JPH06320046A - ディスポーザブル集塵極シートを有する電気集塵機及びこれを具備する空気清浄装置 - Google Patents

ディスポーザブル集塵極シートを有する電気集塵機及びこれを具備する空気清浄装置

Info

Publication number
JPH06320046A
JPH06320046A JP10808993A JP10808993A JPH06320046A JP H06320046 A JPH06320046 A JP H06320046A JP 10808993 A JP10808993 A JP 10808993A JP 10808993 A JP10808993 A JP 10808993A JP H06320046 A JPH06320046 A JP H06320046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust collecting
dust
air
collecting plate
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10808993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3246070B2 (ja
Inventor
Toshiaki Tabei
敏明 田部井
Hiroshi Ito
博司 伊藤
Keiichi Hara
恵一 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON FUIRUTOREESHIYON KK
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
NIPPON FUIRUTOREESHIYON KK
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON FUIRUTOREESHIYON KK, Tokyo Gas Co Ltd filed Critical NIPPON FUIRUTOREESHIYON KK
Priority to JP10808993A priority Critical patent/JP3246070B2/ja
Publication of JPH06320046A publication Critical patent/JPH06320046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3246070B2 publication Critical patent/JP3246070B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 集塵部の汚れを除去を掃除しやすい電気集塵
機、空気清浄装置及びファンヒーターを提供する。 【構成】 放電極20と集塵極11との間にコロナ放電
を形成することによって気体中の粉塵を荷電し、この粉
塵を集塵極11に吸引する電気集塵機である。この集塵
極11の粉塵吸引部には、導電性のディスポーザブルシ
ート12が張り付けられている。デイスポ−サブルシ−
ト12の表面に塵が堆積した時には、シ−トをはがして
やることにより、手軽に汚れを除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用の空気清浄器や
エアコン等に用いられて好適な、ディスポーザブル集塵
極を有する電気集塵機及びこれを具備する空気清浄装
置、さらにはその空気清浄装置を具備するファンヒータ
ーに関する。本発明の電気集塵機は、特には、集塵極の
粉塵吸引部にディスポーザブルシートが張り付けられて
おり、清掃が簡単な構造をしている。なお、本発明では
簡単のため、本発明の装置を空気清浄装置と称している
が、空気以外の気体から塵(固体、液体含む)を取り除
く目的に本発明の装置を用いることもできる。
【0002】
【従来の技術】一般家庭用の空気清浄装置を例にとって
従来技術を説明する。近年、一般家庭用住宅では、部屋
の密閉化に伴い、浮遊塵埃やタバコの煙等による室内空
気の汚染、並びに、換気不十分による室内湿度の上昇に
よる床面のカーペットや畳におけるカビやダニの発生と
いう問題が生じている。その対策として、室内の浮遊塵
埃や煙等を除去できる空気清浄機が一般家庭用住宅で広
く使用されるようになっている。
【0003】また、近年、灯油あるいは都市ガスを燃料
とするファンヒーターは対流用ファンを有していること
や風による塵埃の発生があることから、ファンヒーター
には、電気集塵機のような空気清浄装置が設けられるよ
うになってきている。
【0004】このような空気清浄装置に用いられる電気
集塵機は、放電極と集塵側電極(集塵極)との間に高電
圧を印可することにより、この両電極間にコロナ放電を
発生させて荷電帯を構成するものである。そして、この
荷電帯に処理気体を流すことにより、この処理気体に含
