JPH06320311A - ツールホルダー - Google Patents

ツールホルダー

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JPH06320311A
JPH06320311A JP6115984A JP11598494A JPH06320311A JP H06320311 A JPH06320311 A JP H06320311A JP 6115984 A JP6115984 A JP 6115984A JP 11598494 A JP11598494 A JP 11598494A JP H06320311 A JPH06320311 A JP H06320311A
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JP
Japan
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housing
head
tool holder
axial
ring
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Application number
JP6115984A
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English (en)
Inventor
Siegfried Baeder
ベーデル ジークフリート
Lothar Hoefle
ヘフレ ロター
Gerhard Babel
バーベル ゲルハルト
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Bilz Werkzeugfabrik GmbH and Co KG
Original Assignee
Otto Bilz Werkzeugfabrik GmbH and Co
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Filing date
Publication date
Family has litigation
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Application filed by Otto Bilz Werkzeugfabrik GmbH and Co filed Critical Otto Bilz Werkzeugfabrik GmbH and Co
Publication of JPH06320311A publication Critical patent/JPH06320311A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/0009Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts
    • B23Q1/0018Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts comprising hydraulic means
    • B23Q1/0027Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts comprising hydraulic means between moving parts between which an uninterrupted energy-transfer connection is maintained
    • B23Q1/0036Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts comprising hydraulic means between moving parts between which an uninterrupted energy-transfer connection is maintained one of those parts being a tool
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/08Chucks holding tools yieldably
    • B23B31/083Chucks holding tools yieldably axially
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T279/17Socket type
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T408/00Cutting by use of rotating axially moving tool
    • Y10T408/44Cutting by use of rotating axially moving tool with means to apply transient, fluent medium to work or product
    • Y10T408/45Cutting by use of rotating axially moving tool with means to apply transient, fluent medium to work or product including Tool with duct
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T408/00Cutting by use of rotating axially moving tool
    • Y10T408/73Tool or tool-support with torque-applying spline

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】構造が簡単で、安価で、コンパクトであり、し
かも妨害および埃の影響を受けにくいツールホルダー、
特に迅速交換チャックを提供する。 【構成】ヘッド14を備えた受け部11が設けられる。
ヘッド14には開口16が形成され、開口16の内部に
はハウジング12が、その軸のまわりに回転しないが、
軸方向にヘッドに対して変位し得るように収容される。
ハウジングには開口24が形成され、開口24の内部に
はツール27のための迅速交換インサート26が嵌め込
まれて連結され得る。ヘッドとハウジングの間に、少な
くとも1つの駆動体36が配置される。駆動体は、部分
的にヘッドの軸方向の溝37内に、かつ部分的にハウジ
ングの軸方向の溝38内に保持され、ヘッドとハウジン
グの間のトルクの伝達を行うとともに、ヘッドとハウジ
ングの相対変位の間に転動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、ツールホルダー、とりわけ迅
速交換チャックに関する。このようなツールホルダーは
既に一般に知られている。例えば、このようなツールホ
ルダーの1つが、ドイツ国の文献、DE−390255
9A1に開示されている。このツールホルダーにおいて
は、少なくとも1つの駆動体が球面状のガイドスリーブ
内に配置され、その位置において長さ方向に案内される
一方、この球面状のガイドスリーブは、受け部のヘッド
とハウジングとの間において、前記ガイドスリーブに正
確に適合するリング状チャンバ内に収容され、ヘッドお
よびハウジングが相対運動する間に、球面状のガイドス
リーブが、そのボールによって、ヘッドおよびハウジン
グの接触面に沿って回転し得るように案内されている。
それによって、少なくとも1つの駆動体、とりわけ駆動
ボールは、この相対運動の際に、その位置に保持され、
