JPH06321211A - つる巻きばね収納体および収納方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 つる巻きばね３の保管ないし搬送スペースを
少なくし、複数個のつる巻きばね３を収納しても絡むこ
とがないようにする。 【構成】 粘着テープ１の粘着面１ａに複数個のつる巻
きばね３を配置して順次つる巻きばね３を圧縮しながら
ロール状に巻き込む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はつる巻きばね収納体およ
び収納方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】図２に従来のつる巻きばねの収納方法を
示す。例えば電気機器に使用される多数のつる巻きばね
３は、その一定数量をナイロン等の収納袋４に収納して
保管されるのが一般的である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このようなつる巻きば
ねの収納方法によれば、つる巻きばね３の空間スペース
が大きいため、収納袋４が大きくなり、搬送スペースや
保管スペースが大きくなる欠点がある。またつる巻きば
ね３相互のからみがあるため、使用する際には、からみ
をほぐす作業が必要であった。

【０００４】本発明は、上記の欠点を除去し、つる巻き
ばねの保管ないし搬送スペースを少なくし、複数個のつ
る巻きばねを収納しても絡むことのないつる巻きばね収
納体および収納方法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明によるつる巻きば
ね収納体は、ロール状に巻かれたテープの片面に複数個
のつる巻きばねを圧縮した状態で巻き込んだことを特徴
とする。また本発明によるつる巻きばねの収納方法は、
粘着テープの粘着面に複数個のつる巻きばねを配置して
順次つる巻きばねを圧縮しながらロール状に巻き込むこ
とを特徴とする。

【０００６】

【作用】複数個のつる巻きばねを圧縮した状態で粘着テ
ープに巻き込むことにより、各つる巻きばねの空間スペ
ースが最小となり、保管ないし搬送スペースが小さくな
るとともにつる巻きばね相互の絡むもなくなる。

【０００７】

【実施例】本発明によるつる巻きばね収納体および収納
方法の一実施例を図１（ａ）および（ｂ）に示す。粘着
テープ１の粘着面１ａに多数のつる巻きばね３を所定の
間隔をおいて整列して配置し、粘着テープ１の巻き始め
部に設けたテープ芯２の外側に、つる巻きばね３を順次
圧縮しながら巻き込んでロール状の収納体１０を構成す
る。

【０００８】このようにすれば、複数個のつる巻きばね
３を粘着テープ１の粘着面１ａに配置しているので、ず
けれを発生することなくつる巻きばね３を巻き込むこと
ができる。また収納体１０は、多数のつる巻きばね３が
整列されかつ圧縮された状態で配置されているため、保
管ないし搬送スペースが小さくなり、しかも使用に際し
ては収納体１０から粘着テープ１を剥がしてつる巻きば
ね３を１個づつ取り出せば良く、つる巻きばね３相互に
絡みがないので、取り出し作業が容易となる。

【０００９】なお、上記実施例では粘着テープの粘着面
を利用してつる巻きばねを配置したが、粘着面のないテ
ープを用い、その片面に１個または複数個のつる巻きば
ねを配置し、その上から粘着テープでつる巻きばねを圧
縮した状態で固定してロール状に巻き取るようにしても
良い。使用に際しては粘着テープを剥がしてつる巻きば
ねを取り出す。

【００１０】

【発明の効果】本発明は以上説明したように、テープの
片面に複数個のつる巻きばねを圧縮した状態でロール状
に巻き込んで構成し、この場合粘着テープの粘着面に複
数個のつる巻きばねを配置して順次つる巻きばねを圧縮
しながらロール状に巻き込んで構成するようにしたこと
により、つる巻きばねの保管ないし搬送スペースが小さ
くなり、またつる巻きばねどうしの絡みがなくなって取
り出し作業性が向上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）は本発明によるつる巻きばねの収納方法
の一実施例を示す平面図、（ｂ）は（ａ）の側面図。

【図２】従来のつる巻きばねの収納方法を示す正面図

【符号の説明】

１は粘着テープ、１ａは粘着面、２はテープ芯、３はつ
る巻きばねを示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 テープの片面に複数個のつる巻きばねを
   圧縮した状態でロール状に巻き込んだことを特徴とする
   つる巻きばね収納体。
2. 【請求項２】 粘着テープの粘着面に複数個のつる巻き
   ばねを配置して順次つる巻きばねを圧縮しながらロール
   状に巻き込むことを特徴とするつる巻きばねの収納方
   法。