まれる粉塵を荷電させ、この荷電粉塵を反対電位となっ
ている集塵部に吸引させて捕集するものである。
【0005】従来のこの種の空気清浄装置としては、図
4、5や図6に示すようなものが用いられている。図4
は、空気流路に沿って並行に設けられた集塵板を有する
空気清浄装置(並行板型)の概要を示す断面図である。
また、図5は、図4の空気清浄装置を有するファンヒー
ターの斜視図であって、プレフィルターと電気集塵の集
塵板を取り外した状態を示す図である。
【0006】図4において、空気清浄装置100は、大
きくは、プレフィルター101と電気集塵器102とか
ら構成されている。プレフィルター101は、30メッ
シュ程度の金網フィルターが一般的に用いられる。場合
によっては、更に細かいメッシュの樹脂フィルターが用
いられることもある。電気集塵器102は、集塵板10
3と放電極105とを有し、放電極105は電気的にア
ースされており、集塵板103は−電圧が印加されてい
る。
【0007】集塵板103は、全体として空気流路に並
行に上下複数に設けられた平板によって形成されてい
る。放電極105は、針金状の金属線で形成されてお
り、集塵板103の平板の間のほぼ中央部に位置してい
る。この放電極105と集塵板103との間には、空気
清浄装置の運転中、コロナ放電が形成されている。
【0008】図4の空気清浄装置100に吸収される空
気からは、まずプレフィルター101によって大粒径の
チリや綿ほこりが取り除かれる。次に、電気集塵機10
2によって粒径の微少なチリや煙等が捕集される。
【0009】図6は、放電極の下流側に、フィルターを
前置した集塵側接地極板を設けた空気清浄装置(特開昭
55−22390)を示す断面図である。121は空気
清浄装置の本体ケーシングであり、キャビネット122
と前パネル123とから構成されていて、通常は壁等の
比較的高所に据付けられる。124は前記前パネル12
3の前面全域に格子状に形成された空気吸込口、125
は前記キャビネット122の上面に形成された空気吹出
口である。126はキャビネット122内に設置された
シロッコファンよりなる送風器、127は前記送風器1
26を駆動するファンモータ、128は送風器126の
前面を覆うファンケーシングであり、その中央部には風
路形成用の開口部129が透設されている。
【0010】130は前記空気吸込口124の内側に配
設された網状のプレフィルター、131は空気吸込口1
24に近接配置された放電側接地極板、132は前記放
電側接地極板131間に張設された放電線である。13
3は本体ケーシング121内に取出し可能に装着された
フィルターケースであり、その内部には集塵フィルター
134、脱臭フィルター135及び集塵側接地極板13
6が積層状態で収納されている。
【0011】この空気清浄装置の動作は次のとうりであ
る。送風器126が回転されると、まず、室内空気中の
大きな塵埃がプレフィルター130で除去されたのち、
室内空気中の塵埃、煙等の粉塵粒子が、放電線132及
び放電側接地極板131により形成された電離域を通過
する際に荷電され、集塵フィルター134に捕捉される
とともに、逆極性の集塵側接地極板136に吸着され
る。また、室内空気中の臭気成分は脱臭フィルター13
5を通過する際に除去される。そして、集塵及び脱臭後
の空気は空気吹出口125から室内に吹出され、この循
環清浄動作の繰返しによって室内空気が清浄化される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の並行板型の空気
清浄装置においては次のような問題があった。 電気集塵機の集塵板にたまるほこりや汚れを掃除機
や水洗いで除去する手間がかかっていた。 大粒径のチリや綿ほこりはプレフィルターに捕集さ
れ、微少粒径のチリや煙は電気集塵機の集塵板に捕集さ
れるが、小〜中粒径(例えば3〜100μm)のチリや
ほこりの一部はいずれでも捕集されず、機外に流出する
ものもあった。そのため、室内空気の清浄性が十分でな
い場合もあった。
【0013】 特にファンヒーターにおいては、上記
の未捕集粉塵のある部分は、主としてファンやバーナー
の内部に付着する。そのため、ファンヒーターの経時劣
化を起す要因となっていた。例えば、ファンにほこりが
付着するとファンの性能が劣化し送風量が少くなる。そ
のため必要風量が得られず、ヒーター部の温度が上昇し
すぎて安全装置が作動するような場合もあった。 プレフィルターと集塵板の二カ所にほこりや汚れが
たまるため、空気清浄装置を掃除(掃除機かけ又は水
洗)する際に両者を別々に清掃する必要があった。 プレフィルターと集塵板がそれぞれ別個の構造とな
っていたため、構造が複雑で、装置が高価・大型になっ
ていた。
【0014】また、特開昭55−22390の空気清浄
装置においても、上記、、のような問題点があっ
た。
【0015】本発明は、基本的には、集塵部の汚れを除
去を掃除しやすい電気集塵機、空気清浄装置及びファン