ヘッドおよびハウジングの間において転動し得る。この
ような球面状のガイドスリーブは、相対的にコストのか
かる構成部材である。加えて、この構造は、ハウジング
の外面と、一定の間隔をおいてこれを取り巻き、球面状
のガイドスリーブのボールがその表面上を転動する受け
部ヘッドの内面が、非常に精密に製造され、かつ互いに
適合せしめられなければならないという欠点を有してい
る。これは、コストのかかる加工を必要とする。また、
リング状チャンバ内に侵入し、球面状のガイドスリーブ
に影響し得る埃によって、比較的早期に問題が生じ、あ
るいは受け部ヘッドおよびハウジングの間の球面状のガ
イドスリーブの領域で全く動かなくなってしまうことが
起こり得る。球面状のガイドスリーブは、それ故、必ず
しもいかなる妨害も受けないものではなく、むしろ、運
転中に埃によって故障が生じ得るものである。
【0002】
【発明の要約】したがって、本発明の目的は、上述のよ
うな従来技術における欠点を解消することができるツー
ルホルダー、特に、迅速交換チャックを提供することで
ある。とりわけ、本発明の目的は、構造が簡単で、安価
で、コンパクトで、妨害および埃の影響を受けにくいツ
ールホルダー、特に迅速交換チャックを提供することで
ある。
【0003】これらの目的、並びに以下の説明で明らか
になるそれ以外の目的は、本発明によって、一端がマシ
ンスピンドル、ツール受け部等に収容され得るようにな
っており、他端にヘッドを備えた受け部を有し、受け部
のヘッドには、ヘッドに同軸な円柱状の開口が形成さ
れ、ヘッドの開口の内部にはハウジングが、その軸のま
わりに回転しないが、軸の方向にヘッドに対して変位し
得るように収容され、ハウジングには、ハウジングに同
軸な円柱状の開口が形成され、ハウジングの開口の内部
には、ツールのための迅速交換インサートが嵌め込まれ
て連結可能になっており、受け部のヘッドとハウジング
の間に、少なくとも1つの駆動体が配置され、少なくと
も1つの駆動体は、部分的にヘッドの軸方向の溝内に、
かつ部分的にハウジングの軸方向の溝内に保持され、ヘ
ッドおよびハウジングの間のトルクの伝達を行うととも
に、ヘッドおよびハウジングが相対的に変位するときに
転動するようにした、タップ、バイト等のツールのため
のツールホルダー、とりわけ迅速交換チャックにおい
て、少なくとも1つの駆動体は、ヘッドおよびハウジン
グの間において、軸方向に位置を動かさないように配置
され、弾性をもった締めつけ部材によって、外側から内
側に向かって圧力を及ぼされていることを特徴とするツ
ールホルダーを構成することによって達成される。
【0004】本発明によるツールホルダーによれば、従
来技術において生じていた問題が解決され、上述のよう
な著しく有利な効果が得られる。ツールホルダーがこの
ようにして形成されるとき、少なくとも1つの駆動体、
特に駆動ボールをその位置に保持するための球面状ガイ
ドスリーブは、不要となる。この部材は全く用いられる
ことがなく、よって、コストの低減が図られ、また構成
要素の個数も減じられる。また、球面状ガイドスリーブ
の案内のための高い精度は要求されるいかなるガイド面
も形成する必要がない。ハウジングの対応する外面と、
受け部のヘッドの内面は、互いに対する正確な適合を維
持するために正確に設計される必要もない。したがっ
て、アッセンブリーに対する製造コストおよび必要経費
は実質上減じられる。ツールホルダーは、実質上、より
コンパクトに、より構造が簡単に、より軽量に、一般に
実質上より必要経費がかからないようになる。受け部の
ヘッドとハウジングの間における埃の侵入は、ツールホ
ルダーの作動に影響を及ぼさない。ツールホルダーは、
したがって、より長い時間にわたって作動し、埃によっ
て影響されないより高い作動安全性および信頼性を有し
ている。上述した従来技術におけるすべての問題点は解
決される。本発明によるツールホルダーは、より高い作
動信頼性を有し、また操作が容易である。
【0005】本発明の好ましい実施例によれば、ヘッド
の軸方向の溝は、ヘッドの円筒状側壁を、円筒状側壁の
軸に垂直な断面において半径方向に対して斜めに貫通す
る軸方向のスロットとして形成されている。少なくとも
1つの駆動体は、ヘッドの軸方向のスロット内に、ヘッ
ドの半径方向に対して斜め方向に保持され、軸方向のス
ロットの領域においてヘッドの外面から少なくともわず
かに突出している。弾性をもった締めつけ部材は、少な
くとも1つの駆動体の領域において、ヘッドの外面を少
なくとも部分的に取り巻く、外周締めつけ部材からな
り、外周締めつけ部材は、少なくとも1つの駆動体のヘ
ッドの外面から突出する部分に係合する。外周締めつけ
部材は、弾性をもったリング状の要素、例えば、とりわ
け金属製のリングまたはスリーブからなっている。外周
締めつけ部材は、ヘッドに軸方向に固定されている。外
周締めつけ部材は、1つの位置において、軸方向に妨げ
られない。ハウジングの少なくとも1つの軸方向の溝
は、対称的な台形の断面を有しており、その対称軸はハ
ウジングの中心軸に沿ってのびる直径方向断面内にのび
ている。ヘッドの少なくとも1つの軸方向の溝、とりわ
け、少なくとも1つの軸方向のスロットは、2つの対向
して配置された、実質上平行な側面を有し、側面は、割
線の平面内にのび、よって、ハウジングの中心軸から半
径方向に一定の距離を隔てて、ハウジングの中心軸に沿
ってのびる直径方向断面に対して実質上平行にのびてい
る。少なくとも1つの駆動体は駆動ボールからなってい
る。
【0006】本発明のさらに別の好ましい実施例によれ
ば、少なくとも1つの駆動体は駆動ボールからなってお
り、ヘッドの軸方向の溝、とりわけ少なくとも1つの軸
方向のスロットの側面は、実質上駆動体の直径に適合し
ているか、または、少なくとも駆動体より僅かに大きく
なっている。ヘッドの周囲に4つの軸方向の溝が分布
し、ハウジングには、ヘッドの4つの軸方向の溝のそれ
ぞれと対をなす4つの軸方向の溝が設けられ、協同する
軸方向の溝の対はそれぞれ、駆動体、とりわけボールを
備えている。
【0007】本発明によるツールホルダーは、その構造
をさらに変化せしめることによってより簡単な構造とす
ることができる。本発明によるツールホルダーは、右回
りおよび左回り回転の際に、ヘッドの軸方向の溝は、関
係する駆動体を、外側に向かって変位せしめるよりもむ
しろ、内側にハウジングの軸方向の溝に向かって押しつ
ける。したがって、弾性をもった締めつけ部材、とりわ
け弾性をもった外周締めつけ部材が、駆動体を通じて内
側から外側に向けて力を及ぼされないことが保証され
る。さらに、外周締めつけ部材は力を及ぼされないまま
維持され、よって、すべての駆動体に対し、外側から内
側に向けて押圧力を及ぼすことができる。上述のような
ヘッドの軸方向の溝の配置および軸方向の溝の側面の向
きによって、右回りおよび左回り回転の際に、駆動体、
とりわけ駆動ボールに対する力の負荷は、駆動体が内側
にハウジング側の軸方向の溝に向かって押され、外側に
押されることがなく、また、外周締めつけ部材に対する
負荷も回避されるように与えられる。これは、新たな構
成要素を加えることなく、上述のような構成および受け
部における軸方向の溝の形成によって、簡単な手段によ
って達成される。それによって、外周締めつけ部材は、
その断面において小さな厚さを有しており、高い弾力性
および駆動体に適用される力を生じせしめる。加えて、
外周締めつけ部材に対して必要な半径方向のスペースが
減少し、結果として、ツールホルダーの直径は小さいま
ま維持されうる。
【0008】本発明のさらに別の実施例によれば、第1
の円周領域に軸方向の溝の第1および第2の対が配置さ
れ、第1の円周領域に対して円周方向に約60°の角度
離れた第2の円周領域には、軸方向の溝の第3および第
