 【請求項1】 前方より遊動輪、走行輪及び駆動輪を配
し、各輪にクローラを巻き掛けたクローラ型運搬車にお
いて、走行輪を左右二つに分割し、一方の走行輪と駆動
輪及び他方の走行輪と遊動輪とにそれぞれ別々のクロー
ラを巻き掛けるとともに、他方の走行輪の径を変更可能
に構成する他、遊動輪の前後位置を変更可能に構成した
ことを特徴とするクローラ型運搬車のクローラ構造。 - 【請求項2】 遊動輪を装着するトラックフレームが走
行輪軸に対して上下に回動可能に構成されることを特徴
とする請求項1のクローラ型運搬車のクローラ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21343292A JPH0632260A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | クローラ型運搬車のクローラ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21343292A JPH0632260A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | クローラ型運搬車のクローラ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632260A true JPH0632260A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16639134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21343292A Pending JPH0632260A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | クローラ型運搬車のクローラ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632260A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020084886A (ko) * | 2000-07-19 | 2002-11-13 | 주식회사 단왕자손 | 운반기 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP21343292A patent/JPH0632260A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020084886A (ko) * | 2000-07-19 | 2002-11-13 | 주식회사 단왕자손 | 운반기 |
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