ヒーターを提供することを目的とする。さらには、本発
明の特定の態様の電気集塵機、空気清浄装置及びファン
ヒーターにおいては次のような課題の達成も意図されて
いる。構造が簡単であるにもかかわらず、様々な形態
・寸法のチリ、ほこり、煙、ミスト等を除去できる。
コンパクトかつ安価にすることができる。ファンヒー
ターやエアコン等の機内残留粉塵を減らすことができ、
それらの機器のトラブルを防止するとともに、性能・品
質・サービス性を向上できる。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の電気集塵機は放電極と集塵極との間にコロ
ナ放電を形成することによって気体中の粉塵を荷電し、
この粉塵を集塵極に吸引する電気集塵機であって、集塵
極の粉塵吸引部に導電性のディスポーザブルシートが張
り付けられていることを特徴とする。
【0017】
【作用】集塵極に張り付けられているディスポーザブル
シートと放電極との間の領域にはコロナ放電が形成さ
れ、同領域を通過する気体中の粉塵は集塵極と反対電位
に荷電される。この粉塵は、クーロン力によって集塵極
には引き付けられ、集塵極表面上に堆積する。粉塵があ
る程度以上堆積すると、集塵性能が低下するため集塵極
表面の汚れを除去しなければならない。このとき、表面
のディスポーザブルシートを1枚はがすことにより簡単
に汚れを除去できる。ディスポーザブルシートは、何枚
も張り付けておくこともでき、必要に応じて、ある運転
周期で次々とディスポーザブルシートをはがすことによ
り、集塵極を清掃する手間をかけることなく、集塵効率
の良い運転を継続できる。
【0018】本発明の一態様の電気集塵機においては、
空気流路に対して交差した状態に配置された集塵板と、
この集塵板の空気流路下流側に設けられた放電極と、を
具備する電気集塵機であって、集塵板は多孔性の集塵板
本体と、この集塵板本体の空気流路下流側に張り付けら
れた導電性のディスポーザブルシートとからなり、この
ディスポーザブルシートが集塵極を形成し、放電極と集
塵極との間にコロナ放電を発生させることによって電気
集塵に供せられる。
【0019】この態様の電気集塵機においては、集塵機
を空気流路と交差して密に形成しうるので、効率よく集
塵することができる。また、集塵板本体を一枚物の板状
にすることもできるので、集塵板に張るディスポーザブ
ルシートも一枚物にすることができる。清掃時には、こ
のシートを一枚はがしてやれば、集塵極の汚れを取り去
ることができるので、一層楽である。
【0020】さらに、上記集塵板本体を機械的濾過機能
を有するフィルターとすることもできる。すなわち、電
気集塵機と機械式フィルターとを一体化するこのような
装置によって、多様な形態・寸法の粉塵・ほこり・ミス
トを除去することができ、一般家庭用の空気清浄装置と
して有用である。
【0021】この空気清浄装置においては、大寸法のチ
リは、多孔性の構造体からなる集塵板の上流側又は同板
内で機械的に濾過される。ここで機械的な濾過の作用
は、チリ粒子が集塵板構造体への慣性衝突による付着
(慣性作用)、同構造体への接触による付着(さえぎり
作用)、粒子のブラウン運動に伴う付着(拡散作用)等
の作用を含む。
【0022】中、小寸法のチリ、煙、ミストは集塵板下
流側に形成されるコロナ放電域において放電極と同じ極
性に帯電し、集塵板に形成されている集塵側電極に吸引
される。ここで、集塵側電極は空気流路と交差して密に
形成しうるので、並行板型の電気集塵と比較して効率良
く集塵できる。また、本発明の空気清浄装置は、集塵板
一か所において、物理的濾過と電気集塵という2つの異
なるメカニズムによる脱塵が行われる。そのため、構造
がコンパクトになる。
【0023】なお、本発明においては、理解の容易のた
め、空気を気体の代表として発明を表現してあるが、こ
れに限定されるものではない。また、集塵の目的も気体
の清浄化に限定されるものではなく、有用な物質の回収
等であってもよい。また、集塵板も、いわゆる板状のも
のに限定されず、箱状、パイプ状、積層、粒状、膜状等
であってよい。集塵板を構成する多孔性の構造体は、金
網、金属・セラミック・有機物の織布・不織布・焼結体
等であってよい。多孔性の構造体は、全体が導電性を有
する金属、カーボン等で形成されていてもよい。また、
非導電性の多孔体からなる集塵板本体の空気流路下流側
に導電板(金属板等)を張ることとしてもよい。
【0024】本発明の空気清浄装置においては、上記集
塵板が、空気流路中の実質的に最前列に設けられるフィ
ルター(プレフィルター)であるか、又は、プレフィル
ターと一体化されていることが好ましい。清掃が一ケ所
のみで済むので手間がかからないからである。また、空
気清浄装置全体の構造もコンパクトにできる。なお、こ
こで“実質的に最前列に設けられる”とは、粉塵の除去
作用を実質的に果たすようなフィルター(たとえば30
メッシュ以上)として空気流路の最前列に設けられると
いう意味である。また、“プレフィルターと一体化され