4の対が配置されており、第1および第3の軸方向の溝
の対、並びに第2および第4の軸方向の溝の対の間に
は、約120°の角度範囲にわたって溝の形成されない
領域が存在する。第1の軸方向の溝の対と第2の軸方向
の溝の対は、ハウジングの中心軸に沿ってのびる第1の
直径方向断面において直径方向に対置され、第3の軸方
向の溝の対と第4の軸方向の溝の対は、ハウジングの直
径方向のハウジングの中心軸を貫通してのびる第2の直
径方向断面において直径方向に対置され、第1および第
2の直径方向断面は、約60°の角度と、約120°の
余角をなすように交差している。張力および圧縮力に対
する、軸方向の長さ補整装置を備え、軸方向の長さ補整
装置は同時に断面圧増幅器として機能し、ヘッドの外
面、とりわけ、外周締めつけ部材の外面に配置されてい
る。外周締めつけ部材、とりわけリングまたは円筒状ス
リーブの外面に、リング状溝が形成され、リング状溝に
は、多数個のボールがそれぞれ部分的に保持され、外周
締めつけ部材の周囲を取り巻く支持リングは、その内周
に一方に傾斜した傾斜面を有し、支持リングは、ヘッド
に支持されたバネ、とりわけ圧縮バネによって、傾斜面
を通じてボールのリング状溝から突出する部分に向かっ
て軸方向に押しつけられる。
【0009】軸方向の長さ補整装置は、非常に構造が簡
単であり、数個の構成要素のみから構成されている。軸
方向の長さ補整装置は、単一のバネによって、引っ張り
および圧縮の補整を行うことができ、さらに、断面圧増
幅器を同時に作動せしめるという長所を有している。こ
の構成は、特に簡単である。軸方向の長さ補整装置は、
さらに、これをヘッド、とりわけ外周締めつけ部材の外
側に配置することによって、ヘッドの内側およびハウジ
ングは塞がれてしまうことがなく、別の構成要素のため
に使用できるという長所を有している。加えて、ツール
ホルダーの軸方向の長さをより短くし、外径をより小さ
くすることができ、その結果、ツールホルダーはよりコ
ンパクトになる。
【0010】本発明のさらに別の実施例によれば、ハウ
ジングは、ハウジングに固定された外側スリーブによっ
て外周を包囲され、円筒状の頸とヘッド、とりわけ外周
締めつけ部材の間にはリング状空間が画成され、リング
状空間内には軸方向の長さ補整装置が収容されている。
リング状空間内には、軸方向において外側スリーブに隣
接するボール保持部材が配置され、ボール保持部材は開
口を有し、開口内にはボールが保持され、支持リングは
ボール保持部材の対向端面に近接して配置され、傾斜面
によって、外周締めつけ部材のリング状溝から半径方向
に少なくともわずかに突出するボールの部分をボール保
持部材の対向端面に接触せしめる。本発明のさらに別の
実施例によれば、一端が受け部に固定された、ツールホ
ルダーの内部を中心軸に沿ってのびる冷却媒体を導入す
るための管であって、受け部からヘッドおよびヘッドの
開口、並びにハウジングの軸方向にのびる中央管路内を
貫通してのび、軸方向の両端をシールされたものを備
え、ハウジングの中央管路内には管の外側に冷却媒体案
内用リング状間隙が形成され、リング状間隙は、管に形
成された少なくとも1本のチャネルを通じて管の内側空
間に連絡し、ハウジングの中央管路から外側にのびる複
数本のチャネルを通じてハウジングの円柱状開口に連絡
している。管の自由端は閉じられており、ハウジング内
部に形成された軸方向の中央開口に沿ってのび、ハウジ
ングに固定された実質上壺形状の閉鎖部材によって形成
された内部空間内に達している。閉鎖部材は止めリング
によって周囲を包囲され、止めリングは、ハウジングの
円柱状開口内に軸方向に変位可能に保持され、円周方向
にはハウジングに対してシールされている。閉鎖部材
は、軸方向の端に少なくとも1つの半径方向外側にのび
る突出部、例えばリング状のショルダーを備え、止めリ
ングは、一端に少なくとも1つの半径方向内側にのびる
突出部、例えば当接ショルダーを備えており、止めリン
グがバネの付勢力によって軸方向に押し出されるとき、
止めリングの突出部が閉鎖部材の突出部に当接する。止
めリングは、一端に少なくとも1本の半径方向のチャネ
ル、例えば半径方向の溝を備えており、半径方向のチャ
ネルは、冷却媒体の導入のために、ハウジングの実質上
軸方向に平行なチャネル、および止めリングと閉鎖部材
の間に形成されたリング状間隙に連絡している。閉鎖部
材は、その自由端の領域において外側に少なくとも1つ
の凹部を有しており、凹部は、冷却媒体の導入のため
に、閉鎖部材および止めリングの間のリング状間隙に連
絡している。管の自由端がのびている閉鎖部材の内部空
間は、外部に通気されている。閉鎖部材の内部空間は、
管の少なくとも1つの開口を通じておよび/またはハウ
ジング内に形成された通気チャネル、とりわけ半径方向
のチャネルに連絡する閉鎖部材と管の自由端の間のリン
グ状間隙を通じて外部に通気されている。
【0011】冷却媒体導入用の管路を与え、ツールホル
ダーの一部をなす管を受け部のヘッドに取り付けたこと
によって、ヘッドとハウジングが相対変位する間に、加
圧された冷却媒体の圧力柱は動かない。冷却媒体の圧力
柱の運動を伴うハウジングとヘッドの間の制御不能な相
対変位は、完全に除去される。冷却媒体導入管路は、簡
単で安価な方法で、数個の構成要素を備えることがで
き、これによってツールホルダーをより小さい外径の、
より短いものとすることができる。さらに、本発明によ
るツールホルダーは、取り付けが簡単である。本発明に
よるツールホルダーは、迅速交換インサートが閉鎖部材
と止めリングの間に差し込まれないときには、冷却媒体
導入管路の自動的な閉鎖が構造的に行われ、迅速交換イ
ンサートが取り外される際に、冷却媒体のいかなる漏れ
も生じることがないという長所を有している。
【0012】本発明の新規な特徴は、特に、特許請求の
範囲に記載してある。しかしながら、本発明の構成およ
びその作動法は、本発明のさらに別の目的および効果と
ともに、以下の添付図面を参照した本発明の実施例の詳
細な説明によって、より良く理解されるだろう。
【0013】
【好ましい実施例の説明】図1および図2において、本
発明によるツールホルダー9は、例えば、タップ、バイ
ト等のツールのための迅速交換チャック10からなって
いる。迅速交換チャック10は、受け部11およびハウ
ジング12を有している。図1に示したように、受け部
11の上端部13は、図示はしない、工作機械のマシン
スピンドル、ツール受け部等に差し込むように適合せし
められている。受け部の上端部13は、例えば、図示は
しない、マシンスピンドル、ツール受け部等を内部に直
接差し込まれ、または適合要素を間に介して差し込ま
れ、トルクの伝達のためにこられに結合せしめられ得る
シャフトとして形成される。
【0014】受け部11の下端部は、円筒状の周壁15
を備えたヘッド14を有している。ヘッド14は、これ
と同軸に配置された下向きに開口した円柱状の開口16
を有している。ハウジング12は、開口16内に、ツー
ルホルダーの中心軸8のまわりには回転しないが、中心
軸8に沿って変位可能に収容されている。
【0015】ハウジング12は、実質上逆さに配置され
た壺の形状を有し、その下端部には円筒状の周壁23を
備えており、この周壁23の内側には、これと同軸に配
置された下向きに開口した円柱状の開口24が形成され
ている。従来の迅速交換インサート26が、ハウジング
12の開口24内に差し込まれ、トルクの伝達のために
ハウジング12に軸方向に結合せしめられ得る。迅速交
換インサート26は、例えば、ネジ立て等に適したツー
ル27を支持する。差し込まれた迅速交換インサート2
6を軸方向に動かないようにハウジング12に結合せし
め、また、これにトルクを伝達することは、例えば、ド
イツ国の文献DE−OS3902559に記載されたよ
うな従来の方法で実行される。それは、ハウジング12