て”とは、プレフィルターと一緒に取外し・取付け・洗
浄を行うことができるとの意味である。
【0025】ファンヒーターにおいては、対流用と燃焼
用の両方の空気を吸引している。従来は、必要とされる
除塵特性の相違から、対流用空気と燃焼用空気とは別個
のフィルターを使用することが多かった。しかし、本発
明の空気清浄装置は、簡単な構造でありながら、様々な
形態・寸法のほこり等を1台で除去できるので、両方の
空気用のフィルターとして共用できる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照しつつ説明する。図1は、
本発明の一実施例に係る空気清淨装置を有するファンヒ
ーターの内部構造概要を示す側面断面図である。図2
は、図1の空気清浄装置の集塵板を示す図である。
(A)は正面図、(B)は側面図である。図1におい
て、ファンヒーター1には、その左側側面に上下にわた
って空気吸込口10が設けられており、ここから空気が
吸い込まれる。吸い込まれた空気は、集塵板11と放電
極20とから構成されている空気清浄装置を通り、ガス
バーナー45によって加熱され、ファン49によって、
空気吹出口50から室内に吹出される。
【0027】この実施例は、集塵板11が空気流路に対
して交差して配置される態様のものである。集塵板11
は、多数の穴を有する厚0.8mmのステンレス鋼板製で
ある。集塵板11の下端部は、電気絶縁された下サポー
ト15に支えられている。集塵板11の上端部は少々折
り曲げられている。これは集塵板を清掃するために集塵
板を上方へ抜き出す際、集塵板をつまみやすくするため
である。この部分に取手等を付けてもよい。集塵板11
の上端部は、その横方向両端部において、上サポート1
3によって図1の左右方向にはさまれるように支持され
ている。この上サポート13も電気絶縁されている。集
塵板11は、電源17の+側に接続されており約5KVの
電圧がかかっている。
【0028】集塵板11の内側(空気流路下流側)の面
には、ディスポーザブルシート12が複数枚(例えば1
0枚)張り付けられている。集塵板11の詳細は図2に
示されている。この集塵板11は、厚0.8mmのステン
レス鋼板であって、巾450mm、高さ230mmである。
この板には、φ5mmの穴63が7mmピッチで多数開けら
れており、開口率は39.3%である。ディスポーザブ
ルシート12は、厚0.05mmのステンレス箔であり、
集塵板11と同様に多数の穴が開けられている。
【0029】ディスポーザブルシート12を集塵板11
に張り付ける方法は特に限定されず、導電性の接着剤
(粘着力のあまり強くないもの)を用いる方法、磁力を
用いる方法、機械的に止める方法等を利用できる。
【0030】放電極20は、上下方向に伸張する多数の
放電極板21から構成されている。放電極板21は、図
1の紙面垂直方向に多数配列されており、図3はその様
子を空気吸込口10正面方向から見た状態である。すな
わち、上下方向に伸張する多数の放電極板21が、上バ
ー25と下バー27との間に配列されている。
【0031】放電極板21の集塵板11側の端は、多数
の鋭いピークを有する波状に形成されている。このピー
クの各々が放電極突起23となっており、集塵板11と
の間にコロナ放電を形成する。放電極20は、電気的に
アースされており、+電圧が印加される集塵板との関係
で電気的にマイナスになっている。本実施例の放電極2
0は、ちなみに、縦198mm、横425mm、放電極板2
1枚数22枚、放電極突起23のピッチ10mm、放電極
突起23先端と集塵板11との間隔12mmとなってい
る。また、各部の材質は、ステンレス鋼である。
【0032】集塵板11と放電極20との間の下部には
塵受31が設けられている。塵受け31は、雨とい状の
形状をしており、集塵板11の内側の面についたチリ
(電気集塵されたチリ)が下に落ちてたまるようになっ
ている。この塵受け31の横方向端部には、ファンヒー
ターのフレームが開けられるようになっている掃除口
(図示されず)がついており、ここから、電気掃除機の
口を突っ込んで掃除できるようになっている。
【0033】空気清浄装置できれいになった空気は、対
流空気流路41と燃焼空気流路43とに別れて進む。燃
焼空気流路43に入った空気は、ガスバーナー45の各
部に供給されてガスの燃焼用に供せられる。対流空気流
路41に入った空気は、ガスバーナーの炎に間接・直接
に暖められる。両空気は、温風流路47で合流し約70
〜100℃の空気流となる。温風は、ファン49(ライ
ンフローファン等)に吸引され、さらに、空気吹出口5
0から室内に供給される。
【0034】図4は、本発明の他の一実施例に係る金網
フィルターを有する集塵板の構造を示す断面図である。
集塵板71及びディスポーザブルシート72は、図2の
実施例と同様のものである。集塵板71の空気流上流側
には、30メッシュのステンレス金網フィルター75が
一面に張り付けられている。この金網フィルター75で
は、吸込空気の機械的濾過(主に大形のほこりやチリを
取る)を行う。金網フィルターの替りに樹脂不織布のフ
ィルター等を用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電気集塵機、空気清浄装置及びそれを有するファンヒ
ーターは以下の効果を発揮する。 堆積した塵を除去するときディスポーザブルシート
をはがすだけで済むので、清掃が簡単である。 本発明の一態様の電気集塵機においては、集塵側電
極が空気流路中に交差して密に配置できることから、構
造が簡単であるにもかかわらず、様々な形態・寸法のチ
リ、ほこり、煙、ミスト等を効率よく除去できる。ま
た、機械的濾過と電気集塵を併用する態様の空気清浄装
置は、さらにチリ等の除去能力に優れる。
【0034】 集塵板で機械的濾過と電気集塵の両方
を行う実施態様においては、それらを各々別の装置構成
とした場合に比較して、ほこり堆積部位の清掃がしやす
い。 フィルター構造がシンプルなので、空気清浄装置構
造をコンパクトにすることができ、空気清浄装置を安価
にすることも可能である。 により、空気清浄装置の設置されるファンヒータ
ーやエアコン等の機内残留粉塵を減らすことができ、そ
れらの機器のトラブルを防止するとともに、性能・品質
・サービス性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る空気清浄装置を有する
ファンヒーターの内部構造概要を示す側面断面図であ
る。
【図2】図1の空気清浄装置の集塵極板を示す図であ
る。(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図3】図1の空気清浄装置の放電極を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の他の一実施例に係る金網フィルターを
有する集塵板の構造を示す断面図である。
【図5】空気流路に沿って並行に設けられた集塵板を有
する空気清浄装置(並行板型)の概要を示す断面図であ
る。
【図6】図4の空気清浄装置を有するファンヒーターの
斜視図であって、プレフィルターと電気集塵の集塵板を
取り外した状態を示す図である。
【図7】放電極の下流側に、フィルターを前置した集塵
側接地極板を設けた空気清浄装置(特開昭55−223
90)を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ファンヒーター 47 温風流路 10 空気吸込口 49 ファン 11 集塵板 50 空気吹出
口 12 ディスポーザブルシート 63 穴 13 上サポート 71 集塵板 15 下サポート 72 ディスポ
ーザブルシート 17 電源 75 金網フィ
ルター 20 放電極 100 空気清浄
装置 21 放電極板 101 プレフィ
ルター 23 放電極突起 102 電気集塵
器 25 上レバー 103 集塵板 27 下レバー 105 放電極 31 塵受 110 ファンヒ
ーター 33 下部本体フレーム 130 プレフィ
ルター 35 上部本体フレーム 131 接地極板 41 対流空気流路 132 放電極 43 燃料空気流路 134 フイルタ
ー 45 ガスバーナー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電極と集塵極との間にコロナ放電を形
    成することによって気体中の粉塵を荷電し、この粉塵を
    集塵極に吸引する電気集塵機であって;集塵極の粉塵吸
    引部に導電性のディスポーザブルシートが張り付けられ
    ていることを特徴とするディスポーザブル集塵極シート
    を有する電気集塵機。
  2. 【請求項2】 空気流路に対して交差した状態に配置さ
    れた集塵板と、この集塵板の空気流路下流側に設けられ
    た放電極と、を具備する電気集塵機であって;集塵板は
    多孔性の集塵板本体と、この集塵板本体の空気流路下流
    側に張り付けられた導電性のディスポーザブルシートと
    からなり、このディスポーザブルシートが集塵極を形成
    し、放電極と集塵極との間にコロナ放電を発生させるこ
    とによって電気集塵に供せられることを特徴とするディ
    スポーザブル集塵極シートを有する電気集塵機。
  3. 【請求項3】 上記集塵板本体が機械的濾過機能を有す
    るフィルターである請求項2記載のディスポーザブル集
    塵極シートを有する電気集塵機を具備する空気清浄装
    置。
  4. 【請求項4】 上記集塵板が、空気流路中の実質的に最
    前列に設けられるフィルター(プレフィルター)である
    か、又は、プレフィルターと一体化されている請求項3
    記載の空気清浄装置。
  5. 【請求項5】 上記集塵板が金網フィルターである請求
    項3又は4記載の空気清浄装置。
  6. 【請求項6】 上記集塵板本体が樹脂性の多孔体である