の円筒状周壁23の半径方向の開口25内に保持された
少なくとも1個の保持ボール28を介して実行される。
保持ボール28は、迅速交換インサート26の外側リン
グ状溝7内に動かない状態で係合する。迅速交換インサ
ート26は、外周に沿って互いに間隔をおいて配置され
た数個の保持ボール28を備え得る。
【0016】保持ボール28は、外側スリーブ18を取
り巻く外側作動スリーブ17によって作動せしめられ、
軸方向に外側作動スリーブ17に対して変位可能になっ
ている。外側スリーブ18は、ハウジング12の円筒状
周壁23に係合し、この周壁23に、例えばネジ19に
よって固定される。外側スリーブ18の内径は、上方に
向かうにつれて増大しており、外側スリーブ18は、そ
の上部の円筒状の頸20によってヘッド14の円筒状周
壁15を包囲し、外側スリーブ18と周壁15の間にリ
ング状空間21が形成される。軸方向の長さ補整装置3
1は、このリング状空間21内に配置される。軸方向の
長さ補整装置31は、ハウジング12と受け部11の間
において軸方向に作動し、ハウジング12および受け部
11の軸方向の相対変位、すなわち言い換えれば引っ張
りおよび圧縮の間に、軸方向に長さを補整する。同時
に、軸方向の長さ補整装置31は、軸方向下向きの圧縮
の間に、断面圧増幅器として作動する。軸方向の長さ補
整装置31は、リング状空間21内に、軸方向に長さを
補整するために、単一の圧縮バネ32を有している。圧
縮バネ32は、上端が、リング状バネ34によって受け
部11の外周面に、上向きに変位しないように固定され
たリング33に当接しこれに支持されている。頸20の
内側に配置されたリング状バネ35をによって、ハウジ
ング12の下向きの相対変位の間に、リング32もまた
下向きに変位せしめられる。ハウジング12の外側スリ
ーブ18に対する上向きの相対変位の間に、リング33
は、圧縮バネ32に当接したままである。これは、例え
ば、ドリルの間に、軸方向の圧力が、マシンスピンドル
から受け部11を通じてツールに作用し、そして断面圧
増幅器の応答の後、圧縮バネ32によって受けとめられ
る場合に真実である。なぜなら、受け部11はリング3
3とともに、圧縮バネ32による押圧力によって、ハウ
ジング12に対して下向きに変位するからである。
【0017】ヘッド14は、ヘッド14とハウジング1
2の間に配置された少なくとも1つの駆動体36を介し
て、ハウジング12と軸方向および円周方向に結合せし
められる。少なくとも1つの駆動体36は、その一部分
がヘッド14の関係する軸方向の溝37に、別の一部分
がハウジング12の関係する軸方向の溝38にそれぞれ
保持される。したがって、トルクが伝達され、駆動体3
6は、ヘッド14およびハウジング12の相対変位の間
に転動することができ、その結果、自由な相対変位がも
たらされる。
【0018】この構成の重要な特徴は、少なくとも1つ
の駆動体36が、ガイド部材を用いることなく、軸方
向、すなわち言い換えれば、ツールホルダーの中心軸8
に実質上平行な方向における位置に関し、ヘッド14お
よびハウジング12の間に配置されているということで
ある。駆動体36には、弾性をもった締めつけ部材39
によって、押圧力が外側から内側に向けて及ぼされ、駆
動体36は上述の位置に保持される。言い換えれば、そ
れによって、駆動体36が軸方向の溝37、38内にお
いて、下向きに落ち、ヘッド14とハウジング12の相
対変位の間にもはや転動できなくなることが防止され
る。従来のツールホルダーと比較したとき、本発明によ
るツールホルダーは、実質上より簡単な構造のものとな
る。なぜなら、さもなければ駆動体36をその位置に保
持するために必要とされる球面状のガイドスリーブなし
で済ませることができるからである。このような球面状
のガイドスリーブは高価なだけでなく、ヘッド14およ
びハウジング12上の球面状ガイドスリーブのためのボ
ールに対する精密加工されたガイド面を必要とする。こ
の特別な加工は非常にコストが高くつく。さらに、球面
状のガイドスリーブは、ツールホルダーより大きい直径
を必要とする。最後に、球面状ガイドスリーブ内に埃が
侵入するおそれがあり、この構成では、相対的に短時間
のクランプしか行うことができない。
【0019】図1および図2に示したように、ヘッド1
4における各駆動体36に対して設けられた軸方向の溝
37は、ヘッド14の周壁15を、その軸方向に垂直な
断面において半径方向に対し斜め貫通する軸方向のスロ
ット40として形成されている。少なくとも1つの駆動
体36は、ヘッド14の関係する軸方向のスロット40
に対し、ヘッド14の半径方向に対して斜め方向に係合
し、軸方向のスロット40の領域においてヘッド14の
外面41からわずかに突出している。
【0020】弾性を有する締めつけ部材39は、好まし
くは、少なくとも1つの駆動体36の領域においてヘッ
ド14の外面41を少なくとも部分的に取り巻く外周締
めつけ部材42として形成される。外周締めつけ部材4
2は、少なくとも1つの駆動体36のヘッド14の外面
41から突出する部分に係合し、外側から内側に向けて
押圧力を及ぼす。
【0021】外周締めつけ部材42は、弾性をもったス
プリング様のリング状部分、例えば、特に金属製のリン
グまたは円筒状スリーブからなっている。外周締めつけ
部材42は、ヘッド14特にその外面に、軸方向に固定
される。この目的のために、ヘッドの外面41は、軸方
向上端にショルダー44を備えたリング状受け部43を
備えている。外周締めつけ部材42は、その上端がリン
グ状受け部43のショルダー44に当接するようにし
て、リング状受け部43に軸方向に固定され得る。外周
締めつけ部材42の下端は、ヘッド14の円筒状周壁1
5にリング状バネ45によって固定される。
【0022】図2に示したように、外周締めつけ部材4
2は、閉じたリング状の部分をなしている。別の図示は
しない実施例によれば、外周締めつけ部材42は、その
代わりに、一点で、軸方向に中断され、例えば細長く切
られている。
【0023】少なくとも1つの駆動体36に対する軸方
向の溝37、38のさらに重要な特徴を図2に示した。
図2を参照しながら、この特徴を説明する。ハウジング
12の少なくとも1つの軸方向の溝38は、対称的な台
形断面を有している。その対称軸46は、ハウジング1
2の中心軸8に沿ってのびる直径方向断面47内にの
び、ハウジング12の中心を通過する。ヘッド14の軸
方向の溝37が、ハウジング12の軸方向の溝38と対
をなすように配置され、この軸方向の溝37、38の対
の間には駆動体36が保持される。直径方向断面47に
おける直径方向反対側の位置には、軸方向の溝の対3
7、38と同一構造の第2の軸方向の溝の対37’、3
8’が関係する第2の駆動体36’とともに配置されて
いる。同様にして、第2の直径方向断面48内には、第
3の軸方向の溝の対37’’、38’’と関係する駆動
体36’’、並びに第4の軸方向の溝の対37’’’、
38’’’と関係する駆動体36’’’が直径方向に対
置されている。結果として、ヘッド14には、4つの軸
方向の溝の37、37’、37’’、37’’’がその
外周に分布し、それに対応して、ハウジング12には、
4つの軸方向の溝38、38’、38’’、38’’’
が外周に分布している。そして、協同する軸方向の溝の
対のそれぞれには、関係する駆動体36、36’、3
6’’、36’’’が保持される。第1および第2の直
径方向断面47、48は、実質上60°と120°の余
角をなして互いに交差していることが特に重要である。
これは、例えば、第1の軸方向の溝の対37、38と第
3の軸方向の溝の対37’’、38’’が円周上におい
て実質上60°の角度をなして配置され、第2の軸方向
の溝の対37’、38’と第4の軸方向の溝の対3
7’’’、38’’’が円周上において実質上60°の
角度をなして配置されていることを意味する。また、第
1の軸方向の溝の対37、38と第4の軸方向の溝の対
37’’’、38’’’、および第2の軸方向の溝の対
37’、38’と第3の軸方向の溝の対37’’、3
8’’は、それぞれ円周上において実質上120°の角
度をなしており、円周上のこの実質上120°の角度に
わたる領域には溝が存在しない。すなわち、この溝が存
在しない領域は、第1の軸方向の溝の対37、38と第
4の軸方向の溝の対37’’’、38’’’の間、およ
び第2の軸方向の溝の対37’、38’と第3の軸方向
の溝の対37’’、38’’の間に設けられている。
【0024】ヘッド14の4つの軸方向の溝37、3
7’、37’’、37’’’は同一の構造を有してい
る。これらの軸方向の溝は、割線51、52の平面内に
のびる、互いに平行に対向する2つの側面49、50を
有している。側面49、50は、中心軸8、よってツー
ルホルダー9の中心軸から半径方向に一定の間隔をおい
て、中心軸8に沿ってのびる直径方向断面53に実質上
平行にのびている。
【0025】各軸方向の溝の対に対する少なくとも1つ
の駆動体36は、例えば、駆動ボールまたは駆動軸から
なっている。ヘッド14のそれぞれの軸方向の溝37、
37’、37’’、37’’’の2つの側面49、50
の間の間隔は、実質上、駆動ボールの直径に一致し、あ
るいは少なくともこの直径よりわずかに大きい。
【0026】上述の構成によって、ツールホルダー9は
非常に簡単な構造を有するようになり、図2の矢印54
方向の右回り回転およびそれと逆の左回り回転のいずれ
に対しても同一の効果を生じさせる。ヘッド14が、図
2において、図示はしないマシンスピンドルによって時
計回りに駆動される、言い換えれば右回りに駆動される
場合には、ハウジング12に対するトルクの伝達に関
し、駆動ボールとして形成された第3の駆動体36’’
を備えた第3の軸方向の溝の対37’’、38’’、お
よび直径方向断面48において直径方向に対置された、
駆動ボールとして形成された第4の駆動体36’’’を
備えた第3の軸方向の溝の対37’’’、38’’’が
機能する。第3および第4の軸方向の溝37’’、3
7’’’の対応する側面は、第3および第4の駆動体3
6’’、36’’’に押しつけられ、この位置で、図2
の矢印55または56に示す方向に力が作用し、この力
は、実質上正確に駆動ボールの中心に向けられ、側面4
9に垂直に向けられる。
【0027】矢印55、56に示す力の向きは、割線5
1の平面に対して実質上垂直であり、ハウジング12の
軸方向の溝38’’、38’’’から外側に一定距離だ
け離れてのびているので、駆動ボールとして形成された
駆動体36’’、36’’’は、内側に向かって押され
るように力を受ける。駆動体がこの力の作用によって外
側に押され、弾性をもった外周締めつけ部材42に負荷
を与えることはない。駆動体36’’、36’’’は、
この右回りの回転の間に、矢印55、56に締めす方向
に力が及ぼされても、外周締めつけ部材42にいかなる
負荷も与えない。そして、外周締めつけ部材42は、非
常に薄い、弾性を有する材料から形成することができ
る。最も簡単な場合には、ヘッドの円筒状周壁15の表
面上において、わずかな張力によって外側に引っ張られ
る薄い金属性の外側スリーブを準備し、それが駆動体3
6、36’、36’’、36’’’のヘッド外面からわ
ずかに突出する部分を締めつけるように取り巻き、これ
らに外側から内側に弾性力を適用するようにすれば十分
である。
【0028】受け部11が左回りに駆動され、よって図
2の矢印54と反対向きに、反時計回りに駆動される場
合には、直径方向断面46に配置された第1および第2
の駆動体36、36’が、関係する第1および第2の軸
方向の溝37、37’の側面49によって影響を受け
る。第1および第2の駆動体36、36’は、側面49
および割線51の平面に実質上垂直に向けられ、駆動ボ
ールとして形成された駆動体36、36’の中心に向け
られた力を受ける。したがって、第1および第の軸方向
の溝38、38’’に関し、これらは、それぞれの駆動
体36、36’が内側に押され、駆動体の外向き運動お
よび外周締めつけ部材42に対する力の伝達が回避され
るように作動する。それによって、駆動ボールとして形
成された駆動体36、36’、36’’、36’’’
は、簡単に、ガイド部材を用いることなく、ヘッド14
とハウジング12の間において、軸方向における所定の
位置に配置され、例えば薄い金属製の外側スリーブとし
て形成された外周締めつけ部材42によって、外側から
内側に向かって押しつけられ得る。こうして、個々の駆
動体を関係する軸方向の溝の対の間の対応する位置に保
持することができる。
【0029】前述の軸方向の長さ補整装置31は、外周
締めつけ部材42の外側に配置される。図1に示したよ
うに、外周締めつけ部材42は、下端部の外周面に、複
数個のボールのそれぞれを部分的に支持するためのリン
グ状溝60を備えている。外周締めつけ部材42の周囲
を取り巻く支持リング62が、さらに、リング状空間2
1内に配置される。この支持リング62は、一方に傾斜
した内周面63を有している。支持リング62は、圧縮
バネ32によって、その傾斜した内周面63を通じて、
軸方向に、言い換えれば図1において下方に向かって、
ボール61のリング状溝60から突出する部分に押しつ
けられる。実質上円筒状スリーブ形状を有するボール保
持部材64が、ヘッド14と外周締めつけ部材42の外
面との間に形成されたリング状空間内に配置される。ボ
ール保持部材64は、下向きに、外側スリーブ18、特
に、頸20への移行領域に形成された軸方向のリング状
ショルダーに当接する。ボールホルダー64は、その上
端面に、ボール61を保持するための半径方向にのびる
開口65、例えば穴を有している。穴65を有するこの
上端面は、上に向かって狭くなるように傾斜し、その傾
斜角は、少なくとも実質上、支持リング62の傾斜面6
3の傾斜角に一致している。支持リング62は、ボール
ホルダー64の傾斜した関係する上端面87上に位置
し、支持リング62がその傾斜面63を通じて、この上
端面87において半径方向に少なくともわずかに突出す
るボール61の部分に当接する。
【0030】軸方向に向けられた押圧力がマシンスピン
ドル、ツール受け部等、並びに受け部11から軸方向に
支持されたツール27に作用するとき、ボール61は、
外周締めつけ部材42のリング状溝60の側面によって
影響を受ける。この力が強くなるにつれて、ボール61
に対するこの作用はより強くなる。圧縮バネ32および
支持リング62の傾斜面63の傾斜によってもたらされ
る反作用の力が勝る場合には、ボール61は、圧縮バネ
32の作用に対する支持リング62の変位をともなっ
て、外側に変位する。それによって、例えばタップの斜
面に対し、望ましい調節可能な押圧力が及ぼされる。圧
縮バネ32は、したがって、ヘッド14とハウジング1
2との相対変位の間に軸方向における押圧力の補整を行
い得る。
【0031】軸方向に固定されたツール27およびハウ
ジング12とともに、受け部11がヘッド14とともに
反対向きに軸方向上向きに引っ張られるとき、リング状
溝60内に支持されたボール61、およびボールホルダ
ー64は、ボール61に当接する支持リング62ととも
に上方に変位せしめられ、圧縮バネ32が圧縮され、そ
れによって、引っ張り方向におけるヘッド14とハウジ
ング12の間の軸方向の長さ補整がなされ得る。
【0032】ツールホルダー9は、さらに、非常に簡単
な構造をもつ、冷却媒体を導入するための内部管路を有
している。これは、軸方向の長さ補整装置31が、ヘッ
ドの円筒状周壁15の外側に支持されていることによっ
て達成される。迅速交換チャックは、冷却媒体を供給す
るための軸方向にのびる中央内部管66を有している。
管66は、上端を受け部11に取り付けられており、こ
こから受け部11の円柱状開口16およびハウジング1
2の軸方向にのびる中央管路67内にのびている。中央
管路67は、管66の外側に冷却媒体のためのリング状
間隙70を有し、軸方向の両端をシールリング68、6
9によってシールされている。リング状間隙70は、そ
の内周面を管66によって、その外周面を管路67によ
って境界付けられている。リング状間隙70は、管66
に形成された少なくとも1本のチャネルを通じて管66
の内側空間72に連絡し、ハウジング12の中央管路6
7から外側にのびる複数本のチャネル73、74を通じ
てハウジング12の円柱状開口24に連絡している。チ
ャネル73は例えば半径方向にのび、チャネル74は例
えば実質上軸に平行にのびている。2本のチャネル7
3、74は、実質上、ハウジング12の中心軸の外側に
おいてのびている。チャネル74は、ハウジング12の
円柱状開口24に通じている。
【0033】管66の自由端(下端)は、例えば栓によ
って閉じられている。管66は、ハウジング12内部に
形成された軸方向の中央開口75に沿ってのびている。
中央開口75は管より大きい直径を有し、例えばネジが
切られた穴として形成される。管66の下端は、実質上
壺形状をなす閉鎖部材77の内部空間76内に達してお
り、下方に閉じられている。閉鎖部材77は、プラグに
よって中央開口75にねじ込まれ、ハウジング12に取
り付けられる。
【0034】閉鎖部材77は、止めリング78によって
周囲を包囲されている。止めリング78は、ハウジング
12の円柱状開口24内に軸方向に変位可能に保持さ
れ、円周方向には、シールリング79によって、ハウジ
ング12、特にその円筒状周壁23に対してシールされ
ている。
【0035】閉鎖部材77は、軸方向の端に少なくとも
1つの半径方向外側にのびる突出部80、特にリング状
のショルダーを備えている。突出部80は、迅速交換イ
ンサート26が取り外されるとき、止めリング78に対
する当接部材として用いられる。止めリング78は、一
端に少なくとも1つの半径方向内側にのびる突出部8
1、例えば当接ショルダーを備えている。迅速交換イン
サート26が取り外され、前面側のシール82を通じ
て、迅速交換インサート26関係する端面に対して強く
押しつけられていた止めリング78が、軸方向に自由に
なるとき、止めリング78は、バネ83の弾性力の作用
によって、当接部材81、特に当接ショルダーが、閉鎖
部材77の突出部80、特にリング状のショルダーに当
接し、止めリング78の下向きの押し出しが止められる
まで、下向きに変位せしめられる。この後、再び迅速交
換インサート26が差し込まれるとき、止めリング78
は、バネ83の作用に抗して、図2に示す位置まで変位
せしめられる。
【0036】チャネル74に供給された冷却媒体は、閉
鎖部材77および止めリング78のチャネルを通じて下
方に案内され、迅速交換インサート26の中央開口、お
よび例えばツール27の開口に導入される。この目的の
ために、止めリング78は、その上端に、例えばチャネ
ル74に連絡する半径方向の溝として形成された、少な
くと1本の半径方向のチャネル84を有している。半径
方向のチャネル84は、止めリング78と閉鎖部材77
の間に形成されたリング状間隙85に連絡している。
【0037】閉鎖部材77は、その下端領域において外
側に少なくとも1つの凹部86、または2つの直径方向
に対置された凹部を有している。凹部86は、冷却媒体
の導入のために、リング状間隙85に連絡している。
【0038】冷却媒体は、例えば、受け部11の上端部
13の内部に導入され、管66の内側空間72内を流
れ、その後、少なくとも1本のチャネル71を通じてリ
ング状間隙70内に導入され、ここからチャネル73、
74を通じて、止めリング78の上端内部における少な
くとも1本の半径方向のチャネル84まで導かれる。こ
の半径方向のチャネル84から、冷却媒体は、リング状
間隙85および少なくとも1つの凹部86を通過し、迅
速交換インサート26の内側中央開口内に供給される。
【0039】閉鎖部材77および止めリング78は、迅
速交換インサート26が取り外され、止めリング78が
さらに下向きに変位せしめられるときに、冷却媒体がリ
ング状間隙85から下方に流出することを防止する。し
たがって、迅速交換インサート26が取り外されると
き、冷却媒体が排出されてしまうことはない。
【0040】上述のような、受け部11内に取り付けら
れた管66による内部冷却媒体供給機構は、非常に構造
が簡単であり、安価である。ハウジング12とヘッド1
4との相対変位の間に、加圧された冷却媒体の圧力柱は
動かないので、ヘッド14とハウジング12との相対位
置のずれは生じない。さらに、いかなる圧力負荷も及ぼ
されることがない。
【0041】図示はしない、別の実施例によれば、ツー
ルホルダー9、特に迅速交換チャック10は、上述のよ
うな内部冷却媒体供給機構を備えておらず、よってより
簡単な構造を有している。特別の構成によれば、軸方向
の長さ補整装置31は不要になり得る。
【0042】本発明によるツールホルダー9、特に迅速
交換チャック10は、コンパクトであり、相対的に小さ
い外径、より短い軸方向の長さを有しており、また、高
い作動信頼性を有し、妨害を受けにくく、万一内部に埃
が侵入しても、その作動が停止することはない。また、
本発明による迅速交換チャックは、従来の迅速交換チャ
ックと比べて、より低コストで製造することができる。
【0043】内部空間76は、閉鎖部材77の内部に形
成され、管66の自由端(下端)は、ヘッド14とハウ
ジング12との間の相対変位の間にこの内部空間内にい
くぶんがの深さだけのびている。この内部空間は、外部
に通気されており、相対変位に望ましくない影響を及ぼ
し得る圧力が発生することを防止している。通気チャネ
ル29は、ハウジング12の内部の通気のために設けら
れる。通気チャネル29は、例えば、軸方向の溝38に
向かって外側にのびる少なくとも1本の半径方向のチャ
ネルとして形成されている。通気チャネル29は、軸方
向の溝38および軸方向の溝37を通じてリング状空間
21に連絡している。通気チャネル29は、中央チャン
バ30とともにハウジング12の内部領域に連絡してお
り、中央チャンバ30は、順次、閉鎖部材77の内部空
間76に連絡している。図示はしない実施例によれば、
これは、例えば、管66、特にその側壁における1つま
たはそれ以上の開口を通じて与えられ得る。図示の実施
例では、リング状間隙88は、閉鎖部材77とその内部
にのびる管66の自由端の間に存在する。このリング状
間隙88によって、内部空間76、中央チャンバ30お
よび通気チャネル29が連通され、内部空間76は非常
に簡単な方法で外部に通気され得る。
【0044】本発明は、上述の実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載した構成に基づいて、
これら以外の種々の実施例を考案できることは言うまで
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるツールホルダーの1実施例の軸方
向に沿った断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【符号の説明】
8 中心軸 11 受け部 12 ハウジング 13 受け部の一端 14 ヘッド 16 開口 24 開口 26 迅速交換インサート 27 ツール 36、36’、36’’、36’’’ 駆動体 37、37’、37’’、37’’’ 軸方向の溝 38、38’、38’’、38’’’ 軸方向の溝 39 締めつけ部材 40 軸方向のスロット 42 外周締めつけ部材 49、50 側面 51、52 割線 77 閉鎖部材 78 止めリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジークフリート ベーデル ドイツ連邦共和国、デー‐73257 ケンゲ ン、キルヒハイマー シュトラーセ 36 (72)発明者 ロター ヘフレ ドイツ連邦共和国、デー‐73760 オスト フィルデルン、マイバッハシュトラーセ 16 (72)発明者 ゲルハルト バーベル ドイツ連邦共和国、デー‐73728 エスリ ンゲン、オッティーリーンプラッツ 15

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端13がマシンスピンドル、ツール受
    け部等に収容され得るようになっており、他端にヘッド
    14を備えた受け部11を有し、前記受け部11のヘッ
    ド14には、前記ヘッド14に同軸な円柱状の開口16
    が形成され、前記ヘッド14の前記開口16の内部には
    ハウジング12が、その軸のまわりに回転しないが、前
    記軸の方向に前記ヘッド14に対して変位し得るように
    収容され、前記ハウジング12には、前記ハウジング1
    2に同軸な円柱状の開口24が形成され、前記ハウジン
    グ12の前記開口24の内部には、ツール27のための
    迅速交換インサート26が嵌め込まれて連結可能になっ
    ており、前記受け部11のヘッド14と前記ハウジング
    12の間に、少なくとも1つの駆動体36が配置され、
    前記少なくとも1つの駆動体は、部分的に前記ヘッド1
    4の軸方向の溝37内に、かつ部分的に前記ハウジング
    12の軸方向の溝38内に保持され、前記ヘッド14と
    前記ハウジング12の間のトルクの伝達を行うととも
    に、前記ヘッドと前記ハウジング12が相対的に変位す
    るときに転動するようにした、タップ、バイト等のツー
    ルのためのツールホルダー、とりわけ迅速交換チャック
    において、 前記少なくとも1つの駆動体36、36’、36’’、
    36’’’は、前記ヘッド14および前記ハウジング1
    2の間において、軸方向に位置を動かさないように配置
    され、弾性をもった締めつけ部材39によって、外側か
    ら内側に向かって圧力を及ぼされていることを特徴とす
    るツールホルダー。
  2. 【請求項2】 前記ヘッド14の前記軸方向の溝37、
    37’、37’’、37’’’は、前記ヘッド14の円
    筒状側壁15を、前記円筒状側壁の軸に垂直な断面にお
    いて半径方向に対して斜めに貫通する軸方向のスロット
    40として形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のツールホルダー。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つの駆動体36、3
    6’、36’’、36’’’は、前記ヘッド14の前記
    軸方向のスロット40内に、前記ヘッド14の半径方向
    に対して斜め方向に保持され、前記軸方向のスロット4
    0の領域において前記ヘッド14の外面41から少なく
    ともわずかに突出していることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のツールホルダー。
  4. 【請求項4】 前記弾性をもった締めつけ部材39は、
    前記少なくとも1つの駆動体36、36’、36’’、
    36’’’の領域において、前記ヘッド14の外面41
    を少なくとも部分的に取り巻く、外周締めつけ部材42
    からなり、前記外周締めつけ部材42は、前記少なくと
    も1つの駆動体36、36’、36’’、36’’’の
    前記ヘッドの外面41から突出する部分に係合すること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のツ
    ールホルダー。
  5. 【請求項5】 前記外周締めつけ部材42は、弾性をも
    ったリング状の要素、例えば、とりわけ金属製のリング
    またはスリーブからなっていることを特徴とする請求項
    1〜請求項4のいずれかに記載のツールホルダー。
  6. 【請求項6】 前記外周締めつけ部材42は、前記ヘッ
    ド14に軸方向に固定されていることを特徴とする請求
    項1〜請求項5のいずれかに記載のツールホルダー。
  7. 【請求項7】 前記外周締めつけ部材42は、1つの位
    置において、軸方向に妨げられないことを特徴とする請
    求項1〜請求項6のいずれかに記載のツールホルダー。
  8. 【請求項8】 前記ハウジング12の少なくとも1つの
    前記軸方向の溝38、38’、38’’、38’’’
    は、対称的な台形の断面を有しており、その対称軸は前
    記ハウジング12の中心軸8に沿ってのびる直径方向断
    面47内にのびていることを特徴とする請求項1〜請求
    項7のいずれかに記載のツールホルダー。
  9. 【請求項9】 前記ヘッド14の少なくとも1つの前記
    軸方向の溝37、37’、37’’、37’’’、とり
    わけ、少なくとも1つの前記軸方向のスロット40は、
    2つの対向して配置された、実質上平行な側面49、5
    0を有し、前記側面49、50は、割線51、52の平
    面内にのび、よって、前記ハウジングの中心軸8から半
    径方向に一定の距離を隔てて、前記ハウジング12の中
    心軸8に沿ってのびる直径方向断面47に対して実質上
    平行にのびていることを特徴とする請求項1〜請求項8
    のいずれかに記載のツールホルダー。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1つの駆動体36、3
    6’、36’’、36’’’は駆動ボールからなってい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記
    載のツールホルダー。
  11. 【請求項11】 前記ヘッド14の前記軸方向の溝3
    7、37’、37’’、37’’’、とりわけ少なくと
    も1つの前記軸方向のスロット40の前記側面49、5
    0は、実質上前記駆動体の直径に適合しているか、また
    は、少なくとも前記駆動体より僅かに大きくなっている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記
    載のツールホルダー。
  12. 【請求項12】 前記ヘッド14の周囲に4つの前記軸
    方向の溝37、37’、37’’、37’’’が分布
    し、前記ハウジング12には、前記ヘッド14の前記4
    つの軸方向の溝37、37’、37’’、37’’’の
    それぞれと対をなす4つの前記軸方向の溝38、3
    8’、38’’、38’’’が設けられ、協同する前記
    軸方向の溝の対37、38および37’、38’および
    37’’、38’’および37’’’、38’’’はそ
    れぞれ、前記駆動体36、36’、36’’、3
    6’’’、とりわけ前記ボールを備えていることを特徴
    とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載のツール
    ホルダー。
  13. 【請求項13】 第1の円周領域に前記軸方向の溝の第
    1および第2の対37、38および37’、38’が配
    置され、前記第1の円周領域に対して円周方向に約60
    °の角度離れた第2の円周領域には、前記軸方向の溝の
    第3および第4の対37’’、38’’および3
    7’’’、38’’’が配置されており、前記第1およ
    び第3の軸方向の溝の対37、38および37’’’、
    38’’’、並びに前記第2および第4の軸方向の溝の
    対37’、38’および37’’’、38’’’の間に
    は、約120°の角度範囲にわたって溝の形成されない
    領域が存在することを特徴とする請求項1〜請求項12
    のいずれかに記載のツールホルダー。
  14. 【請求項14】 前記第1の軸方向の溝の対37、38
    と前記第2の軸方向の溝の対37’、38’は、前記ハ
    ウジング12の中心軸8に沿ってのびる第1の直径方向
    断面47において直径方向に対置され、前記第3の軸方
    向の溝の対37’’、38’’と前記第4の軸方向の溝
    の対37’’’、38’’’は、前記ハウジング12の
    中心軸8に沿ってのびる第2の直径方向断面48におい
    て直径方向に対置され、前記第1および第2の直径方向
    断面47、48は、約60°の角度と、約120°の余
    角をなすように交差していることを特徴とする請求項1
    〜請求項13のいずれかに記載のツールホルダー。
  15. 【請求項15】 張力および圧縮力に対する、軸方向の
    長さ補整装置31を備え、前記軸方向の長さ補整装置3
    1は同時に断面圧増幅器として機能し、前記ヘッド14
    の外面41、とりわけ、前記外周締めつけ部材42の外
    面に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項
    14のいずれかに記載のツールホルダー。
  16. 【請求項16】 前記外周締めつけ部材42、とりわけ
    リングまたは円筒状スリーブの外面に、リング状溝60
    が形成され、前記リング状溝には、多数個のボールがそ
    れぞれ部分的に保持され、前記外周締めつけ部材42の
    周囲を取り巻く支持リング62は、その内周に一方に傾
    斜した傾斜面63を有し、前記支持リング62は、前記
    ヘッド14に支持されたバネ32、とりわけ圧縮バネに
    よって、前記傾斜面63を通じて前記ボール61の前記
    リング状溝から突出する部分に向かって軸方向に押しつ
    けられることを特徴とする請求項15に記載のツールホ
    ルダー。
  17. 【請求項17】 前記ハウジング12は、前記ハウジン
    グ12に固定された外側スリーブ18によって外周を包
    囲され、円筒状の頸20とヘッド14、とりわけ前記外
    周締めつけ部材42の間にはリング状空間21が画成さ
    れ、前記リング状空間21内には前記軸方向の長さ補整
    装置31が収容されていることを特徴とする請求項16
    に記載のツールホルダー。
  18. 【請求項18】 前記リング状空間21内には、軸方向
    において前記外側スリーブ18に隣接するボール保持部
    材64が配置され、前記ボール保持部材は開口65を有
    し、前記開口65内には前記ボール61が保持され、前
    記支持リング62は前記ボール保持部材64の対向端面
    87に近接して配置され、前記傾斜面63によって、前
    記外周締めつけ部材の前記リング状溝60から半径方向
    に少なくともわずかに突出する前記ボール61の部分を
    前記ボール保持部材64の対向端面87に接触せしめる
    ことを特徴とする請求項17に記載のツールホルダー。
  19. 【請求項19】 一端が前記受け部11に固定された、
    前記ツールホルダーの内部を中心軸に沿ってのびる冷却
    媒体を導入するための管66であって、前記受け部11
    から前記ヘッド14および前記ヘッド14の前記開口1
    6、並びに前記ハウジング12の軸方向にのびる中央管
    路67内を貫通してのび、軸方向の両端をシールされた
    ものを備え、前記ハウジング12の前記中央管路67内
    には前記管66の外側に冷却媒体案内用リング状間隙7
    0が形成され、前記リング状間隙70は、前記管66に
    形成された少なくとも1本のチャネル71を通じて前記
    管66の内側空間72に連絡し、前記ハウジング12の
    前記中央管路67から外側にのびる複数本のチャネル7
    3、74を通じて前記ハウジング12の前記円柱状開口
    24に連絡していることを特徴とする請求項1〜請求項
    18のいずれかに記載のツールホルダー。
  20. 【請求項20】 前記管66の自由端は閉じられてお
    り、前記ハウジング12内部に形成された軸方向の中央
    開口75に沿ってのび、前記ハウジング12に固定され
    た実質上壺形状の閉鎖部材77によって形成された内部
    空間76内に達していることを特徴とする請求項19に
    記載のツールホルダー。
  21. 【請求項21】 前記閉鎖部材77は止めリング78に
    よって周囲を包囲され、前記止めリング78は、前記ハ
    ウジング12の前記円柱状開口24内に軸方向に変位可
    能に保持され、円周方向には前記ハウジング12、23
    に対してシールされていることを特徴とする請求項19
    または請求項20に記載のツールホルダー。
  22. 【請求項22】 前記閉鎖部材77は、軸方向の端に少
    なくとも1つの半径方向外側にのびる突出部80、例え
    ばリング状のショルダーを備え、前記止めリング78
    は、一端に少なくとも1つの半径方向内側にのびる突出
    部81、例えば当接ショルダーを備えており、前記止め
    リング78がバネ83の付勢力によって軸方向に押し出
    されるとき、前記止めリング78の前記突出部81が前
    記閉鎖部材77の前記突出部80に当接することを特徴
    とする請求項19〜請求項21のいずれかに記載のツー
    ルホルダー。
  23. 【請求項23】 前記止めリング78は、一端に少なく
    とも1本の半径方向のチャネル84、例えば半径方向の
    溝を備えており、前記半径方向のチャネル84は、前記
    冷却媒体の導入のために、前記ハウジング12の実質上
    軸方向に平行なチャネル74、および前記止めリング7
    8と前記閉鎖部材77の間に形成されたリング状間隙8
    5に連絡していることを特徴とする請求項19〜請求項
    22のいずれかに記載のツールホルダー。
  24. 【請求項24】 前記閉鎖部材77は、その自由端の領
    域において外側に少なくとも1つの凹部86を有してお
    り、前記凹部は、前記冷却媒体の導入のために、前記閉
    鎖部材77および前記止めリングの間の前記リング状間
    隙85に連絡していることを特徴とする請求項19〜請
    求項23のいずれかに記載のツールホルダー。
  25. 【請求項25】 前記管66の自由端がのびている前記
    閉鎖部材77の前記内部空間76は、外部に通気されて
    いることを特徴とする請求項20〜請求項24のいずれ
    かに記載のツールホルダー。
  26. 【請求項26】 前記閉鎖部材77の前記内部空間76
    は、前記管66の少なくとも1つの開口を通じておよび
    /または前記ハウジング12内に形成された通気チャネ
    ル29、とりわけ半径方向のチャネルに連絡する前記閉
    鎖部材77と前記管66の自由端の間のリング状間隙8
    8を通じて外部に通気されていることを特徴とする請求
    項25に記載のツールホルダー。
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