    請求項3又は4記載の空気清浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項記載の電気
    集塵機又は空気清浄装置を具備し、この電気集塵機又は
    空気清浄装置が、対流空気用とバーナー燃焼空気用のフ
    ィルターを兼ねるファンヒーター。
JP10808993A 1993-05-10 1993-05-10 ディスポーザブル集塵極シートを有する電気集塵機を備える空気清浄装置及びそれを具備するファンヒーター Expired - Fee Related JP3246070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10808993A JP3246070B2 (ja) 1993-05-10 1993-05-10 ディスポーザブル集塵極シートを有する電気集塵機を備える空気清浄装置及びそれを具備するファンヒーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10808993A JP3246070B2 (ja) 1993-05-10 1993-05-10 ディスポーザブル集塵極シートを有する電気集塵機を備える空気清浄装置及びそれを具備するファンヒーター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06320046A true JPH06320046A (ja) 1994-11-22
JP3246070B2 JP3246070B2 (ja) 2002-01-15

Family

ID=14475597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10808993A Expired - Fee Related JP3246070B2 (ja) 1993-05-10 1993-05-10 ディスポーザブル集塵極シートを有する電気集塵機を備える空気清浄装置及びそれを具備するファンヒーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3246070B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011099647A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Mitsubishi Electric Corp 空気清浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3246070B2 (ja) 2002-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5268009A (en) Portable air filter system
CA2167054C (en) Electrofilter
US7029520B2 (en) Dust collecting apparatus for an air conditioner
WO2001064349A1 (fr) Appareil depoussiereur et appareil de climatisation
US5271763A (en) Electrical dust collector
KR101781040B1 (ko) 공기청정기
JP2003071321A (ja) 電気集塵装置およびそれを用いた送風装置
JP2003211023A (ja) 集塵エレメント
JP2004286418A (ja) 空気浄化装置
JPH07853A (ja) 空気清浄装置及びそれを有するファンヒーター
JP3246070B2 (ja) ディスポーザブル集塵極シートを有する電気集塵機を備える空気清浄装置及びそれを具備するファンヒーター
JPH05161859A (ja) 空気清浄装置
KR102428401B1 (ko) 재생 가능한 정전 필터, 정전 필터 재생 시스템 및 정전 필터 재생 시스템을 구비한 공기 청정기
JP3211866B2 (ja) 空気調和機
JP2006125802A (ja) 空気調和機
JP2004251536A (ja) 空気清浄器
JP2002136893A (ja) エアクリーナー
JP2513112Y2 (ja) 循環型暖房器
JP2660627B2 (ja) 空気清浄装置
JPH1190262A (ja) 空気清浄装置
CN214319597U (zh) 干式迷宫静电吸附装置
CN217004811U (zh) 一种无二次污染且方便清理的空气净化器组件
CN211400116U (zh) 一种空气净化加湿一体机
JP3549447B2 (ja) 空気清浄機
KR100484868B1 (ko) 전기식 공기청정기

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees